1010.2010 年2月17日(水) バンクーバーは熱気むんむん

 バンクーバー・オリンピックがいろいろな意味で話題を提供している。NHKなぞはほとんど朝から晩までアナログ、BSともにお祭騒ぎである。一度観たらもう結構という映像を何度も観せられる破目になる。そのオリンピックで目覚しい活躍をしているのは、韓国スピード・スケート陣である。今日スピード・スケート女子500mでも韓国選手が優勝した。これで男子ショート・トラック、男子スピード・スケート500mに次いで3個目の金メダルである。これにフィギュア・スケート女子シングルでキム・ヨナが金を取ったら韓国国内のフィーバーも最高潮に達するだろう。韓国選手が活躍するということは、考えてみるとすべての面で同じ体格の日本人選手にもそれだけ可能性があるということでもある。精々日本選手にも頑張ってもらいたいものである。

 今年のバンクーバーは雪が少なく、スキー会場にトラックで雪を運んでいた。そのスキー会場で事故があった。開会式当日の練習中にリュージュ競技のグルジア人選手がルートからはみ出し、鉄柱に衝突して亡くなった。昨日はモーグルの立見席の雪がなくなり、地肌が姿を見せたので、危険防止のため立見席で観戦することを止めて、払い戻しをすることになった。2億円近い払い戻しだというから費用面でも大変な負担である。

 それにしても恰も日本中がバンクーバーを向いているようだ。まだまだ日本選手に期待出来る種目もあるので、精一杯頑張って欲しいものである。

 昨日の朝日「声」欄に藤沢市に住む68歳の男性からの投書が載っていた。「与謝野氏に失望、民主は安泰」というタイトルだった。与謝野馨・元財務相の衆議院予算委員会における鳩山首相への質問に失望したというものである。投書氏は与謝野氏をこれまで良心的な政治家と思っていたのに勘違いでしたとがっくり来ている。まったく投書氏に同感である。私も12日の予算委員会の与謝野氏の質問の下品さにはうんざりし、それまで氏の言動を評価していたのに軽蔑する気持ちになったほどである。投書氏と同じように私も、与謝野氏が財務相時代は自民党内閣の中でもひとりまともな人だと思っていた。その意味では、私も勘違い人間のひとりである。

 あの場における与謝野氏は、人間が変わったと思えるほどの人品の卑しさを剥き出しにしていた。何かそうさせるものがあったのだろうかと愕然としたものだが、やはり世の中には他にもそう感じる人がいたわけで、与謝野氏の質問はあまりにも愚劣だった。

 鳩山首相に対して「平成の脱税王」と決め付けたかと思うと、管副総理には、会議に出ても居眠りか携帯に夢中とか、長妻厚労相には気に入らないとすぐ家に帰ってしまい、省内でも一番嫌われているとか、あの人品卑しからぬ大臣と思っていた人がこうまで悪口雑言を吐くとは恐れ入った。

 よほど腹に据えかねることでもあったのか、元々政治家とはこういう人種なのか、珍しい場面を見せてもらい、政治家の嫌らしさを存分に知らせてもらった。

2010年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1009.2010年2月16日(火) GDPは本当に景気の指標か。

 まあよく分からない。昨日内閣府が発表した2009年暦年実質国内総生産(GDP)は、成長率はマイナス5%となり、2年連続のマイナス成長で戦後最悪の落ち込みを記録した。名目GDPは辛うじて中国を上回りアメリカに次ぐ世界2位の座を維持した。

 一方で同時に発表された10~12月の第3四半期のGDPは、前期比1.1%増、年率換算では4.6%とされ、プラス成長は3四半期連続だという。これで心配されていた景気の「二番底」懸念は後退しているが、経済対策の息切れなどで今年前半の成長率が低下するとの見方も出ているという。

 大雑把に言えば、前者では景気が悪く、後者をみると回復してきたように受け取れる。何度新聞記事を読んでもよく分からない。大新聞夕刊のトップに「GDP実質4.6%成長-10~12月年率、名目もプラスに、設備投資7期ぶり増」(日経)、「GDP年4.6%増-09年10~12月期・3期連続プラス」(朝日)とある。夕刊の見出しだけ見ていると景気が回復したと思わせる。だが、今や失業率は国際的に大きな問題となってきた。OECDの統計によれば、先進国では平均失業率は8.3%に達し1988年の統計公開以来最悪となった。ギリシャと並んで財政破綻が噂されるスペインでは、実に18.1%である。景気は良くなりつつあるのか、相変わらず悪いのか、一体どっちなんだと聞きたい。こういう市民を惑わせる報道の仕方は、新聞社の事情が絡んでいるのではないかと邪推してしまう。

 昨年来喧しく騒がれていた報道機関の凋落ぶりはどうなっている? 新聞、テレビ、広告代理店の不振は、景気低迷による企業の広告掲出の減少に表れている。折りも折現在発売中の「週刊東洋経済」2.20号は、衝撃的な表紙が目を惹く。「再生か破滅か」「新聞・テレビ断末魔」と刺激的な文字が並んでいる。外的な要因もあるが、マス・メディア自体の内部問題が大きいのではないかと考えている。

 さて、今日から私にとってTEI社「図解塾」シリーズが始まった。明後日の講義と併せて2回分の「時事問題図解」である。一応私なりにアイディアは構築した。堅苦しい授業になっても困るので、冒頭に私自身の自己紹介図を説明した。割合くだけた感じで、受講者が緊張しないように講義を進めた。時間配分をもう少し考えれば良かったと思うが、まずまずの講義だったと思っている。それにしてもやはりOHPを使えないのが、講義のうえで不便である。明後日は「子ども手当て」について講義するが、もう少し課題を研究してスケジュールを検討してみたい。

 バンクーバー・オリンピックの男子500mスピード・スケートで、日本選手にとって初のメダル獲得となった。長島圭一郎選手が銀メダルを、加藤条治選手が銅メダルを獲得した。しかし、加藤選手がいつまでも銅メダルで悔しいと言い続けるのは、如何なものかという気がする。惜しいところでメダル獲得が成らなかった選手に対して、嫌味に聞こえる。メダルは選手にとっては夢みたいなものだ。それをいくら金メダルを目指していたからといって、銅メダルの価値が下がるものではない。素直に嬉しいと言って欲しいものだ。

2010年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1008.2010年2月15日(月) 普天間基地移設問題に、サイパン移設の妙案

 数日前サイパンのフィティアル知事が来日し、日本政府に対して米軍基地を受け入れたいと表明した。日本政府としては普天間基地の海外移設も検討して、グアム島をその候補に挙げ、北沢防衛相も現地へ可能性を探るため飛んで、グアムの政府関係者とも懇談した。その検証結果はあまり期待を抱かせるものではなく、改めて海外・国内の選択肢を検討する段階にある。このような微妙な時期に、降って湧いたように飛び込んできた、沖縄県民にとっては朗報であった筈である。然るに、このサイパン移設案は、どういうわけか日本国内では歓迎されている様子が見えない。否、真剣に取り合おうとしないのである。

 知事は「アメリカ政府の支援と支持がないと何も出来ないが、北マリアナ諸島の総意として基地の受け入れは、地元の利益になる」「将来は航空、陸上、後方支援の部隊を含む普天間基地のすべての役割を担ってもいい」とまで言っている。更に知事は、日本政府が真剣にアメリカ政府とこの問題を話し合うことを期待すると言っている。

 これに対して、日米両政府は極めて冷静というか、冷ややかなコメントを発表している。平野博文官房長官の如きは、「想定したことはない。全体の検討に入っていない」と応えている。

 では日本政府に聞きたい。ならば日本に、また沖縄にこのまま米軍基地が存在することに賛成するのか、反対するのか。日米安保条約の枠組みだとか、日米同盟とか、抽象論は分かるが、現実問題はどう解決しようとするのか。口を開けば、沖縄住民の意思を尊重し、決断すると言っていたのではなかったか。戦後犠牲と迷惑をかけた沖縄の人びとの気持ちを考えて、沖縄から米軍基地を移転させ、その候補地として海外も検討中と言った。その海外に基地移設候補地が見当たらない現状に、5月末までに普天間移設候補地を決めると言っていた政府は、本音では困りきっていた。それが、渡りに船というか、サイパンが突如進んで候補地に立候補してくれた。まさに願ったり叶ったりではないか。

 しかし、日本政府はその話に一向に食指を示さない。その腹の内はどうなのか。沖縄からもこれをチャンスと捉え、一気にサイパン移設の話が盛り上がるかと思いきや、一向に煮え切らない。マス・メディアしかりである。

 その奥底にある基地問題に関する複雑な腹の内はどうなのか。本音とは一体全体何なのか。 やはり騒音、危険、不安より、現実問題として「金」を断ち切れない問題だろう。沖縄経済の首根っこを押さえているのは、基地経済にどっぷり浸かってしまった社会の仕組みなのではないか。こうなるとこれは沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題でもある。基地経済は60年安保闘争以前から、基地が経済を支えるのっぴきならない社会構造になると懸念されていた。われわれ当時の学生たちはある程度こうなることを予測していた。それゆえに沖縄基地問題を含めて安保条約改定に反対してきた。結果的に今日の普天間移設問題はこの時代に、当時の岸政権によって埋められた地雷が今地上に露出してきたことになる。

 根っこが深い深刻な問題である。それにしても鳩山政権は、5月中にこの問題に結論を出すことが出来るだろうか。最近の様子からぶれる発言を繰り返す首相に思い切った決断が出来るか、疑問である。

 ペンクラブ2月例会が開かれた。今日は寒いせいか集まりがあまり良くなかった。パーティで阿刀田高会長とタージ・マハール近くの「マツキ・ミヤザキ博士通り」についてお話した。ペンの月例会報に「会員短信」欄があるが、阿刀田さんはこれを楽しみにしているそうだ。このマツキ・ミヤザキ博士について次号で書いたので、そのことを伝えたら楽しみにしていると仰っていた。博士についてはご存知なかったが、関心を持ってもらった。

 ちょうど1週間前に亡くなられた立松和平氏の霊に黙祷した。3月奈良でペンクラブは平和祈念のシンポジウムを開催するが、ペンクラブの平和委員会委員長を務めていた立松氏はその責任者だった。平和委員会の委員長に会長から推挙されたのはお名前「和平」がぴったりだと文句なしだったとか。それにしても62歳はあまりにも早過ぎる。心からご冥福をお祈りしたい。  合掌

2010年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1007.2010年2月14日(日) 昨夕近くのケニア大使館が火災

 享楽社会を反映しているのか、商業主義の表れか知らないが、キリスト教国でもないわが国でも、もう長いこと今日、2月14日が「バレンタイン・デー」であることは普く知れ渡っている。

 ところが、3日前のかつて大日本帝国時代には天長節、明治節と並ぶ国家の祭日だった紀元節、現在の建国記念日については、ついにテレビはおろか新聞でもそのニュースはお目にかからなかった。ましてや昭和17年の今日はまさに、大日本帝国陸軍がシンガポールを陥落させた日であることを知っている日本人は少なくなった。誤解されると困るが、これは歴史上のエポックである。

 明治はおろか、昭和も遠くなりにけりというところであろうか。

 さて、昨夕自宅近くにあるアフリカのケニア大使館が火災で建物一棟が焼失した。夕方5時半ごろのことだったが、自宅に居て気がつかず、朝刊を見て知った有様である。自宅からほんの500mぐらいの距離で、普段から傍をよく通るし、20年以上も前に動物写真家・平岩道夫氏父娘のアフリカ写真集出版記念パーティに招かれ、お邪魔したことがある。近くにはジンバブエやナミビアの大使館もあるが、ケニアの大使館はそれらの大使館に比べても建物が立派で場所が良く、敷地も広い。歩いても10分もかからない場所なので、覗き趣味があるわけではないが、どんな様子か覗いてみようと野次馬根性丸出しで大使館の近くまで行ってみた。正門から奥まった場所にあり、焼けたのは業務用の大使館の建物ではなく大使公邸で、新聞によれば鉄筋コンクリート2階建て約440㎡の内1,2階の220㎡が焼けた。壁は半分くらい残っていたが、建物としては無残にも焼け落ちて建て直さなければとても使用出来まい。周囲を歩いて回ってみたが、焼け落ちた建物は離れた三方から見ても無残である。

 今日は本来なら「江戸城再建を目指す会」定期総会の日で、懇親会もあるので、出席するつもりだったが、火曜日と木曜日の「図解塾」のテキストとパワーポイントのスライドのレビューに時間を費やすことになった。担当する「時事問題」では、課題として「旧ユーゴスラヴィアの解体と新国家成立の過程」と「子ども手当て」を講義する予定だ。OHPを使えないので、その分パワーポイントの画面を鮮明にして分かり易いものにしないと、講義も説得力を欠く恐れがある。

 何とか時間をかけ、アニメーション設定も取り入れて半分ほど仕上げることが出来た。明日はもう少し手を加えて、更に一覧性に優れた画面を作りたいと思っている。

2010年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1006.2010年2月13日(土) バンクーバー・オリンピック開会式

 バンクーバー冬季オリンピック開会式が行われ、NHKでは午前中からずっと中継放送をしていた。ところが不思議なもので、すでにジャンプ競技の予選はその前に始まっていた。あまり式典の日時に囚われないようなら、パロディのようだが、一度思い切って最初に閉会式を、最後の日に開会式をやってみたらどうなるか。

 オリンピック開会式としては史上初めて屋内で開かれた。屋内開催のメリットは当然想定していたと思うが、屋外に比べてスポーツの祭典というイメージがやや弱い。デメリットの面では、消費電力はこのエコ時代の中でバカにならないのではないか。

 開会式の印象としては、派手なパフォーマンスばかり続いたが、あまりにも開催国・カナダ建国史の宣伝臭が強く、「先住民との融合」を訴えるにしても些か鼻についた。カナダも自己主張の強い中国に近づいてきたなと感じた。折角82ケ国・地域、86種目、2,600人が参加する冬季オリンピック史上最多の大会であり、世界平和の象徴でもあり、その祭典だと思うので、もう少し鳩山首相好みの世界の「友愛」とか、国際「平和」のイメージを演出出来なかったものだろうか。

 日本選手団の行動に、昨日からちょっとしたトラブルがあったようだ。ハーフ・パイプの国母和宏選手がユニフォームのふしだらな着こなしをしていたことで日本代表団の品位を落としたとされ、一時は全日本スキー連盟も出場辞退を考えさせていたようだ。最終的に橋本聖子団長の判断で出場させることになったが、どうもハーフ・パイプの選手の言動は、前大会の成田童夢選手も顰蹙を買っていた。国母選手は反省したフリをした会見でも、言葉遣いや態度がまた非難を増幅させていた。新興スポーツの選手の中にありがちだが、自分は国家を代表する選手であるとの自覚がやや足りないようだ。「個性的」を自分の思う通り何をやっても許されると勘違いしている節がある。だが、この場合高砂親方の横綱朝青龍に対する指導がなっていなかったように、国母選手の場合もコーチや周囲の関係者の指導、教育が徹底していなかったのではないだろうか。

 これから2週間余りバンクーバー周辺の室内外で技と力の競い合いが行われる。日本選手団は過去最高の成績だった長野大会を上回るメダル獲得を目指している。果たしてそう思惑通り行くかどうか、がんばって欲しいものである。

 さて、午後になって知研・秋田事務局長から緊急の電話があり、「知の現場」で野村正樹氏を取材した執筆原稿の中に、「作家・最相葉月氏から鉄道には『f分の1ゆらぎ』があると聞いた」の表現について、最相氏自身から自分はそう話したことはないので、その箇所を取り消して欲しいと申し出があったと知らせてくれた。

 ロマンスカー内で取材した時に、私自身野村氏から確かにそのように聞いたし、推敲の折り野村氏もその箇所については話題にもならなかったし、修正もしなかった。念のためにもう一度DVDを観てみたら、野村氏がやはりそのように話していたことが確認出来た。

 「f分の1ゆらぎ」については、武者利光・東京工大名誉教授が「ゆらぎの発想」(NHK出版刊)で詳しく書いていると聞いたので、早速自宅近くの目黒区立八雲中央図書館から同書を借り出して調べてみると、確かに鉄道には「f分の1ゆらぎ」があって心地よくなり眠くなると書いてある。東洋経済新報社が近いうちに「知の現場」重版を発行するに際して、最相氏の申し出に添って訂正する必要があると言っている。野村氏は生憎入院中だったが、氏へ宛てて私の考えと代案も提示して、どのように文章を書き換えたら良いかお伺いを立てるFAXを送った。野村氏からどういう回答が送られてくるか分からないが、野村氏が他の人の発言と思い違いをしている可能性が高いので、今のところ最相氏の言うように少なくとも削除を求めている箇所については、そのように書き直そうと考えている。

2010年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1005.2010年2月12日(金) また隠蔽公文書が見つかった。

 また考えてもいなかった公文書の存在が明らかになった。ロッキード事件直後に当時の中曽根康弘・自民党幹事長がアメリカ政府に、ロッキード事件もみ消し要請をする公文書がアメリカで見つかったのである。その当時当然ながら日本政府、並びに自民党内にはここに至るまで複雑な事情があったらしい。中曽根幹事長は、三木首相に「高官名リストが公表されると日本の政治は混乱に投げ込まれる」「公表を遅らせるのが最良」と言ったと言われている。そのうえで、もみ消し要請をした。

 当時三木首相は事件の真相解明を言明していたが、もしこの事実が公表されたら三木内閣の崩壊、選挙での自民党の敗北、日米安保体制の破壊につながる恐れがあると中曽根幹事長から強く指摘もされた。結果的にこの資料は原則として公表しないことを条件に日本の検察に提供された。

 まあ国賊的な政治家どもの呆れたパフォーマンスである。昨年核持ち込みに関する外交密約文書が長い疑惑の年月を経て、その存在が明らかになったばかりである。まったく過去の自民党政府は国民に対してウソばっかりついていたというていたらくである。

 よくもぬけぬけと嘘八百をついていたものである。「火のないところに煙は立たぬ」というが、煙の立ちっぱなしではないか。騙されていたのは、蚊帳の外に置かれている国民だ。まったくアホらしい。綺麗ごとばかり言っていた三木首相は亡くなったが、中曽根元幹事長は相変わらず健在である。こういう嘘つき政治家をこのまま黙って許しておいていいものだろうか。まったく腹が立つ。

 午後JN協会の定例セミナーでは、クロアチア政府観光局日本代表のエドワード・トゥリプコヴィッチ・片山氏がクロアチアについてパワーポイントとDVDを使い、丁寧に説明された。内戦が終結して旧ユーゴスラヴィアから独立したクロアチアはいくつかの世界遺産や、自然公園もあり、加えてアドリア海沿岸のクルージングのルートにもなって観光ブームを巻き起こしている。2年前に日本に政府観光局も開設され、訪れる日本人観光客は10年前に比べて10倍の伸びを示し、昨年は16万人余りの日本人客が訪れたという。

 片山氏は父がクロアチア人で、母が日本人ということで、セルビアに住む山崎洋さんと同じだ。山崎さんのこともよく知っていたし、今度彼が一時帰国した際には連絡をとって会おうということになった。

 夕刻は浜松町TEI社の「図解塾」・「私の仕事図」第2回の講義に出席した。第1回の久恒啓一理事長の講義には出席しなかったので、第3回と第4回で私が担当する「時事問題・図解」の参考に資するために、今日の八木哲郎会長の講義にアシスタントとして参加した。受講生が図を描いている間テーブルを巡回してアドバイスをしていたが、驚いたのは受講生のひとりにまだ在職中に旅行産業経営塾で偶々講師を務めた時、その事務局におられた人から挨拶されたことである。かつて一般旅行業資格の講義を名古屋で行った時の受講生から、サンフランシスコのみやげ物屋の店員から突然声をかけられ面食らったことがあるが、講師をしているとこんなことが偶にはある。

 午後9時に講義を終えて府中市内まで帰られる78歳の会長にとっては本当にお疲れさんである。夜は新宿くらいまでしか出られないと言っておられたが、その通りでよく浜松町まで来られると思う。帰りに浜松町駅近くで一杯ご馳走になる。テキストはすでにTEI社に手渡したが、もう少し手を加えてより効果的にしたいと考えている。

2010年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1004.2010年2月11日(木) トヨタは苦情の対応方を知らないのでは?

 くどいようだが、トヨタのリコールに関する責任の取り方と対応はやはり甘い。アメリカ国内の批判に対してトヨタ自動車のトップである豊田章男社長が渡米して、アメリカ国内で充分説明して納得させるということだったが、渡米は来月上旬だという。こののろのろした対応は、一体どうしたというのか。鉄は熱い内に打てというが、クレーム対応も同じだ。この緊急事態に何を考えているのか。確かにアメリカ東部、特に首都ワシントンとニューヨークでは111年ぶりの大雪で交通は遮断され、連邦政府は今日まで4日間も休業状態だという。これでは議会筋に話をしようとしても、話し合いの場の設営が出来ないという論理も分からないわけではない。しかし、私自身の苦情処理体験から言えば、こういう時こそまず本丸である議会へ駆けつけて、ひたすら会って説明したいというジェスチャーと誠意を示すことが大切だ。情緒的ではないとされるアメリカ人だが、案外そうでない点もある。ここは、豊田社長が遠い日本から車の不始末の謝罪と説明のために、わざわざアメリカへやってきたというパフォーマンスをアメリカ国民や議会関係者の前で示すことによって彼らの気持ちも少しずつクールダウンしてくるのではないかと思っている。その点で豊田社長の行動は少々のんびりし過ぎていやしないだろうか。

 一方、バンクーバー・オリンピック開催を目前にして相変わらず現地では雪が積もらず、関係者をやきもきさせている。東海岸では大雪、西海岸では桜も見られるという異常気象には、つい1ヶ月前のハイチ大地震も関連づけてしまう。

 ハイチ政府の発表によれば、大地震の犠牲者は少なくとも23万人だという。なお、犠牲者の数は増えそうなので、近年稀な大災害ということになりそうだ。今朝の朝日新聞によると、ハイチでは災害にも貧富の差により明暗が生じているという。同じ首都ポルトープランスに住む裕福層と貧困層の間でも打撃は大きく異なる。市内中心部は政府関係の建物を含めて壊滅的な損壊状態だが、同じ首都でも富裕層の住む高台は地盤が固いせいでそれほど破壊されていないという。スーパーには品物が溢れ、贅沢品も陳列され、ガソリン・スタンドではガソリンを切らしたことはないらしい。同じ市内の貧困層の住む地域が徹底的に破壊されているのと比べて対照的である。

 世の中というのは不条理のめぐり合わせである。恵まれた者は大して辛い体験なしに人生をぬくぬくと生き、貧しい人は徹底的に痛めつくされて、死と背中合わせの内に人生を終える。この不釣合いを解消するのが、政治のひとつの役割だと思うが、今の政治家は自分自身の欲得のためにしか仕事をしないように見受けられる。

 特に、今日保釈中の民主党の国会議員石川知裕氏の離党に関する小沢民主党幹事長の記者会見ぶりを見ていると、日本の政治には良識はないと悲観せざるを得ない。まったくお先真っ暗である。

 午後から孫のヤマハのエレクトーン発表会があると息子夫婦から知らせがあったので、寒い中を妻ともども横浜の関内ホールへ出かけた。小学生も高学年生あたりになると難しい曲をアンサンブルで中々聞かせるものだと感心して帰る。夕食をともにしたが、やはり少々疲れる。

 それにしても今年も建国記念日に関するメディアの報道が、私の知る限りまったくなかった。右翼も騒がず、日本遺族会も靖国神社も音なしの構えだ。神武天皇も影が薄くなったということか。

2010年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1003.2010年2月10日(水) トヨタへの不信感をトヨタはどう取り返すのか。

 先日来大きな問題となっているトヨタのリコールに関して、昨日豊田章男・トヨタ自動車社長が再び記者会見を開いた。アメリカで問題視されたトヨタ各種の車のブレーキとアクセルの欠陥が判明したうえに、日本でも昨年売り出したプリウスのリコール問題が持ち上がったために、海外メディアを含めて400人を超える内外の記者が集まったという。

 遅かった前回の社長記者会見では、釈明という点では充分納得させていないために改めて開かれたものである。しかし、プリウスのブレーキがすぐ効かないという指摘や苦情に対しては、フィーリングの問題と逸らしていたトヨタも、今回改めてブレーキの設定が不適切であったと認め、リコールに踏み切ることにした。

 トヨタの対応の遅さもさることながら、アメリカの関係者の追及は執拗で鋭い。トヨタの失態をアメリカ自動車産業の復活に転換させようとの意図もありありと見え、アメリカ政財界、マス・メディア挙ってトヨタ叩きを始めている。それらの声を意識したのか豊田社長の記者会見では冒頭に英語で謝罪した。アメリカ人記者からは「社長が再び会見したのは批判を浴びたからか」とか、「アメリカの怒りをどう分析するか」とか、ことの本質から外れた意地の悪い質問が相次いだ。今日10日にはアメリカ議会でこの件に関して公聴会も開かれる。

 穿った見方をすれば、日本車叩きは日本叩きで、アメリカの言うことを従順に受け入れない最近の日本政府への意趣返しで、普天間基地移設問題のこじれたツケを日本に請求しているようにも受け取れる。

 しかし、所詮何を言ってももとを糺せば日本車「トヨタ」自体に問題がある。優秀な技術以前にトヨタの心が蝕んでいるように思える。最初のブレーキ事故が発生してから原因究明と対策、改善等が遅れを取ったことと、会社側が謙虚な反省と迅速な対応にもう少し配慮していれば、これほど国家間の外交関係にまで発展するようなことはなかったと思う。

 それでもトヨタはリコールとその対応に動き出した。豊田社長も近々アメリカへ説明に出かけるという。この教訓を糧に、もう2度とこのような不祥事を引き起こさないよう世襲社長以下全トヨタ社員が一丸となって、決意を新たに出直して欲しい。

 先週末にカナダのイカルウィットで開催されていた主要7ヶ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、中国に対する要望が強く出された。今のG7をG4にしようとの働きかけも中国にその気がなく、主要国の間で中国に対する不満が燻っているという。中国が自己本位で世界のリーダーとしての責任を果たしていないとの苛立ちがある。G7関係国の間では中国に対する幻滅が最近になって一層広がっている。

 一番不信感を与えたのは、昨年のCOP15の際、主要国の期待に反して協定案に妥協しなかったことである。遂にオバマ大統領は、中国にとって触れられたくない安い人民元問題に踏み込んだ発言までしている。中国も今までの発展途上国の仮面をそろそろ外すべき時である。

2010年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1002.2010年2月9日(火) 酒のペンクラブでお話

 昨日からマス・メディアは総じてキリンとサントリーの経営統合断念の話題を取り上げている。メディア報道から推測するしかないが、両社ともグローバル化戦略に対出来るように規模の拡大を図ったということは述べている。識者のコメントを読むと、勝ち組同志とは言え、迫り来る外資の攻勢に備えてお互いに体質の強化を狙っていた。食品業界の№1と№2が統合されるわけだから、当面の戦いには対処出来ると踏んだ。両社ともそれを認め、例え上場企業と非上場企業だとしても問題点はクリア出来ると考えた。

 しかし、最初のボタンの掛け違いは、統合比率の差だったようだ。サントリーは当初ほぼ同等の提案をした。昨年11月キリンがキリン「1」に対して、サントリー「0.5」を提示した。サントリーの思惑としてはせめて「0.8~0.9」と考えていたのではなかっただろうか。ここでキリンに対する不信感が芽生えた。キリンが対等にやるといったことが、この統合比率によりサントリーの計算は狂った。先週末の段階で、キリンは1対0.7の比率まで歩み寄った。そこへサントリー創業家の経営へのかかわり方が、キリンが期待する「サイレント・マジョリティー」で済みそうにならなくなってきた。キリンは自らの主張する「経営の独立性と透明性」が、創業家の存在により遮られると判断した。こんなことは最初から懸念されていたことである。結局2流タレント同士が婚約は交わしたが、間際になって婚約解消をしたようなものである。

 両社とも相手を正面切って非難することは避けているが、言いたいことは想像がつく。しかし、今日では体力がなくては生き抜いていくことは難しい。相互に今後の戦略として新たにパートナーを見つけ、提携関係を進めていくより生き伸びていく方法がないのではないかと思う。

 つくづく企業経営も難しい時代になったものだと思う。

 昨年から「酒のペンクラブ」の例会でスピーチをするよう依頼を受けていたが、今日がその日である。場所は麹町にある佐賀の「まつら」である。参加者は20名ほどだった。私が話すテーマは「旅のマイ・ギネス」で例によって図解した絵を素材に、私自身の旅行体験話をして皆さんをあっと思わせる趣向だ。普通ではあまり体験しないようなベトナム戦争中の話とか、ヨルダンで軍隊に身柄拘束されたような珍しい体験談や、ダイアナ王妃が事故死した日より1日前にそのニュースを知ったというウソのような話をしたので、皆さんには興味を持っていただいたようだった。先日メールで連絡をいただいた小中陽太郎さんが、対談が予定をオーバーしたということから遅れて来られて、随分様子を気にしていただいた。

 散会後、小中さんとペンクラブの西原健次さん、東京新聞デスクの坂本さんと一緒に近くのダイアモンドホテルのバーで一杯やった。西原さんのもたらした情報が目新しかった。徳川幕府を転覆させたのは薩長土に、芸州が加担したからだと維新後60年経ってから明かした新谷道太郎のメモに書いてあるという。流石に芸州・広島出身らしい西原さんだ。芸州を抱き込んだ裏には、坂本竜馬の計略があったという。今まで世に知られていないが、真実味のある話に些か衝撃を受けた。これまでの坂本竜馬伝のストーリーをひっくり返しかねないドキュメントだけに、聞いていた坂本さんもびっくりだ。記事を書くような口ぶりだったので、ひょっとするとこの話は世に出るかも知れない。

 作家で独特の存在感と栃木弁の語り口で人気のあった立松和平氏が多臓器不全で亡くなった。小中さんは弟分のような付き合いだったと言われるし、西原さんは最近ペンクラブで会ったばかりだったと惜しんでおられた。立松氏は人間的にも魅力のある方だったが、惜しむらくは盗作の誘惑に駆られたことが実績に傷をつけた。まだ62歳の若さだった。ご冥福をお祈りしたいと思う。

2010年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1001.2010年2月8日(月) キリン・サントリーの統合破談

 キリンとサントリーの統合が破談となった。昨夏両社は経営統合を発表して交渉を続けていたが、今日になって白紙に戻すことを決定した。最初この計画が発表された時、驚くとともに一抹の不安があった。理由は、あまりにも両社の体質が違いすぎることだった。特に最初に統合の話を聞いた時、上場会社と非上場会社では交渉が難航するのではないかと気になった。果たせるかな、サントリーは創業家の権利をキリンに強く要求したようだ。トータルに考えてキリンの1に対して、サントリーの比率が0.8~0.9ということはキリンも認めたようだが、創業家の権利を全体の1/3以上と申し出て、どうもそれが統合のネックになったようだ。

 統合破談が発表された後、記者会見に現れた佐治信忠・サントリー社長の態度が良くない。記者を小ばかにしたような態度は失礼千万である。自分を何様と思っているのか、傲慢そのものである。序に言えば、顔も良くない、声も良くない。品格にしたって朝青龍も真っ青である。責任は相手側にあると言わんばかりで、ズボンに片手を突っ込んだまま歩きながらしゃべる下品な態度には、これがお坊ちゃんと呼ばれる人かと呆れた。こういう礼儀を知らない傲慢な社長がトップでは部下も救われないのではないか。今リコール問題で右往左往のトヨタの豊田章男社長と同様、世間知らずの世襲経営者が現れては世間を騒がせている。今日の応対を見ていると、出資比率や販売戦略なんかより世襲経営者の思いやりのなさとか、空気が読めない経営感覚が問題ではないかと思えてきた。

 キリンとしては、グローバル戦略の最中に良いパートナーを失った点は痛いが、ビール業界だけではなく、長期的に見れば他の業界の中で別の相手を探す方が反ってプラスになるのではないか。

 さて、あと5日でバンクーバー冬季オリンピックが開催される。ところが、最近になってスキー会場であるウィースラーの雪不足が心配されている。テレビ画面で見る限り、確かに雪不足は明らかである。ウィースラーは冬のリゾート地として、一部の日本人にも早くから知られており、スキーが今よりもっと人気があった20年以上も前に1度カナダのエージェントに案内してもらったことがある。その時の印象は狭いところだと感じたので、まさかこの地でジャンプ、アルペン、クロス・カントリー、モーグル、バイアスロンまで開催出来るのか気を揉んでいたところである。

 今の様子では、雪を別の場所から運んでこないと開催に向けた満足なコンディションは出来上がらないのではないだろうか。

 しかし、やはり冬季大会というのは夏季大会に比べると参加国が少ないせいもあって、何となく今ひとつ盛り上がらないような気がするが、どうだろうか。

 今日日経平均株価が9,951円まで下がり、ついに1万円を割った。

2010年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com