先日予約するのに一苦労した運転免許更新のための高齢者講習、並びに講習予備検査を受けに多摩市の東急トライビングスクールへ出かけた。自由が丘から3回乗り換えて小田急多摩線・唐木田駅までやって来たが、駅前のスクールバスの駐車場が見当たらない。標識がなく、近くの交番で尋ねても要領を得ない。スクールへ問い合わせしてもよく分らない。こういう新興住宅地というのは、妙に乱雑になるのを嫌って肝心要の案内が分らない不便さを感じる。止むを得ずタクシーを利用する。
ヤマダ電気、ニトリ、大型家具店など大型商業施設に取り囲まれた一角に立派な建物のスクールがあった。75歳以上の高齢者8人が受講した。皆この近くの人だ。午後4時に講習を開始して終わったのは7時である。検査料金は6千円だからちょっとお高い。受講に特別な問題はなかったが、その中で「認知検査」というのは2種類あり、ひとつは姓名、誕生日、住所、最近の運転状況を単純に記入するだけのものであり、重度の認知症を抱えた人でなければ、まずは問題ない。もうひとつの検査は、1枚の紙に4つの絵が描かれており、それを4枚、合計16の絵を当てるというものだ。これが中々できない。僅か8つの絵の名しか思い出せなかった。ヒントがつくとすべて分ったが、なんだか老醜を晒すようで寂しい。運転実技はほとんど毎日のように車を運転しているので、ほとんど問題なく終了した。
講習終了後に東京都公安委員会発行の「高齢者講習終了証明書」をいただいたが、また3年後にこの証明書をもらうために同じ手続きをしなければならない。取り敢えず必要書類は入手したので、近々近くの世田谷警察署へ出向いて正式に免許の更新をしたいと思っている。