2614.2014年7月10日(木) 近刊拙著のタイトルを変更

 修正した再校のゲラを持って飯田橋にある㈱現代書館へ出かけた。同社編集部の福田慶太氏と文章の修正と写真の挿入について細かく話し合った。難題はタイトルだった。一番肝心なタイトル決定が今日まで長引いてしまった。サブ・タイトルはやや長過ぎるので、最初から出版社から思い切って短縮するか、変更するよう求められていた。メディアに広告提出の期限から考えてもリミットが迫っていると、菊地社長が乗り出して来られた。一応これまでタイトルとして考えていたのは「南の国の日系人大酋長の波乱万丈」というもので、先日の座談会でもこれで行くことになっていた。それをズバリ「野球大酋長」に変更してはどうかとにじり寄られてしまった。

 現代書館の主張は、読者がタイトルを一見しただけで何となく内容のイメージが湧くようなタイトルより、何が書かれているか、タイトルから読者にあれこれ想像させるなり、妄想させるタイトルの方が販売政策上売れるという。そんな出版社営業サイドの意見が強く、このように簡潔なズバリのタイトルがアイディアとして生まれてきたようだ。「野球大酋長」とは一体何者か、という最初の疑問が販促に繋がるという。作者としての思いこみや拘りもあり、必ずしも納得できたわけではなかったが、時間が迫られていることもあり、あまり結論を先へ延ばすこともできない。出版社の言い分もある程度理解できたので、苦し紛れに「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」出版社の申し出を受け入れたというところである。早速友人らにはその旨メールで知らせた。

 サブ・タイトルは、まったく変わってしまった。従来は「元プロ野球投手ススム・アイザワが森喜朗元首相・元チームメート佐々木信也と結んだ友情の絆」だった。確かにこれは長い。当初からネーミングの短縮は考えていた。今日出版社側から提示された副題は「日系ミクロネシア人投手、二つの祖国と友情の架け橋」だった。ほぼ半分の長さにカットされた。これは素直に受け入れることにした。ただ、表紙帯文に近藤誠一・前文化庁長官の推薦文が掲載されるが、その近くにサブ・タイトルで削除された森元首相と佐々木信也氏の名前を書いてもらって大酋長と森元首相、佐々木さんとの友人関係を分かるようにした。

 他の文字や表現の修正などはあまり議論にはならなかった。それでも近頃の原稿では数字を算用数字で書く機会が多いが、現代書館は漢数字で表現する。漢数字にも書き方が複数通りあるので、しばしばトラブルがある。一番悩まされるのは対象によって漢数字の表現方が異なることだ。加えて野球のスコアの表現に漢数字を使用されることで、こればかりは一般的に馴染まない。そこでスコアはすべて算用数字にしてもらった。

 やはり数字だけは算用数字で表現できる方がどれだけ書きやすく、すっきりするかということを改めて再認識した。

2014年7月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2613.2014年7月9日(水) 駒澤大講座で観せてもらったドキュメント

 昨日拙著の再校ゲラを現代書館より送って来た。初校の付き合せをやってから丁度1カ月かかっている。初校の修正の他に、写真も組み込まれているので、大分体裁が整ってきた。すぐ見直して連絡し明日修正したゲラを持参することになった。

 さて、日本が予選リーグで敗れて国内では熱気が収まったかの感があるワールドカップだが、いよいよ今日から準決勝戦が始まった。その第1戦で6度目の優勝を狙う地元ブラジルとドイツの対戦で、何とそのブラジルが予想外の大敗を喫したのである。いかにエースのネイマールとキャプテンのチアゴ・シウバを欠いたとは言え、1-7のスコアである。これまでブラジルのワールドカップにおける最多失点は、私が生まれた1938年のポーランド戦で失った5点だった。それでもその試合で6点を奪い勝利した。今日の大敗はサッカー王国のブラジルにとって屈辱的な敗戦である。

 世界最強とも目されたブラジルも、前半だけで5点を失い、試合終了直前になってやっと1点を還すという無様な試合をやることが分かった。主役ネイマールの突然の負傷欠場がよほどチームの士気に影響したのだろうか。それにしても最後はヤケクソのような、選手と応援団だったが、ここにもラテン気質が表れたのだろうか。

 ついては、今週は駒澤大学春季講座の最終週である。今日は須磨章講師の講座の最終回で、講師の声かけにより終了後有志が集まって懇親会を催した。須磨講師はこの近くの出身らしく、食事処も友人の経営する店で、10余名の参加者全員が和気藹藹とした雰囲気の中で楽しい交歓の場となった。

 今日の講座で、観せてもらったのは75分物長編ドキュメント「二本のオリーブの木」だった。地味な作品であるが、全員が感動していた。ともに癌に見舞われた元NHK職員夫妻の愛情物語で、現実にこれほど相思相愛の夫婦がいるだろうか思えるほどお互いに相手に愛する心情をぶつける信じがたい話であるが、実に心打たれる物語でもある。結局夫婦とも半年のタイムラグで亡くなる。夫役の片岡仁左衛門と妻役の竹下景子が涙を流しながらナレーターを務めていた。それにしてもこんな家庭内の夫婦の愛情を拾い上げ、長編ドキュメントに仕上げる発想と演出は、普通では中々理解しがたく、流石に専門家は違うなぁと思った。

 やはり報道の現場で長年に亘りドキュメント作品を制作してきた講師の感性は、我々とは多くの点で異なる。聞けば、一般にはあまり魅力的でないと考えられそうな作品をゴールデンアワーに放映したという。秋にはまた新たな番組を観せてもらえるので、どんな作品に出会えるか、楽しみである。

2014年7月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2612.2014年7月8日(火) 台風8号沖縄を直撃

 日本列島を襲いつつある台風8号が沖縄に上陸して、沖縄本島17都市で50万人以上の人々が避難勧告を受けている。今度の台風では初めて特別警報が出され、今後日本列島を北上し、11日、12日には関東も暴風圏に入ってしまうようだ。

 台風に初めて特別警報が出されたのは、数十年に一度の災害が予想されるからで、直ちに命を守る行動が必要と気象庁が判断した時に発令される。台風8号は、1934年に3千名の犠牲者を出した室戸台風、5千名の犠牲者を生んだ59年の伊勢湾台風クラスだと予想されているほど強大なものである。

 テレビの各気象予報では、細かい解説に努めているが、今日は朝から上空が真っ青で蒸し暑さを別にすれば、台風がやってくるなどとはとても思えない。だが、これから東日本へ襲ってくる台風は、7月としては過去最強クラスの台風で最大級の警戒が必要とされるほど激しいそうで、天気予報図を見ても充分警戒しなければならないと思う。

 さて、うっかりしていたが、昨日は盧溝橋事件発生77周年記念日であったと同時に、日本にとって辛い戦史となったサイパン島玉砕70年の節目の日でもあった。日本軍の戦没者は4万1千人から3千人、在留邦人は1万数千人が亡くなったと推定されている。この他にも現地島民1千人近くが犠牲になった。私自身もう30年もサイパンを訪れてはいないが、今朝の新聞でバンザイ岬周辺の写真を見るといくつもの慰霊碑が建っている。ここは、防空壕内の司令部跡、ラストコマンド・ポストと自殺者を生んだ断崖バンザイ・クリフの近くにあって、現在では最も慰霊の場としては相応しいかも知れないが、我々が戦没者遺骨収集事業で出かけたころは記念すべき碑のようなものは何もなかった。それが73年初めて慰霊碑と石灯が建てられた。この近くで行われた慰霊祭や焼骨式の光景が瞼に浮かんでくるほど懐かしいところで、近著でもこれらについて触れている。各地の反戦運動と同時に、業務として長年戦没者遺骨収集に関わってきたサイパンも幾分懐かしい気持ちが湧いてくるのは、時間が経過したからだろうか。決して忘れてはならない悲劇である。

2014年7月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2611.2014年7月7日(月) 羨ましい高校生の海外大学視察旅行

 先月母校湘南高校の同窓会「湘友会」総会に初めて出席した。その折4月に着任された時乗校長が、来春計画している在校生のアメリカ西海岸視察旅行でUCLA、スタンフォード大訪問などを予定に組み込んでいるが、スタンフォード大が外部からの見学者を制限しようとしていると仄聞したと心配しておられた。

 そこで、慶應義塾がかねがねスタンフォード大と留学生交換プログラムを実施しているのを在学中から承知していたので、湘南ラグビー部の後輩で慶大商学部長の金子隆教授に手紙で何か伝手がないだろうか、またアドバイスをいただけないかと尋ねてみたところ、意外なことに大学同士は交流に太いパイプがあるわけではなく、金子教授にも個人的に強いコネはないと少々がっかりさせられる回答をもらった。ただ、交流計画についてはこうあるべきだとのアドバイスをもらったので、直ぐ時乗校長に連絡し、併せて今日湘友会事務局に参考に供せられるようコレポンのやり取りコピーを送ったところである。

 それにしても今の高校生が羨ましい。今年3月にはオックスフォード大、ケンブリッジ大を視察し、来年は米西海岸の大学を訪問する計画を立てている。我々の学生時代には海外渡航が認められておらず、海外留学は夢のまた夢だった。戦前伯父のひとりがドイツへ留学したことは大きな憧れだった。機会を捉えて私も何とか大学在学中にアメリカの大学へ留学したいと夢みていた。大学4年時にせっかく得たウェスタン・ミシガン大短期私費留学のチャンスをつかみながら、費用を工面できず計画は水泡に帰した。

 あの時ウェスタン・ミシガン大に短期ではあるが、留学していればわが人生は別のものになっていただろうか。1968年にはプラハのカレル大留学がらみでチェコに渡る計画を立てたが、その直前になって衝撃的な「プラハの春」事件が勃発してこの計画もうたかたの如く潰えてしまった。

 海外留学を望みながら、ついにわが身に「輝かしい海外留学」のチャンスはやって来なかった。その後文部省の教員海外派遣団の添乗員として、度々海外の名門大学を訪れたが、ついにわが学生時代にそれらの大学で学ぶ機会はなかった。それだけに余計に今の高校生が羨ましい。校長の話によると、今では高校在校中に海外の大学を視察して夢が膨らむと日本の大学ではなく、外国の大学へ入学したいと希望する生徒も現れてきているという。

 時代も変わったなぁとつくづく思う。もう一度生まれ変わることができたら若いうちにぜひとも欧米の大学へ留学してみたいものである。

 さて、今日は盧溝橋事件が発生して77年目である。盧溝橋に近い北京の中国人民抗日戦争記念館で行われた式典に初めて出席した習近平国家主席が、またも対日非難のスピーチを行った。気持ちは分からないわけでもないが、あまりにも後ろ向きではないだろうか。日中対立の現状は認めざるを得ないとしても、お互いに問題を緊張させるのではなく、両国の首脳が少しでも融和の方向へ向かって努力しなければ、先の展望が開けないのではないだろうか。双方で非難合戦を繰り返し、歩み寄ろうとしないのでは、お互いの存在自体が意味のないものとなる。もう好い加減にして欲しいものである。

2014年7月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2610.2014年7月6日(日) 電柱の地下埋設化計画について

 吉祥寺の建築家・山本富士雄さんから毎週不動産や住宅に関する情報をメルマガで送っていただいている。今日送っていただいた情報は「電柱の新設禁止」についてだった。山本さんは「蜘蛛の巣のような電線の張り巡らされた町を含恥都市」と呼んで早くから電線地中化を主張してこられた。

 私も海外へ出かけて古く伝統的な街造りを見るたびに、日本の市街地の道路上にぶら下がる電線を煩わしく思い、かねがねもう少しすっきりできないものかと気にはなっていた。わが自宅周辺も道路両側に電気と電話用の電柱が等間隔で立ち並び、景観上あまり好ましくない。しかし、生活上電気と電話線はなくてはならないものであり、ガスや上下水道のように地下へ埋設することが理想ではあるが、今設備された電柱は最早止むを得ないと半分諦めの境地だった。費用も嵩み過ぎるとしてこれまでは議論にもならなかった。

 それが、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を控えて事態が急転回した。海外からやって来る観光客に景観上良い印象を持ってもらうための第一歩として、取り敢えず議員立法として法案化を目指して問題解決に取り組もうということになった。法案成立後は新たに電柱を建てることは禁止される。将来的には地上から電柱が一切取り払われるという。

 情報によると自民党が無電柱化を促進するため、珍しく本気になって法案の検討を始めたようだ。国土交通省の調べによるとロンドン、パリ、香港の無電柱化は100%だという。それに引き比べて日本の市街地の幹線の無電柱化率は僅か15%である。東京23区にしても48%だというからこれを地中に埋設するのは時間的にも、作業的、経費的にも大仕事である。実際ヨーロッパの市街地を歩いていてほとんど電柱を見ることはない。電柱がないことこそが景観をすっきりさせ街を美しくさせる最大のキーポイントである。

 チェコの首都プラハの王宮近くの道路には傘を被った街燈がいくつも等間隔に建ち並んでいるが、電線はまったく見られない。これは幻想的なガス灯で、その優しい光は中々情緒がある。この点滅のためには前時代的に担当の見回り人が毎朝、毎晩ガスの点火棒を持って点滅を行っている。こういう伝統的な電柱らしきものは邪魔どころか、街の情景に個性的な風情と夢想的な潤いを与えてくれるものだ。

 だが、日本の場合問題は山積している。まず費用がかかり過ぎるということと、地中化するにしても道路が狭いので、すべてを地中化するのは場所によっては技術的に難しいところが多いと懸念されている。新法制定と同時に、現在毎年7万本ずつ増えている電柱を地下へ埋設する工事と並行して、すでに全国に3500万本ある地上の電柱を少しずつ地下へ埋設していくわけである。気の遠くなるような話だが、わが国が観光立国を目指していくからには、その志は大いに結構だと思う。

 ニューヨークでは地中化率は83%だが、市内の高層ビル街にはほとんど電柱を見ない。それが、一旦フェリーでマンハッタン南端のバッテリー・パークからスタテン島へ渡った途端、景色は一変する。高層ビルは姿を隠し、ごく普通の住宅が建ち並んでいるが、軒並み電柱が地上に建ち並んでいる。ニューヨークらしからぬ光景を目にしたように感じ、少々異な風景に出会ったような気がしたものである。

 日本の街々から電柱がなくなれば、日本の景色は一層美しくなることは間違いない。普段はあまり役に立たない自民党議員も、せめてこれなら法案成立に協力できるだろうから、この際ぜひとも実現させて、偶には街を歩く国民をすっきりとした気持ちにさせて欲しいものである。

 山本さんもそれを望んでいる筈である。

2014年7月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2609.2014年7月5日(土) 骨抜きにされる原子力規制委員会

 先日政府は原子力規制委員会の委員長以下一部の委員を交代させることを発表した。田中俊一委員長以下僅か5人の組織である。その中で田中委員長と島崎邦彦委員長代理を交代させるという。同委員会委員は環境省の外局で、各委員はそれぞれに人格、識見、実績ともに優れた人物で衆参両院の同意を得て首相が任命する権威ある職責である。

 なぜこの時期に重要な原子力規制委員会の人事をいじるのか? 答は明白である。田中氏と島崎氏はともに原発再稼働について慎重派だからである。特に島崎氏は地震学が専門で断層調査や地震対策の審査を通して、早期の再稼働を求める電力会社と激しくやりあってきた。関西電力大飯原発3、4号機の審査では断層の深さなどを見直すよう強く求めた。こうした慎重な意見が再稼働を推進しようとするグループから快く思われていなかった。

 その一方で、後釜に座る委員の一人である田中知東大教授は、原発慎重派ではなく原発推進派である。日本原子力学会元会長であり、これまでにも原発推進の日本原子力産業協会理事の立場にあった。これで、原発がどんなに安全であるとの理由をつけるにせよ、再稼働へスィッチが切り替わったことがはっきりした。更にばつの悪いことに、今朝の朝日一面トップに中立ポストに就く田中知氏が、推進派の原子力事業者や団体から巨額の報酬を受け取っていたことが暴露された。しかもこれについて説明を求められた田中氏は、その立場にないと質問をはぐらかせて答えるべきことに答えていない。こういう不誠実な原子力規制委員が、原発再稼働かどうかを決めるのだから、我々は安心して眠ることができない。

 この原子力規制委員会の人事を見ているだけで、中立であるべき諸々の組織への安倍政権の介入、つまり中立性が求められるポストに次々と息のかかった人物を据える強引なやり方は目に余る。日銀総裁、NHK経営委員、内閣法制局長官などの人事についてもこれほど露骨な介入をした政権はいままでにない。

 いかに総選挙で大勝したとは言え、これほど好き勝手な人事をやられてはそこに働く人々のやる気を失わせるばかりでなく、まともに職務が行われず事業が停滞し、実力よりごますりや賄賂が蔓延るのではないかと心配である。これも安倍首相自身にさほど優れた能力がなく、コネや血筋で現在の地位まで駆け上ってきたトレースのせいだろう。

 公私混同が一体となった現在の安倍政権のやり方が、日本の全般にやる気を失わせるようなことがなければ良いがと願う。

2014年7月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2608.2014年7月4日(金) 京都、世界の観光都市で人気一番

 このほどアメリカの富裕層向け旅行雑誌「トラベル+レジャー」誌の今年度世界人気都市ランキングのトップに、日本の都市として初めて京都がランクアップされた。京都は一昨年9位、昨年5位に入り、ついに首位に躍り出た。日本の都市が好評を博すのは、観光施設のようなハード部門だけではなく、治安、清潔、おもてなしなどのソフト面の優れた点が外国人から認められたからだと思う。因みに、京都以下の人気順位は②チャールストン(米)、③フィレンツェ(伊)、④シェムリアップ(カンボジア)、⑤ローマ(伊)、⑥イスタンブール(トルコ)、⑦セビリア(スペイン)、⑧バルセロナ(スペイン)、⑨メキシコ・シティ(メキシコ)、⑩ニュー・オーリンズ(アメリカ)である。残念ながらチャールストンは訪れたことはないのでよく分からないが、他の8都市は何度も訪れたことがある。それぞれ歴史のある魅力的な都市ばかりだ。

 昨年トップだったバンコックがベスト10にも入らなかったのは、長らくデモ騒ぎがあって治安面で不安が大きかったからではないかと思う。昔からよく「観光は平和産業」と言われているが、まさにその通りでバンコックがランク外に落ちたことといい、あれだけ多くの世界遺産を抱える中国の都市がひとつとしてランクインしなかったのは、大気汚染や他国の海洋権益までも主張する好戦的な外交姿勢と国民性が大きくマイナスに作用しているからだと思う。

 京都を訪れる観光客の数は昨年5162万人で、外国人観光客は113万人だったという。私が京都市内に住んでいた頃はまだ中学生だったので、観光について関心はなかったが、今から思えばその世界遺産である観光都市で生活することができたのは、幸せでもあり良い思い出ともなった。

 さて、昨日座談会の折拙著の主人公、ススム・アイザワ大酋長のプロ野球始球式の際の写真を江ノ電沿線新聞に何とか掲載したいと司会者から強い要望があった。3年前に読んだ小林泉著「南の島の日本人」の中に1枚掲載されていたことを思い出し、使用許可を得るべく発行元の産経新聞出版社に問い合わせてみた。担当者はその写真は著者から提供されたものなので著者の了解を得られればよいでしょうと著者の携帯番号まで調べて教えてくれた。そして著者である大阪学院大学教授の小林泉氏へ連絡したところ当方の申し出を快く受け入れていただいたので、早速江ノ電沿線新聞社にその旨伝えた。

 まったく予想もしないことだったが、半日足らずで当てもない写真探しも、かくて一件落着となった。

 さて、最近の東京都議会で発せられた女性蔑視のヤジのほとぼりが冷めぬ間に、今度は国会の場で同じようなヤジがあった。ところが都議会以前に起きたヤジだった。国会では問題にならなかったが東京都議会で問題になって、ついに膿が滲み出てきたのか。

 今度は日本維新の会の上西小百合衆議院議員の質問に対する自民党大西英男議員のヤジである。この愚かな議員も東京都出身だという。あまりにも次元が低いので、もううんざりであるが、今夕の朝日新聞のコラム欄「素粒子」に「国会にも女性蔑視のヤジ議員。学級会以下の都議会に、都議会以下の国会。号泣県議も現れ、有権者は涙も出ず」とある。

 国も首都東京も低レベルの議員さんたち、さぁどうする?

2014年7月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2607.2014年7月3日(木) 拙著販促のための座談会

 来月中旬上梓予定の拙著「南の島の日系人大酋長の波瀾万丈」の販促に協力してもらうために藤沢市の江ノ電沿線新聞社が座談会を催してくれ、9月1日発行号にその内容を掲載してくれることになった。高校ラグビー部の滝澤さんのご紹介によるものだが、大変有り難い。今日参加したのは、佐々木信也さんと大酋長のご親戚の相澤光春氏、そして私の3人で同社取締役吉田克彦氏が司会を務めた。

 和気あいあいの雰囲気の中で大酋長ススム・アイザワの人生、人柄、仕事などについて思い思いに話合った。帰宅してみると現代書館から二校ゲラが7日ごろにでき上がるという連絡が入っていた。まだまだ大分修正する必要がある。遅々としてはいるが、少しでも前へ進めれば夢が現実となる。皆さんからの期待も大きいので、手に取った時良い書物だと思ってもらえるような書に仕上げられれば嬉しい。

 今日佐々木さんから伺った野球の話の中で、2つばかり印象に残っている話がある。そのひとつは、スタンドの応援の音が野球の興味を削ぐことだそうだ。我々にはぴんと来なかったが、専門家の間ではこれまでも言われていたことで、改めてプロの感じるところはやはり違うものだと思った。そのノイズが打球に反応する野手の感覚を鈍らせ、野球そのものの興味を失わせるということだった。もうひとつは、キャッチャーから二塁へ投げるスピードとコントロールが良かったのは、大洋ホエールズの土井淳捕手でそれまでこれほど素晴らしいキャッチャーはいなかったと言っておられた。なるほどと思う反面、そこまでは気が付かなかった。

 いずれにせよ考えていることをしゃべっただけだが、楽しい座談会だった。願いは拙著の販売が順調に行くことである。

2014年7月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2606.2014年7月2日(水) アルゼンチンのデフォルト危機

 アルゼンチンがデフォルトの危機に直面している。アルゼンチン政府は先月30日に同国国債の保有者への利払い期限を迎えた。だが、アルゼンチンは利払いできないわけではなかったが実行しなかった。そこには伏線があった。債権者であるアメリカの投資ファンドとの間で裁判沙汰になり好ましくない判決を得たことが大きい。元本削減を求められたアメリカの投資ファンドは満額支払を求めてアメリカで法廷闘争の末、アルゼンチン政府に対して他の投資ファンドより優先的に全額を支払ってもらえる判決を得た。

 そもそもの発端はアルゼンチン政府が提案している債務リストラ案を件の投資ファンドが拒絶したからである。みすみす資産の減少を意味する提案を、アルゼンチン政府から「はげたか」とまで揶揄されたアメリカの投資ファンドが受け入れようとしなかったからである。

 その回避のための猶予期間は1カ月である。この国は13年前にもデフォルトに陥った。国家としてはいささか甘い金融政策であり経済運営である。不名誉なできごとだし、国際社会の信用を大きく損なっている。

 それにしても南米諸国は経済不安、インフレ、デフォルトの可能性などから国際社会の信用が薄い。現在アルゼンチンは国際金融市場から排除されている。お隣のブラジルにしても、ワールドカップや、来るべき2016年リオ・オリンピック開催で一見経済成長、経済発展を窺がわせるが、必ずしも実態はそうでもなく、不安定なことはワールドカップ直前の競技場施設工事の遅れなどでも露見した。

 昨日アルゼンチン政府が朝日新聞全一面に本件に関する「公式声明文」を掲載した。「アルゼンチンは支払う」というものである。国債の利払いを約束したのである。アメリカの司法に対する恨みつらみをぶちまけて国家として責任を以って利払いを行うことを約束したものだ。こんな国家の恥をさらすような広告を見たのは初めてだ。とにかく世界中を騒がせた事件である。

 翻って日本だって多額の借金を背負っていて他人事ではないが、幸い日本国債保有者が「はげたか」海外投資ファンドなどでなく、日本人の預貯金が借金を上回ることがその危機を逃れさせている。それでも基本的に一旦事態が急変すれば、アルゼンチンの二の舞に陥る恐れがないわけではない。対岸の火山視せず、国会議員は国の借金を削減するよう務めるべきである。

2014年7月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2605.2014年7月1日(火) 安倍政権、集団的自衛権の行使容認を閣議決定

 国内外とも猶予ならざる事態が進行しつつある。国内では、言わずと知れた集団的自衛権行使の容認である。今日自民、公明両党は憲法解釈を変更して集団的自衛権行使を容認するとの閣議決定案について正式に合意した。昨日までぐずぐず言っていた友党の公明党も自民党の方針を容認することになった。自民党に自分たちの平和の理念や断固たる信念を伝えられず、極右自民党に追随する道を選んだ。しかし、体裁だけ繕い対外向け党内議論を重ねても所詮本音は見えている。党内及び地方組織内に反対の声がありながら、公明党執行部は連立を壊すのが恐ろしく、いとも簡単に「平和の党」の看板を下ろすことになった。自民、公明ともども今後は「戦争の党」と公称すべきだろう。

 すでに全国で200を超える自治体が現時点での容認は拙速だと反対し、岐阜県議会では自民党県連が集団的自衛権を認めないとして本部に反対している有様である。アンケート調査でも国民の半数以上が拙速と批判し、議論を重ねることを望んだ。だが、今の自民党政権は総選挙で国民から全面的な信任を得たとして、戦後の憲法論を曲げてまでも憲法の解釈を変更するという強引な手法を取ることになった。

 自民党の驕りは、大きな勘違いにまで突き進んだ。総選挙では自民党を勝たせた。だが、それはすべての決定権を自民党に委ねたということではない。この辺りを大きく誤解している。

 本日発足60周年を迎えた自衛隊にしても、戦争に関わり死の危険が限りなく強まるが、果たして防衛省はそれで良いのか。戦争への道が大きく開け、平和憲法と崇められた現憲法は戦争に対して歯止めが利かなくなっている。

 安倍首相は今夕の記者会見ですべては国民を守るためとか、戦争の可能性は集団的自衛権行使によって限りなく小さくなったとか、国民を戦争に巻き込むことは抑止力の効果により反って少なくなったと言った。このノーテンキ男は何を言ってんだと言ってやりたい。これだから勉強もせず苦労も知らないお坊ちゃんは困る。間違いなく日本が戦争へ突き進む可能性は高まった。

 さて、国外ではシリアとイラクの国境を跨いで、イスラム過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が「イスラム国」の樹立を宣言した。先日来イラク国内がイスラム・シーア派とスンニ派、そしてクルド人が入り乱れて騒乱状態になっているところに、シリアから件のISISが入り込みイラク国内がテロの温床となることが懸念されている。これからイラクはどうなるのか心配である。

2014年7月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com