4657.2020年2月11日(火) 2月11日=旧紀元節=建国記念日

 今日は国民の祝祭日「建国記念日」であるが、ほとんど建国に関する話題がメディアで紹介されない。「建国」⇒「靖国」⇒「憲法改正」を考えているであろう安倍政権にとっては、寂しいことであろうか。終戦の翌1946年の「紀元節」には、国民学校初等科1年生として祝典曲♪雲にそびゆる高千穂の~♪を声高らかに歌った記憶がある。その後の紀元節はあまり記憶に残っていないが、1948年まで行われたようだ。しかし、進駐軍の命で中止させられた。その後1966年紀元節に替わって「建国記念日」として建国を祝う行事が行われ祭日となった。

 建国記念日のニュースが聞かれなくなったのは、新型コロナウィルスの猛威に日本中が茫然とさせられているからだろう。中国の感染者は4万人を超え、死者もついに1千人を超えた。横浜港に停泊中の大型クルーズ船から追加で一気に感染者が増え対応にてんてこ舞いをしている。今では日本中が戦々恐々である。

 ところで、毎週火曜日のNHK・BS番組に「世界街歩き」がある。今日ミヤンマーのマンダレーを放映するというので、楽しみにしていた。ミヤンマーは今まで24回訪問しているが、もう20年も訪れていない。街の隅へ入って行くとミヤンマーらしい雰囲気が現れる。娘さんがマンダレーの名物という人形芝居を紹介していたが、1度観たことがある。やはり1度だけ渡ったことがあるウー・ベイン橋を紹介していたが、長さが1.2㎞で世界最長の木橋とは知らなかった。奇妙な仏教公園なんてのがあったが、金持ちの男性が寄付したものだとその男性が現れて得意気に語っていた。以前はこんな奇抜な公園なんてなかった。反ってマンダレーの雰囲気を壊してしまう。これはあまり好い印象のものではなかった。

 やはりマンダレーではマンダレー・ヒルが観光の目玉である。最後の夕景にヒルの頂上から絶景を写した。何とも言えず懐かしい感じがした。街中の路地でおかみさんが水浴びをして、周囲の人たちが冷やかし、一緒になって楽しんでいる光景は、いかにもミヤンマーらしい。いつみても素朴なミヤンマーの人たちの屈託ない日常生活は、他の国ではあまり見られないものだ。久しぶりに心なごむミヤンマーの映像だった。

 さて、今朝元プロ野球選手・監督だった野村克也さんが亡くなられた。先月亡くなった金田正一さんの葬儀に車いすで出席されていたが、ともにプロ野球界で類まれなる実績を残された投打の大物があっという間に冥界へ旅立たれた。実に儚いものである。金田さん87歳、野村さん84歳だから早すぎるということはないが、つい最近まで元気で独特の語らいで存在感を残していただけに、2人にも心残りがあったのではないだろうか。

2020年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com