2652.2014年8月17日(日) 原発政策が陰険に推進されている。

 関西電力が特定の政治家に毎年巨額の資金を提供していたことが先日明かされ、すでに退職した元副社長が語った真相を詳しく朝日新聞が伝えていた。多くの政治家が群がった所謂政治資金である。電力会社と政界との繋がりは根強く、長い間着実に実行されていた。今回暴露された話では、収賄側は古い話としてコメントを避けている。

 それが、今朝の朝日では1面トップ記事としてこれと同じような例が報道されている。使用済み各燃料再処理関連施設が集中して、とかく話題になる青森県六ヶ所村に対して東京電力と東北電力が「漁業振興費」として、両社合せて2億円の献金を行っていた。これまでの分を加えると計10億円に上がる。

 問題は多岐にわたる。賠償費用として国から5兆円の支援を受けた東電は、今では私企業と言えない国家管理会社になっている。即ち半国営企業である。それが、国民の知らないところで特定の自治体に寄付金を拠出している。これによって電力会社と地域の自治体との繋がりが固まる。特別な収入源のない自治体にとっては濡れ手に粟である。表向きは核燃料処理施設に対して反対の声は上がっているが、当該自治体としては受け入れるのに躊躇はない。問題はこうした行為が外部で知られないままどんどん進められていくことである。

 例えば、六ヶ所村の経理では、この寄付金を正当な寄付金として処理せず、「雑収入」として帳簿記入しているという。これでは、他のわけの分からない雑収入と一緒くたになって「寄付金」の存在が分かりにくくなっている。こうしてカムフラージュしながら歳入を確保し、電力会社の要請に対してゴーサインを出すのだろう。これこそ村社会のやり方とまったく同じである。見掛け上はともかく、実質は旧態依然なのである。問題は国民の知らない内に大事な税金が電力会社を通して原発関連自治体へ流れていくことである。

 さて、いま香港で3年後に行われる行政長官選挙がもめている。まだ先のことであるが、1国2制度を適用している香港の自治に中国政府が干渉しているからである。1997年にイギリスから中国へ返還され、2制度を実施してはいるが、中国にとっては何とか1制度にしたいところだ。元々資本主義の良いところと悪いところがごちゃまぜの香港には、中国の締め付け統治はそぐわない。香港の選挙制度を改革しようと、長官選挙を18歳以上の香港市民全員ができるようにするのではなく、数百名程度の指名委員で決めようとしているのが、中国政府の意向である。

 怖いのは、中国本土からの政府の意向を受けた移民が増え続けることであり、そうなると1国2制度を本質的にぶち壊すことになる。したたかな中国政府が執拗に考えそうなことである。

2014年8月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2651.2014年8月16日(土) 籾井勝人氏、NHK会長の座は安泰か。

 でき上がった拙著を一昨日友人らに送ったが、日ごろお世話になっている小中陽太郎さんと、先日アポを取って今日ご自宅へお届けした。小中邸は、同じ世田谷区内にあり車で10分もかからない。実は、拙著出版の話は2月ごろは中々先へ進まないので、ついいらいらして小中さんにどうすべきか相談したところ、このままもう少し待ちなさいと適切なアドバイスをいただいた。事実事態が動いたのはその直後である。やはり小中さんはこの道に長いこと携わっておられるから出版の流れや業界事情に詳しい。

 折角の出版であるので、拡販の努力をすべきであるとアドバイスをいただいた。

 なお、NHK・OBでもある小中さんからこんな話も伺った。先日NHK・OBの有志らが保守的な言動で、加えて中立性が疑われる籾井勝人NHK会長を追放するための集会があり、その時参加者は籾井氏が会長ではOBとして恥ずかしいと嘆いて、会長辞職を求める署名が2000名を超えたという。籾井会長の存在は現役職員ばかりでなく、全NHK関係者にとってもゆるがせにはできないということではないだろうか。

 公平に見て確かに籾井氏の言動は中立であるべき公共放送の最高責任者としては良識に欠けていると思う。籾井氏の元職が三井物産副社長というのもピンとこない。物産の要職にあった人なら、もう少し分別のある行動を取る人だと思っていたが、そうではなかった。NHKには他にも経営委員として、保守的発言の多い百田尚樹氏と長谷川三千子氏がおられる。どうしてこういう問題を引き起こすような人が、このような要職に就かれるようになったのだろうか。NHK自体の右傾化の兆候とNHKの姿勢が政府にすり寄っているからではないだろうか。

 果たして1月に就任したばかりの籾井会長がこのままNHK会長を続けて行くことができるのだろうか。些か気になるところである。

2014年8月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2650.2014年8月15日(金) 長男の手術経過もどうやら一安心

 イラクのイスラム過激組織が「イスラム国」(ISIS)独立を宣言してこのところ不穏な情勢になっていたイラク北部地域では、混乱した状況を現在のマリキ首相では収拾できないと見たマスーム大統領は、マリキ首相に辞任を迫り後任にマリキ氏と同じシーア派で連邦議会副議長のアバディ氏を指名した。アメリカ政府も過去8年首相の座にあったマリキ氏の統治力に不安を抱き、辞任を求めていた。マリキ氏には首相を辞める気は毛頭なく、断固はねつけていたが内外から辞任要求の包囲網が狭まり、ついに今朝になって辞意を表明した。これをイラク政界、宗教界、クルド人勢力も歓迎している。

 確かにマリキ氏の力は衰えており、混乱した事態を収められる可能性はない。これによってこれまでマリキ氏を支えていた隣国イランにしてもシーア派最高指導者ハメネイ師が「イラクの新首相指名で新政権が樹立され、扇動者たちへの教訓となることを望む」と声明を出す有様である。 

 複数の民族が入り乱れぐちゃぐちゃになったイラク北方地域一帯を、限定的空爆を継続するアメリカなどの支援を得て新指導者が、今後果たして混乱を収拾して国を引っ張って行けるのかどうか、世界中が注視している。

 今日は69年目の終戦記念日である。武道館では政府主催の全国戦没者追悼式が行われ、天皇・皇后両陛下が参列した。参列者は年々減り続け、1985年には7000人を超えていたが、今年は最高齢者100歳の未亡人を筆頭に4600人で3割も減っている。各地でもそれぞれ催しが行われた。中韓の反発を鑑みて、安倍首相が靖国神社に参拝することは取りやめたが、玉串料を奉納した。これに対して予想通り中韓両国は非難した。どうしてこのように毎年繰り返される相互の非難合戦を止めさせることができないのだろうか。

 さて、わが家では、奈良の長男が手術で入院中のため、県立奈良医療センターへ妻と彼を見舞いに行った。思ったより元気そうなのでひと安心したが、退院まで10日間ぐらいかかりそうだ。嫁や彼らの長男の中三の孫と話をしたが、相変わらず孫は勉強家で病院の休憩室で英語の勉強をしている。そこで3月に契った秘密「希望高校に入学できたら英語圏の海外へ連れて行ってあげる」を再確認してから、行き先をアメリカ西海岸のサンフランシスコにしようと話したところである。おとなしい孫が楽しみにしているようなので、サンフランシスコの観光ポイントを話してあげたところである。私にとっても楽しみである。

 今日は二つほど意外なハプニングがあった。ひとつは、京都駅構内でばったりゼミの後輩、斎藤彰さんに会ったことである。奥さんが京都の人だという。

 もうひとつは、これも京都駅構内のハプニングである。今朝品川駅待合室で正面に座っていたアメリカ人夫婦が、帰りがけに京都駅待合室でも我々の真ん前に腰かけていて、その時お互いに驚き軽い会話を交わすことになった。ニューヨークから来られてまもなく帰国するとのことだったが、暫しNYやメジャーリーグ野球の話で会話を気軽に楽しんだ。日米2組の夫妻が京都へ旅行されるとはお互いに思ってもみず、そして往復路で偶然再会するとはあまりの偶然に驚いたが、それは開いてにとっても同じである。斎藤さんのケースにせよ、アメリカ人夫妻の場合にせよ偶然というものはあるものだと思った。

2014年8月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2649.2014年8月14日(木) 思い出深いレーテッシェ鉄道の事故

 昨日山岳鉄道として世界的に人気のあるレーテッシェ鉄道がアルブラ線、サン・モリッツとクール間で土砂崩れに巻き込まれ脱線し、1両が谷側へ倒れた。幸い樹木に引っ掛かり谷底への転落を免れた。死者こそ出なかったが、11人が負傷し、その中に日本人が5人もいた。サン・モリッツからイタリアのチラノまでの路線は景色も素晴らしく、スイス・アルプスに目を奪われっ放しである。

 聞くところによると7月はかなり降雨量があったうえに、この数日相当の雨が降って大分地盤が緩んでいたようだ。この鉄道は風光明媚なゆえに、世界中から多くの観光客が押し寄せ、今では世界遺産に登録されているほど素晴らしい。ただ、2010年にも事故を起こし、その時日本人が尊い生命を落とした。短期間にこれだけ大きな事故を起こしたというのは、鉄道運行上抜かりがなかっただろうか。公共輸送機関は、念の上にも念を入れて事故を起こさないよう注意が必要である。世界的に有名な登山鉄道が僅かな間にこのような事故を2度までも引き起こすような杜撰な運行は、鉄道会社として経営責任とモラルが問われると思う。

 なぜこのレーテッシェ鉄道の安全性に拘るかと言えば、あまりにも素晴らしい車窓風景と乗り心地、世界遺産としての高い評価を考えれば、もう少し鉄道会社としても安全・安心に留意すべきであると考えている。

 このレーテッシェ鉄道は、1979年6月箱根登山鉄道と姉妹鉄道会社の契約を結んだ。実は、この時私は契約調印後にスイスから来られたハッツ専務の箱根案内役を務めた。そしてその直後姉妹提携記念ツアーで日本からの参加者を案内してレーテッシェ鉄道を訪れ、観光を楽しんだ。あの時は初めてイタリア側からサン・モリッツまで登山鉄道の旅を楽しみ、以後何度もスイス登山鉄道の旅を企画し、自分自身で案内することがあった。それだけにレーテッシェ鉄道に対する愛情と思いこみは強い。

 イメージダウンにつながりかねない今回の列車事故の原因を、会社は徹底的に究明し、運行には100%安全を期して運行し、2度とこのような事故を起こさないよう肝に銘じて欲しいものである。

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2648.2014年8月13日(水) 病院に縁の深い最近のわが家

 このところすっかり病院づいて、今日も慶應病院へ出かけ先日の人間ドックとMRCP検査の結果を教えてもらった。8日に切除してもらった大腸ポリープの経過報告は、改めて来週説明されることになった。1日に受けた人間ドック検査では、膵臓に嚢胞(液体がたまっている袋状)が見られるとの説明があり、勧められてMRCP検査を受けた。その結果では経過観察で大丈夫との診断だった。人間ドック検査で指摘されたもう一点は、左眼に黄班変性の疑いがあるとの診断だった。眼科で診断を受けるよう勧められた。3月に近所の土坂眼科では眼鏡の度数が合っていないとの診断で、眼鏡店で新しい眼鏡を購入したばかりだったので、なぜその時それが発見できなかったのか、ちょっと不本意な感じがしている。

 まあそれでも左眼に支障があることは事実だと思うので、お盆明けにまた土坂眼科で精密に調べてもらおうと思っている。

 今日はこれだけでは済まない。奈良にいる長男が腎臓の長時間手術をした。夜になって嫁から電話でまずうまく行ったという連絡があって、やれやれとほっとしたところだ。しかし、実際のところはまだ安心できる状況にはないようだ。今晩は嫁が病院に泊まり込むようだ。退院まで1週間から10日間かかるというので、しばらく長男家族も大変だが、我慢して耐えて欲しいと願っている。我々夫婦も明後日には日帰りして長男を見舞いに行くつもりだ。家族の中に病人を抱えることは、家族全員に心理的なプレッシャーを与えるものだ。ありきたりだが、やはり健康こそ家庭の幸せの源である。

2014年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2647.2014年8月12日(火) 西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱

 先日食事中に前歯の入れ歯が欠けてしまった。ちょっと目につく場所なので困っていたが、今日お盆休暇に入っていなかった、かかりつけの歯科医院で修理手当してもらった。当たり前のことだが、年々身体のあちこちに支障が出てくる。明日は先日のRMI検査の結果と大腸ポリープ切除の様子を聴いてくるつもりだ。

 弱り目にたたり目というのか、明日は奈良の長男が腎臓の摘出手術を受ける。はっきり分からないが、どうも考えていた以上に重症のようだ。詳細がよく分からないので、今心配してもしようがない。15日に妻と見舞いに行くので、ある程度の様子はその時分かるだろう。いらいらしてもどうなるものでもない。

 現在西アフリカでエボラ出血熱感染者が急速に増え、世界的に大きな関心を引いている。すでに死者は1000人を越えて、その猛威は益々強まるばかりである。特にギニアやシェラレオネでは、多くの医療関係者が感染し、医療現場を離れていることも対症療法を難しくしている。

 医療現地で打つ手がなくなりつつある中で、今日世界保健機構(WHO)が異例の対策を発表した。未承認の薬を一定の条件を付けたうえで、使用を認めるという。効果的な薬が見つからず、止むにやまれず効果が未定の薬剤を認めることにゴーサインを出した。果たしてこの結果がどういう功罪を生みだすかは分からないが、一抹の不安があるのは間違いない。

 先日ある著名なコメンテーターが、地球の砂漠化がその原因であると決めつけていた。人類が生まれる何億年前にたくさんあった森林にいた生物が、その後人類によってその環境を損なわれ、追い詰められ、仕方なく一部が人類の住む環境に入って来た。例えばこうもりの一部が人間社会の中へ入って来たが、そのこうもりの中にエボラ・ウィールスが含まれていたという。

 結局アフリカの自然が破壊されたことに原因の本質がある。今アフリカは資源獲得のため先進国の進出が激しく、この勢いを抑制しなければエボラ出血熱も抑えることができないということになるのだろうか。この状態を考えると文明の進歩、資源の開発が結局回りまわって人類の首を絞めることになっている。嘆かわしいことである。

2014年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2646.2014年8月11日(月) 感動的な力作、映画「MARCHING-明日へ-」

 先日久しぶりに会った、映画会社へ勤めている大塚靖敏さんから彼の会社が製作した映画「MARCHNG-明日へ-」の試写会にお招きを受け、妻とともに豊島公会堂で観賞した。MARCHING BANDの行動を通して、MARCHING BAND発祥の地・横浜と東日本大震災に遭った福島の港町を舞台に若者たちのBAND活動を家庭環境にまで入り込んで描写した力作である。なかなか感動的な作品だった。終わってから中田新一監督が、舞台上から挨拶されたが、5年前に構想を練ってから、震災に遭い、資金面の工面もあり、大分ご苦労されたようなお話だった。友人らにぜひ薦めたいと思っている。

 今日はその前に義姉の絵画が六本木の国立新美術館で展示されているということで、妻ともども観賞に出かけたが、異常な現象が気になった。新美術館でオルセー美術展を開催中であるが、その人出がすごい。チケット売り場前はもちろん、館内入口は延々長蛇の列だった。各レストランも行列して待っている状態で食事も取れず、池袋でランチをいただいた。平日だというのにこの混雑は、やはりお盆休みの影響だろうか。それにしてもオルセー美術館の絵を観ようと思ったら、ご本尊まで出かけなければゆったりとは観られないなと複雑な気持ちにさせられた。

 さて、2日遅れで今日開催された夏の高校野球は、開会式直後の第1試合で母校とも言える龍谷大平安高が春日部共栄高に5-1で敗れる波乱の幕開けとなった。外出していたので、テレビ観戦はできなかったが、ちょっとがっかりである。これから他の試合は観る気も起きない。

2014年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2645.2014年8月10日(日) 集団的自衛権に関する広島と長崎の理解

 刷り上がったばかりの新刊拙著300冊を昨日現代書館からどっと送ってきた。戸外は風雨が強かったので、その一部をお贈りする方々へ短い言葉、サイン、篆刻を押捺して時を過ごす。

 今日は朝から台風関連のニュースが多く、NHKは番組を変更して各地の台風状況を細かく報道していた。昨日は全国で160万人に避難指示・勧告が出された。特に三重県鈴鹿市では全市民20万人に避難勧告が出された。今日は台風の通過ルートを伝えていたが、四国から近畿を通り日本海側へ抜けて行った。それでも関東地方にも影響があり、断続的に風雨が強まり東京でも大雨注意報と竜巻警報が発令された。

 さて、昨日は長崎へ原爆投下して69年目の一日だった。3日前の広島と同じように市内で平和記念式典が行われたが、広島とは一味違っていた。自民党・公明党の推薦を受けた市長1期目の松井一実氏は、労働官僚出身で自民党の支援を受けて市長選に勝ったため、政府・自民党に対して遠慮があり、秋葉前市長のような政府に物申す対応は見られなかった。

 広島と長崎の違いは、安倍首相や各国外交関係者の前で、平和を祈念するスピーチでも微妙に見られた。広島では最も戦争に敏感であるべき市長が、戦争を呼び込みかねない集団的自衛権にまったく触れなかった。これに対して田上富久・長崎市長は集団的自衛権の行使容認に対して「懸念が生まれている」と訴えた。安倍首相は核廃絶への取り組みを強調し、集団的自衛権にも理解を求めた。

 しかし、式典では被爆者代表らから、その行使容認について憲法を踏みにじった暴挙と厳しく批判されたが、安倍首相はあくまで平和な暮らしを守るために何を成すべきかを考え抜いた末に集団的自衛権の閣議決定を行ったと説明した。結局安倍首相は、国家国民のために良かれと思い決めたことを今更取り下げる気持ちがないということを繰り返しただけだった。

 長崎の集団的自衛権に対する強い拒否反応は、長崎原爆遺族会らとの会合の場でも発揮された。同会長が火に油を注ぐような集団的自衛権は要りませんと訴えたのに対して、安倍首相は見解の相違と突き放したことによっても明らかである。こういう国民の生命を賭ける大切な事項を、徹底的に議論するのではなく、見解の相違と突きっ放す傲慢さは到底国民に受け入れられないだろう。

 更に、安倍首相の原爆被災者に対する同情の気持ちについては、首を傾げざるを得ない。首相が広島、長崎の平和記念式典におけるスピーチで、自らの思いのたけや信念、理念を吐露するのではなく、用意された原稿を考えることもなくそのまま棒読みするという無節操と無神経には、被爆者への誠意と思いやりはまるで感じられない。

 実は、広島での挨拶は内容的に昨年とほとんど同じで、昨年のコピペと批判されたばかりだったが、この長崎でも安倍首相は昨年の挨拶文とほとんど変わらず、長崎の被爆者団体から批判の声が上がっている。

 首相の多忙さは分かるが、誰が見ても不自然でおかしい文言をただそのまま口に出すという無神経さには、呆れ返るるばかりである。首相だって去年と同じ文言だと気付きそうなものだ。なぜ周囲にこれを直せと言えないのか。そんなことも分からないのがわが国の総理大臣とはあまりにも情けないではないか。所詮世間知らずで人の気持ちが分からないお坊ちゃん首相である。

2014年8月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2644.2014年8月9日(土) 珍しい昭和天皇批判

 先日通過した台風12号より先に発生した11号が、12号が去った後になってゆっくり北上し始め、各地に大雨、土砂崩壊の災害をもたらしている。11号は何と時速15㎞程度の遅いスピードで九州から四国、関西地方に接近している。三重県には大雨特別警報が出された。

 そののんびりした台風のせいもあって、長崎原爆投下記念日の今日、夏の甲子園高校野球大会開会式は、明日の天候も勘案して2日間延期されることになった。残念ながら開会式直後の第一試合で一時中学時代に在学していた龍谷大平安が、埼玉の春日部共栄高校と闘う予定だったが、順延となって観戦できない。平安は今春のセンバツ大会で念願の初優勝を遂げているので、何とか7校目の春夏連覇と4回目の全国制覇を成し遂げて欲しいものである。

 さて、昨日朝日朝刊を見てびっくりした。元小田急百貨店常務取締役だった内藤政武氏が今年10月学習院院長に就任されるという。新宿内藤町にお屋敷があった内藤氏は存じ上げているが、元々日向の殿様家で元華族だった。由緒正しいお家柄で、おっとりしたご性格だったように思っているが、皇室・皇族の教育行政機関の最高位に就かれるとは恐れ多い。昨年は現在NHK朝ドラの主役モデルのひとりを務めている柳原白蓮が大叔母に当たる元上司が亡くなったが、会社勤めの頃は元上司からは皇室関係の珍しい話を随分伺ったものだ。

 皇室と言えば、無署名記事の多い月刊誌「選択」に珍しく署名入りの「本に遭う」というコラムがある。その8月号に元朝日新聞記者・河谷史夫氏が、舌鋒鋭くかなり思い切った文を書いている。何と昭和天皇批判である。これまで思うところはあっても、公にこれほど露骨に天皇個人を非難した個人のレポートは極めて珍しい。

 その一例として、1945年7月26日連合国が日本に無条件降伏を求めるポツダム宣言を発したにも拘わらず、それを黙殺し原爆投下とソ連の参戦を許して死んだ人は天皇と側近を恨んでいいとまで言っている。

 もっと驚いたのは、大元帥天皇が決めた戦争の終結を、天皇自身は眼鏡を拭い、重臣も泣いた。だが、臣たちの涙は天皇に向って、天皇の涙は「皇祖皇宗」に向って流されたのであって、この男たちの意識の中に、東京大空襲、沖縄戦、広島、長崎における死者への思いは一切なく、天皇の頭には「三種の神器」を保全して「国体護持」するという神話的妄想しかなかったと、これまでに巷間窺がわれなかったほどの手厳しい昭和天皇批判である。

 戦後これまで国民と皇室の関係において、大きな波風はないように見えていたが、お互いの心の奥底には必ずしもそうではなく胸に秘めたわだかまりがあったのではないか。見方によっては過去において触らぬ神に祟りなしとばかり、小さなわだかまりや不満を隠ぺいしたままにしていたことが、いまになってついに噴き出したとも思える。

 とかく、恐れ多い皇室に関係することとなると、物言えば唇寒しということになって身に降りかかってくると思われたが、少しずつ隠された不満の芽が顔を出してきたとも言える。

 一旦噴き出した昭和天皇に対する責任論と不満が、大きく噴出するかも知れない。ともかくいずれ一波乱あるやも知れない。

2014年8月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2643.2014年8月8日(金) 大腸内のポリープを切除

 今日は慶應病院で大腸内のポリープを切除してもらった。一昨年の人間ドックでは憩室がいくつかあるが、悪性ではないのでこのままにしてその後に考えようということになっていた。1週間前の人間ドック受診の折、そのままにしていると言ったところ、あれから時間が経ったので切除した方が良いと勧められ今日切除してもらった。

 9時半ごろから結局終わってみれば午後1時を過ぎていた。詳しい結果については、一昨日のMRIの受診結果とともに13日に話してもらえることになった。取り敢えずちょっと気になっていたポリープを切除したことでほってしている。

 朝食を食べていなかったので、少々空腹感があり、病院敷地内の「百花百兆」で軽いランチを食べていたところ、現代書館の菊地社長から、拙著ができ上がっておめでとうとお祝いの電話があった。中々立派な体裁で良い仕上がりだと言って喜んでおられた。勿論私も心がウキウキで嬉しい限りである。見本を直ぐ送ると言っておられたので、楽しみに待つことにしたい。

 さて、イスラエルとパレスチナ・ガザ地区のハマスとの戦闘が休戦状態に入ってひとまずほっとしている折に、アメリカのオバマ大統領が日本時間の今朝緊急声明を発表した。イラク北部で勢力圏を広げるイスラム過激派「イスラム国」への限定的な空爆を承認したと明らかにした。生命の危険にさらされている少数派住民への人道支援作戦であると力説し、あくまで米軍の地上戦闘部隊は再派遣せず、アメリカがイラクでの新たな戦争に巻き込まれることを容認しないと述べた。果たしてアメリカの思惑通りことが進むだろうか。

 最近シリア紛争が硬直化して以来、オバマ大統領の存在感が薄れ、力に限りが見えてきた。この声明がこれからのオバマ大統領の力を示す拠り所となるかどうかである。残念ながら、この声明が発表されてまもなく世界的に株式市場が大幅に下がり出した。世界的に株価下落になった要因は、オバマ声明以外にもシリアやウクライナの戦争なども響いているが、日本でも今日株価が下がり、日経平均株価は対前日454円の値下がりを記録した。

 ところで、3日間の停戦が実現していたイスラエルとハマスの停戦協定が期限となり、休戦への期待は裏切られ戦闘が再開された。やはりお互いの怨念はそう簡単には消えることはないようだ。それにしても、何とも暗い気持ちにさせるパレスチナ問題である。

2014年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com