2202.2013年5月24日(金) 明るいニュースと暗いニュース

 昨日は大きなニュースが3つあった。一つは三浦雄一郎さんの世界最高齢エベレスト登頂の快挙であり、二つ目は株価の大幅下落であり、3つ目は韓国「中央日報」の「原爆投下は神による懲罰であり、人間の復讐」の傲慢な社説と考えている。

 最初のトピックスについてはメディアを挙げてお祝いと感動の報道で心温まるものがある。若干気になるのは、今まで世界最高齢のエベレスト登頂者だった81歳のネパール人登山家が、この機に再び三浦さんの最高齢登頂者記録を塗り替えるべく来週にもエベレスト登頂へチャレンジするというニュースである。これで気になるのは、やるなら早くトライしないとモンスーン期に入り、天候が荒れ遭難の危険が高まるのではないかとの心配と、これが記録作りのためのエベレスト登山となって本来の登山の意義が失われる恐れが生じることである。人命がかかるだけに、あまり登山競走のようなことはやってもらいたくないというのが正直な気持ちである。

 2つ目のニュースの日経平均株価の下落は、むしろ暴落とも呼べるほど大幅な値下がりとなった。何と前日に比べて1143円も値を下げ、その下げ幅の大きさでは13年ぶりというから尋常ではない。昨年12月以来異常な上昇カーブを描いて株価は上がり続けていた。その原因として、アベノミクスの反動、長期金利の値上がり、コンピューターによる自動売買、そして最も大きな影響を与えた原因と言われているのが、中国の景気動向だと言われている。かつては、中国の景気が株価に即座に反映するなどということなぞとても考えられなかった。それほど現代では中国の影響力が世界的に大きくなっているということだろう。そして、今日市場では大きく上昇、反落を繰り返した末に、再び株価が上昇へ転じた。

 3つ目は韓国紙社説の日本を誹謗する主張である。「中央日報」と言えば、韓国の大手新聞でその影響は無視できない。同社説は原爆投下のみならず、第2次大戦中の連合軍のドイツ・ドレスデンへの空襲も神による懲罰と言っている。当然日本、そして被爆地の広島、長崎からは抗議と疑問の声が相次いでいる。広島や長崎への原爆投下による被災は何があっても擁護されるべき悲劇である。それをこともあろうに、被災者の傷に塩をすり込むような非人道的な主張をするのは、いかに日本に占領されて虐げられた過去があろうとも絶対許されることではない。

 だが、やや心配していたことが現実になったとの思いがないことはない。橋下徹・「日本維新の会」共同代表の慰安婦必要論が、韓国人慰安婦が日本人軍人に利用されたと慙愧の念に駆られている韓国人にとって、極めて理不尽で傲慢だと受け取られるのではないかと心配していたからである。それが現実になったということなのかも知れない。実際橋下氏の発言は、韓国人のみならず日本人を含む世界中の人々にとっても容認し難いものである。現実に国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなど20カ国の68団体が共同で抗議声明を出した。相変わらず橋下氏は反省や撤回を行わず、ただ持論の正しさを訴えているだけで、これに対して世論の橋下氏への批判は衰える気配がない。こうした抗議に対して橋下氏は真摯に応えるべきである。さもなければ、橋下氏は政治家として不適格者であると天下に示しているようなもので、即刻政治の世界から身を退くべきであろう。

 こういう橋下発言という下地があって、「中央日報」の原爆被災者を傷つける社説となったと思う。しかし、「中央日報」も内容が不適切と感じるなら記事を訂正すべきであろう。それを反省の言葉を一言も表さず一記者の個人的な見解と葬り去るようでは、記者と一蓮托生と見られても仕方がないのではないか。

2013年5月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com