1226.2010年9月21日(火) 日に日に悪化する日中関係

 徐々にことが大きくなってきた。言うまでもなく、尖閣諸島への中国漁船侵入事件である。2国間でトラブルが起き紛糾した場合、普通ならなるべく火の粉が広がらぬように当事国は気を遣うものだが、最近の中国は経済力と軍事力を背景に、自分たちの言い分だけを一方的に主張して相手をへこませる強引な手法に出てくる。

 今度のケースでも、非は日本にありとして主張が通らぬなら、友好関係に水を差すことでも何でも押し付けてくる。なぜ外交問題として領土問題を取り扱おうとしないのか。むしろ領土問題から離れて「日本憎し」から反日デモ、日中友好ムード撲滅の動きに出る。あまりにも大人気なく、身勝手な論理には呆れるばかりである。30年ほど前に中国へよく出かけていたころ面識のあった中国の人たちとは性格的に大分異なるようだ。

 中国の若い世代は反日教育のせいで、頭の中に反日思想がこびりついているようだ。表面的にうまくいっている事柄でも、それが一旦こじれると抑えていた反日感情が表面化する。年配者の間では、日清戦争、日中戦争以来日本軍によって痛めつけられている筈にも拘わらず、それほど怒りを日本人にぶつけてくることがないのに反して、近年中国の若い人はすぐ日本に対して闘争的になる。

 その原因として、メディアでも伝えられているように中国国内の政治基盤の不安定さから来る、政府当局の国民への遠慮がちの配慮がある。騒ぎがあまりに大げさになって、国が抱えている諸問題の原点を国民に嗅ぎつけられ、国民の不満が政府批判に向かうのを恐れているからである。

 民主化が遅れている中国には3権分立はない。あくまで共産党による1党独裁政権である。現在日本で司法の手に委ねられている中国漁船長を政治的に釈放しろとの中国デモの言い分は、司法への干犯であり、まるで子どもの論理である。

 一昨日中国の王光亜・筆頭外務次官は丹羽宇一郎・日本大使に対して閣僚級の交流を停止すると伝え、併せて航空路線増便交渉の中止も公表した。一方、民間交流のひとつである「北京国際観光祭」で参加待機中だった日本の参加団体の出演が急遽中止となった。それに呼応して中国側の招待で今日訪中する予定だった1,000人規模の「日本青年上海万博訪問団」の受け入れ延期も伝えてきた。旅費、宿泊費を中国側が負担するものではあるが、それにしても2日前になって特別の理由を伝えられることもなく、一方的に延期というのは、あまりにも礼儀に反している。ここまで民間外交を軽視しているのかと思うとがっくりである。いずれの民間団体の計画中止についても、中国側は「現在の雰囲気で友好交流事業はふさわしくない」だの、「安全を保証出来ない」だの、種をまいて不安を煽ったのは中国側であるにも関わらず、一方的に相手に責任を被せるやり方である。

 ここまで両国間の関係が悪化すると、日本の観光庁が期待している中国人訪日観光客の今年の飛躍的な増加は難しいかも知れない。

 中国政府の「聞く耳持たぬ」の威圧的な態度を見ていると、力で日本を屈服させようとの姿勢がはっきり見て取れる。今や行け行けドンドンの登り龍には、「退く」とか、「妥協」という言葉は目に入らない。

 だとすれば、日中間の外交をこのまま黙って見ているわけには行かないのではないか。今は中国の出方をもう少し見極めようとしているのだろうが、そろそろ日本政府にも、解決への糸口を考える動きがあってもよい。このまま悪化した状態を放置しておくのは、両国の将来にとって決してプラスにはならない。

2010年9月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1225.2010年9月20日(月) 後輩Tくんの活動に刺激を受ける。

 高校、会社の後輩であるTくんから時折2つ折り4頁の自作の報告書を送ってくれる。直近のリポートには、民主党代表選挙の話題と離婚時の年金分割制度、運動同志の追悼などが格調高く、筆力のある内容となって論理的に描かれている。

 Tくんは高校のちょうど10年後輩に当たり、昨年会社も定年となった。折角国立大に入りながら中退して中途入社社員として同じ会社へ入社してきた、彼の真意は分らない。このように入社前後の経歴や入社後の社歴も他の社員とは一味変わっていて、「現場」に拘っていた。強い正義感を持ち仲間や同志のために自らの意思を貫き、「生涯一現場社員」を全うした。会社の労働組合運動にも熱心だったが、幾分他の組合員とはその考え方において距離があり、一部の仲間を除き孤高の立場に立って心から全組合員の幸せと、待遇改善を願って運動に邁進した。結局最後まで必ずしも他の組合仲間と心をひとつにとはいかなかったようだ。

 退社後は努力でかち得た行政書士や社会保険労務士の資格を活かして個人事務所を開業し、多くの人たちの相談に乗っている。秀でた能力を会社からは充分評価されず、会社内で活かしきれない才能を惜しむ声は多々聞かれたが、Tくんは安易に妥協することなく信念を貫き自分で選んだ道を歩んだ。私自身必ずしも全面的にTくんの行動に納得するものではないが、それでも思いやりのある優しい人柄、類稀なタレント、堅実で正確な仕事ぶりには常々敬服していた。

 前記のリポートを読むと、その着眼点や内容の分析にはつくづく感心する。今後も誰に遠慮することもなく、このまま自己の信念に基づいて己の道を突き進んで欲しいものである。

 いままでプレッシャー下にあった縄を解き放たれ、信念に沿って縦横に活躍する姿を見ていると力を与えられ嬉しい気持ちになる。数年前にはガンであることが判明したが、早期治療により現状は回復に向かっているようだ。拙著の出版記念会にも出席してくれ、逆に励ましてもらった。Tくんの活動に大いに刺激を受ける。好漢Tくんの益々の健闘を祈るや切なるものがある。

 さて、今日は敬老の日である。高齢者に関する話題が急激に増えてきた。足立区内で高齢者の男性の白骨遺体が発見されたことから、行政でも高齢者の所在の確認など高齢者に対するケアに神経を使うようになった。

 総務省が発表した高齢者推計人口では、80歳以上の高齢者は800万人を超える。40年前には100万人程度しかいなかった。65歳以上の高齢者は3,000万人に達して総人口の23%を占める。これも40年前には750万人ほどしかいなかった。長寿はもちろんめでたいことであるが、高齢者に関連する経費が嵩むばかりである。年金、医療問題を主とする高齢者問題は喫緊の課題として、政府はもっと真剣に国民に解決へのロードマップを示してもらわなければ困る。

2010年9月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1224.2010年9月19日(日) 中国の「愛国無罪」思想の行方

 束の間軽井沢へ出かけている間に国内外で政治的、外交的に大きな動きがあった。政治的には国内で菅第2次改造内閣が発足したことである。外交的には大きな問題となりつつある中国漁船の尖閣諸島領海侵入事件である。後者は予断を許さない外交問題に発展する様相を帯びてきた。

 昨日は柳条湖事件発生により満州事変が勃発して79年目という節目の日に当たり、中国各地で反日デモが勃発した。しかし、反日デモの拡大を警戒する中国当局の抑制的な警備によって大事には至らなかった。

 そもそもこの問題の根底には、領土問題が横たわっている。日本、中国がともに尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張し、そこへ近年になって台湾まで領有権を主張するようになった。中国が領有権を主張し始めたのは、その海域周辺で海底ガス田の存在が調査結果で明らかになってからで、ほんの数年前のことである。わが国が尖閣諸島を日本領土であると国際社会へ向けて宣言したのは1895年で、爾来そのまま推移してきた。当然わが国は領有権を主張出来る権利がある。中国の領有権には正当の権利がないと思う。それがこのようにこじれてきたのは、両国間でじっくり話し合いをしてこなかったことと、中国の海洋資源簒奪を目論む拡張主義と、自国の利のためなら他国を粉砕しても良しとする「愛国無罪」主義がある。「愛国無罪」とは、国家のための行為は何事にもまして許されるというもので、今回はそれほど露骨でもないが、5年前の反日デモの際日本領事館や日本商店を暴徒が襲っても、そのまま野放図に放置されたまま罪に問われなかった事実がある。

 漸くテーブルに着こうとしていたガス田掘削交渉を一方的に延期したり、掘削作業用の機材を了解事項に反して秘かに搬入したり、要人の来日を突如中止したり、遂には民間ベースである企業の社員1万人優待旅行をキャンセルしたり、日本への報復行為はエスカレートするばかりである。これまで中国側のやり方は日本へ圧力を加えれば、日本は退くとの強硬論至上主義があった。わが国は中国にいつも舐められていたのである。ここは毅然として、筋を通して主張すべきは主張するという強いスタンスを取ることが大切である。

 ここ数日中国国内、或いはニューヨークの日本領事館前では反日デモが繰り返されている。

 しかし、これまでの中国政府の対応はあまり大騒ぎをされても困るとの姿勢に終始している。政府サイドが一部の反日分子の意向を汲んで反日ポーズを煽っていながら、一方ではあまり行動が過敏になっては迷惑との臆病なスタンスが窺える。ここには、中国国内へ向けた国民懐柔のための苦肉の策が弄されているのである。国民の声を無視しては国内問題として政府批判につながりかねず、国内に公務員汚職や貧富格差のような深刻な問題を抱える政府としては、問題の拡大化を懸念して国民と歩調を合わせながら国際問題に対応しているジェスチャーを示しているに過ぎない。この辺りにも中国人特有の「傲慢」と「臆病」が垣間見られる。

 それにしても民間外交とも言うべき観光旅行にまでブレーキをかけさせるというのは、あまりにも神経過敏で些か異常であり、どういう意図や真意があるのか見当もつかない。

 アメリカ政府は表面的に日中両国間の問題と冷静な対応を求めているが、内心中国が近年軍事力を突出して増加させていることを憂慮している。

この騒ぎの最中に中国にとっても経済的に大きな課題がクローズアップされてきた。

 ひとつは、国際通貨基金(IMF)が中国の出資比率を大幅に増額させることを要求し、これは実現の見通しである。中国は現在世界第2位のGDP達成を目前にしながら、未だに新興国の立場を取り続け、IMFへの出資比率は3.9%で、これを日本の6.5%並に引き上げようというものである。

 もうひとつは、アメリカのガイトナー財務長官が懸念を示した中国の人民元引き上げ問題である。今年始めから中国人民元の水準の低いことが指摘され、切り上げに踏み切ることを世界は求めていたが、中国政府は敢えて強い為替相場への介入はしなかった。だが、アメリカ政府にとっては経済不況から失業者が増大し、安い中国人民元がアメリカ経済の立ち直りを邪魔しているとの観測が強く、今後も国を挙げて中国為替政策への圧力を強めてくるだろう。早晩中国が何らかの対抗措置を講じざるを得ないことになろう。

 いずれにしても中国の強い存在感と恫喝的な威圧感は日本にとってもかなりのものである。内閣改造により前原誠司氏が新たに外相となった。中国は新外相をタカ派と見て警戒しているようだが、あくまで対等に筋を通す姿勢を貫き、堂々と日本の考えを主張して欲しいものである。そのひとつとして、いつまでも互恵原則を形式的に唱えるだけではなく、尖閣諸島の領有権については、正々堂々と国際司法裁判所に審判を下してもらうことを現実的な解決策として考えてみてはどうであろうか。

2010年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1223.2010年9月18日(土) 軽井沢に漂う文士の名残

 ホテルを引き払う前に新婚の二男夫婦が宿泊しているプリンスホテル・イーストへ預かり物を届けに車で出かけた。プリンスホテルの広い敷地内を移動用に走っているプレートナンバーのない電気自動車に乗れば、直線距離としてそう遠くはないが、一旦ホテルの敷地外へ出て一般道を通り移動すると軽井沢ショッピング・プラーザを外周することになるので、かなりの距離になる。

 驚いたのは、10時前後だったが、帰りにプラーザに沿った周囲の道路が数珠つなぎの車で詰まっているのを見た時だった。そんなに朝からショッピングに大勢の人々が訪れるのは、確かにプラーザに魅力があるからだろうが、それにしてもその人気ぶりには度肝を抜かれた。昨夕は夕食に出かけたが、これが流行りというものだろうか。

 今日は妻の友人から教えてもらった軽井沢文学コースを訪れてみることにした。いずれもまったく知らない施設だったが、ひとつは「軽井沢高原文庫」で、もうひとつは「軽井沢タリアセン」である。2つの施設が塩沢湖に沿った道路に向かい合って位置している。「軽井沢タリアセン」というのは聞きなれない言葉だが、何でもウェールズ語で「輝ける額」という意味で、吟遊詩人だったタリアセンに因んで命名されたそうだ。

 前者は、理事長・加賀乙彦氏と副理事長が妻の友人の親戚であるということで特に勧めてくれたところである。

 元々軽井沢は文士と縁が深い。昨日の結婚式場の向かいの「つるや旅館」を始め、万平ホテル、星野温泉旅館、三笠会館などは特別な所縁がある。「軽井沢高原文庫」の屋外庭園には、掘辰雄の山荘と野上弥生子の書斎が移築されている。中村真一郎の文学碑や立原道造詩碑も建てられている。館内には著名な文士の直筆原稿や、初版本、写真なども展示されていて中々興味深い。その前には「一房の葡萄」という洒落た喫茶店があるが、これが何と有島武郎の別荘「浄月庵」を移築したものである。ここのベランダでコーヒーを嗜んでいたところ、心地よい風に、これなら良い作品も生まれるのではないかと思ったほど心が落ち着く場所だった。有島武郎は良家に生まれたが、この時代の文士らは自由に、気ままな生活を送りながら秀作を世に送り出していたのだ。

 後者の「軽井沢タリアセン」には周囲にペイネ美術館、深沢紅子野の花美術館、旧朝吹山荘「睡鳩荘」を見学した。とにかく昔の成功者が金に糸目をつけずに残した財産が、今日別の形で世間に昔を偲ばせる形で伝えられている。

 軽井沢は、それほど脚光を浴びてはいないが、土地と関係深い有名人の足跡を伝えてくれるアカデミックな施設が、公的なバックアップではなく、一般人の支援によって支えられているところが素晴らしい。

 6時過ぎに帰宅して、夕食は妻とともにどうにか2人の息子が巣立ったことを喜び合い、軽くビールで乾杯して労わりあった。

2010年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

 1222.2010年9月17日(木) 二男崇史結婚式を挙げる。

 二男崇史の結婚式当日を迎えた。軽井沢の「クリーク・ガーデン」で行われるため、当人たちと長男家族、それにわれわれ夫婦が軽井沢のプリンスホテルに宿泊しているが、それぞれ別棟に宿泊しているので思うように連絡、往来が出来ない。そのうえ着物の着付けを頼んだので、長男の嫁と妻が先に出かけて思うように全員が揃わない。会場にはそれぞれバラバラに出向くことになった。

 嫁高橋すみれの両親は、今朝新潟市内の自宅から車で来られ、式を終えて再び車で帰っていった。式はなかなか良かったと思う。式場の周囲が大木に囲まれていて森の中にある雰囲気が漂い、神秘的だった。列席者50名の皆さんには式とパーティに出席していただいた。崇史の会社から名誉会長の小田保中氏にご出席いただき、主賓としてスピーチをいただいた。お会いしたのは昨年の出版記念会以来だったが、お元気そうで安心した。旅行好きで旅行の話になると止め処もない。崇史に期待しているようなお話をしていただけるのは、親として嬉しいものだ。スピーチをされた列席者は、3名だけだったが、会社の同僚の方々が余興にグループで替え歌を歌ってくれた。中々機知に富んだユニークな余興で会場を和ませてくれた。替え歌の歌詞が中々秀逸で、下品な感じがまったくなく、近ごろの若者のセンスには恐れ入った。

 長男家族は明日孫たちの運動会があるので、未練を残しながら帰って行った。崇史は2次会、われわれはもう1泊して明日ゆっくり帰ろうと思う。

 さて、その間東京では、第2次菅改造内閣閣僚名簿が発表された。最早首相以下18名の閣僚の中で私より年長者は、1歳年長の北沢防衛相だけになった。確実に世の中は若返りが進み、私は高齢化社会へ突っ込んでいる。

 今回の改造内閣で、岡田克也外相が党幹事長へ転出されたのに伴い、外相に前原誠司・前国交相が入り、その後釜に馬淵澄夫副大臣が昇格した。他にも転入・転出があるが、民主党代表選に敗れた小沢色は薄まったと見るべきであろう。目だった小沢派は海江田万里の経済財政大臣就任ぐらいのものである。

 岡田氏が党務を行うことになった影響で、外相が交代したが、外交面を考えると首相同様に外相はあまり替えない方が良いのではないかと思っている。特に、現在一番緊張状態にある対中国関係を思えば、むしろ岡田氏を替えるべきではなかったと考えている。

 明日の新聞論調はどうコメントするか、楽しみである。

2010年9月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1221.2010年9月16日(木) 軽井沢で長男、二男と会食

 明日二男崇史の結婚式が軽井沢の結婚式場「クリーク・ガーデン」で行われるので、軽井沢プリンスホテル・ウェストに2日間宿泊する。事前に妻の留袖の着付けのため式場へ寄ったが、とんでもない失敗をやってしまった。完全なドジである。新郎の父として準備した礼服を自宅に置いてきてしまった。新幹線で取りに戻るか、軽井沢駅前の貸し服屋でモーニングを借りることまで考えた。

 しかし、横浜から遅れてくる長男家族がひょっとして自宅に寄ってもらえば間に合うかもしれないと考え、電話で聞いてみると自宅を遥かに通り過ぎてしまったが、ちょうど都内渋滞地区を通り過ぎたところということに、ほっとしながら自宅へ寄ってもらい、忘れた礼服を持ってきてもらうことにした。ちょっと迂闊だった。今晩は息子家族に大いにサービスしなければなるまい。

 軽井沢は学生時代以来ほぼ半世紀ぶりである。2~3学年時の夏の間、その当時亡父が勤めていた明治乳業の夏の喫茶兼ミルクホールでボーイとして客扱いをやったことがある。結婚して間もなかった現在の天皇・皇后が車でテニスコートへ出かける時に店の前を通過したのを何度か見ている。懐かしいと言えば懐かしいが、軽井沢のイメージは似ているようでいて、現代風に賑やかになって昔のイメージとはちょっと似ていないようでもある。

 夕食は長男家族と二男新婚夫婦を交えて和やかにホテルで会食した。明日の結婚式はどういう形になるのか、私には見当もつかない。若い世代のスタイルは、われわれの時代とは違うように思う。細かいことをとやかく言う気なんてない。幸せな家庭を築いて欲しいというのが親としての率直な気持ちである。

 明治乳業も昨日の記者会見によれば、同社は明治製菓とともに明治ホールディングスの傘下で、両者の似ている業種を合体させて、食品関係を旧明治乳業で、新たな会社となった「明治」が取り扱い、薬品関係を旧明治製菓「明治ファーマ」が取り扱うことになり、新体制は来年4月に発足するという。父が存命なら何と思っただろうか、感慨無量である。父は明治製菓に入社して、その後明治乳業に転属したので、双方に強い思い込みもあるだろう。でも、案外このようなドラスチックな変革を知らなくて良かったのかも知れない。

2010年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1220.2010年9月15日(水) 菅首相のお手並みを拝見したい。

 昨日の民主党代表選の結果について、昨夜来メディアを通じていろいろな報道がなされている。挙党体制は出来るのか。脱小沢は可能か。政府・党人事はどうなるのか。予想以上の大差をつけて菅首相が小沢氏を圧倒しただけに、首相も今後の政局運営に自信を持って臨めるのではないかと思いがちだが、そうは問屋が卸さないようだ。目の前に参議院のねじれがあり、それ以上にこれだけ党内を2分して真っ向から闘ったので、感情的なしこりや遺恨がそのまま残されたのではないかとの懸念がある。

 そのうえ、投票結果にある党員・サポーター票のポイントというのが、獲得票にある数字をかけたポイントだと思っていた。ところが、アメリカ大統領選挙と同じように選挙区で1票でも多く相手票を上回れば、勝者は全ポイント獲得となり敗者は0ポイントになる。昨日の「菅:249=小沢:51」という獲得ポイントでも、実際の獲得数をそのままポイントに換算すると、菅の60%獲得から「菅:180=小沢:120」となる。

 この結果トータルでは、「菅:652=小沢:560」となり、公式発表の「菅:721=小沢:491」とは大分印象が異なる。国民感覚と国会議員の感覚が際立って差があったとも言えない点もある。いずれにせよ、3部門それぞれで小沢氏は敗れたわけであり、今後小沢氏が自身の処遇に関わらず、敗軍の将として語った「一兵卒としてがんばる」の言葉通り、日本の政治のため、また民主党のためにどれだけ尽力されるのか見守りたいと思う。

 さて、どうもスピード感に欠けていると見られていた財政当局も漸く腰を上げ、今日政府・日銀が円売り・ドル買いの市場介入に踏み切った。昨日1$=82円台まで円高が進んだが、きょうは一気に1$=85円台の円安にシフトした。これを好感して東京株式市場では日経平均株価が全面高となり、前日比217円高で、約1ヶ月ぶりに9,500円台を回復した。

 経済に暗いとされる菅首相であるが、積極果敢に政策を進めると言った手前、早速打った手が功を奏した。とりあえず一段落と言えるかも知れないが、経済そのものが回復したわけではない。これからも可及的に積極策を推進して欲しいものである。

 これが反イスラムの動きかどうか分らないが、フランスは女性がイスラム女性が愛用する「ブルカ」を公共の場で着用することを禁止する法案を可決した。ただ、個人の自由を尊重する立場から違憲の疑いもあり、憲法評議会が違憲判断を下した場合はその限りではない。しかし、来年春からフランス国内ではブルカを被った女性を見ることは出来なくなるかも知れない。

 確かに個人の自由とは言え、あまりにもフランスの文化とかけ離れている。いかに自由を尊重するフランス人とはいっても彼らにとって異様な衣装は受け付けられなかったのではないだろうか。同じようにブルカ問題に似たイスラム紛争は、今ヨーロッパ各地で起きている。スイスではイスラム建築のモスクの建設が問題になっている。ドイツでもトルコ人を排斥する動きがある。最近ではニューヨークのグラウンド・ゼロ近くにモスク建設計画が騒ぎの発端となり、コーラン焼却が問題視された。

 日本ではこういった民族問題はほとんど起こらない。それが、日本人を民族問題に鈍感にさせている。過去において部落民問題や、在日朝鮮人問題を中途半端なまま解決したと思ったことが、未だに日本人をこの種の問題をじっくり考えさせる習慣から遠ざけている。


2010年9月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1219.2010年9月14日(火) 民主党代表選で菅首相が圧勝

 やっと雌雄を決する日がやってきた。民主党代表選における菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちである。2週間に亘ってマス・メディアは煽るだけ煽って、漸くこの日を迎えた。この間日中間に尖閣諸島領域へ中国漁船が侵入する事件が発生したり、円高・株安が進行したのに政府は成すに任せていた。

 両氏は国会議員の投票前に会場で最後の演説を行って、どちらに投票するか決めかねている議員に訴えた。この期に至ってどちらとも言えないスピーチ内容だったが、危ない橋を渡るような普天間基地移設問題には両氏ともに触れず仕舞いだった。

 結果は菅首相が小沢氏を圧倒した。国会議員票、地方議員票、党員・サポーター票を足して721ポイントを獲得して、小沢氏の491ポイントを230ポイントも上回る大きな差がついた。特に、党員・サポーター票では菅: 249=小沢: 51と、首相は圧倒的な大差をつけた。一般人の割合は6人の内5人までが首相を応援しているわけで、他方で国会議員の間では小沢グループが大きな力を持っていて、国会議員と一般国民の常識がいかに乖離しているかを示している。

 戦前の予想では、国会議員票では小沢氏が圧倒すると見られ、首相はサポーター票、地方議員票でどれだけカバーするかと思われていたが、国会議員票でも首相が上回ったのは意外だった。小沢氏の政治とカネの問題が尾を引いていたうえに、小沢氏の政治手法が地方議員にもそれほど受け入れられなかったようだ。さらに菅首相が就任してまだ3ヶ月しか経っておらず、総理大臣を短期間で簡単に替えることに対する国民の拒絶反応があったからである。

 今回の代表選は大いに盛り上がって、一部にはそれなりに評価する声がある。菅首相自身自分の考えを訴える機会を得られて良かったと自画自賛していたが、果たしてそうだろうか。代表選のために街や地方で訴えるなら、普段でも出来ることではないか。この選挙のために2週間も費やして選挙キャンペーンをやった時間的空白?は、ムダではなかったか。この間に尖閣列島問題はエスカレートして、円高問題にも見通しが立たない。

 民主党は懸案の挙党体制を築くことができるか。頭が固まったわけだから、そろそろキッチリ政治を前へ進めてもらわないと何のための代表選かということになる。

2010年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1218.2010年9月13日(月) 沖縄・名護市議選の結果について

 昨日投開票された沖縄県名護市議会議員選挙で、これまで少数派だった稲嶺進市長を支持する議員が過半数を上回る議席を獲得した。名護市内には渦中の辺野古海岸がある。従来から普天間米軍基地の辺野古への移転に強く反対していた、稲嶺市長への賛意が増えたわけである。これで普天間基地移設問題は一層決断と実施が難しくなる。それにしても1地方都市の市議会議員選挙の結果に、これだけ日本国中の目が注がれたのは、極めて珍しいケースだと思う。

 一方、反市長派を応援していた仲井真弘多・沖縄県知事にとっては、ショックであり、ことは重大である。沖縄県経済全体を考えると、何とか基地問題を穏便に解決し、政府から沖縄に対する振興策として多額の交付金を引き出そうと考えている知事には、大きな痛手である。知事は表面的には普天間基地移設反対を唱えながらも、「絶対反対」ではなく、これまで「条件付容認」のスタンスで政治決着を図ろうと画策してきたのではないかと思う。

 11月に予定される県知事選に向けて、仲井真知事はこれまで県内移設反対を明言してこなかった。だが、昨日の名護市民の声を受けて、高々と「移設反対」の立場を鮮明にしなければ再選にも赤信号が灯るのではないかと考え、戦略の再検討を始めるのではないだろうか。

 明日の民主党代表選挙を前に浮き足立っている民主党閣僚の中で、仙石由人官房長官は「民意の表れのひとつとして、虚心に受け止めたい。移設計画や負担軽減の具体策について地元の意見を聞き、誠心誠意説明して理解を求める」と言っているが、鳩山前首相辞任前後の沖縄県民と政府間にしこりが残されているだけに、仙石氏のいう誠心誠意が果たして沖縄県民に素直に理解してもらえるだろうか。

 過去に政府が沖縄に対して誠実な対応をしてきたようには思えないので、民主党代表選終了後に代表、つまり首相は、いつまでものらりくらりではなく、どういう具体策を沖縄県民に示すことが出来るかということが、普天間基地移設問題解決への一里塚であり、沖縄県民の信頼をかち得る手立てである。

2010年9月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1217.2010年9月12日(日) 昨今中国は図に乗りすぎてはいないか。

 同時多発テロ9周年とあって昨日「グラウンド・ゼロ」では、厳かに追悼の儀式が行われたようだ。この近くにイスラム教のモスクを建てようという計画が、テロの犠牲者遺族を始めとしてテロを憎む人々の神経を逆撫でしているようである。

 しかし、だからといってイスラム教信者の聖典である、コーランを公衆の前で焼却しようとする非常識なキリスト教牧師の言動には、オバマ大統領以下政府要人や心あるアメリカ国民の多くが、眉を潜め口を揃えて非難した。結果的に当のジョーンズ牧師は計画を撤回したが、メディアの前で相変わらず強気に今回は計画を取り下げるが、今後については分らないと傲然と言い放つ牧師父子の傲岸不遜とも見える態度には、アメリカが事あるごとに繰り返す「草の根民主主義」の落とし穴も感じられなかった。

 いかに多くの人々に心配をかけているかということを配慮せず、自分の思うところをやり抜くという寛容の気持ちがまったくなく、これでよくも信者に対してキリスト教の原理を説教出来るものだと思う。

 実際クリントン国務長官も呆れ顔で、50人しか信者がいない一地方の教会の牧師がこれだけ大それた計画を立てたことに驚いている。

 こういう馬鹿げたパフォーマンスが連鎖的に伝播し、ジョーンズ牧師は取り止めたが、ほかに同じように非常識なキリスト教牧師やアンチ・イスラム教徒が各地でコーランに火をつける行動に出た。

 良くも悪くもアメリカ社会には、常識的、あるいは非常識な考えが許される一方で、民主主義に基づく良識によって、この諾否を判断する空気がある。時によって、非常識が許される場合があり、それが問題である。

 ところで、もうひとつの大国、中国の最近の唯我独尊的行動も困ったものである。近年中国の行動が非常識なビヘイビアを伴う傾向が目立ってきた。この点では日本人の行動も、中国人の間では誤解されている面があるかも知れないが、最近中国の行動は些か突出して首を傾げたくなる。中国人に本来内在する覇権主義、中華思想、功利性が、近年の経済成長によって強まった経済力と強大になった軍事力に後押しされて発言力が強まり、越権行為に走るケースが増えて国際社会で顰蹙を買っている。

 とりわけ直近では、中国も領有権を主張する尖閣諸島周辺のトラブルがクローズアップされている。この数日問題になっているのは、中国漁船が尖閣諸島で日本の海上保安庁の巡視船に当て逃げを食らわせて捕獲され、船長が逮捕された事件である。予想されたことではあるが、自らの非を認めることなく、反日的なグループが北京の日本大使館前でデモ行進して、中国政府が日本の対応を非難するといういつもながらの強権的行為である。中国政府は尖閣諸島が中国領土であることを強調し、漁船は日本の海上保安庁の巡視船にぶつけられて不当な逮捕をされたと中国国民向けに嘘の情報を流して日本政府に抗議した。即時船長の保釈と日本政府の謝罪を要求するというものである。非礼にも休日の深夜に着任間もない日本の丹羽宇一郎・大使を国務院へ呼びつけ、抗議を突きつけるという国際儀礼上信義とエチケットに欠けるパフォーマンスであり、その挙句に近々開催予定の東シナ海におけるガス田開発を巡る条約締結交渉を一方的に延期する対抗措置を日本政府に押し付けてきた。

 最近では日本の領海内で自衛艦に異常接近を試みた中国海軍機のトラブルもあり、いつも中国の仕掛けがうやむやのまま見逃されている有様である。さらに中国農業省が派遣した魚業監視船も新たな摩擦を生んでいる。

 未だに5~6年前サッカー試合中に日本チームに対して反日的行為を働いた暴徒が、日本公使の公用車を襲った事件や、毒入りギョーザ事件はいずれも明らかに中国側に責任がありながら、謝罪の態度をまったく見せず、原因は日本側にあると強弁する中国側の姿勢には、とてもついていけない。

 知的所有権についても、その浅はかな知識と杜撰な管理で、諸外国にかなりの被害をもたらしている。日本の名産陶器「有田焼」に替わって「中国の有田焼」が本家になったり、中国人のタレントがダイアナ王妃になったり、世界中が中国に振り回されている。これを商標登録しないから、お前たちが甘いと自分たちが散々無断で各種の違法行為を行いながら、そんな中国人に傲然と言われる筋合いはないと思う。

 言い出せばキリがないが、「死の商人」的アプローチでアフリカ諸国や、イラン、北朝鮮、ビルマなどをお土産外交で懐柔し、中国の同盟国に引き入れるその手口は、日本外交にとって反面教師であり、わが国の政治家や外交官が部分的には見習わなければならない手法であるのかも知れない。

 隣国でお互いに友好親善を心がけなければならないのに、最近の中国の強引であくどいやり方には少々うんざりで頭が痛い。

2010年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com