2505.2014年3月23日(日) ベビーシッター叩きに反論する野田聖子議員

 毎年2月23日に開いていた高校2年生時のクラス会が、藤沢駅前の中華料理店「煌蘭」で1カ月遅れて行われた。出席者が19名だったのは、予想より大分多かった。満75歳になると、物故者や健康面で参加できない人もいるものだ。実際51人のクラスメートのうち、すでに鬼籍に入った友は11名を数え、1名はアメリカに居住している。恩師はすでに7年前に亡くなっている。その中で19/39とほぼ半数が出席したのは、上できと言えるのではないだろうか。

 来年も今日と同じ3月23日開催ということに決まったが、幹事役を引き受けさせられてしまった。あと1年を元気に活動できそうな人ということで、私なら活動できるだろうという奇妙な期待感からお役を引き受けさせられる羽目になった。

 引き受けた以上みな楽しみにしているようなので、責任だけは果たすように努めたい。

 さて、最近内外に想定外の事件が起きている。現在国際的にミステリアスな事件になっているのが、マレーシア航空機の行方不明事件である。クアラルンプールを飛び立って北京へ向かったのが、今月8日だからもう半月が経つ。しかし、239名の乗員と乗客が搭乗した航空機は消息不明となりその行方はようとして分からない。飛び立ってから針路を変えたとか、機影の一部が人工衛星によって発見されたとか、或いは操縦士の行動がおかしかったとか、諸説紛々である。過去にも例のない航空機消息不明事件にマレーシア政府もその対応に忙殺されている。これから事件はどう解明されていくのだろうか。当分の間目が離せない。

 一方、国内で些か異常とも受け取られた事件は、子どもをベビーシッターに預けて、その子がベビーシッターの自宅で死亡しているのが発見された悲しいでき事である。若い母親が2人の子どもをネットで知ったベビーシッターに預けたその行為が、あまりにも分別がないと批判され、波紋を広げている。大事な子どもを見ず知らずの他人に疑うことなく預ける浅はかさについて、専門家や同年代のヤング・ママが厳しく非難している。実際その立場に立っても通常なら絶対やってはならないことだと考えるのが普通である。

 ところが、そういう批判に対して反論した母親がいた。自民党総務会長の野田聖子衆議院議員である。野田氏の出産と生まれた子が障害児だったことは同情できる。だが、自分もそうしたとその行為がさも正当であるかのように述べたり、「そうした経験をしなかった人が、母親を責めるのは止めて欲しい」と語った。野田議員は少々個性的な行動に走るところがあるが、その言い分は少しおかしくはないだろうか。こういう行為を容認するというのだろうか。それではこの種の悪辣なベビーシッターの思うつぼではないだろうか。

 要職にある政治家としては、自分の発言にもっと慎重であって欲しいものである。

 今日大相撲春場所が千秋楽を迎え、大関鶴竜が14勝1敗で初優勝を飾った。先場所は準優勝だったので、これで横綱昇進は確実と見られている。もし鶴竜が横綱昇進となれば、白鵬、日馬富士に続き、横綱3人がすべてモンゴル人ということになる。日本の国技もいよいよ色褪せ、まるでモンゴルの国技のようである。

2014年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2504.2014年3月22日(土) 漱石の「こころ」が100年ぶりに朝日再連載へ

 第2次世界大戦が始まった丁度100年前の4月朝日新聞に文豪・夏目漱石の「こころ」が連載された。その当時に倣って今年4月から朝日朝刊に再び「こころ」が110回に亘って連載されるという。珍しい試みだと思う。ただ、最近の朝日新聞の連載小説はあまり面白くない。現在の連載小説も朝夕とも途中で読むのを止めてしまった。朝日に引き換え、日経の連載小説は結構面白く、朝夕とも毎日楽しんで読んでいる。朝日はどうしてこんなつまらない小説ばかり連載するのだろうといつも思っていた。勘ぐれば、佳作を見つけ出せないので、昔のコピー作品にかつての夢を追ったということでなければ良いが・・・。

 これとは別に、当時朝日新聞記者だった漱石が自紙に作品を連載したというのも、現代の常識では考えられない。しかし、漱石はその頃すでに功なり名を遂げていて朝日記者というより文豪と呼ばれていた。「こころ」は処女作「吾輩は猫である」が連載されてからすでに9年が経っていた。連載された時は「こころ」は「心」だったし、全体の文章の区切りも今の「こころ」とは、違っていた。

 残念ながら、学生時代に読んだ「こころ」があまり印象に残っていない。この機に改めて読んでみようと書棚から取り出してみた。

 実は、わが家の漱石全集19巻は、読書好きだった義父が昭和10年に漱石全集刊行会から初めて「漱石全集」として出版されたものを買い求め、父の没後、そっくり私の書棚に収まったものだ。漱石全集刊行会は岩波茂雄が代表者でその後岩波書店の前身書店に組み込まれた。「こころ」は、全集の8巻に「道草」とともに収められている。「調子」を「てうし」、「状態」を「じやうたい」、「要領」を「えうりやう」とルビがふってあり、「蝶々」を「てふてふ」と国定教科書で教えられた国民学校時代を思わせられる。価格は印刷されていないので分からない。グラビアに漱石幼少時代の写真や、「漱石山房」と書かれた漱石専用原稿用紙に「道草」の直筆の写真が載っている。

 思い返せば、漱石を読んだのは、母に勧められて小学校5年生の時「坊っちゃん」を読んだのが最初だった。その後「吾輩は猫である」、「三四郎」、「それから」へ、そして他の作品へ読み進んで行ったように思う。

 初めて松山へ行った時には、漱石の亡霊を追うように「坊っちゃん」を思い出していた。

 義父が残してくれた、旧き時代を感じさせる「こころ」を改めて味わいながら読んでみたいと思う。

2014年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2503.2014年3月21日(金) 2014年度一般会計予算は過去最大

 昨日2014年度一般会計予算が参議院を通過して成立した。95兆6121億円大型予算である。加えて2月に成立した今年度補正予算の5.5兆円を加えると、実に100兆円を超える高額予算である。

 大学へ入学した1959年度予算が1兆4192億4800万円だったことを考えると気の遠くなるような巨額の予算である。ざっと70倍になる。入学早々「経済原論」の授業で安川正彬講師(後教授)から、経済学を学ぶ経済学部の学生としては国家の予算ぐらい知らなくては話にならないと言われ、以降ことさら一般会計予算に関心をもってきた。ただ、数字を覚えるのは歴史の年号と同じように難しく、語呂合わせでもしないと覚えられない。1959年度の予算は「イッチョウヨイクニヨハヘイワ」と記憶した。来年度の語呂はどうなるだろうか。

 新年度の予算は過去最大の膨張予算で、一番気になるのは、国の借金が益々増えて財政健全化は掛け声ばかりで一向に前へ進まないことである。ましてや国の歳入は税収が50兆円で、まったく足りず不足分は国債を発行して賄う。当然借金ということになる。すでに1千兆円を超えた借金は、先進国の中で最大であり、IMFも不安視している。このまま突き進めば国の財政が破たんすることは目に見えている。だが、政治家は私利私欲・党利党欲のため財政健全化は口先ばかりで誰も手をつけようとしない。利権政治家の暗躍と誘導で地元の公共事業費を増やしたが、逆に人手不足のため工事ができないというお粗末ぶりである。

 国をバランス良くリードすべき政治家が、目先の欲に目がくらみ、利益誘導政策しか提言できず、行えない。アベノミクスという言葉に浮かれて、厳しい財政には目もくれず、大判振る舞いで国は借金大国になる。もう少し国の財政について真剣に議論して、国の借金を減らす健全財政に近づけることはできないだろうか。

2014年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2502.2014年3月20日(木) ウクライナ情勢の受け止め方

 一昨日このブログが連続2500回を記録したことを友人たちに知らせしたところ、昨日からたくさんのコメントをもらっている。その中でベオグラードの友人山崎洋さんから、激励をいただくと同時に私を超人と呼び、なるほどと思わせられるメールをもらった。現場を知らないと本質や実態は中々分からないものである。日本にいては中々入手しにくい現地情報を近くで得られることもさることながら、現地で内情をよく知るメディアが流す情報を直に手に入れられる点でやはり有利である。

 山崎さんは旧ユーゴ時代にベオグラードに渡ってから同地に半世紀も居住して、東ヨーロッパ情勢や土地勘も充分である。特に父上がゾルゲ事件のブランコ・ブケリッチ氏であるので、社会運動にはことさら詳しく敏感であり、言われることは筋が通っていて得心させられることが多い。

 17日にウクライナの住民投票について私が新聞記事を参考に書いたブログの内容に関して、下記のように分かりやすい指摘を受けた。17日のブログと比べてお読みいただければ一層理解しやすいのではないかと思う。

 「クリミア問題のブログ、興味深く拝見。3月17日の分、ロシアが軍事力で脅して住民にロシア編入の決定をさせたというのは、どうでしょうか。こちらの記者やTVレポーターの報告では、ロシア系住民がいちばん恐れたのは、キエフの政権を奪ったウクライナ民族主義で、なにしろ最初に採択した法律のひとつがロシア語を第二公用語と定めた法律の廃止でしたから、キエフが混乱して手を打てないうちに長年の「不正」(フルシチョフが1954年にクリミアをウクライナに編入したこと)をただそうとしたということらしいですね。住民投票に反対の人たちがロシア軍に対する恐怖から活動できなかったというのは言えるでしょう。

 クリミア・タタールは当初、ロシア系の集会に押しかけて、一触即発の様相でしたが、その後、自分たちの集落に自警団を組織して、守勢に回りました。クリミア・タタールは第二次大戦のときナチスについたため、戦後、スターリンによって強制移住させられ大量死した経験がある。1990年のソ連解体に際しても独立を目指すと言う決議をしていましたから、ウクライナ万歳ではないのですが、反ロであることは間違いありません。

 ただ、住民の六割がロシア系のクリミアでは、反対派が自由に活動しても、結果は同じだったと思いますよ。

 住民投票がウクライナ憲法に反していると言うのはその通りでしょう。そもそもキエフの暴力による(エストニア外相によればスナイパーまで使っての)政変が憲法違反でしょうから、政変によって憲法体制に空白が生じたといえるのです。

 いちばんの解決策は、欧米が空爆までしてでっちあげたコソボの独立承認を取り消して、あらためて国際法を尊重し、セルビアの主権と領土保全を認め、その枠内でコソボのアルバニア人の地位について交渉する。そうすれば、クリミアについても、ウクライナの主権と領土保全を認めたうえでの問題の解決を主張できる。それ以外は、すべて国際法とは無縁のパワーポリティックにすぎません。チェコのクラウス前大統領やドイツのシュレーダー元首相もそういう意見です。日本政府も、空爆に賛成しコソボ独立を承認するかわりに、アメリカに対して制裁措置を取っておれば、今回も説得力があったでしょうが、下手すれば北方領土問題の交渉の扉を閉ざされ、天然ガスの供給をストップされるのがおちでしょう。もっとも、困るのは国民だけで、安倍さんはそれを利用して、原発再開、民族主義の高揚を背景とした新憲法制定などの宿願が果たせるので、損はないと踏んだかも。

 気になった一行について、ながながと意見を述べさせていただきました。

2014年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2501.2014年3月19日(水) 同期入社の牧野くん急逝

 小田急社友会から毎月丁重に会報を送ってくれるので、最近の会社の様子がある程度分かって有り難く思っているが、その中に慶弔行事や、訃報が掲載されている。今日受け取った会報で偶々訃報欄に同期の牧野博保くんの名前が載っているのを見てびっくりした。ショックである。

 昨年10月に大学卒業50周年のお祝いに大学から、日吉で行われた春の入学式と秋恒例の連合三田会に招待されたが、その連合三田会の場で久しぶりに牧野くんと会って立ち話をしたところだった。その際今年予定している拙著の出版記念会でビデオ撮影してほしいと依頼し、引き受けてもらっていた。ところが、今年の年賀状で大けがをしたので、今年中の活動は難しいと書き加えられていたので困ったと思っていた矢先である。

 早速奥様にお悔やみの電話をしたところ、亡くなったのは怪我が原因ではなく、脳梗塞ということだった。怪我はリハビリ中で快方に向かっていたそうで、安堵していた折に思いがけなく脳梗塞で倒れ、5日後に亡くなったと聞いた。ビデオを撮ってもらう相手はまた探さなければいけないが、牧野くんがプロはだしだっただけに後釜が簡単に見つけられるだろうか。それにしても同期生の突然の逝去は悲しく、寂しい。大卒者同期入社13名のうち、2名が中途退社して残る11名のうち、すでに3名が亡くなった。同期社員全員が仕事から退いて最近ではお互いに会うこともなくなった。時代の流れではあるが、寂寞の思いは消えない。

 さて、出版ニュース社の清田義昭社長から電話をいただいた。拙著の発行元を紹介していただけることになって、拙著の内容に合い、積極的な出版社を紹介してもらえるよう調整してもらっていた。今日出版社の名前を教えてもらった。大手出版社ではないが、「㈱現代書館」と伺い、堅実な出版社で良かったと有り難く思っている。まだ内容を膨らませたり、或いは削除したり調整する個所が残されているが、漸く出版元が決まってほっとしている。

  この数日は内容を膨らませるべき当の主人公大酋長について、彼が島民に送った手紙の翻訳で苦労している。大酋長の人間性を表す一文で貴重な資料であるが、A4判用紙4枚にびっちり書きこまれ、すべて大文字で書かれ、文章の切れ目が分からず、英文も通常あまり見られない文体で翻訳に頭を捻る個所が多い。これを明日辺りにはまとめて、全体文の中にうまく溶け込ませてバランスの良い文章にしたいと思っている。まぁまもなく脱稿というふうにできると考えている。

2014年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2500.2014年3月18日(火) ブログ書き込み連続2500回達成

 ついにと言うべきか、やっとと言うべきであろうか、このブログを毎日毎日書き続けてちょうど連続

 2500回を数えることになった。ホームページを作成し発信した2007年5月に書き始めてから約7年近くかかったが、継続できたことが何と言っても嬉しいことであるし、まさに「継続は力なり」を改めて知ることになり、継続することの大切さを再認識している。 

 この間海外旅行した間も不自由しながらも書き続けていた。韓国では講演を含めて2回の旅、インド、チベット、ヨルダンとイスラエル、そして昨年は取材のためにミクロネシアへ出かけた。自分でもよくよく物好きだと感心するのは、一日として書くことを止めようと思った日がなかったことである。やはり文章を書くのが好きなのだろう。このままブログとしてPCに残すだけでは惜しい気もするので、いずれ年度を決めて1年分を小冊子としてまとめてみようとも考えている。

 エポックメークだった2000回目は一昨年の「文化の日」に当たり、偶々 74歳の誕生日でもあったが、今日は特別な一日ではない。

 昨日ブログに書いたように住民投票でウクライナからの独立を勝ち取ったクリミア自治国の独立をロシアが承認することを決めた。これに伴い欧米各国はロシアに対して経済制裁を強める意向である。日本もそれに同調して対ロ制裁を決めた。ただ、日本の制裁は欧米の制裁ほどロシアにとってそれほど効くようなものではない。両国間のビザ発給緩和に向けた協議を停止するというものである。日本にとっては、あまり対ロ関係を悪化させたくなかったが、ロシアの今回の強引な内政干渉により、自国領土を拡大するという試みが世界中の反発を買っている事態に、手をこまねいているわけにはいかず、欧米に同調した対応である。これで北方領土問題はまた解決が遠のく。また、シベリアの原油開発と輸入が当面先延ばしされることになる。

 それにしてもテレビを観ていると、クリミアには今もレーニン像が街の中に随分見られる。ロシアよりクリミアにレーニン像が多く見られるのは、クリミアが今日のロシア以上に共産主義国家的であり、ソ連時代の国情に近いと言えるのではないか。

 2003年にシベリアを旅行した時、ガイドがロシア国内にレーニン像はもう2体しかないとデタラメを言っていたが、その時私が見た2体の他にもまだまだ共産主義の亡霊レーニン像はほかの土地にも残されている筈だ。それがロシアではない外国のクリミアであったとは驚きだ。ひょっとするとウクライナにもきっとレーニン像がたくさんあるのではないだろうか。

 今日は暦の上では「先勝」である。昨年より17日も遅かったが、関東と四国で春一番がやって来た。高知で桜の開花宣言も聞かれた。3日後には選抜高校野球も開幕する。いよいよ春がやって来る。

 2500回を機にこのままブログを書き続けていくつもりだが、果たしてあと何回書き続けられるだろうか。取り敢えず3000回を当面の目標にして邁進したい。よほどのことがない限り、来年の暑い盛りには念願成就ということになる。とにかく健康だけは気をつけよう。

2014年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2499.2014年3月17日(月) クリミア、ロシア領へ編入か。

 ソチ・パラリンピックが閉幕した。オリンピックほどではないが、パラリンピックも結構派手に紹介され、閉会式でパラリンピックらしく‘Impossible’と書かれていた電光板の文字が冒頭のImを削除して‘Possible’に変わるかと思いきや、‘I’m possible’となっていたところが面白かった。アルペン座位競技のように猛スピードで滑り降り、元々身体が不自由な選手たちが転んで再び怪我でもするのではないかと心配したくらい出場選手たちは真剣に気持ちを込めてプレイしていたと思う。2020年東京オリンピックもパラリンピックと同時期開催となるので、日本人にもかなりアピールするのではないだろうか。

 そのソチにほど近いウクライナのクリミア自治共和国で行われた住民投票の結果、クリミア独立票は予想通り投票総数の96.77%を得た。やっぱりか。この結果を受けて自治国首相はウクライナからの「独立」を宣言すると表明した。いずれ「ロシア編入」の動きを加速させることになるだろう。もとよりクリミアは全住民の6割強がロシア人の自治国で、タタール人のような他の少数民族が投票行使をしなかったせいもあって、圧倒的にロシア寄りの結果となった。

 問題はこれからである。この住民投票はウクライナの憲法に違反しているとして、投票自体を認めない欧米諸国はロシアに対して追加制裁措置を実行すると発表した。

 オバマ米大統領は「住民投票はウクライナ憲法に違反し、ロシアの軍事介入による脅迫のもとで行われた」と指摘する一方で、ロシアのプーチン大統領は「住民投票は国際法と国連憲章に完全に合致している」と反論している。結局現状はロシアと欧米との綱引きになっているが、どちらの言い分にも、受け取り方によっては、一理はあると言えるような気もする。住民が国を選ぶのは、ひとつの権利でもある。上司が嫌で、部下が全員別の上司の方が働きやすいということになったら、会社としてはそれに応じることはあるだろう。ただ、ロシアがクリミア住民に強引に軍事力を見せつけて恐怖感の下で住民投票を行ったことは無法である。この点は責められるべきであろう。また、ウクライナ憲法に違反していることも問題である。

 今回の騒動の発端は、ウクライナ政界が不安定で、それにしびれを切らしたデモが発生し、国会内の対立がごちゃごちゃになって自信を失ったロシアシンパの大統領が夜逃げをしたことが騒ぎに火を点けた。そのドサクサにつけこんだ覇権主義国家ロシアが外堀を埋めて利用価値の高いクリミアへ武力侵入して既成事実を重ね住民投票へ持ち込んだというのが、大体の筋書きである。

 これから険しいロードを歩むことになるクリミアとウクライナの一体感は、もはや消えてしまった。覆水盆に返らずである。かつて第2次世界大戦終盤に、ルーズベルト、チャーチル、スターリンの間で終戦について話合われたヤルタ会談が開かれた近くの土地で、下手をすると戦火が再び点火されるかも知れない。冷戦再びか。皮肉な話である。

2014年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2498.2014年3月16日(日) クリミアで住民投票始まる。

 先日来庭の梅がきれいな花を咲かせているが、今日ウグイスのつがいがやって来た。今年初めて「ホ~ホケキョ~」の啼き声を聞いた。やはり風情があって中々好いものだ。独身の頃には、鵠沼の自宅の庭にもよくウグイスやメジロがやって来て春を感じさせてくれたが、近年は近所でも緑が少なくなってきたせいもあり、ほとんどウグイスの姿が見られなくなってしまった。

 最近わが家の周辺も家々が詰めるように建って、まず庭付き家屋が見られない。そういう意味ではまだ庭があって少なくはなって来たが小鳥が餌を啄ばみにやって来て気が向くと囀りを聞かせてもらえるのは、至福の時と言えるのかもしれない。

 さて、国際的な問題となって今世界の注目を集めているクリミア自治共和国内の住民投票が始まった。クリミアはウクライナ領であるが、ロシア系住民が多く、彼らがウクライナの政争に乗じてウクライナから独立して、その後にロシアへの帰属を求める住民投票である。アメリカを始めヨーロッパ諸国は、この住民投票はウクライナの承認を得ておらず、ウクライナ憲法違反であり、国際法上も違反しているとクリミアをそそのかしているロシアを糾弾している。国連安保理の場でもロシアへの編入を問う住民投票を無効とする決議案を採決したが、当事国ロシアの拒否権の行使により廃案となった。欧米は今後ロシアへ制裁を強めると公表した。

 現時点では投票結果は分からない。明日結果が判明した段階で、どんな結論が出るだろうか。気になるところである。

2014年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2497.2014年3月15日(土) 八重山諸島の小さな町と国の対立

 いま中学校の「公民」教科書選定問題で遠く離れた沖縄の1教育委員会と文科省の間でもめている。どうして小さな町と国家権力の間がこじれているのか。教科書選定について文科省が推薦するA教科書会社の教科書を武富町教委が受け入れようとせず、独自にB社の教科書を採用したいと主張して調整がとれないからである。 

 そもそもA社は「新しい歴史教科書をつくる会」系統の会社で政府の意向を酌んでいる。これが竹富町の考えに合わなかったと考えられている。難しいのは教科書の選定を決めるのは、竹富町だけのエリアではなく八重山地区と言い、他に石垣市と与那国町を含めた3つの自治体が1つになった同一教科書採択地区で、他の2市町が文科省の案を受け入れているからである。

 これを文科省が竹富町教委に対して「共同採択地区で同一教科書の使用を義務づけた無償措置法に反する」として地方自治法に基づく是正要求を出した。国から1市町村に対して強い措置が出されたのは初めてである。

 もともと自民党内には、教科書採択の現状に不満が強い。大半の教委が日教組の影響を受けていると見ているからだ。これまでも、義務教育の最終責任は国が担うとして教委に圧力をかけてきた。そこで今回のような文科省の意向を聞き入れようとしない機会を捉えて一気に強権発動を行ったと思う。

 教育に対する政治の介入と見られることを恐れて政府もあまり強引な対応はできないところだが、文科省に反すれば教科書無償を適用させないことなどで締めつけようとしている。

 自治体行政学の金井利行東大教授は「教科書無償措置法に基づき、採択地区内では同一の教科書を採択する必要があるが、違法なのは竹富町だけでなく、協議を尽くさなかった同地区内の石垣市、与那国町も同じだ。文科省が竹富町のみに是正の要求をしたのは不公平で、文科省も三者協議が進むようにすべき」と文科省の姿勢を問題視している。

 どうなるのか、国も力づくで小さな町を押さえつけるのは少しやり過ぎではないか。下村文科相は安倍首相の強い信頼の下に文部行政を任せられており、現在沖縄問題で頭の痛い首相が表には出ていないが、沖縄に対する安倍首相の怨念が乗り移って遮二無二沖縄の小さな町を抑圧しようとしているように感じられてならない。金井教授のアドバイスを国は何と理解するか。

2014年3月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2496.2014年3月14日(金) 「STAP細胞」は幻の研究だったのか。

 今日理化学研究所が、いま話題になっている万能細胞と言われたSTAP細胞の論文発表に関する中間報告で、ノーベル賞受賞者の野依良治理事長以下幹部らが重大な過誤があり、不適切な点があったことを認め、謝罪した。それぞれ説明に当たった理事らは、小保方さんグループの行為は科学者のやり方として考えられないとか、遺伝子解析結果の画像が切り貼り加工されていたとか、まるで1月末に喜色満面で中心人物らが記者会見した時とは打って変わって厳しい表情で今回の騒ぎが不本意であることをうかがわせた。理化学研究所では、論文を撤回することにして小保方さんと他の共著者らに同意を求めている。

 ことここに至って理化学研究所は、子飼いの小保方さんらは若く、力不足で論文としても成り立たないとの厳しい意見まで述べた。理事長は自分の時代では起こり得ないことであると総責任者としての責任を感じているのか分からない発言までした。小保方さんが書いた論文に過誤があったのは、時代のせいだとか、カルチャーが変わったのだとまで若い研究者を酷評している。例えこういう杜撰な結果になったとは言え、そこには部下をかばうとか、若い人の感性を生かそうなどという考えはまったくないようだ。理化学研究所内にこそ倫理観が欠けていたのではないだろうか。

 どうしてこういうお粗末なことになったのか。常識的に考えられないことが日本の科学の最高水準にある理化学研究所で起きた。世間の常識とは異なる理化学研究所の倫理観や、体質にこそ問題があったのではないだろうか。いまにして内部の倫理観云々を口走る理事がいるようでは、いくら気持ちを引き締めると言ったところで、所詮その場しのぎになりかねない。「万能細胞」というダイヤモンドがせっかく若い女性の研究で世紀の発見として世界的に披露されたのに、その女性と周囲の研究者仲間のやった杜撰さにより自滅したわけである。実に惜しいことである。それより何ともがっかりである。

 それにしても小保方さんの姿が公にまったく見られないのは、彼女の存在が自分にとって都合の悪い人が隠しているのではないかと勘ぐらざるを得ない。早いところ当人がはっきり説明した方が良いのではないか。

2014年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com