403.2008年6月20日(金) HP送信でトラブル

 一昨日福島市内に前泊していたホテルからこのブログを更新して、送信したところ画面が消えてしまった。HPに記載している項目の中でこのブログだけが消えてしまった。心配して福島から帰宅次第すぐ改めて送信したところ復活した。送信したホテルのケーブルラインが送信用ではなかったようだ。心配して高校時代の友人2人から画面が消えているのでチェックするように、丁重なアドバイスをもらった。よく見てくれているようで嬉しくなる。

 今日の図解研修は、昨日図全体を明るい配色にした方がよいとアドバイスしたが、全般的にはまずまずの作品を描いてくれた。その都度発表者にコメントを行ったが、各人が発表した「私の仕事図」は、率直に言えば評価としてはマチマチという感じである。秀作もある一方で、残念ながらひとりだけどうしても図解に対して拘りを持っている受講者がいた。自分では久恒流図解より、頑固にも自分なりに「マインドマップ」方式を信じて実践していて、「私の仕事図」もマインドマップを下敷きに描いている。従って他の受講者とはまったく異なる図が描かれる。いわゆる図解とはほど遠いものになってしまう。作品に強いこだわりを持って描くのだが、図が全般的に暗くなり、このままだといまひとつ説得力がないので、本人に敢えて欠点も指摘した。こういう素直でない?受講者が参加したのも初めてだった。

 解説時間を多くしたが、やはり演習のための時間は足りない。「私の仕事図」を制限時間内に完成できなかった人もいた。8月に今年度の2回目研修があるので、スケジュールをもう少し調整してみたい。

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402.2008年6月19日(木) 図解についての考え方

 福島県の職員研修講座の「図解」を今日と明日の2日間ふくしま自治研修センターで行う。昨晩福島駅前のホテルに泊まって今朝自治研修センターへやってきた。ここで研修講師を務めるのは7年目なので、要領は大体分かっているが、今年は例年に比べてできるだけ解説を多くして、演習をいままで以上に力を入れてみたいと思っている。テキストも若干変えた。

 受講者は12名で、グループ作業もあるのでセンターで予め3班にグループ分けしてくれていた。珍しいのは昨年から目立っていた警察科学捜査研究所の受講者が3人も参加していたことだ。

 夕食をともにしたとき、受講者のひとりから本研修は誰を対象に行っている研修か、と尋ねられた。話し合ってみるとこの研修が目的とする対象者がどういう階層の人か分からないので、自分たちがこの後学んだことを教えるにしても誰を対象者にすべきか分からないという。われわれは受講者のような、地方行政に携わっている公務員を対象者と考えている。それでよいのではないかと思う。その先はこの研修の受講者が考えることではないのではないかと思う。

 もうひとつ言われたのは、講義中に折角カラーを使えるので、もっと明るい色を使ったらどうかと話したことに対して、自分たちの仕事では目の不自由な方を対象にすることもあり、その場合カラーはあまり意味がないので、健常者の感覚では考えないという話しには、少々考えさせられた。難しい問題ではあるが、こういう研修は一般的に健常者を対象にしているので、地味なカラーばかりを使用することは考えていないと応えた。警察関係の方々は、ちょっとわれわれの認識とは違っているように感じた。しかし、いろいろ考えさせられることも多い。そのせいか今日の受講者の作品は割合地味なものが多かった。明日「私の仕事図」を演習として作図してもらうが、どの程度配色を考えて明るいデザインで作ってくれるだろうか。

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401.2008年6月18日(水) ブラジル移民百周年記念

 100年前の今日、明治41年6月18日に約800人の日本人移民を乗せた笠戸丸がブラジルのサントス港へ到着した。西回りの52日間の長い航海だった。これから移民の人たちの努力と忍耐の苦労が始まった。蛇足だが、今年1月七回忌を迎えた父はこの2日後に生まれたので、生きていれば明後日は亡父の百歳の誕生日になる。学生時代にその父から、ブラジルへ行って一旗挙げてみろと言われ、三菱商事のブラジル駐在員だった方が沢山のスライドを持って鵠沼の実家へ来られ、雲をつかむようなでかい話を聞かされ若干その気にもなったことがある。感慨無量の思いである。

 日本とブラジルの各地でいろいろな催しが開かれているが、皇太子もブラジルで開かれた記念式典出席のためにブラジルへ旅立たれた。私自身2度ばかりブラジルへ行ったことがあるが、国土と同様、日本人の発想では及びもつかないスケールの大きい想像力に圧倒されたり、戸惑ったこともある。ともあれこのまま日伯友好がいつまでも続くよう願っている。

 今日嬉しいニュースは、日中間の懸案事項だった東支那海ガス田開発問題で、日中政府間に合意が成立した。日本は中国が建設した春暁油田に投資することになり、新たに共同開発を行うことになった。今年5月胡錦涛国家主席来日以来、日中トップ会談の末の決着である。中国側がどう主張し、反応するか分からないが、中国としては日本に一歩譲歩したというところだろうか。まあ今まで日中間ではいつも角つき合わせていたので、良い結論が出せたと思う。ほかの案件もこうありたいものである。

 今日も忙しい1日だった。午前中かかりつけの森内科医で血圧を診てもらい処方をしていただく。その後駒沢大の公開講座に出席して、終了と同時に妻に車で駒沢大へ来てもらい自由が丘駅へ、そして東京駅から新幹線で福島へやってきた。明日から2日間恒例の福島県の職員を対象にした「図解」研修講師を務める。今度で7年目9回目である。今年は8月にも第2回があるが、テキストの内容はほとんど変わらない。しかし、パワーポイントを思い切って使い、実習にも今まで通り力を入れて分かりやすい講義にしたいと考えている。

2008年6月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

400.2008年6月17日(火) 取材して報道する・・・。

 駒沢大の講座で菱山郁朗講師が、日本テレビ時代の現場体験から現場の大切さを話されて、われわれが常に考えている現場の臨場感がいかに大切なものであるかということを改めて認識させられた。現場で取材して報道することが重要であると何度も力説された。自分の足で取材しないで、聞いた情報とか、インターネット情報に頼るようになってはダメだとも話された。

 しかし、実際には現場で取材したことがそのまま報道されるわけではなく、テレビ局内でディレクターを中心に議論の末に取捨選択して優先順に報道されるという。果たしてここに思惑や圧力が入り込むスキはないだろうか。

 ところで、1月のソウル市郊外利川の冷凍倉庫爆発事故の報道を横並びで止めたのは、それとはまったく異なる話で、これはテレビ局編集部の判断による報道の採否ではない。もっと大きいところで成り行きが決まったようだ。事故の直後に2つのテレビ局で報道しているのを実際に私自身この目で観ている。他にも報道したテレビ局があったかも知れない。問題は、その後になってそのとき報道したテレビ局を含め、すべてのテレビ局とすべての新聞、雑誌が申し合わせたようにまったく報道しなかったことである。まるで報道管制が敷かれたようだった。翌日以降ピタリとマス・メディアが報道をしなかったことに、韓国側か、日本側か分からないが、恣意的で政治的な意図があったのではないかと疑問を抱かざるを得ない。その点を尋ねているのだが、まだ講師から明確な回答はいただいていない。今日は前もって講師が叔母の通夜のためちょっと早めに終了すると言っていたので、質問もできなかった。来週改めて答を聞きたいと思っている。

 今日20年前の幼児陵辱殺人事件の犯人、宮崎勤の処刑が執行された。あの当時この幼児誘拐殺人事件は世間を騒がせ、小さな子どもを持つ親の心胆を寒からしめた。ついに今日まで犯人の口から反省や謝罪の言葉は聞かれなかった。作家・佐木隆三氏が述べていたが、神戸の酒鬼薔薇事件、先日の秋葉原通り魔事件のような世の中をすねたような変質者が現れないようにするには、家庭でそういう人間を出さないように家族がみんなで見守ることが大切だと話していた。結局家庭がしっかりしてそういう子どもを出さないようにすることしか防ぐ方法はないと言っておられたのが、印象的だった。

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399.2008年6月16日(月) 岩手・宮城内陸地震の猛威

 少しずつ「岩手・宮城内陸地震」の惨状が明らかになってきた。いままでにはない山岳地帯の惨状で、空から見る現地の崩壊ぶりは痛ましい。これまで緑一色だった被災地が山崩れによって土が露出して、まるでトルコのカッパドキアのようになっている。山間部のために人的被害はそれほど大きくないが、それでも今日も死者が増え、現時点で10名が亡くなり、依然として12名が行方不明である。

 驚くのは、山の地形を変えてしまうほどの山崩れの発生である。山の中を走る舗装道路は寸断され、その先が陥没して道路がなくなっていることである。山を周回する道路が全体的に300mほど下方へずれて落ちているというのだから、すごい地すべり現象である。どうしてこんな地震が起こってしまったのか。

 今日は専門家の東大教授や東北大教授がテレビでその原因を分析していた。もともと被災地は火山地帯にあり、岩石が弱いところへ隣のダム貯水湖の水の浸食によって徐々に崖が崩れ、それが地殻の変動によって一気に崩れた。 

 地域をつないでいる道路が寸断されたために、移動もままならない。高齢者が多く、またまた高齢者の生活にとって何かにつけて厳しい選択を迫られそうだ。農業をやっていた老夫婦が、最後の最後になってやり直しができない目に遭った、と自らの不運を嘆いているのが痛ましく印象に残った。

 横浜国立大生が昨日解放されたが、早速父親がテヘランへ飛びイラン側から引き渡された息子と8ヶ月ぶりの対面をした。小野寺外務副大臣と迎えに行った父親に挟まれて記者会見に臨んだ学生は、お礼と感謝の言葉以外余計な口はきかなかった。個人的な感想を言えば、事前に相当言い含められているなと感じた。帰国後に週刊誌をはじめとしてマス・メディアの追求からうまく逃れることができるか。帰国してからどれだけ本当のことをしゃべってくれるか。あまり期待できないかも知れない。学生は明日帰国する。

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398.2008年6月15日(日) 日本人大学生解放される。

 イランで誘拐されていた横浜国大生が8ヶ月ぶりに解放された。自由になったから良かったものの、この大学生の場合はいささか無用心に過ぎた。彼は昨年10月イラン南東部のパキスタン国境近くの古い町で拉致された。自分自身40年前にヨルダンで軍隊に身柄を拘束された苦い経験を鑑みるとあまり偉そうなコメントを言う資格はないが、それにしてもこんな危険な地帯にのこのこひとりで出かけて行ったのは、ちょっと無謀で軽率だったと思う。4年前イラクでボランティア活動をやっていて拉致された高遠さんら4人連れとは事情が違う。それでも、あの当時相当非難されたのは、あまり社会活動に理解のない政治家が一斉に声を上げたからである。しかし、今度の学生の場合は、高遠さんほどの強い意思や信念があってボランティア活動をやっていたようには聞いていない。無防備のまま簡単にゲリラの罠にはまった感じだった。ともかく無事解放されて良かったと思う。下衆の勘ぐりで不謹慎であるが、学生の口からどんな話が出てくるか楽しみではある。

 昨日の地震による死者が9人に増えた。今日の新聞やテレビで見る被災地の上空写真は、これまでの地震で紹介されたものとは大分違う。広域的に土地が沈み、山崩れがあり、山肌には亀裂が見えて、広い地域で土地がやられている。しばらく土地が不安定で当分立ち入ることもできないだろう。今後も警戒を怠れないようだ。

 昨夕杉田士郎くんが電話で「慶38」第3号の発行について考え方を話し、意見を聞いてきた。取り敢えずその気になったのなら、ぜひやってみてはどうかと激励したところだ。第1号を発行して10年になる。3千部刷ったらしいが、中々苦労もされたようで、中には印刷物を同級生に送ったら文句を言ってきたのもいたというから、人それぞれだと思う。それにもめげず2号の発行もやり遂げた。プロが見れば、とても完全とはいえまいが、制約のある中でよくぞ2号まで発行されたと杉田くんの労には頭が下がる。関係者にとっては興味のある雑誌だと思う。昭和38年に慶応を卒業した同級生を対象にした小冊子で、具体的な計画はこれからであるが、何とか3号までは発行してもらいたいものだ。もちろん寄稿するし、友人にも広く呼びかけて多くの同級生が寄稿するよう誘ってみたいと思っている。

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397.2008年6月14日(土) 東北地方に大地震発生

 日朝会談について昨日以上のシークレット情報は公表されなかった。朝刊にも目新しい解説記事は載っていない。北朝鮮がどの程度譲歩して、どれだけ日本国民を納得させる実利的材料を提供することができるかということにつきる。それが、仮に拉致被害者家族を100%満足させるものでないとしても、6カ国協議の中で関係国から理解を得られ日本としての立場を主張できるなら、それも日本としては充分受け入れ可能として検討すべきであろう。しかし、何と言っても交渉相手国が、これまで散々手古摺らされた北朝鮮だけに、これからまとまるまで一筋縄ではいかないのではないかと思う。

 午前中に東北地方で大きな地震があった。「平成20年岩手・宮城内陸地震」と名づけられた地震は、「マグニチュード7.2」だった。つい1ヶ月前の中国・四川大地震があまりにも甚大な被災者を出したので、ショックの度合いはそれほどでもないが、「M 7.2」というのは最近の国内地震の中でも、阪神・淡路淡路大震災と2000年に起きた鳥取県西部地震の「M 7.3」に次ぐ規模である。

 死者は現時点では6人だが、土砂の下敷きになっている人の救助が遅れているので、これから更に増えそうである。

 今度の地震で初めて気が付いたのは、被災地の地勢を空から鳥瞰的に見ると山岳地帯がどかんと崩壊して落ち込んだことで、こんなことはこれまでの地震ではなかったのではないかと思う。そのため、山間部を切り開いて走っている舗装道路や橋が途中で所々落ちて想像できないくらいの寸断ぶりである。専門家が、近くのダムに貯まった水が地下水となって山の地下へ浸水し、地盤を緩める結果になったのではないかと話していた。考えてみれば当たり前のことだが、あまり考えられることはなかった。それは、いままで日本の地震が平野部か沿海部で起こり、山間部で地震があっても大きな被害がなかったからではないかと思う。しかし、そんな話は最早通用しなくなった。日本では地震学が国際的にも進んでいると見られていたが、地震学会としては、こんな基本的なことがないがしろにされていて、少々恥ずかしいのではないのだろうか。

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396.2008年6月13日(金) 北朝鮮の変化をどうとらえるか?

 昨日北京で行われた日朝外務省実務担当者による公式協議の内容が、今日町村官房長官から公式表された。政府発表によると、①拉致問題は解決へ向けて再調査をする、②よど号ハイジャック事件犯人を送還する、の2点を北朝鮮は日本に伝えてきた。これだけ見れば北朝鮮が頑なに主張していた「拉致問題はすでに解決済み」より一歩前進したように思える。

 しかし、①はこれまで北朝鮮が何度も言ってきて、その挙句に拉致問題はすでに解決済みとはねつけた一項にからむ点で、この期に及んでよくも過去の言い分を変えてきたものだと思う。北朝鮮の意図は、アメリカのテロ支援国家指定の解除にあり、そのためには不本意だが日本と妥協することもやむを得ないと考えている。妥協は便宜的なものに過ぎない。案の定、拉致被害者家族会は北朝鮮の提案を額面通りに信じていない。むしろ政府の対応が変化したと反発している。政府は一定の前進と評価した声明を出し、即座に経済制裁一部解除の発表をしたが、家族会は反発している。やはり家族会の考えとはミスマッチである。

 難しいところだが、政府と家族会の考えは根底で微妙にずれている。家族会は黒白の二元論で考え、政府に訴え政府は了解していた。ところが、政府としては口ではそうだと言いながら、6ヶ国の事情も考慮しつつ総合的な北朝鮮問題と捉え、6ヶ国協議を睨んで前進させなければならない。お互いの主張にどうしても齟齬が生じる。

 コメンテーター・鳥越俊太郎氏や重村計智・早大教授らは、上記二つの問題以外にも合意事項があるのではないか、例えば拉致被害生存者やよど号事件の犯人の送還予定者名などを知らされたのではないかと推測する。そうでなければ、窓口となった斉木外務省大洋州局長が判断を求めるために、わざわざ帰国して首相や政府要人に報告した後に官房長官談話として発表されるようなことはない筈だと語る。今日夕方の公式発表なので、夕刊記事には間に合わず、詳細は明朝刊になるが、相手がしたたかな北朝鮮であるだけに、軟弱なわが国の外交力で果たして暗闇に光を灯すことができるだろうか。

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395.2008年6月12日(木) 福田首相、衆議院では内閣信任決議

 朝から時折激しい雨が降っていた。気温も低い。6月に入ってこの寒さは少し異常である。一方、ニューヨークでは異常なくらいに暑く、すでに連日35℃を超えている。改めてこの世界的な気象異変は、地球温暖化が多分に影響していることを窺わせる。

 昨日参議院で福田首相問責決議案が可決された。この参議院の問責決議案に対して自民党と公明党は対抗手段として、衆議院では内閣信任決議案を賛成多数により可決した。予想通りである。これによって自民党は、「憲法上首相の選任権は衆議院にある」を錦の御旗に、福田首相を適任と看做してこのまま内閣を継続する。いまや法案提出も山積みで、首相交代などをやって時間を浪費している場合ではないが、与野党の腹の探りあいで相変わらずの国会ドタバタ騒動である。国会の権威の失墜は歯止めがかからない。

 さて、今日の多摩大講座は、講師がオウム事件で名を売った、江川詔子さんだった。先週明石康講師の質疑応答の際、あまりにも煩い学生の私語に対して、ご意見番の蛮声一喝効果が表れたのか、割合静かだった。江川講師の講義は「新聞の読み方」だったが、ニュース・ソースについて注意点、留意事項を分かりやすく話してくれた。その中で、いくつか参考になったのは、①事象に対して視点が変われば情報も変わる、②マス・メディアを通じて最も求められているのは「分かりやすさ」、③情報源は常に確認する、ほかである。②については、マス・メディアはすぐ二元論とか、対決構造へ導きがちであるとの話が面白く興味を持った。つまり、話にアクセントをつけて煽るために、白か黒か、YES or NO、善か悪か、となりがちで、その典型として山口県光市の母子殺人事件の原告と弁護団の対立の例を話された。江川講師はニコニコしながら、時間いっぱいまで話し続けた。今日の講義なら内容がハイレベルで分からないと嘆いていた、多摩大1年生にも理解できるのではないだろうか。

 今日中国・四川省大地震発生以来1ヶ月目になった。中国側の発表によれば、死者6万9千人、行方不明者1万7千人、被災者8百万人というのだからすごい。8百万人と言えば、オーストリアの人口にほぼ匹敵する。現地では未だに余震があり、ダムの決壊を恐れて住民は安全な場所へ避難したが、生活設計はまったく立たないようだ。チベット事件以来中国政府はことさら外国のメディアを意識して、従来には見られなかったくらい外国メディアに対して情報公開やら、被災地視察を認めていたが、ここへきて突然閉鎖的な対応をとるようになった。やはり本質は閉鎖社会であることが分かる。恐らく中国政府にとって都合の悪い事態が進捗しているのだろう。私の勘では、被災地近くの核関連施設に放射能漏れなどがあるのではないかと外国記者団に疑われ、挙句に騒がれることが心配になってきたのかも知れない。実際、核で騒ぎにならなければよいのだが、少々気にかかる。

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394.2008年6月11日(水) 憲政史上初の首相問責可決

 岡村輝人くんの通夜に出席して永遠の別れを告げた。奥様にもご挨拶して弔意をお伝えした。私とは同じ年だが、これも寿命というべきか、どうしてもセンチメンタルな気持ちと追悼の思いがよぎる。同じ同期入社で研修期間中に町田駅でともに見習い駅員をやっていて、退職後故郷大分へ帰った古庄醇二くんにも電話したところ、やはりがっかりしていた。お互いに言うことは、健康に気をつけようということである。

 今日参議院本会議で野党から福田首相問責決議案が提出され、採決可決された。戦後初めての椿事である。過去首相に対して問責決議が提出されたのは、27回もあるそうだが、少数野党が提出したものですべて否決された。今日のケースは、ねじれ国会のせいでもあり、今後政府与党と衆議院の対応はどうなるかということに関わる。ただ、問責決議には法的拘束力はないので、この後与党は衆議院でどういう対応をするのか。この結果をまったく無視するのか。無視するなら当然それなりの対策はある筈である。さもないと野党議員のとった行動は、政府与党によって考慮するに足りないと解釈されたことになり、国民の声を無視することにつながるからだ。

 さて、ここまで書いてきて気がついたがNHK、民放テレビの夕方のニュースでは、現憲法下で初めての首相問責可決というショッキングなニュースがトップニュースにならず、3日前の秋葉原17人殺傷事件がトップだった。夕刊記事は、さすがに首相問責可決をトップ記事にしていたが、テレビは話題性があり、誰にも分かりやすいニュースがトップにある。国家にとって、国民にとって最も大切な情報は何か。速報性ということを考えれば、秋葉原事件はすでにかなり時間が経ちこの間相当詳しく報道されている。今日時点でニュースの取り上げ方として、どちらを優先して報道するべきだろうか。記録の新聞、記憶のテレビと言い伝えられるが、ニュースの重要度ということが最も大切で、斟酌されるべきではないのか。来週駒沢大で受講の折りに尋ねてみようと思う。

2008年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com