2647.2014年8月12日(火) 西アフリカで猛威を振るうエボラ出血熱

 先日食事中に前歯の入れ歯が欠けてしまった。ちょっと目につく場所なので困っていたが、今日お盆休暇に入っていなかった、かかりつけの歯科医院で修理手当してもらった。当たり前のことだが、年々身体のあちこちに支障が出てくる。明日は先日のRMI検査の結果と大腸ポリープ切除の様子を聴いてくるつもりだ。

 弱り目にたたり目というのか、明日は奈良の長男が腎臓の摘出手術を受ける。はっきり分からないが、どうも考えていた以上に重症のようだ。詳細がよく分からないので、今心配してもしようがない。15日に妻と見舞いに行くので、ある程度の様子はその時分かるだろう。いらいらしてもどうなるものでもない。

 現在西アフリカでエボラ出血熱感染者が急速に増え、世界的に大きな関心を引いている。すでに死者は1000人を越えて、その猛威は益々強まるばかりである。特にギニアやシェラレオネでは、多くの医療関係者が感染し、医療現場を離れていることも対症療法を難しくしている。

 医療現地で打つ手がなくなりつつある中で、今日世界保健機構(WHO)が異例の対策を発表した。未承認の薬を一定の条件を付けたうえで、使用を認めるという。効果的な薬が見つからず、止むにやまれず効果が未定の薬剤を認めることにゴーサインを出した。果たしてこの結果がどういう功罪を生みだすかは分からないが、一抹の不安があるのは間違いない。

 先日ある著名なコメンテーターが、地球の砂漠化がその原因であると決めつけていた。人類が生まれる何億年前にたくさんあった森林にいた生物が、その後人類によってその環境を損なわれ、追い詰められ、仕方なく一部が人類の住む環境に入って来た。例えばこうもりの一部が人間社会の中へ入って来たが、そのこうもりの中にエボラ・ウィールスが含まれていたという。

 結局アフリカの自然が破壊されたことに原因の本質がある。今アフリカは資源獲得のため先進国の進出が激しく、この勢いを抑制しなければエボラ出血熱も抑えることができないということになるのだろうか。この状態を考えると文明の進歩、資源の開発が結局回りまわって人類の首を絞めることになっている。嘆かわしいことである。

2014年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com