3501.2016年12月13日(火) 明後日山口県で日ロ首脳会談

 明後日ロシアのプーチン大統領が来日して安倍首相との日ロ首脳会談が、選りによって首相の地元の山口県長門市で開かれる。今朝の朝日「天声人語」に、下関では日清戦争の講和条約が結ばれた経緯があり、今回の会談が「領土返還を決めた長門条約」として実を結べば、教科書に載るという穿った見方まで出ている。教科書に載れば当然ながら条約署名者の名が残る。首相はそこまで読んでいたとは書かれていないが、その点を考えていることは明らかである。強引にも首脳会談を自分の選挙区に持ってくる、安倍首相の腹はどこにあるのか。両首脳ともこの会談にかける意気込みはかなり強いようだが、もちろんお互いに思惑があってのことである。

 ロシア側としてはシベリア開発に何とか日本の協力を引き出したい。そのためにロシア流に北方問題をちらつかせて日ロ平和条約締結へ一歩進めたい。ロシア側からは、やたらにシベリア鉄道延伸など壮大な計画や、サハリンから北海道を結ぶ鉄道路線まで話題として持ち出されているくらいである。今や原発がデッドロックに乗り上げているような状況下で、火力発電用の石炭が産出されるシベリアから、それを輸出するために港湾、鉄道網の整備がロシア側の狙いのようだ。そんな鉄道網は日本ではペイしない。一方、日本はシベリア開発の経済協力を謳ってはいるが、本音は北方領土の返還問題である。だが、過去のロシア側の主張を考えるとすんなり領土を返還する気はロシアにはない。2島だけでも返してもらえれば御の字という政府筋の考え方もある。

 元より4島は日本古来の領土であり、いかにプーチン大統領が4島は戦利品との持論を主張しようとも理は日本にあると思うが、最近の北方領土の様子や、ロシア人住民の声などから判断するなら、北方領土4島の一括返還は極めて難しいのではないかと思う。森喜朗元首相が今朝の新聞で、物には順序があり、一気に4島というより、まずその前に2島返還を求めて、その後に残る2島の返還を要求する方が現実的だと述べていたが、相手が百戦錬磨のプーチン大統領だけに、そううまく行くだろうか。それに世間知らずのお坊ちゃん首相が渡り合えるのか、心配な面がある。

 今から26年前サハリンを旅し、14年前にシベリア鉄道でシベリアを横断したが、ロシアの素朴な自然が溢れる広大な国土に身を置いてみると、細事には捉われず、思い切った決断をやってみるという発想が湧いてくるような気がする。安倍首相は、自分が首相在任中に領土問題に決着をつけるつもりだと述べているが、精々したたかなプーチンに手玉に取られないよう、気をつけてほしいものだ。

2016年12月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3500.2016年12月12日(月) 前立腺の検査結果はセーフ

 一週間前に受けた前立腺検査の結果が気になっていたが、取り敢えず今日のところは、泌尿器科医師からそれほど心配することはないとの検査結果の説明に一安心である。一般的に前立腺のチェック数値というと、PSA数値が言われるが、それは通常4以下でないと要注意とされている。毎年慶応病院の人間ドックで検査を受けているので、自分自身の数値は把握している。昨年8月のドック検査では6.6だった。数値は要注意なので専門医とよく相談するようアドバイスをもらった。そして泌尿器科医師の検査結果のコメントは、PSA数値は好ましくないが、PSAをフリー数値とトータル数値の比率で判断することが大事だと仰って、昨年の6.6はその比率で捉えれば、26.7となり、26.4以上なら問題ないということでセーフとなった。

 さて、今年8月のPSA数値だが、昨年より上がって7.72になって、慶応病院からもまた専門医に相談するようアドバイスされたので、先週泌尿器科医院で受診した。先週検査した比率も悪化しているのではないかと内心恐る恐る泌尿器科医師に伺ったところ、今年は幸いにもそれが基準の26.4を上回る30.4になった。昨年より悪くない数字で医師からは半年後に改めて検査しましょうという話にホッとしたところである。

 さて、先日来PCのプリンターが使用不能になっているので、ITコンサルタントの小糸さんと相談のうえ昨日新製品を持参してもらい早速稼働させている。

 早速年賀状のプリントを始めた。そして、その他に今日は海外の友人たちにクリスマス・カードを書いて送った。差し上げるクリスマス・カードも年々減り続けている。以前は毎年20通近くを書いていたが、今年は僅か8通である。段々海外との縁が遠のくようで些か寂しい気がする。全て送り先国が異なるので、近くの特定郵便局で随分質問される。イスラエル、ブラジル、ミャンマー、セルビア、ミクロネシアなどはあまりいないということだった。

 これから年賀状の宛名書きをしなければならないが、これは昔から万年筆で手書きしている。相手の表情を思い浮かべながら文面にも一言添えることが多い。こうして文章による交流を続けることによって友人たちとの懐かしいメモリーにアクセスしている。時間もかかり手間はかかるが、人間関係の基本的な部分を年賀状が助けてくれると思っているので、年中行事となった年賀状は、凡人の倣いであるが、丁寧に扱いたいと思っている。

 今日でこのブログも書き始めてから、実に連続3500回を数えるに至った。これからも命の続く限り、頭が回転する限り、手足が動く限り、もう見苦しいから止めろと言われない限り、書き続けて行きたいと思っている。

2016年12月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3499.2016年12月11日(日) 漱石逝って100年

 昨10日は、かの夏目漱石が亡くなって100年目の命日に当たる。私も小学校5年生時に母に勧められて「坊ちゃん」を読んで以来、大の漱石ファンになった。メディアでもいろいろ取り沙汰されているが、特に漱石が松山中学、旧制五高で教師を務めた後、朝日新聞社に勤めながら作家としてデビューし朝日新聞に作品を連載したことからとりわけ朝日が熱心である。朝日が版権を持っていたお陰で、昨年から朝日は朝刊に当時の体裁で再連載を始めた。私も改めて漱石を読むことになった。

 「心」「三四郎」「門」と連載され、今「吾輩は猫である」を再連載中である。テレビでもドラマなどで漱石を主人公にした作品がいくつか放映されている。中々理解に苦しむ表現もあり、奥も深くストーリーが手強いことも事実である。それでもこういう哲学的な著作を読むことによって少しは思考力が育まれる。漱石によって幾分なりとも読書力が培われたと思っている。

 文学と言えば、昨日ストックホルムではノーベル文学賞授賞式が行われた。日本からは文学賞受賞者は出ず、医学生理賞を大隅良典・東京工大栄誉教授が受賞された。今年の文学賞は歌手のボブ・ディランに授けられたが、すでに話題になったように彼は受賞者名が発表されても反応がなく、姿を隠し昨日の授賞式にも出席しなかった。ノーベル科学アカデミーに対して失礼だし、ディラン自身傲慢だとの批判、中傷など種々良からぬ噂もあったが、彼自身が作詞した歌詞が高く評価されたことは事実である。一部には、彼の歌詞を文学として認めるかどうかという意見もある。「風に吹かれて」は、歌詞自体が素晴らしいというより、歌曲として優れているという感想である。この点については、またいろんな人から異なった考えが出されるだろう。短い詩の中に、文学性を見出すのだから判定は難しいわけである。それにしてもどうしてディランは、ノーベル賞のようなこれほど価値のある賞を受賞したことを素直に喜ばないのだろうか。ディランは人並み外れた行動をする御仁のようだが、やはり普通の人間とはどこか違うような気がする。

2016年12月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3498.2016年12月10日(土) 遅れた七五三のお参り

 一昨日国会の党首討論で民進党代表蓮舫氏が、カジノ解禁法案について安倍首相に舌鋒鋭く質問していたが、どっちもどっちという引き分けのような論戦だった。蓮舫氏がカジノのような賭博を解禁するようなことは、賭博常習者を野放しにするようなものだと倫理的にも問題があることや、カジノがどれほどの経済効果があるか分からないと追及した。これに対して安倍首相は経済効果面でのみ応え、肝心のカジノのマイナス面については議員立法であるので自分が語る必要はないという回答だった。

 カジノは必ずしも客を呼び込むわけではなく、むしろ客足が落ちている例を、最近コロンビア、パナマ、キューバを視察した山口那津男・公明党委員長の発言を例に挙げて質問した。そこまでは良かったが、蓮舫氏は肝心なところで間違えている。山口委員長はパナマのカジノを視察したが、蓮舫氏はこれをキューバのカジノと間違えて説明した。実際キューバでカジノの話なんて聞いたことがなかった。社会主義国に教育上有害なカジノがあろう筈もなく、説明が少々上滑りしていた。

 それはさておき、カジノが観光振興とか、雇用創出にも有効と言われるが、アメリカでラスベガスと並ぶ東海岸のカジノ都市アトランティック・シティは、近年になって毎年のように売り上げが減り続け、2014年には12カ所あったカジノのうち、実に5つのカジノが経営破たんに追い込まれ閉鎖された。決して自民党や維新の会が言うように、観光面で貢献するわけではないのだ。

 それでも安倍政権は大手新聞各紙が挙って社説でカジノ解禁法案に厳しく批判しているにも拘わらず、強引に国会を通過させようとしている。流石に良識の府?参議院では拙速を避け、来週には参考人事情聴取とやらで反対派の矛先をかわそうとしている。一体この国の人々は賭博が好きなのだろうか。多くのトラブルが発生したら、また経営的にうまく行かなかったら、誰がどう責任を取るつもりだろうか。

 さて、今日は1ヶ月遅れの七五三のお参りをした。横浜に住む二男の5歳の男児と3歳の女児、2人の孫のお祝いのお宮参りである。大倉山の熊野神社の本殿で神主さんから祝詞をあげてもらった。11月に息子が仕事の都合で時間が取れず、今日まで引き延ばし続けたが、結果的には師走の今日空は晴れ、陽気も暖かかった。息子と同じような事情があるのだろうか、他にも祝詞をあげてもらいに来た親子連れが3組もいた。明るい孫たちを見ているとつい気持ちが和んでくる。いつまでも健康で元気に成長してほしいと思う。

2016年12月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3497.2016年12月9日(金) 朴槿恵大統領の弾劾可決される。

 先月来激しくなっていた隣国・韓国における朴槿恵大統領退陣要求デモが最高潮に達した今日、国会において大統領弾劾訴追案が可決された。朴大統領は直ちに職務停止となり、その職を黄教安首相が代行する。この後憲法裁判所が180日以内に大統領の罷免が妥当か否かの審判を下すことになる。

 国会議員300人のうち弾劾案に賛成した議員が234人だから、可決に必要な2/3の200人の賛成を得るには、野党と無所属で172人だからあと28人が必要と言われていた。それが与党セヌリ党議員128人の内、ほぼ半数の62人が弾劾案に賛成したということになる。1987年民主化以後不名誉な弾劾可決がなされたのは廬武鉉元大統領以来2度目である。廬武鉉氏の場合罷免の審判は下されず、弾劾による失職とはならなかった。だが、朴大統領の場合は、国民の批判も強く、支持率も4%という不人気ぶりなので、果たしてどんな審判が下るだろうか。

 6年前に韓国を訪れた時、ガイドから歴代韓国大統領の中で最も人気が高く人望があったのは、朴槿恵大統領の父・朴正熙大統領だったと意外なことを聞いた。父親は軍人で強面だったが、私利私欲がなく資産はほとんどなかったという。キューバのカストロと同じだ。娘の大統領は両親が暗殺された不幸に加えて、父が国民から尊敬されていた朴槿恵大統領には、国民から同情と親愛の情が寄せられていた。そこを民間人女性を信用し過ぎてつけ込まれ、その女性のスキャンダルから朴槿恵大統領へ不信感が広がり、最高権力者の地位を任期途中で去らねばならない恐れがあることは屈辱であり、耐えがたいことだろう。

 朴大統領は李下に冠を正すことができなかったようだ。両親を公衆の面前で殺害されながらも、その後常に政界の中枢に身を置き、心が休まることはなかったと思う。そんな寂しい心の隙間に立ち入ったのが、1人の民間人だった。例え1人になろうとも、例え寂しくとも、周囲からとやかく言われないよう身を処していかなければならない。それが国政を任された大統領の責任だと思う。そこに朴大統領の油断と弱みがあったと思う。

  朴大統領が職務を停止されたことにより、近々東京で予定されていた日中韓首脳会談の行方が不透明になってきた。

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3496.2016年12月8日(木) 太平洋戦争開戦から75年

 今日はあの太平洋戦争が勃発した日である。今から75年前のことだ。つい最近安倍首相が、今月末にその発端となったハワイ真珠湾で戦没者にオバマ大統領とともに、慰霊することが話題になったばかりである。

 開戦日が12月8日と日本では言われているが、現地ハワイでは時差のせいもあり7日だった。真珠湾攻撃を生き抜いた元アメリカ軍人も150人ほどが追悼式典に出席したようだが、日本のハワイ総領事も恒例でこれに出席した。その他に真珠湾攻撃を指揮した山本五十六・連合艦隊司令長官を輩出した新潟県長岡市の市長が出席されたようだが、こればかりはどういう意図があるのかよく分からない。ほとんどが90歳代という元アメリカ軍人には、日本は謝罪すべきであるとの考えが強いようだ。一旦戦争が始まると時が経過しても、当事者はもちろんその家族までが相手に対して恨みを抱くようになる。そして、それをいつまでも忘れられないのが問題である。一方で、おぞましい戦争をそれほど頓着しない人たちというのは、戦争を知らず、周囲に戦争で悲惨な目に遭った人がいない人たちだと思う。

 戦争が後世に大きな禍根を残すことは、太平洋戦争でも今以って国家、国民に大きな物心両面で大きな負担負わせていることからもはっきりしている。在日米軍基地問題、北方領土問題、従軍慰安婦問題などは、いずれも戦後71年を経てもなお解決の見通しさえ立たない、太平洋戦争の呪わしい置き土産である。

 今自民党政権の中で、幾分好戦的な考えを持っている保守系国会議員は、身内に戦没者がいない議員ではないか。安倍首相もそうだろうし、南スーダンへの駆けつけ警護を自衛隊に命じた稲田朋美・防衛大臣も同様だろうし、こういう人たちは今日のアリゾナ記念館の追悼式典をどう思っているだろうか。

 さて、先週松本整形外科で受けた骨粗鬆症検査の骨密度測定結果について、今日松本先生から説明を受けた。3年前の結果から見ればやや劣化しているが、現在78歳という年齢からすれば骨自体が特に弱くなっているという話ではなく、ホットしたところだ。

 「腰椎」は、32歳の若者の骨密度100%と比較しても116%で、80%以上なら心配ないということだった。同年代と比較した場合は、135%と判定された。また、「大腿骨」は、若者と比較して105%でこれは70%以上なら問題ないと言われ、同年代と比較した場合は、137%で心配は要らないとのご託宣であった。

 ただ、これから徐々に体力が落ちるので、今後は毎年この検査をやった方が良いでしょうとのアドバイスをいただいた。やはり昔ラグビーをやっていたくらいだから、元来骨が丈夫なのでしょうとも言っていただいた。

 骨粗鬆症の検査を受けてみて結果的に一安心というところだった。

2016年12月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3495.2016年12月7日(水) キューバの郵便事情

 キューバらしいと言えば、キューバらしいのだが、今どきヘェーと驚くようなことがあった。他でもないが、旅行先のキューバから3カ月も前に投函した絵葉書が、遅れに遅れて漸く一昨日届いたと長男から知らせて来た。9月1日ハバナ出発の日に奈良の孫へ宛てた航空便が、3カ月後の12月5日にやっと届いたというのだから、江戸時代の飛脚顔負けのスロー・デリバリーである。1ヶ月ぐらいかかると言われていたが、とてもそんなものではなく、孫にも諦めて欲しいと伝えたばかりである。受け取った孫も驚いていた。友人2人にも同時に郵送したが、その内のひとり、日本では珍しい「教皇庁正義と平和評議会」顧問の保岡孝顕さんが、キューバからの絵葉書を楽しみに待っていてくれたが、待ち切れず9月下旬にヴァチカンへ向かった。ローマ法皇とお会いになって帰って来られた後に保岡さんに会って尋ねたところ、まだ絵葉書は届いていなかった。随分がっかりされて、キューバは通信が遅れていますねと話し合っていた。

 今日その件で孫には届いたが、その後保岡さんに届いたかどうかメールで確認してみたところ、「近藤さん、CUBAからの絵ハガキ届きましたよ!ありがとうで~す」と興奮気味の返事をいただいた。

 それにしても浮世離れしたようなキューバ~日本間の通信・郵便状況である。確かに今日のキューバは、いくら革命家のカストロやゲバラが全力投球したところで、全般的にまだ社会資本が思うように追いついていけず、まだ国の貧しい様子が分かる。それでも社会資本の整備を着実に進めて、今や社会主義の理想を踏襲する発展途上にある。まだキューバには為さなければならないことが山ほどあるが、郵便の現状を見る限り、その改善にもう少し意を注いでもらいたいと思う。

 お陰でキューバに関するあまり知られていないエピソードがまた得られた。

2016年12月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3494.2016年12月6日(火) 安倍首相、真珠湾で戦没者を慰霊

 安倍首相が今月26、27日にハワイ真珠湾攻撃による犠牲者を慰霊するため、オバマ大統領とともに戦艦アリゾナ記念館を訪れることが決まった。大東亜戦争開戦から今年は75年目を迎える。首相の訪問は今年5月オバマ大統領が広島を訪れ、原爆犠牲者に慰霊されたことに対するお返しのような形で、相手国の犠牲者を慰霊するため両国の代表者がお互いに訪れることが日米同盟の絆を深める意味でも効果的であると考えられた結果だと思う。

 それでも広島、真珠湾のいずれの慰霊式典でも、相手国に対して謝罪の言葉を述べることはない。いかなる大きな被害を与えても、悪かったのは自分たちではなく相手国だとの思い込みが強いからである。

 この点については、先月亡くなったキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は、まったく異なる考えを持っていた。それは、開戦の口火となった真珠湾を電撃的に攻撃した日本に大きな反省すべき点があると述べていたが、その後広島を訪れ悲惨な原爆投下の実態を知るに及んで、敗戦目前の相手国に人間としてこれほどまでの残虐行為を行うのかと絶望的なショックを受け、以後カストロの反米感情もあるが、アメリカ政府は日本政府、並びに日本国民に対して謝罪すべきであると主張していた。オバマ大統領の広島訪問の折には、アメリカ政府を代表して謝罪しないのは許されないと述べていたほどである。

 アメリカ国民の間には、原爆投下を擁護する声が根強くあり、謝罪すべきではないとの空気が受け入れられている。そんな状況下では当然安倍首相や日本政府としても真珠湾で謝罪の意図はない。その意味で、真珠湾にお参りするのが刺激的な開戦日12月8日でないことは、あらぬトラブルを避ける意味でも良いのではないかと思う。

 この件については、真珠湾攻撃で戦没されたアメリカ人兵士の遺族の間では、まだ相当日本に対する恨みが残っているようだ。一方フィリピン・レイテ島で戦没された日本人の遺族にとっては、首相は真珠湾より靖国神社へお参りすべきだと言う声がある。罪もない市民を無差別に殺すような戦争に正義なんてないと思うが、遺族らにとってはいつまでも身近で暗く深刻に引きずっているのだと思う。

2016年12月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3493.2016年12月5日(月) 現代ビジネス・モデルのモラルは?

 拙稿をプリンターで印刷したところ、どうもカラーの色具合があまりパッとしなかったところへ、同じ作業を繰り返していたらPC画面にメッセージが表れた。「インクの吸収パッドの吸収量が限界に近付いた」との表示である。この時期は年賀状のプリントや、他にもコピーを取る必要もあり、プリンターが使えなくなるのは困る。近くのヤマダ電機に修理に出しても時間がかかるので、一昨年夏日野市のエプソン修理センターに直接持ち込み、直してもらったことがあったので、早速電話をしてみた。そうしたらどうだろう。今どきのメーカーの対応、またビジネス・モデルというのだろうか、その修理センターは昨年閉鎖したので、今は長野で修理を受け付けると言われた。その挙句にわが型番のプリンター機種はもう製造していないので、修理もできないとダブルパンチを食わされた。消費者には手元にあるプリンターを諦めて新種のプリンターを買えと言わんばかりなのである。

 ぐずぐずしているわけに行かず、新しいプリンターを買い求めることに決めたが、現代のメーカーというのは売るためには、消費者が余分な出費をしようとそんなことはまったく頓着しないのだから、日本人の伝統的なモラルに反すると思うし、困ったものだと些か腹も立つ。

 さて、8月に慶応病院予防医療センターで人間ドック検査を受診して、概ね問題ないとしながらもいくつか小さな所見があった。そのひとつが、前立腺の信号である腫瘍マーカーのPSA数値だが、それが過去3年間5.54、6.60、7.72と毎年上がり続けている。基準は4以下なので、専門医に診てもらうようにとのアドバイスだった。それで昨年8月に6.60が示されたので、今年3月専門医で検査してもらったところ、「フリー/トータルPSA」は、26.7を示しており、これは基準(26.4より上なら可)をマークしているので大丈夫と言われたところだ。でも今年になって数値は更に上がり7.72を記録した。今日改めて血液検査をしたので、来週には結果が出るが、26.4を上回れば、PSAの基準値4以上であっても一安心できるようだ。年齢とか、身体のコンディションによって数値はアップ・ダウンするので、「4」を盲目的に信じることは、必ずしも正しくないとも専門医の飯ケ谷医師は言われた。

 しかし、それにしても複合的に考えて安心できると言われても、通常言われている数字をクリアして数字的にも安心してゆっくり眠りたいものである。

 ところで、昨日イタリアで行われた国民投票の結果、与党が敗北してレンツィ首相が辞任することになった。かつては度々首を挿げ替えていたイタリアの首相だが、このレンツィ首相は強いリーダーシップを発揮して政治改革を行ってきた。だが、レンツィ氏が憲法改正によって、上院の権限を大幅に縮小する実質1院制を提案したが、それが否認されたというわけだ。これが否認されれば辞任すると言っていたレンツィ首相は辞任を決断した。これによりイタリアの政治も流動化するだろうし、保守化も進むだろう。

 一方、同日行われたオーストリアのやり直し大統領選では、前評判の高かった右翼のホファー氏を、リベラル派のファンダーベレン氏が僅差で破ってヨーロッパの右傾化の流れに、取り敢えず歯止めをかけた。全体的に世界の政治は保守化・右翼化の傾向を歩みそうである。翻ってわが安倍政権は黙って見ていられるだろうか。

2016年12月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3492.2016年12月4日(日) 年賀状に思うことども

 今年も年賀状を書く時節となった。小学5年時以来、毎年この時期になると何枚か年賀状を書いている。いつも通り今年も600枚の年賀状を購入したが、今年はそれほど必要ではないかも知れない。それは今年ばかりは例年に比べて年賀状欠礼のお便りをいただくことが多いからだ。

 振り返ってみて、その中でも一番堪えたのは、8月に中学、大学の同級生・伊藤嘉信くんが肺癌で亡くなったことである。生憎キューバへ出かけていた最中だったので、葬儀には出られなかったが残念だった。奥様と電話でお話をして彼の面影と思い出を偲んだ。竹を割ったようにスカッとした性格だった彼とは、高校では千葉と神奈川に離れて住みながら、お互いに2年間浪人した末に、意外にも同じ大学に入学して再び巡り会い、学部も、登山クラブまで一緒だった。富士山を除く3,000m以上の高峰にはすべて登った。何度も一緒にテントを担いで南・北・中央アルプス、八が岳、飯豊連峰、秩父連峰、谷川岳に登った。卒業旅行では、他の山仲間を交えて1週間ばかり北海道を巡った。それだけに数々の懐かしい思い出とともに一抹の寂しさが込み上げてくる。

 そして、小田急電鉄経理部時代の上司だった岡村透元主計課長の他界である。経理がよく分からず迷惑をかけていた時でも、いつも公認会計士資格を得てその道の専門家だった岡村課長は、温かく激励してくれ、私が経理業務の細かさと面白くないことに耐えかねて、プラハへ出かけようと会社へ辞表を提出した時も、その辞表を机にしまって撤回するまで引き留めてくれた。結果的にはそれがその後の私を育ててくれた。岡村課長はその後小田急電鉄専務を最後に退職され、公認会計士として活躍されてから、私とは以前に増して私的なお付き合いが深まったが、10月に亡くなられた。

 もうひとり忘れられないのは、3月に急逝された隅野成一さんである。隅野さんもあっという間に彼岸へ旅立ってしまった。同じ年齢だが会社では私より2年先輩で、長年旅行会社の営業担当としてともに力を合わせて顧客の獲得に力を注いでいた。一緒にセールスへ出かけたり、ともに謝罪に歩いたり、セールス上の思い出は尽きない。特に、隅野さんから教えられたことは、謝る時の頭の下げ方だった。隣に立っては、まだ頭が高いよと言って一層下げるようアドバイスされたことだ。そのお陰で営業成績を上げられたと思っている。気性の合った隅野さんとは、退職後も1年に2度は会っては気晴らしをしていた。感謝の気持ちでいっぱいである。

 その他にも、高校と大学ゼミの後輩や、ちょうど40年前初めて文部省教員海外派遣団でお供した時の団長先生も亡くなられた。俗っぽい言葉だが、これも浮世の定めだろうか。

 他にも忘れられない友人を喪った。そんなことから年賀状の枚数は減るが、これを書くことによって親しい友人たちとの細くなった交友の糸をしっかり繋いでいきたいと思っている。それが年賀状を書くことを教えてくれた今年33回忌を迎えた、幕張小学校時代の恩師・湯浅和先生へのささやかな恩返しだと思っている。

 ここに挙げた方々のご冥福を心よりお祈りしたい。               合掌

2016年12月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com