会社の元同僚が尺八の都山流師匠として流派を率いて久しい。毎年公演を行っているが、今年の関東演奏大会が今日日比谷公会堂で開催された。招待券とプログラムを送って来られたので、再建される日比谷公会堂の見納めということもあり、期待して出かけた。
鯉江丈山師匠は流石にこの世界では並ぶものない地位にまで上り詰めたせいだろうか、大勢の演奏者の中で独奏されたのはただひとりだった。♪石清水♪を演奏されたが、この曲はいつ聞いても落ち着いた気持ちにさせてくれる。7年前の拙著出版記念会でも同じ♪石清水♪を演奏していただいた。丈山師匠は他の曲でも合奏され、存在感を際立たせていた。こういう邦楽も分からないなりに、時には良いものだ。
さて、日比谷公会堂から帰ってみると小中陽太郎さんから26日に芝公園で行ったベトナム戦争終結40周年記念集会のThe Japan Times掲載記事が添付で送られていた。同社論説室顧問の川畑泰氏が取材されたものだ。ちょっと見にくかったので、遅くなってはいたが、新聞を買いにコンビニに行ったが、中々見つからず東横線・都立大学駅売店でやっと見つけることができた。恐縮だが、私は目につく立ち位置にいる。拳を上げシュプレヒコールをしているスタイルは何となくぎこちないが、一応存在感は出せている。今では目立たなくなった歴史的事件をThe Japan Timesが取り上げてくれたことは有り難いと思っている。
明日はサイゴンが陥落した、まさにベトナム戦争終結の日である。記念講演会も開催される。関係者がどんな話をされるのか、楽しみにしている。