ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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5695.2023年3月25日(土) 2019年以来の湘南125回生会で会話を楽しむ。

 数年前から「湘南125回生会」と勝手に名乗り、昭和31年卒業の湘南高31回生OB3人と32回生の私の4人の卒業年数を足し算して気ままな同窓食事会を持っている。コロナ渦のためしばらくぶりだったので、今日の開催を楽しみにしていた。今日は、我々4人の外に早大客員教授の元校長にも加わっていただき、5人で横浜元町の中華街で中華をいただいた。中華街も久しぶりだったが、小雨の降る中を袖触れ合いそうなほど多くの観光客道路を歩いていて前にも進めない混雑だった。「湘南125回生会」食事会も2019年12月に会って以来コロナ渦のために会合を伸ばし伸ばしにして3年数か月ぶりである。4人の年齢を加算すれば、339歳でありお互いに余生もそう長くはない。以前から会えるうちに会いましょうと約束していたので、久しぶりの顔合わせにお互い活発に話し合って日ごろのうっ憤を晴らした。気持ちとして、2019年に上梓した共著「新世代の観光立国」を4人の方々に差し上げた。

 ひとりは度々南極探検隊員として南極に出かけた地球物理学の権威であり、一番元気そうだった。その一方、海外駐在も度々で功成り名遂げて、横浜市内のタワーマンに住む先輩がやや元気がないのが気になった。割合最近になって奥さんが軽い認知症で施設に入ったと聞いていたが、やもめ暮らしになってお疲れのようだった。これまで使用していなかった杖をついていたのが、ちょっと気になった。兄については健康状態を気にしていたが、あまり変わった様子がなかったのでホッとした。血圧は平均的で夜なかにトイレに行くことはないと言う話に驚いたほどである。22日に娘家族と台湾旅行から帰ったばかりである。姪が自宅に引きこもり勝ちの兄を元気づけるために2人の子どもとともに旅行に案内してくれたのである。

 そもそも兄は8年前に妻を喪った時に、かなり落ち込んでいるように感じたので、兄を元気づけるために高校時代に仲の良かった地球物理学者にお願いして3人で食事会をしたのが、この「湘南125回生会」の始まりだった。その後、3~4か月ごとに新宿のホテルで会食を重ねていた。一服の清涼剤のようなもので、幸い3人から心待ちされるようになった。それがコロナ渦のために1度もともに食事をしていない。今日はそれぞれに盟友に会えたことで、気も晴れたことだと思う。

 学生生活という青春時代をともに学び、遊んだ思い出ほど懐かしく思い出に残ることはない。時が経つにつれ、同窓会やクラス会なども段々開催の機会が失われている。年齢的に参加しなくなったり、まとめ役の幹事さんが退いたり、開催の間隔を開けたりして、残念ながら出席する機会が減ってきた。小学校のクラス会は、熱心な幹事が今ではやや健康を害しているのでこれから先が気がかりである。中学校は、京都なのでそう気軽には出席できないが、それでも5年ごとの学年会には出席している。高校も割合、クラス会、学年会ともにコロナ期間を別にすれば、毎年開催し、参加している。大学はゼミの仲間とは一番親しく交流している。いつまでも参加して精神的に若帰りしたいと思っている。今日の「湘南125回生会」の食事会を堪能することが出来た。

2023年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5694.2023年3月24日(金) 寂しい女子大閉学と東芝上場廃止

 暖かい陽気に誘われるように所用で銀行に出かけたが、我が家から東横線都立大学駅を越えて、ずっと先まで呑川緑道と呼ぶ桜並木が続いていて、今や盛りとばかり満開の花を咲かせている。カメラを手にした人たちが三々五々散策しているのも恒例の風景である。随分暖かいと思っていたら今日の都内の気温は、25℃を超えて今年初めての夏日ということである。庭の白梅も散って寂しくなったが、不思議にも昨日辺りから鶯が散った白梅の枝に留まって「ホーホケキョ」と囀っている。風情があるが、少し遅い。梅が咲いている時に飛んで来て欲しかったと身勝手なことを妄想している。

 さて、陽春を迎えようとしている時に、2つばかり寂しい話があり些か気になったので取り上げてみた。

 ひとつは、昨日奈良にいる孫が立命館大学卒業式に出席したと連絡があったが、今日も都内では東大安田講堂をはじめ、日本武道館では法政大学の卒業式が行われ、卒業シーズンも真っただ中である。ところが、女子大学の中には入学者が募集人員を大きく下回り、ついに来年度以降女子大学学生の募集を中止して、女子大学の経営から手を退く大学が現れてきた。いずれ卒業式が姿を消すことになる。東京では恵泉女学園大学が来年度から大学と大学院の新入生募集を中止し、すべての在学生が卒業した後に閉学するという。近年高校を卒業後大学へ進学する女子学生が年々増えてきた。ところが、18歳人口の減少や共学志向などで女子大入学者の定員割れが続いていた。つまり、社会的に大学へ進学する年代の学生数が漸減し、更に女子大よりも男女共学の大学へ進学する女子高生が多くなった。これには大学の立地も関わっていると思う。世田谷区に位置する恵泉女学園中高は、創立113年の名門女子校として知られているが、大学だけは多摩市内にあり、立地は都内とは言え、あまり都会的な空気が感じられない。その点で青春を謳歌したい女子大生には敬遠されたのではないかと思う。同じく2017年にすでに閉学した名門の東京女学館大学も、付属中・高校は130年の伝統があり、渋谷区広尾の高級住宅街にある。今も良家の子女が通う名門校であるが、都内町田市にあった大学は、市の中心部からかなり離れていた。この点は恵泉女学園と同じような環境だった。これからも同様のケースが出て来るであろう。女子大学にとって厳しい時代を迎えたところである。

 もうひとつの寂しい話題は、天下の名門・㈱東芝の株式市場の上場廃止が決まったことである。かつては日立製作所と並んでいた日本を代表する大企業の衰亡ぶりである。あまり詳しいことは分からないが、国内投資ファンドである日本産業パートナーズ(JIP)からの買収提案を受け入れることになったそうだ。家庭電化製品などで業界でも先陣を切っていた東芝が、このような窮地に追い込まれようとは思いも寄らないことだった。東芝のラグビー部は強く、知人も活躍していた。名門国立大を出て勢いのあるころ東芝へ入社した高校同級生は3人もいた。この凋落ぶりは、経営の失敗にあるとされているが、一時は栄耀栄華を極めていた企業がこうも落ちぶれるとは、身から出た錆もあるとは言え、浮き世の厳しさ、辛さと寂しさを感じる。もう手遅れであるが、いつも気持ちを詰めてまい進しないといけないと改めて教えられたような気がする。 

2023年3月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5693.2023年3月23日(木) 中国、ロシアがナンセンスな共同声明

 中国の習近平国家主席がロシアを訪問し、プーチン大統領と首脳会談を行い共同声明を発表した。しかし、これほど欺瞞的で実効性のない共同声明は滅多にない。アメリカに対抗する両国が、結束をアピールするためだけの会談であり、声明だった。

 共同声明のポイントを見てみると、主要な問題はウクライナであり、3点に要約される。①中国の客観的で公正な立場を評価し、②和平交渉の早期再開に向けたロシアの考えを確認し、③国連安全保障理事会の議決を経ない独自制裁に反対する、というものである。すべて身勝手でまったく説得力のない声明である。中国の客観的で公正な立場とは、何か。両国だけで吹聴しているだけではないか。中国が客観的で公正な立場を取っているとはとても思えない。また、ロシアに占領地は返還しないと言いつつ和平交渉を行う気持ちがあるとはとても思えず、ポーズを取っているだけであるし、国連安保理事会の議決をいつも否定しているのは、中国とロシア両国ではないか。こんなナンセンスな共同声明を国際社会に開陳して恥ずかしくないのかと問いたい。他にも両国の身勝手な見解と言い分を盛り込んでいる。

 中国とロシア両国の腹の内は、とうに見透かされている。ロシアはウクライナから撤退の意思がなく、対話と和平を主張しているだけである。それを承知しながら、ロシアに恩を着せてロシアを手の内に取り込み、アメリカや西欧諸国、日本、韓国などに対抗しようと考えている中国の腹黒さは今に始まったことではない。心配なのは、中国・ロシアとアメリカとの間に一層の亀裂が生じて、一触即発の事態を招かなければ好いのだがと願うばかりである。

 昨夕NHKが伝えたウクライナとロシアの関連ニュースの中で、ロシア人に対するアンケート調査の結果を公表した。それによると、プーチン大統領の政策を評価するかとの問いに対して83%が賛成と答え、戦争をこのまま継続することに43%が同意し、和平交渉に50%が賛成だった。そういう風に国民をプーチン思考に洗脳し、国際社会の一般的な考えとは逆の方向に誘導するのがプーチン体制下のロシアである。また、それを上手に利用し、付け込もうと言うのが中国の腹の内である。そんなことは常識人なら察しがつく。中国とロシアは猿芝居をやって世界に不幸をばらまいているとしか思えない。

 さて、日用品の値上げが続いているが、これまで日本の経済を支えてきた酪農業がピンチに追い込まれている。このところ農業の中でも酪農農家の経営が苦しいという声が聞かれる。我が家でも毎日200ml瓶を配達してもらっている。それが4月から1瓶143円が148円に値上げされる。牛乳販売店から数枚の値上げ事情を記した丁寧な説明書を受け取ったが、牛乳には他の商品とは異なり、難しい事情が潜んでいる。現在乳牛の飼料代が経営コストのほぼ半分を占めているが、その飼料代が急騰したのだ。そして酪農家が抱える難問は、乳牛は暑さに弱く夏に乳が減少する。生乳の四季による需給調整が難しい。飲用牛乳は、日持ちがしないことから輸入が出来ず、すべて国産である。これらのことから酪農家としては、生乳を得るまでに相当頭を悩ますようだ。私自身父親が乳業会社に勤務していたが、こういう酪農業の実情についてはあまり聞かなかったので、今改めて乳業の経営の難しさを知ったところである。健康のために子どものころから毎日牛乳を飲み、それが今まで健康体でいられた原因であると思い、今も毎朝ヨーグルトとチーズを食しているが、気持ちのうえでも乳製品を食べていると気分的に落ち着くような気がする。政府の農業政策には、格別農業経営に配慮する気持ちが見られず、それが農家を一番困惑させているようだ。

2023年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5692.2023年3月22日(水) 岸田首相ウクライナ訪問直後に日本WBC優勝

 昨日夜のニュースを聞いて些か驚いた。インドを訪れていた岸田首相がお忍びでウクライナを訪れ、昨夜ゼレンスキー大統領と首脳会談を行ったのである。1月末に大統領からウクライナ訪問を要請され、首相は5月開催のG7広島サミットで議長を務める立場上、更に各国首脳がすでにウクライナを訪れていることに鑑み、首相自身何とか訪れたいとの希望がありながら、諸般の事情から実現されなかった。首脳会談後の共同記者会見で、首相はウクライナへ殺傷能力のない装備品を支援することを明らかにし、大統領は広島サミットにオンラインによる参加を表明した。

 岸田首相は早くからウクライナを訪問して、日本の経済支援を直接ゼレンスキー大統領に伝えたかったが、昨日までそれが出来なかった。それは国会開会中の首相外遊が難しいということの外に、警備上の問題があった。自衛隊が護衛することは問題があり、適当にして厳重な護衛手段が見つからなかったという。そのため今回は大掛かりな警備体制を行わずに、密かに相手国の協力を得たうえで忍者的行動によりウクライナ入りした。首相は19日にインドへ向かい、今年G20主要20か国首脳会議議長国を務めるモディ首相と会談を行い、その後21日には日本へ帰る予定だった。一部の自民党幹部にしかその行動は知らされず、外務省課長もメディア関係者もまったく寝耳に水だった。日本からチャーターした民間機でニューデリーから、ポーランドへ向かった。そしてポーランドから陸路列車で首都キーウへ到着した。この行程はバイデン大統領が2月に訪れた時と同じである。岸田首相としては、念願を果たしたと言えよう。それにしても将来のことも考え、こんな忍者行動をしなくても済むように要人警護体制を考えるべきではないか。

 岸田首相のウクライナ訪問は、欧米のメディアではそれなりに評価されているようだ。ホワイトハウス報道官は、ウクライナへの強い支援を示す一つの例であると語った。イギリスのBBCは、偶々中国の習近平国家主席がロシアを訪問したことに触れ、「中国と日本の指導者は、紛争で敵対する国々にそれぞれ戦略的に訪問した」と述べたうえで、「習近平主席がモスクワを訪問したのは、影響力を拡大させるためで、同じ時期に岸田首相がウクライナを訪問したことは、地政学的な混乱の中で日本の立ち位置について強いメッセージを送るものだ」と岸田首相の訪問の意義を分析した。

 さて、WORLD BASEBALL CLASSIC(WBC)野球の日本代表チーム「侍JAPAN」が、今日決勝戦で前回の優勝チーム・アメリカを3X-2で破り14年ぶりに3度目の優勝を成し遂げた。中々迫力のあるゲームで途中一部テレビを消したが、最後の場面では再び緊張して観ていた。アメリカの選手は強打者揃いで、実績だけ比較したら勝てる根拠はまったくなかったが、日本はまとまってそれぞれの選手が自分の役割を果たしていた。注目の大谷翔平選手は、3番DHで出場したが、9回には投手として試合を締めた。結局大会最優秀選手、最優秀投手、最優秀DHの個人賞まで獲得した。

 3月9日に始まって今日まで約2週間昨年のサッカー・ワールドカップに劣らぬ人気で日本中を興奮させたが、この人気に配慮したのか、伊藤忠商事㈱のように社員にゆっくり見せてあげた方が、その後のやる気を起こさせるとして都内本社ビルの2,500人収容の大会議室で、出勤扱いにしたうえプロジェクター・スクリーンで社員にWBC決勝戦を観戦させたようだ。

 社員の勤務意欲を失わせないよう配慮しているのも時代の移り変わりの影響であろうか。間もなく日米ともプロ野球がシーズンインし、半年間に亘る激しいペナント争いが始まる。WBC出場選手たちも気持ちと体のコンディションの調整にはしばし戸惑うことだろうが、WBCで活躍した選手たちが、更に飛躍されんことを期待している。

2023年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5691.2023年3月21日(火) WBC準決勝で日本チーム逆転サヨナラ勝ち

 春分の日である今日午前、マイアミでWBC準決勝・日本対メキシコ戦が行われ、日本は最終回に昨年最年少で三冠王を獲得した村上宗隆選手が逆転サヨナラ二塁打を放ち6X-5で勝ち、明日の決勝戦アメリカ戦へ臨むことになった。これまで一時予選、準々決勝では比較的余裕のある戦いぶりで順当に勝利を重ねてきたが、流石にベスト4まで勝ち進むと手ごわい相手が待っている。メキシコ・チームはほとんどメジャーリーガーが占めていたが、日本チームにはメジャーリーガーが4人しかいない。明日の相手アメリカはもちろん全員がメジャーリーガーであり、勝つのは容易ではないだろうが、投打以外のチームワークとか、試合運びなどは日本の方が優れていると思う。予選ではアメリカは、今日日本が勝ったメキシコに敗れている。アメリカのスポーツ・メディアの中でも日本の優勝を予想している記者がかなり多いようだ。油断しているだろうアメリカに一泡も二泡も噴かせて、3大会ぶりに世界一のタイトルを奪回して欲しいものである。

 さて、昨日57年前に起きた袴田事件に関して、東京高裁が検察の即時抗告を棄却して再審開始を認める決定を下した。これについては、14日の本ブログに触れたところである。これは東京検察庁が最高裁に期限である昨日までに特別抗告を行わなかったので、静岡地裁で再審を開始することが決まったということである。

 再審開始が決定となるや袴田事件の支援者は、大きな喜びを爆発させた。40年以上も以前に死刑が確定してから漸く袴田巌に疑いを晴らす機会が訪れたのである。これまで死刑が確定した事件で再審が開かれたのは袴田事件が5件目で、過去の4件はすべて無罪が言い渡されている。長年に亘って弁護人を務めてきた弁護士らは、感極まったのか涙を流して喜びを表していた。昨日のテレビ映像を観ていると、散歩から帰ってきた袴田巌にこの吉報を伝えても彼は直ぐに喜びを表すようなことはなかった。87歳となった現在若干認知症の兆候が見られるようである。半面これまで死刑囚の袴田を支えてきた90歳の実姉は、支援者とともに抱き合って喜んでいた。この姉なくしては、とてもこの裁判は続けて来られなかったと思う。

 袴田には、数多くの支援者が団体を立ち上げて支えた。日本プロボクシング協会が正式に支援を表明してから、世界ボクシング評議会が名誉王座を授けたり、袴田が獄中で洗礼を受けたこともあり、キリスト教人権団体や、アムネスティ・インターナショナルが無実を訴えていた。

 今後は、自由の身となるまでそれほど時間はかからないと思う。弁護団も一刻も早く無罪判決を勝ち取ってその結果を袴田姉弟に聞かせたいと、裁判所に迅速に裁判を進めるよう働きかけていくらしい。袴田巌はいつ自由の身になることが出来るだろうか。失った時間があまりにも多かったため、人生ももうあまり長く残されてはいない。それだけに早く事件を決着させ袴田を自由の身にしてあげたいものである。

2023年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com