2358.2013年10月27日(日) 無人機飛行は許されるべきか。

 先日来パキスタンのシャリフ首相が、アメリカに対して無人機による攻撃を止めるよう要請している。すでに、パキスタン領内で500人近い人々が誤爆により死亡している。パキスタンでは一般に反米意識が強い。そのためアメリカの武力支援を必要とする場合は、所謂密約によって処理してきた経緯もあり、これまでパキスタン政府としては正面から不満を強くは言えなかったようだ。だが、これだけ自国民が意味もなく殺戮されるとなると黙ってはいられないのだろう。しかし、これはアメリカにしても同じで表立って抗議を申し込まれて難儀しているのが実態である。

 結果として両国の願いとは異なるが、国連の場で無人機による攻撃を巡る本格的な議論が始まった。これまで無人機はアメリカの独壇場だったが、いまではイギリス、イスラエルの他に中国も訓練を始めたと伝えられる。

 確かに危険な戦場で命を落とす兵士、民間人の数は年々増えている。無人機の攻撃により巻き添えや誤爆によって命を落とす民間人の数も増えた。パキスタンでは過去10年間にテロ攻撃で約4万人が死亡し、その一方で無人機がアルカイダ幹部などの掃討作戦で実績を残したとの思いもあり、無人機の偵察飛行を止めたくはないところだ。

 できる限り人間に取って替われる仕事はロボット化しようというのが、いまや産業界などでは通説であるが、戦争による犠牲者を減らすために武器をロボット化しようとするなら、どうして戦争自体を止めようとしないのだろうか。人間とは考える葦というけれど、こうなると愚かな動物と呼ぶべきであろう。

 国連委員会における各国の発言をチェックしてみると、アメリカとイギリス以外の国々はほとんど主権侵害、戦闘員と民間人との区別が難しいとの観点などから反対しているが、毎度自国に都合の好い持論を述べる中国は、「無人機について国際法は不十分で、不正使用されやすい。他国の主権を尊重すべきだ」と述べている。他国領空へ無人機を飛ばせておきながら、よく言うなぁという感じである。

 最近尖閣諸島周辺で無人機を飛来させ、海上自衛隊に見破られても知らぬ存ぜぬの態度に終始し、日本政府が国籍不明の無人機が日本領海内に飛来した場合は、狙撃すると発言するや、その場合は宣戦布告と見做すと物騒な言葉を述べる始末である。

 今朝の朝日新聞にも、大きな見出しで「中国軍全3艦隊西太平洋で演習」とか、「中国軍の4機南西諸島を縦断」との記事が掲載されている。後者の記事は今日まで3日連続だそうである。最近の中国は、一体どこまで好戦的で、他国に対して言いたい放題、やりたい放題の嫌がらせをやる国なのだろうか。

2013年10月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2357.2013年10月26日(土) 日本は自然災害から逃れられそうもない。

 心配していた台風が全国に大雨をもたらしたが、幸い直撃は免れたようだ。27号はやや逸れ、28号も大きく逸れた結果、それほど大きな被害を受けなかった。特に大島では全島民避難の勧告が出されたが、午後には解除された。大きな被害がなかったのがせめてもの慰めである。もう当分の間台風はやっては来ないことを願っている。

 ところが、昨晩から大雨が予想されていたが、雨ではなく今朝2時過ぎ熟睡中に長い間地震があった。台風が来なければ、地震の襲来である。あまりにも長い間揺れていたので目が覚めてしまった。震度は高々4だったが、M7.1というからかなり大きい。東北から関東まで東西南北に亘ってかなり広い地域で揺れを観測したということである。津波警報も発令され、久慈市や相馬では40㎝の津波が観測された。最近はどうも天候、自然災害等気象がおかしいが、東日本大震災を忘れもしないうちに大きな地震に襲われるのではないかと気にかかる。

 さて、沖縄近海で無人偵察機を含め中国空軍機の往来が激しくなって、日本の尖閣諸島領有に対する中国の挑発行為が強まりつつある。アメリカではこの尖閣問題については中国の挑発行為を批判しながらも日中が平和的に話し合いで解決することを望み、安保条約上軍事力で日本を支援するというスタンスを特別に取っているわけではない。然るに昨日の日経紙夕刊によると、日米間には「日米共同作戦計画」なるものがあり、尖閣諸島の有事を念頭に、尖閣を中国に占拠された際の奪還シナリオが計画書に明記されていることが分った。アメリカはこの中で中国に自制を促し、偶発的な衝突を避けたいとの思惑のようである。中国が今後尖閣問題を睨んで日米に対してどういう動きをするのか、相手が相手だけに油断ならないところである。

2013年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2356.2013年10月25日(金) 世界が徐々に刺々しくなってきた。

 台風27号と28号が一体となって日本列島を襲う状況にある。先日26号に直撃された伊豆大島では、多数の犠牲者が出たことと、その際流木や土砂でかなりのスペースが埋まって元々弱い火山灰土質のせいで今度も山が崩れるのではないかと懸念され、昨日から高齢者を中心に島外への避難を始めた。27号は今夜半から明日明け方にかけて関東南部を直撃する様相である。

 いま姦しいのは、避難勧告を出すべきか否かという議論である。先日大島町では気象庁から避難勧告を受けていながら、島民に避難勧告を伝えず大きな被害を出したことについて反省し、改めて勧告の出し方について識者が喧々諤々の議論を交わしている。30名の遺体が発見された26号の二の舞を避けるためにも、関係者は判断を誤らないようお願いしたいものである。

 さて、現在臨時国会が開催されている中で安倍首相が圧倒的多数の与党に後押しされて、その言動が徐々に首相としての自信に溢れてきたともっぱらの評判である。先のIOC総会で2020年東京オリンピック開催決定の大きなポイントとなった「福島原発はコントロールされている」の言葉を巡って、野党の質問に対しても同じ主旨の答弁をしているが、最近の放射能汚染水漏れの状況を見ると怪しいものである。だが、IOCで安全と断言した以上これを訂正するわけにも行かず、はっきり言って「コントロールされている」と汚染水漏れとの間は整合性のある回答とはなっていないようだ。

 その中で今日特定秘密保護法案を閣議決定した。近々国会に提出して成立を目指す。法案は特に外務省と防衛省に関わる事案が主で、外交、防衛、スパイ活動防止、テロ防止などについて漏洩すると国の安全保障に支障を与えるとして特定秘密に指定して、秘密を漏らした場合重罰を科すとしている。だが、知る権利との兼ね合いが問題とされ、今日日本ペンクラブも断固反対すると吉岡忍専務理事が記者会見で発表した。これに関する討論会を行うとペン事務局からメールが送られてきた。出席するかどうかは決めていないが、右傾化の道を歩んでいる安倍首相が自信たっぷりに話している危険性を考えると、些か心配である。

 折りも折りメルケル・ドイツ首相の携帯電話がアメリカの情報機関の国家安全保障局(NSA)に盗聴されていたことが明らかになった。ブラジルやメキシコなどのトップの電話も傍受されていたとの報道で、ブラジルのジルマ・ルセフ大統領なぞは今月予定していた訪米を取り止めたほど怒っている。同盟国のトップの間で不信な行動を取られたメルケル首相ほかドイツ政府も大いに憤慨している。ドイツはフランスとも歩調を合せて、アメリカのスパイ活動に対して非難し、近日3カ国で個別に話し合いをするということである。このところアメリカのポカが殊のほか目立っている。これでは世界の番人としてアメリカの威信は低下するばかりである。

 こんな具合で昨今はどうも寒々しい空気が漂っている。おぞましい感じもする。あるドイツ人が言っていたが、戦前ならこれは宣戦布告に値すると。怖い、怖い。

 韓国でも今日日本人右翼が竹島へ上陸したとの前提の下に、韓国警察と海軍が訓練を行い、それをメディアが国民に公開していた。何を考えているのか、こうした露骨な反日行動が最近のささくれ立った日韓対立の大きな原因である。

 変なことにはならないと思っているが、世界的にどうも怪しげな雲行きが漂ってきた。

2013年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2355.2013年10月24日(木) 蔓延る食品偽装事件

 早い方が良いと思い、今朝運転免許更新の手続きのため一昨日発行してもらった高齢者講習済証明書を持って世田谷区免許更新センターへ出かけた。確認のため事前に電話で聞いてみたところ書類さえ整っていれば、ほんの15分程度で手続きは終わるとの話だった。何のことはない。15分どころか、10分もかからなかった。しかも4年前はその場で新しい免許証はもらえず、それに替わる証明書をもらって後日免許証が送られてきたと思う。それが今度は、その場で写真を撮ってその写真が張りつけられた免許証を即座に手渡してもらえるという即効性には、改めてIT時代の到来、恩恵を受けたように感じた。

 これで向こう3年間は免許の書き換えをしないで済む。新しい免許証をよく見てみると、本籍地欄が消えている。前の免許証には本籍地欄はあったが、空白だった。免許証に本籍地を記す意味がなくなったということだろう。

 さて、食品偽装事件が連続して発生している。6年前に北海道のミートホープという会社が豚肉を偽装したり、5年前には日本料理の「吉兆」系列の「船場吉兆」が食品偽装で世間の批判を浴びて閉店した。今度は、三重県の米の仲買会社・三瀧商事が外国米を国内産と称して消費者を騙したのがばれて責任を取り、会社は解散することになった。そして、今回話題になったのは一流ホテルを全国に展開している阪急阪神ホテルズの系列レストランで、メニュー表示と異なる食材が使われていた事態が発覚した。

 仕入れ価格が三分の一のものがかなりあるというから、長年に亘りえげつない儲けかたをやっていたのだ。いくつか偽装メニューを提供していたホテルの中に、吉祥寺第一ホテルがあるが、実は私も約5年前と2年前にここで武蔵野ロータリークラブに依頼されて講演したことがある。ひょっとするとあの時ご馳走になった料理は食材が偽装だったのだろうか。尤も料理自体が何だろうといただけるだけで有難いし、事柄は食中毒のような衛生面の心配ではないので実際に食べた人間としては、あまりこだわらない。ただ、顧客、消費者をだましうちして金儲けしようと言う汚い根性が許せない。こういう消費者を欺く行為はいずれ罰を受け、提供者は破滅するのがお決まりのコースという。

 阪急阪神Hのような大手企業が倒産することはないだろうが、油断して同じような過ちを犯したら、もう市場は許してくれないだろう。どうもあまりすっきりしない事件である。

2013年10月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2354.2013年10月23日(水) 日本政府、核不拡散条約共同声明に賛同

 台風26号で大きな被害を受けた伊豆大島では、近づく台風27号、28号の襲来に備えて高齢者や身体の不自由な人を島の外へ避難させ始めた。昭和61年の三原山噴火で全島民が避難して以来の大掛かりな非常事態である。避難者の言葉を聞いていると、生まれ育った島を離れる無念さと寂しさを訴えている。その大島では今日までに30人の犠牲者の遺体が見つかった。まだ身元不明者がいるので、犠牲者の数は今後も増える。

 さて、21日の国連総会で漸く日本政府は核兵器の不使用を訴える共同声明に賛同した。世界で唯一の被爆国として反原発、反核行動にリーダーシップを発揮することを期待されながら、昨年5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議で初めて発表された時以来、今度は4度目の提案だった。125カ国が賛同した声明に唯一の被爆国が賛同しないという摩訶不思議には、世界で核を保有しない国から疑問に思われ、反核運動のリーダーたるべき立場を放棄していると非難すら浴びていた。ここに来て漸く取るべき立場を取ることになったが、アメリカの核の傘に入る日本の防衛政策がこの声明に素直にYESと言わせなかった理由である。アメリカとは水面下で「核の傘」に頼る安全保障政策には変更はないとネゴを交わしたようだ。これで少しは国際社会において日本の反核の姿勢を訴えることになるようだ。やれやれである。

 ところで、今日駒沢大学公開講座の清田義昭講師の授業で拝見した「空白の初期被爆」と題する福島第一原発事故放射能汚染を扱ったNHKスペシャル・ドキュメントには目を見開かせられた。昨秋放映したそうだが、残念ながら観ていなかった。

 ドキュメントは将来的に発ガンの原因となる「ヨウ素131」という放射性物質は、仮に人体に浴びても直ぐ消滅してしまうので、時間が経過すると発見できない。福島第一原発から強い風によって最もその影響を受けたであろう浪江町の町民の苦悩とその発見について、手弁当で解明に努め、「ヨウ素131」の被爆者を探り出し検査を受けさせる専門家たちの真摯な姿を伝えていた。良く知られたセシウムとあまり知られていない「ヨウ素131」を調べて、その被爆セシウムとの比率から消えた「ヨウ素131」の被爆量を算出するまでの過程をよく伝えていた。こういう地道な研究から被爆者対策を生み出すひたむしさには感動すら憶えた。こういう警告的、かつ教訓的なドキュメンタリーは多くの人に観てもらいたいと思った。

2013年10月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2353.2013年10月22日(火) 高齢者の運転免許更新講習会

 先日予約するのに一苦労した運転免許更新のための高齢者講習、並びに講習予備検査を受けに多摩市の東急トライビングスクールへ出かけた。自由が丘から3回乗り換えて小田急多摩線・唐木田駅までやって来たが、駅前のスクールバスの駐車場が見当たらない。標識がなく、近くの交番で尋ねても要領を得ない。スクールへ問い合わせしてもよく分らない。こういう新興住宅地というのは、妙に乱雑になるのを嫌って肝心要の案内が分らない不便さを感じる。止むを得ずタクシーを利用する。

 ヤマダ電気、ニトリ、大型家具店など大型商業施設に取り囲まれた一角に立派な建物のスクールがあった。75歳以上の高齢者8人が受講した。皆この近くの人だ。午後4時に講習を開始して終わったのは7時である。検査料金は6千円だからちょっとお高い。受講に特別な問題はなかったが、その中で「認知検査」というのは2種類あり、ひとつは姓名、誕生日、住所、最近の運転状況を単純に記入するだけのものであり、重度の認知症を抱えた人でなければ、まずは問題ない。もうひとつの検査は、1枚の紙に4つの絵が描かれており、それを4枚、合計16の絵を当てるというものだ。これが中々できない。僅か8つの絵の名しか思い出せなかった。ヒントがつくとすべて分ったが、なんだか老醜を晒すようで寂しい。運転実技はほとんど毎日のように車を運転しているので、ほとんど問題なく終了した。

 講習終了後に東京都公安委員会発行の「高齢者講習終了証明書」をいただいたが、また3年後にこの証明書をもらうために同じ手続きをしなければならない。取り敢えず必要書類は入手したので、近々近くの世田谷警察署へ出向いて正式に免許の更新をしたいと思っている。

2013年10月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2352.2013年10月21日(月) いざ戦地へ!学徒出陣壮行会70周年

 政府閣僚の中でも新藤義孝・総務相と古屋圭司・国家公安委員長兼拉致問題担当相が秋季例大祭を行っている靖国神社へ参拝したことが報じられた。何のために中国、韓国からの批判を承知のうえで敢えて参拝したのか、本人らの日本の外交を考えない利己的な信念?に基づいた行動であることは明白である。

 今月3日来日中のアメリカのケリー国務長官とヘーゲル国防長官が靖国神社ではなく、千鳥が淵戦没者墓苑に参拝し献花した。

 アメリカ政府としては、シリア問題などで外交が手一杯の状態のところへアジアで緊張が激化するのは好ましくない。日本が何とか中韓両国との間で問題を起こさないで欲しいという願いから、対米戦争で犠牲になった旧日本軍兵士らに哀悼の意を表明するために靖国神社ではなく、千鳥か淵へ向かった。アメリカの解釈は、千鳥が淵は戦没者のお墓でワシントンのアーリントン墓地と同じものと解釈しているようだ。そのうえで、日本政府に戦没者に哀悼の意を表するなら現状では千鳥が淵の方がベターとのシグナルを送った格好になった。

 アメリカ政府は誰の発案によって両長官の献花が実現したのか、いろいろ憶測が飛び交っている。日本政府閣僚が靖国神社に参拝することによって、中韓との外交関係に一層亀裂を生じさせることが、アメリカの対アジア政策上も好ましくないと考え、今後アメリカ政府要人はことあるごとに千鳥が淵へお参りして、参拝すべきは靖国神社ではなく千鳥が淵であることを訴えるようになるのではないか。

 かつてここで中部太平洋戦没者の遺骨の納骨式に出席したことがあるが、あまり仰々しくなく静かに執り行われた様子を見て、これもひとつのあり方だと感じたことがある。

 アメリカは安倍首相の靖国神社参拝を懸念しているのだ。下手をすると中韓との関係のみならず、対米関係もおかしくなる。

 さて、今日は明治神宮外苑競技場で東条英機首相出席の下に学徒出陣の壮行会が行われてちょうと70年目に当る。壮行会には約2万5千人の学生が参加したとされている。学生の徴兵が猶予されていたが、1943(昭和18)年9月に猶予が停止され学生は戦地に送られた。その数は明確ではないが、約10万人とされている。その記念碑が2020年オリンピック開催に向けて現在の国立競技場を建て直すことになり、その記念碑の存在が危うくなってきた。当時の生き残り学徒が保存を強く訴えているが、右傾化した政治家たちにとっては同じ考えのものである記念碑にそれほどの関心を示さない。

 戦争で亡くなった方々を尊崇し靖国神社へ参拝したいというなら、この学徒出陣の記念碑を保存することなんかそんなに難しいことではないと思うのだが、そんな気持ちより選挙で右翼票を勝ち取ろうと考えている参拝念願議員には学徒出陣記念碑はどうなっても関係ないとでも思っているのだろうか。所詮欲の皮の突っ張った参拝議員の行動である。嘆かわしい。

2013年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2351.2013年10月20日(日) 嬉しい母校からの招待

 今日は卒業50周年祝いとして母校慶應義塾から4月の大学入学式に続いて慶應連合三田会に招待されたので、15日のお墓参りと同様に一時帰国中の山崎洋さんと打ち合わせて天候の悪い中を、教養課程を学んだ日吉へ行った。

 今年5月26年間会長を務められたセイコーの服部禮次郎氏が亡くなられ、慶應連合三田会会長に高校先輩の比企能樹さんが就任されていたとは知らなかった。比企さんは私の高校時代に医学部学生としてボート・エイトでメルボルン・オリンピックに出場された。最近まで北里大学理事長を務めておられた。記念館で式典が行われたが、♪丘の上♪の演奏の中を三色旗が応援団学生の手で入場すると思わず感激した。やはり母校の象徴的なパフォーマンスは卒業してからでも学生時代を思い出して中々心地良いものである。清家篤塾長の挨拶の後、7年後輩になる竹田恒和JOC委員長が2020年東京オリンピック開催決定に至る経緯について話された。大学によってお膳立てされた立食パーティでお腹を満たした後に、再び記念館に行き、メインイベントを見学することにした。

 OBで作曲家の千住明氏がプロジュースされた震災復興応援プロジェクトと称された企画である。千住氏はオーケストラを指揮したり、トークをしたり舞台上で縦横に動いておられた。妹でヴァイオリニストの千住真理子、作曲家&ギタリストの鳥山雄司、舞踏家・市川右近、女優・紺野美紗子、ピアニスト・吉岡由衣ら著名なOB,OGのほかに、バックコーラスとして慶應ワグネル・ソサイエティが出演して、1時間半の間は中々豪華な演出となった。

 外はかなり雨が激しくやや寒かったが、館内には熱気が溢れ、卒業生にとっては楽しい催しとなった。何人かの友人にも会えたし、記念の腕時計もいただいたし、文句の言いようのない嬉しい大学からの卒業生に対するプレゼントだった。

 母校の卒業生に対する温かい気持ちには、感動を覚える。これも交流を広めることを願って交詢社を設立された福澤諭吉精神の継承だろうか。今年はいかに卒業50年の節目とは言え、これで2度も心の篭った「おもてなし」をいただいた。今更ながら慶應で学べたことを有難く幸せに思っている。

 山崎さんとは帰路自由が丘でイタリアン・レストランに立ち寄って軽食を取ったが、彼も遠く離れたセルビアに住んでいながらこの1年に2度も母校からイベントに招待されたことに感激していた。思い残すことなく、素晴らしい思い出を胸にセルビアへ帰れるのではないだろうか。

2013年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2350.2013年10月19日(土) 外交オンチの自民党国会議員

 昨日自民党国会議員が秋の例大祭に際して靖国神社に参拝したことについて疑問を呈した。そもそも靖国神社には徴兵された無名戦士のように気の毒な兵士が祀られているというより、戦犯が合祀されたことが対日戦争で犠牲者を生んだ中国や韓国から、靖国神社へ参拝することが殊のほか厳しい非難を浴びている。無名戦士については、ほとんど千鳥が淵戦没者墓苑に祀られている。日本政府の要人による靖国神社参拝については大分前から戦争の惨禍を蒙った国々から批判されているが、実は今月上旬来日したアメリカのケリー国務長官とヘーゲル国防長官が靖国神社ではなく千鳥が淵墓苑を訪れ献花していたことが分った。

 かねてより日中、日韓間の険悪な外交関係に懸念を表してお互いに関係改善の努力を求めていたアメリカ政府としては、「我々は敵だったが、その後友人となった。いまが倒れた日本の兵士や市民に敬意を表する適切な時期だと考えた」と考え、それには「千鳥が淵は宗教や政治的な含意のない場所だからだ」と靖国神社ではなく千鳥が淵墓苑へ初めてお参りした理由を語っている。

 昨日靖国神社へ参拝した新藤義孝総務相については、「日本に対して対話を通じた近隣国との歴史問題解決に取り組むよううながしてきたが、それ以上のコメントをすることはない」と胸中を述べた。しかし、アメリカも日本政府閣僚が靖国神社へ参拝し、中国や韓国との関係を一層こじらせていることに関して率直には止めるよう言わなかったものの、イェローカードを出しているのだ。

 この国会議員靖国ぞろぞろ参拝に続いて、一日置いた今日岸信夫外務副大臣が参拝した。岸氏は安倍首相の実弟である。しかも外務大臣に次ぐ外交の№2である。その副大臣が外交に与える影響はないと思っているととぼけたことを言っている。この人はまったくの外交オンチで外務に拘わる資格なしである。

 自民党国会議員になるとどうしてこうも外交オンチになるのだろうか。これでは外交関係を考えると、大臣を含む外務省トップ3人は自民党以外の政党から選ばなければならなくなるのではないか。

2013年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2349.2013年10月18日(木) 愚かな国会議員の靖国神社参拝

 一昨日定期的に通っている松本整形外科医院で、骨粗しょう症の検査を受けた。2~3年前に受けたような覚えがあるが、そもそも7年ほど前に膝が痛み出してCRPの血液検査の結果「リューマチ性発筋痛症」と診断され、爾来毎日ステロイド系のプレドニン錠と胃痛止めのムコスタ錠を服用している。CRPが基準値0.3を下回るよう努めているが、これが下がりそうで下がらない。毎日服用しているステロイド系薬は人骨を劣化させるので、常用はあまり良くないとされているそうで、そのために骨の検査をすることになった。

 前回検査では特に問題はなかったので、今回も気休めだとあまり気にはしていないが、年齢とともにこの他にも服用薬の種類が増えてきた。

 さて、一昨日の台風26号が伊豆大島を直撃して多数の死者を出し、未だ安否不明の人が大勢おられる。大島町長は、避難警告を発令することが反って犠牲者を多く出す危険があるとしていたが、昨日になって一応警告を出すことも検討すべきだったと反省の弁を述べていた。今回の大型台風に対する避難勧告は、これまでの台風とは異なって思いも寄らない大雨の襲来に手の打ちようがなかったとも言える。いま取り掛かっている救出作業では、道路上に流木が溢れたり、道路が陥没したりして重機車を救出現場に運べないもどかしさがある。そのためすべてを手作業に頼っている。それが救出作業を一層困難にしている。

 今後第二の大島台風が襲ってきたらどう対処、防止、避難するのか、今回の例を参考に検討する必要がある。

 ところでどうしようもない大臣もいたもので、新藤義孝総務相が秋季例大祭が行われている靖国神社へ参拝した。この人は確信犯でこういう時になると必ず参拝してメディアに取材され、画面に顔を出すのを目的にしているような人だ。この他にも「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」所属の超党派衆参議員157人も参拝した。「みんなで参拝すれば怖くない」議員らの笑っちゃう団体行動だ。

 彼らの言い分はまるで的外れだ。「国のために命を捧げた方々の慰霊をどうするかは国内の問題だ」とか、「個人の心の自由の問題なので、論評されることではない。外交上の問題になるとはまったく考えていない」と語っている。前者について言えば、命を奪われたのは自分たちだと考える中国人やアジアの人たちは多い。しかも、彼らは長年に亘って止めてくれとまで言っている。それを自分の論理だけで行動することが国会議員として的確だろうか。傲慢ではないだろうか。後者についても個人の自由と言うなら徒党を組むことなく自分の意思で、好きな時に黙って参拝すれば良いと思う。しかも、外交上の問題にはならないと考えているようだが、すでに外交問題になっている。今日早速中国が反応し、木寺駐中国大使を呼びつけ、厳しく抗議した。それが分らず、外交関係を悪化させることに余念のない国会議員では最早国を代表する立場にいること自体が場違いである。彼らに猛省を促すとともに、彼らは国会議員の職を直ちに辞するべきだと思う。

2013年10月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com