2209.2013年5月31日(金) 自分の都合だけを優先する政治家

 昨日内科へ行き薬処方で済ませていた腹痛だが、夜中の午前1時半ごろになって急に下腹部が痛み出し、我慢できずにトイレへ駆け込んだが排便がない。それではと「トンプク」剤を呑んで再び床に就いたが、それでも5時半ごろにまた目を覚ました。再びトイレに入ったが便意がなく、原因が分らない。ただ、昨日朝食後に排便してからまったく便意を催さないこと、つまり便秘状態にあることが下腹部の痛みの原因ではないかと、朝食後に排便できたのでほっとして、もう一度診断してもらおうと森内科へ出かけてみた。

 聴診器で診てもらった森先生のお話では、特別悪いようには思えず、便秘状態で排便しないことから下腹部が痛むのではないかとの診断で、酸化マグネシウムとアローゼン顆粒をいただき、これまでいただいた薬に加えて今日から新しい薬を服用することになった。

 これで8種類の薬を呑むことになったが、こんなことは初めてだし、今回のような痛みを味わうのも初めてである。あと半年で後期高齢者になる。何とか光輝高齢者ならんと努めてきたが、中々思うようにいかないものだ。

 もうひとつ昨日の続きがある。怪しげな安倍政権の原発稼動固執について、今朝の朝日はトップ記事でアベノミクスの成長戦略に原発を活用することが組み込まれると伝えている。6月にまとめる成長戦略の素案に、原発再稼動に向けて「政府一丸となって最大限取り組む」という。第一原発事故以来脱原発を求める声は強いが、アベノミクスには原発が欠かせないと判断したようだ。

 昨年8月政府の討論型世論調査で「2030年に原発ゼロ」支持が半数近くで最多だった。これを受けて野田政権は「30年代に原発ゼロを目指す」との戦略をまとめた。政権が代れば、かくも簡単に約束事を無視し、それを誰も反省しようともしない。昨日新聞全面広告に福島県が原発反対と訴えたり、相変わらず東海村で不注意な事故が伝えられる中で、危険な原発を稼動させるような大事な決断をこうもやすやすと方針転換するのは裏切りというか、まったく国民のことを考えていない所業である。自民党は先の総選挙の選挙公約の中で、再稼動は安全管理を前提に3年以内に判断するとも述べた。3年どころか僅か半年ではないか。

 政治家のおかしな言動と市議会の猿芝居は橋下徹・大阪市長に対する問責決議案の提出にも見られた。野党の自民党以下3党が提出した問責決議案が否決された。これとは別に公明党が提出した同じ内容の「政治的責任を自覚した言動を強く求める」提出案も否決された。何のことはない。内容だけを取り上げれば、まったく同じものを体裁を変えて提出したに過ぎない。これでは問責案が可決されたに等しいと言ってもいい。こんな姑息な手段を弄して、自分たちの立場の正当性を主張しているのだ。これほど不真面目で大阪市民を舐めた問責、擬似問責提出案があるだろうか。街頭インタビューに応えてある市民が言っていた。結局市会議員たちは自分たちの選挙のことしか考えていないと。

 こうして、政治は国も地方もますます劣化していくのだ。

2013年5月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2208.2013年5月30日(木) 困った! 腹痛再発

 昨日関東地方は梅雨入りした。これまでで3番目に早い入梅である。つい先日は北海道で桜が満開になったと伝えられた。どうも天候が変わりやすく、これでは天候に左右される農家は大変だと思う。

 さて、2週間ばかり前に5人目の孫の誕生に合わせて新潟市へ行った時に少々下腹部に痛みを感じて帰郷直後に近くの森内科で超音波検査をして診てもらったところ、あまり心配することもないとの診断で内服薬をもらった。その後痛みが消えたので、気にも留めなかったが、今朝明け方から同じような痛みを感じるようになった。来月初旬にトラック島への旅行を控えているので、ちょっと心配になり、再び森内科へ出かけた。森先生のお見立てで、食事面で気をつけるようにとアドバイスをいただき、また薬をいただいてきた。脂っこいものを取らずにボリュームも控え気味の食事を取ることと、薬で様子を見ることになるが、このまま快方に向かってくれないと私自身も落胆するが、折角トラック島で待っていてくれる故アイザワ酋長の娘さんをがっかりさせることにもなる。こればかりはひたすら痛みが退くのを待つより術はないのだろうが、原因がはっきりしないだけにどうも気分的に優れない。

 閑話休題。今インドからシン首相が来日中で昨日も安倍首相との首脳会談の後共同声明を発表した。伸び行くインド市場をターゲットに各国がアプローチを行い、今ではインド市場は先進各国の草刈場となっている。特に、原発と鉄道マーケットが海外から注目されている。

 この中で原発の輸出が最も注目度が高いが、何だか妙な感じである。福島原発事故の後でもあり、その日本が安全な原発と宣言して途上国に売り込むのが奇妙な印象を与える。日本としては、福島事故は福島原発自体の事故ではなく地震と津波の自然災害によるものだと言いたいだろうし、事故が反って原発に対する安全面の研究や注意に目を向けることになったと都合の良い説得で、インドへトップ・セールスをかけている。

 実はインドへの原発輸出は別の点で問題なのだ。インドは原発保有国である。1970年世界的に核を抑止しようとの世界的な声の中で、核拡散防止条約(NPT)が発効した。被爆国として当然日本は加盟しているが、これにインドは加盟していない。核兵器を保有するインドがNPTに加盟していない現状で、NPT未加盟国と技術の平和利用を国家間で約束する原子力協定を結ぶことに日本国内でも反対する声が多い。これを見ても安倍政権の原発再稼動を急ぐ原子力政策の本音が透けて見える。安部政権の政策を今後も注意深く注視する必要がある。

2013年5月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2207.2013年5月29日(水) アメリカへの渡航書類の申請

 寡聞にして知らなかったが、われわれが度々アメリカへ行っていた時代に比べて、最近のアメリカへの入国手続き方法が大分変わったようだ。アメリカへの入国査証を取得しなくても、アメリカへの入国手続き上簡便に入国するための申請手続きとしてESTA(Electronic System for Travel Authorization)という制度がある。昨日小田急トラベルからアメリカ本土ではなくグアムへ行くにしても、入国直前に書類へ記入するより、旅行前にこのESTAの「渡航認証許可」を申請し取得する方が問題なく入国できるので、予めESTAを申請、取得することをアドバイスされた。

 早速トライすることにした。アメリカ合衆国国家安全省が開いているホームページからPCで直接申請することができる。それには日本語版解説もあるので、案内に従い旅券番号、発効日、誕生日、住所、フライトとホテルなど個人旅行情報などを所定の用紙上に、付与された申請番号とともにタイプして手続きを進め、申請料金14$をVISAカードで支払う手続きを済ませた。しばらくして画面上に「申請状況」→「渡航認証許可」と表示される。これで手続き完了である。これをコピーして入国の際提示すれば楽に入国できるとのことである。IT化の時代になって随分申請手続きが進化したものである。最初のうちは少々戸惑ったが、トライしてみれば、これが今風なのかなと思う。今ではこういう風に誰でもがPCにより容易に必要書類を取得できるらしい。時代が移って変われば変わるものである。

 さて、先日世界最高齢の80歳でエベレスト登頂に成功した三浦雄一郎さんが今日疲れきって羽田へ帰ってきた。世界の屋根へ辿り着いた時は元気いっぱいだったが、下りでは疲労困憊だったようで、流石にほっとしたのか、「下りの疲れが過去2回よりもこたえた。精魂尽き果てた。のんびり休みたい」と正直な感想を漏らされた。そんなニュースの中で三浦さんより1歳年長のネパール人の登山家が再び三浦さんの世界最高齢記録を破らんとエベレストを目指していたが、昨日断念してヘリコプターで下った。やはり高齢になるとちょっとしたことで体調が崩れたりするものだ。

 一方、66歳の日本人女性登山家が8000m級のダウラギリⅠ峰を目指していたが、悲しいことに遭難したようだ。彼女は過去にエベレストに登り、世界7大陸最高峰も征服した本格的なアルピニストで、今度のダウラギリの前にも三浦さんから一緒にエベレストへ登ろうと声をかけられていたそうだ。それぞれ悲喜こもごもである。

 そんな中で、国内でも山中で行方不明騒ぎがあった。学校行事として団体行動中の大阪の私立小6年生の男女2人が滋賀県の山で行方不明になって心配され、大掛かりな捜索を行っていた。幸い昨日2人は山中で1晩過ごした後に自力で山から下ってきて周囲をほっとさせた。これは完全に学校側の管理及び指導ミスである。

 登山は他のスポーツと異なり、変化の激しい気象の下で自分の健康と体力を試す一面があり、自らを律する判断力とともに、自然の摂理を知ったうえで自らの出処進退を決めなければならない。それだけに天地を知る能力がないと思わぬ失敗をするものだ。世界的アルピニストにして然りである。況や小学校のハイキングで遭難騒ぎを起こすなぞ、学校側の案内と判断は極めて軽率で不注意のそしりは免れない。この私立校は教育者として気の緩みがあったのではないかと感じている。

 さて今日徳島県の見知らぬ方からお葉書をいただいた。安原譲治さんと仰る方で、お父上の久雄さんとは40年近いお付き合いだった。その安原久雄さんが昨年6月長年住んでいたベルギーの首都ブリュッセルで亡くなり、その遺品の住所録に私の名と住所が書き込まれていたので、父親の死亡を親切にも知らせてくれたものだ。すでに昨年安原さんのご逝去は別の知人から伺っていたが、わざわざお知らせいただき恐縮している。安原さんとは楽しいお付き合いだった。

 かつて安原さんはブリュッセル交響楽団の常任指揮者を務めていた大野和士氏とブリュッセル市内の理髪店で偶々一緒になったので、雑談を交わしたと連絡があった時に、大野氏は私の高校の後輩だと伝えたところ、今度会ったら話してみると知らせてくれた直後に、大野氏がリヨン交響楽団常任指揮者へ転出されベルギーを離れてしまい、会うことができなくなったと残念がっていたことが思い出される。

 安原さんのご冥福を心よりお祈りしたい。

2013年5月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2206.2013年5月28日(火) 東海村でも放射能漏れ

 原発が想定外の事故を引き起こすケースが最近目立って増えているが、一昨日公表された茨城県東海村にある原子核素粒子実験施設の事故の対応には呆れた。何でも放射能物質が漏れ、33名の研究者らが被爆していたことが分ったのである。事故と気づいた後でも関係者の認識は甘かったとされている。原子力規制委員会は「放射性物質に対する適切な管理ができておらず、安全文化の欠如が見られる」と厳しく指摘した。まったく無神経とか杜撰としか言いようのない対応である。

 先に東電福島第1原発事故で、東電が事実をひた隠しにして厳しい批判を浴びたばかりであるが、こういう微妙で危険を孕む事象について関係者の認識があまりにも甘いと言わざるを得ない。大小含めて後から後から明らかになる原発事故は、突き詰めると安全に対する考えが大甘であることに起因している。安全の基準さえクリアできればと言うが、そんな物はないと言いたい。原発を止めることが最高の安全である。にも関わらず、国民の不安に目をつぶり、国は何とかして原発を稼動させようとする。完全に原発事故を根絶できる理論も技術も見出せないのに、「安全」と妄信して再稼動へ舵を切ろうとする。万が一最終的に日本国内で不可能であっても海外に原発施設を建設して「原発技術」を死蔵させまいと密かに動いている。

 「原発神話」に取り付かれた原発亡者は、ただまっしぐらに幻の「原発安全」の道を突き進む。政府も何とかして原発稼動を前進させようとない袖を振る。しかし、こんな危険なものはない。それをなぜ止めることができないのか。しかも、排出される使用済み核燃料の処分方法さえ考えられていない。

 来月2日亀戸で朝日新聞社会部OB会が開催する原発に関するセミナーに参加する予定である。著名な元記者からどんな卓見を聞けるだろうか、期待している。

2013年5月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2205.2013年5月27日(月) 今年も日本ペンクラブ総会は大荒れ

 今日の日本ペンクラブ総会は紛糾した。昨年も一昨年9月の国際ペン大会の収支決算書が不明瞭ということから大もめにもめたが、今日は他にいろいろな問題が絡んでそれ以上にもめた。その場でじっと我慢しているのがちょっと辛かった。

 今年の総会は4月1日にこれまでの社団法人から一般社団法人に変わったことも紛糾に影響している。冒頭に最前列に座っていた直木賞作家の三好徹氏が、総会成立の用件として委任状提出者の被委任者が総会議長となっているが、その氏名が判明しないまま賛同者に加えるのはおかしいし、これは総会を成立させる要件にならないと異議を申し立てた。後は議事進行を求める会員と総会無効を主張する会員の間で、議長も右往左往というていたらくだった。結局議事は進められたが、その途中で小中陽太郎さんが議長不信任案の緊急動議を提出し、その賛否を問う荒れた総会となってしまった。

 私も個人的には意見があったが、申し述べる機会もなく、動議については小中さんに同調せざるを得なかったが、結局その動議は通らなかった。気の毒だったのは、親しい常務理事の大原雄さんが理事を辞めざるを得なくなったことである。あれだけ熱心に電子文藝館委員長として貢献しながら、辞めなければならない。この後、誰が大原さんの仕事を引き継いで、きちんと電子書籍関連の業務をやっていけるだろうか。

 浅田次郎会長、吉岡忍専務理事ら執行部とほかの理事との間で考え方に大分食い違いが見られることが今日の総会で明白になった。阿刀田高・前会長が裁判をやるならやったら良いといった捨て科白も出たりしてどうも穏やかではなかった。

 今日は総会後のパーティには出ず、小中、大原、須藤氏ら執行部批判派と一緒に有楽町傍のビアホールで、大原さんを慰労し、2年後の役員改選に向けて簡単な雑談をして鬱憤晴らしをしたが、どうも後味が良くない。

2013年5月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2204.2013年5月26日(日) 死海を懐かしみチャスラフスカさんを想う。

 大相撲夏場所は今日千秋楽となったが、相変わらず横綱白鵬の強さが群を抜いて、25回目の優勝を春場所に続く10回目の全勝で飾った。最後三役の取り組みの前に控えに構えていた大関稀勢の里の直ぐ背後に、何と森喜朗元首相が座っているではないか。先の火曜日にトラック島取材旅行の件で事務所に電話した時には海外出張中と言っておられたので、恐らく帰国したばかりなのだろう。来月初めにはまたアフリカへお出かけと聞いているので、国会議員を辞められても中々お忙しそうだ。そのトラック島旅行について今日大酋長の娘、ナンシーさんに旅程と依頼事項を書き送ったところだ。

 さて、今朝の日経紙に気になる2つのトピックスが掲載されていた。ひとつは、「縮む死海・悩む観光」との見出しで、中見出しには「毎年1~1.5㍍水位低下、海水注入案も」、「周辺国、対立超え連携なるか」と深刻な事情を取り上げている。昨年6月に死海を訪れ、塩水の中に身体を浸かって浮遊体験をしたが、確かに不思議な体験でそれはあまり味わえない得がたいものだった。実際に体験してみないとこういう不思議な感覚は中々分らないと思う。その時現地で死海は形が少しずつ変わっていると聞いた。記事によれば、かつては1つの湖だったものが、今では2つに分離しかけているという。元々海抜が-420㍍と地球上で最も低い場所にある湖で、降雨量が少なくその水分が蒸発するため塩分濃度は30%と言われている。

 今では死海の水位は年々1~1.5㍍も低下して過去20年間に25㍍以上も低下した。死海の恩恵により周辺は観光地として潤ってきたが、今や必ずしもその恩恵に浴さなくなった。沿岸のホテルが水位低下のため沿岸とは程遠くなり、宿泊客に死海に接してもらうために無料バスで沿岸までお客を運んでいるようなケースもある。

 その原因として自然現象の他に、企業が沿岸に工場を建て取水量を増やしたことが水位低下に拍車をかけた。とても観光業界だけの努力ではこの逼迫した事態を解決できるはずもなく、両岸のイスラエル、ヨルダン両国による根本的な死海救済対策が急がれている。

 もうひとつのトピックは、「ひと言の余韻」という連載エッセイでノンフィクション作家の後藤正治氏が「節義のために」と題して書いた、チェコの名花と言われたベラ・チャスラフスカさんの近況である。東京、メキシコ両オリンピックで体操女子総合優勝を飾ったベラさんは日本人の間に人気が高く、大会でも大きな話題をさらった。実力はもちろん、美人でスタイルが良く、笑顔が良かったことが人気の秘密だったが、オリンピック直後に男子400㍍の代表選手だったオドロジル氏と結婚して話題となった。その後ベラさんは、1968年の「プラハの春」事件で「2千語宣言」に署名して自らの信念を貫き、ソ連支配の当時の共産党体制に抵抗したことにより、以後不遇を囲った。私自身この「プラハの春」で、当時のチェコ・スロバキアへの留学を諦めざるを得なくなった苦い思い出がある。その後4回ばかりチェコを訪れたが、留学断念の哀しいメモリーと、プラハの美しい風景と雰囲気は格別印象に残っている。

 後藤氏のエッセイでは信念の人としてベラさんを描いているが、その後別れた夫が酒場で息子ともみ合った末に息子に突き倒され死亡するという悲劇が襲い、ベラさんは鬱病となり長らく療養所暮らしを送っていた。この衝撃的な息子の元夫殺害事件は初めて知った。ベラさんがプラハ市内の一等地にボヘミアン・グラス店を経営していた時に、私も店内へ入ってみたが会えなかった。

 東京オリンピックから随分時間が経ったが、ベラさんの素敵な笑顔と容姿は今でも多くの日本人の心に焼き付いていると思う。人生に紆余曲折はつきものだが、前半生が華やかな人だっただけ、また信念の人であっただけに、お気の毒で仕方がない。

 スメタナの名曲「モルダウ」のイメージがぴったりの、プラハを流れるモルダウ川から見るプラハ城の景観がまぶしい百塔の街を思い浮かべながら、かつてのヒロイン、ベラ・チャスラフスカさんの回復を心よりお祈りしたい。

2013年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2203.2013年5月25日(土) 橋下発言のおとしどころは?

 橋下徹「日本維新の会」共同代表が頑なに放言を撤回しないと強気の姿勢を押し通していたが、ついにアメリカとアメリカ人に謝罪し、発言を撤回すると述べた。つまり沖縄米軍司令官に風俗業活用を働きかけたとの非常識な発言を撤回し、米軍と米国民にお詫びすると釈明したのである。だが、一方で肝心な従軍慰安婦発言については撤回する意思がなく、相変わらず「戦場の性の問題をタブー視していたら女性の人権は守られない」とピントのボケた持論を展開している。

 ところで、今日小中陽太郎さんの「翔べよ 源内」の最終講義終了後、懇親会で「降る雪や明治は遠くなりにけり」で知られる俳人・中村草田男の娘さん、中村弓子・前御茶ノ水女子大教授と話した折りに、彼女が橋下発言を厳しく批判し、昨日二人の韓国人元従軍慰安婦の橋下氏との会見ドタキャンについて、会見が橋下氏の政治的立場を結果的に有利に導くことになりかねないので、反ってキャンセルは良かったと言われた。更にこの騒動で憲法改正の動きが頓挫して改正が難しくなるのではないかと喜んでおられた。まだまだ憲法問題に決着がついたわけではなく、また自民党や「日本維新の会」もそう簡単には諦めるとは思えないが、着々と準備を進めつつあった運動がトーンダウンすることは思いがけない福音だ。

 今日もう1人具体的な話を交わしたのは、アジアを歩いてドキュメントを書き、著書「ビルマとミャンマーのあいだ」をいただいたことがある瀬川正仁さんだ。NHK・BS旅番組取材のために瀬川さんが近々ミクロネシアへ取材に出かけ、トラック島にも行かれるという話だったので、私がトラック島から帰ってから情報を提供することを約束した。

 さて、橋下発言撤回のニュースにやれやれと思っていたところ、今日の日経夕刊に「米軍で性暴力深刻」との記事が掲載された。橋下もひどいが、アメリカも偉そうなことを言っている割に、やっていることはろくなものじゃない。これでは橋下発言を世間に認めさせ、ただ勢いづかせるだけではないのか。米軍も綱紀粛正に取り組む必要がある。

 こうなると何ともはや、情けないというより、本音と建前の使い分けなんて奇妙な考えが浮かび上がってこないとも限らない。

2013年5月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2202.2013年5月24日(金) 明るいニュースと暗いニュース

 昨日は大きなニュースが3つあった。一つは三浦雄一郎さんの世界最高齢エベレスト登頂の快挙であり、二つ目は株価の大幅下落であり、3つ目は韓国「中央日報」の「原爆投下は神による懲罰であり、人間の復讐」の傲慢な社説と考えている。

 最初のトピックスについてはメディアを挙げてお祝いと感動の報道で心温まるものがある。若干気になるのは、今まで世界最高齢のエベレスト登頂者だった81歳のネパール人登山家が、この機に再び三浦さんの最高齢登頂者記録を塗り替えるべく来週にもエベレスト登頂へチャレンジするというニュースである。これで気になるのは、やるなら早くトライしないとモンスーン期に入り、天候が荒れ遭難の危険が高まるのではないかとの心配と、これが記録作りのためのエベレスト登山となって本来の登山の意義が失われる恐れが生じることである。人命がかかるだけに、あまり登山競走のようなことはやってもらいたくないというのが正直な気持ちである。

 2つ目のニュースの日経平均株価の下落は、むしろ暴落とも呼べるほど大幅な値下がりとなった。何と前日に比べて1143円も値を下げ、その下げ幅の大きさでは13年ぶりというから尋常ではない。昨年12月以来異常な上昇カーブを描いて株価は上がり続けていた。その原因として、アベノミクスの反動、長期金利の値上がり、コンピューターによる自動売買、そして最も大きな影響を与えた原因と言われているのが、中国の景気動向だと言われている。かつては、中国の景気が株価に即座に反映するなどということなぞとても考えられなかった。それほど現代では中国の影響力が世界的に大きくなっているということだろう。そして、今日市場では大きく上昇、反落を繰り返した末に、再び株価が上昇へ転じた。

 3つ目は韓国紙社説の日本を誹謗する主張である。「中央日報」と言えば、韓国の大手新聞でその影響は無視できない。同社説は原爆投下のみならず、第2次大戦中の連合軍のドイツ・ドレスデンへの空襲も神による懲罰と言っている。当然日本、そして被爆地の広島、長崎からは抗議と疑問の声が相次いでいる。広島や長崎への原爆投下による被災は何があっても擁護されるべき悲劇である。それをこともあろうに、被災者の傷に塩をすり込むような非人道的な主張をするのは、いかに日本に占領されて虐げられた過去があろうとも絶対許されることではない。

 だが、やや心配していたことが現実になったとの思いがないことはない。橋下徹・「日本維新の会」共同代表の慰安婦必要論が、韓国人慰安婦が日本人軍人に利用されたと慙愧の念に駆られている韓国人にとって、極めて理不尽で傲慢だと受け取られるのではないかと心配していたからである。それが現実になったということなのかも知れない。実際橋下氏の発言は、韓国人のみならず日本人を含む世界中の人々にとっても容認し難いものである。現実に国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなど20カ国の68団体が共同で抗議声明を出した。相変わらず橋下氏は反省や撤回を行わず、ただ持論の正しさを訴えているだけで、これに対して世論の橋下氏への批判は衰える気配がない。こうした抗議に対して橋下氏は真摯に応えるべきである。さもなければ、橋下氏は政治家として不適格者であると天下に示しているようなもので、即刻政治の世界から身を退くべきであろう。

 こういう橋下発言という下地があって、「中央日報」の原爆被災者を傷つける社説となったと思う。しかし、「中央日報」も内容が不適切と感じるなら記事を訂正すべきであろう。それを反省の言葉を一言も表さず一記者の個人的な見解と葬り去るようでは、記者と一蓮托生と見られても仕方がないのではないか。

2013年5月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2201.2013年5月23日(木) 祝!80歳の三浦雄一郎さん、世界最高齢でエベレスト登頂

 待ちに待った朗報が届いた。今年80歳になるプロスキーヤーの三浦雄一郎さんが世界最高齢でエベレスト登頂に成功した。大したものである。いくら若く元気な登山者であっても世界最高峰のエベレスト登頂ともなると、そう簡単にできるものではない。それが三浦さんは、日本人男性の平均寿命をも超える80歳にしてこの快挙である。三浦さんは事前にトレーニング方法などもメディアに公開していた。70歳の時の総合体力年齢は39.6歳だったし、80歳になって骨密度が20代と測定されたという。70歳でエベレスト初登頂の時、すでに世界最高齢と言われ、75歳で2度目の登頂に成功した時には、その前日76歳のネパール人が世界最高齢で登頂したために三浦さんの記録は破られ、密かに今日を期していたのではないだろうかとつい余計な詮索をしてしまう。それにしても凄いと思う。

 私自身学生時代から結婚するまでの約10年間はかなり登山に熱中して、幸い良く知られた山々や高山にも登ることができた。頂上を極めるためには途中で一瞬たりとも手を抜くことが許されないことを身に沁みて知ったのも実際に登山をやったお蔭である。また、海外で高い山の近くに行くと、どういうルートで登ったら効率的に登れるかと漠然と考えることも大きな楽しみだった。登山は奥が深いとつくづく感じているところだ。

 残念ながら6,7年前ぐらいから膝を痛めて、今もリハビリ中のため登山とは縁遠くなってしまったので、元気に登山に夢中になっていた時代が懐かしい。それにしても三浦さんのタフネスぶりには脱帽である。日頃からたゆまざる努力を傾注して健康管理を怠らず、節制して、前向きな気持ちを持ち続けるチャレンジ精神には、ただ敬服するばかりである。息子の豪太さんを始めとする家族やスタッフの協力とチームワークもこの登頂を支える大きな陰の力になった。

 先般国民栄誉賞を受賞された、あの長嶋茂雄さんが現在77歳であることを思えば、80歳でなお前人未到の活動を続けて多くの人々に感動を与えている三浦さんにはもちろん国民栄誉賞を差し上げて欲しいと思うし、それは当然だと思う。

 日経夕刊ではこう言っている。「今回のテーマである究極の抗加齢への挑戦において、人類史に一つの『希望の軌跡』を残したと言っていいのではないか」。

 あまり過剰に期待してはいけないとは思うが、次の目標は何かとか、また85歳になったら4回目のエベレスト挑戦を目指すかとか、誰も彼もが興味本意に尋ねたくなるようだ。とにかくおめでたいニュースである。久しぶりに心地よい快挙に巡りあった。三浦雄一郎さんに心よりお祝いを申し上げたいと思う。

2013年5月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2200.2013年5月22日(水) 東京スカイツリータワー開業1周年

 早いもので東京スカイツリータワーがオープンして今日でちょうど1年となった。搭乗者数も当初の予定を大幅に上回る約638万人に達したようだ。浅草界隈の商店街との相乗効果もあって、外国人観光客を中心に観光振興も効果を上げているようで、ともかくめでたしめでたしである。私も昨年10月に搭乗したので、江戸っ子としてはノルマを達成した。話の種としてやはり1回は登った方が良いと思っている。

 今日突然のようにNHK「ニュースウォッチ9」がビックリするニュースを伝えた。お騒がせ男、猪瀬直樹・東京都知事が日本の標準時間を2時間繰り上げることを産業協力者会議で唐突に提案したのである。どうしてこういう馬鹿なことを言い出すのだろう。知事の意図は世界経済の中心であるニューヨーク、ロンドン、東京の商取引の時間帯に2時間の空白があり、日本の標準時間を2時間繰り上げればこれが解消できるというものである。それに始業を繰り上げればビジネスも効果を上げ、極端だがデフレ脱却も早まると短絡的な持論を述べた。まったく実生活面の不便さを考慮に入れず、金融面のことだけしか頭にないのだ。知事の独善的性格の故か、これでは海外諸国のことはもちろん、気象や地勢的な点はまるでお構いなしである。これはロンドンを起点に経度15度で1時間の時差を設定したグリニッジ標準時(GMT)のレギュレーションに背くことになる。例えば、韓国とは現在時差はないが、仮に日本の標準時間を2時間繰り上げたら、時差が2時間できることになり、位置関係は差がないのに気象、地勢だけ日本が2時間進むという奇妙なことになる。日本の冬の朝はそれこそ真っ暗闇ではないか。北京時間に合わせられた中国西方の農村地帯の空模様を一度見てもらってから発言してもらいたい。 

 いずれにせよ、猪瀬都知事の意表をつく発言には、自分の存在感を強めようとか、自分を売り込む観測気球を上げてみる助平根性とか、他に何らかの思惑があるように思えてならない。過日イスタンブール五輪開催を貶めるが如き失言をして世界中からブーイングを浴びたばかりである。まったく懲りない御仁である。好い加減にしてくれと言いたい。国際都市東京都の知事としては、いささか資質と見識に欠けるのではないかと心配である。

 さて、来月6日出発のトラック島旅行の航空便とホテルの予約がすべてクリアになった。

2013年5月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com