1219.2010年9月14日(火) 民主党代表選で菅首相が圧勝

 やっと雌雄を決する日がやってきた。民主党代表選における菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちである。2週間に亘ってマス・メディアは煽るだけ煽って、漸くこの日を迎えた。この間日中間に尖閣諸島領域へ中国漁船が侵入する事件が発生したり、円高・株安が進行したのに政府は成すに任せていた。

 両氏は国会議員の投票前に会場で最後の演説を行って、どちらに投票するか決めかねている議員に訴えた。この期に至ってどちらとも言えないスピーチ内容だったが、危ない橋を渡るような普天間基地移設問題には両氏ともに触れず仕舞いだった。

 結果は菅首相が小沢氏を圧倒した。国会議員票、地方議員票、党員・サポーター票を足して721ポイントを獲得して、小沢氏の491ポイントを230ポイントも上回る大きな差がついた。特に、党員・サポーター票では菅: 249=小沢: 51と、首相は圧倒的な大差をつけた。一般人の割合は6人の内5人までが首相を応援しているわけで、他方で国会議員の間では小沢グループが大きな力を持っていて、国会議員と一般国民の常識がいかに乖離しているかを示している。

 戦前の予想では、国会議員票では小沢氏が圧倒すると見られ、首相はサポーター票、地方議員票でどれだけカバーするかと思われていたが、国会議員票でも首相が上回ったのは意外だった。小沢氏の政治とカネの問題が尾を引いていたうえに、小沢氏の政治手法が地方議員にもそれほど受け入れられなかったようだ。さらに菅首相が就任してまだ3ヶ月しか経っておらず、総理大臣を短期間で簡単に替えることに対する国民の拒絶反応があったからである。

 今回の代表選は大いに盛り上がって、一部にはそれなりに評価する声がある。菅首相自身自分の考えを訴える機会を得られて良かったと自画自賛していたが、果たしてそうだろうか。代表選のために街や地方で訴えるなら、普段でも出来ることではないか。この選挙のために2週間も費やして選挙キャンペーンをやった時間的空白?は、ムダではなかったか。この間に尖閣列島問題はエスカレートして、円高問題にも見通しが立たない。

 民主党は懸案の挙党体制を築くことができるか。頭が固まったわけだから、そろそろキッチリ政治を前へ進めてもらわないと何のための代表選かということになる。

2010年9月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com