2229.2013年6月20日(木) 新原子力規制基準を決め原発再稼動へ邁進か。

 自民党が7月の参議院選公約で原発再稼動を約束し、政府が原発再稼動へ前向きの姿勢を見せる中で、原子力規制委員会は原発の新しい規制基準を正式に決めた。規制委員会は、福島第一原発事故を踏まえて過酷な事故、地震や津波、航空機テロなどの対策を大幅に強化したと言っている。世界で最高の厳しい安全規制だそうである。だが、本当にこの規制基準の下に、仮に審査をパスして再稼動して大丈夫なのか、依然として大きな不安が拭えない。

 まず、地震に対してアメリカの原発では、過去10万年間に起きた最大級の地震にも耐えうる耐震性だとしているのに対して、この規制基準では過去に発生したどの程度の地震に耐えられるのかの明確な答が示されていない。

 更に、航空機テロ対策に触れている点はあるが、それ以外のテロ侵入対策がなおざりにされている点が気にかかる。例えば、今日のテレビ朝日「報道ステーション」でアメリカ・テネシー州のセコイア原発を紹介していたが、外部侵入者に対して私設警備隊を配置して警備に当たらせたり、アメリカ原子力規制委員会から検査官の派遣を受け入れて常時抜き打ち検査を行って万全を期している。それに比べれば日本の規制基準はまだ甘いと言わざるを得ない。

 結局何だかんだと言っても、機械類が故障を起こさないとは保証できない。これまでわれわれ原子力知識に疎かった国民は、政府の言う「安全」「清潔」「経済的」な原子力エネルギーの開発と利用を政府の言うまま黙って受け入れてきた。しかし、福島事故後今や原発は「危険」「汚染」「高価」なエネルギー源であることが明らかになり、加えて「使用済み核燃料」という「核のゴミ」という厄介者を産み出し、それを処理できないまま次の時代へ負の遺産として積み残そうとしている。

 しかも野田前政権が脱原発への道しるべを示したのに、それを安倍政権は握りつぶして原発再稼動への道を歩もうとし、恥らいもなく原発建設を海外へ売り込もうとまでしている。

 これほど危険な原発を廃炉にしようにも30年近くの年月と莫大な資金が求められるものを、なぜ現時点ですぐ廃止しようという考えに向かわないのだろうか。現代人の頭が狂ってしまったとしか考えられない。

 原発の利便性に慣れてしまった人々の声を受け、同時に政府の原発再稼動路線に便乗して、電力会社4社が早速再稼動を申請する構えを見せている。彼らにとっては経営上死活問題だろうが、事故発生によって被害を蒙ると予想される数多くの被災者にとってはそれどころか、実際の生死に関わる問題である。電力会社は事故発生に対して、どのような事故対応を行うのか、またその場合どう責任を取ろうとするのかを前もって提示することが、事業を行う企業の責務であると考えるが、いかがなものだろうか。

2013年6月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2228.2013年6月19日(水) トルコに続きブラジルでもデモ

 今トルコでイスタンブールを中心に連日各地でデモが続いている。2020年オリンピック開催都市として立候補しているイスタンブールのこの荒れ模様が、開催都市として安心できるものなのかどうか極めて憂慮されている。9月に開催都市は決定されるが、当分イスタンブールの治安状態から目を逸らすことはできない。

 そんな折も折り、来年サッカーのワールドカップが、また2016年にオリンピックが開催されるブラジルで地下鉄とバスの料金値上げに反発した市民が、ワールドカップ開催反対を叫んでデモを引き起こした。サッカー王国のブラジル国民が名誉あるワールドカップ自国開催に突然異を唱えるとは、あまりにも想定外のことである。

 結局地下鉄の料金が値下げされることで反対派が納得し騒ぎは収束へ向かうことになった。しかし、こんな安易で不自然な解決法があるだろうか。まるでわが国の政治家の心情的な解決テクニックと同じではないか。

 さて、その日本の政治家に無思慮な発言で物議を醸し、猛反発を食らった自称大物政治家が現れた。その人物とは、これまでも度々軽率な発言をして顰蹙を買っていた自民党政調会長の高市早苗代議士である。先月当ブログでも村山発言に関する高石氏のコメントについて取り上げたばかりであるが、高石氏は異常なほど目立ちたがり屋で些か自意識過剰の傾向があり、これまでもしばしば場にそぐわない発言や、真意を疑わざるを得ないほど公平感を欠く発言をして周囲をハラハラさせてきた。

 今度の問題発言は一昨日自民党兵庫県連主催講演会の質疑の場で飛び出した。彼女が発したのは、原発被災者の神経を逆なでするような言葉だった。その言葉とは「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」である。どうしてこんな発言が出るのか。被災者への思いやりも、弱者へのいたわりや同情心もまったく感じられない。原発再稼動を目指す自民党の考えに添ってつい口走ったのだろうが、党の考えには添ったが、被災者の気持ちにはまるで寄り添っていない。

 早速野党国会議員を始め、与党議員や自民党福島県連からも強い憤りの声がぶつけられた。あまりにも厳しい反響と批判に高石氏は一転して謝罪し、エネルギー政策に関する発言すべてを撤回するとした。反省の言葉や態度から察してどうも本心から詫びているようには思えない。こんな人物が自民党三役のひとりである。この人は野党議員が言っているように、国会議員としての資質に欠けるのではないか。またいずれ同じ過ちを繰り返すことになるだろう。それにしてもどうしてこのような欠陥人物が堂々と国会議員として大きな顔をして、また党の幹部として活動の場を与えられるのだろうか。愕然とするばかりである。

2013年6月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2227.2013年6月18日(火) 小選挙区制・選挙制度改革から早や20年

 トラック島旅行でバタバタして、今日3週間ぶりに駒沢大公開講座に出席した。

 冒頭20年前の今日はどんな日だったか覚えていますかというのが、菱山郁朗講師の問いだった。ところが20年前に何があったのか、とんと思い出せない。

 答は1993年の今日、6月18日、衆議院で宮沢内閣不信任案が可決され、宮沢喜一首相は衆議院を解散したのである。55年以来安定政権を維持していた自民党は、この解散により派閥抗争による内紛が表面化して分裂し、自民党政権に取って代わって細川連立政権が誕生した。細川新内閣はそれまでの中選挙区制度を廃止して小選挙区比例代表並立制を導入する公職選挙法改正を提出し、可決成立したのである。

 つまり20年前の今日、現在の小選挙区制がスタート地点に立ったのである。今小選挙区制について賛否両論が喧しく語られている。しかし、それらは残念ながらいずれも党利党略ばかりが絡んで、決して建設的な意見ではない。

 小選挙区制度の導入によって政権交代が容易にできるというのが一番説得力のある言葉であるが、ふわふわした人気だけに支えられて政権を握ったところで、必ずしも政権政党たるに相応しい力が備わっているわけではない。その後の政党のあり方を見てみても、反って政治が劣化しているのではないかという気さえしている。現実には政治家が自分たちで一旦決めたことや、約束事を守れないというのがあまりにも悲しい実態である。

 約束を守らない政治家が増えたことは間違いない。例えば、自民党では一度は世襲議員制度について抑制し、国民から批判を受けない範囲内で世襲制とは受け取られない選挙区の鞍替えを検討したが、それもいつの間にやら撤回して、堂々と息子が父親の現職地盤を世襲したり、小泉首相時代に70歳の定年制を敷き、抵抗を受けながらも実行してきたにも関わらず、7月の参議院選挙では元の木阿弥でオーバー70歳の候補者が党の公認を受ける有様である。

 そんな卑近なことはともかくとして、少々自分たちにとって不都合だと知るや、いとも簡単に小選挙区制度の悪い点ばかりを挙げて、20年前に自分たちが決めた公職選挙法を再び元の中選挙区制度に戻そうと考えるいびつな頭の構造が問題である。

 所詮小選挙区制度か、中選挙区制度かの本質的な議論より、自分たちにとって都合の良い選挙制度はどちらかという打算だけで議論しているように思えて仕方がない。やはり政治は間違いなく劣化している。

2013年6月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2226.2013年6月17日(月) G8サミットの安倍首相、立ち位置に注目

 めっきり暑くなってきた。西日本の都市の一部ではこのところ連日のように真夏日が続いている。これから本格的な夏へ向かうことを考えるとちょっとうんざりである。トラック島から帰ってきた時にはあまり気にならなかったが、灼熱の太陽の下でトラック環礁を水曜島へボートで渡って行った際日焼けした腕が、昨日辺りから皮が剝けだしちょっと気になるようになった。今日近くの文具店のオヤジに随分日焼けしていますねと言われたが、実際腕は大分派手に皮膚が剝けて汚らしい肌となった。こんなことは久しぶりだ。

 ついては、佐々木信也さんと連絡を取り、来週月曜日に新宿のハイアット・リージェンシーでお会いして執筆中の拙著のトラック島アイザワ酋長に関してナンシーさん家族や墓参りの話などを報告がてら、ユニオンズ時代の酋長について改めて裏話を伺うことになった。

 さて、アベノミクスのPRがてら北アイルランドのリゾート地・ロックアーンで開催されるG8首脳会議に出席のため、安倍首相はポーランド経由で首都ベルファスト入りした。ここは20世紀後半になってカトリックとプロテスタントの間で激しい宗教闘争が起こり、街が暴徒に占領されかかったことがある。

 さて、今朝エンターテイメント番組を観ていたら奇抜な話題を取り上げていた。一人ひとりが各国のトップ政治家である首脳会議と記念写真撮りの立ち位置について、G8に詳しい専門家が説明していた。中心(中央部)に主催国の首脳、そして順次大統領、首相、EU委員長の順に中央に近い位置取りをするそうだ。同じ大統領、首相の中でも在任期間が長い人物ほど中央寄りになるということだった。こうなると首相在任期間が短い日本の総理大臣は、日本で開かれるサミットを除いて常に端っこに立つことになる。

 ところが、唯一の例外がある。1983年アメリカのウィリアムズバーグで開催されたサミットの時である。日本から中曽根康弘首相が出席した。昔のビデオで本人が語っていたが、意識的にレーガン大統領とサッチャー英首相の間に割り込んで中央部の立ち位置を取ったという。積極的な中曽根元首相らしい言い分がふるっている。高い税金を払ってくれる国民に対して、国の首相が毎度端っこでは申し訳ない。一国の首相としてはそのくらいの覚悟で場所取りを狙った。レーガン氏とサッチャー氏の会話に割って入るようにしたのは、自らの意向であると得意然として話していたが、これにはサミットの裏方である事務当局も困惑したのではないだろうか。

 外国へ出かけてルールを無視してまでも存在感を打ち出すために、敢えて中曽根氏のようにこういう意欲的で自己顕示欲の強いパフォーマンスを行う日本人はあまりいないのではないか。ことの是非は別にしても、目立ちたがり屋の中曽根氏の面目躍如である。中曽根氏とは大分性格の異なる安倍首相は、果たしてどんなパフォーマンスを行ってくれるだろうか。安倍首相の立ち位置に注目である。

2013年6月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2225.2013年6月16日(日) イランとトルコ両イスラム国家の注目される話題

 イラン大統領選挙で保守穏健派の聖職者・ロウハニ師が当選した。これまで2期8年間に亘り政権を握っていた保守強硬派のアフマディネジャド大統領路線を引き継いだ候補者らを大差で破り、ロウハニ師が今後4年間イランの政治を主導することになった。保守穏健派の勝利の背景には、西側諸国からとかくの非難を受けながら、核開発を強引に推し進めて欧米諸国から経済制裁を受けた国内経済の停滞により、国民から強い批判を受けたことが挙げられよう。

 しかし、ロウハニ師が必ずしもイラン国民から圧倒的な支持基盤があるわけではなく、また、国内の最高指導者ハメネイ師の支持を取り付けたというわけでもない。

 現在イラン国内で最大の権限と力を持っているのは、おかしなことにイスラム教シーア派に君臨するハメネイ師である。民主的な選挙によって選ばれた最高権力者の上に、実は国民の意思とは無関係の宗教最高権威者が存在するのだ。これではまるでイランは歪んだ二頭政治制度を実施していることになるのではないのか。現状はロウハニ師がハメネイ師の協力をどれだけ取り付けることができるかが、ロウハニ師の政治力発揮、つまりイランの動向を左右するという民主主義制度とは、まるでかけ離れた社会になっていることになる。

 現段階では、ロウハニ師がいかに経済面で諸外国からの協力を得るための外交交渉を始めても、欧米先進国をイランに経済制裁を課したのは、核開発を行い継続しているからであり、核開発を放棄しない限りイランと西欧諸国との外交交渉の進捗はあまり期待できない。

 イランは今後どういう外交を展開するのか、しばらく注視してみたいと思っている。

 さて、トルコ全土に拡大したデモが噴火してから早や半月以上が経過した。オリンピック開催地をアピールしているイスタンブールから始まったデモ騒ぎは、今ではトルコ全土に燎原の火の広がりを見せている。

 トルコはイスラム圏内で初めてオリンピックを自国で開催しようと国内最大都市にして、ヨーロッパとアジアの中継地・イスタンブールを開催都市として強くアピールしてきた。昨日もスイスのローザンヌで2度目の開催地のプレゼンテーションが開かれた。エルドアン首相も長期政権の中で自信を持ったのか、イスラム教徒が人口の90%以上を占めるトルコの一層のイスラム化を訴えていた。それはそれで他国にはトルコのイスラム化が強い伝播力を持って伝えられていた。

 ところが、トルコのこれ以上の過激なイスラム化が一部の若者の間で嫌われ、特に女子学生にスカーフ着用を義務付けた結果、若者を中心とする反発が反エルドアン行動となって跳ね返ってきた。これを押さえ込もうとした現政権と若者を中心とする層との間に拭い難い不信感が生まれ、デモ隊に対して警察力の行使となり、国がひっくり返るような大きな騒ぎとなってしまった。オリンピック開催候補都市としては、極めて心証の悪い社会状況となった。オリンピックも危うくなり、政府も慌て出した。

 しかし、昨日開かれる予定だったエルドアン首相とデモ隊リーダーとの話し合いは結局行われることはなかった。権力側は徹底して違法なデモ隊を根絶すると力の弾圧を口にしている。これでは正面衝突は避けられそうもない。

 この先両者の衝突は回避することができるのだろうか。そして、オリンピックはイスタンブールで開かれることになるのだろうか。

2013年6月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2224.2013年6月15日(土) 孫のお宮参り

 夕べは「ホテルホークラ新潟」に初めて宿泊した。過去2回はいずれも「ホテル日航新潟」に宿泊したが、偶には別のホテルも良いのではないかと妻と相談し、信濃川に架かる万代橋際の同ホテルに予約した。今日は父の日に当ったおかげで、息子から2冊の立派なアルバムをプレゼントしてもらったことも嬉しいことである。先日のトラック島旅行の写真を整理するうえからもタイミングの良い贈り物で有難く思っている。

 5人目の孫「花」のお宮参りを白山神社で行い、立派な昇殿で神主さんから祝詞をあげてもらい孫の健やかな成長と幸せを祈願する。その後時間があったので、息子家族と嫁の両親とともに「日本海タワー」と称する小高い丘の上の展望台を訪れた。新潟市内はもちろん、天候さえ良ければ佐渡も一望できる回転式の展望台である。近年は市内にももっと高いタワーができたせいで、見学者も減りやや落ち目の観光スポットとなってしまったようだ。だが、かつてのヒーローは中々味のある存在で、一応この上に昇れば市内の鳥瞰図が分る。

 しかし、そこへアクセスする道路が狭いために観光バスで来ることが難しいせいか、土曜日なのに見学者が少ない様に思えた。ちょっともったいない存在だと感じた。全国にこういうもったいない施設が他にもたくさんあるのではないかと思う。

 さて、日本とスペインが今年交流400周年を迎えたことを記念して今日本の皇太子がスペインを訪れておられる。特に皇太子が日本でもあまり知られていないセビリア市郊外コリア・デル・リオに滞在し、日本を意味する「ハポン」さんを名乗る人たちと交流したという珍しいニュースが報道されている。  

 400年前に支倉常長らが慶長遣欧使節団としてスペインを訪れた当時の使節団の内、7人前後が日本へ帰国しなかったと言われている。「ハポンさん」たちの中には、蒙古班のある人もいて、彼らは使節団の子孫ではないかとも言われている。彼らが日本人の名に誇りを持っているということも日本人にとっては嬉しいことである。

 先週訪れた旧南洋群島のトラック島にも戦前から多くの日本人が居留して、現在も日系人の数が多く、立志伝中の人物、森小弁の血を引いた島民の数は数え上げることができないくらいである。そう言えば、かつてメキシコのアカプルコ海岸を訪れた時支倉使節団上陸の標識を見て何となく誇らしい気になったことを思い出した。使節団はヨーロッパを経てメキシコを回り帰国の途へ就いたのである。

 ラテン系のスペインとメキシコ、いずれも親日的な国であるが、その原因にこうした支倉常長慶長遣欧使節団の影響があったというのも面白いと思っている。

2013年6月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2223.2013年6月14日(金) どんどん伸びる世界の寿命

 明日二男の長女、私にとっては5人目の孫のお宮参りをするために新潟へ来た。先月誕生の折に来ているので、上の2歳の男の子もまだ顔を覚えてくれている。2人の孫が元気の良いのが何より嬉しい。

 さて、国連の人口統計が今日発表されたが、2100年には世界の平均寿命は81.8歳となり、日本は世界最高齢94.2歳、最年少がシェラレオネの69.4歳である。国際的にも随分寿命が延びたものである。そのこと自体は決して問題視するわけではない。問題は年寄りが増えるに連れて、高齢者に関わる経費の割合が社会保障費の中で年々増えていることであり、それを歪んだ側面から考えようとする一部の見方である。

 今の安倍政権は財政健全化を考える中で、この高齢者にかかる経費を一刀両断に削減しようとすることに不安を持つ人は多い。今日までわが国の経済発展を支えてきた高齢者を、経費の割合が多いという一面からだけでその経費をばっさり切ることには抵抗がある。特に、国家強靭化計画という名の下に道路建設や道路工事になら巨額の投資を厭わないことなどは、公平性から見ていかがなものかと思わざるを得ない。

 どうしてもっと社会福祉的な観点からの分析を検討しないのか、あまりにも経済的な側面からの経費削減を優先することに不審感がしてならない。

2013年6月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2222.2013年6月13日(木) お粗末!加藤プロ野球コミッショナーの対応

 たかが野球と言う勿れ。昨日明らかにされた、プロ野球公式戦で使われる公認ボールが前年より飛ぶように調整されていた事件ほど非常識で、主役である選手たちを愚弄する行為はない。しかもこれほど日本野球機構の隠蔽体質を思わせるお粗末な事件もない。

 この不祥事が分ったのは、昨年に比べて今シーズンのペナント・レースでホームランの数が約1.5倍に急増したことから、今年のホームラン数は少し多すぎるとの外野の声があったことからである。だが、問題はプレイする選手やチーム、審判ら当事者がまったく与り知らないところで秘密裏にことが決められ、ゲームが行われていた隠蔽行為である。プロ野球界にとっては「黒い霧」事件以来の大不祥事件だと思う。

 昨夕開かれた野球機構の記者会見で、加藤良三コミッショナーは恥ずかしげもなくこの事実をまったく知らなかったと述べた。最高責任者がこういう発言をしたからと言って、この不祥事が許されるわけではない。しかもコミッショナーはこれだけ世間を騒がせておきながら、これを不祥事とは思っておらず、職を辞する考えはまったくないとまで言い切っている。

 加藤氏は特別野球界に愛着を抱いて、これまで野球界のために貢献してきたという人ではない。外交官として駐米大使という地位も名誉も最高のものを得た一方で、偶々野球好きの生来の性格からアメリカでも評価が高く名誉欲を縦にできるプロ野球コミッショナーというポジションに就いた。だが、この人は今日まで果たして野球界の権威を守り、プロ野球人のためにどれほどの仕事をしただろうか。

 昨年はすったもんだの末に、漸く選手会と和解してプロ選手たちは今年3月WBCに参加した。その際外交官上がりの加藤氏は、率先してWBC事務局との外交交渉に乗り出すわけでもなく、選手会が苦難に陥っても手を差し伸べることもしなかった。一貫して責任感の希薄な態度に終始した。

 結局加藤氏は自ら手を汚すことはせず、成り行き任せのまま、代りの人物がことを処するケースが多い。当事者能力にも欠け、組織の長としての資格に欠ける。こういう人物をリーダーとして選んだことは、プロ野球界の悲劇だったと言えよう。

 どうもぱっとしない事件で、ひたすら懸命にプレイする選手たちが気の毒に思えてくる。2度とこんなお粗末な事件を繰り返すことがないことを願っている。また一切の責任を取ろうとの気持ちもなく、事務局に責任をおっかぶせるような年棒2400万円のコミッショナーにはとっとと辞めてもらいたいものである。

2013年6月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2221.2013年6月12日(火) トラック島関係者に取材報告

 今日はトラック島取材に関係ある方々へ電話で帰朝報告を済ませた。森喜朗元首相事務所の長谷川秘書には、昨朝になって今日のアポをキャンセルしたいとの連絡をいただいたので、確認をした。次のアポは1週間後辺りをメドに調整してくれることになった。

 藤沢市の相澤土地㈱相澤社長には、藤沢市から寄贈された消防車が保管されていたことをお話し、併せて相澤本家を継承している方に何とかお会いできるよう仲介をお願いした。ミクロネシア大使館草柳大使秘書にも、ナンシーさんにお世話になったことを伝えた。佐々木信也さんには、近々元ユニオンズのマネージャーだった方を交えて食事をすることを了解していただいた。

 現地のナンシーさん、末永さんにはお礼のメールを送り、偶々知り合ったダイバーで歯科医の熊谷さんには写真使用のお願いのメールを送信した。私が撮った写真もまずまず良く写っていたので、ほっとしているところである。

 明日から少しずつ今回の旅行で得た情報を組み入れて執筆していきたいものである。

 さて、今朝の朝日「プロメテウスの罠」の「テロ大丈夫か」と原発の安全性に疑問を投げかけている記事で、アメリカの非政府組織「核脅威削減イニシアチブ」が2012年1月に発表した安全度ランキングでは、日本は32か国中23位、「核管理が杜撰」という評価を受けていることが分った。とにかく日本の原発ではテロに遭ったらひとたまりもないということのようである。最高点がオーストラリアであるのは理解できるが、2位がハンガリーというのも不思議な気がする。それに比べて23位の日本の下にはロシアや、とかくの問題児北朝鮮がランクされている。昨年来日本に対してはいくつかの問題点が指摘されている。日本は核管理の後進性が評判を落としている。

 日本の専門家とされる内藤香・核物質管理センター理事長の核管理見解にあ対する各国の専門家の目は厳しい。特に、アメリカの専門家からは、アメリカ並みの対テロ訓練をすべきだと強く批判されている。これに対して内藤氏は、「日本は日本の脅威に応じて考えればいい。アメリカと違いがあってもいい」と応えたが、こんな安全神話的な理解では他国の専門家を納得させることは難しい。内藤氏の安全を追い求めていけばコストがかかるとのあまりにも自己本位の考えに対して、安全対策にコストがかかるのは仕方がない。それが嫌なら原発を止めるしかないのではないかとも言われた。その通りだと思う。日本の専門家は、日本の原発は安全だと自信を持っているようだが、安全に対する認識という点ではまったくゼロではないかと思う。こうなると原発が危険である以上、安全対策に万全を期すことができないなら、誰が考えても原発は辞めるのが当然だと思うが・・・。

2013年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2220.2013年6月11日(火) 予定通りトラック島から帰国、明日からまた頑張るぞ!

 ホテル・ロビーでチェックアウトを待っていたら、末永さんがトラック島の現状と歴史、特に戦時中の様子についてもっと詳しくお話したいとわざわざ早めにホテルへやって来てくれた。ナンシーさんの話だけでは、父親と親戚関係の話ばかりになって、戦争を知らない世代のナンシーさんはあまり空爆された戦争の事実関係を知らないのではないかと心配されたからである。レストランでコーヒーを飲みながら末永さんから貴重な戦時中の話を伺った。

 水曜島のアイザワ家の話から海軍基地、飛行場、戦跡、慰霊巡拝、山本五十六司令長官の話まで随分参考になる話を聞かせてもらった。重要情報提供者としてトラック島で35年に亘って活躍されている方として拙著にぜひご紹介したいと考え、空港まで送っていただいたご夫婦の写真を撮らせていただいた。

 チューク空港は国際空港とは言え、空港玄関前に何人ものお年寄りが座り込んで物売りをしている、いかにも南洋の島らしいのんびりした光景である。今や世界でも数少なくなった空港風景である。飛行機は予定通りチュークからグアム経由でほぼ定刻に成田へ帰ってきた。滑走路へ着陸してから空港ビルまで延々20もかけてゆっくり辿り着くとは、成田空港の特殊性とは申しながらスピード時代に随分のんびりしたものだ。

 今回の旅行は30数年ぶりのミクロネシア連邦訪問だったので、多くの新しい情報を得ることができた。ススム酋長の生まれ故郷の島・水曜島(トール島)を訪れ、酋長の奥さんにお会いできたことも良かった。また、冒険ダン吉の曾孫・リンダさんにも会えた。しかし、山本長官らの司令本部跡や、旧夏島に残る海軍戦跡を訪れることができなかったのは残念だった。昨日聞いた話では、消防車の引渡し式が11月に決まったようなことを言っていたので、或いはそれへの出席も兼ねてもう一度訪れることも検討する必要があるかも知れない。明日以降じっくり考えてみたい。とにかくナンシーさんや末永さんを始め、幸いにして多くの方々と出会えて貴重な情報を入手することができた。174枚もの写真も撮ることができた。いよいよ明日以降にエネルギッシュに執筆しよう。

 取り敢えず、少し体調は崩したが無事に帰れて良かった。今成田エクスプレス車内でこのブログを書きながら自宅へ向かっている。

 さて、帰宅したら妻が今朝森喜朗事務所の長谷川秘書から電話があり、明日のアポを延期して欲しいと伝えてこられたそうだが、私にとっても写真のコピーなどを考えると、反ってその方が好都合である。しかし、できるだけ早く旅行のご報告をしたいと思っている。

 さあ~て、明日からまた頑張るぞ!

2013年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com