2120.2013年3月3日(日) ケネディ大統領暗殺事件の思い出

 今日は雛祭りである。女の子のお節句にあやかって女性大使(未定)の話をしたい。 

 アメリカではオバマ政権が第2期目に入ったが、4年前の第1期スタート時に比べて逼迫した財政問題を始めとして、安全保障やTPP等国内外に多くの課題を抱えている。中々頭の痛いところである。初の黒人大統領として、‘Yes, we can.’と華やかにデビューした第1期スタート時に比較すると、今年はその期待度、存在感がある程度トーンダウンしたのは止むを得ないかも知れない。

 閣僚や各国大使も大きく入れ替わるらしいが、今わが国で最も注目されている人事は、ルース現駐日大使の後任として次期大使にどんな重要人物を任命するかということだ。一部には、ジョン・F・ケネディ元大統領の長女・キャロライン・ケネディさんが噂されている。オバマ再選に当って選挙運動で大分貢献したらしい。年齢的にも50代の半ばで脂が乗り切っている弁護士である。もうそんなに時間が経過したのかと改めて思われるほど、大統領暗殺事件は最近のことのようで、当時あまりにも衝撃的だったせいでいつまでも心に残っていたからであろう。あれから早くも半世紀が経過したことになる。当時故大統領の葬儀で父の棺に向かって小さな手を合わせていた可憐な少女の姿は、世界中の人々の涙を誘った。その少女がもうそんな年齢になったかと思うと何がしかの感慨を禁じえない。

 まだ、新大使の人事は正式に決定したわけではないが、仮に大使に就任されると日本でも隠れたケネディ・ブームの再来となるのではないかと思う。

 今アメリカの首都ワシントンD.C.を訪れると国立アーリントン墓地へ行って、故ケネディ大統領の墓石の前に額づくことが定番の観光コースになった。当時ケネディ大統領のデビューと行動力、スピーチとそのカリスマ性は、その当時若かったわれわれ学生にも強い印象を与えてくれた。それだけに、あっけなく凶弾に倒れて若い命を落としたことが惜しまれたものだ。

 番外編ではあるが、私自身ケネディ暗殺にまつわる一風変わった思い出がある。1975年6月、ルイジアナ州シュリーブポート市で開かれた全米自然食品大会に日本からただ1人参加した。その取材記録は、月刊「たべものと健康」誌(75年8月号)に寄稿した。その時、その帰途テキサス州ダラス市に滞在した。その折ケネディ大統領記念館なる建物を見学した。元教科書会社倉庫ビルの現記念館から犯人オズワルドが大統領を銃撃したのだ。その内部で見学者にケネディ大統領暗殺のドキュメントと暗殺シーンを模型と人形を上手く使いながら臨場感を盛り上げて見せてくれたのが興味深かった。だが、反面それは悲劇を喜劇的に見せるように感じて、アメリカ人もよくここまでやるなと思わせるほど意外性のあるものだった。見学後の印象はあまり後味の良いものではなかったことを覚えている。

 そう言えば、私が大学を卒業し社会人となったのもこの年だった。あれから早や50年である。その前年にはキューバ危機問題が起きて、東西冷戦下に米ソの対立がエスカレートして一触即発の危機を孕んでいた。残念ながら、あの時代と比べて、今も戦争の危機が消え去ったとはとても言える状態ではない。

2013年3月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2119.2013年3月2日(土) 理念も信念もあったものじゃない。

 昨年の衆議院総選挙で圧倒的な勝利を収めて政権奪還を果たしたせいか、最近の安倍首相の言動にはうっすら自信らしきものさえ見受けられる。同時に自民党の政策行動にも自信たっぷり、些か不遜な空気さえ感じられるようになった。これが思い上がりでなければ良い。

 今朝の新聞では2つの気がかりなトピックスに目を奪われた。そのひとつは、昨夕菅義偉・官房長官が談話の中で武器輸出三原則骨抜き発言をしたことである。これまで「国際紛争の助長を回避する」との名目で、歴代内閣が基本理念としてきた三原則がいとも容易く破られたのである。理念も何もあったものではない。こういう自民党の行動を国民無視、傲慢と言わずして何と言うべきか。具体的には、国内で製造した最新鋭ステルス戦闘機F35の部品輸出を例外的に認めようというものである。明らかに今回の輸出部品に関わった三菱重工、IHI、三菱電機のような日本の軍需産業に寄与するものである。しかも、この部品の輸出はアメリカ政府が一元管理する国際生産システムに組み込まれる。すべてはアメリカの管理に委ねられ、日本の部品であろうとどこの国へ何の目的で再輸出されるのかは、日本政府には知らされず与り知らないことになる。だが、一旦例外を認め出したらきりがない。今後この三原則は形骸化が加速することになるだろう。

 2点目の気がかりは、経産省が発表したエネルギー基本計画をまとめる有識者会議委員15人の中に脱原発派委員は僅か2人しかいないことである。民主党政権では25人中8人が脱原発派だった。これでは、結論は決まりきっている。委員会は安倍首相が施政方針演説で述べた「安全が確認された原発は再稼動する」ことを後押しすることは明らかである。最初に結論ありきであり、どうしてこうまでして露骨に原発を再稼動させようとするのか理解に苦しむ。原発にアレルギー反応を示す国民の声をしっかり聞いて、その世論を受け入れて検討するならまだしも、反対の声をないがしろにして、さらに未だに解決の方法すら見つからない「使用済み核燃料の処理」をそのままにして、なぜ結論を自分たちの願う方向へ導いていこうとするのか。

 再稼推進派委員の中に寺島実郎氏が名を連ねているのにはがっかりした。しかも、その原発賛成の理由が釈然としない。「日米の核と原発は表裏一体だ」というものである。寺島氏は原発是非について本質的にはまったく触れていない。これでは原発問題ではなく、むしろ日米連携問題ではないだろうか。論理的な思考と解説で知られる国際人寺島氏だけに、この短い説明だけではどうにも納得できない。

 4年前に所属する「知的生産の技術研究会」編集の「知の現場」(東洋経済新報社発行)の中で、私自身共著者のひとりとして、4人の論客にインタビューをしてその発言について執筆したが、その他に寺島氏との対談では傍に立ち会い、いくつか質問もさせてもらった。いつも理路整然と論理をしっかり構築して判りやすく述べる寺島氏の弁舌にはいつも敬服していたものだが、この原発容認派としての短いコメントは、主義は主義として結構だが、いかに親米派とは言え、日本はアメリカと常に同一行動を取るべきだ、言い換えれば、日本は何事もアメリカ追従主義で行くべきだと言わんばかりの論調は到底容認し難い。

 それにしても、安倍政権になって日本の道筋が、「右寄り」「親米」へ大きく一歩踏み出したとの印象を受けるが、今後日本の行方に暗雲を投げかけることがなければ良いのだが・・・と不安が先立つ。

2013年3月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2118.2013年3月1日(金) 健康管理に気をつけよう。

 このところ血圧が大体140以下に落ち着き安定してきているが、年齢相応に少しずつ身体にほころびが表れてきた。少し良くなったと思えるのは、松本整形外科で定期的に受診している血液検査の結果で、直近のCRP数値が0.38で標準値0.30まであと一息のところまで低下してきたことである。これまで中性脂肪、ヘモグロビン、そしてγGTPなどに平常値ではない数値が時折表れたが、幸い今回は格別問題になるような現象は見られなかった。

 ところが、森内科で昨年12月に糖尿病の検査を受けて以来毎月検査を受けているが、今日教えてもらった2月の数値があまり芳しくない。2月に調べてもらった「HbAlc/NGSP」はH6.7だった。6以下でないと好ましくないということだが、前月の検査数値とまったく変わっていない。グルコースは223だった。これは前回の305に比べれば大分低下しているが、120以下が望ましいということなので、数値は大分高く所謂「糖尿病現象」である。これからも運動量を増やし、体重を減らすようアドバイスを受けた。

 やはり自分で地道に健康体を取り戻すよう努力するより仕方がないが、食べ物に好き嫌いが言えなくなるのが一番辛い。自分の病と相談しながら共存を考えていく気持ちが大切だそうだから、私の身体と健康は私自身が気を配るより手立てがない。長い道のりかも知れないが、時間をかけてこれ以上悪化させないつもりで健康維持に努めていきたい。

 さて、「春一番」が吹き荒れ、今日は朝から強い突風が吹いていた。庭の梅の花も漸くほころび出した。今年の冬は寒さが厳しかったが、これから少しずつ暖かくなるのではないだろうか。

 ところで最近若い人たちの間で使われている言い方の中に、極めて下品で乱暴な言葉がある。その下品で嫌な言葉とは「ヤツ」である。テレビを観ていても有名タレントらが平気でこんな言葉を使うことに、不快な感じがしていた。特に若い女性が平気で「その青いヤツ」などと言っているのを聞くとぞっとする。どうして普通の言葉を言わないのかと思っている。今日も若い料理の先生が、フランスパンのバゲットを指差して平気でこの嫌な言葉を使うのだ。

 どうしてちゃんとした名前があるのに、「そっちのヤツ」というような乱暴な言葉遣いをするのか。発言する本人はあまり気にする様子もなく、敢えて平気で「ヤツ」と言っているのは、自分が「ヤツ」と呼ばれても気にしない「奴」だからだろうか。

 世の中が落ち着かなくなってきたせいか、どうも日本人の言葉遣いが乱れてきたようだ。これも世紀末的現象のひとつに違いない。

2013年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2117.2013年2月28日(木) 安倍首相は原発再稼動に本気なのか?

 安倍首相は今日衆議院本会議場で施政方針演説を行った。TPPは現時点では政治の最大関心事のひとつであり、触れるのは当然であるが、アメリカ政府との間で完全に調整がついていないのか、言葉では威勢がいいが、言っていることに進展がないような気がする。その他に重要課題として①原発再稼動、②普天間基地移設、③議員定数削減、④憲法問題、等を挙げた。その中で①について「安全が確認された原発は再稼動する」と述べた。敢えて言うなら、「原発の安全が確認されることはない」と言ってあげたい。

 今日の朝日朝刊トップ記事は「原発作業員の被曝記録―東電、2万人分未提出」とある。まもなく震災から2年になるが、根本的には福島第一原発の放射能漏れは終息していない。関係者は皆何とか影響は少ないとか、作業は順調だとか、できるだけ事実を小さく伝えようとしている。だが、懸命の作業にも拘わらず、事態はゴールに中々届かない。先日もやらせの報告書や、汚染物質を不法に廃棄処分したことが暴露された。現場ではウソの報告や、事実の隠蔽が後から後から公になる。事実を矮小化しようとの企みに拍車がかかるばかりである。しかも、率直に言って国民の間では、再稼動賛成派より、反対派の方が上回っているのは紛れもない。こういう現実の中で、どうやって安全を確認し再稼動を進めるのか国民にはっきり真実を語って欲しいものである。

 ②については、沖縄県民はほとんど反対しているが、それを移設の期日を決めるだけでなく、基本的なロードマップを決めて沖縄と政府がもっと突っ込んだ話し合いをしなければ、話は一歩も進まないと思う。実際防衛大臣始め政治家は沖縄へ出かけて、当事者と向き合って話し合い、泥をかぶってでも事態を解決しようとの意気込みが感じられない。

 ③も本当にできるのかどうも信用できない。毎度本件に関しては、議員自ら火の粉をかぶる可能性があり本論賛成、各論反対になりがちだからである。

 ④はいよいよ憲法改正について動こうとしている姿勢を示したと言える。これから質疑の中で問題点が炙り出されるだろうが、意気消沈の野党第1党の民主党がこれを機に活性化させてくれるだろうか。あまり期待は持てそうにないが・・・。

 さて、昨日アメリカのピアニスト、バン・クライバーン氏が骨肉種のため亡くなった。78歳である。私自身音楽にはあまり詳しくないが、それでもこのクライバーン氏が、私が浪人中の1958年にチャイコフスキー国際コンクールで優勝した時のアメリカ人の喜びようが尋常ではなかったことが強く印象に残っている。東西冷戦の最中に彼が帰国した際は、当時のアイゼンハウワー大統領が出迎えたほどである。早速彼がコンクールで演奏したチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」のレコードを買い、メロディーを覚え、以来大好きな曲となった。4年前彼の名を冠したバン・クライバーン国際ピアノコンクールに、辻井伸行さんが日本人として初めて優勝して、久しぶりにクライバーン氏の姿を見て懐かしく思ったものだ。

 また、ひとり英雄が去り、寂しくなった。

2013年2月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2116.2013年2月27日(水) ルクソールで墜落した熱気球の安全管理は?

 昨日エジプト・ルクソールの熱気球墜落事故で2組の日本人夫妻を含む19人が亡くなった。この熱気球は確かに人家が密集した都市を除けば、観光地を上空から立体的にゆっくり眺めるには新しい観光手段として注目されるのもなるほどと思わせる。

 ただ、私自身には以前から2つのバーナーからガスを吹き上げてバルーンを浮かせる方法に安全性の点で些か疑問があった。それでも、仮にガス噴出が停止しても緊急脱出方法は当然考えられていると思っていた。ところが、今日の夕刊記事を読んでみると地上3~5mの着陸寸前で突然出火し、慌てた操縦士が地上へ飛び降り、軽くなった分気球が上昇した。そのまま上昇し続けて気球全体に火が回り地上90m付近から墜落したという。これが事実ならこう言っては酷かも知れないが、安全装置どころか、気球は落ちるべくして落ちたと見做されても弁解の余地もない。

 1999年トルコ・カッパドキア地方へ旅した時、朝早く熱気球に乗れるがどうするかとその前日ガイドから尋ねられたことがある。興味はあったが、早い起床時間と安全性に不安があって止めたことがある。カッパドキアは岩山に特殊な洞窟がむき出しになった珍しい世界遺産で、上空からの眺望も興味深いだろうと思い、後になって乗っていれば良かったと思ったこともあったが、こういう墜落事故の発生を聞くとトライしなくて良かったと思っている。

 さて、今日NPO法人シニア大楽で自治体の生涯学習担当者のための公開講座が開かれ、15人の模範講師のひとりとしてショート模擬講義を行った。幸いシニア大楽顧問の瀬沼克彰・桜美林大学名誉教授、事務局専務、他の講師らから大分好意的な評価をいただいた。最近注目されている「世界遺産」のテーマを取り上げたことがタイムリーだったこともあるが、パワーポイントに動きを入れた世界遺産の画面を多めに使用したことが効果的だったようだ。さらにお世辞であろうが、メリハリの利いた、話す声の通りが良いとお褒めの言葉をいただいた。すっかり気分を良くして帰ってきたところである。

2013年2月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2115.2013年2月26日(火) 2.26事件を想う。

 77年前の今日払暁、「昭和維新」を掲げた陸軍青年将校によるクーデターが勃発した。それから僅か4日間で事件は鎮圧された。いわゆる「2.26事件」である。日本中を沸かせた前代未聞のクーデターは、昭和史上最もショッキングな事件だった。岡田啓介首相、高橋是清蔵相、斉藤実内相、渡辺錠太郎・陸軍教育総監ら国のトップ9人を殺害し、首都圏を恐怖のどん底に陥れた。事件の結果は、中心となった若手将校25名のうち、17名が死刑となったおぞましい事件だった。学校教育の場でも学んだ事件であるが、残念ながら時代とともに次第に事件は風化が進み、近年はメディアでもほとんど取り上げられることがなくなった。

 事件当時は国内でも世界的な経済恐慌の影響を受け失業者が街に溢れ、東北地方の大凶作により農民の間には世を儚んだ人も多く、政治への不満が高まっていた。しかも、庶民の苦しみをよそに政界は政権抗争に明け暮れ、政党政治は崩壊し、若手軍人の間には軍上層部への不満も募らせていた。事件の背景には、現状に不満を抱き、陸軍上層部に操られた一部将校が過激な行動に走ったとも言われている。

 現在安倍政権が少しずつ右傾化の方向へ歩み出していると言われ、同時に憲法改正や自衛隊の在り方について慎重に議論されることが多くなってきた。当時とは時代背景がまったく異なるとは言え、この流れが加速すると、現代にあっても不満を抱く「青年将校」的行動が暴発しないとも言い切れない。その点を思い、かねがね他山の石として「2.26事件」を学び反省してみることが必要ではないかと考えていた。

 しかしながら、今年も新聞、テレビらジャーナリズムはそれらしき気の利いた企画や報道を行っているありようが見えずがっかりしていた。それが、1週間ほど前にNHK・BSでBS歴史館「徹底検証2.26事件-日本をどう変えたか?」という番組が放映された。父の渡辺錠太郎・陸軍教育総監を9歳のときに目の前で銃殺されたノートルダム清心女子大学名誉学長・渡辺和子氏が、赤裸々に現場の状況を語っていた。渡辺氏が教育総監の次女だったことは寡聞にして知らなかった。

 また、今夜のNHK「ニュースウォッチ9」でその時やはり襲われたが、一命を取り止めた鈴木貫太郎・侍従官(終戦時の首相)のたか夫人がその場面を語った録音テープについて報道していた。テープでは、首謀者のひとり、安藤輝三大尉の行動と人柄について鈴木夫妻が褒め称えていたが、私にも頷けるものがあった。

 実は、個人的に30代のころ松本清張著「昭和史発掘」のシリーズ物を読んで、安藤輝三大尉の人物像と人柄に心を動かされていたのである。それにしても彼のような真摯で、しっかりした目標を持った、人間性を失わない人物が少なくなったと思う。

 日本のあるべき姿、これから進むべき道を考えてみるためにも、日本の歴史上画期的事件だった「2.26事件」を忘れてはならないと思う。あの日は朝から大雪だったが、今日は外出しても汗を掻くほどの温かさだった。

 さて、成すべきことのひとつを今日終えた。毎年苦行のひとつである確定申告書を今日玉川税務署に提出することができた。とりあえず、ほっとしている。昨年までは2月中に提出したことはなかった。例年通り変わらぬ手書き記入ではあったが、準備が早かったことが良かったと思っている。

 夕方になってまた日本人観光客が犠牲になったニュースが飛び込んで来た。エジプトのルクソールで熱気球が墜落し、乗っていた日本人4人を含む19人の観光客が亡くなった。明日シニア大楽で自治体の生涯学習担当者を対象にPR講義を行うが、私は世界遺産について話をする。ルクソールのカルナック神殿とアブ・シンベル神殿についても触れるつもりである。

 それにしても先日グアムで日本人3人が殺害されたのに続く悲劇である。世界の観光地も安心できなくなってきたようだ。

2013年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2114.2013年2月25日(月) 安倍首相はふわふわせず、現実を直視せよ。

 一昨日の本ブログに、日本銀行次期総裁候補として元財務官で現在アジア開発銀行総裁の黒田東彦氏が噂として流れていると書いたが、何のことはない。今日の朝日、日経両朝刊の一面に次期総裁として有力と明確に書かれている。よく読んでみるとどうも黒田氏で決まりのようだ。テレビでは起用とまで報道されている。金融緩和論者の黒田氏起用のニュースが伝えられるや株式市場はこれを好感し、日経平均株価は4年5ヶ月ぶりに1万1600円台にまで上がった。

 では、2016年まで任期の残っているアジア開発銀行総裁の職はどうするのかと思っていたら、アジア開発銀行総裁職は日本の指定席ということから、早速後釜に現財務官・中尾武彦氏を決め、総裁として強引に押し込むつもりのようだ。黒田氏の場合は、2005年から長きに亘って総裁を務めており、これを安易に交代させて、後任に別の日本人を押し込むとは、日本政府も少々不遜に過ぎるのではないかと思う。正式決定ではないので、何とも言えないが、このようにアジアの人たちを侮辱するようなやり方はとても賢明とは思えない。

 ところで今度の訪米で、安倍首相がオバマ大統領と多くの点で合意したかのような印象を与えているが、その中の最重要課題であるTPP加盟問題は中々一筋縄では行きそうもない。これまで経団連などはこれに参加しなければ、日本の経済成長が止まるかのようなニュアンスで語っていたが、直近の報道などを見ると、日本の積極的な加盟を促していたアメリカが国内自動車業界の関税撤廃反対の声に押されて、自動車の輸入に関税を課し続けると言い出しているという。それでは、日本としても農業分野の貿易自由化はとても受け入れがたいところだろう。工業製品と農業品だけでも、このように意見がまとまっていない。これでは他の加盟国にとっては何のための貿易協定だか意味不明で、話が一層複雑になるだけである。

 現在TPP加盟国は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、マレーシア、シンガポール、ベトナム、ペルーである。これらの国々は自由貿易国に近い国であるか、一次産品輸出国であり、日米がTPPで関税撤廃を行った場合、アメリカは車で日本の進出を許し、日本は米豪、その他の行製品産出国から農業分野で大きな打撃を受ける。この点を考えると日米にとって他の加盟国に比べて、TPP加盟はそれほどメリットはなく、お互いに得策ではないのではないかという気がしている。

 分り難いが、どうもその辺りの日米間の駆け引きに裏の裏があるのではないかと勘ぐりたくなる。安倍首相が日米同盟の強化が確認されたと得意満面で話しているのに対して、オバマ大統領は野田前首相の時と強い絆は変わらないという言い方である。日本へのシェールガス輸出についても協力を要請した安倍首相に対して、オバマ大統領は明確に答えず、日本の立場に理解を示したというものである。

 かつて当時の李明博・韓国大統領が訪米した時は、晩餐会を催してくれたが、安倍首相には午餐会で済まし共同記者会見も開かれなかったと穿った見方もある。オバマ大統領には、アメリカ人記者から肝心の首脳会談の中身よりアメリカ経済の中身に関する質問が多かったとも聞く。モテモテだったとか、日米同盟の強化を確認したとか安倍首相がはしゃいでいる割りには、アメリカにおける安倍首相への饗応は冷めていて期待したほどではなかったということのようだ。それは、いつも日本に辛口の中国の論評が安倍首相はアメリカに冷遇されたということでも分る。

 結局いつまでも情緒的な理解とか、実行の伴わない口約束だけの話し合いでは、相手に愛想尽かしをされるということが何となく分った、先の日米首脳会談だった。もちろんお坊ちゃま首相にも分ったのではないかと思う。

 今日お隣の韓国では、李明博氏が大統領の座を去り、女性として初めての朴槿恵氏が就任した。暗殺された日本陸軍士官学校出身で、親日的だった朴正煕・大統領の娘であるが、韓国世論を受けて必ずしも彼らの対日感情が好転するということでもないようだ。近い将来に竹島問題でわだかまりのある日韓両国の間に新風を吹き込み、対日感情を好転させてくれるだろうか。期待したいものである。

2013年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2113.2013年2月24日(日) 旧トラック島への観光客が少ないのでは?

 4月に出かけるミクロネシアの旧トラック島(現チューク島)について少し研究しておこうとガイドブックを探したが、どこの書店にも見つからない。海外旅行ブームとなって以来幾種類もの旅行ガイドブック・シリーズが出版されているが、その中にミクロネシア関連書が見当たらないとは意外だった。ビルマやリビアですらシリーズの中にあるが、「ミクロネシア」のガイドブックは残念ながら見つからない。それだけトラック島へ行く旅行者が少ないということだろうか。こうなっては、かつて現役時代にお付き合いのあった、エージェントに当ってみるより仕方がないだろう。ウォーキングをした序に近くの八雲中央図書館に寄って調べてみても、ガイドブックとしての「ミクロネシア」、或いは「トラック」は見つからず、館内のPCで検索して学術的な書を見つけたので、どれほど旅行用に役立つものかは分らないが、それを近くの守屋図書館から取り寄せてもらい借りることにした。

 それにしてもグアムやパラオ、サイパンなどには観光客が押し寄せているにも拘わらず、トラック島の観光人気がこれほど影が薄いとは些かショックだった。これでは、亡くなったアイザワ大酋長も浮かばれないだろう。

 さて、今日は妻と東京駅内ステーション・ホテルのカフェへ出かけた。自宅近くの目黒通りのバス停から東京駅南口行きのバスが運行されている。昨秋一度逆コースで帰って来たことがあるが、日中のんびり都内見物を楽しめるので座席にゆったり座って目的地へ向かうのはリラックスできて愉快だ。ただ、時間的に小一時間もかかるので、急ぐ時はあまりお勧めできない。目黒通りから魚藍坂を経て三田慶應義塾の外周を半周して東京タワー下から霞ヶ関官庁街、日比谷公園前を通って東京駅丸の内へ辿り着くバス代210円也の観光コースである。

 ホテルは今も開業人気が続いていると見えてカフェも混んでいたが、館内をちょっと見学しながら席の空くのを待って、妻にとっては宿願のお客様となることができた。場所柄少々お値段がはるが、3点セットのケーキとコーヒーで1900円は高いか、安いか。八重洲側の大丸百貨店にオープンした大掛かりの食品コーナー、特にいろいろ取り揃えた弁当が評判を呼んでいるようだが、その辺りをぶらぶらして午後のひとときを過ごし案外気分転換になった。

 昨日観光月刊誌「コロンブス」2月号を送ってもらった。これに先日阿部和義さんに「観光立国を支える人たち」として取材されたインタビュー記事が丸々1頁掲載されている。阿部さんは流石に元朝日記者だけあって、内容を上手にまとめられている。記事は先日「世界遺産の隠れ話」として講演した時の内容に基づいたものである。世界遺産は今かなりの人たちが関心を抱いているので、講演のテーマとしては打ってつけで、早速コピーして知人にメール送信したところだ。27日にも、同じ内容で自治体の生涯学習等の担当者らを対象にPR講演を行う予定である。

 今日もうひとつ意外なことで興味を惹いたのは、50回目を迎えた国立競技場のラグビー日本選手権決勝戦である。全体として一時の熱狂的な盛り上がりにはやや欠けるが、試合は白熱した。3連覇を目指すサントリーと9年ぶりに決勝戦へ進出した神戸製鋼による決戦は、予想以上に大差がついて36対20でサントリーが勝った。12年ぶりの優勝を狙った、かつて7連覇を飾った勇者・神戸製鋼の苑田右二ヘッドコーチとは、同学年の二男が高校時代に夏の菅平合宿で同じスクラムハーフとして戦ったことがある。あの頃は私もまだ若かったが、毎夏菅平へ出かけてはよく息子たちを応援したものだ。そんな昔のことを懐かしく思い出した。

2013年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2112.2013年2月23日(土) 次の日銀総裁は誰に?

 昨日(日本時間今朝未明)ホワイトハウスで安倍首相とオバマ大統領の会談が行われた。訪米前から結論の出ていなかった環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加問題について、ペンデイング状態のまま話し合いに入った。その話し合いの結論は「あらかじめ全ての関税撤廃の約束を求められない」という極めて曖昧で、分り難い共同声明となって発表された。よくも弁護士でもあるオバマ大統領がこんなどちらとも受け取れるような表現で納得したものだと思う。そして首相はTPPへの参加か不参加を早く決断したいと述べた。まるで禅問答である。何がどうなっているのかさっぱり分らない。首相や専門家は当然分っていることであろうが、一般的にはとても分り難い。この辺りに政府と国民の理解に大きな乖離が見られる。

 それは日本国内に賛成派と反対派がほぼ拮抗していて、自民党国会議員の間でも考え方は相半ばしているから、首相は両派のご機嫌を損ねないようどちらにも取れる言い方をしたのだろう。その証拠に先の総選挙で自民党はどちらにも媚を売ってお互いの主張を受け入れるようなご都合主義的マニフェストを掲げて勝利したのである。これからが本番で両派の意見を集約し党として、また国としての意見を一つにまとめていくのがアメリカと同盟を確認した首相の責任である。

 ところで、その首相が唱えるアベノミクスの「金融緩和」「財政出動」「成長戦略」を打ち出した過程で、首相は金融緩和面で政府から独立した機関であるべき日銀の手法がお気に召さなかったようで、白川方明総裁を敬遠し、来月白川総裁は任期終了前に自発的に辞任することになった。そして、その後任にやれ財務省OBはダメとか、出身母体に拘らないとか、思惑ばかりが先行していたが、昨日首相周辺筋から、後任に元財務官の黒田東彦氏が有力視されているとの声が漏れてきた。民主党政権時代には、徹底して財務省OBは総裁として不適任としていたが、安倍政権になって簡単に元の木阿弥となった。海外金融事情に精通し外国人の間に人脈が多いとの理由で、黒田氏を重用することに気持ちが傾いたのだろう。

 しかし、心しなければならないのは、黒田氏は現在アジア開発銀行総裁の要職にある。しかもその任期は2016年まで残っている。アジアの大切な役回りを中途で放り出して、日銀総裁を引き受けることはわが国がアジア各国に対する信頼と責任を蔑ろにするばかりではなく、黒田氏自身自分が関わってきたアジアの発展を袖にすることであり、結果的に黒田氏自身の名誉と経歴にも傷をつけることになると思う。

 首相はこれからTPP問題を含めて海外との経済交渉に当り、仮に黒田氏の日銀総裁起用を考えているとすれば、黒田氏の能力とは別に、日本の経済はともかく、アジア諸国に対してあまりにも礼儀を失し軽視していると受け取られても弁解の余地がない。黒田氏以外の後任ではダメなのか。

2013年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2111.2013年2月22日(金) 森・プーチン会談で明るい展望が望めるか。

 訪ロした安倍首相の特使・森喜朗元首相は昨日プーチン大統領と会談した。今日もナルイシキン下院議長ら要人と会談した。日本としては対ロシア交渉となると最も重要な北方領土問題を無視することはできない。プーチン大統領は得意の柔道に準えて北方領土解決のためには引き分けがあっても良いのではないかと日本の譲歩を引き出そうとしているようだ。今回森元首相は安倍首相とプーチン大統領の首脳会談のお膳立てをすべく、安倍首相の親書を携えて首脳会談を持ちかけたところである。恐らく5月連休ごろに設営されるのではないかと推測されている。

 ところで、プーチンのいう北方四島の引き分けとは何を意味するのか。4島のうち2島返還とも、3島返還とも噂されているが、ロシアの思惑はどうなのだろう。ロシアとしては、シベリア方面の開発と天然ガス資源の開発を考えると地理的、経済力的にも日本が最も有力な連携相手国となるであろう。何とか日本から協力の手を差し伸べてもらうためにも日本と平和条約を結びたいと思っているが、日本人の北方領土への熱い思いを考えると一方的に自国の論理だけを押し通すわけにも行かず、北方四島はロシアのものだと突き放すわけにいかない。

 そもそも北方領土は現在もめている尖閣諸島や竹島とは遥かに次元の違う領土問題であり、尖閣、竹島以上にその所属は歴然としている。旧ソ連が大東亜戦争の戦利品として奪い取ったものであることは国際的にもはっきりしている。終戦間際になって突然参戦布告をして、日本が交戦したわけでもないのにとんびが油揚げをさらうように強引に四島を掠め取ったものである。しかも島に居住していた島民を追い出して占領した。ソ連が言うには、領土として戦利品のない交戦国・ドイツの代りに勝者としての戦利品として、正当にソ連領としたものだと豪語したほど理不尽なものだったのである。現在問題解決を一層複雑にしているのは、北方四島には今や多くのロシア人が定住し彼らが独自の生活を送っていて、島もロシアが完全に実効支配していることである。

 この現状を今後どうやって元通りわが国にとって引き分けではない、全島返還として完遂させることができるかが最も重要な課題である。

 今日は韓国と紛争中の竹島の日本領土を訴える「竹島の日」でもあり、竹島が所属する島根県隠岐の島町では記念式典が開かれ、内閣府政務官を始め19名の国会議員が出席するほど盛り上がった。これに対して韓国政府は反発を強めており、これも頭が痛い問題だ。

 10年ばかり前に「隠岐の島観光大使」のお話をいただき、そのつもりで島のPR図なども描いたことがあるが、ある一点で役場と意見が違わずお断りした経緯がある。お引き受けしていたら、竹島問題にも引きずりこまれることになったかと考えるのは少し思い過ごしか。

 さて、今年も確定申告のシーズンがやって来た。これまで検算に検算を重ねて漸く青色確定申告提出書類の資料を整理し終えた。いつもながら面倒な書類作成には些かうんざりしているが、一応個人事業主として申告することは国民の義務でもあり、過払いの税の還付を受けるためにも申請しなければならないので、面倒ではあるがこれは責務と捉えている。自分自身毎年パソコンによる申告書を作成する気持ちになりながら、マスターするために必要な時間が中々思うように取れない。結局今年も手書きによる申告となってしまった。手作業で生真面目にひとつひとつ振替伝票に書き込み、仕訳帳を書いて、領収証を揃えるだけで1ヶ月ぐらいかかる。それでも今年はスタートダッシュが早く、殊勝にも年明けとともに準備を始めたので、今日何とか準備完了というところまで来た。

 来週月曜日に会員として玉川青色申告会へ行って相談のうえ、提出書類を作成してもらうつもりである。税務署に書類を提出するまでは喜ぶわけには行かないが、取り敢えず一安心というところだろうか。

2013年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com