2911.2015年5月3日(日) 憲法記念日に憲法の行方を心配する。

 昨日の朝日新聞の憲法観世論調査に次いで、憲法記念日の今朝日経新聞にも同社の憲法に関する世論調査の結果が紹介されていた。こちらの分析は朝日に比べて幾分分かりやすい。憲法を改正すべきかどうかについて、反対が44%で、賛成が42%である。朝日に比べてその差は接近している。それでも寡聞にして知らなかったが、日経では同様の調査を開始した2004年以降反対が賛成を上回ったのは初めてだという事実に驚いた。朝日とは読者層が異なり、日経購読者は一流企業に勤めるサラリーマンが多いだけに、自民党寄りの考えが強いと思われるが、それでも今までは改憲賛成派が多かったとはちょっとショックである。しかし、それも一部の読者が反対へ回ったことによって改憲反対派が賛成派を圧倒したことでホッとしている。他では保守路線の産経新聞読者層がどんな結果を示すか興味深かったが、ここにも意外な現象が表れていた。インターネットによって調べてみたところ朝日以上に反対派が多いのである。改憲賛成40.8%に比べて反対者が47.8%だった。集団的自衛権行使容認によりそれまで賛成派の一部の人たちが反対派へ回ったようだ。この様子だと政府自民党が極右的行動を示す度ごとに、改憲反対派が増えていく。この現象を安倍政権はどう受け止めるのだろうか。

 憲法記念日の今日、朝からテレビの情報番組では最近の政府の「憲法ないがしろ行動」につき、改憲賛成論者、反対論者の議論が闘わされていた。国民の意向がどうあろうと、最早改憲の道を歩き出した安倍政権、自民党にとっては、反対論など歯牙にもかけない傲慢さが見られる。

 今のままでは限りなく戦争への道を歩き、いずれ海外派遣される自衛隊員が犠牲になることは火を見るより明らかである。

 アメリカでは日本の国会における議論を経ずして日米ガイドラインを改正し、謳い文句のように日米同盟の強化を強調し、アメリカ議会でのスピーチでも日米両軍がお互いに補完しながら、「世界平和と秩序の安定」のために協力しあうと述べている。しかし、その実情はアメリカ連邦政府の逼迫した財政事情からアメリカの軍事費、及びアメリカ軍兵士の減少を日本が肩代わりして現状の戦力を保持しようということだ。これまで米軍が行使していた各国、各地の治安維持を日本の自衛隊の海外派遣によって補おうというものである。つまりアメリカの軍事費削減のツケを日本国民の税金で、しかも憲法違反の大罪を犯すことまでして日米同盟の強化を謳っているのである。こんな国民を愚弄した理不尽なことがあるだろうか。日本の今日の政治志向に喝采しているのは、安倍一族とその取り巻き、右翼集団、一部の企業だけではないのか。彼らの利のために、自衛隊海外派遣による集団的自衛権行使によって国民の生命、財産が失われようとしている。そのうえ本丸である憲法改正が控えている。なぜこの日本の危機に際して、メディアを始めとして国民の間に60年安保反対闘争時のような強力な反対運動が湧きあがらないのだろうか。若い人たちは静かである。憲法の大切さや、戦争の残酷さが彼らにはあまり身に沁みて分かっていないからだ。

 戦争を知らない人たちが戦争勃発の危機に際して、むしろ安倍政権と一体となってその背中を押そうとしているのである。実に恐ろしいことである。

 今や日本国内には憲法遵守を意に介しないおぞましい保守勢力が跋扈しつつある。現行憲法では第2章に「戦争の放棄」を掲げ、その第9条で「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と規定し、その第2項で「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」とはっきり戦争放棄を約束しているのである。そして、それが戦後70年間海外派兵を行わず、戦争に巻き込まれることなく平和を維持することができた大きな原因である。

 安倍首相が自ら訪米を成果と自画自賛して帰国した後の言動が気になる。

2015年5月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2910.2015年5月2日(土) 安倍暴走により危うくなってきた国民の憲法観

 今日は夏も近づく八十八夜で、全国的に暑さも増してきたようだ。そして、明日は憲法記念日である。日本国憲法が施行されたのは、昭和22年の今日、5月3日である。まだ、小学校3年生だったので、当時の実感はもちろんない。だが、その後学校では幸いにも折に触れて憲法について話を聞かされた。果たして現在の学校教育ではどうだろうか。

 その中で特に思いだすことが2つある。ひとつは、小中学校を通じてどの先生もみんな新しい現行憲法について、第9条の戦争放棄、憲法改正の条件について語る時現行憲法がいかに優れているかという話をされ、これで戦争はなくなるし、絶対守っていかなければいけないと諭すように話されたことである。新憲法について誇りを抱いているように感じた。

 もうひとつは、京都市立上桂中学3年生の社会科教師棚橋先生が、軍備は必要ない。もし、敵が攻めてきても丸裸のままでいて闘うことはないと毅然として言われた。まだあまり事情がよく分からない同級生と私が、それでは他国に侵略されるばかりではないかと質問しても、先生はどうなっても軍備は必要ないし、闘うこともしない方が良いとの持論を強く主張されたことに驚き、それは今もって強く印象に残っている。どうして無抵抗を主張されるのか、先生の真意は分からなかったが、戦争でご家族か親戚の方が惨めな目に遭われたような事実が頭にあったのではないかと勝手に推察している。

 あの個性的だった棚橋先生はとうにお亡くなりになったが、軍国的な風潮が出てくる都度棚橋先生の強い信念のようなものが甦って来る。

 さて、棚橋先生のお考えとは逆行して、昨今右翼的傾向が強まってきた安倍政権が、改憲への道を歩き始めた。その前に憲法違反のような行動を起こしていることは良識派国民から危惧され恐れられている。

 今朝の朝日新聞によると朝日が憲法に関する世論調査を実施し、国民行動の分析を行った。だが、リベラルな朝日が何を考えたのか、分析及び解釈を一般人が分かりにくいものにしてしまった。難しい憲法についてあれこれ条件をつけたような分析調査は避けた方がいい。あまりにも細かく分析しては、憲法自体を分かりにくくさせて庶民の視界から徐々に遠のいていくのではないかと心配になる。憲法改正に国民は賛成なのか、反対なのかという一番肝心な点が、条件をつけ過ぎるためにどう受け取ったら良いのか分かりにくいのである。精々男女別と年令別で分けるくらいの単純な一覧表を作ればよいのではないか。結局今日の朝日の調査報告ははっきりとは分かりにくくしてしまっていた。多少憲法改正反対者(48%)が賛成者(43%)を上回ったという一番知りたい点は何とか分かった。この他に第9条を変えることについては、「変えない(63%)」が「変える(29%)」を圧倒的にリードした。まあそれだけで取り敢えずほっとしている。だが、国民の声を軽視しがちの安倍政権が憲法改正に向けて虎視眈々と次のステップを待っている。まったく目を離せない状態である。

 とにかく最近は政府に憲法を無視しているかの言動が目立つ。既成事実を積み重ねて常態化させようとしている傾向が見られることが怖い。戦前の軍部の動きと一脈通じる動きが出てきたように思う。他人事でなく我々国民もよほど自分自身の問題として捉えてどう対処すべきか、よくよく考える必要があると思う。

2015年5月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2909.2015年5月1日(金) アメリカ議会における安倍スピーチへの反応

 訪米中の安倍晋三首相が、昨日米議会上下両院合同会議で演説した。事前に各方面からかなり注目されていた。日本の首相でこのような場でスピーチしたのは、安倍首相が初めてである。未来志向を主張し、先の大戦への痛切な反省には言及したが、侵略や謝罪という言葉は一切使わなかった。朝日の論調は、対米と対アジアの2つの顔を見せたと冷ややかなものだった。

 安倍首相の演説について、戦争に対する責任論が取り沙汰されている。勝者、敗者いずれの側にも責任はある筈である。それは、昨日のブログで言及したベトナム戦争についても同じである。戦争中アメリカ軍に協力して参戦した韓国軍の暴虐行為に対して、今ベトナムと韓国で責任と謝罪が注視されている。そこへ今朝新聞各紙が、厚生労働省がシベリア抑留死者1万人の名簿を発表したと報道した。北朝鮮、中国、サハリン抑留者の死者も含まれている。しかし、戦後70年である。あまりにも遅い対応である。これはロシアがこの期に及んで厚労省に伝えたものである。

 シベリア抑留者の悲劇だって勝者であるソ連に責任はある筈である。それに対して謝罪と言う言葉がかつてソ連とロシアから聞かれたことはない。そうなると勝者は体の好い事だけ言って責任はすべて敗者に負わせて逃げていることになる。

 翻ってベトナム戦争は、アメリカ合衆国が建国以来唯一敗れた戦争と言われている。だが、昨日和田春樹教授が追及していたように、アメリカはベトナムに謝罪も賠償もしていない。アメリカとともに戦った韓国も敗戦国になるが、一切謝罪はしていない。それどころかベトナム戦争中の蛮行が表面化しても両国からは国としてお詫びの姿勢はまったく示していない。

 こうなると安倍首相の演説で謝罪を言わなかったことはどう理解すべきであろうか。首相の演説で問題なのは、心から謝罪の気持ちが感じられないからである。それどころか、A級戦犯に対しても他の戦没者に対すると同じように尊崇の念を抱いている。侵略した国の人々に対して気持ちのうえで、迷惑をかけた、申し訳ないとの気持ちがあれば、意自ずから少しは通ずると考えられると思うが、ちょっと甘いかなぁ。いずれにせよ首相には、傲慢に前進することだけが我が意を伝えることであると考え、アジアの人々の気持ちを斟酌する気持ちがなく、周りの意見を聞いてみようとの気持ちがないからである。

 今でこそ一強多弱の基盤に乗っかり威張りくさっているが、いずれ首相の座を去らなければならない時が来る。その時どういう心境で王座を去るのか。

2015年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2908.2015年4月30日(木) ベトナム戦争終結40周年記念講演会

 今日は朝から忙しなかった。昼食に新宿南口で菱山郁朗先生と同じ駒澤大学公開講座の仲間6人で会食した。菱山先生もこの3月末で駒澤大講師を辞められた。随分長い間毎年授業を聴講していろいろな日本の政治に対する見方を教えてもらった。先生の情熱と正義感には敬服である。しばらく論文を書くので時間を取られているようだが、また新たな道を今まで通りご経験から周囲の人たちに「政治」というものをご教示願いたいと思っている。益々のご発展を祈念して止まない。

 その後NPO事務所、元勤め先を訪ねてから、今日のメインイベント会場である神保町の日本教育会館(一ツ橋ホール)へ向かった。今日はベトナム戦争終結40周年の記念すべき一日に当たる。ここで「ベトナム戦争終結40周年記念講演会」が催される。

 この会館でうっかり、粗忽な体験をしてしまった。3階に案内されるまま並んでホールに入りひたすら開始時間を待っていたところ、どうも雰囲気がおかしい。周囲の人たちを見てもベトナム反戦とは関係のなさそうな若い人たちが多い。その内に手渡されたパンプレットについて係員が説明を始めた。映画の上映が2時間かかるとの話だった。おかしいと思い係員に聞いてみたら、何と目的のベトナムとは関係なく天海祐希、松山ケンイチ主演の新作映画「蒼の乱」の試写会だと分かった。慌てて会場を出て同じ会館の7階にあるイベント会場へ移った。そこでは戦争の映像が映されていて、すでに始まっていた。まもなく4人の講演が始まった。取り敢えずほっとしたところである。

 元ベ平統(ベトナムの平和と統一のために闘う在日ベトナム人の会)レ・ヴァン・タム氏、歴史家で東大名誉教授でもある和田春樹氏、わだつみ会理事長・高橋武智氏、京都大学準教授・伊藤正子氏がそれぞれ30分超の話をされた。

 冒頭タム氏は現在ベトナムでは2つの大きな危機に直面していると指摘された。政治の腐敗と中国の侵略である。続いて和田氏は大泉学園町でベトナム反戦の市民運動を始めた体験から、アメリカの侵略戦争への加担に抗議し、40年前戦争によりベトナムに災禍をもたらして敗北したにも拘わらず、アメリカはベトナムに賠償をしていないし、謝罪もしていない。国交を結んだのも日本よりずっと遅れたとアメリカの戦中、戦後の対ベトナム政策に対し強く非難されていた。

 高橋氏はジャテックというべ平連の情報隠匿の必要上作られた組織で活動し、1967年秋横須賀港に停泊中の米空母「イントレピッド」から4人の水兵が脱走した事件について語られた。最後のスピーカー・伊藤正子氏はベトナム戦争に参戦した韓国とベトナムの関係について現地のスライドを見せその様子を詳細に語られた。現在韓国にとって最大の悲劇、韓国軍によるベトナム人虐殺と暴行事件について韓国内で告発されたことをきっかけに韓国民の間で、暴こうとする糾弾と蛮行にフタをしようとする擁護派の対立、更にベトナム国内での穏便な空気について、考えを述べられた。韓国国内の日本に対する従軍慰安婦問題と歴史問題とは矛盾する韓国の言い分に疑問を感じる。

 元ベ平連事務局長だった吉川勇一氏が車いすで参加され、4人の話を高く評価するとのコメントを語られた。最後は同じく元ベ平連のリーダーのひとりでもあった小中陽太郎氏が元気の良いシュプレヒコールで締めくくった。出席者は114名だった。

 大分遅くなったが、小中さんが軽くビールでも飲もうというので、昨日The Japan Times紙取材記事を掲載してくれた同社川畑泰氏と神保町で一杯傾けて遅い帰宅と相成った。しばらくぶりのベトナム・イベントを満喫した。それにしても今朝アメリカの上下合同議院総会で演説された安倍首相はこのベトナム戦争についてどう思っているのだろうか。

2015年4月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2907.2015年4月29日(水) 邦楽尺八を楽しむ。

 会社の元同僚が尺八の都山流師匠として流派を率いて久しい。毎年公演を行っているが、今年の関東演奏大会が今日日比谷公会堂で開催された。招待券とプログラムを送って来られたので、再建される日比谷公会堂の見納めということもあり、期待して出かけた。

 鯉江丈山師匠は流石にこの世界では並ぶものない地位にまで上り詰めたせいだろうか、大勢の演奏者の中で独奏されたのはただひとりだった。石清水を演奏されたが、この曲はいつ聞いても落ち着いた気持ちにさせてくれる。7年前の拙著出版記念会でも同じ石清水を演奏していただいた。丈山師匠は他の曲でも合奏され、存在感を際立たせていた。こういう邦楽も分からないなりに、時には良いものだ。

 さて、日比谷公会堂から帰ってみると小中陽太郎さんから26日に芝公園で行ったベトナム戦争終結40周年記念集会のThe Japan Times掲載記事が添付で送られていた。同社論説室顧問の川畑泰氏が取材されたものだ。ちょっと見にくかったので、遅くなってはいたが、新聞を買いにコンビニに行ったが、中々見つからず東横線・都立大学駅売店でやっと見つけることができた。恐縮だが、私は目につく立ち位置にいる。拳を上げシュプレヒコールをしているスタイルは何となくぎこちないが、一応存在感は出せている。今では目立たなくなった歴史的事件をThe Japan Timesが取り上げてくれたことは有り難いと思っている。

 明日はサイゴンが陥落した、まさにベトナム戦争終結の日である。記念講演会も開催される。関係者がどんな話をされるのか、楽しみにしている。

2015年4月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2906.2015年4月28日(火) 日米首脳会談に先立ち日米2+2会談

 22日に無人機「ドローン」が首相官邸屋上に墜落しているのが見つかり、外部からの侵入に対する無防備ぶりを曝け出し、泥縄式に警備体制を見直そうとしている。そんなことより法律によって入手方法や、使用に規制を加えれば良さそうなものなのに、その点の動きはのろい。

 その後福井県小浜市内に住む元自衛官がドローンを飛ばしたと名乗り出た。どうもその人物が操作したらしいことが分かり犯人探しはあっけなく終わった。その理由を元自衛官はドローンから放射能が漏れ出ていることを根拠に、原発反対を訴えたかったと述べた。ことの是非は別にして一応それはそれで説明がつく。ところが、一昨日辺りから、その男から自己嫌悪的な発言が目立ち、自らの生き方に疑問を感じたようなことを話し始めた。こうなると少なからず精神面の問題が問われるようになる。この男が精神異常者とは言わないまでも、こんな危険な飛行物体が仮にもそういう人々の手に入ると何が起こるか分からないことを示唆している。それだけにこの種の飛行物体の使用については、国全体としてトラブル防止のために早めに手を打つ必要がある。その点で今の政治家、警察は何と感度が鈍いのだろうか。やっと腰を上げたところである。

 さて、安倍首相は日米首脳会談のため訪米中であるが、昨日の日米外務、防衛相による2+2会談で、日米安保条約のガイドラインが見直され、表向きは改めて日米の結束が強化されたと言っているが、どうだろう。カーター国防長官は日米がアジア太平洋地域と世界中で協力が可能になったと日本側ともども自画自賛している。岸田外相に至っては、普天間基地移設については辺野古への移設が唯一の解決策と沖縄の気持ちとは全く逆の考えをアメリカに伝えた。自衛隊の海外派遣が何の抵抗もなく行われるようになり、アメリカの防衛の肩代わりをする危ない橋を渡ることを確約する場になった。完全に憲法違反である。

 今日の朝日夕刊「素粒子」欄にはこうある。「まず米国との合意あり。憲法より国会より法律より。ガイドライン改定。国民の意思は最下位の逆立ち民主主義。」

 サンフランシスコ講和条約が発効して今日で63年になる。その時本土は主権を回復し、沖縄だけが切り離されて米軍の支配下に入った。まさに沖縄にとって今日4月28日は屈辱の日と言われている。今日の日米会談ではそんな沖縄県民への思いやりは一切見られない。ここまで持ってきた安倍首相を始め、右翼政治家と右寄りの国民の非情なしたたかさには驚くばかりである。

 いまのところ絵空事のように考えているようだが、実際にいざ戦争となった時、こういう憲法違反に加担した政治家や一部の右翼国民は率先して戦地へ赴き、敵と戦う覚悟があり、命を落としても納得づくなのだろうか。

 つい最近横浜市内の県立高校生に、その辺りを質してみた。彼は国家の防衛上軍備は必要だし、敵が攻めてきたら守る必要があると応えた。気持ちは安倍首相と同じだ。だが、実際に戦争になったらどれだけの悲劇が目の前に展開されるのかということはピンと来ていないようだった。これだから困る。戦争に巻き込まれることは、自分の生命、家族の生命を投げ出すことに繋がることがよく分かっていない。こういう教育を学校だけでなく、社会的にメディアなどを通して若い人たちに教えることが大切だと痛感した。

 今晩安倍首相はアメリカ上下院議会でスピーチを行い、オバマ大統領と日米首脳会談を行う。日本人のみならず、ニューヨーク・タイムズなど安倍首相に辛辣なアメリカ人、反日的な中国人、韓国人が注目している。

2015年4月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2905.2015年4月27日(月) ネパールの地震被害が拡大

 ネパールの地震は、その後被害が拡大して人的被害のみならず物的な損害も大きい。首都カトマンズにある世界遺産、ダルマール広場の寺院や塔も崩れ落ちるように倒壊し無残な姿を晒している。犠牲者の数も日に日に増え、今日現在3700人を超える人々が命を落としている。エベレスト登山のベースキャンプも地震から雪崩、落石を呼び、日本人1人を含む登山者17人が亡くなった。元々貧しいネパールだけに災害者を助けようにも資金的にも、物質的にも充分な余裕がないうえに、インフラが寸断され援助物資が届かず、各国へ援助の要請をしている。ところが、カトマンズ空港が混雑して一時的に使用できなくなったために日本からの救援隊が予定通り到着できず、インドへ寄ってからカトマンズ入りする有様である。散々な目に遭っている。

 テレビで崩壊現場を観ていると、1999年8月に20世紀最大の地震と言われたM7.5のトルコ地震に遭遇した時、チャナッカレの現場で目の当たりに見た崩壊現場より大分酷いように思えた。

 貧しい人たちがいつも、どんな所でも恵まれず思うように援助を受けられないのは、最早当たり前となっている。

 さて、昨日行われた統一地方選後半戦の結果は、先の前半戦や直近の国政選挙同様に選挙民の間に不投票の傾向が著しく高まり、このままの状態では民主主義の崩壊へ繋がる恐れが表れてきた。その最たる傾向は、懸念されていた投票率の下落である。全選挙区で過去最低の投票率を示した。市議選の全平均投票率は48.62%で、前回より2.2%も下がっている。これと連動するように、無競争当選選挙区が多くなり、これでは住民が候補者の考えや意見を聞く機会を失うことであり、民主主義の根底が崩れて行くことになる。

 一方で、大阪都構想の是非を問う住民投票が今日告示され、来月17日に住民投票が実施される。橋下徹大阪市長が府知事に就任した時からの念願である。これまでこの種の住民投票が行われたことがなかったので、知名度やその実施の主旨と方法がよく住民に理解されているようには思えない。その目的は、大阪府と大阪市の二重行政を解消し、特に無駄を取り除きたいという狙いである。ただ、1カ月足らずの短い間に住民に理解を求めるのは難しく、後顧に憂いを残さなければよいと思う。橋下市長が代表を務める大阪維新の会は、当初から都構想を推進しているが、自民、公明、民主党らは反対している。私自身ひとつ疑問がある。大阪府立大と大阪市立大の両立をどのように調整するのか。これからどういう道筋を辿って行くのだろうか。大阪市有権者211万人の責任は重い。

2015年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2904.2015年4月26日(日) ベトナム戦争終結40周年集会

 統一地方選挙の後半戦、世田谷区長選と区議選が行われたので、午前中いつも通り東深沢小で投票を済ませ、やや早い昼食をしてバスで東京タワーのある芝公園へ出かけた。集合は「複眼的報道の塔」という新聞協会が建てたちょっと分かりにくい場所にある時計塔だった。交番と東京タワー案内所の2か所で尋ねて漸く探し当てた。元ベ平連の小中陽太郎さんのセンチメンタルな思いから、ベトナム戦争終結を振り返り、現在の沖縄問題に関する日米両政府の対応に対して抗議する試みである。集まったのは、いつものペンの仲間とベ平連関係者約15名だったが、デモの許可を得ていないので街頭を行進することができず、塔の前で参加者がそれぞれコメントを言い合い、台石の上でシュプレヒコールを繰り返し気勢を上げた。

 1965年4月24日にベ平連が叫んだのは、「アメリカはベトナムから手を引け!」「ベトナムはベトナム人のものだ!」「日本政府はアメリカに協力するな!」だったが、今日我々は「アメリカは沖縄から手を引け!」「沖縄は沖縄のものだ!」「日本政府はアメリカに協力するな!」「日本政府は『殺すな!』」を叫んだ。最後の『殺すな!』はベトナム戦争時にワシントン・ポスト紙、ニューヨーク・タイムズ紙に反戦広告を掲載した時の標語で、主旨に賛同された岡本太郎に書いていただいた文字である。

 静かな場所で全員声高にシュプレヒコールを上げた。通りがかりの日本人や外国人が興味深そうに我々を見ていたが、久しぶりのデモ的行動で少しは政府の右翼的姿勢に対する鬱憤が晴れた。メディアを通した訴求度は弱いものかも知れないが、それでも、The Japan Times社の論説室顧問・川畑泰氏とベトナム通信社東京支局長ブイ・フー・タン氏が取材に来られた。タン氏のご両親は戦時中北ベトナムのハノイに住んでおられ、枯葉剤による後遺症が今も残っているという。タン氏には僭越ながら私の経歴に大変興味を持っていただき、10分近くテレビ取材を受けることになった。ベトナム戦中、戦後にベトナムを訪れた体験、ベトナム反戦への考え、現在の反戦行動、安倍政権の保守というより右翼的言動、反戦に対する意識等々について忌憚なく持論を述べた。終戦記念日の今月30日にハノイから放映されるそうだが、残念ながら画像を観ることはできない。

 集会を終えて近くで買い込んだ缶ビールを仲間同士で飲み語らう。小さいながらもこんな楽しい反戦メモリアル集会もない。これも小中さんのお人柄と行動力、あくなき反戦への思いによるところが大きい。まもなくベトナム終戦40周年がやってくる。

 さて、昨日ネパールで起きた地震の被害は拡大して、犠牲者は2千人を超えた。日本人の犠牲者も見つかった。M7.8と揺れも大きかったが、建物が煉瓦構造というのが被害を大きくしたようだ。それに山岳地帯なので地震とはあまり縁がないと思っていたが、これまでも5年に1度くらいの割合で大きな地震が起きている。それにそもそもヒマラヤ山脈も地殻変動によってできたものだ。それほど地震の巣窟のようなところだ。まだまだ心配である。

2015年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2903.2015年4月25日(土) 知研久恒理事長、八木会長と久しぶりに懇談

 午後パソコンの不具合でITコンサルタントの小糸さんに自宅まで来ていただいた。調べたうえで、いろいろトライした結果、パソコンと電源をつなぐコードが傷んでいることが原因と分かり、今日のところは初期療法をやってもらいゴールデンウィーク明けに内蔵バッテリーも再び取りつけてもらって一件落着ということになる。

 その後京王線調布駅で人と待ち合わせして居酒屋に入った。NPO「知的生産の技術研究会」の久恒啓一理事長と八木哲郎会長が、私のためにわざわざ激励会をやってくれることになっていたのである。実は一昨日も浜松町の世界貿易センタービル内のクラブでゼミの仲間が同じように激励会をやってくれたところだ。まだ、他にも励ます会を開いてくれるという友人もいるが、どうして私を激励することになったのかという肝心な点については、来る6月22日の本ブログに書き込むつもりである。シークレットというほどのこともないが、一応ことの次第が公表されるまでは書きにくい。お許しいただきたいと思っている。

 それより何より今日初めて伺い、感銘を受けたのは、久恒理事長がこの4月から多摩大学副学長になられたということである。今までも学部長兼任教授として八面六臂のご活躍をされてこられたが、これからは海外出張やテレビ出演、講演などで平素ご多忙な寺島寿郎学長を補佐しながら、益々ご活躍されることを祈念している。八木会長も80歳を超えたにも拘わらず、矍鑠としてお元気なのに安心した。お二人とは、率直な話ができて楽しかった。

 ところで、40年前の今日はこれまでのわが人生の中でも振り返って画期的な一日だった。あの忌わしいベトナム戦争終結の日である。40年前の今日北ベトナム軍兵士が戦車に乗って、当時の南ベトナムの首都サイゴンに笑顔を見せながら入って来た印象的な姿を思いだす。これで漸く戦争は終わるとの思いでほっとしたような気持ちになった。戦火の激しい中をひとりでサイゴンにも出かけ、良い意味でも、悪い意味でも怖い体験をした。それは今自分の仕事面、生き方において大いに力となっている。それにしてもこのエポックメークな終戦記念日について、どのメディアもまったく報道しないとはどういうことだ。今沖縄米軍基地が問題となっているが、その沖縄から米軍機が続々とベトナムへ飛び立っていた現実があったではないか。そんなことなどきれいさっぱり忘れてしまっている。メディアもだらしないし、情けない。

 明日は芝公園で集会がある。「ベトナムに平和を 市民連合」、通称「ベ平連」で小田実さんらと主導的役割を果たされた小中陽太郎さんのお誘いである。もう戦争は嫌だが、それを身体に染み込ませる意味でも明日は集会に出かける義務があると思っている。

 さて、夜帰宅してテレビ・ニュースでびっくりしたのは、ヒマラヤの麓、ネパールで大きな地震が起きて、現時点で876人が亡くなったということである。地震国日本に住んでいる我々としてはとても他人ごととは思えない。もっと被害が広がっていないか心配である。

2015年4月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2902.2015年4月24日(金) 身の回り品の突然のトラブルに困惑

 先日マイカーのエンジンがかからなくなって販売店に車を預け調べてもらっていたが、どうしてもその時エンジンが始動しなかった原因が車の製造、販売店ですら分からないという。これではどうしようもないが、自社の製品の欠陥が解明できないとは常識的には考えられない。エンジンは今ではかかるようにはなったが、いつまた突然エンジンが作動しなくなるかも知れない。このまま預けっ放しにするわけにもいかず、不承不承取り敢えず引き取ることにした。だが、どうにも腑に落ちない。

 そうしたらどういうわけだか2台のパソコンも具合が悪い。特にノートパソコン‘LENOVO’が先日来言うことを聞かない。加えて机上の蛍光灯ライトも点灯しなくなった。一度に原因不明のトラブルに見舞われて些か困惑している。

 車は午後販売店へ行き、あまり納得の行かない説明を聞いて引き取って来た。

 不調のパソコンについては平素世話になっているITコンサルタントに相談した。PCにスイッチを入れても起動したり、そうでなかったり、その都度電源が入るかどうか分からない不安感がある。先日ひとまず機能しなくなった内臓バッテリーを取り外して引き取ってもらい、新しいバッテリーと交換すべく待っている最中である。これまでならスイッチをONにすれば直ぐ起動したが、今のところPCは電源を入れないと起動しない。そのPCも元々はIBM社製だっだが、今や中国製品となったため、バッテリーも中国から取り寄せなければならない。取り敢えず、代替品のPCを借りている間に修理してもらうことになった。成り行きによっては、あまり使いにくいようだったら日本製品に買い替えようかと考えているところである。

 蛍光灯は8年前に小田急百貨店で机と3つの書棚とセットで購入したもので、最近までは問題なかった。ところが、先日不意に真空管が点灯しなくなり、不便を感じるようになった。机に洒落た形で付設された蛍光灯は、特殊な形と配線がなされていてちょっとややこしいと思ってはいた。案の定洒落た形をしていてどこにでも売っているような代物ではない。机と蛍光灯に張り付いていた登録番号をネットで調べて製造会社へメールで連絡し、何とか在庫があることを確認し、製品を送付してもらうことになった。

 車、PC、特殊な蛍光灯、それぞれ普段は気づかずに使い大分恩恵を受けているが、いざ機能しなくなるとたちまち往生する。それがタイミング悪く一遍に重なると地獄に突き落とされるようなものである。

 私なんかこの程度で往生してしまうが、もっと身の周辺を近代器具に取り巻かれている人はさぞや大変なことだろうと、つい現代機械文明の風潮に一抹の不安を感じてしまう。

2015年4月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com