昨日辺りから右脇腹の痛みが感じられなくなってほっとしている。一昨日松本整形外科でレントゲン写真を撮ってもらったが、原因は分からなかった。痛み止めとしてロキソニン錠をもらって、それ以降毎日2回服用しているが、それが効いているように思う。もう2~3日様子を見て痛みがぶり返さなかったらロキソニン錠を止めようと思っている。取り敢えず、痛みが去ったので、ベッドの上で楽になった。
今日の新聞、テレビはプーチン大統領の来日関係ニュースで持ち切りである。プーチン、安倍首相の両首脳とも今日山口・宇部空港から羽田へ飛んだが、移動のための時間が無駄ではなかっただろうか。僅か1泊2日の滞日予定なら東京から遠い長門へ行くまでもなかったのではないだろうか。安倍首相は、大統領11年ぶりの来日に際して自らの故郷・長門で会談できることを喜んでいるような主旨の発言をしていたが、会談場所を設定したのは首相の個人的な差金だと思う。温泉に浸かることは、或いは良い思い出になるかも知れないが、分刻みの忙しい両首脳が、そのために山口から東京へ移動するのは時間的なロスを考えれば無駄に思える。安倍首相が郷土に華を持たせるのは勝手だが、あまりにも露骨に首脳会談を自分の地元で行うのは、如何なものかと思う。
そのプーチン大統領は午後1時過ぎに羽田へ着いてから、慌ただしく安倍首相と会談して講道館を訪れた後、午後7時には6度目の訪日を終えモスクワへ帰って行った。
ところで肝心な日ロ首脳会談の成果はどうだったか。一番関心が寄せられていた北方4島返還には触れられず、まったく進展しなかった。概括的な話としては、北方4島における共同経済活動を行うための協議に入るということと、北方4島への元島民の自由訪問について拡大する方針を話し合った。前者に関しては日本にとってプラス面もあるが、約3,000億円の予算がかかる。後者については、元島民にとっては自由に行きたい時に行けるようになるが、その費用はどう捻出するのか。交通費、宿泊代、観光料などを勘案すれは、定期海空路線のないルートだけに、特に交通費や通訳代はばかにならない。これも国が補助しなければ年老いた元島民だってそう簡単に訪れることはできない。
北方4島返還は、まったく俎上に上がらず、元島民にとってはがっかりさせられる結果だった。押し並べてロシアに有利なプロジェクトばかりが目白押しだ。最終目的は日ロ平和条約締結であるが、このスローな歩みで自分たちの世代で問題を解決したいと述べる首相の思惑は本当に叶うのだろうか。