2545.2014年5月2日(金) 少数民族に対する中国政府の弾圧

 一昨日中国の新疆ウィグル自治区で爆破事件が起こり、死傷者が出た。習近平国家主席が視察に訪れ、帰った直後に事件は起きた。些かメンツをつぶされた中国警察当局は、直ちにウィグル族のテロ行為であると断定した。このところ中国政府に対する少数民族の反政府デモが頻発しているが、本件でも当局は一層厳重に取り締まりを強化するという方針を示し、少数民族の要求を聞き入れようとしない。締め付けを強化する一方である。

 昨年10月天安門広場でウィグル族のテロが起き、今年3月にも雲南省昆明駅で爆破事件があったばかりだが、中国政府の少数民族に対する強硬な姿勢は一貫して変わらない。民主主義をまったく歯牙にもかけない中国は、政策決定ばかりでなく政府人事まですべて限られた幹部だけで内々に決めてしまう。それも最近は太子党と称する元共産党幹部の子弟が暗躍してトップから末端まで政府組織を抑えている。政府への批判は一切許さず、言論の自由をまったく認めない。ある意味では、同じような北朝鮮より組織が大きいだけに余計危ない国家である。

 相手の意見を聞き入れ、受け入れられないならとことん議論を戦わせれば良さそうなものだが、一刀両断の下に卓見であろうと何だろうと切り捨てる。そして、党や政府と対立する意見なら危険思想として追放、或いは拘束してしまう。人権尊重の民主主義の欠片はまったく見られない。我々が学生時代に多少学んだ共産主義思想というのは、上から下まで資本主義社会には見られないほど平等な社会を作ることだった。どこで道を間違えたのか、いまの中国には清廉潔白なイデオロギーもまったく感じられず、生殺与奪の権限を利己的に振り回している。その結果官僚の間には賄賂が当たり前のように蔓延る。現状の中国社会の在り方では、将来の明るい展望はまったく見えない。

 まもなく、天安門事件発生から四半世紀を迎える。当時活動していたインテリ層は追放され、家族まで公安当局によって監視されている。中国はいまでは世界最大の人権蹂躙国家であり、民主主義も言論の自由もあったものではない。

 振り返って昨今わが安倍首相にファジーで欺瞞的で怪しげな言動はないだろうか。憲法解釈という姑息な手段を使いながら一気に憲法改正へ突き進もうとする考えが、集団自衛権の行使に対する姿勢にありありと見える。

 日本だって行儀の良いことを言っているが、目指す方向ややり方は共産中国とあまり変わらないような気がする。怖い世の中になってきたものである。

2014年5月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2544.2014年5月1日(木) どうして国会議員は約束を守れないのか。

 昨日で消費税が値上げされてからちょうど1カ月が経った。3月には消費者の値上げ直前駆け込み需要があってどの小売店も有卦に入っていたようだが、4月に入ってからはどうだっただろうか。大手企業の受け止め方は対前年販売実績こそ落ち込んでいるが、それも概ね想定範囲内に収まっているようでまずまずではないだろうか。

 国民にだけ負担を負わせるのは心苦しいと心にもないことを言って、国会議員は2012年5月から議員歳費を2年間2割削減していた。そして2年の期限が来た昨日を持って歳費削減を止めて元通り支給することを決めた。国会議員の間からは、それに反対する声は、日本維新の会のほかには少数を除いて聞かれない。石破茂自民党幹事長の如きは、若い議員は生活が苦しいので、それをこれ以上続けるのはいかがなものかとまるで議員歳費削減自体を容認できないかのようなニュアンスを残してアメリカへ飛び立ってしまった。無責任極まれりである。

 ここでも自分たちのことしか考えない国会議員の面目躍如ではないだろうか。

 そもそも議員歳費削減は、国家議員自身が議員定数削減を決めた時まで続けると世間に公言したのではなかったのか。ところが自分たちにとって都合の悪い定数削減に関してはまったく議論を起こそうとの気持ちがないようだ。つまり国民を欺いただけのことである。国民にばかり負担させるのは忍びがたいときれいごとを言っておきながら、やはり嘘つき政治家の本性を顕わした。しかも今年の連休中に海外へ出かける議員は、過去最多のようだ。これにもどれほどの経費がかかるのか、国会議員は考えたことがあるのだろうか。

 毎月103万円にまで減らされた議員歳費が元の129万円に戻るが、この他に議員に支給される額には、いろいろ理由をこじつけ積み上げて支払われる。年2回の期末手当の他に、文書通信交通滞在費と称する金額として毎月100万円、立法事務費として毎月65万円、その他に旅費や、調査のための費用だとか、JR券、国内航空券等が提供される。そのうえ秘書3人分の給与も支払われる。

 仮に新人議員だとしても、基本給1553万円、期末手当635万円、文書通信交通滞在費1200万円、立法事務費780万円、これだけで4168万円である。これに秘書3人分の給与1200~2400万円を足すと5968万円から6568万円にもなる。彼らがこの大金に見合うだけの仕事をやっているとは到底思えない。

 議員歳費の削減どころか、この合計支払額を見てみると国会議員に支払う金額としては的確な金額であるかどうか、極めて疑わしい。国会議員を100人減らすことができれば、国費を60億円も減らすことができる。肝心の定数削減は国民との約束であるにも拘らず、決めようともせず、歌舞伎役者が見得を切るようなその時だけのポーズを取っている。もう好い加減に、国民のために真面目に仕事をし、格好つけることだけは止めてもらいたいものである。

 国会議員は半数削減、給与も半額にしたうえで、国家、国民のために働いている姿を堂々と見せてもらいたいものである。どうも政治家は信用できない。

2014年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2543.2014年4月30日(水) 世間を騒がせる事件は相変わらず

 東京医療センターの今日の糖尿病保健衛生講座は「糖尿病足病変(フットケア)」というテーマで、普段あまり気にしない足の健康管理に関するものだった。今まで75年の間自分から進んで両足の指間を清潔にするような習慣はなかった。看護婦の講師が図解で説明してくれたが、健康管理のため、特に足潰瘍や壊疽防止のために行うべきであると強調された。それでも足は表面的に上、下、横からゴシゴシ石鹸をつけたタオルで洗っているので充分ではないかと質問したところ、それでも指間を柔らかく洗うことを勧めると言われてしまった。他の受講者もやはり指間を気にしていたような様子ではなかった。

 今晩風呂に入った時初めて両足の指間を手の指でやってみたところ、表面的には分からなかったが確かに75年間のゴミのようなものはあった。これからは足の指も気にして時々は洗うよう心がけたい。

 さて、このところ世界を見てみると意図的であろうとそうでなかろうと、世間を騒がせている事件が引きも切らない。その中でも韓国の沈没船事故、ウクライナの親ロ派の官庁占拠事件、来年ワールドカップを開催するブラジル国内の暴動、アメリカNBAクリッパーズのオーナーであるスターリング氏の人種差別発言やスペインのサッカー試合でバナナを投げ込まれた事件、等々喧しい。

 その中で韓国の沈没船事故では、今日朴大統領が遺族と国民に対して謝罪スピーチを行ったが、韓国各紙は大統領の謝罪は、自らの責任には頬かむりして心から謝罪していないと手厳しい。心なしか大統領の表情には反日スピーチを行うときの威勢のいい顔が見られない。それにしても今日もテレビでは亡くなった高校生が携帯で撮った画像が次々と流されている。政府、船会社の責任を追及するだけでは収まらず、自虐的に韓国社会の本質を暴きだして短期間の間に経済成長を遂げたが、立ち止まって歩いてきた道を振り返る余裕がない。それが日本との違いだと、反日国家らしからぬ日本に対する高い評価を示していた。これから韓国はこの事件をどう収束させるのだろうか。他人事ながら気になるところである。

 今日になって急にニュース性を織り込んで報道されたのが、アメリカ・バスケットボール界とヨーロッパ・サッカー界の人種差別事件である。NBAのオーナーが自分の愛人とかつてのスーパースターだったマジック・ジョンソンとのツーショットについて黒人と一緒に撮った写真に対して黒人を差別するような発言をして、NBAから永久追放処分と罰金を科せられた。

 相変わらず人種差別が世界のあちらこちらで蔓延っている。

2014年4月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2542.2014年4月29日(火) アメリカン・フットボール早慶戦観戦

 昭和天皇誕生日が今では「昭和の日」となった。連休の最中であるが、昨日駒澤公園をウォーキングしていて中央広場で各種の催しが行われ、ロバまで現れ子どもの遊覧施設が備えられ賑わっているのに興味を持った。今日二男家族がやって来たので、孫を連れて遊びがてら公園へ出かけた。今日は何と広場にリングを設営し、プロレスまで披露してわいわい騒いでいた。

 今日駒澤公園を訪れた目的は、競技場でアメリカン・フットボール早慶定期戦を観戦することだった。偶々運の良いことに二男が慶應アメフト部OBの知人から招待券を入手してくれた。アメフトの試合は長らく観ていなかったが、何せ早慶戦なので応援合戦も熱が入っていて、応援席でもらった応援用グッズを手に、応援指導部のリードで久しぶりに塾歌と応援歌を唄うことができた。学生たちに囲まれすっかり学生時代に戻ったような気分だった。

 残念ながら途中で小雨が降ってきたので、14-14の同点スコアのままセカンド・クォーター終了後に競技場を出て帰ってきた。結果はネットで調べてみようと思っている。

 早慶戦は野球を始め、大体早稲田の方が対戦戦績は勝っているが、このアメフトは昨年まで38勝22敗1分で慶應がリードしている。応援合戦では完全に慶應が圧倒していた。また、天気の良い日に観戦したいと思っている。

 さて、東南アジア同盟国を訪問中のオバマ米大統領が昨日マニラでフィリピンとの間で新たな軍事協定を結んだ。日本を皮切りに、韓国、マレーシア、そして最後にフィリピンを訪れた大統領の旅は、同盟国との緊密な関係を固めるためのものだった。日本とは尖閣諸島が安保協定下にあると確認したことを日本は高く評価している。フィリピンとの協定が最も実務的で、かつて米軍を追いだしたフィリピンが再び米軍を呼び戻したことでも見てとれる。それはどこの国も中国対策上アメリカとの同盟関係を強めることによって、中国をけん制したいとの思惑があるからである。

 ただ、日本政府は今回やや想定していなかったTPPの交渉のやり方に奇異な感じを受けている。日本としてはアメリカの予想外の出方によって思惑が外れた思いがある。TPP交渉が「大筋で合意」どころか、アメリカ側から後から後から出される対日譲歩要求に押されっぱなしだった印象もある。日本市場は極めて非開放的であるとの国内の関係者からのプレッシャーにより、オバマ大統領も随行団も強腰に終始した模様である。韓国では従軍慰安婦問題でも韓国政府の求めるようなコメントをそのまま発表したり、何かオバマ大統領の言動には首を傾げさせられた。

 各週刊誌はすでに気づいていたらしく、オバマ大統領の今度の異例の訪問を把握していた。ミシェル夫人を同伴しなかったことや、迎賓館に宿泊せずにホテルに泊まったことなどもそうである。

 ある週刊誌には、ミシェル夫人と離婚協議中と書かれていた。やはり誰もがいつもと違う大統領だと気づいていたようだ。

2014年4月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2541.2014年4月28日(月) ノーベル賞受賞者・山中伸弥教授までコピペを

 財政制度等審議会がほぼ半世紀先の2060年度の財政状態の試算を発表した。それによると国と自治体を合わせた負債、つまり借金が8157兆円に達するという。人口一人当たりに換算すると9400万円というから溜息が出るばかりである。1万円札を積み上げると8万㎞、地球2周分に匹敵するというからちょっと想像もできない金額である。

 先進国の中で最も多額の借金を負い以前から警報は発せられていた。これに対して将来世代に借金を残すのは問題であると時々真っ当な改善策を提案する有識者はいた。だが、自分のためと自分の選挙区のために利益誘導を行っては悉く借金を無視して、大判振る舞いをしては血税を湯水の如く浪費してきたのは政治家である。国家、国民のことを考えなければならない彼らが、自分のことと選挙区のことしか考えないのだから、今日の悲観的な数値も止むを得ないと諦めるより仕方がないのだろうか。政治家の私利私欲のために、このツケを将来に亘って我々国民が背負い続けて行かなければならないとしたら、あまりにも理不尽ではないか。

 今に始まったことではないが、国のことより自分たちのことだけを考える政治家には呆れるばかりである。恐らくこんな悲観的な財政状況が公表されても、近いうちに政治家から改善案なり、実行のための提言が出されることはあるまい。

 いつになったら財政を立て直し、安心できる経済運営をやってくれるのか。

 さて、お隣の韓国の旅客船沈没事故が発生してすでに2週間が経過するが、韓国国内では今も変わらず救助活動が続いている。今日現在犠牲者は189名で、行方不明者はまだ113名もいる。事故がこれほど大きくなった理由が少しずつ明らかになってきた。政府も家族や国民から強い批判を浴び、ついに今日首相が辞意を表明した。聞けば聞くほど呆れる理由が明かされる。

 政府の対応、船会社の安全対策、避難誘導の方法、船員のモラルと知識不足等々いくらもある。いずれ捜索が終わった時点で改めて詳しい原因調査が行われるだろう。

 三流国と非難、揶揄される国家の在り方ももちろん責任を問われるべきであるが、外国ばかりでなくわが国も三流国と責められても抗弁できないことが明らかになった。それは何とノーベル賞受賞者・山中伸弥京大教授が、論文のコピペをやったとして記者会見で謝罪したのである。

 1カ月ほど前国会に参考人として呼ばれた山中教授は、近頃の若い研究者の未熟さと至らなさを散々こきおろしていたばかりである。今日明らかにされた山中教授のケースは、実験ノートが保存されていなかったということから、小保方さんらのコピペとは事情が違うようだが、それにしてもちょっとお粗末ではないか。先日小保方晴子理化学研究所ユニット・リーダーの論文不正、さらに一昨日その小保方さんの論文不正を調査する委員会の委員長が同じくコピペを行っていたとして委員長を辞任した。同じような事件が相次ぐものだが、それにしてもこれほど論文で他人が行った実験結果を黙って借用することが、何のためらいもなく行われていたことにおぞましさを憶える。

 これまでも噂には上がっていたが、これほど文系・理系を問わず論文のコピペが日常化していたとするなら、学会ばかりではなく国を挙げて反省する必要があるのではないだろうか。

2014年4月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2540.2014年4月27日(日) ロシアの巧みにして強引なウクライナ関与

 昨日国連ユネスコのイコモスから富岡製糸場が世界文化遺産として高い評価を得たと文化庁が公表したせいか、まだ正式に世界遺産として登録が認められていないのにも拘わらず、昨日は昨年同日の2.7倍の見学者が訪れた。大いに結構であるが、登録当初だけの熱気にならないよう心して欲しいものである。

 さて、ウクライナ情勢が一向に好転せず、クリミア半島の分離、自治権獲得に続いてウクライナ東部で親ロシア派が政府施設を占拠した状態に決着をつけるべく、10日前に会議を開いたばかりである。米、EU、ロ、ウクライナ4カ国の外相が占拠されている政府庁舎は明け渡されるべきと合意していたが、実行に移されていない。それどころか、東部国境近くのロシア領内でロシア軍が軍事演習を始めている有様である。ロシアの腹は同地域をクリミア半島と同じやり方で、操ろうとしていることは明白である。

 ロシアのやり方を見ていると、かつてド・ゴール大統領がフランス人の多いカナダ・ケベック州を訪れた時、フランス系カナダ人の集会でケベック州のカナダからの独立をけしかけた演説を行って、国内外から強烈なブーイングを浴びてカナダ政府に謝罪したことを思い出す。現在ロシアのプーチン大統領がウクライナ国内のロシア系住民に共鳴するがごときスピーチを繰り返しているが、所詮ド・ゴール大統領のコピーのように見えてくる。ロシアの覇権主義は、終戦直後に日本の北方領土を強引に自国領土に編入して悪びれない行動を見ていても分かる。その侵略主義は今でこそ中国に取って代わられたが、大国意識だけは相も変わらず旺盛である。

 今日の朝日朝刊「読書」欄に高校の同級生・中西準子さんの著書が紹介されていた。「原発事故と放射線のリスク学」(日本評論社発行)と題して、リスクの専門家らしく福島原発の事故の被害について書いているようだ。独立行政法人・産業技術総合研究所フェローとして相変わらず元気にリスク情報を発信しているのは、同級生として頼もしい限りである。

2014年4月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2539.2014年4月26日(土) 富岡製糸場、今年の世界遺産登録有力に

 今日唐突に日本の世界遺産登録に関するニュースが飛び込んできた。文化庁関係者も知らないうちに、群馬県富岡製糸場の登録申請についてユネスコの諮問機関イコモスから登録を求める勧告が出されたのである。6月にカタールで開催される世界遺産委員会で認められれば、「富岡製糸場と絹産業遺産群」として正式に世界遺産に登録される。

 昨夜半にこのニュースが伝えられたために、関係者はほとんど就寝中で一報を聞いて慌てふためいたらしい。ところが、地元の富岡市では今日市長も休みを返上して登庁し、万歳三唱しているほどの喜びようである。正式に決まったわけではないのに、嬉しさを我慢しきれないのだろう。今日は見学者も普段以上に多く、全国から富岡市への問い合わせも多いという。気持ちは分からないでもないが、苦渋を舐めたことがある。

 昨夏先日亡くなった竹内謙元鎌倉市長らと鎌倉市内で、市民学会の準備を進めていた時に早々と登録が決まったかのようなムードがあった。しかし、鎌倉の登録申請は結局認められず愕然としたことがあった。何事も最後の最後まで下駄を履いてみるまでは分からないものである。

 富岡製糸場については中学生の頃社会科で習ったので、馴染み深い。富岡市の周辺都市の同種の施設を含めて絹産業遺産群として登録されるようだが、主たる施設の富岡製糸場は1872年に明治政府の肝いりで開設され700名ばかりの女工が働いた。それはやがて富岡を第一歩として殖産振興、富国強兵の名の下に全国に製糸場が開設され、その陰で女工哀史を生む暗い歴史が作られていった。その後製糸産業は日本の主要産業として繁栄し、世界に日本の生糸を売り込んだことはまぎれもない。1987年操業停止に至ったが、その後工場施設は保存され今日に至った。

 過剰反応でなければ良いが、富岡製糸場が近代日本資本主義の先兵となって殖産振興に努めた結果日本帝国主義の礎が固められたとするなら、日本帝国主義を目の敵にしている中韓両国がこの富岡製糸場の世界遺産登録について、「反対」「認められない」などと見当違いの反日運動を起こさなければ良いがなぁと思う。

 それにしても世界遺産の正式登録はまだ2カ月も先の6月である。偶々今日から連休に入ったこともあり、お祭り騒ぎをやっているようだが、認められなかったら昨年の鎌倉のように悲哀を味わうことになるのではないだろうか。決まるまでは浮足立ってはなるまい。

2014年4月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2538.2014年4月25日(金) 日米共同声明発表の時期と思惑

 オバマ米大統領は今日午前中に韓国へ向け日本を離れた。昨日も共同声明を出せず、何となくすっきりしない国賓来日と日米首脳会談だった。しかし、何とか離日直前になって昨日発表する予定だった共同声明を発表することができた。そこにTPP交渉の早期妥結を目指すことを確認するとの文言が入った。駆け込みである。考えてみれば、実に慌ただしい大統領の来日だった。

 どうしてTPP交渉はこんなことになってしまったのか。どうしても大筋合意とは行かなかった。これにはアメリカ側の単に条件交渉ばかりでなく、秋の中間選挙を控えた政治状況が心理的に影響しているようだ。アメリカ市民の多くが日本は市場を充分解放せず、不公平であるとの声に選挙を意識した議会議員が過剰に受け止め、それを大統領が理解して大統領が日本にかなり強くプレッシャーをかけたことが効いているようだ。交渉の途中でアメリカは後から後から新しい条件を付けて日本を苦しめたようだ。これが彼らの戦略だったのだろうが、日本には戦略も何もなかった。安倍首相は甘利明TPP担当大臣に対して合意を得るよう命じたと話すばかりで、甘利大臣が孤立無援で立ち向かうことになった。

 結局共同声明は発表されたが、問題のTPP交渉は今後も続けられる。日本にはこれまで戦略がなかったが、一呼吸置いてもっと多角的な視点から戦略を練り直し、総合的な判断で交渉に当たることが必要ではないだろうか。

 さて、昨日わが家の車に乗っていてふっとメーターが気になった。ちょうど4万㎞を超えたところだ。つまり地球を一周したことになる。この車で地球を一周したのかとの感慨と同時に、8年間で4万㎞だから1年に5千㎞走ったことになる。一般的に言えば、少ないかも知れないが、老人夫婦がドライブしているとすれば、まずまずではないだろうか。この車であと一周することは難しいと思うが、このまま無事故で免許証を返すようにしたいと思っている。

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2537.2014年4月24日(木) 予断を許さないTPP交渉の行方

 昨夕来日した国賓オバマ大統領の行動がいろいろな角度からテレビで報道されている。今回の来日の大きなポイントのひとつは、「日本の施政下にある領域での武力攻撃について日米が共通の危険に対処するように行動する」と安保条約第5条に謳われている施政権が尖閣諸島にも及ぶと大統領が初めて明言したことである。この点を日本サイドとしては高く評価している。

 その一方で、TPP交渉が未だにまとまらない。その気配すら見えない。まだ折り合えない点がいくつもあるようだが、その中でも最大の議論になっているのが、牛肉の関税である。現在日本が課している38.5%の輸入関税をアメリカが撤廃に近い要求をして譲らないことである。先般日本とオーストラリアとの関税交渉で、同じように38.5%を20%に大きく下げて交渉妥結した。日本としてはこの辺りの数値でまとめたいと考えていた節があるが、アメリカはそんな程度では納得しない。もうひとつややこしいのは、自動車の規制緩和である。アメリカの車は、そのままでは日本の安全基準に抵触し日本へ輸出できない。安全性の観点からもアメリカの基準に合わせるわけにいかない点が悩ましい。

 これらの点からTPPの交渉妥結は折り合いがつかない。このため共同声明の発表ができない。今月に入ってから40時間も甘利明担当大臣とフロマン通商代表部代表の間で交渉を重ねながら一向に道筋が見えない。甘利大臣からはもう2度と担当大臣をやりたくないと弱音とも、さじを投げたとも言える発言が出た。

 国の利益を背にした交渉とはいかに難しいものかということが分かってくる。

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2536.2014年4月23日(水) オバマ米大統領、国賓として来日

 アメリカのオバマ大統領が国賓として3度目の来日をした。数日前から厳しい警戒態勢が取られ、今日は警視庁では1/3の職員を警備に割いているほどである。アメリカ大統領の外遊としては夫人を同伴していないのは珍しい。

 1979年秋シンガポールの当時のリー・クアン・ユー首相が2度目の来日をした時、レジャーで箱根までロマンスカーを利用するので打ち合わせしたいと外務省から話があり、何度か話し合いをした後箱根湯本まで首相に同行したことがある。その時外務省職員から、リー首相は2度目の来日だから国賓ではなく、「国賓待遇」で迎えると話していた。それが、今回のオバマ大統領は3度目で夫人を伴わずとも国賓だそうである。それに宿泊も迎賓館ではなく、都内ホテルだという。どうもいつもと違うような印象を受けるが、表面上はともかく水面下では日米の連携がスムーズには行っていないのではないか。

 オバマ大統領は明後日旅客船沈没事故の対応でてんやわんやの韓国へ向かい、その後フィリピンへ向かう。日米はアジア太平洋地域での日米同盟の重要性を確認し、「力による現状変更に反対」として中国への牽制を行う。

 問題なのは現在交渉が行き詰まっている環太平洋経済連携協定(TPP)で、今日まである程度合意点に達している筈だったがまとまらず、オバマ大統領訪日記念のお土産とはならなかった。TPPは双方の主張にまだ大きな開きがあり、かなり時間がかかりそうだ。特に牛肉の輸入関税が38%という高い壁になっており、これをアメリカから1桁を要求されている。しかし、国内の酪農農家の強い反対で中々核心へ進められず大筋合意は困難の模様だ。まだまだ先行きは見通しが立たない。

 さて、今日23日は、かの劇作家シェークスピアが生まれてちょうど450年である。1564年4月23日に生まれ、1616年4月23日に亡くなった。受験勉強の余得であろうか、「人殺し(1564)に生まれ、いろいろ(1616)あって死んだ」「誕生日と命日が同じ4月23日」ということである。これをストラットフォード・アポン・エーボンにあるシェークスピア博物館のスタッフに披歴して感心されたことを懐かしく思う。

2014年4月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com