2104.2013年2月15日(金) IOCの改革こそ急ぐべきではないか。

 レスリングが2020年のオリンピックで除外種目候補に挙がったことをわが国のメディアでは大きく取り上げているが、この問題は日本以外のレスリング強国でも大きな話題となり、ロシアやアメリカのレスリング協会も巻き返しに動き出すようだ。日本以上にレスリングの盛んなロシアでは、今や伝説中の人物「霊長類最強」と言われたカレリン国会議員らを前面に押し出し、何とかレスリングがオリンピック種目として残るよう反転攻勢をかける考えのようである。

 どうしてこういう予想もしない事態になってしまったのか。

 その大きな原因のひとつは、レスリング界の問題というよりは、権威主義的な国際オリンピック委員会(IOC)という組織のあり方にあると思っている。長い間長老支配が続けられ、内部では今も非民主的で閉鎖的な組織のまま一向に新鮮な経営感覚を採り入れようとしない。元々サロン的な雰囲気の中で始められたオリンピックは、外部に対して明るいスポーツのイメージよりも、保守的でやや排他的なムードが強かった。IOC委員も民主的な選ばれ方ではなく、一部有力者の個性的な考え方やコネで選出されてきたことが排他的、かつ閉鎖性を生むスポーツ界らしからぬ組織へ向かわせた原因だと思う。その是非は別にして、21年間君臨したサマランチ前IOC会長の子息が理事に居座っていることからもそのことが読み取れる。

 大体これだけ肥大な存在となり、世界最大級のイベントを主催する組織団体の運営が、偏った役員人選により行われていること自体異常だと言わざるを得ない。現在IOC委員は101人いると言われているが、そのうち43人はレスリングの人気が近年なくなったヨーロッパの人たちから選ばれている。レスリングを除外候補と決めた理事会には、15人中9人がヨーロッパ出身者である。しかも閉鎖的な仲良しクラブの会合では、レスリングが人気のないヨーロッパ出身理事参加の下に、他の特殊なスポーツ界と関係の深い理事が集まったのでは、レスリング除外を決めるのはいとも容易かったのではないか。

 レスリング界には、他の競技に比べて伝統的にその存在感は圧倒的であるとの甘えから、ロビー活動が足りなかったとの反省の声もあるが、その一方で危ういとされたテコンドーが、韓国の朴クネ次期大統領がロゲIOC会長に直接訴えて救われたとか、前出のサマランチ理事が同じ除外候補の本命だった近代五種競技の国際連盟副会長だった縁故により当確になったとか、確かに公平でない決定の仕方だったし、裏工作もまた凄まじかったようである。

 IOC内に蔓延る問題を一気に解決するのは中々難しいとは思うが、今の組織とあり方をもう少し民主的に衣替えして、誰もが納得のいく閉鎖性を排除した開かれた運営により、役員人事も選挙によるオープンなシステムに変更するようにしなければ、再び同じような問題が起こることは明々白々である。現状のIOCには相も変わらず前近代的な膿が巣食っていることは言うまでもない。これらを排除しなければ、今回レスリング除名問題が仮に解決されても、根本的な改革とはならない。現状は、近代的な運営を目指そうとするオリンピックではあるが、それを主催するIOCの組織自体が最も近代性から立ち遅れているようでは、今後の展望が開けない。

 たかが1つのスポーツの対応を巡って、天下の朝日新聞朝刊で、モスクワ、ニューヨーク、ロンドンの特派員を総動員してフロント頁にトップ記事を書かせて大きく取り扱っている有様である。

2013年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2103.2013年2月14日(木) 昨日に続いて今日もびっくり

 久しぶりにゼミの友人、池田博充くんと銀座・ライオンで昼食を取りながら四方山話を思い思い語り合った。彼も私同様に2浪組だから同じ74歳になるが、緑内障を患っていると知った。残念ながらこの年齢になると誰もが何がしかの病気持ちである。

 原発問題についてはお互いに絶対反対の立場だ。一般的にはとかく重要な点を避け勝ちで、稼動する以上安全は当然であるにせよ、肝心要の使用済み核燃料、つまり排出される核のゴミの処分についてはあまり語ろうとしない。原発稼動している限りは、核のゴミは確実に排出され溜まる一方であり、しかも放射能漏れの心配もあり、発電する前に今溜まっているゴミを処理することを第一義的に考えることが先決であると思う。この点では、完全に意見の一致を見た。

 銀座のケーキ店前は、今日のバレンタイン・デーを見込んで若い人たちが列を成していた。昔はチョコレートを贈る風習なんてなかったが、今やこの時期の風物詩になってしまった。だが、どうも商業ベースに乗せられてしまった感がする。

 さて、昨日は驚いたり戸惑うようなニュースがあったが、もうひとつグアム島で驚愕的な事件があった。現地の若い男による無軌道な車の暴走、そしてその男がナイフを振り回して人を刺す残虐な事件があり、そのとばっちりを受けて日本人女性観光客2人と今日になって日本人男性1人が亡くなった。しかも、女性被害者は祖母と孫娘だという。家族揃って結婚式に出席するためにやってきたグアムでとんだ災難に遭ってしまった。お気の毒というしか言葉もない。テレビで襲撃現場の映像を観ていると、私がサイパンに旧厚生省戦没者遺骨収集事業で滞在した30年以上も前の時代に比べて、現場のタモン・ビーチ周辺も様変わりしてとても思い出せるようなイメージがわかない。

 実は、一昨年書いたエッセイ「トラック島日系大酋長が見せた大和魂と謎」をもう少し膨らませてドキュメントとして単行本にするよう勧められ、その取材のために4月ごろにそのトラック島に出かけようと考えている。昨日フリッツ駐日ミクロネシア大使秘書にメールで大使と再会のアポイントをお願いしたところである。トラック島を訪問する途次、当然グアム島にも滞在することになるので、昔と様変わりした今様のグアムを見るのをちょっと楽しみにしていた。それにしても1年間にグアムを訪れる日本人観光客が90余万人もいるという、浮世離れの現実には少々びっくりしている。

 とにかくこの数日間騒がしい事件に驚いている。

2013年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2102.2013年2月13日(水) 驚くことばっかり

 昨日立て続けに起きたビッグ・ニュースに天も驚いたのか、今朝起きてみると一面まだら模様の雪景色である。

 北朝鮮の地下核実験には各テレビ局も韓国、中国、アメリカからの中継を交えて懇切に解説してくれるが、本当のところはよく分からない。これからさらに一歩踏み込んで、強気一点張りの北朝鮮がアメリカとの交渉の場を持ちたいという本音と、アメリカが断固反対する北朝鮮核開発を対抗させて厳しい行方とその対応を、今後分りやすく分析して説明してほしいものである。実際はどんな結果になるのだろうか。相変わらず強気の北朝鮮は、アメリカが交渉の場に出てこない以上、第二、第三の核実験を続けると強弁した。どこまでもマイペースで恫喝的な言葉を喋り捲る、嫌らしい国である。

 昨日はカトリックの最高位、ローマ法王・ベネデイクト16世が突然今月中に辞めると言い出した。存命中の退位はグレゴリウス12世以来598年ぶりだそうだから、さぞヴァチカンも驚いたことだろう。その当時ヨーロッパにローマ教会が2つに分かれ、南フランスにも法王が立つ異常事態が続き、これを収めるためにどの法王も退位した歴史がある。これは自らの意思とは言い難い。従って、ベネディクト法王の自発的な退位は、さらに100年以上も遡るケレスティヌス5世以来719年ぶりである。85歳にして体力が続かないと自ら身を退くことを決意したようだが、その制度自体が少しおかしいのではないかと思う。肉体的にはもちろん、精神的にも能力は減退するだろうから、見直して定年制度を考えてみてはどうだろうか。

 もうひとつ、昨日突然のように伝えられたのは、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が、2020年オリンピックからレスリングを競技の中核種目から外すと発表したことである。レスリングは日本にとっては金メダル獲得の期待種目であり、日本レスリング協会は大慌てで、JOCも速報に驚きを隠せない。専門家がいろいろなコメントを述べているが、私自身ヨーロッパにおけるレスリングの伝統については注目していた。第1回オリンピック以来毎回レスリングは行われていたし、ヨーロッパでしばしば見る古代スポーツの画には、必ずレスリングの闘いがよく見られたものだ。そのレスリングがなぜオリンピック競技から除外されるようになったのだろうか。われわれ部外者にとっては与り知らぬところだが、これを決定した理事の人選や、理事会自体が全IOCの意向をどれだけ反映しているのかやや疑問が残る。

 しかし、どんなケースであれ、自らの組織が外部からどう思われているのかという点について、国際レスリング連盟や、日本レスリング協会は少し認識が甘かったのではないか。最終的には9月に正式決定されるが、完全に除外と決まったわけではなく、他の7競技に勝てば救われる。極めて可能性は低いが、今やそれを期待するしかあるまい。

2013年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2101.2013年2月12日(火) 北朝鮮、3回目の核実験を強行

 今日国会の参考人招致で広瀬直己・東京電力社長は東電の虚偽報告に対して陳謝した。コトは極めて重大であり、社長の発言を注目していたが、何らかの意図を持って虚偽の説明をしたわけではないと弁明したようだ。しかし、二度に亘って国会事故調査団に対してウソをついたことでもあり、本来なら東電は相当の罰を受けて然るべきであると思う。これでひとまず一見落着とすることは許されないし、もし放置するならまた同じような隠蔽、虚偽を行うことは明らかである。

 今日は他に重大ニュースがあり、国会中継で証言現場を見ることができなかったのが残念だった。

 その今日最大のニュースは、多くの国の反対の声を押し切って北朝鮮が核実験を強行したことであり、メディアはそのニュースに翻弄された。北朝鮮は、昨年12月12日に長距離弾道ミサイルを発射して、今年1月22日に国連から制裁決議を受けるや、早速その翌日には近々核実験を行うと予告し、強硬な姿勢を貫いていた。過去2回の核実験でもミサイル打ち上げから2ヶ月程度で行われたことから、16日の故金正日の誕生日前後に行なうのではないかと推測されていた。

 今まで北の後ろ盾となって終始北朝鮮を支えてきた中国ですら、今度ばかりは強く反対し北に核実験を中止するよう説得していたが、北は友好国・中国の実験中止の説得を聞き入れようとはしなかった。

 袖にされたのは中国ばかりではなく、先にアメリカを射程に入れた弾道ミサイルの開発により安全を脅かされるアメリカにとっては重大な関心を持たざるを得ない。北の狙いは、何とかしてアメリカと交渉の場を作りたいということだ。

 北朝鮮のメディアの報道ぶりを観ていると地下核実験が成功し、それが過去2回のものより小型化し、効果は高まったというものであり、市民の声は予想通り、世界の大国が攻めて来ても打ち倒すという威勢の良いものである。

 当面の喫緊の問題は、アメリカはどう対応するかということである。北の言い分に歩み寄っては、むしろ北の思う壺であろう。今北朝鮮の暴走を止める有効な手立てが見つからない。それにしても何を考えているのか。金正恩総書記とその取り巻きの、自国民はもちろん、世界の人々に不安を与えることを喜んでいるお馬鹿さんぶりである。まったく困った連中である。

 今日まもなく国連は緊急安保理事会を開催し、北朝鮮の核実験は安保理違反として追加制裁を決める予定である。

2013年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2100.2013年2月11日(月) 「なでしこ」は冬にも咲く?

 女子柔道の暴力事件が表沙汰になって、武道のような男子の専売特許的だったスポーツでは、これまで女子選手に対する細やかな配慮に欠けるところがあり、それが日本女子選手の活躍の足を引っ張っていたのではないかと危惧していた。

 ところが昨日日本女子アイスホッケー・チームがデンマークに快勝し、他の種目に先んじて来年のソチ冬季オリンピックへの出場を決めた。長野大会以来2度目の出場であるが、この時は開催国としての特権により出場させてもらったものだ。とにかく、アイスホッケーの本場であるノルウェイ代表チームに逆転勝ちしたことから勢いがついてきた感じがしていた。

 そして、女子スキージャンプの高梨沙羅選手が同じ日に2つのワールド・カップを征して、今年6回目の優勝を飾り、世界チャンピォンへの道をひたすら快走している。

 更に、昨夜開かれた女子選手の華やかな舞台である、フィギュア・スケート4大陸選手権では、1位が浅田真央選手、2位は鈴木明子選手、そして第3位は村上佳菜子選手が占め、日本選手が上位を独占して日本女子選手の意気軒昂とした圧倒的な存在感を示した。

 まさに昨日は日本女子選手の快挙に沸いたのである。柔道代表チームも挫けることなく、巻き返して欲しいものである。ただ、柔道はどうも連盟のお偉方に、女子選手への心配りがないようで、それが今後どうなるのか、全柔連も腹を据えて長期的な視点に立って柔道界を立て直して欲しいものである。

 さて、昨日地味ながらひとつの地方首長選挙が行われた。地方都市で4選を目指していた現職市長を破り45歳の初顔が当選したのである。沖縄の浦添市で行われた市長選である。米軍基地反対ムードが充満する沖縄県の中で、1996年の日米合意に基づいて那覇軍港の浦添市沖への移設受け入れを表明していた儀間光男・前市長を破ったことは、市民が軍港受け入れに強く反対しているということをはっきりさせた。政府はあくまで日米合意を守るといっている以上、今後また新たに難しい問題を提起することになった。

2013年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2099.2013年2月10日(日) 東電が国会事故調査委員会にウソ

 先日来東京電力が国会事故調査委員会に、福島第一原発1号機の現地調査に際して虚偽の説明をしていたとして大きな問題になっているが、この問題を釈明した東電はその中でもまたもや嘘をついていたことが分った。二重に世間を騙していたのだ。

 これはどういうことを意味するのだろうか。東電は最初から調査団の立ち入りを認めたくなかった。そのために、暗いから危ないとして肝心の場所へ調査団を案内しようとしなかった。暗いということが理由ではなく、その内部の荒れた状況を見せたくなかったのである。それが朝日新聞で突かれると、謝って釈明した。ところが、その釈明がやらせだったのである。流石に調査団はもちろん、茂木敏充・経済産業大臣も「何らかの意図を持って虚偽の説明をしたとすれば、断じて許されない」と怒り心頭である。

 この問題で、年休明けの明後12日衆議院予算委員会に広瀬直己・東電社長が参考人招致される予定である。

 東電が隠したい気持ちは何となく分らないでもないが、そんなことをすれば原発事故の原因究明ができなくなるばかりか、隠蔽体質がそのまま踏襲されるだけで、いつまたもっと大きな事故を呼ぶことになるか判ったものではない。そんな大それたことを会社ぐるみでやっていたとすれば、東電は最早事業を経営する資格はない。

 参考人招致で、広瀬社長は現地調査断念をねらって嘘の説明をしたと認めるのか。また、国会の調査権をないがしろにした責任をどう取るのかが注目されている。

 個人的に私もこの虚言事件に少なからずショックを受けた。というのは、実は昨年3月に国会事故調査報告書が発表され、それが市販された時、すぐ買い求めた。その直後に出版ニュース社の清田義昭社長にお会いしてこの問題を話し合った時、清田社長からこの報告書を読んで書評を書いてほしいと頼まれたのである。私はこの原発事故、並びに原発問題に強い関心を抱いているが、あくまで専門家でなく原子力専門知識もなく、とても論評できるような文章は書けないとお断りした経緯がある。仮に知識もないままにあの時安請け合いしていたら、私の書評も場違いなものになっていた可能性がある。

 今この時間(21:00)にNHKスペシャルは、ちょうど「『核のゴミ』はどこへ」を放映している。使用済み核燃料、つまり核のゴミの処分に頭を痛めている各界・各地の様子を生々しく伝えている。民主党政権が一旦は30年後の脱原発戦略を打ち出したが、安倍政権はそれをゼロベースで見直すと原発容認の方針を明言した。

 今国民にとって一番困るのは、情報をはっきり示さず、秘密でことを進めようとしたり、ウソで固めた資料の下にすべてが進められることがあまりにも多すぎることである。

 ともかく12日に参考人招致される東電社長の発言を注目したい。

2013年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2098.2013年2月9日(土) 海外留学の機会を見逃す若者

 かねてから減少傾向にあると危惧されていた日本人若者の海外留学者が減っている、2010年の実数を文科省が発表した。その数は5万8千人で最も多かった2003年の8万3千人に比べても約3割も減っている。最も多いアメリカへの留学生は、前年に比べて14.3%も減っている。それに引き比べて中国、韓国、東南アジアからの留学生は増加傾向にある。

 一方海外から日本への留学生は近年増加傾向にあり、昨年5月時点で13万8千人と、日本人海外留学生の2倍を超えている。

 文科省のまとめでは、就職活動の早期化で留学を渋る学生が多いことと、不況などで費用の捻出が難しくなっていることが大きな原因と見ているようだが、最大の原因は若者が海外へ目を向けようとしない内向き志向のせいではないかと思う。

 この実数と傾向を知って、私自身何よりも感じたことはもったいないなぁということだ。幅広く学びながら自身が成長する機会を見逃している学生が多いことにやや失望している。遊び呆けている学生は別にして、学生の本分を自覚し真面目に学ぼうとする学生にとって、海外留学は視野を広げ、多くの異邦人と知り合い、自由に学ぶことができる絶好のチャンスではないかと思う。その恵まれた千載一遇の機会と環境をみすみす見逃してしまうのは、いかにも惜しい。

 私自身大正時代にドイツへ留学した伯父に憧れ、子どもの頃から海外留学を切望していたが、海外渡航自由化が認められていなかった時代で、フルブライトやAFS(American Field Service)のような公的な留学チャンスにも巡り合えなかった。大学4年時に折角得たアメリカのウェスタン・ミシガン大学夏季短期留学の機会も、一旦は面接を受けながら父からそんな多額の費用は出せないと言われ、中途で断念した苦い思い出がある。ついに海外留学は憧れのままに終わってしまった。その後旅行業に携わるようになって文部省教員海外派遣団にお供するようになって、アメリカの大学を訪れる度に昔を思い出しては感傷的になったものである。

 そんな学生時代の満たされなかった海外留学の夢が、社会人となってからも一度は会社へ辞表を提出してチェコへ留学しようと思い立った一時のきまぐれともなった。また、ひとりで遮二無二海外へ出かけたのも、元々頭の中から消え去らなかった海外志向のせいであると思っている。

 そのように私にとっては憧れ続けていた海外留学を望む学生が減少していることは、実に残念である。2年前にノーベル賞受賞者・根岸英一博士と初めてお話した時、博士も若いうちに海外へ出かけることを強く勧め、それがどれほど若者の成長にとって大切かという点で考え方が一致して意気投合したことを思い出す。残念ながら私自身留学することはできなかったが、だからこそ今留学のチャンスが増えているにも拘わらず、目の前の留学機会をむざむざ逃している若者にチャンスを掴んで、外国へ出て外国の同世代と切磋琢磨してみてはどうかと尻を叩いてやりたい。

2013年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2097.2013年2月8日(金) 事実を捏造し国内向けに嘘をつく中国政府

 中国海軍の艦船が海上自衛隊護衛艦に火器管制レーダーを照射した問題について、日本政府が中国に強く抗議したのに対して中国側からまともな返答がなかったが、あれから3日を経過した今日になって、漸く中国国防省が「日本が対外公表した事案の内容は事実に合致しない」と伝えてきた。レーダーに反応して日本が射撃すれば、それを理由に日本の先制攻撃に対して直ちに応戦したから、戦闘の原因は日本側にありと主張する予定が、日本が対応せず、逆にレーダー照射の事実を突きつけられると事実に反すると逆に反論する中国側の言い分は極めて悪質である。あれだけはっきり照射した事実がわかっていながら、レーダー照射については否定する。更に華花蛍・副報道局長に至っては日本のでっち上げと言い、国防省報道局は「一方的に虚偽の状況を発表し、日本政府高官が無責任な発言を行った。『中国脅威論』を煽って国際世論を誤った方向へ導いた」とまで述べ、「中国側は通常の艦載レーダーで警戒を続け、火器管制レーダーは使用していない。事実と異なる」とも付け加えた。よくもまあここまで事実を捻じ曲げて自己主張するものだと、呆れかえるばかりである。

 こんな子ども騙しのような論評が受け入れられると思っているとすれば、中国は甘い。3日間に亘って党首脳と軍幹部が額に汗して言い訳を考え、漸く導き出した結論がこれではないか。今更何を言うのかというのが、常識人の見方である。

 中国政府はこのまやかし説を反日国論として固め、今後徹底してこの偽りの持論を主張するに違いない。「日本側は中国軍の正常な訓練活動を歪曲し、泥を塗るような事実と異なる発言をしている」とか、「中日の海と空の安全の問題は、日本側が近距離で追尾して監視していることが根源」と、一方的に非難するだけだ。この言葉はわが国がそっくり中国側にお返ししたい言葉である。

 どうして中国は外交的にみてこれほど非礼なまでの嘘や虚言を繰り返すのだろう。中国国民の自国政府への不満を逸らし懐柔するため、日本など外国を悪者にするとは度々言われてきたことではあるが、それにしても性質が悪い。

 流石に安倍首相は、中国が問題行動をとっていることについては積極的に公表していくと述べ、今回のレーダー照射の事案については国際社会のルール違反で、国際社会に訴えて中国側に圧力をかけると述べた。国際社会に訴えるのは当然であり、国際的な目で公平に事実を判断してもらいたいと思う。決して中国の言いなりにさせてはならないと思う。

 中国が反日的な行動を取るのは、政府の誘導と尖閣諸島問題だけが問題ではなく、根底には戦後中国内の徹底した反日教育が大きく影響していることは間違いないと考えている。反日教育を受けた中国の人とはあまり仕事や私的なつきあいはないが、それより古い教育を受けた中国人は、むしろ親日的で優しかった。ひと昔前の中国人と現代中国人の対日観にこれほどギャップがあるのは悲しいことである。どうしたら、両国の溝を埋め日中友好精神を再生させ、育んでいくことができるだろうか。頭の痛い問題である。

 さて、昨晩から風邪気味で少々具合が悪かったので、午前中にかかりつけの内科の森先生に診てもらった。大して心配することはないようだが、扁桃腺が腫れていると診断され薬を戴いてきた。やはり少しずつ体力が低下しているのだろうか。

2013年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2096.2013年2月7日(木) 親しい友と昔に還る。

 高校時代親しかった友人5人と遅れた新年会を持った。銀行マンの轟君、三輪君、証券マンの加藤君、損保に務めた山田君、百貨店へ入った吉水君、そして鉄道会社からトラベル・エージェントマンに転じた私である。JR大船駅近くの中華料理店に集まったが、驚くことに大船駅とその周辺には、近年大型マンションが林立して環境が随分変わった。見違えるような変貌ぶりである。新たにオープンした横浜寄りの駅改札の笠間口が横浜市内に位置しているとは知らなかった。つまり駅自体は横浜市と鎌倉市に跨っているということになる。

 今日会った5人とは在学中、卒業後も特に親しかった。6人のうち運動部に入ったのは、野球部2人、サッカー部2人にラグビー部の私の5人だが、野球部とサッカー部の4人は途中で辞めてしまった。意外だったのは、元野球部員から野球部に体罰があったと聞いたことである。確かに入学した時は、春の選抜高校野球大会に出場して野球部人気が沸騰した。多くの同級生が野球部に入部したが、しばらくしてかなりの部員が退部した。残った同級生部員は3年生時に夏の甲子園出場を期待されたが、惜しくも準決勝で慶應高に敗れてしまった。主力だったエースの村木君はその後慶大で4番を打ち、日通でも4番を打っていた。東京オリンピックでは、デモンストレーション・ゲームで日本代表の4番を任された。岩本君は早大で2軍監督をやっていた。今日出席した野球部の2人も中途退部組だが、聞くところによるとかなり厳しい練習と体罰があったようだ。母校では体罰がないと信じていただけに、思いがけない話にしばし愕然とする。考えてみると、その当時野球部とサッカー部は全国レベルにあり、かなり強かった。それに比べるとわがラグビー部は弱小チームだった。そのせいだけでもあるまいが、ラグビー部にはまったく体罰らしきものはなかった。

 野球部の2人もサッカー部の2人も体罰で辞めたわけではないが、野球部の1人は1年浪人した末に大学野球部で再びプレーした。

 ただ、5人ともに高校で運動部に入ったことに後悔はしていない。いじめとか一方的な暴力とは考えなかったからだ。私もラグビーを最後まで全うしたことに後悔どころか、失うものはなく、得るものが多くて良かった、得をしたと考えている。「ラグビーは友だち作り」とも言われている。確かにラグビーのお蔭で今日まで人脈は間違いなく拡がった。私自身高校ラグビー部OB会長は6年前に退いたが、まだラグビー部の現役部員諸君との関わりは今も続いている。

 今日の集まりは1年に1度だが、会わない間に年齢なりに健康問題で悩んでいる友もいる。心臓病で2人が手術をし、脳梗塞で倒れた友もいる。私は健康そうだと羨まれるが、私なりに小さな病の芽が潜んでいることを自覚しているので、気をつけなければいけないと心がけている。

 それにしても昨日からどうも風邪気味で、その点では少々情けない。明日内科で診察してもらおうかと思っている。

2013年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2095.2013年2月6日(水) 怖い好戦国家・中国の傍若無人ぶり

 昨晩小野寺五典・防衛相が突然のように公海上で中国フリゲート艦が海上自衛隊の護衛艦とヘリコプターに対して火器管制レーダーを照射したことを明らかにした。先月19日と30日のことである。伏せられたが、これ以外にも同様のケースがあったようだ。軍事衝突につながりかねないと政府は中国政府に強く抗議した。

 尖閣諸島領有問題で日中間に緊迫した空気が高まっている折から、日中両国間に警戒感が強まってはいた。だが、このように一触即発の事態を敢えて仕掛けた中国の意図はどこにあるのか。専門家の見方の中には、尖閣諸島近海で不穏な動きを見せている中国海軍が、日本の出方を探ろうとしたのではないかという声がある。これまでとは明らかに違う段階に入ったと見ている軍事評論家も多い。

 専門的なことはよく分からないが、この火器管制レーダーの照射というのは、艦艇や航空機から砲弾やミサイルを発射する直前に、目標の位置や速度をつかむために使用されるものだという。完全に敵対行為であるという。実際、イラク戦争開始時に最初にアメリカ軍がイラクを空爆したのは、イラクからこれと同じようにレーダー攻撃されたからであるという。そういう点では中国のレーダー攻撃は宣戦布告と受け取られても弁解の余地がない。危機一髪の事態に対して、仮にわが国がこれに対して迎撃したら、中国のことであるから日本が先制攻撃を仕掛けたと一方的に国際社会に宣伝し、正義は我にありと言わんばかりに臨戦態勢に入ることであろう。

 石破茂・自民党幹事長は、中国の誘いに乗らないように日本からこれを迎え撃つことはしないで冷静な対応をすると述べた。アメリカ国務省のヌーランド報道官は中国の行為を厳しく非難している。

 それにしても、いつも日本の厳重な抗議に対して間髪を入れずに反論する中国政府が、今度ばかりはまったく音なしの構えである。漸く夕刻になって華花蛍・中国外務省報道官が語ったのは、日本側の報道で初めて知ったくらいで分らないから関係部署に聞いてほしいという、国としての責任を放棄した公式回答としてはあまりにもお粗末な声明である。中国政府はきちんと回答すべきではないか。そして、今後2度とこのような他国を欺くような行為を行わないよう約束すべきではないだろうか。共産党系人民日報系のウエブサイトでは、盗人猛々しいというべきか、日本が責任を押しつけてきたもので、自作自演とまで述べて中国には一切責任がないと言わんばかりである。お話にならない。

先月山口那津男・公明党代表が訪中して習近平・総書記と会談した際、日中両国の関係改善のためにお互いに努力しようと申し合わせたばかりである。対応を見ている限り習近平も当てにならない。今回の中国海軍フリゲート艦の暴発は、中国共産党首脳部の意向なのか、或いは中国海軍の暴走なのか、現時点では不透明である。中国内部で好戦派と自重派が対立している隙に、好戦派に勇み足があったのではないか。何とも恐ろしい事態である。

 中国からは汚染された空気を受け入れさせられ、今また砲弾をぶっ放されそうな雲行きである。どうしたら、このわからずやの偽大国を諌めることができるだろうか。これほど他人のことを考えることなく、マイペースで他人に迷惑をかけて好き放題をやっている国も珍しい。周囲の国から嫌がられているのが分らないのだろうか。困ったお隣さんである。

 中国の嫌なニュースにうんざりしている中で、景気のいい話としては、今日の株式市場で日経平均株価が対前日比416円高となり、4年4ヶ月ぶりに11,463円となって、外為相場も一時1$=94円台となったことである。

2013年2月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com