2570.2014年5月27日(火) 中国の傍若無人ぶりに物申す。

 かつて知り合いだった若者から先日来ぜひ会って話を聞いて欲しいということで、今日漸くお互いの都合が合い、自由が丘駅前喫茶店で久しぶりにあった。

 5年ほど前に取材で一緒に仕事をした若者、と言っても40歳だが、いまでは仕事も変わり現在外資系生命保険会社に勤めている。前に会った時は、父親と音響会社を経営し、中国にも合弁企業を作っていたが、やはり中国人とビジネスを続けるのは難しいらしく、会社自体が倒産の危機に陥り、その一歩手前で会社を清算したと話してくれた。私はすでに生保に加入しているので、今更新たな契約を結ぶつもりがないことは前もって伝えたので、そんな期待はしていなかったらしい。

 新しく参考になる話も伺った。日本では高校までしか通学せず、父親の仕事の関係で中国の大学に入り2年間学んだという。奥さんも中国人で、それだけに中国について詳しく、中国人についてもその気質、性格などを冷静に分析している。彼の言によれば、現在中国は民間と政府との間に大きな考えのずれがあると言っていたし、人口構成も日本以上に少子高齢化が進んで現状のままではいずれ中国社会では国民の食べるものがなくなるだろうと見ていた。

 その中国だが、昨日は西沙諸島周辺で中国船がベトナム魚船に体当たりを食わせてベトナム船を一隻沈没させた。言い分はベトナム船が中国船に体当たりしてきたということである。

 一方日本の自衛隊機にも中国軍機が異常接近をして、中には僅か30mの至近距離まで近づき、一触即発の危険な状況に至ったようだ。日本政府は中国に強く抗議したが、中国は日本機が中国機に接近した危険な状態を作ったとまったく事実と異なる抗議をしている。それはベトナムに対するのと同じ理屈である。つまり、中国に言わせれば、紛争はすべて他国が仕掛けたものであるとか、中国が権益を侵されたと主張することにより、自らの正当性と間違った権利を主張している。他国へ侵犯し、その責は自国にはないという論理の繰り返しである。こうなっては、昨今の中国が犯した荒行をすべて国連で暴露してその非を世界に広く知らしめてはどうか。

 こういう常識とはおよそかけ離れた言動をする国家が存在することは、とても信じられない。傍若無人なパフオーマンスにお灸をすえる意味でも、やや乱暴な考えだが、一時的に中国を国際社会から孤立化させる手段として、少しずつ中国との外交、貿易を減らすことを世界的に考えてみてはどうだろうか。

 さて、朝刊の訃報欄で「東洋のマタ・ハリ」と言われた川島芳子の妹が亡くなったことを知った。昔加藤隼戦闘隊の方々からよく川島芳子の話は聞いた。日本人の養女となった姉川島芳子と違い、その妹は清朝王族の最後の皇女と言われていたようだ。愛新覚羅・満州国皇帝を思い出させる愛新覚羅顕琦氏がその妹である。戦後は右派分子と看做されて逮捕されるなど、随分苦労されたようだ。

 私自身はこれらの人々に格別な思いはないが、戦友会の多くの方々から折に触れ話を聞いていただけに、その人が亡くなったことを知り、大東亜戦争今や遠くなりとの思いを感じる。

2014年5月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com