1737.2012年2月14日(火) 「大阪維新の会」が「維新八策」を公表

 橋下徹・大阪市長が代表を務める「大阪維新の会」の勢いは止まるところを知らない。民主党政府のマニフェスト違反と当てにならない政策実行力、加えて野党自民党の反対一辺倒の行動が、国民から嫌われていることによって維新の会への期待を膨らませ、その存在感を浮き上がらせている。

 維新の会の次期衆議院選挙へ向けた政策作りと候補者公募に対する世間の関心も高く、維新政治塾への募集を呼びかけたところ、たちどころに募集人員400名に対してその10倍近い応募があったというから驚きである。維新の会も浮かれずに地に足が着いた新党作りを進めて欲しい。

 昨日「大阪維新の会」は幕末の志士、坂本竜馬の「船中八策」にあやかって「維新八策」原案を発表した。その8つの政策とは、①統治機構改革、②行財政改革、③公務員制度改革、④教育改革、⑤社会保障制度、⑥経済・雇用・税制、⑦外交・防衛、⑧憲法、である。これだけ見ると一応満遍なく国政に配慮していることが分かる。

 この中で橋下市長が主唱しているのが、①の道州制導入と大阪都構想である。次いで、教育委員会に従来のような強大な権限を付与せずに、諮問機関として位置づけることであり、④教育制度改革である。もうひとつ特別に注目したいのは、首相公選制や参議院廃止を睨んだ改革で、これはややもすると憲法改正につながりかねない問題である。とりわけ注目しなければならないのは、維新の会が憲法改正に必要な衆参議員の賛同を今の2/3から1/2にしようと考えていることである。ありていに言えば、憲法改正をしやすくしようということだ。こうあっさりと憲法改正のためのルールを変えるのは些か乱暴だし、危険でもある。実際この八策の中身を見た各党の幹部は、橋下理念は少し過激過ぎると話し、政策提携に疑問を抱いているとの感想を述べている。

 しかし、それにしても既成政党のだらしなさはほとほと情けなくなるほどである。民主党は2年半前の選挙公約で「ムダ使いをなくすための政策」として7か条を挙げた。その中には、国家公務員の総人件費2割削減、国会議員の世襲禁止、衆議院比例代表定数の80削減、他を訴えた。全滅である。これだけでも実行できていれば、もう少し信頼感と存在感があったであろうに、現状はまったく信頼されない政党と堕して新人ばかりの「大阪維新の会」に圧倒されるていたらくである。

 この維新の会の勢いと流れに押されて、イージーに憲法改正を簡単に許さない何らかの歯止めをかける必要はあると思う。

 長男の嫁の父親が明後日膵臓ガンの手術をするので、嫁は明日奈良の実家へ帰るという。小学生3人を抱えているので、妻が横浜の長男宅へ2泊3日の泊り込みで手伝いと孫の世話のため出かけた。従って今日はバレンタイン・デイではあるが、当然ながら誰からもチョコはもらえない。

 先日シンガポール駅の思い出話をJN紙へ寄稿したが、明日2月15日払暁は日本軍がシンガポールを陥落させて丁度70年目である。

2012年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1736.2012年2月13日(月) 普天間基地移転はどうなる? 沖縄・宜野湾市に保守系市長誕生

 今日2つのニュースに驚いた。ひとつはアメリカの女性歌手ホィットニー・ヒューストンの急死の知らせである。映画は観ていないが、ケビン・コスナーと共演した「ボディガード」の主題歌‘Always love you’の出だしの甲高く伸びのある発声は、世界中を魅惑し、その声は強く印象に残っている。どうも薬物中毒に冒されていて、ロスアンゼルスの超高級ホテル‘The Beverly Hilton’のバスルームで発作に襲われて倒れたらしい。一昨年亡くなったスーパースターのマイケル・ジャクソンと同じような運命を辿った。トップスターとしての地位を保っために様々のストレスに捉われ、つい薬物に手を出したのだろうが、薬物に頼った挙句に持てる才能をまだ発揮できたにも拘わらず、あっという間に黄泉の国へ旅立つことになってしまった。各界から彼女の早い死を惜しむ声は絶えることがない。享年48歳とはあまりにも若すぎる。

 もうひとつは、まったく別のニュースである。沖縄の普天間米軍基地を抱える宜野湾市長選で、保守系の新人が僅差で革新系の元市長を破ったことである。過去27年間に亘って革新市政が続き、名護市辺野古への米軍基地移設が暗礁に乗り上げている最中に、佐喜真淳・新市長は沖縄防衛局長の講話問題が明るみに出て逆風にあった。しかも相手陣営の伊波洋一氏は、2年前に仲井真弘多知事に職を辞して挑んだ県知事選で敗れるまで市長の職にあった。佐喜真・新市長にはほとんど勝てる可能性がなかった。それを僅差とは言え打ち破ったのだから大したものである。この選挙結果は市民感情に幾分なりとも変化があったのだろうか。

 問題は、今抱えている基地移転問題を県民、市民の支援を受けて新市長が解決できるだろうかということである。これまで絶対的に革新陣営の地盤と見られていた沖縄で、保守陣営が勝ったという事実は重い。だが、行き詰まった辺野古移転問題が従来に比べて活路が開けてきたのかもしれない。民主党政権にとっては神の恵みとも言うべきだろうか。

 さて、福島原発でまたドキッとさせる事態が起きている。ここ数日第1原発2号機で原子炉圧力容器の底の温度上昇が続いている。昨年12月に政府が冷温停止状態にあると発表して落ち着いていると思っていたが、80℃を超えていたのである。ついには300℃を超えていたことも分かった。ところが、今日になって温度計の故障ではないかと言われだした。同じ箇所に取り付けた2つの温度計は正常な数値を示したという。愕然としたのは、その点を発表した東電社員が、温度計が壊れていて冷温状態は保たれていると安心したように喋っていたことである。自分たちの立場とことの重大性がまったく分かっていない。内部の温度を測定する大事な機器がこんなに簡・単に壊れるようでは反って困るのだ。温度が異常に上昇したのに、温度計が壊れていて正常値を示す場合もあり得るということではないか。親方日の丸の東電社員には、そんなことも分かっていない。これではますます前途多難である。

2012年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1735.2012年2月12日(日) 文科省は大学の秋入学への移行をどう考えているのか。

 東大が秋入学を本格的に検討し始めたと伝えられて、今では秋入学移行を前提に大手企業と就職、採用について具体的な話を持ちかけているようである。1月18日付本ブログでも同じ問題点を指摘した。今朝の朝日新聞によれば、企業側も東大の要望に沿った形で春と秋の採用、或いは年間採用を考えているところが結構あるらしい。朝日は1学年の学生が千人以上いる大学の学長174人に対して試みたアンケートを分析している。最近になって唐突に持ち上がった問題だけに、即答し兼ねている大学が多いようだ。

 4月に始まる高校以下の教育時期をどうするかの検討もせずに、そのまま置き去りにして東大を中心とする旧帝大や早慶を含めた有名大学群が自分たちの都合だけを優先させて、議論をリードする形になっては教育界のみならず、大学の中でも反発を買うのではないかと些か心配にもある。東大は今後5年ぐらいの内に実施したい意向のようだが、最初から同調はできないと消極的な大学もいくつかあるようだ。

 その中でも東京学芸大学・村松泰子学長は、教員養成を主たる目的とする立場上現状では導入に支障があるとはっきり持論を述べている。帝京平成大学・沖永寛子学長は文科省の見解が出なければ、検討する段階ではないと明言している。

 両学長の言う通りだと思う。前回もこの問題に関して文科省の顔が見えないと書いたが、文部行政を司る大本山がこの期に及んでも一向に見解を発表しない。下手に発言して責任を取らされては困るとでも思っているのか、そんなことが怖いのか、これだけ公になった日本の教育行政、更に言えば日本の将来を左右し兼ねない大問題について、国の監督官庁が一言も意見を述べないという、無責任極まる態度はとても容認できるものではない。いつになったら国としての見解なり、考えを発表するつもりなのか。

 今のままでは国際化に立ち遅れるからとの理由だけで、一部の大学だけがこの重要な問題を突っ走って決めるべきではない。教育は幼児教育から大学まで一貫して同じ教育期間内に同じ条件の下で行われるべきである。文部官僚を始め、いつもしゃしゃり出て来る政治家文教族までもひっそり鳴りを潜めているのは、彼らに何のアイディアもなく考えることもなく、或いは何らかの思惑があるとしか思えない。いつまでも放っておいては、取り返しがつかなくなることが分からないほど教育関係者の思考力は劣化してしまったのだろうか。

2012年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1734.2012年2月11日(土) 建国記念日と大震災から11ヶ月

 今日は祝日、建国記念日である。昭和20年4月国民学校に入学後まもなくして終戦を迎えたが、翌年2月の紀元節に学校の式典で紀元節の歌を歌ったように記憶している。

 右翼とは縁遠いが、高崎正風の詩になる「雲に聳ゆる高千穂の 高根おろしに草も木も~」がハーモニーとともに子どものころの思い出となって懐かしく思い出されてくるから妙なものである。

 今日は同時に東日本の大震災から丁度11ヶ月目になる。昨日になって遅まきながら10年間の期間限定の役所・復興庁が発足した。平野達男大臣が就任したが、それにも拘わらずトップは野田首相だそうである。それは各省庁が等しく協力しなければならない復旧作業が役所の縦割り行政のせいで、縄張り意識剥き出しとなって業務がスムーズに進まないからだそうだ。復興庁としては予算を持っているので、それなりの権限は持っているようだから、被災地の各自治体が願っているように一日も早く復旧に道筋をつけてほしいところだ。

 昨日小中陽太郎さんからメールで、2月3日付東京新聞コラム「筆洗」に、昨秋出版された「いい話グセで人生は一変する」(青萠堂刊)が紹介されたとそのコピーを送信していただいた。同書の売れ行きも上々のようでご同慶の至りである。また、小中さんの知り合いの出版記念会で、出版ニュース社の清田義昭社長と会った際、私の最新のエッセイ「トラック島の日系大酋長が見せた大和魂と謎」が話題になったと教えていただいた。清田氏からは、確かにそのエッセイについてお手紙でお褒めいただいたので、折角の機会でもあり、この際単行本出版のご相談をしようと考えていたところである。

 夕食をしていたところに母校ラグビー部の後輩である加藤充洋・湘南高校副校長から電話があり、近日オープンする「湘南高校歴史館」で、来月24日に故岩田明初代OB会長を偲ぶ会を行う件について説明があった。歴史館の見学を兼ねて偲ぶ会を行い、併せて他校との練習試合も行おうという計画である。OB会の掲示板にその説明がなく、突然その情報を同窓会からの手紙で知ったためにその経緯がよく分からなかったのだ。その点について問い合わせをしたので、その回答をしてもらったわけである。もちろん当日は参加するつもりである。他の運動部に先駆けてラグビー部の行事を率先企画できたのは、身近に副校長とラグビー部顧問である早田直彦教諭と二人もラグビー部OBがいるおかげである。

2012年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1733.2012年2月10日(金) 杉原ビザで逃れたユダヤ人難民

 毎月定例的に麹町の海事センターで開かれている「JAPAN NOW情報協会」の観光立国セミナーは、今日杉原ビザによって救われたユダヤ人難民、つまりシンドラーについて、元国際観光振興機構(JNTO)コンベンション誘致部長・北出明氏がいくつかの資料を基に話された。北出氏は元JTBの「大迫辰雄」と仰る方のご遺族から拝借した7人の難民の写真を頼りに外国に住んでいる、その何人かの方を取材した体験について話された。シンドラーがウラジオストックから日本海を渡って福井県の敦賀に逃れて来たのは太平洋戦争開戦直前だった。命からがら逃げて来た彼らにとって敦賀は天国に思えたとも、杉原千畝氏に感謝しているともいう。そんな縁もあって以前福井テレビがドキュメント番組を放映したが、今日そのダイジェスト版を観せてもらった。その関係から今日も会場に同テレビの取材班が来てカメラを回していた。恐らく続編を製作することになるのだろう。

 ユダヤとか、パレスチナ問題となると今でも対立の根は深く、問題解決へ向けて一向に前進しない。更にナチによるホロコーストとか、ポーランドやバルト諸国のナチの虐殺に対する斜視的にして民族的な見方が入ってくると、当然誤解や偏見もあって立場や視点によって相変わらず考え方は融合しない。実際今日も講義の後の質疑応答で立場の異なる2人の意見が対立した。

 さて、今政治を変えようとしている人物として、最も注目されているのは橋下徹・大阪市長だろう。府知事から市長になったと思ったら、今度は中央政界に新風を吹き込まんと次の総選挙へ向け候補者を全国から募集した途端、どっとばかりに2千人を超える希望者が殺到する有様で、すでに既存の政党からも擦り寄ってくる状態である。

 ところが、その橋下氏の思うところをやり遂げようとするその強引な手法が、一部では敬遠されている。今日明らかになった話では、大阪府で今年度採用した公立学校教員試験合格者2292人の内284人が、つまり合格者の12.4%がに教職に就くことを辞退したそうである。この数字は最近では最大の辞退者だそうである。大阪が教員の厳しい人事評価を採り入れようとしている教育基本条例案に、どうやら怖気づいたかの感がある。そこまで忌避現象が現れてくると、他の行政分野でも同じように辞退者が出る可能性がある。そうなると今後大阪は有能な人材を獲得することが難しくなってくると思う。橋下氏の考えていることは分かるが、選挙で選ばれたから市民にとってプラスになることは何でもできると個人的に考えているとしたら、それは考え直した方がいい。

 一方で、この不況の中で折角目指していた教職の道を確保しながら、評価が厳しいとの単純な理由で、簡単に自分で開いた道を閉じてしまうのも少々浅はかではないか。どうして、両者とも極端に突っ走るのだろうか。これではまとまるものもまとまるまい。

2012年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1732.2012年2月9日(木) 復興庁はしっかり復興支援をやってくれるだろうか。

 国外ではギリシャへの金融支援問題とシリア国内の反体制派弾圧問題が世界中の耳目を集めているが、国内的には沖縄の米軍再編、それに絡めた米海兵隊の国外移転とTPP加盟、原発再稼動が話題を集めている。

 そんな中で明日震災地の復興を支援する官庁、復興庁が漸くスタートする。すでに震災から1年近く経って漸く被災者へ国の支援が組織として機能することになるわけである。それにしてもあまりにも遅いのではないか。昨年6月に復興庁の設置が決まったが、いつもながら政局に時間を費やして設置のための法律が国会を通過したのが昨年末の12月で、復興庁自体はやっと緒についたところだ。そのせいか新聞では今日の朝刊、夕刊とも復興庁の発足についてまったく触れられていない。僅かに夜のテレビニュースで知る程度である。従って復興庁の業務というのがどういうものか知らされていない。普通は「庁」なら当然トップは長官であるが、この復興庁だけは復興担当大臣を務めていた平野達男氏が就任し復興大臣となった。復興庁はどうやら議事録をまったく残さないことでその名を高めた、震災復興対策本部を母体に発展的に権限のある省庁に格上げしたわけである。そこで働く役人にどれだけ魂が篭っているかが問われる。しかし、国民によく分からない役所、業務内容では果たして広く国民に理解してもらえるだろうか。

 さて、今日で東京の新名所・東京スカイツリーの開業まであと100日になったということから、ニュースで大きく取り上げられている。周辺地域の商店街ではあの手この手で地域の活性化を考えているようだ。ツリーの主たる施工主、東武鉄道の如きは、なりふり構わず乗客呼び込み策として地域住民に親しまれた駅名まで変えるようだ。伊勢崎線をスカイツリーラインとするのを始めとして、伝統のある「業平橋」駅を陳腐な「スカイツリー」駅にして伝統とはおさらばするようだ。テレビ朝日の「報道ステーション」の女性アナが、せっかくの伝統ある名前をわざわざ英語名にする必要はないと思うと遠慮がちに述べていたが、古館キャスターも相槌を打っていた。その通りである。どうして伝統を捨ててまでして横文字にする必要があるのだろうか。まったく理解できない。業平橋と言えば、江戸時代以来多くの文献にその名が出てくる由緒ある名前である。東武という企業はよほど文化に関心が薄いと思われて損だし、業平橋を捨てるのはいかにももったいないと思う。いくら乗客誘致策とは言え、あまりにも安易で不見識な東武鉄道の広報活動に会社の姿勢とそのセンスに首を傾げざるを得ない。

 東京スカイツリーの開業まであと「100」日とはまったく関係ないが、今日は昭和の大横綱双葉山の「100」歳の誕生日である。

2012年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1731.2012年2月8日(水) 不況で日本の産業構造は変わったか。

 米英に続き、仏伊もシリア駐在大使の召還を決定した。そして否決されたシリアの国連決議の原案を練り上げたペルシャ湾岸産油国6カ国のアラブ連盟諸国もシリア駐在大使を召還し、6カ国の駐在シリア人大使にそれぞれ国外退去を求めた。国連決議拒否権を行使したロシアはラブロフ外相がシリアを訪れ、アサド大統領に暴力の即時停止を求めた。だが、依然としてシリア政府軍の反政府軍への弾圧は一向に衰える様子もなく、犠牲者が生まれている。中ロ両国の思惑と説得如何に拘わらず、アサド大統領に変化と譲歩の気持ちが見られない以上、国連決議案に近い制裁を課さない限り事態は収まりそうもない。

 各企業の今期業績決算予想がかなり発表されているが、それを見てみると日本の産業地図が塗り変わったのではないかと思う。今朝の日経紙によると今期上場企業の内、予想純利益が大きい企業ベスト10に製造業が大分落ち、代わって顔を出したのは非製造業である。また、中心が輸出産業から内需関連企業へ代わった。

 例えば、10社の中にIT企業が4社、総合商社が4社入り、大分様子が変わった。残り2社は製造業の日産とホンダの2自動車産業であり、日本の産業構造が大きく変わったのではないかと思う。極端に言えば、汗水たらして働くイメージが消え、頭と知恵を巡らせて外の臨場感とは無縁に室内でひたすらパソコンを駆使している孤立した姿が浮かんでくる。これはこれで悪いということではないが、今の教育のシステムと本質の何たるかを想像させる。

 丁度1週間前に有名中学の受験と合格発表の様子をテレビでドキュメント風に報道していたが、名門中学合格者の質問に対する応え方が、何とも大人びて世慣れている印象を受けた。受験勉強ばかりやっていたが、大人の質問には妙にそつがないのだ。これは密閉された屋内でひとつの目的を目指した結果ではないかと思い、こういう成績が優秀で、外の世界とは馴染まず妙に大人びた子供たちが将来高級官僚になった場合の恐ろしさを予感した。

 実は、例は良くないかもしれないが、日本産業の外から内への変換は根源では似ていると感じたが、穿った見方だろうか。

 さて、今日は鎌倉プリンスホテルで、鎌倉に住む弟夫婦、鵠沼に住む妹夫婦と妻を交えて久しぶりに食事をして思う存分話をすることができた。食後弟の家を訪ねたが、序に近くに新築なった話題の豪邸を拝見した。金に糸目をつけない美術館風の派手な和洋折衷の邸宅である「御法川法男」という表札が架けてあった。何と売れっ子タレント「みのもんた」邸である。驚くやら、呆れるやら、あるところにはあるものだ。

 妹の娘、東京学芸大学を卒業した姪が福島県相馬市でボランティアとして活動しながら、「そうま・かえる新聞」の創刊に携わりデザインと画を書いて活躍し、現在仕事でラスベガスに出かけていると聞いて頼もしく感じた。持てる才能があるならそれを発揮して、精一杯頑張ってほしいと思う。

2012年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1730.2012年2月7日(火) 海外ではシリア、国内では防衛省の対応が気になる。

 シリアの治安が大分騒がしくなってきた。国連決議案が否決されてからシリア政府軍の反体制デモに対する鎮圧作戦で犠牲者が、僅か2日の間に110人を超えたという。反体制派が抑えていた都市の中でも、政府軍の奪還作戦により激しい攻防戦が行われ、反体制派が排除されている模様だ。在シリアのアメリカ大使館とイギリス大使館は大使館閉鎖を決め、大使と職員の帰国を決めた。国際社会では、もはや打つ手なしの失望感が漂っている。

 一方、安保理で拒否権を行使した中国、及びロシア大使館に対しては、群集が押しかけ抗議している。フランスのサルコジ大統領は、ロシア政府に対して拒否権行使の納得できる説明を求めている。もし、このまま事態が悪化して、更に多数の犠牲者が出た場合、中ロ両国は拒否権行使により最悪の地獄図絵をもたらした結果責任をどう説明するのだろうか。

 さて、先日沖縄駐留米海兵隊18000人の内、普天間基地から辺野古への移転とセットで8千人をグアムに移転する予定が、突如4700人だけをグアムに移転させる案が発表され、なぜだろうか不思議に思い首を捻っていたところ、やはりその裏に禁じ手があった。何と残る3300人の内1300人を山口県岩国基地へ移転させる計画が明らかになった。岩国市ではまったく与り知らぬ情報に振り回されている。防衛計画には秘密性があるとは言え、関係者がまったく予想もできないことを日米外務、防衛当局はやってくれるものだ。ましてや岩国には厚木基地から何千人規模の海軍がやって来る。明日ワシントンで日米防衛交渉が行われるようだが、アメリカは軍事費削減が大命題であり、日本は米軍の移転ばかりでなく、費用面でも大きな負担を負わされるような気がする。そんな中で担当の田中直紀防衛大臣の頼りない言動で、アメリカと向かい合って毅然と話し合いができるのだろうか。

2012年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1729.2012年2月6日(月) 登山家・芳野満彦さんを想う。

 昨日サッカーのロンドン・オリンピック・アジア最終予選で日本はシリアと戦い2-1で敗れた。相手は前日国連安保理事会で制裁決議を免れた国である。国内の民主化デモを徹底して弾圧しているアサド大領領に対する国際的な反発が日増しに強まっている。シリア国内の治安が相当乱れているため、本来アウェー方式でシリア国内にて行われるべき国際試合だったが、シリア大都市では一触即発状態で万が一のケースを想定、憂慮した主催者のシリア・サッカー連盟が、南の隣国ヨルダンで試合を行うことを決めた。厳戒態勢で行われた試合会場には観客もまばらで、試合こそ白熱したが、国際試合五輪出場権を争う試合にしては些か寂しい試合となった。しかも、母国シリアを逃れたシリア人難民が、母国の選手はアサド大統領チームの代表選手で、真のシリア代表チームではないとして日本選手を応援する有様だった。

 とにかく政治、外交問題がスポーツの世界にまで影響を及ぼし、国内の混乱状態が隣国まで巻き込んでいる状態である。

 シリアの制裁を主とする国連決議が通らなかった事態は、むしろ問題の解決を先延ばし、かつ中ロのアサド一辺倒の姿勢を変えさせなければ解決は難しい。

 さて、今夕の日経紙の写真入り死亡記事を見て仰天した。お世話になった、登山家・芳野満彦さんが亡くなられたのである。80歳だった。3年前の2月、新宿のハイアット・リージェンシー東京で開催した拙著「停年オヤジの海外武者修行」出版記念会に、わざわざ水戸からご夫妻お揃いでご出席いただき、温かいお祝辞をいただいた。

 芳野さんは登山界では知る人ぞ知る、伝説的なアルピニストだった。5年前に小田急百貨店展示場で芳野さんの絵画展でお会いしたのが最初の出会いだった。学生時代に登山に熱中していたせいで、芳野さんはある種憧れの登山家だった。また初登頂の栄光の陰に、衝撃的な悲運にも襲われた。

 1965年8月初めて日本人としてマッターホルン北壁を登頂直後に同行者の渡部恒明さんが、アイガー北壁にトライして墜落死した。若いころに両足先を凍傷で失った不自由さを精神力と努力で克服し、偉業を成し遂げた魂の人だった。新田次郎の「栄光の岸壁」のモデルとしても知られていた。温和なお人柄で誰からも好かれていた。残された足跡は数え切れない。

 芳野さんは山岳画家としても知られている。私も3点ほど芳野さんの山岳画を所有しているが、その中でも最も気に入っているのが、やはりマッターホルンの画で自宅の居間に中川一政の画と並べて架けてある。芳野さんも一政の画が大好きで尊敬する画家と言っておられた。お歳のせいか、近頃は大分お疲れのようでもあった。あれっきりお会いすることもなくなってしまったが、とても素敵な人だった。

 拙著「停年オヤジの海外武者修行」の表紙帯に寄せていただいた、芳野さんの私にはもったいないような推薦文を紹介しておきたい。

 「とにかく面白い本だ。読み出したら止まらない。戦火のベトナムや71カ国訪問はラガーマン、山男として体力気力をつけての自信だろう。停年オヤジが旅行する際の『経験と知恵』『バランス感覚』『判断力』『社会常識』とはっきり現代の若者にない利点を、われわれ老人を代表して書いてくれている。シベリア鉄道の旅は小説を読むような感動と興奮を覚えた。とにかく面白い本だ」。

 惜しい人を喪った。お世話になった芳野さんに心からありがとう、そして安らかにお眠りくださいとお伝えしたい。芳野さんのご冥福をお祈するばかりである。  合掌

2012年2月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1728.2012年2月5日(日) 新パソコンと格闘

 先日買い換えたPCのソフトのインストールを手伝ったもらうため、ITコンサルタントの小糸さんから電話による指導を受けた。‘Team viewer’と言われる手法で、当方のパスワードを小糸さんに伝え小糸さんが自分のPCを操作すれば、彼のPCでも私のPC画像を観ることができるので、その都度指図を受けることによって作業を進めることができる。それでも今日は3時間ほどかかってしまった。今までのシステムバージョン‘Windows XP’から‘Windows Vista’を飛び越え一足飛びに‘Windows 7’にバージョンアップしたので、戸惑うことも多い。慣れないが、ともかく記憶容量が増えたので、その点では安心できる

 今日からブログもこのPCを使用して書いていくことになる。今後少しでも新PCに慣れ、完全にマスターして良いHPを作り上げていきたい。

 さて、今日入ったニュースを聞いて「まさか!」と「やはり」だった。シリアに対する制裁決議が国連安保理で否決されたのだ。反体制派弾圧を続けるシリアのアサド大統領退陣を求める国連決議が、安保理でロシアと中国の反対によって否決されたのである。当初欧米の厳しい条件に対して中ロが強く反発したために欧米が条件面で大幅に譲歩した。これにより中ロも受け入れるだろうと見られ、最悪でも棄権に回るだろうと見られていたが、両国ともこの決議案に拒否権を行使したのだ。

 昨日も軍隊によるデモ取り締まりで多数の死者を出したシリアでは、当面アサド大統領の退任はなくなった。この国連決議案が否決されたことに対して、アメリカは怒り心頭である。ライス米国連代表は「嫌悪感を感じる」とまで言っている。ロシアの拒否権発動はこれまでのロシアとシリアの蜜月関係を考えれば、ある程度分からないでもないが、中国の拒否権は国際社会ではまったく理解されないだろう。それにしてもロシアと中国の利己的な対応は今後も多くの論議を呼ぶことだろう。国際社会で孤立化の道を辿ることにならなければ良いがと願う。今後シリア国内では体制派への締め付けが益々厳しくなるだろうし、シリアの非民主化体制は当分生き延びるだろう。これ以上国内に犠牲者を生んだ場合、ロシアと中国はどう申し開きするつもりだろうか。

 沖縄のアメリカ海兵隊1万8千人のうち、8千人を沖縄から海外へ移転させる計画だった。しかし、それは普天間基地の辺野古基地移転問題とパッケージとされ、辺野古移転が膠着状態に入った現状では海兵隊員の国外移転も可能性が低くなったが、アメリカ政府がどう判断したのか、予定の8千人を4千7百人に減らして沖縄からグアムへ移転させることを決断した。日本政府の煮え切らない対応にしびれを切らしたのか。だが、これによって別の問題も浮上してきた。普天間基地の米兵減少により沖縄県民の負担軽減となったことにより、このまま永続的にアメリカ軍が駐在する可能性が高まったのだ。どうもうまくいかない。どれもこれも日本政府の決断力のなさのせいではないか。

2012年2月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com