3503.2016年12月15日(木) 非礼なプーチン大統領と傲慢な米沖縄司令官

 ついにプーチン・ロシア大統領がやって来た。11年ぶりの来日である。しかも、予定より2時間以上も遅れて到着した。それも一流の作戦で計算して遅れて来たような節がある。これまでにもあった遅刻常習犯の遅刻事件、ローマ法王やエリザベス女王を待たせたように意図的に遅れて来たとするなら、プーチンお得意の戦略であるのかも知れないが、出迎える側の高貴な方々に侮辱的なストレスを与えた点で人格的にも問題があるのではないかと考えざるを得ない。

 結果的に首脳会談も2時間遅れたが、今のところどういう内容だったのか分からない。明日メディアでどう報道されるのか、また明日も東京で首脳会談が行われるということから、併せて日本とロシアの言い分と妥協点が紹介されるだろう。

 さて、昨日沖縄県名護市沿岸で米軍ヘリ・オスプレイが不時着したことについて、その直後に会見した在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官の話した内容が、沖縄県民ばかりでなく、多くの日本人を怒らせる結果となり問題になっている。会見の様子を見ていると、謙虚な姿勢はまったく見られず、傲慢に怒鳴り散らしている印象だった。そしてその話の中身が、謝罪したとは言え、とても事故を起こして心から申し訳ないという気持ちが少しも感じられない。況や司令官は事故を起こしたパイロットは、住宅街への墜落を避けるための努力をしたとパイロットを褒め、事故に巻き込まれなかった住民は感謝すべきだとまで安慶田副知事に述べたそうだ。オスプレイは配備前から事故が懸念されて反対の声が強かった。それが現実になった。それにも拘わらず、この人は事故を起こしたことに反省の気持ちはなく、一体全体自分を何様と思っているのだろうか。副知事も語っているように、こういう植民地支配者のような感覚で沖縄に駐在するようでは地元民と交流が図れる筈がない。これでは、沖縄県民と沖縄駐留米軍人との気持ちは離れて行くばかりだろう。アメリカ人が世界中で敬遠されつつあるのは、他人の気持ちを配慮しようとしないその傲慢さにある。その点を自覚しなければ、アメリカ人も傲慢街道をひたすら進む中国人と何ら変わらなくなるだろう。

2016年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com