3178.2016年1月25日(月) 国内外の大雪にびっくり

 今日は日本国中が厳しい寒さに襲われたばかりでなく、海外でも多くの都市で雪が降った。先日ニューヨークに住むビルマ人女性、マ・テン・チさんに東京の積雪について伝えたところニューヨークでも近いうちに積雪の予報が出ていると教えてくれた。そして昨日から今日にかけてニューヨーク市内でも豪雪となった。史上2番目の大雪だという。2010年には、ブルームバーグ市長の大雪の対策が不手際だと厳しい批判に晒されたことがあった。

 アジアでも暖かいとされている台湾に雪が降った。この雪で台湾では81人が亡くなった。台湾の人々も大分戸惑っているようだが、台湾では意外にも雪に人気があって日本で雪に触れるツアーなるものがあり北海道にも大勢の台湾人がやって来る。

 一方国内では、沖縄や鹿児島の開聞岳にも積雪があった。東京でも今冬最低の零下2.6℃を記録した。まだ当分この寒さは続きそうだ。江の島島内のイルミネーションが中々見応えがあるようだが、妻と少し寒さが一段落した頃を見計らって見に行こうということになった。

 さて、昨日沖縄の宜野湾市長選で、安倍政権が支援、推薦する現職の佐喜真淳市長が翁長雄志知事らが支援する新人候補者を破って再選された。これまで沖縄県内では一昨年の名護市長選、知事選、衆院選と辺野古基地移設反対派が勝ち続けて来た。普天間基地は撤去させたいという宜野湾市民の声が通った形だが、それは現状では辺野古への移設容認を意味することにもなる。宜野湾市民はこれまでの主要選挙では、普天間反対と同時に辺野古も反対を意思表示していたことになる。辺野古移転反対の意思はどうなるのだろうか。政府与党は内心大喜びのようだが、果たしてそう簡単に行くだろうか。

2016年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3177.2016年1月24日(日) 大関琴奨菊、日本人力士として10年ぶりの優勝

 今日大相撲一月場所は千秋楽を迎え、大関琴奨菊が14勝1敗で初優勝を飾った。生憎怪我続きのためこれまで期待を裏切って来たが、31歳にして漸く念願を叶えることが出来た。ここへ来て日本中が琴奨菊の優勝に期待をかけるようになったのは、実に琴奨菊の優勝が日本出身力士として10年前の大関栃東以来という日本人力士の優勝者不在があったからである。

 しばしば言われるように、昨今の大相撲界は外国人力士の活躍により支えられていると言っても好い。卑しくも相撲は日本の国技と言われている。それが、10年間60場所に亘って外国人出身力士によって頂点を独占されていたのだ。いくら国際化とは言え、相撲は柔道や空手などと違って外国ではあまり行われていない純日本的スポーツなのだ。それが日本の伝統武道とも言える大相撲で、現在3人の横綱すべてがモンゴル人で外国人力士に打ちのめされている状態はいかにも情けない。日本人にとって空白の10年間は、最高位の優勝者はほとんどモンゴル出身力士によって席巻されている。文化や習慣の違いもあり、とかく日本の生活習慣にとって顰蹙を買う行為や、相撲道に馴染まないパフォーマンスもあっても、圧倒的な強さ故、情けないことに相撲協会が横綱に対して苦言を呈することすら出来ないていたらくである。

 プロの勝負だから勝てば良いという外国人力士に対して、横綱なら横綱らしい勝ち方や流儀があるという相撲協会の考えが、時には噛み合わないこともある。

 この琴奨菊の優勝を機会に、日本人力士の発奮を望みたい。

 今日は社会人ラグビーの最高レベル・トップリーグの決勝戦も行われた。テレビで観ていると秩父宮ラグビー場は超満員である。昨年来のラグビー人気を裏付けている。

 勝負はパナソニックが東芝を27-26の1点差で破り、3連覇を成し遂げた。ノーサイド寸前ラスト・プレイのホーンが鳴った直後に東芝がトライして1点差に迫り、勝敗はコンバージョン・キックの成否に委ねられた。惜しいかな東芝のキックは僅かに外れて 逆転勝ちの望みは叶わなかった。

 相撲と異なり、ラグビーは世界的に行われているので、優秀な外国人選手が多ければ多いほど試合はレベルが上がり、盛り上がる。今日の試合でも昨年のワールド・カップで活躍した南アフリカやニュージーランドの選手が縦横に動いて、ゲームを幅広く展開させて試合を盛り上げていた。白熱した良い試合だった。

 さて、今日は気象予報通り朝から寒かった。幸い関東では降雪はなかったが、西日本から九州まで積雪に見舞われた。長崎の積雪は明治以来と言うし、奄美大島では115年ぶりの積雪だったという。東京には雪はなかったが、当分寒そうで予断は許さない。

2016年1月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3176.2016年1月23日(土) 作家加賀乙彦氏との出会い

 ここ数日の間、今日から明日にかけて最強の寒波襲来があるので厳重警戒が必要との気象情報が流れている。先日都内でも今年初めての積雪があったが、今度の寒波は冬型の気圧配置が強まり北陸と西日本を中心に大雪が降りそうだという。

 先日の積雪の際は、国交省の行政指導もあり、各鉄道各社が乗客には知らせないまま電車の間引き運転をやって列車運行が減り駅が混雑し、駅構内には人が溢れて入場出来ない乗客が道路上に行列を作る騒ぎとなった。流石にその時の反省で考え直したいと述べていた鉄道会社は、明日から明後日にかけて雪対策としてどういう秘策があるのだろうか。

 それにしても今日は朝から寒く、暖房をワン・ランク上げている。

 さて、今日の日経夕刊に1頁の1/4以上のスペースを割いて、「古典から学ぶ」と題した作家・加賀乙彦氏へのインタビュー記事が載っている。加賀さんと言えば、衝撃的で印象深い思い出がある。

 あれは昨年6月如水会館で開かれた日本ペンクラブ総会終了後に、同じ神田神保町の学士会館へ場所を移した二次会でのことだった。偶々私は加賀さんと隣り合わせになった。自己紹介旁々初対面の加賀さんに「乙彦」という珍しいお名前の謂われを尋ねたところ、ムッとされて「あなたは私の本を読んでいませんね」と言い「私の本にはすべてどうしてこの名前になったかが書いてあります」とご機嫌斜めなまま、会話に入ることになった。ご自分の作品を読んでいない人とは話は合わないと仰る感覚の人で、最初のうちは不機嫌そのものだった。次第に打ち解けてくれ、書名の決め方とか、拙著で酋長という名詞を避けたことをお話しすると「酋長が差別用語だとは思わない。そう言われても無視すればいい」と仰り、拙著のあらすじを説明すると興味を持っていただいた。特に書名は短かくないとダメだと仰り、ご自分の一番売れた作品が「宣告」だと言われた。

 夕刊では、「日本の古典文学に登場する言葉には時代を超える普遍性があり、日本とは何かを考えるヒントになる」とも、「日本の古典は意味不明でも原文を声に出して読めば伝わるものもある」とも仰っていて成るほどと思った。多くの作品を世に出され、高い評価を受けておられるが、東大医学部卒の医師で、数々の文学賞も受けておられるので、どうもエリート意識が強いようだし、近年奥さまを亡くされてから少々我儘になったような印象を受けた。

 小中陽太郎さんが「近藤さんが加賀さんを怒らせた」などと冗談半分に話しておられたが、そのくらい気が短い人だったような印象を受けている。

 夕刊の記事からは、性格的なことは汲み取り難く、むしろ日本の古典文学について蘊蓄を傾けたインタビューになっていて、日本文学者のイメージに溢れ、昨年お会いした時の尖ったような面影は感じられない。

 それにしても、昨年の出会いは思い出深く不思議なものだった。偶然お会い出来て、お話し出来たことを今にして幸運だったと思っている。

2016年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3175.2016年1月22日(金) 株価反発して千円近くも上がる。

 原油価格が極端に下がり出したことが世界の経済界に大きな影響を及ぼしそうだ。私は1バレル=50$が底だと漠然と考えていたが、昨日ニューヨーク市場で1バレル=$26台にまで下がったことが各界から注目を集めている。原油価格下落は、原油と天然ガスを主要な輸出品目とするロシアに対するアメリカの経済制裁の一環であるという専門家もいるほどだ。石油産油国はいまどこも苦しい。通貨ルーブルの価値がこの2年間で6割近く安くなったロシアは、政府予算を10%程度削減するようだし、外貨収入の96%を原油の輸出に頼る、世界最大の原油埋蔵量を誇るベネズエラでは、国家歳入の70%が減ったほどの緊急事態である。

 昨夕テレビ朝日「報道ステーション」で古館伊知郎キャスターが2008年に1バレル=$147台だったように記憶していると言っていたが、これがイギリスの大手銀行の見方では、最悪1バレル=$10に近づくのではないかとの危機感を持たれている。

 こんな中わが国の株式市場も株価が年初来下がりっ放しだったが、幸いにして今日大きく反発した。何と日経平均株価が千円近くも値上がりしたのである。4ヶ月半ぶりだそうである。対前日941.27円高の16,958.53円である。昨日は16,000円割れの恐れさえあったのに、今日は17,000円に手が届くところまで回復した。このまま順調に回復してくれると好いと願うばかりである。

 さて、昨日エディ・ジョーンズ氏に代わる、ラグビー日本代表チームのヘッド・コーチ(監督)に、漸くニュージーランド出身のジェイミー・ジョセフ氏が決定した。やれやれである。ニュージーランドの代表としても、また日本の代表選手としてもワールド・カップに出場して外国人ながらも日本を知りつくし、スーパー・ラグビーのハイランダーズを指揮して優勝したほどの名伯楽で、まさにうってつけの人物だと思う。昨年一気に盛り上がったラグビー界を2019年ワールド・カップ日本開催成功へ向けて更に実力、人気ともに牽引してくれるのではないかと大いに期待している。

2016年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3174.2016年1月21日(木) 太陽系に9番目の惑星か?

 昨日本ブログに原油価格1バレルがニューヨーク市場で27$台に落ちたと大袈裟に書いたが、今日は26$台にまで下がった。東京株式市場では日経平均株価が約400円も下げ、16,000円割れも間近である。いつまで株価の低迷は続くのだろう。

 一方で、テロの連鎖はまだまだ続き、ジャカルタのテロの後昨日パキスタンの大学構内でテロリストが銃を乱射して20人が亡くなった。そして昨夕隣国アフガニスタンの首都カブールで、民放テレビのバスに自爆を仕掛けた車が突っ込み7人が死亡した。反政府勢力タリバーンを名乗るグループが犯行声明を出した。

 どうも新聞を読んでいると落ち着かない記事ばかりである。

 そこへアメリカ航空宇宙局(NASA)とアメリカ海洋大気局(NOAA)が、2015年の世界の平均気温は過去最高を記録したと発表した。2015年は20世紀の平均(13.9℃)より0.9℃も高いことが分かった。これからも地球はどんどん暑くなる。人間も熱くなるのだろうか。

 今日は興味深いユニークなニュースもあった。

 カリフォルニア工科大学研究グループが、太陽系の最も外側を回る9番目の惑星が存在する可能性があると発表した。2006年に冥王星が惑星の定義の見直しで準惑星へ格下げされてから惑星は8つとされていた。その疑似惑星は冥王星よりさらに外側にあり、惑星の定義にも合致するという。この新惑星?の驚愕的な点は、海王星の軌道の20倍遠くにあり、太陽系の回りを1~2万年かけて公転しているという。だが、実際に望遠鏡で存在が確認出来るとしても数年先になるともいい、とにかく想像を遥かに超えるメルヘンのような夢がある。しばしホッとするロマンのある話である。

2016年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3173.2016年1月20日(水) 不安な世界経済の動向

 毎年今頃になると宿題を課せられたような気分になって些か気が重い。事務所として2015年分確定申告の準備をしなければならないからである。毎年来年こそはPCソフトを使って手早く自動的に青色申告書類を作り上げようと決意だけはするのだが、喉元過ぎれば熱さを忘れるの類で、今年も昨年の今頃の決意はどこかへ行ってしまい、また手書き作業により一から取り組まなければならない。

 これについてやっと重い腰を上げて今日から金銭元帳の記帳を始めたところである。税務署の受け付けは来月16日以降なので、後1ヶ月をかけて仕上げたいと考えている。

 さて、一昨日積雪があったが、その後北海道から北日本にかけて吹雪交じりの大雪が各地で交通機関に支障を来している。今日は東海、西日本、九州にも雪が降った。今年は暖冬と言われ、デパートなどでも冬物商品が売れなかったそうだが、ここへ来て一気に厳しい寒さがやって来た。それに合わせたわけでもあるまいが、今日も日経平均株価は寒々しく大きく下落した。世界的に中国経済の減速がその最大の原因だと指摘されているが、同時に石油原油の下落がもう一つの大きな要因のようだ。今日ニューヨーク市場で原油価格は、12年4カ月ぶりの安値となった。一時1バレル27.55$を記録したのには驚いた。以前は1バレル50$がひとつの目安になっていた。イランの経済制裁解除により原油供給が増えるとの予測が全体的に原油価格の下落に拍車をかけている。変われば変わるものである。

 そのせいもあって中国経済減速と世界的原油価格の下落による経済停滞は、世界中に不安を与え影響を及ぼしつつある。

 その一例として、国際労働機関(ILO)が昨日発表した2015年の世界失業率は、平均5.8%で前年に比べれば横ばいだが、先進国では若干改善されたものの、新興国の減速が世界の雇用に影響していると分析されているように、新興国の失業率は悪化した。特に、ロシアと経済危機に瀕しているブラジル、南アフリカ、トルコの失業率が大幅に上がっている。ILOは新興国における雇用情勢の悪化が社会不安を招きかねないと警告している。

 日本とアメリカ、イギリス、ドイツ、イタリアなどの先進国は改善しているが、これは経済力が安定しているからで、その点日本は経済は善しとしても、政治にあまり期待出来ないので、いずれ経済に陰りが見えた時こそが正念場である。

2016年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3172.2016年1月19日(火) 訪日外国人、過去最高の1973万人に

 先日朝日紙上で厚生年金に加入すべき従業員が、勤め先の加入逃れのために本来厚生年金の対象であるべき筈が国民年金に入っているケースが多いと指摘していたが、今朝の読売は一面トップと他頁でこの問題を大きく取り上げている。

 厚生年金は加入者が約3千6百万人であるのに対して、国民年金のそれは1千7百万人でほぼ半分である。基本的に異なるのは、前者が保険料を会社と従業員が折半して支払うのに対して、後者では月額1万5千円の保険料を従業員が全額払っていることから会社がその負担を逃れている。結果的に受給資格に達した時、受け取る年金に大きな差額が出ることである。厚生年金受給者が平均月額で14万7千円を受給するのに対して国民保険では5万4千円の受給額にしか過ぎないことである。

 これが結果的に今年度の補正予算で組み込まれ、今日も国会で疑問を呈せられていた所得の低い高齢者に対する一律3万円の支給にも繋がっているのではないだろうか。

 この年金問題については、厚労省と日本年金機構も刑事告発の手段を検討するとした。いつの時代にもずる賢いことを企む連中はいるものだ。それにしても支払っている若い時にはあまり関心を持たないと思うが、年金生活をするようになってから、受給額に月額10万円もの差が生じることを知ってからでは遅い。やり切れない思いに捉われるのではないだろうか。

 さて、景気の好い話として昨今話題になっているのが、訪日外国人旅行客の増加であるが、今日日本政府観光局は昨年の訪日外国人数が1973万人に達したと発表した。過去最高である。かつて数百万人程度に達すれば、御の字と儚い希望があったが、今では日本の外貨獲得の大きな要因となっている。彼らの日本旅行中の消費額は3.4兆円で、対前年比7割増というから度肝を抜かれるような巨額である。その内1/4の500万人が中国からの旅行者で、次いで韓国から400万人、台湾から370万人とアジアからの旅行者が約8割で圧倒的に多い。

 それにしても観光産業へ向けた期待と熱視線が眩い。昨年はインバウンドバウンドと言われる訪日外国人が、アウトバウンドの海外旅行者を初めて上回り、国の外貨事情が苦しい時代には海外旅行は貴重な外貨を無駄遣いするゴクツブシと言われ冷たい目で見られた。それくらいインバウンドも含めて観光産業に対する国の視線は厳しかった。しかし、インバウンド客が増え始め、それが国家財政に寄与すると知るや海外旅行産業さまさまとなり、旅行会社に対する国のお世辞はかつての冷遇を考えればヘドが出るほどである。本音を言えば、散々苛められた嫌な思い出である。

 今の好況だって、あまり浮かれてばかりはいられないと、手綱を締めるべきかも知れない。

 少々気になるのは、近年中国経済が減速していることで、かつては14%という驚異的な対前年成長率が、ついに昨年は6.9%にまで下落したことでもあり、今後の中国人観光客の訪日だって予断を許さない。

 先日朝日紙上で厚生年金に加入すべき従業員が、勤め先の加入逃れのために本来厚生年金の対象であるべき筈が国民年金に入っているケースが多いと指摘していたが、今朝の読売は一面トップと他頁でこの問題を大きく取り上げている。

 厚生年金は加入者が約3千6百万人であるのに対して、国民年金のそれは1千7百万人でほぼ半分である。基本的に異なるのは、前者が保険料を会社と従業員が折半して支払うのに対して、後者では月額1万5千円の保険料を従業員が全額払っていることから会社がその負担を逃れている。結果的に受給資格に達した時、受け取る年金に大きな差額が出ることである。厚生年金受給者が平均月額で14万7千円を受給するのに対して国民保険では5万4千円の受給額にしか過ぎないことである。

 これが結果的に今年度の補正予算で組み込まれ、今日も国会で疑問を呈せられていた所得の低い高齢者に対する一律3万円の支給にも繋がっているのではないだろうか。

 この年金問題については、厚労省と日本年金機構も刑事告発の手段を検討するとした。いつの時代にもずる賢いことを企む連中はいるものだ。それにしても支払っている若い時にはあまり関心を持たないと思うが、年金生活をするようになってから、受給額に月額10万円もの差が生じることを知ってからでは遅い。やり切れない思いに捉われるのではないだろうか。

 さて、景気の好い話として昨今話題になっているのが、訪日外国人旅行客の増加であるが、今日日本政府観光局は昨年の訪日外国人数が1973万人に達したと発表した。過去最高である。かつて数百万人程度に達すれば、御の字と儚い希望があったが、今では日本の外貨獲得の大きな要因となっている。彼らの日本旅行中の消費額は3.4兆円で、対前年比7割増というから度肝を抜かれるような巨額である。その内1/4の500万人が中国からの旅行者で、次いで韓国から400万人、台湾から370万人とアジアからの旅行者が約8割で圧倒的に多い。

 それにしても観光産業へ向けた期待と熱視線が眩い。昨年はインバウンドバウンドと言われる訪日外国人が、アウトバウンドの海外旅行者を初めて上回り、国の外貨事情が苦しい時代には海外旅行は貴重な外貨を無駄遣いするゴクツブシと言われ冷たい目で見られた。それくらいインバウンドも含めて観光産業に対する国の視線は厳しかった。しかし、インバウンド客が増え始め、それが国家財政に寄与すると知るや海外旅行産業さまさまとなり、旅行会社に対する国のお世辞はかつての冷遇を考えればヘドが出るほどである。本音を言えば、散々苛められた嫌な思い出である。

 今の好況だって、あまり浮かれてばかりはいられないと、手綱を締めるべきかも知れない。

 少々気になるのは、近年中国経済が減速していることで、かつては14%という驚異的な対前年成長率が、ついに昨年は6.9%にまで下落したことでもあり、今後の中国人観光客の訪日だって予断を許さない。

2016年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3171.2016年1月18日(月) 朝日新聞社長へ手紙、全役員にコピーを送る。

 昨日のメディアのバトル対朝日新聞扁である。今日朝日社長に宛てて簡易書留便でA4版3枚に主旨をまとめた手紙を送ったところである。社長はこれまでまったく返事をくれず、これまで2度ばかり回答を寄越した代理人役の部長に毎度コピーを送っていた。今日はもうひとつパンチを加える意味でも飯田真也会長、大野博人論説主幹を含む東京本社全役員17名に手紙に添えて社長宛手紙のコピーを送付した。これで朝日がどんな反応を示すか、あまり期待をせず、それでもどんな反応を示すか楽しみに待ちたい。

 さて、今朝起きて窓外を見ると真っ白な雪が積もっている。わが家の庭も風情溢れる美景を演出してくれ中々捨てたものでもない。先日来られた証券会社セールスマンが庭を見ながら、雪でも降ったらきれいでしょうねと言ったばかりだ。自画自賛するようだが、幸いわが庭内には、雪の情景にマッチする石灯籠、松、槇、梅、もみじの木があるので、雪景色は一層引き立つ。日本画にはぴったりである。今更であるが、日本画家だった祖父の言葉に従ってもう少し真剣に習っておけば良かった。今やまったく絵筆を振るうことはないが、精々趣味として嗜む程度に描ければ良かったと後悔の気持ちが少しはある。

 今日は都内でも6㎝の積雪でこれだけの積雪は今冬初めてである。毎度積雪の都度言われることだが、都会人は雪への対応が不慣れのため稚拙だという。それにしても鉄道会社によっては、駅構内への入場制限をしたところがかなりあり、雪が降る中を駅前から道路上を長い列が入場を待っている光景が珍しかった。特に京王線千歳烏山駅、東急田園都市線三軒茶屋駅などでは駅前通りまで長く伸びた行列は初めて見て驚いた。そこには各鉄道会社なりの事情があるようだが、国交省が積雪の場合は、安全確保のために走行速度を落として間引き運転をするよう行政指導したことが効いているようだ。

 突然のような大雪に高速道路上でもいくつか交通事故があったようだが、4日前の軽井沢におけるスキー・バス転落事故のような大惨事がなくて良かった。この事故により2人の運転手と13人の大学生が亡くなった。

 ただ、年初から低迷気味の株価が今日も大きく値下げして今年になって値上がりしたのは僅か1営業日だけで、東京証券市場の下落幅は日経平均株価で2千円を超え、終値は1万7千円を割った。この調子からすると今年の景気はどうなるだろうか。

2016年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3170.2016年1月17日(日) メディアの悪質な強情さ

 昨年暮れ以来悩まされていた風邪から漸く解放されそうで症状は幸い消えた。左膝の炎症も痛みが和らいできた。やっとホッとしているところだ。

 風邪と膝の痛みから解放はされたが、いま別のバトルで奮戦中である。「高齢者蔑視記事」の傲慢・朝日新聞と、「度重なる虚報番組」のデタラメTV局・テレビ東京と合戦中である。いずれも不誠実で問い合わせに対して誠実に応えようとの気持ちはさらさらなく、何とかこのまま黙って見過ごそうとか、早く逃げ出そうとか、いずれにせよ逃げの一手である。

 以前会社在職中に苦情を処理した経験から言うと、これらメディアの苦情の処理対応というのはC級で、顧客に対してまったく無視か、逃げの姿勢で稚拙この上ない。どうして営業上発生するトラブルを顧客と会ってとことん話し合おうとしないのか、理解に苦しむ。いずれも営業第一線現場の営業努力と苦労を知らないからである。

 朝日とテレビ東京のケースでも、ともに私を顧客とは考えてもいないらしい。刀を振り回して一刀両断に切り捨てようとするか、立ち去れとわめくだけで、まるで大人の対応ではない。こういう連中を相手にバトルするのだから骨が折れる。だが、私としても退けない。徹底的に追及して納得出来る回答をもらいたいと考えている。

 自社の綱領に反する行為を行っている朝日については、社長宛に次の手紙の中で理不尽な対応と回答を寄越さないことに対して注意を喚起し、最近リビアのテロ事件について朝日新聞が一行も記事に掲載しなかったことや、共産党政権批判の書を出版した香港の書店経営者が行方不明になった事件の報道が随分遅れたことなどを指摘したところだ。

 テレビ東京については、昨年10月1日に放映されたガダルカナル島戦没者遺骨収集団に関する虚偽を指摘して以来、のらりくらり逃げ回っている。挙句に取材の事実関係を調べるので取材相手の名前を教えて欲しいと言ったところ守秘義務だと言い張り、教えてくれようとしない。そこへ新たに虚偽があった。昨年12月30日の番組で、テレビ東京はお粗末なミスを犯した。ノーベル賞受賞者湯川秀樹博士の経歴で、2つも重大な間違いを犯した。局にすぐ訂正するよう正誤表を添えて注意を促したが、まったく無駄だった。これに対しても一向に応えようとしない確信的虚報だったのである。国から許された電波を使ってよくもこんな好い加減な芸当が出来るものだと呆れている。以上について引き続き追及するつもりである。

 とにかく新聞は天下の公器と自惚れて上から目線でもの言いする朝日を始め、メディアはどうしてこうも誠実さや謙虚さに欠けるのか。エリート意識だけは人一倍強く、他の人々を○○非人の類と考えているようだ。

 朝日新聞とテレビ東京との合戦は当分続くことになりそうだ。

2016年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3169.2016年1月16日(土) 台湾総統選で民進党8年ぶりに政権奪還

 台湾総統選の投票が今日行われ、即日開票の結果最大野党・民進党の蔡英文主席が与党・国民党の朱立倫主席を大差で破り、8年ぶりに政権を奪還した。蔡主席は初の女性総統である。同時に行われた立法院選挙でも民進党が大きく票を伸ばし、単独過半数を獲得した。国民党の馬英九政権がこの8年間に中国へ接近し、その結果この数年中国経済の発展、進出により、台湾経済界はすっかり中国経済にやられてしまった。中国からの観光客も増えた半面、貿易面で中国に圧倒され、企業の倒産も相次いでいた。このまま中国に呑みこまれたら自分たち台湾人としての存在感が失われるとの危機感があった。

 そこへ最近香港における香港の中国返還時の約束だった「1国2制度」が、少しずつ形骸化して香港の自由は悉く中国共産党に封殺されている実態を目の当たりにした台湾人が将来に不安を憶え、自分たちの国は台湾であるとはっきりと主張し始めた。実際かつては台湾の人々は、自分たちは「中国人」との意識が強かったが、今では自らを「台湾人」と主張している。

 これが選挙前から民進党優勢のムードを作り上げ、それが現実となった。この国民党敗北を受けて今夜中国政府は、これまで通り「中国は一つ」と公言している。しかし、中国政府にとって国民党の敗北はショックだろう。

 ただ、台湾は中国と事を構える気持ちはなく、経済、政治両面で対等の関係を維持することを願っているだけだ。果たして覇権主義国家・中国が蔡主席の意向を斟酌するだろうか。当分注視する必要がある。

 さて、昨日思いも寄らずニューヨークに住むビルマ人女性からメールをいただいた。かつてビルマを度々訪れていた頃から親しくしていた旧ビルマ航空のキャビン・アテンダントだったマ・テン・チさんからである。昨年慌ただしくご主人とともに日本へ旅行することになったが、私の電話番号とメールアドレスを知らなかったので、会おうとしたが連絡が取れなかった。それらを教えて欲しいというので、昨年クリスマス・カードに書き添えてあげた。それを見て昨日メールを送ってくれたのである。

 1970年代に頻りにビルマを訪れていた当時、まだビルマでは観光受け入れ体制が充分でなく、不十分ながらもそれだけに関係者との間には温かい交流があり、彼女も同僚らとともに日本航空へ研修にやって来た。また、我々がビルマへ行くたびにホテルへ我々を訪ねてくれ親切に面倒を見てくれて、交流は長く続いていた。ビルマが厳しい軍政になってまもなく彼女はニューヨークへ渡り、そこで同じビルマ人の男性と結婚して一女を育てた。彼女は気持ちが温かいビルマ人の中でもとりわけ優しく親切で、お互いに意思が通じ合い、それ故にこそビルマ時代から今日まで交流を欠かさなかった。今では夫妻とも勤めを辞めて悠々自適の中で夫とともに趣味を楽しんでいる。一人娘はカルフォルニア大学バークレー校修士課程で学んでいるという。

 先日NPO紙にビルマ時代の思い出を書いたエッセイを寄稿したが、ビルマに対する世間の評価はどうあれ、やはりビルマは懐かしい。

2016年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com