3509.2016年12月21日(水) キューバ旅行のレポート

 キューバ旅行のレポートを所属するNPO「知的生産の技術研究会」の定期季刊誌に送付していたが、昨日出来上がった同誌335号がNPOよりまとめてドサッと送られて来た。後になって、ああすれば良かったとか、こう書けば良かったという反省はあるが、準備期間が短かった点を考えれば、まあ無難に書けた方ではなかったかと思う。

 このレポートを書くに当たっては、資料や関係書を読んだり、関係するDVDを観たり、私なりにいろいろ調べてみたが、キューバについて私自身も勉強不足だったと痛感している。更に知人と話してみると想像以上にキューバについては知られていないことが分かった。キューバについては、これまで日本であまり高い関心がなかったように感じている。その点については最後の方にコメントした。

 出かける前になぜこれほどまでに革命を成し遂げたカストロやゲバラが、キューバ国民から敬愛されているのかよく分からなかった。ところが、実際に現地の人に話を聞いたり、彼らのやり遂げた実績を拾い上げてみると、革命前に国民に約束した農地改革や、教育費を無料にした国民皆教育制度の普及と無医村状態をなくす医療費の無料化実施があるうえに、彼らには揃って権力にしがみつくような権力志向がなく、加えて私利私欲がまったくないことなどがよく分かった。それらが彼らに対する国民の幅広い尊敬の念を育ませた大きな要因である。それらの点については私なりの考えを書くことができたと思っている。拙稿を読んだ方が少しでもキューバに関心を抱き、キューバについて正しい知識を持ってもらえればありがたいと思っている。

 今日は1年でも一番日照時間が短い冬至だが、久しぶりに暖かい1日だった。今年も残すところあと10日となった。早いものだと思う。

2016年12月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3508.2016年12月20日(火) アメリカの言いなりになる日本政府

 案の定と言うべきであろう。沖縄で墜落した米軍機オスプレイの飛行再開について、沖縄県民の怒りはもとより、今朝の新聞各紙はトップページから社説に至るまで在日米軍、並びに日本政府の対応に厳しい意見を突きつけている。

 翁長沖縄県知事の毅然とした批判発言に比べて、政府の対応は米軍の説明を鵜呑みにするばかりで、日本及び沖縄県に対する保護者としての説明というより、米軍の言い分を代弁しているだけである。何とも情けない有様である。

 それにしても日本政府の米軍に対する気の使いようは些か常軌を逸している。その背景には、トランプ次期米大統領が、飛行再開が難航したら沖縄から出て行くと言いかねないことも考慮しているらしいようだが、わが日本政府は同じ日本国民である沖縄県民のことより、アメリカ大統領の言動を気にしている体たらくである。極端に言うなら、アメリカがそれほど自分たちの都合ばかりを言うくらいなら、安全保障の問題は別にして、すべての基地問題が解決され、駐留経費を支払わなくても済む在日米軍を全面撤退してもらったが、日本人としてはよほどすっきりするのではないか。

 この問題の最大のガンは、日米地位協定である。例え米軍基地の外で起きた米軍が絡む事件、トラブルでも米軍だけに警察権を認め、日本の警察にはまったく調査権がないからである。日本側が調査も捜査もできない。今回も海上保安本部が米軍に捜査協力を申し入れても返事さえもらえない、舐められたような対応である。

 加えて米軍当局者には、どういうわけか日本人を差別する言動が見られ、その傲慢不遜な態度には思わず、日米同盟が結ばれた堅い同盟関係にあるのに、なぜこんな発言がなされるのかと驚かされる。それは、今回の事故だけに限った問題ではなく、2004年に沖縄国際大学キャンパス内に大型輸送ヘリコプターが墜落した際にも同じような対応で、日本側はまったく口を差しはさむこともできず、事故当日から10日目に米軍は同じ型のヘリを再飛行させた。

 沖縄県民感情が少しは理解できる沖縄の自民党関係者も流石にこの在日米軍の不遜な対応には憤りを隠せないようだ。

 しかし、アメリカが日本に対して植民地的な見方をするのは、アメリカの白人優勢意識、一強多弱の自民党政権のアメリカ追随思想と、安倍首相の祖父・岸信介首相が締結した日米安保条約のせいである。その意味では、我々も闘った60年安保闘争で岸信介政権に屈したことが今日に至るまで尾を引いている。残念である。

 しかしながら、一朝一夕には進まないが、このままの状態を許すとアメリカは、益々増長して日本に対して植民地的言動を行うようになるのではないだろうか。わが国の周囲には、人間的に真面な考え方ができない傲慢なロシア、中国に加えて、世界最大強国のアメリカまでも自国の利便のために、日本を徹底的に利用しようと牙を研いでいるのだ。そろそろ注意した方が良いのではないだろうか。

 プーチン大統領に手玉に取られた安倍お坊ちゃんでは、とてもこの嫌な流れを乗り切れないのではあるまいか。ストレスが溜まる世の中になったものだ。

2016年12月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3507.2016年12月19日(月) 日本は法治国家と言えるだろうか?

 これが法治国家のやることかと憤慨するようなことが行われた。13日に沖縄県名護沿岸に墜落した米軍輸送機オスプレイの機体破片の収拾をし、墜落原因を調査中としていたアメリカ海兵隊が、事故発生以来中止していたオスプレイの飛行を事故から6日目の今日再開したのである。沖縄県がオスプレイの撤去、辺野古移転反対を求めている最中に、事故を引き起こしたオスプレイの事故原因も詳らかにされない内に、再飛行を開始したのである。

 米軍の飛行再開に当たっては、当然ながら米軍は日本政府に許可を求めた。これに対して政府は米軍の要求を抵抗もなく受け入れたのだ。「言葉を尽くしても尽くし切れないほど、怒りとむなしさを感じる」。翁長県知事の言葉である。これだけ県知事を筆頭に県民挙ってオスプレイ撤去を求めているにも拘わらず、政府はこれを一顧だにしなかったばかりか、神経を逆なでするようなことをやってのけたのである。政府としては、せめて沖縄県民感情を考慮して、米軍の言い分をそのまま受け入れイエスというのではなく、沖縄県の意向を充分聞いて米軍高官の不遜な記者会見の反省も促し、そのうえで日本側にも調査権を与えて日米が公正に原因を調べ上げた末に、オスプレイ撤去とは別に、再開是非の結論を出すべきだろう。

 それがそんな思惑に捉われることなく午後2時前にオスプレイは飛び立ったのである。この強引とも思える米軍の判断にも呆れるが、米軍の言い分をすんなり認める日本政府に対しても、沖縄県民は反発を強めている。オスプレイ配備が決まって以来、県民のオスプレイ拒絶反応は強くなる一方だった。そんな時に事故は起きた。そして事故原因がはっきりしない間に、またオスプレイを飛ばした。これではまた同じような事故が起きる恐れがある。どうして日本政府は、これほどまでに反対する沖縄県民の気持ちに耳を傾けず、米軍の意向を汲み取ろうとするのだろうか。これでは、政府と沖縄県の距離は益々広がるばかりである。このありようは、果たして法治国家と呼べるだろうか。

2016年12月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3506.2016年12月18日(日) ネット情報を無視できない。

 ネット情報を見ていると新聞には書かれていないようなことが遠慮なく書かれている。今日のネット・ニュースのひとつに「ポスト朴政権で『反日』はさらに加速」とあった。現在弾劾訴追が決まって「まな板の鯉」状態の朴槿恵大統領は決して親日的ではないが、それより次の大統領に選出されそうな候補者は、朴大統領より更に反日色が強い人物のようだ。昨日の本ブログに韓国人にはクリスチャンが多いと書いたが、わが隣人を愛せよと教えられている筈のクリスチャンが、どうして隣人の戦時中の罪を許そうとせず、益々反日的な行動に走るのだろうか。大統領が弾劾訴追される前韓国国内で連日激しいデモが繰り返されていたが、そのエネルギーはどこから湧いて来るのだろうか。これでは見かけだけのクリスチャンということにならないだろうか。

 日韓防衛情報を両国で共有し秘密裏に管理しているGSOMIA(軍事情報包括保護協定)が、どうも韓国ではあまり評判が良くないらしい。親日的ではない今日の韓国の国内事情から、例え北朝鮮対策を睨んだ取り決めとは言え、アメリカ抜きの日韓協定というのが一般韓国人には気に入らないらしい。この様子だと新大統領が選出された場合、日韓の外交関係の行方が心配になる。

 もうひとつアレっと思ったのは、昨日中国艦船が南シナ海でアメリカの無人潜水機を黙って奪ったことに関して、アメリカが抗議し中国が返還に同意したと報道されたが、とかくあくの強い言動のトランプ米次期大統領が返さなくてもいいと余計な発言をしたらしい。米政府の頭越しにまだ権限のない人物が僭越な発言をするのには正直驚いた。これからこの無責任なトランプ氏の言動に世界中が惑わされ、振り回されそうだ。

2016年12月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3505.2016年12月17日(土) 「バチカン」公開講座始まる。

 10月に終了した淑徳大学・池袋エクステンション・センターの公開講座「バチカンと世界」が、今日から新たに始まった。3月まで計5回の短期講座であるが、知人の保岡孝顕講師から受講を勧められたことと、とかく分かり難いカトリックというものをもっと知りたいとの気持ちもあり、土曜日の昼日中の受講を決めた。保岡氏は長い間バチカンに関わり信頼され広い人脈を持ち、会議出席のためしばしばバチカンに出張されている。つい先日もバチカンに出かけて教皇にもお会いになったばかりである。

 ヨーロッパへ出かければ、まずキリスト教の空気から逃れることは難しい。ところが、日本にはカトリック教徒が僅か40万人しかいないため、ほとんどキリスト教というものに触れる機会がない。お隣の韓国では人口5千万人に対してその1割相当の5百万人がクリスチャンだという。カトリックは主にヨーロッパを中心に広まって、現在も教徒はヨーロッパに多いが、最近ではローマ教皇もイタリア、ヨーロッパ以外の出身者が目立っている。前々代のヨハネ・パウロ2世がポーランド出身、前代べネディクト16世がドイツ出身、現在のフランシスコ教皇がアルゼンチン出身という具合に世界中から選ばれている。

 この講座は受講者がたったの3人で今日は1人が休まれたので、受講者は私以外に僅か1人きりで随分贅沢な講座となった。打ち解けた雰囲気の中で講義というより座談会形式で講座は進められた。あまり知る機会がないカトリックの言葉や話題を専門家から話を伺うという形である。保岡さんはローマ教皇の存在について、巡礼とその影響力について話された。【回勅】という言葉は初めて知った。ローマ・カトリック教会の首長である教皇が全世界の司教を通じて、ローマ・カトリック教会の教徒全体に発する書簡という意味で、しばしば発せられ、それが小冊子として多くの言葉に訳され、世界中に伝播され啓蒙されていく。

 教皇の語る言葉の一つずつが、巡礼とともに外へ影響を与えている。あと4回の講座であるが、受講できることを楽しみにしている。

 さて、今日海外から刺々しいニュースが重なって伝えられた。ひとつは、アメリカ大統領選で民主党陣営がロシアからサイバー攻撃を受けていたということで、オバマ大統領がプーチン・ロシア大統領に報復すると厳しく警告したことである。

 もうひとつは、南シナ海公海でアメリカの小型無人潜水機を中国海軍艦船が一方的に奪ったとアメリカ国防総省が、中国に速やかに返却するよう求めた。それに対して、中国が何らの回答も寄せないことである。

 いずれもちょっとやり過ぎの感がする。下手をすると大事に発展する恐れがある。しかし、どうして敢えて相手の気持ちを傷つけるような無礼な行為や、相手国の国益を損なうような言動を行うのだろうか。当分目を逸らせられない事件である。

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3504.2016年12月16日(金) 北方4島返還まったく進展せず。

 昨日辺りから右脇腹の痛みが感じられなくなってほっとしている。一昨日松本整形外科でレントゲン写真を撮ってもらったが、原因は分からなかった。痛み止めとしてロキソニン錠をもらって、それ以降毎日2回服用しているが、それが効いているように思う。もう2~3日様子を見て痛みがぶり返さなかったらロキソニン錠を止めようと思っている。取り敢えず、痛みが去ったので、ベッドの上で楽になった。

 今日の新聞、テレビはプーチン大統領の来日関係ニュースで持ち切りである。プーチン、安倍首相の両首脳とも今日山口・宇部空港から羽田へ飛んだが、移動のための時間が無駄ではなかっただろうか。僅か1泊2日の滞日予定なら東京から遠い長門へ行くまでもなかったのではないだろうか。安倍首相は、大統領11年ぶりの来日に際して自らの故郷・長門で会談できることを喜んでいるような主旨の発言をしていたが、会談場所を設定したのは首相の個人的な差金だと思う。温泉に浸かることは、或いは良い思い出になるかも知れないが、分刻みの忙しい両首脳が、そのために山口から東京へ移動するのは時間的なロスを考えれば無駄に思える。安倍首相が郷土に華を持たせるのは勝手だが、あまりにも露骨に首脳会談を自分の地元で行うのは、如何なものかと思う。

 そのプーチン大統領は午後1時過ぎに羽田へ着いてから、慌ただしく安倍首相と会談して講道館を訪れた後、午後7時には6度目の訪日を終えモスクワへ帰って行った。

 ところで肝心な日ロ首脳会談の成果はどうだったか。一番関心が寄せられていた北方4島返還には触れられず、まったく進展しなかった。概括的な話としては、北方4島における共同経済活動を行うための協議に入るということと、北方4島への元島民の自由訪問について拡大する方針を話し合った。前者に関しては日本にとってプラス面もあるが、約3,000億円の予算がかかる。後者については、元島民にとっては自由に行きたい時に行けるようになるが、その費用はどう捻出するのか。交通費、宿泊代、観光料などを勘案すれは、定期海空路線のないルートだけに、特に交通費や通訳代はばかにならない。これも国が補助しなければ年老いた元島民だってそう簡単に訪れることはできない。

 北方4島返還は、まったく俎上に上がらず、元島民にとってはがっかりさせられる結果だった。押し並べてロシアに有利なプロジェクトばかりが目白押しだ。最終目的は日ロ平和条約締結であるが、このスローな歩みで自分たちの世代で問題を解決したいと述べる首相の思惑は本当に叶うのだろうか。

2016年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3503.2016年12月15日(木) 非礼なプーチン大統領と傲慢な米沖縄司令官

 ついにプーチン・ロシア大統領がやって来た。11年ぶりの来日である。しかも、予定より2時間以上も遅れて到着した。それも一流の作戦で計算して遅れて来たような節がある。これまでにもあった遅刻常習犯の遅刻事件、ローマ法王やエリザベス女王を待たせたように意図的に遅れて来たとするなら、プーチンお得意の戦略であるのかも知れないが、出迎える側の高貴な方々に侮辱的なストレスを与えた点で人格的にも問題があるのではないかと考えざるを得ない。

 結果的に首脳会談も2時間遅れたが、今のところどういう内容だったのか分からない。明日メディアでどう報道されるのか、また明日も東京で首脳会談が行われるということから、併せて日本とロシアの言い分と妥協点が紹介されるだろう。

 さて、昨日沖縄県名護市沿岸で米軍ヘリ・オスプレイが不時着したことについて、その直後に会見した在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官の話した内容が、沖縄県民ばかりでなく、多くの日本人を怒らせる結果となり問題になっている。会見の様子を見ていると、謙虚な姿勢はまったく見られず、傲慢に怒鳴り散らしている印象だった。そしてその話の中身が、謝罪したとは言え、とても事故を起こして心から申し訳ないという気持ちが少しも感じられない。況や司令官は事故を起こしたパイロットは、住宅街への墜落を避けるための努力をしたとパイロットを褒め、事故に巻き込まれなかった住民は感謝すべきだとまで安慶田副知事に述べたそうだ。オスプレイは配備前から事故が懸念されて反対の声が強かった。それが現実になった。それにも拘わらず、この人は事故を起こしたことに反省の気持ちはなく、一体全体自分を何様と思っているのだろうか。副知事も語っているように、こういう植民地支配者のような感覚で沖縄に駐在するようでは地元民と交流が図れる筈がない。これでは、沖縄県民と沖縄駐留米軍人との気持ちは離れて行くばかりだろう。アメリカ人が世界中で敬遠されつつあるのは、他人の気持ちを配慮しようとしないその傲慢さにある。その点を自覚しなければ、アメリカ人も傲慢街道をひたすら進む中国人と何ら変わらなくなるだろう。

2016年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3502.2016年12月14日(水) 右脇腹痛みのため再びレントゲン検査

 「忠臣蔵」と言えば、今日新暦12月14日は赤穂浪士が本所の吉良上野介邸へ討ち入りした歴史的な日である。例年そんな話がメディアでしばしば取り沙汰されるものだが、今年はどういうわけかほとんど取り上げられない。実は現実の問題としてそれどころではないのだ。明日来日されるプーチン・ロシア大統領と安倍首相の首脳会談、米軍新型輸送機オスプレイの沖縄洋上不時着、天皇退位を恒久化せず今上天皇に限り容認する方向性、カジノ解禁法案成立など、大きな問題が多過ぎたからだ。

 それにつけてもいつか歌舞伎座で「仮名手本忠臣蔵」を観てみたいと思っている。

 さて、先月末日に今年の駒沢大学マスコミ公開講座最終回に出席しようと自宅から道路へ出た途端、右脇腹が急に痛み出した。そのまま駒大まで歩いて行ったが、どうも痛みが止まらず、講座の後出席する予定だった懇親会を急遽キャンセルする羽目になった。その後毎日就寝時と起床時にべッド上で痛みを感じていたが、昨晩ベッドに横たわる時から断続的に激しい痛みを感じるようになったので、今朝になって松本整形外科へ出かけて相談してみた。松本医師からレントゲン検査をして診てみましょうと言っていただいた。結果的にはレントゲン写真では骨に異常は見つからず、何が原因かよく分からない。確かに先日骨粗鬆症の検査でも骨には異常がないと太鼓判を押してもらったばかりである。あまり見られない症状のようなので、少し様子を見ましょうということになった。痛め止めのロキソニン錠をしばらくの間服用して痛みを和らげ、来週改めて診てもらうことになった。

 まだまだやることが大分あるので、高齢だからと言って手を休めるというわけにはいかない。

 今日から年賀状の宛名書きを始めたところである。

2016年12月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3501.2016年12月13日(火) 明後日山口県で日ロ首脳会談

 明後日ロシアのプーチン大統領が来日して安倍首相との日ロ首脳会談が、選りによって首相の地元の山口県長門市で開かれる。今朝の朝日「天声人語」に、下関では日清戦争の講和条約が結ばれた経緯があり、今回の会談が「領土返還を決めた長門条約」として実を結べば、教科書に載るという穿った見方まで出ている。教科書に載れば当然ながら条約署名者の名が残る。首相はそこまで読んでいたとは書かれていないが、その点を考えていることは明らかである。強引にも首脳会談を自分の選挙区に持ってくる、安倍首相の腹はどこにあるのか。両首脳ともこの会談にかける意気込みはかなり強いようだが、もちろんお互いに思惑があってのことである。

 ロシア側としてはシベリア開発に何とか日本の協力を引き出したい。そのためにロシア流に北方問題をちらつかせて日ロ平和条約締結へ一歩進めたい。ロシア側からは、やたらにシベリア鉄道延伸など壮大な計画や、サハリンから北海道を結ぶ鉄道路線まで話題として持ち出されているくらいである。今や原発がデッドロックに乗り上げているような状況下で、火力発電用の石炭が産出されるシベリアから、それを輸出するために港湾、鉄道網の整備がロシア側の狙いのようだ。そんな鉄道網は日本ではペイしない。一方、日本はシベリア開発の経済協力を謳ってはいるが、本音は北方領土の返還問題である。だが、過去のロシア側の主張を考えるとすんなり領土を返還する気はロシアにはない。2島だけでも返してもらえれば御の字という政府筋の考え方もある。

 元より4島は日本古来の領土であり、いかにプーチン大統領が4島は戦利品との持論を主張しようとも理は日本にあると思うが、最近の北方領土の様子や、ロシア人住民の声などから判断するなら、北方領土4島の一括返還は極めて難しいのではないかと思う。森喜朗元首相が今朝の新聞で、物には順序があり、一気に4島というより、まずその前に2島返還を求めて、その後に残る2島の返還を要求する方が現実的だと述べていたが、相手が百戦錬磨のプーチン大統領だけに、そううまく行くだろうか。それに世間知らずのお坊ちゃん首相が渡り合えるのか、心配な面がある。

 今から26年前サハリンを旅し、14年前にシベリア鉄道でシベリアを横断したが、ロシアの素朴な自然が溢れる広大な国土に身を置いてみると、細事には捉われず、思い切った決断をやってみるという発想が湧いてくるような気がする。安倍首相は、自分が首相在任中に領土問題に決着をつけるつもりだと述べているが、精々したたかなプーチンに手玉に取られないよう、気をつけてほしいものだ。

2016年12月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3500.2016年12月12日(月) 前立腺の検査結果はセーフ

 一週間前に受けた前立腺検査の結果が気になっていたが、取り敢えず今日のところは、泌尿器科医師からそれほど心配することはないとの検査結果の説明に一安心である。一般的に前立腺のチェック数値というと、PSA数値が言われるが、それは通常4以下でないと要注意とされている。毎年慶応病院の人間ドックで検査を受けているので、自分自身の数値は把握している。昨年8月のドック検査では6.6だった。数値は要注意なので専門医とよく相談するようアドバイスをもらった。そして泌尿器科医師の検査結果のコメントは、PSA数値は好ましくないが、PSAをフリー数値とトータル数値の比率で判断することが大事だと仰って、昨年の6.6はその比率で捉えれば、26.7となり、26.4以上なら問題ないということでセーフとなった。

 さて、今年8月のPSA数値だが、昨年より上がって7.72になって、慶応病院からもまた専門医に相談するようアドバイスされたので、先週泌尿器科医院で受診した。先週検査した比率も悪化しているのではないかと内心恐る恐る泌尿器科医師に伺ったところ、今年は幸いにもそれが基準の26.4を上回る30.4になった。昨年より悪くない数字で医師からは半年後に改めて検査しましょうという話にホッとしたところである。

 さて、先日来PCのプリンターが使用不能になっているので、ITコンサルタントの小糸さんと相談のうえ昨日新製品を持参してもらい早速稼働させている。

 早速年賀状のプリントを始めた。そして、その他に今日は海外の友人たちにクリスマス・カードを書いて送った。差し上げるクリスマス・カードも年々減り続けている。以前は毎年20通近くを書いていたが、今年は僅か8通である。段々海外との縁が遠のくようで些か寂しい気がする。全て送り先国が異なるので、近くの特定郵便局で随分質問される。イスラエル、ブラジル、ミャンマー、セルビア、ミクロネシアなどはあまりいないということだった。

 これから年賀状の宛名書きをしなければならないが、これは昔から万年筆で手書きしている。相手の表情を思い浮かべながら文面にも一言添えることが多い。こうして文章による交流を続けることによって友人たちとの懐かしいメモリーにアクセスしている。時間もかかり手間はかかるが、人間関係の基本的な部分を年賀状が助けてくれると思っているので、年中行事となった年賀状は、凡人の倣いであるが、丁寧に扱いたいと思っている。

 今日でこのブログも書き始めてから、実に連続3500回を数えるに至った。これからも命の続く限り、頭が回転する限り、手足が動く限り、もう見苦しいから止めろと言われない限り、書き続けて行きたいと思っている。

2016年12月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com