1772.2012年3月20日(火) 歴史的遺産や行事を広角度で見てみよう。

 今日はお彼岸のお中日である。恐らく一昨日の日曜日以上にお墓参りに行く人々が多かったのではないだろうか。小学校を卒業したばかりの孫に一昨日お彼岸について話をした。昼と夜の時間が同じになることに興味を示してくれた。

 実は日本の初等教育では宇宙、天体、歴史上の暦やしきたりなどについてあまり実務的に教えることがないような気がする。これまで文科省の教員海外教育視察団にお伴した経験から考えられることは、アメリカではどの小学校の図書館にも月刊誌「NATIONAL GEOGRAPHIC」を取り揃えて、子どもたちに自然とか、宇宙について分かりやすく教えていたように思われることである。

 その結果はどうなっているか。最近私自身各地で講師を務める機会が多いが、教育機関の受講生でも「地球が誕生してから46億年」とか、「地球一周の距離は4万km」を即答できる人は極めて数少ない。アメリカでは小学生でも知っているような地勢学の基礎知識である。

 お彼岸について薀蓄を傾けるなら、世界遺産の講義の中でしばしば紹介するのは、アスワン・ダム近くのアブ・シンベル神殿の岩屋の奥に鎮座するラムゼス王の顔面には、お彼岸のお中日に正面から太陽光線が当たる仕掛けになっていることである。また、メキシコのユカタン半島にあるチチェン・イッツァの祭壇の正面の階段の右側手すりには、お彼岸の決まった時刻になると大蛇の影が現れ、上段から下段へ向かって天から蛇が下ってくるように見える。これも古代人が宗教的な暗示から考え出した仕組みであるが、彼らの知恵には驚かされる。

こういう不思議で人智を尽くした工夫が地球上にはたくさんある。現地へ行かないとあまり関心を呼ばないかも知れないが、お彼岸の時ぐらい古代人の知恵について考えてみるのも悪くないと思う。

 一般にこういう文化的な価値のある遺産の名前を広く知らしめるばかりでなく、その歴史、文化、伝統、風俗などを絡ませた価値というものを日本の教育でももっと啓蒙した方が良いのではないかと思う。

 さて、今日午後銀座のナイトクラブで催された慶応‘KBRタンゴ・アンサンブルOB’のプチ・コンサートに、ゼミの利光さんご夫妻と島田さんご夫妻からお誘いを受け、妻ともども鑑賞に出かけた。クラブなんてもう長い間行ったことはないが、今日は妖しいムードもなく貸切の真面目なコンサートなので女性客も多かった。40名程度のお客も楽しいタンゴ演奏を楽しんでおられたようだった。たまにはこういう催しも楽しいものだ。

2012年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1771.2012年3月19日(月) 社民党の凋落ぶりが情けない。

 もう長い間社会民主党の低迷ぶりを情けない思いで見守ってきた。党勢の落ち込みが甚だしく、党員数は全盛期の13万人から今や2万人のレベルにまで凋落した。更に深刻なのは、国会議員数も今やたったの10人となった。国政の場でも影が薄いのだ。かつて最盛期には200人近い議員がいたことを考えると、ここまで議員数が落ち込んだのは、時代背景もあると思うが、やはり党として国民に支持される活動を怠ってきたからだと考えざるを得ない。

 翻って社民党は、これまで支持基盤だった労働者層や学生層に今どれだけの支持者がいるだろうか。ほとんど何もやっていないので、支持者がそんなにいるとは思えない。毅然としてリーダーシップを取り、国民と党を引っ張っていけるリーダーが党内にどれほどいるだろうか。これもノーである。最大の問題は党内に活力がないことである。戦後社民党(前身の社会党を含めて)が伸展してきた背景には、その支持母体だった第一線の官公労、現場で働く鉄鋼ら大手企業の労働者、国鉄労働者、炭鉱労働者ら、及び学生らの強いサポートがあった。

 組合運動の旗を振っていた社民党が、とどのつまり旗を振らなくなったのだ。戦後日本の労働運動を理論的にリードしていた進歩的学者、大内兵衛氏や向坂逸郎氏らのようなカリスマ的な理論家がいなくなった点も組合運動を減退させた要因のひとつである。総評のように強力だった労働運動総本山が旧連合と合併して、新たに発足した連合が社民党を見限り保守路線へ舵を切ったことも凋落の大きな原因と考えられる。そして新連合は与党民主党の支持団体へ鞍替えしてしまった。強力なシンパだった国労、動労、炭労、炭労は、社民党のシンパとはなり得なくなった。

 確かに今ではかつての国鉄は解散してJRとなり、かつての国労や動労のようなスト権も辞さない強力な組合運動に支えられていた時代は遥か昔のことになってしまった。今では分社化されたJRは、社民党支持者ではなくなった。社民党の支持母体はみな「自然没落」してしまったのである。そんな時新しい風を吹き込むべきリーダーがいなかったことが党の発展にブレーキをかけてしまった。

 労働者の待遇が向上するにつれ、労働運動の低下はある程度予測できたはずである。なぜ学生団体へ呼びかけて学労一体となった労働運動発展の道を探らなかったのだろうか。労働者と学生へ目を向けていると言っていた社民党ではあるが、あまりにも対応が甘い。これでは何もやらなかったのと変わらない。

 連合の力の衰えに比例するように学生運動も完全に勢いを殺がれた。学生のエネルギーの衰えは、基本的に学生自身に問題があるが、社民党のエネルギーの減退とも深い関連がある。

2012年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1770.2012年3月18日(日) フランス革命の原因は意外なところに

 雨模様の中を近日大阪へ転勤予定の長男家族5人、及び新潟に赴任中の二男家族3人と一緒にわれわれ夫婦を合せて10人の大所帯でお墓参りへ出かけた。まず、わが実家のお墓のある中野の宝仙寺へ出かけたが、春分の日が近い日曜日ということもあったようだが、境内はお墓参りに来た人の車で溢れ、ガードマンが整理している有様である。貸切で葬儀を行う特別な場合を除いて、これまでこれほど宝仙寺が混み合ったのに遭遇したのは初めてである。

 近くの蕎麦屋で昼食を済ませてから、妻の実家のお墓参りのため多磨霊園へ向かう。中央高速道が混んでいたので、ここも混んでいるのではないかと懸念していたが、宝仙寺に比較してそれほど混み合ってはいなかった。

 ともかく先祖への供養を済ませるとほっとする。家族に健康を害した者がいないことに一番気が休まる。これからもいつも順風満帆というわけには行かないだろうが、そうあるようご先祖さまにご加護をお願いした。

 さて、昨日TBSテレビのクイズ番組「世界不思議発見!」を観ていて、意外なことを教えられた。クイズではフランス革命の仇花と消えたマリー・アントワネット王妃を取り上げていた。1789年フランス革命が勃発した最大の原因は、貧しい民衆が苦しんでいた最中に絢爛豪華なベルサイユ宮殿を造営し毎夜舞踏会で贅の限りを尽くし贅沢三昧な生活に浸っていた貴族階級にその矛先が向けられて、庶民階級の怒りを買い彼らに襲撃されたというのが一般的な定説だとこれまで理解していた。

 ところが、昨日のクイズ番組では、その背後には何とアメリカ独立戦争が絡んでいたと解説がなされた。つまり、1776年アメリカ合衆国はイギリスから独立を勝ち得たが、その独立戦争においてフランス王政はアメリカに加担してアメリカ独立の大きな支えとなったというのである。フランスはアメリカ独立のために巨額の戦費を投入して自らを財政的に追い詰める結果となり、その挙句苦しい財政のツケが庶民の生活にしわ寄せされた。偶々派手な貴族の生活ぶりが、庶民の知るところとなり庶民の怒りに火に油を注いだ格好になったというのである。今まで世界史でフランス革命成功の背景にアメリカ独立戦争があったと学ぶこともなかったし、考えてもいなかった。思いがけない豆知識を得た。だが、これからもう1度フランス革命史を紐解いて精査してみなければなるまい。

2012年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1769.2012年3月17日(土) 文人ゆかりの地と記念館

 鉄道各社の春のダイヤ改正に伴い、今年も悲喜こもごものニュースが聞かれる。昨日JRでは東海道新幹線300系「のぞみ」が20年間走行していた表舞台から姿を消した。同時に青森から大阪まで日本海沿線を走っていた寝台特急「日本海」も舞台から去った。それぞれの出発駅と到着駅における鉄道ファンの感情移入した熱狂ぶりには恐れ入る。

 また、小田急でも1987年開業60周年に登場したロマンスカー「HiSE」が25年間のお務めを終え引退した。同時に「RSE」も幕引きをした。一方で東武鉄道は5月22日の東京スカイツリー開業を前に由緒ある「業平橋」駅をまったくセンスの感じられない「とうきょうスカイツリー」駅に駅名変更した。由緒のある名前「業平橋」をいとも容易くお祭り騒ぎのような名前に替えてしまった。よくもここまで悪乗りしたと思える駅名変更ではないか。それでも恐れ多くも80年以上もの長い間名称を名乗っていた在原業平に申し訳ないとでも思ったのか、新駅名の脇に「旧業平橋」と付けたようだが、東武鉄道の文化的センスの欠如には呆れかえる。今後も近所に新名所が誕生すれば、またえげつなくその名を騙るのではないだろうか。

 さて、今朝の日経紙付録「NIKKEI」一面に「訪ねてみたい文人ゆかりの里」10傑が掲載されている。それを見ているとそれら文人のイメージが浮かんできて何となく訪ねてみたい気持ちになる。因みに、①太宰治記念館と青森・五所川原、②宮沢賢治記念館と岩手・花巻、③子規記念館と松山、④室生犀星記念館と金沢、⑤森鴎外記念館と島根・津和野、⑥池波正太郎記念文庫と東京・浅草、⑦小泉八雲記念館と松江、⑧藤村記念館と岐阜・中津川、⑨旧江戸川乱歩邸と東京・池袋、⑩松本清張記念館と福岡・小倉など名だたる文人ゆかりの記念館がずらっとリストアップされている。番外として京都宇治市の「源氏物語ミュージアム」や、三重県伊賀市の芭蕉翁記念館、松阪市の本居宣長記念館も挙げられている。私自身は仕事の合間に、③子規記念館、⑦小泉八雲記念館、⑩松本清張記念館ぐらいしか訪ねていないが、今でも建物ははっきり憶えている。

 ⑤森鴎外記念館が津和野市内にあるものとは別に、JR小倉駅近くにも名称は正確に覚えていないが、日本家屋風の森鴎外記念館がある。鴎外が軍医として小倉に勤務していた頃に住んでいた旧宅のようだ。10年ぐらい前に見学した時鴎外の孫で、慶応日吉時代にフランス語を習った山田ジャク氏(このフランス語ジャックに準えた漢字が難しくPCでは見つからない。「爵」の「ノ」と「ツ」を「木」に差し替えた字)について係員と立ち話をしたことがある。また、東西の壁崩壊前に、その当時東ベルリン側のブランデンブルグ門近くにあった鴎外記念館を訪ねて、ドイツ人女性研究家から解説してもらったことがある。その時件の女性は「舞姫」のヒロイン・エリスについて熱を込めて話してくれたことが懐かしく思い出される。聞くところによると今秋都内文京区にも鴎外記念館がオープンするという。また、かつて訪れたことのある馬籠村については、生憎その時時間がなく見学できなかったが、⑧藤村記念館には「夜明け前」に関する貴重な資料があって一見の価値があると薦めるコメントがあったので、ぜひ一度訪れてみたい。特に中学生の頃読んで感銘を受けた「破戒」や、愛読書のひとつ「夜明け前」の雰囲気が感じられるところだけに興味がある。

 最近は文豪の長編小説を読む機会が大分減っているが、こういうコラムを見ると知らず知らず文豪と彼らの著作への想いが募ってくる。

2012年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1768.2012年3月16日(金) 1人暮らしになった人と1人暮らしを好む人

 昨日の松本整形外科医のCRP結果にすっかり気分を良くして、今日は1ヶ月ぶりに痔の検査を受けた。前回の診断では今日の様子を見て2度目のジオン注射を試みるかどうかを決めようとの話だった。結局2度目の注射を打つことになった。やはりそう簡単に完治するようなものではない。これから1ヶ月後に改めて患部を診てもらうことになった。

 さて、日本社会に少子高齢化の傾向が表れてきたのは、割合最近のことであるが、その傾向の顕著な例として、東京都内に住む1家族(世帯)当たりの構成人員が2人を下回る1.99人という結果が示された。つまり、平均して1世帯に家族が2人はいないということである。かつてこんな寂しい家族像を誰が予想しただろうか。これは昭和32年に統計を取り始めてから初めてのことである。その大きな原因は一人暮らしの人が増えてきたことであり、老人夫婦の内連れ合いが亡くなってやもめ暮らしをする人が多くなったことが大きく影響している。最近では近所の誰しも看取られることなく、1人暮らしの老人の孤独死が目立つようになり社会問題化している。

 一方で都会に住む若者が結婚しようとせず1人暮らしを好む風潮のせいもある。高齢者のやもめ暮らしは、ある面で止むを得ない一面もあるが、若者の1人暮らしの生活は必ずしも人生のうえでプラス面ばかりではない。これについて若者にインタビューすると、自分の好きなように、誰からも指図や邪魔されずに自由に生活したいという甘ったれた声が多かった。これも自分の将来をあまり考えない現代の若者気質なのだろう。将来のことは2の次で、現状が楽ならそれを実践するというひとりよがりの傾向が見られる。

 しかし、この風潮には嫌なものから逃げるという逃避的心情が覗ける。自分が嫌いなことから逃避することもさることながら、他人が困っている場面でも援助の手を差し伸べようとの気持ちから逃げていることになる。人生には嫌なこと、真正面から見たくないもの、避けたいことなどはいくらでもある。嫌なことからみんなが逃げていたら世の中の問題は解決しないのではないか。また若者自身にも物事を解決する力が育たないのではないかと危惧するのだ。時には嫌なことから逃げないで正面からぶつかり、解決することによって人は少しなりとも前進することができる。一人で解決できないことでも、他人と協力することによって事態を打開する力を身につけ、ともに前進、向上することができると思う。苦しい現状から逃げることばかりでは、個人の能力も向上しないし、他人とのコミュニケーションも図れない。

 最近の若者の行動パターンを些か心配しているが、実際に統計上表れた1家族当たりの構成人員の減少を知って改めて憂慮している。

 今朝詩人であり、評論家でもあった吉本隆明氏が亡くなられた。享年87歳だった。半世紀前の学生時代に月刊誌「世界」を通して氏の論文を読んだものだ。60年安保闘争では、抗議し行動する学生にシンパシーを示していた。理論家ではあったが、それでも能書きより行動を買ってくれた。その意味では現場感覚の分かる思想家だった。過去に丸山真男ら進歩的知識人を批判したり、その一方で近年はイラストレーター・糸井重里氏らとも対談してサブ・カルチュアにも関心を示したユニークな一面もあったようである。論客がまたひとり逝った。

2012年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1767.2012年3月15日(木) 紳士を標榜する読売巨人軍に紳士協定は無縁か。

 天下の朝日新聞今朝のトップ記事がライバル読売を標的にしたプロ野球・読売ジャイアンツのルール違反を非難する記事である。フロント・ページの半分以上と社会面でも取り上げて過去の新人選手入団に関わる契約金申し合わせの超過を厳しく批判している。

 見出しは「巨人、6選手に契約金36億円」とあり、入団後チームの主力となった有名選手の入団に至る交渉経緯を暴いている。高騰する契約金を抑制するために、プロ野球全12球団がその最高標準額を、1億円プラスでき高払い5千万円と決めたのは5年前である。その目的と意味は充分に浸透していると思ったが、「球界の盟主」を自認する巨人軍は平然とその申し合わせを無視し、プロ野球界に波紋を投げ撹乱しているのである。

 私自身個人的には、小学生の頃から現在に至るまで熱烈な巨人ファンであるが、残念ながら野球界にトラブルが生ずるとこれまでその中心、或いは源流には決まって巨人軍の存在があったと思う。昨日も読売新聞のナベツネさんについて、ナベツネさんのプラス面を出版ニュース社の清田社長と話したばかりである。この高額契約を承知していたと思う、友人の前巨人軍オーナー・滝鼻卓雄くんはこの問題をどう考えているのだろうかちょっと気になる。

 この朝日の報道が明らかになることを察知して、昨晩巨人軍はメディアに都合の良い巨人情報を送付している。曰く「ルール違反ではない」。果たしてそうだろうか。確かにルールで決められているわけではない。紳士協定に基づく標準の目安である。阿部慎之助選手のように、あまりにも多額の10億円で契約した選手もいる。これをルール違反でないとするなら、何のための目安であり、紳士協定とは一体何だろうか。その契約も巧妙で表面に出ないよう分割払いにしていたという。およそ紳士協定にはそぐわない。これでは他のチームはどうあれ、自分たちは欲しい選手を獲得するために球界の信義やルールを度外視してもかまわないと考えているとしか思えない。

 同じルールの下でゲームを行う野球界で、そのリーダー格がルールを無視するような行動をとるようではファンに対して何と説明するつもりなのか。朝日紙上に暴露された内容はかなり具体的で、内部から流れた資料でしか分からないような個人情報である。しかも、巨人軍がないといっている資料のコピーが朝日にもたらされたのである。

 経済紙である日経夕刊にも取り上げられたほどの本記事に関しては、この記事の内容だけに留まらずその情報元が追求されるのではないか。これだけ金額的にも、また具体的にも長い間に亘る詳細な契約内容から推して、その情報元は、巨人軍と裁判沙汰になっている元巨人軍代表だった清武英利氏ではないかと思う。

 これから週刊誌を始めとしていろいろ追求や詮索が始まると思うが、それにしても巨人軍の協約破りにはほとほと呆れ果ててしまう。少年たちに範を示すとしてフェアプレイを訴え続けてきたプロ野球界は口で言うことと、実際に行うことが間逆ではないか。情けないことだ。巨人軍は堂々自らの考えを明言すべきだろう。

 さて、2週間前に松本整形外科で血液検査をしてもらった結果を今日教えてもらった。嬉しいことに最大の目標、CRP(炎症や組織細胞の破壊が起きると血清中に増加するタンパク質のこと)がこれまでで最低の数値、0.36を示したことである。2007年6月4日に最初に検査してもらって以来30数回に亘って検査してもらって、アップダウンを繰り返し先生が目安として0.3以下を目標に軽いステロイド、プレドニン5mgを服用し続けてきたが、ここまでの数値は今ひとつ期待に応えるものではなかった。今日の結果で何とか目標値0.3以下への明るい展望が抱ける。

 今冬の寒さのせいで遅咲きだった庭の白梅も漸く花びらが開いてきたのも嬉しい。相変わらず寒さは厳しいが、春が巡ってきた感がする。

2012年3月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1766.2012年3月14日(水) 出版ニュース社清田社長にお会いする。

 「むし歯予防デー」が6月4日とか、「いい夫婦の日」が11月22日であるとか、こじつけがどんどんエスカレートしているようだ。寡聞にして知らなかったが、今日「3月14日」は円周率3. 14に因んで「円周率の日」というのだそうであるが、それらしい企画とか、催しは一切ない。行き過ぎた悪ふざけに思えてしようがない。

 昨日に引き続いて中国について厳しく感じたことを改めて採り上げてみたい。今朝の日経紙「春秋」によれば、ラオスでは人が集まれば親しく乾杯となるそうだが、ラオス国内ではこれまで中国による商業施設の建設工事が相次いで行われた。ところが、資本はもちろんのこと、労働者も中国からやって来た中国人ばかりで完成した後はそこに住み着いてラオスに実質的恩恵があまりない。ラオス人は中国については多くを語ろうとしないらしい。ビルマにおける建設工事も同じように行われ、ビルマにとってメリットがあるというより、中国にメリットが多い。ビルマ人も中国人に対して多くを語ろうとしない。アフリカ諸国における中国人の存在感や彼らに対する見方も冷めていて、最近では中国人が現地のアフリカ人に狙われるような物騒なケースも発生しているそうだ。どうして人助けをしているのにこんな不幸なことになってしまったのだろうか。その最大の原因は、中国人が他人を受け入れようとしない、その行動様式にあると思う。折角発展途上国に対して経済援助を行いながら、資金繰りから工事計画、雇用人事計画、完成後の使用方法などについて、あまりにもマイペースでやり過ぎて、現地人の声を無視する。結局完成した建造物は、中国人の、中国人による、中国人のための施設になったような印象を与えてしまう。

 今中国は世界の各地でその国のために労を惜しまない活動をしながら、結果として中国のものを外国に造った形になっている。こうしたハード面ばかりでなく、ソフト面でも多くの国とトラブルを起こしている。知的財産の侵害、特許権登録問題、海洋資源開発、国境紛争、そのうえにシリアのアサド政権制裁の場で中国政府はロシアと並んで紛争解決のための国連介入に拒否権を発動する。果たしてこのパフォーマンスで世界が納得すると思うだろうか。そろそろ大国として誰からも尊敬される大人の態度を見せてほしいものである。

 さて、夕方新宿で出版ニュース社の清田義昭社長と一杯やって延々3時間半に及ぶ懇親会になった。この間に千葉県東方沖で震度5強の地震もあった。そこで原発再稼動についてはお互いに絶対反対。レストランに行く前に三省堂書店へ立ち寄って先日発表された原発事故調査報告書(正式書名:福島原発事故独立検証委員会-調査・検証報告書)を買い求めた。これは一応政府から独立した組織なので、中立といわれメディアの評価は高いが、委員会のメンバーの顔ぶれを見ると果たしてそうなのか読んでみないと何とも言えない。

 就いては私の方からトラック島大酋長のエッセイを単行本にする話も持ちかけたが、清田社長は海外旅行に際してその土地に関する大河小説を読み込んでおくことが大切という私の話に賛同され、むしろこういう土地を描写した大河小説の話をまとめた本が面白いと言っていただいた。これまでこの種の本は誰も書いていないし、確かに関心を呼ぶのではないかとも思う。だが、今まで読んだ書物を改めて読むことになると書き始めるまでに、少々時間がかかり過ぎる。これはちょっとタフな難題である。

 清田社長が話された興味深い話は、読書好きの「ナベツネ」こと読売新聞・渡辺恒雄会長に2年前亡くなった作家・井上ひさし氏が読書についてインタビューするという企画話だった。井上氏が亡くなってこの話も消えた。ナベツネさん周辺の人はこの企画を承知していたらしい。確かに面白い話で、もし実現していたら清田社長が言われるようにナベツネさんもイメージ・アップしただろうし、大きな話題にもなっただろう。私自身もぜひ読んでみたいと思っただろう。良い企画だったのに惜しい話である。

 清田社長とはもろもろの話をした。出版業界の生き字引のような方なので、話が多岐に亘り豊富で話題に事欠くことがない。私の旅行体験や、生き方、ホームページなどにも大変興味を持っていただいたので、また次の機会に3時間でも4時間でも話合ってみたい。

 清田社長、今日は大変ご馳走になりました。

2012年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1765.2012年3月13日(火) レアアース輸出規制で日米欧が中国を提訴へ

 午後大和市生涯学習センターの要請で講師を務めた。昨秋主催者側から求められたテーマは「シニアのための海外旅行の楽しみ方」である。このセンターでの講師は初めてなので、若干時間的の余裕を持って東急・田園都市線つきみ野駅から会場の「つきみ野学習センター」へ向かった。この田園都市線はどこの駅周辺も東急グループが長期計画に基づいて街づくりを行っているので、空間スペース、市街地としてのバランス、区画の整理などがすっきりしている。

 今日は60歳以上の熟年女性に特化した講座で先週行われた、女性講師のおしゃれ講座とセットになっているが、受講者はみな生活の中で海外旅行を楽しむことに貪欲で積極的に外へ出ようとされている生活に比較的余裕のある階層の女性たちのようである。今日も受講者は少しでも海外旅行のヒントを得ようと熱心にメモしておられた。大分力をつぎ込みパワーポイントのスライドも、テクニックを加えて75枚作った。

 講義の中で何となく海外旅行経験者が多いなぁと感じることがあった。例えば、最も人気のある世界遺産、マチュピチュに何人行ったか尋ねてみると、すぐ挙手された方が4名もおられた。昨年行ったばかりの人もおられた。こういう場合だと話しやすい。それにしても、概して年配の女性は元気である。定員30名のところに定員がオーバーして、何とか35名に抑えたと担当者が言っておられた。和気藹々の内に2時間の講義を終えた。

 さて、日米欧が協力してレアアースの中国の輸出規制について世界貿易機構」(WTO)に提訴することになった。これまで中国のわが者顔のごり押しに悩まされっ放しだった先進諸国にとって、思い切った行動に出たのである。レアアースは世界的に埋蔵量が少なく中国が世界最大の供給国であり、世界の供給量の9割以上を支配している。その有利性を背景に、中国が輸出規制をかけていることがWTOの公平であるべき貿易上のルールに違反しているとして提訴することになったものだ。中国は他にもiPadの商標登録でも裁判沙汰となっている。

 日本も中国には随分日本の地名を盗まれた。有田焼きや、讃岐うどん、松阪牛、青森りんごにいたるまで中国国内で日本の名品が商標登録されたのは、登録した中国企業がトラブルの持ち上がるのを待って金儲けを企んでいるからに他ならない。「松阪牛」を「松坂牛」のように文字を少し変えてみたり、青森りんこに至っては、「森」を「淼」に変形させて申請する「きめ細やかさ」である。流石に枝野経産相が中国にはプライドというものがないのかと怒っている。日本政府も讃岐うどんのような日本の地名を中国国内で登録することに対して抗議したところ、中国が「讃岐」を中国人の特許権申請を認めなかった経緯がある。少しは良心の呵責を感じているのだろう。中国政府もこれまでは何でもかんでも申請書さえ提出されれば、それが例え外国に関係深いものであっても、また金儲けのためで外国に迷惑をかけようとも中国品として認めていたが、もう国がらみのせこい未熟児のような商法はいい加減に止めたらどうかと言いたい。

 日米欧の提訴が認められることを待ちたい。

2012年3月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1764.2012年3月12日(月) 森ビル会長の森稔さんご逝去

 東北地方を中心に発生した東日本大震災が昨日1周年を迎えた。大きく報道されることは少ないが、震災の翌日長野県栄村を襲った震度6強の大地震も村に大きな被害をもたらした。更に千葉県浦安市で発生した液状化現象が大きな後遺症を与え、住宅が損壊して住民は住宅販売会社を訴えている。つめ跡は大きい。物心両面で深刻な被害を受けた被災者の心が癒えるにはまだ大分時間がかかりそうだ。

 さて、今夕の新聞を読んでいて突然の訃報にショックを受けた。森ビル会長の森稔さんが前立腺癌を患ったうえ、8日心不全で亡くなられたのだ。森さんは湘南高校の4年先輩で、昨年11月の母校創立記念式典でお会いしたばかりで、その時しばらくお話してその後エッセイを寄稿した小冊子をお送りしたところだった。日経夕刊の連載コラム「こころの玉手箱」11年1月19日付に私自身の経歴と同じように「京都から湘南へ」との見出しで鵠沼周辺の情景を書いておられた。江ノ電鵠沼駅の写真が載っていたので、ご実家はわが実家の近くではないかと思っていた。

 森さんは根岸英一博士と同級生で、毎年六本木のアークヒルズで開かれる湘南東京有志会のために便宜を図っておられた。ビル事業を近代的な経営感覚で軌道に乗せ、海外にも進出した。またひとり惜しい方が亡くなられた。

 さて、6日の本ブログに「イスラエルは本当にイランを攻撃するのか」と取り上げた問題が、今日NHK「クローズアップ現代」でテーマとなった。イスラエルの自己防衛の論理がイスラエル流にどんどん広がっていく。自国にとって危険だと認めれば、自己判断で行動を起こす。これまでにも1983年にイラク、2007年にシリアの核施設を攻撃している。イスラエルの正当性?とは、敵対国の核施設をそのまま放置したら、第二次大戦中にナチスに虐殺されたホロコーストと同じように自分たちが第二のホロコーストに追い詰められるとの危機意識が強い。アメリカが懸命に説得しているが、イスラエルはこれ以上黙っていられないと頑強に主張して、敵対的なアラブ諸国に包囲されている地勢的な不利から、イスラエルだけでもやりかねないのだ。国内は臨戦態勢で学校でも防空訓練に余念がない。一方のイランは益々保守勢力の力が強くなり、正に対決しそうである。今すぐにとは行かないだろうが、早晩正面衝突の可能性があるような気がしている。

2012年3月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1763.2012年3月11日(日) 東日本大震災1周年を迎える。

 今日午後東京千代田区にある国立劇場で開かれた東日本大震災1周年追悼式に天皇・皇后両陛下が出席された。天皇の犠牲者を悼む言葉の前に野田首相が誓いの言葉を述べた。それは3つの点に要約される。①復興を1日も早く成し遂げること、②震災の教訓を未来に伝え語り継いでいくこと、③復興を通じた日本の再生という歴史的な使命を果たすこと、である。

 天皇は犠牲者への哀悼の言葉に併せて、遺族や、被災者と被災地のために働いてきた人々やボランティアの尽力をねぎらったり、世界中からの支援者に感謝の言葉を語られた。

 今日現在震災による死者、行方不明者は1万9千名を数えるが、そのほかに災害関連死亡者が千名を超えるので、犠牲者は2万名を超えたようだ。

 今朝から各テレビ局は震災地からの生中継を交えて、震災一色である。ところが、アメリカでは日本の震災に対する同情や共鳴には強いものがある反面、シーラ・スミス・アメリカ外交問題評議会上級研究員の「震災によって日本政府は厳しい試練に晒された。初動こそ阪神大震災に比べれば迅速で効果的だったが、復興にかかる法律、予算、原発の保安点検に関する対応は遅く、津波で破壊された地域の再興はまだ終わっていない。国民の要請と政府の対応の間に深刻な隔たりが生じ、人々の政府に対する信頼は著しく傷ついている」のような指摘もある。震災発生当初から、原発事故に対して多大な関心を抱いてきたアメリカ政府は、軍による「トモダチ作戦」を行いながら日本を支援してきた。日本国民にその気持ちは通じたが、その一方で日米政府間にどうも齟齬を来たしたとの印象が強く、何となくギクシャクした印象は否めない。その辺りはアメリカにとって正確な情報が得られなかった不満と、日本の事故後の対応に納得のいかない気持ちを伝えたかったからではないか。今朝の朝日新聞を読むとその点がよく分かる。

 中国政府の見方も若干見込み違いと計算違いがあったようだ。震災発生と同時に日本へ支援を行ったが、まだ尖閣諸島沖の漁船衝突事件の影響から日中間に緊迫した状態が続いていたこともあり、中国政府は双方の国民感情を回復するチャンスと捉える考えもあった。だが、震災外交で関係改善を図ろうとする中国政府の試みは充分達成されなかったと見られている。それは多くの国々が支援活動を続ける中で、中国が思うように強い印象を残せなかったことと、中国政府より中国世論が被災への同情より放射能汚染への懸念に移っていったことが背景にあると見られている。その点では、南京大虐殺を否定した河村たかし・名古屋市長の発言で再び緊張が高まってきた日中間には再び緊迫した空気が流れている。結局中国の支援は、日本との間の溝を埋めるようなことにはならず、中国政府の願っていた方向には向かわなかったようだ。残念なことである。それと同時に、如何に善意の援助であっても双方の気持ちを通わせるのは難しいものだとつくづく感じた。

2012年3月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com