2438.2014年1月15日(水) エッ? 還暦を超えたらダメか。

 今日の朝日夕刊「素粒子」にこんなことが書いてある。①計148歳の老いの一徹、合体怪人となって東京湾に現る。首都から原子力文明をぶっ壊す魔神か、ヒーローか。②バランスよく議論を、と急にいい子になった人あり。1強の地盤に揺れを感じ。できるか、得意の完全ブロック。③候補を見わたせば還暦すぎた翁ばかり。さて五輪の組織委は財界の老翁連にそでにされ。ここにも現れた元首相。とまあこんな具合である。①は細川護熙元首相と小泉純一郎元首相を指し、②は舛添要一元厚労相を、③は森喜朗元首相を皮肉っていることは明々白々である。還暦過ぎを皮肉っているようだが、還暦を過ぎたってまだまだ現役で働ける人はいくらでもいる。これでは逆説的に言えば、まるで若ければ誰でも良いように受け取れる。それよりなぜもっと若い人の出番がないのかを真剣に考えてみた方が良いと思う。最も効果的な荒療治は、すべての仕事場に定年制度を採り入れることだろう。

 素粒子の言い分は確かに図星ではあるが、少し辛子が効き過ぎるのではないかと思っている。実際老人ばかりになったのは、これが政治がらみだからである。政治が絡む世界は年齢を重ねないと発言権がないし、当然責任あるポジションに就けない。ほかにも一般的に地方自治体で国の政策を論争するのはおかしいかの如き意見があるが、最終決定は国にあるにしても意見を戦わせるのは、地方でもどんどん論争すべきではないか。また、還暦未満の人でオリンピック組織委員会会長のような難しい職をこなせる人はいるだろうか。

 あれやこれや考えると今日の素粒子のでき栄えはあまりぱっとしないと辛口採点を差し上げたい。

 折りも折り午後森喜朗事務所の長谷川秘書から電話があったので、2020年東京オリンピック組織委員会会長に決定との新聞報道について尋ねたら、今日から急に忙しくなったと言っておられ、昨日森氏から電話をいただいたが、今日ならその時間もなかったようなことを聞かされ、忙しくなられて大変なんだなぁと感じた。森氏が健康について気をつけられるよう伝えた。長谷川氏からは拙著に掲載の写真を送ったとの連絡だった。

2014年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2437.2014年1月14日(火) 近藤誠一氏と森喜朗元首相から連絡あり

 原発ゼロをアピールしている細川護熙元首相が、ついに小泉純一郎元首相の支持を得て東京都知事選へ立候補することを表明した。高校の同級生、上田隆くんの妹である佳代子夫人が、昨日夫は立候補の決意を固めたと話していたので、予定していた通りとなった。正式には17日に正式に出馬表明をするそうだ。この数日間のメディアの論調を見ていると、都知事選らしからぬ細川元首相のような大物が登場して、他陣営では危機感を感じたのか、原発ゼロは国のエネルギー政策問題であるとして、都知事にはタッチしてもらいたくないような腹が見える。

 昨年小泉氏が唐突に原発即ゼロを打ち出した時も、自民党内には賛成、反対の意見が蠢いていた。迷惑そうな顔をしている幹部がぞろぞろいた。その小泉氏が原発ゼロの細川氏側に回って自民党と一歩距離を置いた候補者を応援すると発表するや、外野席で小泉氏を冷やかしていた自民党幹部も危機感を感じ出したようだ。

 ただ、候補者のひとり、宇都宮健児氏が言っているように、都知事は郵政選挙のようにワン・イシューではなく、懸案課題が沢山ある筈である。17日出馬宣言をした後に具体的な政策課題をどう打ち出すのか、注目して見てみたい。対抗馬の舛添要一氏は今日正式に出馬宣言をした。

 さて、拙著の近刊について、近藤誠一・前文化庁長官からいただいた推薦文の中の「ラガー」を「ラガーマン」に変更する件については、近藤氏から昨晩連絡があり了解してもらった。

 同じく文章の推敲の件では、森喜朗元首相と内容について一応話し合いがついていたが、今日森氏本人から直接電話をいただいた。森氏は今日細川氏の都知事選立候補について、オリンピックを人質にするようで卑怯だと五輪組織委員会会長就任の要請を受けた後の記者会見でえらい剣幕で怒っていた。

 森氏が指摘された拙稿の修正箇所について森氏と改めて修正事項の確認を行った。一応ノン・フィクションとは言え、小説なので、森氏が言うように余計なものを書かないという考えには納得できない。しかし、何となく森氏の気持ちが分らないことはないので、素直に森氏の言い分通り修正することにした。写真も今日当方の望むものを送ってほしいと催促したら直ぐ送るということだったので、良かったと思っている。

 後はできるだけ早めに出版社を決めなければいけないと思っている。

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2436.2014年1月13日(月) 拙著へのご推薦文をいただく。

 今日は成人の日である。われわれが成人の頃は、1月15日と日時は決まっていたが、それもいまでは毎年1月の第2月曜日となった。私自身は浪人中だったために、のんびり成人式に出席する心の余裕はなかった。今年の新成人は121万人で過去最少だそうだ。近年少子高齢化の流れもあり、このままこの傾向は続いていくのだろうか。

 亡父の13回忌に奈良から来てくれた長男と子ども2人が今朝元気に帰って行った。賑やかで楽しかったが、心身の疲れと望外の出費には改めて疲れを感じる。これも世の習いと言うべきであろう。

 さて、今春上梓を予定しているノン・フィクション「南の島の日系人大酋長の波瀾万丈」に関して、昨年末に推薦文をお願いした前文化庁長官の近藤誠一氏から素晴らしい文章を送っていただいた。よく読んで下さり、母校のことにも触れた推薦の言葉で、有難く思っている。こうなるとぜひ販売面でも数字を上げないといけないと覚悟を新たにしている。近藤氏の言葉の中に「ラガーマン」のことを「ラガー」としているので、修正しても良いかと尋ねているところである。処女出版の際にも推薦文を書いて下さった小中陽太郎氏が同じように「ラガー」と書かれたので、理由をお話して修正をご了解いただいた。どうも一般には、スポーツ名の語尾に「er」を付してそのスポーツをプレイする選手のように誤解されがちであるが、ラグビーについては「ラガー」はラグビーの俗称で、正式には「ラガーマン」と呼んでいる。修正に異議はないものと思っている。

 さて、そのノン・フィクションの大酋長の脇役として森喜朗元首相が登場するのだが、その森氏が2020年東京オリンピック大会組織委員会会長に推薦され、森氏もこれを受諾の意向との報道がなされ、近日正式決定されるということである。

 会長は大会運営のための資金集めも大きな仕事で、そのため当初は財界の実力者が有力視されていたが、肝心の候補者から断られた挙句に国際的な顔の広さを買われて森氏にお鉢が回ってきたようだ。森氏もやる気満々であるが、現在76歳であり気になるのは6年後のオリンピックまで健康状態を保つことができるだろうかという心配である。いずれにせよ会長になられる以上精一杯頑張っていただきたいと思っている。

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2435.2014年1月12日(日) 亡父の13回忌法要

 亡父の13回忌を都内中野区の菩提寺である真言宗豊山派の宝仙寺で執り行った。父の子ども5人、つまりわれわれ兄弟妹とその子、つまり孫と曾孫、併せて29人が出席した。もう満12年が経つのかと些か感慨無量である。

 父は婿入り養子として近藤家へ入ってきた。母には18年も前に旅立たれたので、長い独り住まい生活を送ることになり、その点では寂しい晩年を送ることになった。息子たちが健康で何とか幸せな家庭を持てたことが、せめてもの安心材料だったのではないだろうか。

 学生時代にアメリカの大学へ留学したいと度々ねだったところ、思い切ってブラジルへでも行って一旗挙げてみろと言われたものだ。明治乳業の宣伝部長から役員にまでなったので、就職はある程度顔が利くからどこへ入りたいのかと問われたが、結局父の世話にはならずに自分で決めたことを生意気な野郎だが、マァ放っておいても大丈夫だろうと母親に言っていたそうだから、あまり行く末は心配していなかったようだ。

 口喧嘩もしたが、好きなことをやらせてくれ、大学入学に2年間も浪人生活まで送らせてもらったことは心から感謝している。

 幸い兄弟たちも子孫を含めてほとんどが都合をつけて出席してくれた。こういう時でないと中々会うことは少なくなったが、懐かしい思い出がいっぱいあることは幸せな証拠なのだろう。

 この次の法事は、父より先に亡くなった母の33回忌で再来年である。それまで兄弟揃って元気でいたいものである。

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2434.2014年1月11日(土) 東京と沖縄に差し迫った問題

 いま国内を騒がせている差し迫った政治問題が2つある。ひとつは、来月の東京都知事選である。その中で何が熱くさせているかと言えば、一昨日の本欄にも取り上げた細川護熙元首相の立候補問題である。まだ正式に立候補を表明できないのは、同じ脱原発を主張する小泉純一郎元首相の支援を得られるかどうかがはっきりしないからである。76歳になるが、本人も満更ではないようだ。細川氏が立候補を表明すれば、民主党が推薦を決めているようだ。各党と同時に都民としても、早く決めてもらいたいところだ。

 一方で議会与党の自民党は推薦すべき候補者が思うように見つからない。昨日自民党都連が新党改革の前代表・舛添要一氏を推薦することにしたが、これも自民党本部としては推薦できない。それは3年前に自民党を離党し新党を立ち上げて自民党を除名処分されたしこりが残っているからである。まだまだ、宇都宮健児氏推薦を決めた共産党と社民党を除けば、当分各党ともに候補者選びに右往左往することになりそうだ。

 もうひとつの政治問題は、言わずと知れた沖縄の普天間米軍基地の辺野古への移設問題である。昨年末に仲井真弘多知事が、移設問題に終止符を打つかのように辺野古の埋め立てを承認すると表明して俄かに沖縄は熱くなった。

 ついに昨日沖縄県議会は知事の公約違反として辞職を求める決議案を賛成多数で可決してしまった。明日には辺野古のある名護市長選が告示される。名護市長選も賛成派と反対派が入り乱れて醜い選挙戦が行われるだろう。しかし、こればかりはいくら一方が勝とうとも所詮基地問題は国が決めるべき事案である。政府は名護市長選の結果に関わらず、住民の意向を無視して基地問題を推し進めるだろう。そうなると辺野古埋め立てを承認した仲井真知事が失職した場合、仮に賛成、反対どちらの派が勝とうと、選挙民の意思に関係なくこれも政府が強引に埋め立て、基地移設を決めるか、現状のまま基地は維持されるかのどちらかになるだろう。

 2つの話題都市、首都東京の知事選、或いは基地の県・沖縄知事選がらみの基地移設問題がまだまだ話題を引き摺っていくことになるだろう。

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2433.2014年1月10日(金) 日本はアメリカにとってかつての満州国か?

 勤務先の元同僚だった隅野成一さんと八木卯さんと昨夏以来の会食を楽しんだ。同じ時期にともに営業の役員をやっていたので、気持ちはすぐ通じる。元の会社の営業成績と将来展望も気にかかるところだが、現在はお互いに好きなことに没頭して第2の人生を謳歌している。

 隅野さんはリューマチで山に行けないとこぼしていたが、確かに詳しく聞いてみると大分ご苦労されているようだ。時間さえあれば山に篭っていた隅野さんが、山に行けないことを随分残念がっていた。隅野さんの気持ちは痛いようによく分る。八木さんは、昔から趣味として楽しんでいたフラメンコ・ギターを同好者と時々ご披露しているようだ。髪の毛の薄い2人の仲間とともに「トリオ・ロス・ピカドール」を結成して演奏しているという話には笑い、かつ感心した。私はそんな派手なことはできず、ただ気の向くままに思いついたことを文章にしているだけだが、それでもそれなりに結構自己満足している。身近で亡くなった人のことも話題になった。特に大分お世話になった五十嵐くんが11月に京都の旅館で亡くなった話は辛いものだ。われわれはまあ何とか大きな病気も障害もなく、好きなことをやっていられるのは幸せと言うべきであろう。

 再会を期して別れた。

 今朝の朝日新聞「オピニオン」で京都大学人文科学研究所長・山室信一教授が、いまの安倍政権が志向する理想は、操られてかつての満州国に似てきたと述べている。日本が満州化しているというが、ではそれはどこの国の傀儡かというとアメリカだそうだ。つまり、安倍首相のいう「自立国家」というのが、現実には特定秘密保護法案やTPPなどでアメリカの傀儡国家という性格が強くなったと主張されている。かつての満州国が理想国家の建設を掲げながら、日本の傀儡国家への道を歩んだことに似てきたという。なるほどこういう見方もあるのかと思っている。山室教授は、安倍首相の政治家としての理想、目標には1960年に安保条約を強行改定した祖父の岸信介元首相があると指摘しているが、この点では私もそう思っている。祖父の長所、短所を併せ持っている。どうも危険な匂いがしてならない。

 さて、今年の冬の寒さは近年見られないほど世界的に異常に厳しく、アメリカではあまりの寒さに道路が凍結して交通事故が多発し、20名を超える死者が出ている。日本でも連日のように今冬最も寒い日が続いて日本各地で大雪になっている。明後日は亡父の13回忌であるが、生後7ヶ月の孫もいるから寒さがちょっと心配である。

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2432.2014年1月9日(木) 都知事選立候補者はどんな顔ぶれになるだろうか。

 来月9日に東京都知事選が行われるが、中々立候補者が出揃わない。すでに、公式に立候補を表明したのは、弁護士の宇都宮健児氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、6回目挑戦の発明王のドクター中松氏、元厚労相の舛添要一氏に加えて、ここへ来て意外な人が予想されているようだ。その人物とは、元首相の細川護熙氏である。本人はいまや政界とは無縁で陶芸家生活を送っており、果たして腰を上げるかどうか不透明であるが、メディアによれば原発再稼動反対の立場から同じ立場の小泉純一郎・元首相の支持さえ受ければ立候補も考えられるという捉え方のようだ。

 有能な人材に事欠く構図がミエミエである。何ゆえ今更隠遁生活を送っている元首相を担ぎ出さねばならないのだろうか。細川氏はまもなく76歳になるので、仮に当選しても一期終えると80歳の高齢となる。更に2期目を目指すと2020年東京オリンピック開催時には82歳となる。都知事の激職を全うできるかどうかが気にかかる。佳代子夫人は高校同級生の上田隆くんの妹である。私だって勿論政治家なんてやったことはないが、一度冷やかしで政界浄化のために政治家になってはと勧められたことはある。とても体力的に無理だと思い、もう10歳若ければやっても良かったとはぐらかした。

 これから自民党がどういう候補者を立てるのか、まだはっきりしない。当初は噂に挙がっていた東国原英夫氏もどう出るのか、まったく先が見えない状態である。当分あれこれ話題になるだろう。

 さて、昨年1年間に日本を訪れた外国人の数が、1125万人で過去最高だと法務省が発表した。円安傾向を受けてアジアからの入国者が増えたそうだが、私が旅行会社に勤めていた当時に比べて大きな変化である。特に前年に比べて増加したのは、韓国、タイ、台湾、香港、インドネシア等が顕著である。一方で近隣諸国の中でやはり尖閣諸島問題が影響して中国が減少傾向を示している。

 それにしても我々がインバウンド客の開発を考えていたころは、精々300~500万人が目標だった。日本の魅力を海外へアピールしたというより、アジア諸国の経済レベルが向上してきたことが大きいのではないかと思う。

 今日の朝日夕刊に五輪組織委員会会長に森喜朗氏をあてることで最終調整に入っていると報じられた。一度そういう話があったが、当時の猪瀬知事が拒絶反応を示して立ち消えとなった。それが、猪瀬氏が消えた途端に再デビューである。森氏はやる気満々でスポーツに関心を持っておられるので、適任ではあると思うが、森氏も細川氏と同じ年である。両雄とも健康面は大丈夫だろうか。

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2431.2014年1月8日(水) 森喜朗元首相から申し入れ

 昨晩遅くなってから森喜朗事務所に昨日のノン・フィクションの校正原稿について私の考えをメール送信したところ、今朝長谷川秘書から連絡があった。

 元総理大臣を相手にあまり争いを大きくしたくないとの気持ちもあり、森喜朗氏の意向を受け入れようと考えていると話したことにより、秘書からは好意的に写真の貸し出しについても配慮していただけるような話になった。結局森氏から申し入れられた無人島贈呈のミステリアスな話をカットすることにした。できれば、3枚ほど写真を拝借したいと申し上げた。1枚は森氏の父親、2枚目はラグビー・ジャージー姿の森氏、3枚目はミクロネシア滞在中の森氏、以上の3枚の写真をできれば拝借してノン・フィクションに使いたいと思っている。

 午後になって再び秘書から電話があり、私の意向を森氏へ伝えたところ無人島のコラムについて一度話し合いをしたいと森氏が言って下さったので、近々アポを取ってもらえることになった。昨年6月にアポのドタキャンがあったが、その二の舞はしてほしくない。森氏には大分真剣にこのノン・フィクションを捉えて下さっていることが分った。引き続き、推敲を続けている。

 さて、今夕のNHK「クローズアップ現代」で、国谷裕子キャスターがパキスタンの少女マララ・ユスフザイさん(16)にインタビューしていた。1年余前母国で女性に男性と同一の教育機会を与えることを訴えていて、イスラム教過激派に銃弾を撃たれ重傷を負った若い学生である。3日間も人事不省の後に死の淵から奇跡的に生還した生命力の強い高校生である。

 国谷さんとの会話から知ったことは、16歳の高校生にしてはあまりにも落ち着いていて信念が固く、しっかりしていることである。先日国連議場で各国代表を前に落ち着いて分りやすくはきはきと持論を話す姿勢には16歳には見えない風格すら感じさせた。国谷さんの質問に対してもまったく動じることなく、多少意地の悪い質問にも淀みなく堂々と応える態度には驚かされた。昨年のノーベル平和賞でも最年少受賞者になるのではないかと期待されただけのことはある。父親が教育者だという家庭環境だけではなく、自ら前向きに総合的に現実社会のありようを学ぼうとしている姿には、舌を巻いた。どうしたら若くして、というより幼くしてこういう成長を遂げることができるのだろうか。正論を論理的に話すシャープさには、ただ恐れ入るばかりである。

 将来政治家になりたい理由は、医者では一部の人しか救えないし、教育家では教育を受ける者にしか影響を与えられないが、政治家ならすべての人を救うことができるからだと即座に応える頭の良さには感服した。

 若くともこういう有能な人物がいるということに力強さを感じたが、日本人でないのがやや残念な気がする。しかし、まあこういう若く立派な女性が世の中にはいるということを知って心強く感じた。

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2430.2014年1月7日(火) ノン・フィクションに降りかかった難問

 懸念していたことが現実となった。いま執筆して関係者に原稿をチェックしてもらっているノン・フィクション作品中の1章「森喜朗に贈られた無人島の怪」を当該の森元首相が削除してほしいと言ってこられた。昨日秘書から電話があり、その校正文が今日送られてきた。さぁ、困った。全体的にこの章も興味深く盛り上がる1章であり、元首相の言い分は分らないこともないが、この内容をカットすると作品としての魅力を減じることにもなるので、できれば撤回してもらいたいと思っている。

 ある程度こう言ってこられることを予測はしていた。元首相が気に入らないのは、次の理由による。

 主人公の大酋長が自分の故郷へ向かう船上で旧トラック島を訪れた森元首相に目の前の無人島を贈呈すると申し出て、元首相も感激したとこれを受け入れ、すっかりその無人島が森家のものになったと元首相は私にも嬉しそうに話したのが、2年半前のことである。ところが、昨年6月旧トラック島を訪れ、大酋長の娘ナンシーさんと関係者にその島の存在について尋ねてみたが、その島の存在について地元ではナンシーさんを始め誰も知らず、本当のところはどうなのかと疑問を投げた。すでに大酋長が黄泉の国へ旅立った現在真相の確認は難しいと疑問視したのが、ノン・フィクションのあらましである。

 故人にコケにされたようになったことが明らかにされ、元首相にとって不本意でありプライドが許さないことは理解できるが、私としては事実に基づいて書いたので、そう簡単に引き下がるわけにはいかない。

 ただ、一方で当人が気に入らないと言っていることを強引に突っ走る気はないし、総理大臣、また代議士を辞められても依然として実力者として安倍首相も頼りにされているくらいのパワーを持っておられる方なので、一応敬意を表して当方の主張を申し上げ再考していただくことを期待しつつ、万一にも納得されないようだったら、該当箇所の削除も止むを得ないかも知れないと考えている。

 やはり一番心配していたことが当ってしまった。取り敢えず明日森喜朗事務所の長谷川秘書に電話してみようと思うが、些か憂鬱である。

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2429.2014年1月6日(月) 引っ越して来たモロッコ人の隣人

 わが家の前の道路を挟んで斜向かいの空き地に4軒の戸建て住宅が建ち、もう1軒が近日棟上げをやるようだ。そしてわが家の真ん前の空き地が5分割されて売りに出された。土地所有者が税金対策上手放したのか、最近まで財務省の国有財産になっていた。これらが完売されると新しい住人がどっと増える。

 今朝ゴミ出しの際新しい住人とばったり出会い、挨拶したところカサブランカ出身のモロッコ人で日本語ペラペラなのにびっくりした。とても感じの好い男性で、旅行好き、話し好きで近い内に酒ならぬコーヒーを一杯やりましょうということになった。午後になって約束した拙著を届けに行って奥さんと話し合ったところ、この日本人の奥方もまた旅行が好きでバックパッカーとして世界中を歩いていたというから分らないものである。つい最近もエクアドルをハネームーン中の新婚カップルが夫はタクシー強盗に遭って殺害され、妻が怪我をしたニュースが話題になったばかりである。このカップルはガラパゴス島を見学することが目的だったようだ。一方モロッコ人の奥さんはペルーで荷物を旅券、カードを含めて全部奪われ、旅券の再発給のために1ヶ月を費やしたというから中々ご立派な体験をお持ちである。ご夫婦とも旅行好きなようなので、隣組としてこれからのお付き合いが楽しみである。

 さて、今日が新年の仕事始めである。昨年は56.7%という1年間の値上げ率が41年ぶりという高値相場に終わったが、今日の大発会では一転して日経平均は15,908円で382円安の大幅な値下げとなり、最初からアベノミックスに水を差す結果となった。大発会での値下がりは6年ぶりだそうだ。4月には消費税の値上げを控えていながら、安倍首相は得意げに好景気を謳っているが、2014年が果たしてその通りうまく行くだろうか。

 2月には猪瀬知事辞職を受けた後釜選びで都知事選が行われる。あまりにも突然の猪瀬氏辞任に各政党は後釜選びに難渋しているようだ。立候補者には一年前の都知事選で猪瀬氏に次ぐ次点だった弁護士・宇都宮健児氏と田母神俊雄・元航空幕僚長が取り沙汰されている。各党ともこれぞと思う候補者が見当たらないようで、既成政党はまだ人選に時間がかかりそうだ。

 予想外の知事選挙で随分無駄な時間と費用が使われることになる。もったいないなぁという気がしてならない。

2014年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com