1392.2011年3月6日(日) 快男子・巽秀樹くんを偲ぶ。

 湘南高校ラグビー部OB会長を務めていた7年の間、副会長として陰で支えてくれた鎌倉の入野耕二くんから、彼の同期生の巽秀樹くんが先月28日に亡くなったと電話をもらった。

 今夕桐ヶ谷斎場のお通夜に出かけ最後のお別れをした。会社を辞めてから大分時間が経つのに、葬儀場には多くの参列者が巽くんと最後の別れに来ていた。やはり巽くんの優しく誠実な人柄が多くの人に最後の別れを伝えるために足を運ばせたのだろう。

 ラグビー部関係では同期生が多く、お清めを済ませてから久しぶりに一杯やろうということになり、東急目黒線・不動前駅の近くで店主に誘われるまま小さな店に入り込んだ。巽くんの鎌倉御成中時代からのチームメート6人に、中学時代の友人を交えて、彼の冥福を祈りつつ献杯をして思い出話に花を咲かせた。

 6人の中に元鎌倉市長の竹内謙くんもいた。実は昨年からペンクラブの会合で早大探検部で竹内くんの仲間だった西木正明さんに会うたびに、竹内くんは祖父がゾルゲ事件の尾崎秀実の顧問弁護士だったので、ゾルゲ事件と尾崎について秘蔵の資料を源にドキュメントを書くには最も相応しい人間なので、前からそう勧めているが、一向に書く気がないとこぼしていた。ならば、私も事件に連座したブランコ・ブケリッチの子息で、ベオグラード在住の山崎洋さんをよく知っているので、山崎さんを竹内くんに紹介して事件と2人の関係について重層的に書いたらどうかと勧めてみると西木さんに約束した。よりによって葬儀場で竹内くんにその話をしたところ、事実はその逆のようで、竹内くんが西木さんに資料を提供するから西木さんが書いたら良いと頼んでいた話とのことで、どうもあまり乗り気には見えない。よく分らないが、この次に西木さんに会ったらよく話して確かめてみようと思う。

 巽くんは近年になって確認出来たのだが、彼の父上が家内の父や、岡本太郎さん、藤山一郎さんらと同じく慶応幼稚舎で同級生だった。いつか岡本さん、藤山さん、作家・野口富士男さんと義父ら4人の竹馬の友としての交流について書いたエッセイを送ってあげたら喜んでくれた。また、慶応幼稚舎の卒業アルバムを見たら確かに父上の姿が写っていた。巽くんはその写真を持っていないということだったので、2年前にコピーして送ってあげた時に電話でしばし話したのが最後になってしまった。

 高校で主将だった私は、巽、入野、竹内くんら多くの素質ある新入生がどっと入部してくれ、ラグビー部も何とか形がつき安心して卒業出来ると同期の仲間と喜びあったことが思い出される。実際巽くんたちが3年生になってラグビー部はめきめき力をつけ、神奈川県内でも実力校にのし上がった。初めて関東大会に出場したのは彼らの2年後輩たちだが、彼らの活躍が刺激になったことは間違いない。実際彼らの3年次に成績からすれば、当然関東大会に推薦されてしかるべきだったが、出場校として推薦されなかった。理不尽な選考基準だとして新聞の神奈川版に大きく取り上げられ、私も当時浪人の身でありながら心配になって母校へ駆けつけたことがある。巽くんはウィングでプレーしてチームの中心選手だった。

 巽くんは現役で慶応に進学したが、私は2年間も無駄飯を食ったために大学で同学年生ということになった。彼は法律、私は経済と学部こそ異なったが、日吉キャンパスではしばしば顔を合わせることがあった。その当時全学連書記長として学生運動のリーダーだった、ラグビー部1年先輩の東大生・清水丈夫さんに私はネジを巻かれ、60年安保反対闘争の道へ、彼は即座にラグビー部(慶応独自の呼び方として「蹴球部」という)に入部してラグビー漬けの学生生活を送っていた。巽くんがその俊足を生かして秩父宮ラグビー場を力強く走る姿を想像していたが、残念ながらその夢と期待は叶わなかった。レギュラーとしての素質は充分あったと思うが、人柄を見込まれて中等部のコーチを務めたことが選手としてはマイナスだったかも知れない。卒業後は全日空に入社して定年まで勤めあげた。いつもニコニコした円満な人柄で周囲にソフトで温かい雰囲気を作ってくれた。

 聞けば良家の娘さんと結婚されたが、昨年その奥さんにも先立たれた。周囲にはそろそろ亡くなる友人も増えてきたが、それにしても彼は私より2歳若く、まだまだ人生を楽しめる年齢だったと思う。狭い飲食店の2次会でも、巽くんを惜しむ声が多かった。人生は無情である。こういうことなら生きているうちに、せめてもう1度じっくり話をしてみたかった。巽くんのご冥福を心よりお祈りしたい。                        合掌

2011年3月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1391.2011年3月5日(土) 中国全人代開かれる。

 今日から中国で全国人民代表大会(全人代)が始まった。全人代が開催された人民大会堂に各地方の代表約3千人が集まった。ここで提案された草案が承認されれば、それがこの先中国の5ヵ年計画となる。この「民主的」を装った「非民主的」な決定のロードマップには、所詮無理がある。だだっ広い会場で3千人もの代表者が議論を闘わすのは不可能に近い。否、議論を交わすのではなく、共産党幹部が一方的に意見を押し付けるのだ。つまりすでに共産党幹部会で決定された素案をただ追認するだけの、形式的で非民主的な国策決定の猿芝居なのである。

 大体代表とされる出席者も、選挙などの民主的な手段によって選ばれた選良ではなく、共産党地方支部の密室的な環境の中で決められる。中国共産党は天安門事件に懲りて、民主的行動を極力排除しようとしており、この全人代に際して、インターネットによる情報管理を強化すると強調した。自国にとって都合の悪いことは、すべて封じ込めようとの姿勢がありあり見える。特に、中東における民主化の動きが非民主的な中国に波及する、計り知れない民主化運動の影響を何とか食い止めようと必死なのである。少しでも人びとが集まると解散を命じたり、身柄を拘束する。

 こうして、中国はどんどん異質な国家となり、心情的に国際社会の中で孤立していく。しかも極端な非民主化国家となって・・・。気の毒なのは、外の世界の動きを知らされることもなく、貧しい中で自己主張も出来ずに我慢させられている庶民である。

 いま中東で民主化運動が勃発しているのは、すべて長期独裁政権の国々である。その意味では、中国の共産党長期独裁政権は、民主化運動の格好のターゲットである。中国も北朝鮮も早く目覚めないと、いずれエジプトやリビアの二の舞となるだろう。

 さて、今日の朝日夕刊をみて、はたと思った。国会議員が無料パスをもらい交通機関を利出来ることは周知の事実である。しかし、それが私鉄にも適用され、現在も鉄道・軌道乗車証が日本民営鉄道協会によって発行されているとは寡聞にして知らなかった。JRは旧国鉄が発展した会社であり、旧来ルールに従ってパスを発行しているのは理解出来ないこともない。それでも現在JRパスや航空機に対しては予算も計上されて支払われているらしい。だが、なぜ私鉄やバス会社に対してだけは、現在も無料パスを発行させているのか理解に苦しむ。これでは国会議員の民間会社に対するたかり行為ではないのか。

 新入社員時代に駅で改札掛をしていた時、無料パスを見せて改札口を通る乗客がかなりいた。国鉄職員、私鉄社員、警察官、消防官らがその代表だったが、パスを持って改札口を通過した国会議員を見たことがなかった。記名本人ではなく、別人が使用していたのだろう。今では交通機関で無料パスが認められているのは自社社員ぐらいだろう。それにも関わらず、なぜ今も民鉄協会は国会議員だけにパスを提供させられているのか。私鉄に対しては許認可権を振りかざし、相変わらず権威を見せ付けるたかり構造が未だに残っているからである。こういうズルイことがよくも天下の国会議員が平気で出来るものである。ここにも国会議員の意地汚さと甘えの構造が見られる。

2011年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1390.2011年3月4日(金) 政治家は外国に弱みを見せるな。

 今冬の気候は寒暖の差が激しく、時には想像以上の極端な変化に驚かされる。今年に入って積雪は3回もあった。今日も夕方になって近くの駒沢公園に散歩に出かけたところ、いつもより寒さを感じた。公園まで半分も歩かない内にあまりの寒さに散歩を中止して戻ってきた。服装はいつもと同じなのだが、今日は特別に寒い。わが庭の梅も五分咲きぐらいだが、この分ではまだ暖気はやって来ないだろうか。

 さて、わが国の政治は停滞する一方で一向に前へ進んでいる気配がない。1日に来年度の予算案が衆議院を通過したばかりだが、それもすったもんだのぶっちらけである。

 今日の参議院予算委員会のやり取りを聞いていても、自民党議員が菅首相のリーダーシップの欠如を追及している。例えば16名の衆議院議員の会派離脱、昨日の佐藤夕子議員の民主党離党等々に前原外相の政治資金収支明細書への虚偽記載が加わり、そこへまた外相が国内在住の外国人から資金提供を受けたことが発覚して厳しい追及を受けた。前原外相は率直に謝っていたが、この人はどうも軽率なところがあり、それが以前に偽メール事件で非難されることになり、党代表の職を辞した。その後、大きな失態もないままポスト菅として噂されるようになった。しかし、こう度々軽率なトラブルを抱えるようでは外相も政治家の器としてここまでだと覚悟した方が良い。

 首相の立場がぐらぐらしている時に、外相がこんな調子では政治が前へ進むわけがない。このごたごたに外国政府からも完全に足元を見られ、つけこまれている。北方領土問題のロシアの強気な外交なんかその典型である。

 昨日NHK・BS放送で中国人有識者4人が日中関係について議論している香港放送局の番組を観ていたら、中国人の対日観を話していた。民主党は政権を掌握してから3つの大きなヘマを犯したと不躾に語っていたが、そのヘマとは①小沢一郎・元民主党代表が600人の子分を連れて中国へ大名旅行したこと、②鳩山前首相の沖縄普天間基地移設問題の幼稚な取り扱い、③尖閣諸島中国漁船衝突事件の稚拙な対応、と僭越にしていとも明快に指摘していた。

 更に中国人は欧米から成金と見られているようだが、日本人は政権成金国だとまで決め付け手厳しい。よほど日本人の最近の世論調査に基づく中国人好感度が、かつての60%から最近10%前後に落ち込んだことに対する腹いせのように思える。

 それにしてもわが国は完全に諸外国からその統治能力の欠如が見透かされているのだ。これでは外国に物申しても説得力がないのは当然ではないか。

 近年経済力の向上につれて自信を持った中国は、元々マイペースを押し付け相手から利を引き出すテクニックに長けている。今日中国の2011年国防費予算が発表されたが、対前年12.7%増で軍事費もアメリカに次ぐ大国へ拡大している。アメリカを始め各国から軍事大国ぶりが警戒されている。だが、中国の考え方は相手の指摘をはぐらかすように体をかわす。李肇星・全人代報道官は国防予算が約7兆5千億円になったことについて、GDPのまだ2%だという捉え方なのである。

 とにかくこういう尊大な国に国内の周章狼狽ぶりを見られたうえで、わが国の弱みや急所を突かれたくないものである。

2011年3月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1389.2011年3月3日(木) 大学入試で明らかになった不条理

 京都大学、その他3つの私大入試でネット投稿によるカンニング事件があり、受験生はもちろん大学や高校、予備校など関係者、並びに日本中にに大きなショックを与えることになった。それが今日になって急転直下解決した。使用された携帯の持ち主が判明し、その息子である予備校生が今日偽計業務妨害容疑で逮捕されたのである。事件は逮捕された受験生が自ら蒔いた種によって引き起こされたものであり弁解の余地はないが、かつて浪人生活を送った経験から少なからず同情の気持も湧いてくる。

 まずこの受験生を叱れ! 受験とは同じ土俵の上で自分の実力を試すことではないのか! 徹底的に反省させよ! そのうえで、まだ若い受験生を極悪人扱いするようなやり方は止めて、彼に立ち直るよう再起の機会を与えよ!

 この受験生は今日早稲田大に合格していたことが分った。早大は不正行為が明らかになれば厳正な処分を行うと発表した。

 当該の受験生にどうしても同情してしまうのは、2年前に父親が亡くなり、母親に浪人としてこれ以上負担をかけられず、何とか今年中に大学へ入学したいとの強い思いがあったという彼の生活環境と彼の優しい悩みである。それにしても彼が行ったことは、断じて許されることではない。他の真面目な受験生や入試制度の根幹を揺るがすような不祥事である。それでもなお、極悪非道な犯人であるかのような興味本位な扱いはいかがなものかとか、反省したら受け入れてやるべきだとか、温かい同情の声も当然表れている。事件が明るみになってから僅か4日間でこれだけ振幅の激しい両極端の声が出ているのだ。

 悪いことは悪い。だが、一方的に決め付けるのではなく、罰を受け反省したら温かい気持で包みこみ、再起の機会を与えてやるのも社会の責任であろう。誤解されると困るが、はっきり言ってタカがカンニングである。今までだってこれに類する行為はあったと思う。ただ、やり方がこれまで以上に影響が大きい方法で、刺激的でみんなが興味を抱いてしまったということが最大の不幸だった。「罪を罰して人を罰せず」という言葉もあるくらいだ。まして、まだ若い青年である。この受験生を追い詰めるようなことだけはしてもらいたくない。

 私自身2年間の浪人中は、辛く暗い気持で毎日受験勉強の日が続いた。それだけに罪を犯した受験生の気持は痛いほど分る。こういう現代的な事件は今回初めて表面化することになったが、京都大学・松本紘学長が会見の場で、試験場では監督体制は充分だったと自らの非は一切認めようとしない強気な姿勢は、実際監督体制の不備によりこの種の事件が引き起こされた以上、自らも反省し、正すべきは正し、試験監督の方法を考え直すとの謙虚な考え方にならないと、いずれは同じような事件が起こるのではないかと憂うるのである。

 事件を起した受験生に少なからず同情するとともに、守れもしないルールを厳正に守っていると嘯く大学側の頑な背反論理は、ことが教育に関することだけに首を傾げざるを得ない。

2011年3月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1388.2011年3月2日(水) 今年の確定申告を済ませる。

 辛気臭いノルマから解放された。個人事業主としての義務である確定申告を漸く済ますことが出来た。書類を作成するために昨年と同様、手書きのままいくつかゴム印を使って伝票と元帳の書き込みを済ませて、附属書類の整備と申告書を作成した。昨年に倣い何とか書きこんだ確定申告書を昨日青色申告会で見てもらい、修正のうえ申請用の申告書をPCで補正してもらった。それを清書して今日玉川税務署へ提出した。

 先日も本項に書きこんだように、昨年手書きの書類作成にほとほと手を焼いて今年こそはパソコンで申請する目論見だった。それが、あっという間に1年が経ち、その間PCによる申告方法を習得しなかったために、気がついたら1ヶ月近くもの時間をかけてやっつけ仕事をする羽目になってしまった。この1ヶ月間の時間のロスと精神的な疲れには自業自得とは言えもううんざりである。青色申告会の顔見知りのスタッフからも、来年の申請こそ講習会でノウハウを身につけてPCによる申告をしましょうと冷やかされてしまった。

 まぁとにかく今日でやるべきことは終えた。やれやれである。

 それはともかく、玉川税務署の周辺環境はここ数年で大きく様変わりした。話題になっている東急線二子玉川駅周辺の大規模な土地開発プロジェクトが進行していて、駅前開発が以前には想像も出来なかったくらい見違えるような形でスピーデイに行われている。かつて駅前から税務署まで歩いた道路の両サイドに建ち並んでいた旧二子玉川園はもちろん、個人のプロパティーがものの見事に撤去され更地になって、一部にはすでに高層ビルが3棟も建っている。あれだけ群立していた一戸建ての家並みとマンション1棟がきれいに消えてしまった。短い期間内に都内23区内でこれほど鮮やかに土地開発プロジェクトが進められたのはこれまで見たことがない。まだ更地のスペースも大きく、今後最終計画までどのように環境を変えていくのだろうか。

 聞くところによると、今月17日には東急不動産が手がけた第1次開発計画に伴う、駅ビル‘RISE’のお披露目があるようだ。今や二子玉川界隈は交通至便な土地柄として東京でも人気の高いエリアとなった。今後の計画として2次開発、3次開発が続けられると多摩川辺りは、とてつもない商業施設とエンターテイメント、そして住環境が一体となって、注目を集める洒落たメガ・シティが誕生するのではないだろうか。

2011年3月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1387.2011年3月1日(火) 大学入試問題ネット流失の取り扱い

 発生から1週間が経ち、行方不明者の安否が気遣われているニュージーランド地震の救出作業が思うように捗らない。依然として日本人28人の安否が不明である。今日になってニュージーランドのキー首相が崩壊したCTVビルの刑事責任を追及する意向を示した。それはそうだろう。いくら国の制度や習慣が異なるとはいえ、周囲の建物が外見上はそれほど大破したとは思えない状況の中で、このビルだけがこれほど木っ端微塵に壊れたのは、このビル自体に崩壊する原因があったからだと思う。現地に駆けつけた家族もビル倒壊現場に近寄れず、黙って遠くから見ているだけとは身を切られるような辛さだろう。とにかく1日も早く安否が確認されるよう祈る以外にない。

 国内では昨日降って湧いた入試問題投稿が大きな話題となり、警察も捜査に乗り出した。警察がインターネット掲示板を運営しているYahooに協力を依頼した。これまでこの掲示板にアクセスした投稿者はいずれ絞られるということである。それにしても大学入試真っ盛りで、各大学も入試に当たって対応策の検討を始めた。

 文科省も懸念を表明したが、高木義明大臣の記者会見のコメントは「高度情報化社会でこうしたことが起きた。どう防止していくのか、専門家の意見も聞かなくてはいけない」である。何とまぁ間の抜けたことを言っているのか。冒頭に大臣がいきり立って現代の若者を一喝してほしかった。「何たることをやってくれたのか?こんなことをやっては真面目に受験する学生がバカを見るだけではないか?反省しなさい!」ぐらいのことは言ってもらいたかった。

 これに関わらず、どうもピントがずれたり、言うべきことを言わなかったり、どうも社会一般に弛みが見られるようだ。

 これだから政治家もピントのずれた政治しか出来ないのではないか。これは相当根が深い。

2011年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1386.2011年2月28日(月) 日本旅行作家協会へ入会手続き

 去る15日に開かれた日本ペンクラブ2月例会で、顔見知りの瀧澤陽子さんから「日本旅行作家協会」で活躍されておられる山本澄子さんを紹介され、3人で話をしている時に瀧澤さんが、これまでの経歴から私が旅行作家にぴったりだと山本さんに過剰にPRしたところ、山本さんからその場で「日本旅行作家協会」会員にならないかと強く勧められた。権威のある日本ペンクラブ会員なら、改めて別の文筆家の会に入る必要がないと思い日本エッセイスト・クラブへの入会も辞退していた。折角の話もあまり積極的な気持がないままにしていたところ、先日その山本さんからの推薦ということで、「日本旅行作家協会」事務局より入会申込案内書が送られてきた。

 わざわざ送っていただいたのにしばらく放ったままにしておいたが、妻の勧めもあり考えを変えてみた。現在エッセイスト、或いは旅行ジャーナリストという肩書きで著述活動をしているが、ことさら旅行に関するテーマが多い。自分自身も長年の旅行業関係から抜け出せずに「旅行で食っている」実態から、この際旅行・観光関係の文屋としてある程度ジャンルを絞った形にしてみるのも良いのではないかと考え直してみることにした。それには「旅行作家」というタイトルは、現在の「旅行ジャーナリスト」とともに自分には案外フィットしているような気がするし、悪くないような気もしている。そんな理屈をつけて、肩書きは従来通り「旅行ジャーナリスト」と自称しつつ、「日本旅行作家協会」へ入会することを決めた。

 昨日関係書類を山本さんへ送り、参考として要請された拙著2冊を事務局へ送った。問題がなければ、来月正式に入会が承認される見込みである。

 推薦者となってくれる山本さんは、フルブライト奨学生としてボストン大学へ留学し、立正大学で教鞭を取っておられたと伺った。こういう立派な方の推薦で会員に推挙される以上、旅行に関する真っ当な文章を今後も書き続けていく気持ちを失うわけにはいかないと思っている。

 さて、今日大学入学試験で呆れた事実が発覚した。入学試験問題が受験生から外部へ携帯でメールが送られ、その解答が送り返されてきたそうだ。それも京大、早稲田、立教、同志社の一流大学である。それぞれの大学では警察に被害届を出した。今風と言えばそうだが、ワル智恵だけはどんどん進化している。真面目に勉強した受験生が損をしないよう対策を練ることが必要である。

2011年2月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1385.2011年2月27日(日) 岡本太郎生誕100周年の催し

 今年は岡本太郎生誕100周年に当たることから、岡本太郎に関する催しやプレゼンテーションが各地で広く行われるようだ。偶々岡本太郎さんは、妻の父・川手一郎と慶応義塾幼稚舎から普通部まで同級生として、歌手の藤山一郎さんや作家の野口富士男さんとともに竹馬の友として親しく交わり、終生交流が途絶えることはなかった。岳父からも太郎さんの話は度々聞かされていたこともあり、親しい4人の交流について私自身エッセイも書いた。

 その岡本さんは明治44年2月26日生まれで昨日丁度満百歳を迎えたことになる。実は岡本さんは藤山さん、野口さん、岳父らと同じ明治44年生まれであるが、岡本さんだけが早生まれで本来ほかの3人よりも1学年上級の筈だった。ところが1人っ子だったせいもあり、中々地元川崎の学校に馴染めないという家庭環境もあって、幼稚舎に転入してきた。その時1年遅れて3人と同じ学年に入ってきた。幼稚舎に編入してからは学校の環境が気に入り、友だちとも仲良くなり幼稚舎生活をエンジョイしたようである。現在幼稚舎は渋谷区恵比寿、つまり天現寺地区に在るが、その当時は大学と同じ三田にあって川崎から青山へ引っ越してきた岡本さんは、自宅から三田までの通学を楽しまれたと仄聞している。

 昨日岡本さんがまさに百歳になった誕生日に岡本さんをモデルにした「TAROの塔」という4回シリーズのドラマ第1回が、NHKで放映されたので、妻と期待しながら観た。もとよりドラマであるので、ある程度の誇張は許されるが、ドラマでは学校名は明かされなかったが学校の寄宿舎生活で悩んでいたように描かれていた。その中で幾分変わった子という印象を与えたように描かれていた。まだ豊かでなかったあの大正時代に寄宿舎があったような小学校はほとんどなかったと思う。岡本さんは悪戯坊主だったが、学校生活をエンジョイしていたと岳父から聞いたし、幼稚舎の卒業アルバムの集合写真を見ても、腕白坊主の表情ありありである。

 寄宿舎云々は決定的な間違いというほどではないが、間違いは間違いなので、一応NHKにはメールでそのように知らせた。受信したとの通知があったので、あるいは明日にでも返事があるかも知れない。

 さて、昨日2.26事件が近年マス・メディアでほとんど報道されないことついて触れた。それが効いたのかどうか、今朝の朝日社説に2.26事件について堂々と朝日の意見を開陳している。しかも普段の2倍のスペースを割いている。

 社説論旨は2.26事件を歴史の分水嶺と断定している。その理由は、事件以前は軍部にたてついてまで正論を主張しようとする気風があったが、以降は軍部の言いなりになったというものである。それは、現在の国債大増発の流れに警告を発したものだ。軍国時代にも関わらず高橋是清蔵相は軍事費削減の主張により陸軍の権威に屈しない強い信念を訴えたからである。あまりこういう側面は紹介されないが、2.26事件を譬えに、日本が危機に立ち向かった時代の空気を伝える義務が、今日のメディアにはあるのではないか。

2011年2月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1384.2011年2月26日(土) アメリカ、リビア制裁を発動

 昭和11年の今日、2.26事件が勃発した。11日の建国記念日と同じように、今ではマス・メディアはほとんどこの歴史的事件を報道しない。珍しく朝日夕刊に死刑を執行された青年将校が刑務所看守に宛てた新たな遺書が発見された事実を記事にしていた程度である。2.26事件については、松本清張「昭和史の発掘」シリーズに詳しいが、今日の遺書はこれまで明らかにされていなかったものである。評論家の松本健一氏は「貴重で大切な資料だ。地方出身の看守にとって、将校は自分たちの貧苦や不平等を救おうとした者と映り、心を通じ合わせたのだろう。事件は昭和の日本人の胸に刺さり、今も抜けないトゲといえる」とコメントしている。だが、メディアを始め、学会や政治家たちはそのトゲを抜こうともしない。

 ことの是非は別にして、ひたむきで純真だった青年将校たちの気持を今の政治家たちも少しは見習ってはどうか。

 さて、心配していたリビア情勢がまた過激に動いた。首都トリポリへ向けて進んでいた反政府勢力に対して政府治安部隊と外国人傭兵が銃撃し、ある外国メディアによれば2千人以上の死者が出たという。カダフィ大佐は狂信的に反政府勢力に攻撃を仕掛け、トリポリ周辺では修羅場となっている。

 在リビアのアメリカ人が1人残らず国を離れたことを確認して、アメリカ合衆国政府はリビアに対する制裁を発動した。同時に国連安保理事会でもリビア制裁について検討し、近日決議採択することになった。これによってカダフィは手足をもぎ取られるような窮状に陥り、少しは根を上げるだろうか。

 それにしてもこういう緊急事態に際して、日本の存在感が薄いのは毎度のことだが、いつもわが物顔に登場して国際世論に反対を唱える中国が声ひとつ上げないのも不思議である。これには、大きな理由がある。中国はいま微妙な立場にあり、下手をすると現体制にとって命取りになりかねないのだ。チュニジア、エジプトに始まった中東の独裁国政権の崩壊により、中国共産党独裁政権下でもマグマが爆発する可能性があるからだ。中国各地では集会が禁止され、数人集まればすぐ身柄を拘束されてしまう。昨日は、北京市内で集会騒動があった場に偶々通りかかった駐中国アメリカ大使が、デモを煽っていたと報道されるほど、中国公安当局は集会や、中東情勢に神経を尖らせているらしい。

 まだまだ当分の間目が離せない。

2011年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1383.2011年2月25日(金) カダフィの暴発が心配だ。

 ニュージーランドでは地震発生後72時間の生存分岐リミットが迫り、懸命の救出作業が続けられている。日本人の不明者はその後1人増え、現在28人の所在が分らない。いつになったら不明者の安否がはっきりするのだろう。天候も不安定で余震も続く中で、国際的支援協調の下に緊急援助隊は昼夜を分かたず、ひたすら1人でも多くの人命を救助しようと捜索に当たっている。

 その一方で北アフリカのリビアでは、人命が軽視され独裁者・カダフィ大佐が正気の沙汰とも思えない、国民を殺戮しようとする行動で世界中から厳しい非難を浴びている。それでも一切聞く耳を持たず、各地から首都へ向かって押し寄せる反政府勢力に対して、徹底的に押さえつけようと残虐な殺戮作戦を開始する構えである。

 このリビアには、正式な名の元首や権力者がいない。憲法もなく、国会もなく、内閣もなく、俗に言う「大統領」や「首相」も当然ながらいない。国家と称しているが、まるで国家の体を成していない。ひたすらカダフィ個人が個人的に「大佐」の呼称を認めさせ、独断的に権力で国家を支配しているだけである。任意団体か個人商店のような国である。カダフィに歯向かうことは死を覚悟せねばならず、今まで強権的に国民を押さえ込んでこられたのは、彼らの恐怖政治への国民の怯えに他ならない。

 テレビから流れてくるニュースから察すると、カダフィは本気で反政府勢力をやっつける気でいるようだ。遠からず相当激しい戦いが首都トリポリ周辺で行われるに違いない。現在首都以外の都市はほぼ反政府勢力に制圧された。彼らは一斉にトリポリに向かっている。カダフィと彼を支持する政権側は外国人傭兵を含めて、首都で反政府勢力を迎え撃つ態勢であり、血で血を洗う戦闘により多くの犠牲者が出ることが懸念される。

 それにしてもカダフィのやり方は、国民を獣扱いである。首都で武器を持たない国民と重装備の政府軍が争った後には、一体何が残るのだろう。こんな内部分裂のような内戦はこれまで聞いたことがない。アメリカを始め先進国もことの重大さに不安を憶えている。とりわけ狂信的なカダフィが「核」使用に踏み切らないか。極めて事態は深刻である。ニュージーランドとは別の点で心配だ。

2011年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com