2650.2014年8月15日(金) 長男の手術経過もどうやら一安心

 イラクのイスラム過激組織が「イスラム国」(ISIS)独立を宣言してこのところ不穏な情勢になっていたイラク北部地域では、混乱した状況を現在のマリキ首相では収拾できないと見たマスーム大統領は、マリキ首相に辞任を迫り後任にマリキ氏と同じシーア派で連邦議会副議長のアバディ氏を指名した。アメリカ政府も過去8年首相の座にあったマリキ氏の統治力に不安を抱き、辞任を求めていた。マリキ氏には首相を辞める気は毛頭なく、断固はねつけていたが内外から辞任要求の包囲網が狭まり、ついに今朝になって辞意を表明した。これをイラク政界、宗教界、クルド人勢力も歓迎している。

 確かにマリキ氏の力は衰えており、混乱した事態を収められる可能性はない。これによってこれまでマリキ氏を支えていた隣国イランにしてもシーア派最高指導者ハメネイ師が「イラクの新首相指名で新政権が樹立され、扇動者たちへの教訓となることを望む」と声明を出す有様である。 

 複数の民族が入り乱れぐちゃぐちゃになったイラク北方地域一帯を、限定的空爆を継続するアメリカなどの支援を得て新指導者が、今後果たして混乱を収拾して国を引っ張って行けるのかどうか、世界中が注視している。

 今日は69年目の終戦記念日である。武道館では政府主催の全国戦没者追悼式が行われ、天皇・皇后両陛下が参列した。参列者は年々減り続け、1985年には7000人を超えていたが、今年は最高齢者100歳の未亡人を筆頭に4600人で3割も減っている。各地でもそれぞれ催しが行われた。中韓の反発を鑑みて、安倍首相が靖国神社に参拝することは取りやめたが、玉串料を奉納した。これに対して予想通り中韓両国は非難した。どうしてこのように毎年繰り返される相互の非難合戦を止めさせることができないのだろうか。

 さて、わが家では、奈良の長男が手術で入院中のため、県立奈良医療センターへ妻と彼を見舞いに行った。思ったより元気そうなのでひと安心したが、退院まで10日間ぐらいかかりそうだ。嫁や彼らの長男の中三の孫と話をしたが、相変わらず孫は勉強家で病院の休憩室で英語の勉強をしている。そこで3月に契った秘密「希望高校に入学できたら英語圏の海外へ連れて行ってあげる」を再確認してから、行き先をアメリカ西海岸のサンフランシスコにしようと話したところである。おとなしい孫が楽しみにしているようなので、サンフランシスコの観光ポイントを話してあげたところである。私にとっても楽しみである。

 今日は二つほど意外なハプニングがあった。ひとつは、京都駅構内でばったりゼミの後輩、斎藤彰さんに会ったことである。奥さんが京都の人だという。

 もうひとつは、これも京都駅構内のハプニングである。今朝品川駅待合室で正面に座っていたアメリカ人夫婦が、帰りがけに京都駅待合室でも我々の真ん前に腰かけていて、その時お互いに驚き軽い会話を交わすことになった。ニューヨークから来られてまもなく帰国するとのことだったが、暫しNYやメジャーリーグ野球の話で会話を気軽に楽しんだ。日米2組の夫妻が京都へ旅行されるとはお互いに思ってもみず、そして往復路で偶然再会するとはあまりの偶然に驚いたが、それは開いてにとっても同じである。斎藤さんのケースにせよ、アメリカ人夫妻の場合にせよ偶然というものはあるものだと思った。

2014年8月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com