来月中旬上梓予定の拙著「南の島の日系人大酋長の波瀾万丈」の販促に協力してもらうために藤沢市の江ノ電沿線新聞社が座談会を催してくれ、9月1日発行号にその内容を掲載してくれることになった。高校ラグビー部の滝澤さんのご紹介によるものだが、大変有り難い。今日参加したのは、佐々木信也さんと大酋長のご親戚の相澤光春氏、そして私の3人で同社取締役吉田克彦氏が司会を務めた。
和気あいあいの雰囲気の中で大酋長ススム・アイザワの人生、人柄、仕事などについて思い思いに話合った。帰宅してみると現代書館から二校ゲラが7日ごろにでき上がるという連絡が入っていた。まだまだ大分修正する必要がある。遅々としてはいるが、少しでも前へ進めれば夢が現実となる。皆さんからの期待も大きいので、手に取った時良い書物だと思ってもらえるような書に仕上げられれば嬉しい。
今日佐々木さんから伺った野球の話の中で、2つばかり印象に残っている話がある。そのひとつは、スタンドの応援の音が野球の興味を削ぐことだそうだ。我々にはぴんと来なかったが、専門家の間ではこれまでも言われていたことで、改めてプロの感じるところはやはり違うものだと思った。そのノイズが打球に反応する野手の感覚を鈍らせ、野球そのものの興味を失わせるということだった。もうひとつは、キャッチャーから二塁へ投げるスピードとコントロールが良かったのは、大洋ホエールズの土井淳捕手でそれまでこれほど素晴らしいキャッチャーはいなかったと言っておられた。なるほどと思う反面、そこまでは気が付かなかった。
いずれにせよ考えていることをしゃべっただけだが、楽しい座談会だった。願いは拙著の販売が順調に行くことである。