7063.2026年9月14日(月) 玉城知事、真に沖縄のために戦った?

 2期も沖縄県知事を務めた玉城デニー知事が新人に完敗を喫した結果には、驚くとともに少々ショックを受けている。最近の予想では、現職の玉城氏も古謝玄太新知事に追い上げられ、悲観的な見方もされていた。それが現実になった。ライバルの2人以外の4人は、それぞれ5千票以下の得票で問題にならないが、当選した古謝氏は42万3千票、次点の玉城氏に14万7千票の大差をつけ、圧勝だった。玉城陣営も窮地に追い込まれた心境になったのか、こともあろうに「県民とともに歩む会」とやらが、SNSに「デニーにノーベル平和賞を!」との悪あがきまでやったことは、品格を落としたようなものである。

 過去玉城知事の県政では、「オール沖縄」の市民運動に支援され、在日米軍に対して沖縄基地返還運動の先頭に立ち、常に米軍と対峙していた。太平洋戦争で悲惨な沖縄戦の舞台となった沖縄は、他の自治体とは異なる県政を行って来た。しかし、今回の知事選で有権者が候補者へ期待した政策は、ほぼ半分(49.5%)が、経済の活性化だった。基地問題は1/5の20.9%だった。有権者の期待、意向は大分変りつつある。この過去最多の票を獲得した結果、自民党サイドとしては、12年前に翁長知事に敗れて以来漸く県政を奪還したことになる。

 また、熾烈な沖縄戦の実態を知らない世代が増えてきた現状を考え直す必要がある。当選した古謝氏は、まだ42歳で戦争はおろか、戦後の米軍支配下の沖縄も知らない世代である。1972年の沖縄の日本復帰後に生まれた。これは沖縄県民全般に言えることだが、県民にも戦争経験者が大分少なくなった。こうなるとただ反戦を唱えているだけでは、県民から広く支持を集めることは難しいのではないだろうか。選挙対策としては、今後基地問題や在日米軍をターゲットにした問題だけでは、勝利することは厳しいと思われる。

 ただ、過去に戦争の現場となり、多くに県民が犠牲となった戦争を度外視するような戦略、政策は心すべきで、沖縄県民としては、悲惨な沖縄の歴史を常に頭の中で反芻しながら、県としての進むべき方向へ踏み出すべきではないかと思う。

 さて、去る8日OECDが発表した3年ごとに行う「2025年国際学力調査」によると、評価対象91カ国の中で日本は「数学」5位、「科学」5位、「読解力」4位の3分野で世界のトップ・レベルだった。OECD加盟国38カ国の中では、何と3分野すべてで1位だったという誇らしい結果となった。ただ、問題を残すのは、保護者が高学歴だったり、経済状況に恵まれた家庭ほど得点が高い生徒の割合が増える傾向があるという結果を、文科省はどう受け止めるのか。難題だと思う。他にSNSや動画の視聴時間が長くなるほど、学力調査の点数が下がる傾向も見られたという。但し、これは今回の日本の好成績維持と関係していると考えられている。SNSや動画の視聴にのめり込むのは、子どもの教育上良くないことが証明された。当然だろう。

2026年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7062.2026年9月13日(日) 沖縄県知事選、新人の古謝氏が当選

 今日沖縄県では知事選が投開票される。基地の街と言われるように沖縄の特殊性のため、全国的に大きな関心を集めている。過去2回の知事選では、現職の玉城デニー知事が圧勝と言ってもいい勝ち方だったが、今回は微妙な情勢になっているようだ。玉城知事は、翁長知事の死去により衆議院議員を辞めて2018年の知事選に立候補し当選して、4年後再選された。当初は玉城知事有利と見られていたが、知事選の際公約に掲げた政策、特に①米軍基地問題で普天間基地の返還、②辺野古基地を作らせない、③日米地位協定の抜本改定、等がすべて願い通り実行出来ず、公約が実施されたとは言えない。加えて政府から嫌がらせのように沖縄振興予算が減らされ続け、2021年度予算までは、年3千億円を上回っていたが、21年度からは3千億円を下回り、子育て支援こそある程度の実績を上げたが、玉城県政に対する評価は下がっていると思える。更に玉城知事はこれまで軽率な失言が多く、その都度評価を落としていた。

 やや玉城人気・支持が沈みつつあるこの機会に、自民党は5党とともに那覇市副市長で42歳の若い古謝玄太候補を推薦し、公明党県本部の推薦も得て投票日が近づくにつれ現職知事を圧倒する勢いである。他に4人の候補が立っているが、対等に戦える人たちではない。沖縄入りした自民党関係者は、「玉城知事は就任してから何もしてこなかったが、それが沖縄県民に少しずつバレてきた。最近の発信も陰謀論と相手の悪口ばかりだ」と言い、「沖縄の雰囲気は非常に良い。古謝氏が優勢で、圧勝する空気になりつつある」と自信たっぷりである。 

 結果は即日開票でもあり、今夜には判明するが、安全保障政策など国政にも影響を与え、沖縄の将来を決める選挙であり、メディアをはじめ、全国的にも広く注目されている。

 近年は自民党ら保守層に圧倒されている。2022年に行われた沖縄県内7市長選をすべて、自民、公明が推した候補が制した。24年の県議選では、自民党公認の20人が全員当選し、玉城知事を支える与党は過半数を失った。そして、今年2月の衆議院総選挙でも自民党は県内4小選挙区すべてで勝利した。今や沖縄県内は、自民党ら保守派が勢いを取り戻しつつある。そういう雰囲気の中で、さて結果はどうなるだろうか。

 そこへ今テレビ朝日「有働Times」を観ていた時、自民党が推す新人の古謝氏が当選したとテロップで表示された。玉城知事の2期8年の実績も、新人の新鮮さと可能性を盛ったアピールに及ばなかった。遠くにいると現地の様子はよく分からないが、メディアが今回は過去の選挙とは異なり、玉木知事は危ないと伝えていた。現実は予想通りとなった。古謝氏はまだ若く那覇市副市長を務めていたが、これから政府並びにアメリカを相手に沖縄の要望をどれほど伝えて、受け入れさせ実現出来るのか中々難しいと思う。在日米軍は、自分らの要望は押し通すが、日本側の要望にはあまり聞く耳を持たないし、むしろ約束をすら守ろうとしない。そんな在日米軍とアメリカ政府を相手にどれほど沖縄県民の要望を実現することが出来るだろうか。新知事の経験不足がやや気になる。ともかくこれから4年間は、若い知事に県政を託することになった。県民の期待に応えて頑張ってもらいたい。

2026年9月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7061.2026年9月12日(土) トランプ大統領の発言が物議を醸す。

 昨年の高市首相の台湾有事発言以来、日中関係が悪化しつつあるが、またまたあまり芳しくないニュースに暗い気持ちになる。中国が日本人の中国入国者に対する入国ビザの発給手数料を一気に7倍に値上げすると公表した。1回限りの一次ビザ代を2,250円から16,750円へ大幅な値上げである。日本人を中国から締め出そうとする仕かけであり、同時に日本政府に対する牽制球でもある。すでに中国政府は中国人の日本訪問は危険なので自粛するようブレーキをかけている。その結果中国人の日本への訪問者は、各国から訪日客が増えているのに引き比べて、かなり減少した。

 中国外務省は、日本が外国人の日本入国ビザ代を5倍に値上げしたことに対する対等の扱いだと述べたが、日本は中国人だけを対象にしたわけではないにも拘わらず、中国は日本人だけをターゲットにしている。明らかに日本を狙い撃ちにしている。

 一番気がかりなのは、日中関係が悪化しつつあるのに、その原因を作った高市首相自身があまり深刻に受け止めていないような印象を受けることである。国内で政治を行い、実績を残すことばかり願って、国内政策については少々行き過ぎとも思える積極財政策で借金が増えることには頓着しない。総理大臣としては、こんなことでは困るのだが、7月にインドを訪れた後に、周囲に「何をしても批判ばっかり。もう外交なんかせえへん」(「選択」9月号より引用)とぼやいて、その後は外遊を止めている。しかし、まもなく国連総会へ出席する予定の筈である。11月にもアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で中国へ飛び、習近平主席と対峙するであろう。身勝手なことばかり言っている閑はない。

 さて、昨日トランプ大統領は、非常識にも9.11テロ犠牲者を弔う追悼式に欠席して、テキサス州ダラスで唐突に開催した共和党全国大会において、選挙違反まがいの演説をしてアメリカ国内のみならず、海外でも注目され、大きな問題を投げかけた。自分自身の人気、支持率が下がり11月に行われる中間選挙が気になり出し、勝ちたい一念のあまり、上下院でいずれも共和党が民主党に勝ったら、国民の成人全員に5千㌦(約77万円)を支給すると表明した。会場では大喝采を博したようだが、法的に認められるのか、我々から見ると明らかに事前に金銭を手渡すわけではないが、それと同じようなもので公職選挙法違反に抵触することは間違いないと思う。これについて、イギリスの大学講師は、「共和党に投票すればお金がもらえるという、賄賂のように聞こえる。賄賂なら明らかに違法だ。しかし、実際の投票先に関わらず、全員に支給されることになるので、その意味では賄賂とは言えない」と述べている。

 どうも不可解である。言った人次第という感じがしてならない。現職大統領でない人物が同じ文言を語ったら、直ちに違法と断定されるのではないだろうか。とにかく、トランプ大統領の周辺は、全員揃ってキナ臭い人物ばかりである。

2026年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7060.2026年9月11日(金) 今や狂ったトランプ大統領以下の言動

 25年経ったが、N.Y.同時多発テロが勃発した忌まわしい9月11日がまたやって来た。アメリカでは、誰もが憎しみと悲しみとともに忘れられない1日である。今朝TV朝日「羽鳥モーニング・ショー」で昨年初めて公にされた、E.スフェラッザさんというカメラに素人の54歳の方が撮った1時間の鮮烈な8㎜フィルムの一部が放映された。これまで見たことがないほど倒壊したビル近くで撮った画像で、一番驚いたのは瓦礫や灰が飛び散り、特に灰や埃のため周囲がよく見えないことである。当人も埃で喉が苦しいと言っていた。その中でドライブレコーダーの動画を観ていたが、道路が瓦礫などでデコボコになって、車もガタガタ揺れた。運転も随分気を遣ったことだろう。また、車内から車に降って来る灰がフロント・ガラスに積み重なった画面で、改めてテロが与えた被害と混乱を思い知らされた。テロの5か月前に現場を訪れて以来、アメリカとはご無沙汰したままであるが、写真で見るだけでなく、何度も訪れたことがある現場を、出来ればもう1度訪れてみたいと思う。

 もうひとつ気になることは、国内でこのような大量殺戮事件が起きたことは、アメリカにはそれまでなかったことだけに、アメリカ人の嘆き悲しみは想像も出来ないが、トランプ氏を除く歴代の大統領が追悼式に出席するほど、アメリカ人の心を傷つけ、永遠の悲しみを心に残したと思う。それだけに太平洋戦争中に米空軍機が日本国内のごく普通の都市住宅街に爆弾を投下して多くの犠牲者を出したことや、終戦間際で日本軍が抵抗力を失い降伏間近と承知しながら、致命的な原爆を2度も投下して殲滅作戦を実施したことなどは、アメリカとしては深く反省すべきことである。しかし、現時点ではアメリカは反省するどころか、核兵器を充実させ、原爆被災者には、何の補償や反省の態度も示していない。

 テロでは、独立以来初めてアメリカ国内を他国の他人に乱入され被害を受けて物心両面に大きな傷を受け、他人に自分の生活圏を脅かされる厳しさを味あわされたにも拘らず、それでもトランプ・アメリカは今も他人の家へずかずか入って来る。

 今日のテロ被災追悼式に際して、アメリカは他国へのお節介を止めて、極力自国内で行動することを肝に銘じて国際社会には余計な干渉をしないて欲しいものである。

 聞けば、中間選挙へ向けて異例の共和党大会をダラスで開催した。ここで9.11テロ追悼式に欠席したトランプ大統領は、実に馬鹿げたたわごとを述べた。上下両院ともに若干共和党が議席を上回っているが、昨今のトランプ氏の人気、支持率低下を危惧して、上下両院で共和党が勝利すれば、成人のアメリカ市民1人につき5千㌦(約77万円)を給付すると公約し喝采を浴びた。しかし、こんな買収行為を伴う選挙違反を大統領自らが公約すること自体狂ってはいないだろうか。はっきり言って、トランプ大統領と彼を支持するアメリカ国民が無法に行動するようでは、迷惑を被るのは他国の国民である。好い加減にしてくれと言いたい。

2026年9月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7059.2026年9月10日(木) 「野球界のご意見番」張本勲氏他界

 昨日のブログに物故者について書いたばかりだが、その昨日現実にある著名人の訃報があった。プロ野球界のご意見番だった張本勲氏が亡くなったと知り、少々寂しい気持ちになる。時折テレビで今のプロ野球界について厳しいコメントを披露していたが、それなりになるほどと思うこともあり張本氏のコメントを受け止めていた。今もお元気な王貞治氏や、一昨日亡くなった義兄と同じ年で享年86歳だった。張本氏は広島市生まれで5歳の時原爆が投下され原爆被災者として、原爆被災者健康手帳を持っていた。浪華商から東映フライヤーズに入団して早々に新人王を獲得し、日本プロ野球界で最初の3千本安打、且つ最多の3,085安打を達成した。日米通算安打数ではイチロー選手の4,367安打に次ぐものである。その他に首位打者を7度獲得し、MVPにも1度選ばれている。選手としては歴代でも最高の選手のひとりだった。

 解説者、評論家としてややきつい物言いだったために、誤解される一面があったようだ。あまり批判されていないようだが、私は彼の一番の失言は、ドジャースの大谷翔平選手が日本ハム・ファイターズへドラフト1位で入団した時に、彼が投打の二刀流を目指していると意気込みを語った際、プロ野球界を舐めている、プロの世界はそんなに甘いものではないとテレビで大谷を厳しく非難したことである。その場面を観ていてそこまで言うか、これでは才能の芽を摘んでしまうと気になった。大谷選手は、入団後当時の栗山監督に二刀流で出場の機会を与えられ、期待に応えて投打両面で実績を残した。それがMLBで今日活躍出来ている要因だと思う。

 しかし、張本氏ほど豪快な打撃を示した選手は他にはそういないと思う。両親ともども朝鮮の出身であったために、若いころは大分差別され、それが高校時代まで暴力少年だった原因だった。その後日本国籍を取得したが、同じ年の王貞治氏とはライバル関係にありながら、お互いに尊敬し合い、その友好関係は羨ましいほどだった。張本勲氏のご冥福を心よりお祈りしたい。

 さて、昨今の気象の特徴は、近年の特徴とは大きく異なり、酷暑、豪雨、雷雨、洪水、河川氾濫など激甚化する自然現象が立て続けに襲い、それが全国的に拡大していることである。テレビを観ていても、全国各地で道路が冠水する映像が連日に亘って放映されている。そのせいか、当初猛暑を予想していた9月に入ってもいつも以上に低温が続いている。東京都内でも昨日の後半から激しく雨が降り出し、今日は10月の涼しさと予報されていたように朝から冷え込んだ。突然のように冷たい気候になったり、熱波が繰り返されるように荒れた天候が当たり前になってきた。

 先月起きたネパールの大洪水は、氷河の融雪による雪崩が原因のようだが、その素は地球温暖化のせいである。今年はスイス・アルプスでも氷河が集落を襲った事件があった。今や地球全体の問題として地球に住む人類は、地球温暖化について真剣に考えるべきではないかと思う。

2026年9月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7058.2026年9月9日(水) 怪我で闘病中の義兄永眠

 昨夕妻のただ一人の兄妹である兄が天に召された。昨年12月以来頭部挫傷のため、入院治療中で回復を図っていたが、意叶わず旅立った。享年86歳だった。奇しくも義兄と妻の母親も2001年の今日亡くなった。

 義兄は夫婦で四国、関西方面へ旅行してJR姫路駅から新幹線に乗車して横浜の自宅へ帰る途上だった。バスが遅れて姫路駅の新幹線出発時間ギリギリとなり、急いで階段を駆け上ったところで転倒し、頭部を強打してそのまま失神した。人事不省のまま新幹線で新横浜まで乗せられ、新横浜駅から救急病院へ搬送された。以降治療を続け乍ら病院を度々転院させられ、治療を続けていたが、昨日特に苦しむことなく旅立たれたようだ。妻は少しショックを受けているが、義兄も長期高齢者であり、これも世の習いで仕方がない。義兄とは学部こそ別々だが、大学は私と同じであり、私より2歳若い。今後のスケジュールは、17日通夜、18日葬儀が予定されているが、義兄のご冥福を心よりお祈りするばかりである。

 ところで、今日は中国の毛沢東主席が亡くなってからちょうど50年・半世紀になる。今年は中国共産党創立105年に当たる。毛沢東は中国を今のように真の共産主義ではない自称共産主義国家ならしめた張本人であり、主義主張を通すために史上最多の6千万人も殺害した殺人鬼でもある。中国国内では公的には、「功績7・誤り3」と評価されているようだ。ただ、毛沢東を知らない若い世代からは評価が見直されているという。それにしても毛沢東のいう共産主義と中国共産党が唱える共産主義は、マルクス、エンゲルスが宣言した共産主義とは、今や大分かけ離れたものとなってしまった。敢えて言うなら、経済的には貧しいが、国民の間にほとんど貧富の差がなく、医療費、教育費が無料のキューバが、最もマルクスの考える社会主義、或いは一歩進んだ共産主義に近いのではないだろうか。

 実は、毛沢東が亡くなった翌10日、成田空港で私にとって初めての全国の教職員の海外研修団のお世話をする「文部省教員海外派遣団」の出発式を行い空港を発った。その時見送りに来た同僚から、毛沢東が亡くなったと耳元で囁かれて、驚いたものである。私は31名の先生方とともに、スウェーデンからヨーロッパ、アメリカで教育施設を1カ月に亘って訪れ、欧米の学校施設や教育実態を見学し、学んだ。ニューベッドフォードでは、ジョン万次郎が滞在していたホイットフィールド船長宅を訪れたこともある。

 幸いこの文部省研修団は、評判も上々で爾来文部省から毎年研修団体をいくつかお世話を委任されることになり、個人的にもその後20年間に21団のお伴をすることになり、海外の教育施設を毎年訪れる機会を与えてもらった。そのお陰で、東西対立時代にあまり日本人が訪れることのなかった当時の東欧圏のブルガリア、チェコスロバキア、ユーゴスラビア、ルーマニア、東ドイツなどの学校など教育施設を視察し東欧の授業に加わることも出来た。

 旅行エージェントとして勤めながら、普通では訪れる機会のない国々や都市を訪れ、稀有な経験を積むことが出来たことは、最大の喜びでもあり、その後私自身の得難い財産ともなった。

2026年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7057.2026年9月8日(火) トランプ大統領と堀江謙一さんの言動の違い

 世界中でこれほど話題になり、メディアを賑わせている人物は珍しい。言わずと知れたアメリカのトランプ大統領である。私も度々ブログ上で言動を非難していて、昨日も多くのアメリカ人が亡くなった9.11N.Y.同時多発テロ犠牲者追悼式に、よもや現職大統領が欠席するとのニュースは常識的には考えられないと非難したばかりである。そのトランプ大統領が個人的な言動を実行に移すと発言するのは何故だろうかと考えてみた。それは大統領だけに特別に与えられた権限「大統領令」を発することが出来るからであり、また歴代の大統領はほとんど使用しなかった「ツイッター(X)」を容易に活用して、FAKE(フェイク)ニュースと揶揄されながらもそれを四六時中発信し続けていられるからである。

 昨年1月第2次トランプ大統領就任以降1か月間にトランプ氏が大統領令に署名してたのは、気候変動対策の「パリ協定」離脱や、世界保健機構(WHO)脱退、などの主要国が参加している組織からの離脱であり、そのために各国が地球温暖化対策に二の足を踏んでいる。就任1カ月で73本の大統領令に署名したが、それはバイデン前大統領の2倍超、オバマ元大統領の4倍超に当たる。報道官によれば、政策実行のスピード感であるというが、問題はスピードより中身であろう。

 そのトランプ大統領は、一昨日アメリカ国内の50州のひとつであるニュー・メキシコ州を「ニュー・アメリカ州」に改称する意図を漏らした。これはアメリカ国内の問題だから周辺国に迷惑をかけるわけではないので、問題とはならない。しかし、外国にちょっかいを出して、「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に、五大湖の「オンタリオ湖」を「アメリカ湖」に改称するよう命じた大統領令は、いずれも強く批判されている。特に、メキシコ側からは強い不満や反対の声はあまり聞かれないが、オンタリオ湖をアメリカ湖に変更する件では、カナダ側からアメリカ独立以前から400年も使用されたカナダ在住の少数民族に因んだ名前であると、大反対の声が上がっている。自国内外の国民の声を聞き入れないトランプ大統領は、懲りることなく、今首都ワシントンのダレス国際空港とマンハッタンのペンシルベニア駅の名称をそれぞれトランプ名に改称しようとしている。

 侵攻後もう4年半になり一向に停戦の動きがないウクライナ・ロシア戦争に、アメリカも停戦のため話し合いをしているが、停戦の実効のために介入し、数日前にアメリカは特使を派遣し、特使はプーチン大統領とゼレンスキー大統領と会談をした。そのアメリカ側の特使が、弁護士で中東担当特使のスティーブ・ウィトコフ氏と、驚くことに肩書「トランプ大統領の娘婿」のジャレッド・クシュナー氏であり、身内を一挙に世界が注目する交渉役という大役に仕立て上げたのである。公私混同も極まれりという点からも、どうしてこんな私的人事にアメリカ国民は声を上げないのだろうか。

 さて、相変わらず元気だなぁと感心し応援したくなる話である。1962年「太平洋ひとりぼっち」のヨットの旅をした私の同年齢で今年米寿を迎えた芦屋市在住の堀江謙一さんが、また来春再び太平洋をヨットによりひとりで横断するというから、その度胸と行動力には拍手を送りたい。今度は1962年にサンフランシスコ港へ辿り着いた時とは、逆コースのようである。前回は私も学生だったので、アメリカ留学にも憧れていたが、何せ海外渡航が自由に出来ない時代だった。堀江さんは、それを承知のうえで旅券も持たず無許可で日本からアメリカへ入国した。日本では不法出国とか、人命軽視といって批判的な声が伝えられたが、アメリカでは彼に対して好意的で、滞在を認めたうえにサンフランシスコ名誉市民として歓迎してくれた。このアメリカの対応を知るや、日本でも一転英雄視される有様だった。

 懐かしく、羨ましい話である。無事帰国出来れば、自身のヨットによる単独無寄港太平洋横断の世界最高齢記録を再び塗り替えることになる。心より成功を祈っている。

2026年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7056.2026年9月7日(月) ドイツの極右化とトランプ氏のテロ追悼式欠席

 今日のタイトルの2つがどうも気になって仕方がない。

 昨日の本ブログ蘭に書いた最近のドイツの右翼化傾向について、昨日行われた旧東独のザクセン・アンハルト州の州議員選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」勝利の可能性が高くなりそうで危惧していた。結果的に、戦前の予想通りAfDが43.8%を獲得して勝利し第1党となった。5年前の前回選挙から得票を倍増させる圧勝だった。メルツ首相率いる保守与党の「キリスト教民主同盟(CDU)」は、前回の半分以下の17.2%で惨敗を喫した。連立を組み中道左派の社会民主党(SPD)も9.3%と振るわなかった。メルツ首相は、党内でも求心力を一層失い首相交代を求める動きが活発化するようである。

 偶々中道左派の社会民主党(SPD)との連立によってメルツ「キリスト教民主・社会同盟政権」政権は、昨日発足してちょうど1年を経過した。今後の政権運営はメルツ首相にとって茨の道であろう。それにしても国内の経済停滞がメルツ政権にとって大きなマイナスだったようだが、仮にAfDが取って代わった場合、極右的な主張をどこまで貫くつもりか不明だが、ナチズムと同じ道だけは歩んでもらいたくないと思う。

 さて、ドイツが極右化の方向へ進むに連れ、トランプ・アメリカはドイツにどう対応するのだろうか。トランプ大統領も保守派であるが、これまでイラン攻撃を続ける都度ドイツから厳しく非難されていた。今後のドイツとトランプ大統領は互いにどう民主主義社会を守っていくのだろうか。

 9月に入ると全アメリカ人にとって精神的に大きなショックを与えた9.11N.Y.同時多発テロを呪わしく想い出す。毎年テロの現場である世界貿易センター跡地で追悼式典が行われる。今年は奇しくもテロから25周年の節目となる。ところが、何とトランプ大統領はこの追悼式典へ出席しないことを決めたというのである。存命の大統領経験者は、高齢で体調が優れないカーター氏を除いてビル・クリントン、ジョージ・W・ブッシュ、バラク・オバマ、ジョー・バイデンの4氏は揃って出席し、3千名の犠牲者を追悼する。トランプ大統領が欠席する理由は、当人は否定しているが、この式典での演説が認められないことであるという。犠牲者を追悼する歴代の大統領が、ほぼ出席する中で現職大統領が個人的に駄々をこねて犠牲者追悼式を欠席するとは、どういう了見だろう。人間失格の行動を冒してばかりいたトランプ大統領が、事件から25年経った節目の追悼式典に身勝手にもまた欠席するとは、とても常人とは思えない。

 今跡地はどんな様子だろうか? テロの標的となった世界貿易センタービル内へ2001年4月に何の意図もなくブラっと入ったことがある。あれから5か月後義母の葬儀通夜に葬儀場待合室でテレビを観ていてあの驚愕的なテロを目にしたのだ。想像も出来ないような航空機のビルへの突進はあまりにも衝撃的だった。

 テロの1年半前にテロの仕掛け人・アルカイダのオサマ・ビンラディンが暗躍していたアフガニスタンを、パキスタン側の国境カイバル峠から遠望したのだが、その前に国境手前の最後の集落で怪しい銃砲類の取引を見て、よもや大きな反米テロが発生するのではないかと予見したことがあるが、それが現実となったと思った。この辺りの経緯は、拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に書いているので、出来ればご参考にしていただきたい。

2026年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7055.2026年9月6日(日) 16世紀メルカトール地図の見直し

 世界地図はしばしば見ているが、地球儀をじっくり見ることはあまりない。この点に世界の国々の地勢を知る機会を逸する落とし穴があった。今朝の朝日、読売、ネットでも大きく取り上げられた話題だが、学生時代からこれまで見てきた世界地図は、「メルカトール図法」の平面図だった。ところが、4日の国連総会で各国の面積を正確に反映した「イコールアース図法」世界地図の使用を促す決議案を賛成多数で可決した。国連総会の場でこのような普段学校などで学んでいるような地図について採決するなんて考えもしなかった。メルカトール図法による地図が、国の実態を歪めているとアフリカ諸国の提案が認められたものである。圧倒的多数の賛成を得て可決された法案ではあるが、法的な拘束力はない。投票に棄権した国はいくつかあったが、反対したのはアメリカだけである。グリーンランドを自国領土に組み込もうとしていたアメリカは、グリーンランドが小さい領土だと認定されたことが気に入らないのか、これは急進的なイデオロギーだと反発し、採決に反対した。

 メルカトール図法では、アメリカやロシアなど赤道から離れた国々は実際より大きく描かれ、赤道上にあるアフリカ諸国や南米のブラジルなどは実際より小さく描かれている。一例として、アフリカ大陸はグリーンランドとほぼ同じ大きさに見えるが、アフリカの実際の面積はグリーンランドの約14倍の大きさである。「イコールアース図法」を容易に入手して手元で見られるなら、それに越したことはないとは思う。

 さて、近年ヨーロッパを中心に右翼勢力が支持を伸ばして、政治の世界でも第2次世界大戦前の空気が蔓延り出した。特に、ナチスが力を付けてヒトラーがナチズムを発展させた苦い過去のあるドイツで、困ったことに東部ザクセン・アンハルト州では極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が進境著しい。東西ドイツ統一後、旧西ドイツに比べて経済発展が遅れた旧東ドイツ地方では、経済的に困窮している国民が多い。そこに目をつけたAfDは、不法移民や難民申請者を敵視して、民族主義的、排外主義的な言動が目立つようだ。ただ、ナチスはもううんざりとばかり、ナチズムと関連づけられることについては、ナンセンスと断罪している。一方、長い間連邦政権を引き継いできたキリスト教民主同盟(CDU)や、社会民主党(SPD)はその座を脅かされているが、AfDと手を結ぶ考えはないようだ。

 今日ザクセン・アンハルト州で州議会選が行われるが、大戦後初めて極右政党に所属する州首相が誕生する可能性があり、今後のドイツ政治を図る試金石となる。

 ドイツとは別に、戦時中の同盟国だったイタリアでは政権交代が繰り返され、首相が度々交代していたが、一昨日メローニ現首相が戦後最長の1413日間首相の座に留まったことが話題となっている。保守派のメローニ首相が、異例の長期政権を築くことになったのは、急進右派の支持こそ失ったが、より幅広い中道右派の信頼を得たことが、安定した支持確保につながったようだ。言うべきことは言う毅然とした姿勢で、トランプ大統領にも率直に持論を主張している。この辺りは高市首相も見習ったら良いと思う。

2026年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7054.2026年9月5日(土) 皇室とノルウェー王室との友好関係

 上皇陛下がご自分の葬儀について出来る限り簡素にして欲しいとのご意向をお話になったこともあり、宮内庁でも昭和天皇の時間を充分かけた豪華なご葬儀に比べて、上皇の場合は質素に行われるようである。上皇は常に皇室と国民の間にできるだけ壁を作らないよう配慮されている。その点で日本の皇室は、国民から信頼と敬愛はもとより、外国からも敬意を払われている。

 日本人移民が南米パラグアイへ渡って今年が90周年に当たるのを記念して、先日秋篠宮ご夫妻がパラグアイを公式訪問されたばかりである。その秋篠宮ご夫妻が、先日28日に崩御されたノルウェーのハロルド5世の葬儀に参列されるため、8~10日にノルウェーを訪問される。日本の皇室とノルウェーの王室は、ハラルド国王が1964年東京オリンピック・ヨット競技に出場したご縁もあり、当時から上皇ご夫妻とは親しく交流を続けて来られ、今年6月に当時のホーコン皇太子が来日された際には、秋篠宮ご夫妻と懇談されている。

 秋篠宮ご夫妻のご訪問に関して「差遣(さけん)」という言葉を初めて知った。実は、ノルウェー王室から天皇に案内があったそうだが、天皇・皇后に支障があるのであろう、宮内庁によると秋篠宮ご夫妻が天皇陛下の差し向ける「差遣」として葬儀に出席されるということである。「差遣(さけん)」とは「公用の使として派遣する」の意味だという。これまでは、「ご名代」という言葉がよく使われていた。いずれにせよ秋篠宮ご夫妻が9日にオスロ大聖堂で行われる葬儀に参列される予定である。

 ところで、このノルウェー王室は、近年トラブル続きで国内外から少なからず非難されている。ホーコン新国王の母上、ソニア王妃が一般家庭の女性だったために、ハロルド前国王は父親のオーラヴ5世から結婚の許可を得るのに難渋した。しかし、結婚後2人は円満な家庭を築き、国民から広く愛された。問題は、新国王ホーコン8世の家族である。ホーコン8世は子持ちのマリット王妃と結婚したが、王妃のスキャンダラスな事実と噂に国内外から強い非難を浴びている。特に、マリット王妃は子連れの再婚であり、また過日自死した女性問題でとかくの噂があったエプスタイン氏と長く交際していたとか、夫であるホーコン8世即位宣誓式には、肺移植後の合併症のために急遽欠席した。最大の悪評は29歳の連れ子である。性的暴行事件を犯して4年の有罪判決を受けている。特例で外出許可を得て、義祖父であるハロルド国王の葬儀で棺を担いだという。

 それらの問題はともかく、秋篠宮ご夫妻の葬儀参列など、日本の皇室はいつも北欧の国ノルウェーのみならず、各国の王室とは、王室外交によりお互いの友好関係に力を尽くしている。

 さて、先月下旬から日本各地を悪天候が襲っている。それも北陸から、九州・沖縄方面、そして青森県から東北地方へと被災地は転々と移動している。台風24号が沖縄近海から旋回して南方洋上に留まりながら今日は台風と秋雨戦線の影響で、屋久島では記録的な大雨となった。明日から明後日にかけては関東から東海地方に大雨の恐れがある。本当に今年の天候は異常で雨が多く、それも豪雨とか大雨で道路は冠水し、田畑は降雨で作物の成育が懸念される。これも地球温暖化の影響であるが、ケチばかりつけるアメリカのトランプ大統領は、温暖化を心配することもなく「地球温暖化対策は詐欺だ」と何の対策も講じず、またも文句を言っている。この厄介者をこの世から放逐した方が、よほど温暖化対策になると思うくらいである。

2026年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com