4607.2019年12月24日(火) ♪ジングルベル~ 今日はⅩマス・イブ

 今日はクリスマス・イブで都内の繁華街などではさぞ賑わっていることだろうが、家の中にいたのではそんな賑わいは分からない。先日クリスマス・カードを海外へ4通郵送したが、今日までに国内から1通いただいただけである。例年より送る数も減ったが、いただく数も減った。健康状態が勝れない知人や高齢者宛てにも送ったので、彼らからのカードはあまり期待できないかも知れない。

 そして、今日は書き上げた年賀状をポストへ投函した。明日25日までにポストへ投函すれば、元日には確実に相手へ届くと日本郵便が公約しているので、まず一安心である。毎年1枚1枚万年筆で宛名書きしている年賀状だが、枚数が減って今年は460通だった。訃報の連絡も今までになく多く30通もいただいたので、少々ショックである。年賀状辞退の挨拶状も年々増えてこの人たちには来年以降送らなくなるので、更に郵送枚数は減少する。来年以降は書く年賀状も益々減ってくると思う。いま年賀状の意義を問う話を聞くことがあるが、やはり昔から1年が始まる正月のしきたりであり、この伝統的な風習を止めたり簡素化するのはいかがかと思っている。特に今年は初めてのことであるが、メールで他の人宛と一緒にccで訃報と年賀状辞退を連絡されて些か戸惑った。訃報を一括してメールで連絡するなんて考えもしなかった。小学生のころの恩師が版画で年賀状を作成する時に、相手を思い、いかに気持ちを込めて書くのかを丁寧に教えてもらったことが思い出される。

 一昨日は整形外科で、今日は内科で診てもらって今年最後の医者通いを終えた。歯の定期点検は今年いっぱい予約が出来ず、来春に予約をした。来年早々には左目がぼんやりしてきたので、眼科でも診てもらわなければいけない。

 さて、今日はまたまた地球温暖化に関するニュースがあった。ひとつはイタリアのヴェネチアが高潮による浸水被害を受けたことである。このクリスマス時期にも多くの観光客が訪れる人気観光地で、先月観測史上2番目の187cmの浸水を記録したばかりだが、昨日と今日の2日間にいずれも140cmを超す高潮があった。サンタクロースがただひとり浸水したサンマルコ広場を歩いている姿がしおらしい。

 もうひとつは、今月地球温暖化による海面上昇に直面しているマーシャル諸島のハイネ大統領が、自分たちのような海抜の低い国にとって生き残れるかどうかは日本のような大排出国が削減目標を引き上げられるかどうかにかかっているとの厳しい書簡を安倍首相に宛てて送ったことである。これに首相は何と答えるだろうか。これは先日開かれたCOP25で日本が削減目標の引き上げや、石炭火力での排出抑止に関する具体策を打ち出せずに、一部から「化石賞」を授与されたことにある。

 上記2つのニュースは、最早温暖化ガス削減へ待ったなしの時に至っているということであり、ガス排出の大国である中国、アメリカ、日本などが他国に先駆けて削減目標を打ち出さないとこのまま地球が汚れて大気温度が上昇し、地球上に自然災害が頻発する可能性が高まるばかりだということを胸に刻み付ける必要がある。

2019年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4606.2019年12月23日(月) 今年から今日は祭日ではなくなった。

 今日は上皇陛下86回目の誕生日である。昨年までは天皇誕生日として祭日だった。60年前の4月10日美智子上皇后と結婚されて、しばらくの間ミッチー・ブームが流行していた。終戦後しばらくは戦前の堅い空気が流れていて、当時昭和天皇はご性格のせいもあったと思うが、笑顔をあまり見せられず何か厳めしい印象が残っている。しかし、上皇が平成天皇となられてからは天皇・皇后両陛下がいつも国民に笑顔をお見せになり、ぐっとアットホームな感じになり、国民との距離もずっと近づいたと思う。そういう意味では上皇・上皇后の存在は、皇室と国民の距離をぐっと近つけたのではないかと思う。

 今年5月から新しい年号「令和」がスタートし、天皇即位に伴った伝統行事は一部を残してほぼ終了した。今宮内庁が悩んでいるのは、毎年正月2日に恒例の新年一般参賀でガラス張りの長和殿ベランダに、天皇・皇后両陛下とともに上皇と上皇后がお出ましになられるかどうかのようだ。今日のエンタメ番組では、やはり上皇・上皇后の人気は圧倒的で、新年に天皇・皇后両陛下と並んでお立ち台で手を振っている元気なお姿を見たいという声が多かった。

 今年の一般参賀では、ベランダに最後のお出ましとして手を振られた回数は、予定の5回を超えて7回だった。それも国民への最後のご挨拶ということから天皇ご自身が希望されて2回分増やされたという。それほど国民から信頼されている上皇であるが故に、ご健康状態が許すならば、ベランダからお手を振っていただきたいと国民は願っていると思う。

 そんな時不謹慎にも大チョンボ・ニュースが流れた。チョンボを犯したヤフーによると、今日午前9時過ぎから正午前にかけて国内の株価情報が表示されず、休場扱いになっていた。今日12月23日は昨年までは国民の祝日である天皇誕生日だったが、新天皇即位により今年は平日となった。この間違いにヤフーの社員が漸く気付き、復旧作業を行って株式情報を伝えたという。上皇に対しても失礼だと思う。ネット情報提供者にしては、少々迂闊でお粗末だと思う。

2019年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4605.2019年12月22日(日) 小学校クラス会に9人が集う。

 恒例の小学校クラス会「和会」がJR常磐線柏駅近くのフグ料理店で開かれた。幹事役の高橋繁くんが柏市内に住んでいることと、彼が脊椎性狭窄症であまり遠出が出来ないということから、最近はほとんど柏市内でクラス会を開いている。卒業したのが千葉市立幕張小学校で、クラスメートも大分千葉市内に居住しているが、敢えて柏まで出掛けたのもそういう事情による。今日は男女併せて9人が参加した忘年会となって、自慢のフグ料理に舌鼓を打った。全員同じ年齢で81歳ということから、健康と趣味の話が多かったと思う。大体半年に1度行うクラス会だが、今年は1月、7月、12月と3回集まったことになる。1年前に常連の女性が1人亡くなり、寂しさが募って来る。我々もいつまでこのままの健康状態を維持出来るかは何とも言えないが、元気でいるうちは、出来るだけ機会を作って会おうというのが結論である。

 さて、ある月刊誌を読んでいて「キーエンス」という優良企業が専門家筋で注目されていることを知った。工場などの自動化に欠かせないFAセンサーなどを手掛ける検出・計測制御機器大手企業だそうである。11月に上場来最高値を更新して時価総額が9兆円を突破して東証1部で4位に浮上したらしい。驚くのが、その収益構造で売上高営業利益率は今年3月期に54.1%で、自己資本比率は9月末時点で何と95.3%だというから真っ青である。

 しかも総資産1兆7千億円のうち75%が現預金や有価証券だという。借金はまったくなく、何もせず5年は遊んでいられるし、1千億円規模の赤字を10年以上垂れ流してもびくともしないというから恐れ入る。こんな企業が実際に存在すること自体理解出来ない。なんでも付加価値を生み出す経営を目指して企画段階で粗利が80%以上でなければ取り合わないそうだから、社員へのプレッシャーも大変なものではないだろうか。当然のことながら従業員の平均年収も国内最高水準で2,110万円(平均年齢35.8歳)だという。もちろんそれなりのノルマがあるようだが、それでもあまり辞める社員はいないようだ。それにしてもよくもこんなに儲かる企業が世知辛い世に誕生するものである。

2019年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4604.2019年12月21日(土) そろそろ終活を始めなければ・・・。

 昨日奈良に住む長男が東京へ出張の後、我が家へ寄って1泊して今日秩父宮ラグビー場でラグビー大学選手権準々決勝を観戦すると言って秩父宮ラグビー場経由で奈良へ帰った。

 実は、長男に一度話をしておきたいことがあった。私も81歳を超えてそろそろ終活を始めなければいけないと考えていたところだが、ごく最近証券会社と銀行にコンサルタントとして相談に乗ってもらった。大した財産があるわけではないが、ここ世田谷の自宅の土地と建物が割合評価が高いので、夫婦のどちらかが亡くなった後の財産と相続対策を、予め考えておいた方が良いとアドバイスをいただいたので、そのさわりを妻ともども長男を交えて話しあったところである。

 わが家は先祖代々江戸っ子で、菩提寺は中野の真言宗豊山派宝仙寺である。長男はすでに奈良に自宅家屋を建てた。それほど東京に思い込みが強くないようだが、それでも我が家の後継ぎとしては法事もあるので、出来れば都内に住んでもらいたいとは思っている。次男も横浜に自宅を建ててしまって、差し当たり現在の我が家に住む気持ちはそれほど強くない。この後お正月に家族でやって来る次男にも話をしようと考えている。死後のことであるが、相続税対策などを考えると夫婦のどちらかが他界した時点で、自宅を売却という結論になってしまうのかなとちょっと寂しい気持ちがしている。他の方法もこれからコンサルタントと話し合う必要があると考えているが、いつの間にか財産処分を考える年代になったのかと思うと時の流れを感じざるを得ない。どこの家庭でも抱えている問題だが、日本の税法は少しでも余裕がある家計には税負担が重くなる傾向にある。

 さて、今日新国立競技場のこけら落としが行われ、6万人の観衆が集まった。タレントの‘DREAM COMES TRUE’や、「嵐」が出演し、フィールドではサッカーの三浦和義選手らのデモンストレーションが行われた。フィナーレはアテネ・オリンピックで流行った「ゆず」の♪栄光の架け橋♪が唄われた。

 オリンピック開催8か月前に競技場が完成したのは、北京大会会場が3週間前、リオ大会が10日前だったことに比べると日本の施工はさすがだと思うし、IOCからも高く評価されている。一旦はイラク人女性のデザインが採用されたが、建設費が膨大になりそうだということから改めてデザイン・コンペを行い、隈研吾氏の木材を採り入れた柔らかいデザインが採用された経緯がある。ただ、まだ解決しなければならない問題がある。その最たるものは、聖火台である。さあ どうなる?

2019年12月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4603.2019年12月20日(金) 2020年度国家予算を閣議決定

 政府は今日来年度当初予算を閣議決定した。今年度予算が初めて100兆円を超えたが、来年度予算案も本年度予算に更に1兆円強を上積みして総額102兆65百億円となった。

 例年のことだが、社会保障費が全支出額の約3分の1に当たる35.8兆円であるのは、少子高齢化の傾向もあり、ある程度織り込み済みである。それでも足りずに赤字国債を発行することになった。それでも10月に消費税値上げを実施して財源を見込んでいた。だが、消費税を上げて増税分2兆4千億円を見込むものの、キャッシュレス決済のポイント還元に27百億円、マイナンバーカード所持者へのポイント還元で24百億円を充てることによって当初の思惑通りには行かなかった。あまりこういうカードの使い方をしない私には、何か釈然としない。

 そのうえ年々膨らむ防衛費が本年度より1.1%も増えて全防衛費が何と5.3兆円になった。長い間国の防衛費は全予算額の1%以内に抑えるという取り決めがあったが、これもいつの間にか顧みられなくなり野放し状態となって、今では全予算の5%にまで膨張してしまった。今の政府には、年々貯まる一方の借金を減らそうとの考えが全く見られず、足りなければ安易に赤字国債発行で補填しようとの気持ちしかない。特に防衛費は、トランプ大統領が就任して以来、安倍首相との蜜月を演出するために高額な防衛設備品を大統領の言いなりに買わされて、毎年支出が増える一方である。

 このまま防衛費が天井知らずに伸び続ければ、いずれ国家予算が破綻することは目に見えている。しかし、現在の安倍政権には誰ひとりとして実態を憂慮している閣僚は見られない。お先真っ暗である。

 さて、今日は1999年にマカオがポルトガル領から中国へ返還されてちょうど20年目だそうである。香港はその2年前の97年7月1日にイギリスから返還されている。昨今香港のデモが関心を集めているが、マカオではこのような目立ったデモは見られない。そこで今日北京からやって来た中国の習近平・国家主席はマカオ返還20周年記念式典で、マカオが「1国2制度」が完璧に実施されて今では香港、マカオともに「1国2制度」が理想的に行われており、アメリカから口出しされるような他国からとやかく言われるいわれはないと強調した。

 マカオ市民による自発的なマカオのポルトガルから独立を祝う場で、中国が自慢するほど香港では完全な「1国2制度」が実施出来ているとは到底思えない。中国のいう「1国2制度」とは一体どんな制度なのだろう。これから「1国2制度」が話題になることだろう。

2019年12月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4602.2019年12月19日(木) トランプ大統領、下院で弾劾訴追される。

 大分以前からどうなることやら気になっていたトランプ大統領に対する弾劾訴追が、野党民主党が過半数を占めるアメリカ下院議会(定数435)で賛成多数で可決された。これにより来年1月から上院で弾劾裁判が始まる。弾劾訴追の理由は「権力の乱用」と「議会の妨害」である。それぞれの案件で投票が行われたが、いずれも賛成多数で弾劾が決定した。ただ、下院は民主党が過半数を制しているが、これから弾劾裁判が行われる上院は与党共和党が過半数を制している。しかも弾劾を成立させるためには3分の2以上の賛成票を獲得しなければならず、トランプ大統領が罷免される可能性は極めて低い。それにしても大統領が弾劾訴追されるのは、17代アンドリュー・ジョンソン、42代ビル・クリントン大統領に次ぎ、史上3人目であまり名誉なことではない。

 弾劾に当たるとされた大きな理由は、バイデン前副大統領の子息がウクライナのガス会社の役員をしていた当時、創業者の過去について検察が立ち入り検査をしたが、その直後に検事長が解任された件で、バイデン元副大統領と子息が関与していたのではないかとトランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領を通じて資金援助を絡ませながら圧力をかけたと噂された。トランプ大統領にとっては来年の大統領選を有利に運ぼうとの目論見があったようだが、もちろんトランプ氏は否定している。弾劾裁判の結果がどちらに決まるにせよ、トランプ大統領にとって有利な材料とは言えないのではないかと思う。

 アメリカ人でない我々にとっては直接口も手も出すことは出来ないが、トランプ大統領の存在は世界にとって今やあまりにもマイナス要因が多すぎて、とても及第点は上げられない。

 今地球環境問題が国際的な話題になっている折に気候温暖化防止のためのパリ協定から身勝手な理由づけをして一方的に離脱したり、中距離核戦力全廃条約(INF)から離脱して核戦争への道へ回帰したり、多国間協定より2国間の話し合いを優先させて力で当面の相手国を威嚇したり、わがままな外交には、各国も戸惑いと不満を感じていることは明らかである。日ごろの言動も人種差別的であり行動にも品がなく、服装もだらしなく着こなして喚き散らしたり、まったくエチケットを心得ていない。性格的にも恫喝的で闘争心むき出しの人物である。そういう意味では、アメリカ人はよくもこのような大統領を恥ずかしく思わないのかと思っている。日本に対しても安倍首相と直接個人取引で高価な軍需物資を買わせたり、願わくば、トランプ大統領には来年の大統領選挙では当選して欲しくないというのが率直な気持ちである。

2019年12月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4601.2019年12月18日(水) 再来年度から大学入試はどうなるのか。

 再来年1月の大学入試センター試験にあれこれ騒がれながらも導入予定だった国語と数学の記述式問題について、昨日萩生田・文部科学大臣は採点ミスを完全になくすには限界があるとして見送ることを発表した。

 大学入試改革は、すでに英語の民間試験を採用することが見送りとされ、もうひとつの目玉だったこの国語、数学の記述式問題も見送られたことによって、再来年度以降の受験生にとっては、当分気持ちが落ち着かないほど影響を与えることになる。文科省が言い出したのは、入試の公平性と公正性の確保だった。一発勝負のような試験問題を避けて出来るだけ能力が出せて公平な試験制度を実施しようと計画した。しかし、これから新制度を採り入れることによって果たして公平に「思考力」「判断力」「表現力」を汲み取ることが出来るかどうか疑問が生じた。今後改めて現行制度を見直したうえでやり直し、いずれは公平と公正な試験を行って欲しいと願う。

 現在高校2年生の孫娘がこの入試改革に直面することになるが、結果的に新制度が中止に決まった。これから大学入試に向き合うことになるが、些か気になるところである。

 それにしても文部行政について大臣が中止を判断して、それまでの経緯について文科省職員に責任をおっ被せるような狡い逃げの発言は止めてもらいたいものである。

 さて、毎年恒例となった大学ゼミの仲間と牡蠣を食べる「牡蠣の会」を予定通り下北沢の‘JACK POT’で楽しんだ。例年なら10名は集まるところだが、今年は仲間内に不幸もあったせいもあり僅か5名しか集まらなかった。下北沢駅周辺環境が駅の改修工事と駅前の開発工事で1年前に比べて大きく変わっており、‘JACK POT’へ行くのに往生した。何度も来た場所なのに随分歩き回り駅周辺で45分程度費やしてしまった。これも年齢的なマイナス要因だろうか。牡蠣を売り物にしている店だけに、料理は美味しかった。今年は互いにもう会うことはないと思う。来年も元気に楽しく交流が続けられれば良いと思っている。

2019年12月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4600.2019年12月17日(火) 日本の男女格差は世界で121位

 ダボス会議を主催する世界経済フォーラム(WEF)が、近年話題になる男女の格差、国際的に比較される順位を毎年恒例の「男女格差報告書」を通じて発表した。案の定相も変わらず日本のランクは低く、今回は過去最低で153カ国中121位だった。主要7カ国(G7)の中では最下位だった。毎度上位を占めるのは北欧諸国で、1位がアイスランド、2位がノルウェー、3位がフィンランドだった。アメリカ53位、中国106位、韓国は日本を追い抜いて108位となった。この順位の算出方法は、経済、教育、健康、政治の4つの分野の14項目で女性の活用を調査して指数化するものだ。

 世相からすると男女関係の限りでは、昔に比べて女性が強くなっているように感じるが、それでも日本がランクを下げたのは、はっきり言って日本は依然として女性の地位が低いということに尽きると思う。日本は政治面だけを取り上げるなら更に順位を落として144位だった。これは9月の内閣改造まで女性閣僚がたった1人だったことが影響している。この日本の順位を向上させるには、閣僚、企業の役員、校長等学校の管理者などの面で女性を相当優遇しないと難しいのではないかと思う。他のG7並みの順位に押し上げるには、内閣に最低2人の閣僚、企業に女性役員登用を義務化するくらいでないと無理ではないかと思う。

 一方これまで考えてもみなかったこんな話もある。ミスコンである。先日ミス・ユニヴァースに南アフリカの黒人女性が選ばれた。写真を見ると確かにきれいな女性ではある。しかし、ミスコンでは黒人女性は最初の関門「肌の色」で差別され予選は通らないものと思っていた。ところが、案に反して黒人女性が栄冠を射止めたのである。そして、今度はミス・ワールド・コンテストでもジャマイカの黒人女性が選ばれたと知った。その他にもアメリカでは昨年から開催されたミス・アメリカ、ミスUSA、ミス・ティーンUSAでも黒人女性が選出された。今年はベルリンの壁が崩壊してちょうど30年になるが、ミスコンの世界でも壁が破られたのかも知れない。時代が変わったということなのか、これが来年以降世界的に「美」の評価の基準を変える動きを加速することになるだろうか。

2019年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4599.2019年12月16日(月) 安倍政権への不支持が支持を上回る。

 人気下降中の安倍内閣であるが、共同通信が一昨日、昨日の2日間に行った世論調査では、ついに安倍内閣不支持が僅かではあるが支持を上回った。第2次安倍内閣発足してから数回不支持者が上回ったことがあったが、ほとんど支持者が不支持者を上回っていた。しかし、ここへ来て「桜を見る会」の不始末とその不手際な対応や、閣僚辞任、大学入学試験延期、辺野古基地海上埋め立て問題やらで不満が噴出して不支持者が上回ったの。2012年の内閣発足時には、一時70%を超える支持率があった。だが、徐々に下り坂に入ったが、それでも支持者がやや多かった。それが昨今の政権の無責任な対応により支持者がどんどん低下して42.7%まで下がったのに対して不支持者が43.0%となりついに支持者を追い抜いてしまった。

 今安倍首相には溌剌さと謙虚さが欠けている。憲法改正も首相自身が総理在職中に成し遂げたいとの気持ちばかりが先行して思うようメドが立たず、自民党の内規である総裁3選を再び延長して総裁に4選されたところで、現状では憲法改正の可能性が低くなってきた。流石にモリカケ問題や花見のウソを誤魔化してすり抜けてきた安倍首相も、これ以上国民を欺き続けることは難しくなった。誤魔化し嘯く安倍さんもいよいよレイムダック状態か?

 さて、近年ロシアでネットの監視が厳しくなったらしい。インターネット上で言論と表現の自由の監視や、規制を強める法律が、相次いで施行されている。ロシアは海外から国内へ簡便なコンタクトでロシアにとって不利益、不都合な情報が国内に入り込むことを警戒したことがそもそもの始まりである。海外からサイバー攻撃に対する防衛策として海外から遮断出来るようにした主権ネット法なる法律が実施され、それがその後運用によっては特定のサイトへの接続も遮断することが可能になった。

 ロシアはこれに便乗して大統領を含む政府機関をネット上で侮辱したり、フェイク・ニュースを禁じた法律を成立した。これについては、ジャーナリストの団体が強く抗議したが、実施された。ロシアも北朝鮮と中国と同じ「人権無視」路線へ入った。いずれも言論を抑圧し、民主化を無視する似非社会主義国家の本質である。

2019年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4598.2019年12月15日(日) 「若手の台頭」で17歳のザギトワ選手引退か?

 昨年開催の平昌オリンピック・女子フィギュアスケートの金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手が事実上の引退というまさかのようなニュースが伝えられた。先日イタリアのトリノで行われたグランプリ・ファイナルで6位に沈んだことが、彼女の決意を固めたようだ。GPファイナル金銀銅のメダルは彼女より若い新進気鋭の選手たちに奪われてしまったのが、よほどショックだったようだ。しかし、それにしてもザギトワ選手はまだ17歳であり、金銀銅メダリストは、いずれも15歳と16歳で年齢的にはほとんど変わらない。ザギトワ選手はオリンピックで金メダルを獲得してヒロインとなり、好きな秋田犬を日本秋田犬保存会から贈られ、その贈呈の場に安倍首相も立ち会ったことも話題になった。それが僅か1年余で、健康上の問題もなく「ロシアのスケート界は若年化が進んでいる」と心境を語って身を退き、大学生になってスケートのコーチを目指すという。

 本当に引退するのかどうか、その真意は分からないが、自分より若手の台頭がよほどショックのようで、インタビューでは早期の引退も示唆している。スポーツ選手はいくら強くてもいずれ時期が来れば引退する宿命にある。しかも若くして栄光の座から去ることも有り得る。それにしても一世を風靡したザギトワ選手が17歳で引退するのはあまりにも早すぎるし、寂しくもある。果たして引退した後に華やかだったオリンピックや栄光の時を想い出して悩むようなことはないだろうか。

 ザギトワ選手に比べて、現在長野で行われているスピードスケート・ワールドカップで昨日500mに優勝した小平奈緒選手は、1000mと合わせてこれまでにワールドカップで30回も優勝している。その小平選手は33歳である。競技種目は異なるので、一概には何とも言えないが、小平選手の日ごろのひたむきな努力には頭が下がる思いである。

 このほどプロ野球・西武ライオンズへ復帰することが決まった松坂大輔投手は、来年度シーズンは40歳になる。日米通算200勝は、まだ残り30勝でほぼ難しいと見られているが、本人は大きな目標と考えている。やる以上は目標を持って前向きに考え実行しないと夢は叶えられない。

 目標というのは、まず確信を持って掲げることで、それに対して成し遂げる計画を立てて実行することが欠かせない。その意味では、一旦後ろ向きになったザギトワ選手は、仮に引退を取り消して復帰しても以前の活躍は期待出来ないだろう。その一方で前向きな松坂投手が30勝へ向けてどれほどノルマを達成できるか、期待したいものである。

2019年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com