2575.2014年6月1日(日) 学校給食について朝日の雑駁な論説

 今日から陰暦の水無月に入った。普通は梅雨で雨の多い時期の筈だが、今年は本当に水無月となった。西日本では京都市内36.0℃、岐阜県郡上八幡で35.1℃、全国で一暑かったのは群馬県館林の36.3℃で、都内でも練馬区内の34.8℃、千代田区内でも33.1℃を記録し、いよいよ本格的な炎暑の夏の到来である。

 誘われたがこんな暑い中を神宮まで母校の応援に行く気にもならなかったが、昨日に続いて行われた早慶戦で、慶應が早稲田をストレートで降し、6季ぶりの優勝を飾った。メデタシ、メデタシ。

 夕方になって近くの駒澤公園へウォーキングに出かけたら、中央広場ではドイツのビール祭を演出して多くの屋台が立ち並び大勢の人だかりだった。暑い中でビールを煽っている人がたくさんいるのには、ほとほと感心した。いずれにしろこれから暑い盛りとなるので、辟易させられる日が増えてくるだろう。

 それにしてもこう暑くなってくるとよほど健康に気をつけていないと参る。先日本ブログでも批判的に取り上げたが、新潟県三条市が学校給食で試験的に牛乳を停止すると馬鹿げたパフォーマンスを行っている。単に和食に牛乳は合わないというだけの理由で試験的に行っているようだが、それなら成長期の子どもに他の何からカルシウムを摂取させようとするのか。具体的な代案がない。米の産地だから、米と合わないから牛乳を排除するというなら最早学校給食とは言えまい。給食の理念から考えてもおかしくはないだろうか。

 今朝の朝日「社説」が学校給食と牛乳の関係について「給食と牛乳―望ましい食事とは何か」と取り上げている。興味を持って読んでみると天下の朝日が結論なしの無駄な文を書いている。三条市の今回の取り組み、最近の学校給食の献立例、和食が無形文化遺産に登録されたこと、などを羅列しているだけで何も学校給食のあるべき姿について真っ当な提案をしていない。そのうえで、肝心なのは牛乳の是非論ではないと言っている。そうだろうか。費用も限られた学校給食では、牛乳に代わるカルシウム補給食はそう簡単には見つからない。いくら米どころとは言え、牛乳をなくした分、米の量やおかずの内容を工夫して、米どころらしい献立で必要な栄養を満たす試みを評価しているようだが、そんなにうまくいくだろうか。しかも、何といっても子どもの大切な食事をこれという代替食品が見つからないのに止めてしまうのは、あまりにも短絡的に過ぎると思う。

2014年6月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2574.2014年5月31日(土) 極東で四面楚歌に追い込まれる中国

 安倍首相が昨日シンガポールで開催されているアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)で基調講演を行い、南シナ海で実効支配を強める中国が既成事実を積み重ね、現状の変化を固定化しようとする動きを非難し、中国の海洋進出を牽制した。同時に、尖閣諸島について領土問題は存在しないと言明し、東シナ海、南シナ海で国際法が順守されるよう述べ、一方で中国と領有権問題を抱えるフィリピンとベトナムの立場を支持した。

 ところが、講演後の質疑で中国軍人が、「先の戦争では何百万人もの中国、韓国、アジアの人々が日本軍に殺された。その魂にどんな姿勢を示すのか」と質問した。安倍首相が日本は対戦への痛切な反省のうえに立って平和をつくってきたと応えたが、中国政府関係者は怒りをあらわにしていたという。この会議で中国も批判されることはある程度予想していたらしく、安倍首相に反論できる弁が立つ閣僚級を送り込んできた。

 中国も殊のほか、アジア諸国からの批判が強いことを認識したのか、多少はひるんだ様子を見せたが、強気な主張は最後まで引っ込める気はなく、「海洋権益を守る決意と意思は固くこの問題で駆け引きする余地は全くない」と性懲りもなく強気一辺倒である。

 これまで公的に中国を批判しなかったアメリカがここへ来て中国を批判し始めた。

 今日開かれたアジア安全保障会議でアメリカのヘーゲル国防長官が講演で、挑発を続け主権拡大の姿勢を強める中国を名指しして強制や威嚇は断固許さないと強く批判した。国防長官がこれだけ強い調子で中国を非難したのは久しぶりである。これもアジアに対するアメリカの関与に対する疑念が関係国の間で広がっていることが背景にあると見られている。

 これで中国の出方にはかなりブレーキがかかるかも知れないが、いずれにしても極東で中国を頼っている国は、カンボジア、ラオス、ビルマぐらいしかなくなっている。そこへ日米両国がはっきり中国の海洋進出を批判したことにより、中国が強気の外交及び防衛力を少しでも手控えるようになるだろうか。

2014年5月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2573.2014年5月30日(金) 信じて良いのか、北朝鮮の拉致被害者調査

 昨日大きなニュースが2つあった。

 そのひとつは、ストックホルムで開かれた日朝交渉で日本人拉致被害者を再調査することで北朝鮮と合意したと安倍首相が記者会見で発表したことである。拉致被害者と併せて拉致された疑いのある特定失踪者の調査も開始するという。過去4回に亘って約束を反故にした北朝鮮の戦術転換には、北の苦しい事情が隠されているのだと思う。唯一通じ合っていた中国とは、親中派の金正恩第一書記の叔父・張成沢氏を処刑したことによって、蜜月関係ではなくなった。今や四面楚歌の北が、日本にその交流の機会を広げることを狙い、拉致をテーマに歩み寄って来たものと思う。

 両国の交渉の前途には問題が山積している。拉致被害者の調査と言いながら、北は真剣に取り組んでくれるだろうか。ジェスチャーだけで実質的な結果を示さず、結果的に制裁措置の一部解除だけを主張することになるのではないだろうか。

 他にも日本の北制裁解除について日米韓が北の弾道ミサイル発射や核開発などに対して、警戒、制裁を決めていることから米韓両国は日本の対応を憂慮している。

 もうひとつは、日本維新の会が共同代表の石原慎太郎氏と橋下徹氏が袂を分かつことになったことである。もともと相手を慮る人柄ではない両人が、同じ目的地に向かうとは言いながらルートが異なる船に揃って乗ること自体に無理があったと思う。石原氏は自主憲法の制定を目指すうえで、橋下氏が考えている「結いの党」との合流は意味がないと考えたが、橋下氏との意見調整はつかず僅か1年半で分党することになった。石原氏はシンパを率いてわが道を往く。一方、橋下氏は同志とともに野党再編を目指し、大阪市長兼任のまま、また新たな戦いを挑むことになった。

 政治的影響力のあるふたりが、政界で力を削ぐような形で矮小化していくことが残念である。

 今日の駒澤大の講座でも2人の講師が、ともにこの2つの問題に触れられた。当分の間昨日明らかになった2つのトピックスが、大きな話題になることだろう。

2014年5月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2572.2014年5月29日(木) 東京オリンピック会場の建設について

 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を目指して、競技会場・施設の新築や改造が企画されている。今最も注目されているのは、開会式、閉会式が行われる主要陸上競技場の国立競技場を建て替える計画である。

 昨日も日本スポーツセンターの将来構想有識者会議が開かれ新競技場の基本設計案が承認された。一昨年総工費1300億円で国際コンペ案が決定された。その後昨年9月にオリンピック開催が決定されるや総工費が大幅にアップされ3000億円と明らかにされ、その2カ月後に財務省と文科省の間で総工費1699億円を上限に合意した。どうしてこう簡単に金額が変更され、決定されるのかその経緯もよく分からない。

 競技場建て替えが問題となったのは、主に環境との調和だったが、それ以外にも施設の全体計画を見ると選手村を中心とする多くの施設はお台場、晴海地区に新設される。陸上競技のメイン会場となる国立競技場には、付属施設としてサブトラックが求められるという。こんな点を考えると敢えて現在の国立跡地にサブトラック造成のスペースがない新国立を作る必要があるのかと思える。どうせ新設するなら多くの施設の近くの晴海に作り、国立競技場は従来通りサッカーやラグビー球技として陸上競技とともに使用する方が無駄が省けたのではないだろうか。

 1964年東京オリンピックで国立競技場の他に駒澤競技場を第2会場として造成した。陸上競技場、サッカー場、2つの補助グランド、野球場、2つの屋内球技場が補完施設として機能した。老朽化したとしてその内1つの屋内施設は改修されるが、他の施設は多少手を加えれば充分使用できると思う。にも拘わらず駒澤は使用しないという。これも大きな無駄である。駒澤の正式名称は「駒澤オリンピック公園」という。

 関係者は本当にポスト・オリンピックや、無駄な投資を避けることを考えた末に議論を行っているのか首を傾げざるを得ない。

 メンバーはそれぞれオリンピック推進派の集まりだ。メンバーのひとり、小倉純二・日本サッカー協会名誉会長は、「日本でもう一度ワールドカップを開催するためには、FIFAが基準とする8万人の競技場が欲しい」とか、横川浩・日本陸上競技連盟会長のように「五輪後もトラックは残して欲しいし、常設のサブトラックも要望したい」とその欲望は留まるところを知らない。

 更に、費用の算出も杜撰なようで、東日本大震災後高騰した建設工事費や消費税の計算も好い加減だったことが分かる。

 皆自分の手柄にしたいために、勝手な要求をしているようで、これで国家行事が計画できるのか不思議な気持ちすらする。自分たちの懐から出資するのではないとすると、金が有効な投資かどうかを考えることもなくジャブジャブ使おうとしているように見えて仕方がないが、競技会場について考えるより前にもう少しオリンピックを国民が歓迎し後々まで良いオリンピックだったと思ってもらえるような制度設計を考えてもらいたいものである。

 午後長年付き合いのある証券会社より、わが家に来て株式投資の相談に乗ってもらっていたセールスマンが一昨日急逝されたと電話で知らせてくれた。20年以上も前に先代のセールスマンが健康を害して件の方が来られるようになったが、爾来何かと相談に乗っていただいていた。65歳ということだからまだまだお若いが、何とも寂しい限りである。お世話になった御礼とお悔やみを申し上げたい。      合掌

2014年5月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2571.2014年5月28日(水) 気に食わない人物は追い出そうとする政権の危険度

 駒澤大学のマス・コミ公開講座でNHK出身の須磨章講師が「ドキュメンタリーはこうして生まれる」という講座を持ったので、興味を持ち受講することにした。前2回は都合がつかず、今日初めて出席したが、須磨講師はNHKで「新日本紀行」など歴史に残る番組のディレクターを務められたということで、今日はそのシリーズのひとつ「蔵ずまいの町」をビデオで観せてくれた。これは今ではラーメンで有名になった喜多方の、昔ながらの蔵とともに生きる地元の人々の生活と蔵の保存について描いたドキュメントである。「新日本紀行」は、20年間に亘って毎週月曜日午後7時半から30分間放映されたモノクロ紀行番組で、当時としては富田勲のテーマ音楽も耳触り良く、印象に残る良い番組だった。

 画像を観ながら作成当時の思い出を話された。それ以外にも須磨講師はNHKで世界遺産番組を手掛けておられ、NHKの世界番組制作の中心となっておられるようだ。ペンクラブにもNHK出身の知り合いが何人かいるので、共通の話題もあり、いずれお話しすることになると思う。

 いずれにしても来週以降須磨講師の話を聴くのが楽しみになってきた。

 さて、政府が現在の原子力規制委員2人を再任しないことを決めた。そのひとりは、島崎邦彦・委員長代理であるが、政府や財界の意向に合わないとして再任を求めないようである。島崎氏はこれまで原発再稼働について厳しい考えを示していたため、はっきり言って政財界から嫌われていたのだ。島崎氏は東大地震研究所教授、日本地震学会会長、地震予知連絡会会長などを歴任し、日本では地震学のエキスパートであり、大飯原発稼働についても専門的な見地から、地震の危険性を指摘しており、関西電力にとっては獅子身中の虫のようなものだった。言葉は悪いが、端的に言えば島崎氏は原発賛成派から総スカンを食っていたのだ。これにより、原発の安全性を議論する規制委員が皆原発賛成派になってしまったということである。

 この政府の動きは自らの考えに反する者は極力排除する行動と言える。これと似た動きは憲法改正問題においても見られる。反対の多い憲法改正については、正面突破を避けて姑息な憲法解釈の変更のような手段によって自分たちの考えを強引に押し通そうとする。安倍政権の極右的動きには危険の匂いがしてならない。

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2570.2014年5月27日(火) 中国の傍若無人ぶりに物申す。

 かつて知り合いだった若者から先日来ぜひ会って話を聞いて欲しいということで、今日漸くお互いの都合が合い、自由が丘駅前喫茶店で久しぶりにあった。

 5年ほど前に取材で一緒に仕事をした若者、と言っても40歳だが、いまでは仕事も変わり現在外資系生命保険会社に勤めている。前に会った時は、父親と音響会社を経営し、中国にも合弁企業を作っていたが、やはり中国人とビジネスを続けるのは難しいらしく、会社自体が倒産の危機に陥り、その一歩手前で会社を清算したと話してくれた。私はすでに生保に加入しているので、今更新たな契約を結ぶつもりがないことは前もって伝えたので、そんな期待はしていなかったらしい。

 新しく参考になる話も伺った。日本では高校までしか通学せず、父親の仕事の関係で中国の大学に入り2年間学んだという。奥さんも中国人で、それだけに中国について詳しく、中国人についてもその気質、性格などを冷静に分析している。彼の言によれば、現在中国は民間と政府との間に大きな考えのずれがあると言っていたし、人口構成も日本以上に少子高齢化が進んで現状のままではいずれ中国社会では国民の食べるものがなくなるだろうと見ていた。

 その中国だが、昨日は西沙諸島周辺で中国船がベトナム魚船に体当たりを食わせてベトナム船を一隻沈没させた。言い分はベトナム船が中国船に体当たりしてきたということである。

 一方日本の自衛隊機にも中国軍機が異常接近をして、中には僅か30mの至近距離まで近づき、一触即発の危険な状況に至ったようだ。日本政府は中国に強く抗議したが、中国は日本機が中国機に接近した危険な状態を作ったとまったく事実と異なる抗議をしている。それはベトナムに対するのと同じ理屈である。つまり、中国に言わせれば、紛争はすべて他国が仕掛けたものであるとか、中国が権益を侵されたと主張することにより、自らの正当性と間違った権利を主張している。他国へ侵犯し、その責は自国にはないという論理の繰り返しである。こうなっては、昨今の中国が犯した荒行をすべて国連で暴露してその非を世界に広く知らしめてはどうか。

 こういう常識とはおよそかけ離れた言動をする国家が存在することは、とても信じられない。傍若無人なパフオーマンスにお灸をすえる意味でも、やや乱暴な考えだが、一時的に中国を国際社会から孤立化させる手段として、少しずつ中国との外交、貿易を減らすことを世界的に考えてみてはどうだろうか。

 さて、朝刊の訃報欄で「東洋のマタ・ハリ」と言われた川島芳子の妹が亡くなったことを知った。昔加藤隼戦闘隊の方々からよく川島芳子の話は聞いた。日本人の養女となった姉川島芳子と違い、その妹は清朝王族の最後の皇女と言われていたようだ。愛新覚羅・満州国皇帝を思い出させる愛新覚羅顕琦氏がその妹である。戦後は右派分子と看做されて逮捕されるなど、随分苦労されたようだ。

 私自身はこれらの人々に格別な思いはないが、戦友会の多くの方々から折に触れ話を聞いていただけに、その人が亡くなったことを知り、大東亜戦争今や遠くなりとの思いを感じる。

2014年5月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2569.2014年5月26日(月) 元気な山岳部の仲間

 小田急山岳部の一員として仲間としばしば登山をやっていたのは結婚前のことだ。その後鉄道会社から旅行会社に出向したせいもあり、残念ながら彼らと登山する機会がなくなってしまった。

 最近では懇親会のような会合に出席するだけだが、昔テントを背負って南北アルプスを縦走したり、厳しい寒さの中を幕営したことが懐かしく思い出されてくる。今日は定年になったOB会員を歓迎する会合が海老名の会社施設の中で開かれた。よく一緒に登り教えていただいた先輩たちが健康問題上出席できなかったのは少々寂しかった。今ではほとんどが仕事から離れ、時折パートを頼まれ手伝っている人もいるようだが、元気そうなので安心した。

 昨日行われたウクライナ大統領選で、ポロジェンコ元外相が大差で対抗馬のチモシェンコ元大統領を破り当選した。親欧米派のポロジェンコ氏が大統領に選ばれたことにより、東部の親ロシア派は元々選挙を行わず、選挙結果に態度を硬化させ、その結果の受け入れを拒否している。アメリカ政府は選挙を実施したウクライナ政府を称賛し、ロシア政府も受け入れる意向を示した。

 さて、先月18日に観た映画「ワレサ 連帯の男」の主役、ポーランドの連帯ワレサ議長を傷め続けたウォイチェフ・ヤルゼルスキ元大統領が昨日亡くなった。90歳だった。2006年に民主化弾圧の責任を問われて検察当局に訴追されたまま、晩年は不遇だった。いずれにせよ共産主義国家時代のポーランドを象徴する体制派と反体制派のご両所として世界中の耳目を集めた。時代は確実に過ぎ去っていく。

 今夕の朝日に興味深い記事を発見した。古代ギリシャの叙事詩「イリアス」の舞台に出てくる都市をトルコのヒサルルックの丘で発見したとされるハインリッヒ・シュリーマンのトロイア史実発見説が怪しいとする主張である。中近東文化センター付属アナトリア考古学研究所長の考古学者・大村幸弘氏が疑問を投じたのだ。私自身15年前にトロイア遺跡を訪れ、現地でガイドの説明を聞き地形を確認して納得していたので、今更そんなことを言われてもちょっとすっきりしない。記事は大きなものではないが、これからどんな史実論争が行われるだろうか。拡大するのだろうか。興味と不安感がある。

2014年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2568.2014年5月25日(日) 大相撲夏場所は横綱白鵬の優勝で幕

 大相撲夏場所千秋楽で横綱白鵬が14勝1敗で29回目の優勝を遂げた。残念なことは今場所中の今月18日に放駒親方(元大関魁傑)前協会理事長が突然亡くなられたことである。まだ66歳の若さである。保守的な相撲協会の中で珍しく進歩的な考えだった親方は、一昨年噴出した八百長問題に対して難しいかじ取りを迫られ、本場所中止、八百長加担力士の追放、また公益財団申請などで古い体質の協会の組織にメスを入れた。そのため一部の理事や力士らから敬遠されたが、反対勢力の多い中で初志を貫き、ひとまず危機を切り抜けた。放駒親方でなければやり遂げられなかったであろうと、その行動力と指導力は一目置かれている。

 放駒親方の正義感と行動力により、少しは透明性が高まった大相撲であるが、依然として古い体質は残され、部屋制度の不明瞭性とか、親方株の問題などはうやむやにされてしまった感がある。

 不正とは別問題だが、今場所は土俵上で珍しい現象があった。13日目に横綱鶴竜が髷をつかまれたことで鶴竜が反則勝ちを得たが、そのクレームも検査役ではなく控え力士の横綱白鵬が即座に挙手したものだった。こんなことは珍しいことだと思う。そして、昨日はやはり横綱白馬富士が大関稀勢の里の髷を掴んで反則負けとなった。確かに髷に手をつけるような勝負が増えている。

 今日も見方によっては髷に手を入れたのではないかと思える相撲があり、解説の元横綱北の富士が、故意にやっているわけではないが、勝負で引き技が多くなったのでその可能性が高くなっていると述べていた。協会として少し考えなければいけないとも話していたが、単純な相撲の中でもちょっとしたことで反則に触れてしまうものだ。それも今場所、しかも横綱が関わる相撲で髷を引っ張るような反則が頻発したのは、北の富士が言っていたように今が問題を掘り下げて考えてみる時期なのではないかとも思う。

 優勝争いに絡む強い力士が皆外国人関取という異常事態になって大分時間が経つが、大相撲も少しは襟を正して公益財団として恥ずかしくないようになったのは一歩前進と言えるのかも知れない。それも放駒親方の功績が大きかったのではないだろうか。

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2567.2014年5月24日(土) OBとして母校慶應義塾から招待される。

 昨年母校慶應義塾から卒業50周年記念として春の入学式と秋の連合三田会に招待されたが、今日は卒業51年以上塾員招待会として日吉キャンパスにある記念会堂に招かれた。来年以降もこの招待会にはお招きいただけると聞いた。前2者に比べて特別なイベントがあるわけではないが、味のある大立食パーティだった。

 昨年に続いて昨日わざわざセルビアから山崎洋さんがやって来られたので、ゼミの友人ともども自由が丘駅前で待ち合わせ日吉へ出かけた。冒頭清家篤塾長は卒業生が社会で活躍してくれることと、母校へ種々支援をしてくれることが、母校をしっかりした学問の府として育ててくれると参加した塾員を前に感謝の挨拶をされた。

 昭和33年までに卒業した塾員のための午前の部、そして我々34年以降に卒業した者のための午後の部を併せて4千名以上が参加されたというから、特に印象に残るショーなどは何もやらないが、見方を変えれば大イベントではないかと思う。

 自分の母校を良き母校と外に向かって称賛するのもどうかと思うが、最近になって特に慶應義塾の学生とOBが一体となって母校のために何かをやり、母校がそれに応えるパフォーマンスを素晴らしいと思い、その恩恵を受けることを嬉しく思うようになった。

 山崎さんも遠路はるばるやって来て友人とともに塾歌を斉唱し、応援歌を聞きながら食事をいただき、友人と歓談するのは、まさに至福のひとときである。昼食を自由が丘でともにしたが、帰りも自由が丘で下車し招待会には出席しなかったゼミの友人も合流し、夕食を美味しくいただいた。気の許せない友人と自由に話し合うことができて、充実した時間を過ごすことができた。

 山崎さんは来月セルビア大使館で、セルビア語翻訳本の出版記念会に出席するので、我々もそれに出席することになった。あまり日本人がいないセルビアで山崎夫妻もお揃いでよく孤軍奮闘していると思う。

 母校の招待会のおかげで、いろいろアカデミックな催しに触れる機会に恵まれラッキーだとつくづく思っている。ともかく今日は気持ちよい一日を過ごすことができた。

2014年5月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2566.2014年5月23日(金) 心配なタイのクーデター

 今日は予定が3つも重なってそのうち2つを前もってキャンセルしてNPO「JAPAN NOW観光情報協会」総会に出席した。特別大きな議案はなく、シャンシャンシャンと30分で閉会となった。理事の改選もあった。私も理事のひとりとして改選されたことになる。

 何人かの親しい会員にはお盆の頃に発行予定の拙著の宣伝をしておいた。拙著原稿のボリュームについて19日に㈱現代書館から頁数の関係で1割程度削除して欲しいとの依頼があったので、その通り修正して同社へメール送信した。

 総会後講演会があり、ドン・キホーテのインバウンド旅行会社社長の中村好明氏から「ドン・キホーテ流観光立国への挑戦」と題してお話があった。副題として「インバウンドで切り拓く次のニッポン」と掲げられていた。これまでの講演会とは違って若干異質なテーマだったと思う。ドン・キホーテのうなぎ登りの成長戦略について、多面的に面白い視点から話された。中村氏はドンキ本体の小売業ではなく、ドンキの子会社ジャパン・インバウンド・ソリューションズ社長で、多くの外国人旅行者をドンキ店へ誘導することが狙いだが、すべての面で既存の旅行会社とは大分異なる営業展開をやっているようだ。説明も興味深く分かりやすかった。

 さて、タイ国軍が起こしたクーデターが現地民よりメディアで憂慮されている。政権派と反政権派の間に立つ中立路線を取ると見られていた軍が、反政権側に立っているような印象を受けるからである。

 それどころか、昨深夜国軍はインラック前政権を転覆させて国家の全権を掌握した。「国家平和秩序維持評議会」を設置し、国家支配、管理に乗り出してきた。プラユット陸軍司令官が首相職を兼務すると発表し、メディア現場に立ち入り報道管制を敷いている。同時にインラック前首以下前閣僚など旧政権幹部に出頭を命じた。市民はまだあまり深刻に受け止めてはいないようだが、徐々に混乱が進み、このままでは収拾がつかなくなる恐れがある。

 アメリカ政府も直ちに反応し、ケリー国務長官は国軍のクーデターと国の統治に失望し、軍に対して正当性はないと突き放している。

 タクシン元首相失脚以後、タイの政治は混迷の度を加えているが、これからタイは一体どこへ進むのだろうか。

2014年5月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com