1321.2010年12月25日(土) 旧皇族の私生活を知った「朝香宮グランドツアー」

 白金に住んでおられる鈴木武朗さんのお誘いで、夫婦揃って鈴木さんのお仲間の催し「東京都庭園美術館見学とクリスマス・ワインパーティ」に参加させてもらった。鈴木さんはこの世知辛い世の中で、季節の折々に友人のためにいろいろな企画を考えて実行してくれる大変面倒見の良い人である。今年は皇居内のお花見、夏の神田川巡り、そして今日の催しに招んでもらった。

 庭園美術館は目黒通りに面しているので、場所はよく承知していたが、実際に内部へ入って見学するのは初めてだ。庭園が売り物であることは当然として、ここには元朝香宮邸があり、その由緒ある建物は戦後長らく白金迎賓館として使用されていた。ちょうど「朝香宮のグランドツアー」と称して建物内部が公開されていた。都内の一等地に敷地面積が約1万坪というから、昔の華族はみんな贅沢三昧に生活していたのだろう。建物内部はアンリ・ラパンによってアール・デコ調にデザインされ、置物もルネ・ラリックのガラス製品がふんだんに展示されていた。

 戦後になって天皇家を始めとする皇族以外の華族は、世間から忘れ去られていったので、戦後の皇族方の実生活を知る機会は極めて少ない。実際朝香宮家と言われても咄嗟にイメージが思い浮かんでこない。

 資料によると主の朝香宮鳩彦殿下は香淳皇后と叔父・姪の間柄に当り、朝香宮允子妃は明治天皇の第8皇女だという。朝香宮がフランス留学中に、同じく在仏中の北白川成久殿下が運転する車に同乗して事故に遭い、成久殿下とプロのフランス人ドライバーは亡くなられ、朝香宮は重傷を負われた。今なら大変なスキャンダルだと思うが、この事故に際して朝香宮允子妃が日本に子どもを残してフランスへ看病に出かけ、長らく夫妻がフランスに滞在していたという。夫婦愛を象徴するような麗しい話と考えられがちだが、国民から召し上げた税金で自由奔放な生活を送っていたことは国民には知らされず、国民は重税に我慢を強いられていた。私自身宮家にこんな歴史や秘め事があるとは知る由もなかった。今日同じようなスキャンダルを起こしたら、とても世論を押さえきれないのではないか。それにしても皇室にとっては、良き時代だったと言うべきだろうか。

 見学を終えてから鈴木さんの手配により、プラチナ通りにある「ラ・ボエム」で寒い戸外の食事会となった。お花見の時に紹介してもらった、映画監督・木下恵介組の助監督を務めていた、鈴木さんの麻布高の同窓生・横堀幸司さんの座持ちの巧いトークが面白かった。クリスマスに相応しい愉快な一日だった。鈴木さん、お世話になりました。お疲れさまでした。

2010年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1320.2010年12月24日(金) 年賀状を書き終える。

 今朝の NHK「あさいち」に映画俳優の館ひろしがゲストとして出演した。館は愛知県立千種高校時代にラグビー部主将として、またチームの司令塔・スタンドオフとしてプレーした。昨年だったか、文武両道校として知られる関東・東海地区の公立高校による、7人制選抜ラグビー大会が横須賀の自衛隊体育学校で開催された。母校湘南高の後輩たちも推薦されて出場し、館の母校・千種高と戦った。その時館が母校の応援に来たということを後になってあるOBから聞いた。その館のラグビー部時代の2人のチームメートが、今朝のフィルムの中で高校時代の館の想い出話をしていた。そこで語っていたのが、何と「近藤節男」さんと「吉田茂」さんと仰る2人のチームメートだった。「近藤節男」さんのポジションは分らなかったが、私とは「夫」と「男」の1文字違いの「近藤さん」と「ワンマン元総理」の偶然の出現に、笑いながらしばらく見るではなく、聞くでもなくテレビの前に座っていた。ラグビーの話になるとつい関心がそちらへ向かう。

 さて、今日の臨時閣議で来年度の一般会計予算が承認された。総額92兆4千億円で過去最大である。私が大学に入学した昭和34年の一般会計予算が1兆4千億円で、経済原論の安川正彬・専任講師(後経済学部教授)から経済学部の学生なら国家の予算ぐらい覚えておけと言われた数字だ。来年度の予算は、それより実に91兆円も上回っている。半世紀以上も昔の価値と物価も考えずにその差額を比較しても詮無いことであるが、あまりのギャップにため息しか出てこない。

 国債の出入りを除いた基礎的財政収支は、22兆7千億円の赤字で、これは13年連続である。これら累積された財政赤字額が将来にツケとなって、次世代へ引き継がれる。もう少し真剣に将来の財政について議論し、少しでも減額し、将来的には国債発行をなくす方向へ経済政策の舵取りを行わなければいけない。どうなることやら、1国民としては手の施しようがない。やはり口先ばかりの政治家の嘘の上塗りに誤魔化されないよう充分監視することが必要である。

 ここ数日続けていた年賀状の宛名書きが今日漸く1区切りついた。全体で今のところ約570枚で、枚数としては毎年あまり変わらない。追加があるだろうから、今年も昨年と同じく凡そ600枚というところだろうか。

 毎年年賀状の文面はパソコンで作成するが、社会人になるまでは毎年版画を彫っていた。これは幕張小学校時代の恩師・湯浅和先生の影響である。先生から毎年いただく年賀状も素晴らしい版画だった。宛名はすべて万年筆で手書きを心がけている。書き間違いもあるが、今も手書きに拘っている。年賀状を差し上げる相手の宛名を機械的にプリントするというのはどうも引っかかる。じっと住所録を見ながら、しばし宛名の人物に想いを馳せ、場合によっては添え書きするのが私のスタイルである。先日は外国にいる友人にクリスマス・カードを郵送したが、これも結構手間がかかった。でもニューヨーク、ブラジル、ビルマ、イタリア、ベルギー、ドイツ、スイス、セビリアの友人たちからの便りも楽しみにしている。今年もクリスマス・カードと年賀状を書き終え、漸くノルマを果たせたような気持になって、とりあえずほっとしている。

2010年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1319.2010年12月23日(木) 河野雅治・駐ロシア大使更迭される。

 今日は天皇誕生日で祭日に当たり、昔風に言えば天長節で旗日ということになる。60年以上も続いた昭和天皇の天皇誕生日から、漸く最近になって今上天皇の誕生日が時期的にも馴染めるようになってきた。今上天皇と美智子皇后には優しい印象があるので、不幸にして戦争のイメージを払拭出来なかった昭和天皇に比べれば、国民からの敬愛の念は強いのではないかと思う。

 韓国のヨンピョン島へ北朝鮮が砲撃を加えて、今日でちょうど1ヶ月になる。韓国軍は3日前の海上軍事訓練に続いて、今日は空陸一体となって北朝鮮国境近くで砲撃訓練を行った。北は事前にやればやり返すような強硬なコメントを述べていたが、今のところ静かである。このまま平穏であって欲しいものである。

 さて、昨日のニュースによると駐ロシア大使の河野雅治氏が更迭されることになった。メドベージェフ大統領の11月の国後島訪問の情報を事前に入手出来なかった、重要情報収集力欠如の責任を問われた模様である。この裁断が下される前に、実は今月初発行の月刊「選択」12月号に河野氏の大使としての外交能力を疑問視する記事が掲載されている。確かに自分が勤務する国の最高権力者の行動が直前まで分らないのでは、出先の外交責任者として外交情報の入手はどうなっているのか政府首脳が訝しがるのも当然である。

 かつて鈴木宗男前代議士の「ムネオハウス」が、疑惑の俎上に上がった際、モスクワの日本大使館勤務の佐藤優外交官のロシアにおける並外れた行動ぶりが、外務省のような保守的な空気の中では必ずしも好意的に評価されず、外務省職員として職務停止の状態に留められ、今も裁判中で休職扱いである。その後佐藤氏の著書を何冊か読んでみて、その規格外れの行動力に目を見張った。佐藤氏の講演を聞いたり、直接話を伺ったこともある。

 佐藤氏は浦和高から同志社大学神学部を出られた。在学中に湘南・浦和高定期戦で、湘南高を訪れたこともあると言っておられた。佐藤氏の話を聞いてロシアのような魔界的な国では、危険を冒してでも政界内部へ食い込み人間関係を築いて、コンフィデンシャルな情報を入手する必要があることを痛感した。そこまで蛮勇を奮える外交官の数が少なくなったようだ。得意のロシア語を駆使してロシア政界内部へ切り込んでいく豪胆さを持ち合わせていた佐藤氏は、ノンキャリアである。スパイ視される危険を承知のうえで、相手の懐へ飛び込まなければ重要情報の入手は容易ではない。これがエリートには中々出来ないのではないか。これは佐藤氏の話と著書から感じたことである。その点で現大使の河野流のパーティ外交では限界があったというべきであろう。

 後任には、現チェコ大使の原田親仁氏が就任すると見られているが、「選択」では原田大使は既定路線と見ていて次のように手厳しく論評している。ロシアスクール出の原田氏はドン的な人材ではなく、保身を考えるような人物と同列にあると辛口の評価である。外務省にはしたたかなロシア・クレムリンと正面から交渉出来る外交官はいないとクレムリンにも見抜かれているようだ。

 身の危険を冒してまでも情報収集に当たるべきかどうかについては、議論の分かれるところだが、こういう特殊な国を相手にする場合は、相当語学に秀でた外交官に長期間勤務を継続させて人間関係を構築することが大切ではないかと思う。

 いずれにせよ、政治家がダメなら、外交官もダメ。これでは今後うるさ型で百戦錬磨の各国の首脳陣を相手にどうやって外交問題を解決していこうというのだろうか。どうも心許ない。

2010年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1318.2010年12月22日(水) がんじがらめの「日本」という国

 年末の年中行事だが、来年度国家予算の決定に際して水面下で関係当局が虚々実々の駆け引きを行っているようだ。外交や政治を始め政局の動きも絡んで、中々前へ進まない点を心配していたが、役所は話をとっとと進めているらしい。

 その中で2点ほど気になったことがある。ひとつは、民主党政府がマニフェストで約束したバラマキ政策が、未だに歳入のメドも立たない財源難のため実現の可能性が危ぶまれていることである。

 来年度の一般会計の歳出は、今年度と同じ92兆円台と見られている。これを税収41兆円と国債発行44兆円を併せても、なお約7兆円が不足する計算である。この不足分を独法や特別会計の剰余金で賄う腹のようだ。ところが驚いたことに「出るわ、出るわ」、JN協会の松尾道彦理事長が総裁を務めていた鉄道建設・運輸施設整備支援機構から利益剰余金1.2兆円を始め、財政投融資特別会計から1兆円、外為資金特別会計から3兆円の剰余金を税外収入として計上するという。国はあっちからも、こっちからもいざとなれば、いくらでも剰余金をかき集められるシステムになっているようだ。「国家の制服」にはない筈の袖がいくつも付いているのだ。どうしてこれだけの大金が不透明なまま埋蔵金として眠っていて、国民の前に公表されないのだろうか。言ってみれば「隠し資産」のようなものではないか。かつて学生時代に法政大学へ出かけて大内兵衛教授の講義を受講したことがあるが、その時大内教授は財政投融資を表に出せない「めかけ」のような存在と手厳しく糾弾していたが、なるほどと思う。

 もうひとつ注目したのは、「日本復活特別枠」というおひねりを作り出したことである。これは来年度予算編成で成長戦略やマニフェスト関連施策を実現するために特別に設けた予算の枠だという。まったく国の手にかかったら何でもありなのだ。しかも当初想定を上回る2.1兆円にも達するという。

 そのどちらも国民のほとんどがその決定の経緯と中身を知らないと思う。在日米軍の駐留経費の日本側負担額などもこの中に含まれるらしい。どうも国民の知らないところで、物事が決定されていく。民主党政権になって戦時中の翼賛体制傾向が強まっているようだ。危険!危険!

 財政悪化と経済成長の弱さが影響して日本の格付けも下がる一方である。大手格付け会社、アメリカのS&P社の格付けによると日本は信用度の低下したスペインと同格の「AA(弱含み)」に置かれている。更に同社は日本の社会保障費が高齢化に伴って増え続けた場合、国債の格付けを現在のダブルAから更に引き下げる可能性を匂わせている。日本の出来の悪い政治家たちの行う政治ごっこが、外から危ないと見られているのだ。どうしてこういう政治家をわれわれは選んでしまったのだろうか。「田園の憂鬱」ならぬ「日本の憂鬱」である。

2010年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1317.2010年12月21日(火) ホームページを一部修正

 ホームページのトップページを模様替えしてみた。HP開設以来3年半余が過ぎたが、写真の追加はやってみたもののほとんど手を入れていなかったと言ってもいい。昨日パソコン教室へ行ったのを機会に写真をすべて入れ替えてみた。今まではチベットのポタラ宮殿、シベリア鉄道ウラジオストック駅、モン・サン・ミッシェルをバックにした3枚の写真を載せていたが、今度は趣向を変えて、新聞記事(3年前の小田実さんの追悼デモ)、南アフリカの金鉱山、アマゾン、南アルプル北沢峠をトップページに掲げた。他にも若干変更したり、図解を取り替えたりもした。どんな反響があるか楽しみだ。今後はできるだけ機会を捉えて、写真1枚でも良いから半年に1度ぐらいは手を加えてみたいと考えている。

 昨日の韓国軍の軍事訓練に対して北朝鮮の反撃がなく、国連安保理事会緊急会議は、本国照会の重要コレポンに対する返事が中国だけから来なかったこともあり、アメリカとその他の国々の中国に対する不満が爆発して開かれなかった。アメリカのライス国連代表が名指しこそしなかったが、中国の対応に相当な怒りを露にした。緊急会議がまったく機能しなくなったからである。北朝鮮が反撃しなかったから朝鮮半島は大事に至らなかったが、もし仮に北が攻撃し、これに韓国が応戦していたら国連はまったく機能不全のままで戦火は拡大しただろう。もっとも北も動こうにも動けない実情があったようだ。韓国の訓練に各国から観戦員が監視しているので、第3国が見守る中では北としても攻撃しにくいということもある。いずれにせよ、油断は出来ない。

 わが国内でも政治は相変わらず機能していない。昨日の菅・小沢会談が不調に終ったのを受けて、菅首相は政治倫理審査会の出席を諦め、次の手段として小沢元代表の国会招致を実現させようと動きだした。漸く腹を決めたのではないか。しかし、この問題を収拾するためにまた余分な時間を消費しなければならない。政治、経済、外交、沖縄基地、年金、予算編成等々、数多くの問題を抱えていながらこのザマである。政治というより国そのものが一向に前へ進まない。こんなことで良いのか。

2010年12月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1316.2010年12月20日(月) 国内外に混乱と騒乱

 ついに今日午後韓国軍はヨンピョン島周辺海上で軍事訓練を開始した。北朝鮮の不気味な反応を不安視していた国連安全保障理事会は緊急会議を招集していたが、中国とロシアの独善的要求により北朝鮮への制裁決議がもたついている間に、韓国は決然と自国の正当性を行動に移した。この行動自体は朝鮮半島を緊張させ、戦火を誘発する可能性もあり、その是非の判断は難しい。訓練を行えば、報復も辞さないと通告していた北朝鮮は、今のところ反撃の気配はない。

 しかし、この緊張状態がいつ発火するのか分らない。

 国内では、このところ小沢一郎・民主党元代表に対して、政治倫理審査会に出席して献金疑惑について説明責任を果たすべきだとの声が強くなり、今日菅首相が小沢氏に直接会い説得した。だが、首相は小沢氏を納得させることは出来なかった。菅首相の顔も丸つぶれで、今後民主党としては小沢氏をこの政倫審の場へどうやって引き込めるかということが大きな課題と責任になった。同時に民主党内に反小沢派と親小沢派の対立が一層露骨になってきた。

 一方、地方都市では、河村たかし・名古屋市長が辞表を提出し受理された。これで来年2月に愛知県知事選と同日選挙を行うことになった。この市長辞職というパフォーマンスがどうも理解しにくい。市議会が迷走の後に、リコールが成立して解散することになった。不可解なのは、河村市長が一旦リコールを不成立と判定された段階で辞職の意向を示し、それが一転してリコール成立となったにも拘わらず、辞職を決断したことである。市長の言う理屈は分らないでもないが、このおまけの市長選挙にかかる経費はバカにならない。優に2億円を超えるという。市長は理屈をこねまわしながら個人的な主張をしているが、市民と市財政のことをまったく考慮に入れていないのではないか。一見民主政治を装っているが、こういう個性むき出しのわがままとも思える風潮が蔓延るのは、民主政治を堕落させる一歩である。鹿児島県阿久根市長のリコール問題にしてもそうだ。ひとりよがりの行動には呆れ果てるばかりである。

 さて、11月25日号「週刊新潮」に菱山郁朗・駒沢大講師の論文が大きな話題を提供していたが、今朝の朝日新聞に半面広告で2頁に亘って「週刊ポスト」に同様の内容が取り上げられた。早速買って読んでみた。ジャーナリストの上杉隆氏が菱山氏にインタビューするスタイルだが、内容的には「週刊新潮」にほぼ書き尽くされている。それにしても菱山氏は絶大な権力を行使している元上司に当たる読売グループ会長の渡辺恒雄氏や日本テレビ会長の氏家斉一郎氏に対して堂々と真っ向勝負を挑んでいる。日テレ関係者にそっと聞いたところによると、菱山氏の意欲的な論文は日テレ内では拍手喝采だそうだ。文面から推測するなら、両氏より菱山氏の言い分に遥かに理があるように思えるが、元部下から批判されて貝となって口を閉じた両氏が応えようとしないのでは、勝負にならない。取り合おうとしない両氏には、それが計算済みの作戦なのかも知れない。

 今日夕方になって久しぶりにパソコン教室受講に出かけた。4月までほぼ週1回ペースで4年間通い続けて個人教授を受けていたが、しばらく休講している間に来年1月に教室が閉鎖されるという連絡をもらった。普段はそれほどPC操作に不自由しないが、時折不明な箇所が出てくると電話で尋ねて解決していた。だが、分かりにくい大きな疑問はやはりじっくり聞かないとダメなので、今日ホームページ修正の件で教室を訪れた。

 波田野講師に教室閉鎖の事情を聞いてみると、いくつか理由があるようだった。経営上の問題ということと、年齢的にきついということも大きな理由かなと思う。残念だがやむを得まい。ただ、今後も電話で尋ねたり、時には会って教えを請うことも出来るようなのでホッとしている。

2010年12月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1315.2010年12月19日(日) 日中関係世論調査の結果

 朝鮮半島情勢が大分緊迫してきた。今日から3日間の間に韓国軍がヨンピョン島周辺で軍事訓練を行うと報道されていたからだ。北朝鮮は韓国が訓練を行ったら何らかの反撃を行い、その責任はすべて韓国が負うべきであると強硬な声明を発表した。幸い今日は訓練が行われなかった。周辺には米軍もいて北にプレッシャーを与えている。これまで北朝鮮の過激な行動に対して、国際社会から北への影響力の強い中国が北に説得することを要請されながら、その説得役を行使せず、今回の緊張事態に対しても中国は両軍に対して自重するよう注意を喚起して、恰も中立的立場で主導権を発揮しようとしている。身から出たサビとは言え、中国も昨日自国漁船と韓国警備艇の衝突という新たな問題を抱えて、内心対応に大童の筈である。

 昨日の漁船衝突問題で韓国は悪質な中国漁船の操業に対して厳重な取り締まりを行うと発表した。どうも朝鮮半島周辺が急速にざわめいてきた。やはりこの主役は北朝鮮であり、これをネガティブにサポートしているのが中国だろう。

 内閣府が外交に関する世論調査結果を発表した。日本人が中国について親しみを感じないと答えた割合が、実にほぼ8割に達した。或る程度予測された数字ではあるが、これほど中国に対して悪印象を抱いている人が多いとは想像以上だった。新聞でも分析していたが、9月の尖閣諸島周辺の中国漁船衝突事件以降の中国の強硬な対応に、日本人が嫌悪感を持ったことが大きい。この世論調査が始められて以来対中関係は最悪になったようだ。低下したとは言え、個人的に中国への親近感が2割程度あったのに、日中関係が良好だと考えている日本人が10%にも満たなくなったのにも驚いた。これを元通りに日本人が中国に対して良い感情を抱くようになるには相当な時間がかかると思う。これほど急速に日中関係が悪化したのは、日本人と中国人の関係が悪くなったというよりも、この間に中国共産党政権がからんでいるとみるのが妥当だと思う。この悪化した感情は、中国政府が意図的に醸成したと言っても当たらずとも遠からずだろう。

 これから明日、明後日の韓国軍の軍事訓練の実施が気にかかる。

 さて、母校湘南高校が来年創立90周年を迎える。今年はそのプレ・アニバーサリーイヤーとして、先輩の根岸英一教授がノーベル化学賞を受賞されたし、同級生の環境リスク管理学者・中西準子さんと後輩の指揮者・大野和士さんが文化功労者にも選ばれた。慶応ラグビー部では後輩が大活躍したり、ラグビー部を中心とする運動部活動が韓国のKBSテレビに取材、放映されたり、明るく嬉しいムードに包まれた。

 創立90年を記念して、同窓会(湘友会)名簿を発行する。前回同様拙著の広告掲載を要請されたので、今日1日かけてゲラを作成し出版社へ送った。これによって、販売部数が伸びるわけではなく、お付き合いの要素が強いが、拙著「新・現代海外武者修行のすすめ」と「停年オヤジの海外武者修行」を写真付きで載せ、共著「知の現場」と最近刊行された共著「そこが知りたい 観光・都市・環境」の宣伝文を、そして来年上梓したいと考えている書下ろし「士・農・工・商・エージェント」(仮題)の予告を載せることにした。

2010年12月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1314.2010年12月18日(土) 防衛大綱決定で中朝の無法を止められるか。

 一昨日政府は税制大綱を、そして昨日防衛大綱を決定した。従来の防衛大綱は、全国に自衛隊部隊を均等配備する「基礎的防衛力」に重点を置いていた。だが、最近の北朝鮮の軍事的不安定要因と、中国の軍事力の近代化や西南諸島における中国軍の動きを念頭に、重点地域にはそれなりの軍事力を配備する「動的防衛力」に力を注ぐ方針に変わることになる。これに対して「仮想敵国」と名指しされたような印象を与える中国政府は予想されたように不快感を表明した。

 ところで、昨夕の新聞には現在の大綱と新大綱の防衛力比較表が示されている。それによれば、財政が厳しい折、全般的に軍備が増強されているわけではないが、海上自衛隊の潜水艦が16隻から22隻へ増強されることと、弾道ミサイル防衛強化が海上防衛に注力することを示すエビデンスか。

 しかし、よく考えてみると軍事力などは、国家にとって機密事項であると思うが、すべて丸裸なのである。わが国はそれ以前に自衛隊が憲法違反との長沼ナイキ1審判決がある。その後国の控訴により2審で覆り、違憲ではないとされたが、未だに自衛隊の存在自体は違憲・合憲の境界線上にある。そんな事情からであろうか、防衛省は情報公開に前向きで自衛隊に関する情報は誰でも容易に入手できる。インターネットで調べれば、いとも簡単に防衛省のHPにアクセスし、相当な情報が手に入る。

 新大綱では弾道ミサイルの内、イージスシステム搭載護衛艦が4隻から6隻に増え、地対空誘導弾部隊の高射群が3個群から6個群に増強されることが大きな変化である。ここまで一般に告知されると当然中国軍などはそれに対応した防備体制をとるのではないか。

 こんなシステムで自衛隊による国の安全は保たれるのかとの疑問なしとしないが、いずれにせよ新大綱で防衛体制は変わることになる。

 折りも折り、今日黄海の韓国の排他的経済水域内で違法操業していた中国漁船団を取り締まろうとした韓国警備艇に対して、中国人漁船員が暴れ出し一隻は転覆、沈没して死者が出た。韓国警備艇に乗船していた海洋警察庁職員にも負傷者が出た。その画像を見てみると9月に尖閣諸島で海上保安庁巡視船に体当たりした中国漁船の姿がダブって見えた。いずれも中国漁船員の暴力的な抵抗がことを大きくしていることははっきりしている。2つのビデオを日韓両国がお互いに照合し、検証して中国漁船員の共通した暴力行為と中国の違法性を中国へ訴え、違法行為を取り締まるよう抗議してみてはどうだろうか。いずれにせよ、北朝鮮も無法の限りを尽くしているが、中国だって大国としてはあまりにも大人気ない。

2010年12月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1313.2010年12月17日(金) 兼高かおるさんに学ぶ。

 菅首相は仲井真弘多・沖縄県知事再選後、初めて沖縄を訪れ知事と会談した。予想通り会談は平行線のままで、結論はまた引き延ばされることになった。菅首相としては、5月の日米合意に基づいて普天間基地を辺野古へ移転する案を沖縄県が認めてくれるよう説得したが、基地県外移設をスローガンに掲げて再選された仲井真知事は頑として自説を譲らなかった。

 この際菅首相の発言を聞いて「おや?」と思った。首相は「県内移設はベストではないが、ベターだと思う」と言ったのである。基地反対なので、ベターの筈がないではないか。会談を終えて、知事はやはりこの言葉に拘って「基地が沖縄にあることがバッドだ」と言った。菅首相はせめてこう言うべきだったのではないか。「最善の策がダメなら、次善の策を」である。これとてベター?ではないが、言葉としては誤解されることが少なくなる。菅首相は使うべき言葉のTPOを知らない。

 昨日NHK昼番組「スタジオパーク」に珍しく旅行家・兼高かおるさんが出演された。御年80歳である。かつてTBS「兼高かおる世界の旅」を観ては外国に憧れ、ほぼ毎週のように楽しませてもらった。ソフトな語り口でさりげなく話題を聞き出してくれた故芥川隆行氏との名コンビぶりが愉しい番組だった。この番組は31年間も続いたそうだ。

 久しぶりにお姿を拝見すると、お年は召しても相変わらず綺麗で、懐かしそうに昔のことを克明に話してくれる。この番組は外国へ憧れる若者にとって夢のような企画だった。多分あの頃からこの番組を通して私の海外志向が一層高揚したのではないかと思っている。確か高校生のころ80時間で航空機を乗り継いで早回り世界一周をされた。兼高さんによると映画「80日間世界一周」にあやかった企画に乗せられて世界旅行を楽しんだと仰っていた。

 兼高さんは、世界150カ国を訪れ、地球を80周したそうだが、自分の足で歩いたわけではないと謙虚に仰っていた。だが、兼高さんのすごいところは、実際には企画に乗せられたばかりでなく、企画と一体となって、プログラムに行動的、挑戦的なトライをしながら番組作りに携わったことである。例えば、ボストンで空のスカイダイビングをやって見せてくれたり、氷の上の北極点へ舞い降りたり、海ではスキューバダイビングを実演したり、実に行動的で、今どきのかわい子ちゃんの平板的なリポーターぶりとは、行動力のみならず信念とか気合の入れ方が大分違うように思う。

 スペインの天才画家サルバドーレ・ダリを訪ねた時の、今から50年以上も昔のフィルムを再現してくれたが、ダリの両先端が上へ跳ねたような個性的な髭は砂糖水で固めたなんてことは初めて知った。兼高さんの可愛らしい魅力にダリもつい心を許ししゃべってくれたのだろう。

 兼高さんは住むなら、アメリカとヨーロッパが良いと仰っていたが、そのアメリカは自分が持っているものをすべて活用出来るようにしてくれる国だと言われた。同感である。そのうえで、若者に世界を見てみなさいと無言のメッセージを送ってくれた。今の内向き志向の若者に対するアドバイスであり、強いメッセージだと思う。

 日本人は日本のことをもっと知るべきだと、ご自分の経験上から話された。海外の旅では、その国の人々と触れあい、その国の食事を楽しみ、荷物を少なくする、などと納得のいく話をしてくれた。そのうえで海外旅行は楽しいと旅のエッセンスで話を締めくくってくれた。

 兼高さんの150カ国訪問と地球80周にはとても及ばないが、年齢を重ねても兼高さんのポジティブな姿勢と人生観から、現在71カ国と地球13周の私も少しでも多くのことを学んでいきたいと思っている。

2010年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1312.2010年12月16日(木) 税制改正より消費税値上げ検討を

 今日は今年最も寒い1日となった。帯広では早朝零下21.7℃を記録した。初雪が見られた地方もある。最近は地球温暖化の影響で冬は暖かい年が多い。段々季節感がなくなり、気候にメリハリもなくなり、面白みのない気象になった。

 さて、今日政府は来年度の税制改正大綱を決定した。今財政当局は、景気が低迷して税収が伸びず、その一方で費用が嵩むという財政にとって難しい課題を抱えている。そのように厳しい状況の中で、税制改正の目玉は法人税の5%減税である。これが税収減となり苦しい国の歳入が一層厳しくなる。他方少子化対策として3歳未満児につき1人7千円を補助する。これで歳出が更に増える。収入は減り、支出が増える。年々この悪循環が加速している。これで財政が持ちこたえられるのか。このための財源に裏づけのある根拠があるのかどうか、どうもはっきりしない。給与所得の一部縮小とか、成年扶養控除を縮小とか、姑息な増税案ばかりがまかり通っている。

 この税収不足というピンチに民主党は、どうして消費税引き上げを国民に訴えて実施しようとしないのか。民主党に言わせれば、先の衆議院選のマニフェストで消費税値上げをしないと国民に約束したからだという。しかし、原資は尽き、国の借金は年々増えているのだ。これでは健全なプロジェクトは何も出来ないではないか。妙なところで意地を張っていないで、素直に原資がないから、国民生活を維持、向上させるために、実は値上げをしないと約束したが、消費税を値上げしないと国家財政が苦しい。これには当然自分たち国会議員も歳費縮減に協力するので、了解して欲しいと正面から国民にお願いしてみてはどうなのか。

 この際消費税の値上げを取り上げて、真剣に国民的議論をやってみたらどうか。

 今日検察のトップ、大林宏検事総長が年内に辞職する意向を固めた。6月に就任したばかりで、しかも任期途中で辞めた検事総長はかつていない。大阪地検特捜部による証拠改ざんと犯人隠避事件による検察庁内部の不手際の責任を取った形になったが、気の毒というよりほかない。せめて現在検討中の防止策を、精査に精査を重ねて2度と同じような不祥事を繰り返さないよう努めることが、国民の検察への信頼を取り戻す近道ではないかと思う。

2010年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com