3461.2016年11月3日(木) 文化の日は、78歳の誕生日で憲法公布の日です。

 今日78歳の誕生日を恙なく迎えることができた。昨晩2人の孫からお祝いの電話をもらった。Face bookを通して何人かの知人・友人からもお祝いのメッセージをいただいた。11月3日は、国としても「文化の日」、また戦前は「明治節」として祭日とされてきた。「節夫」という名前も明治節に因んで名づけられた。

 「文化の日」については、制定後国家がらみだが政治臭を失くし文化的な行事を行ってきている。その一例が、文化勲章や他の勲章授与の儀式がある。文化勲章受章者は今日皇居で天皇から直々に勲章をいただいた。今秋の叙勲受章者は総計で4151人だそうである。文化的な功績を残された方や、長年に亘って道一筋を貫き実績を挙げた方がほとんどであるが、この中で些か気になることは受賞者に政治家の名が目立ち、それも高いランクの勲章受章者に多いことである。特に国家にとって特別に寄与したとか、実績を挙げたとも思えないような政治家が、永年勤続議員であるが故に叙勲に値するというのはいかがなものかと思う。

 その中でボクシングの元世界チャンピオンだったファイティング原田氏が、旭日小綬章を受賞されるというニュースを微笑ましく受け止めた。全盛期にはあのエネルギッシュな突進ぶりで日本中を興奮の渦に巻き込んだものだ。試合前はとても勝てないだろうと思われた世界フライ級タイトル・マッチでタイのポーン・キングピッチに勝ち、チャンピオンとなった。その後減量苦からバンタム級へ転向し、常勝のメキシコのエデル・ジョフレ選手を破って2階級制覇を成し遂げた最初の日本人選手となった。

 試合ぶりもスカッとするラッシュ攻撃だったが、性格的にも飾らない中々人好きのする人だった。近所に住んでおられてご子息の哲太郎くんが我が二男と同じ小学校のクラスメートだった。保護者会で原田氏と一緒になり、母親らが子どもを厳しく叱ることに反対していた中で、原田氏と私が異口同音に男の子に対しては厳しく躾けることに賛成であると意気投合して主張し、ママたちを黙らせてしまったことがある。

 さて、今日は、日本国憲法が公布されてから70年になる。今一強多弱の自民党内閣がその勢いに悪乗りして憲法改正を企んでいるが、憲法公布後に生まれた安倍首相なんか、憲法制定の歴史やアメリカとの関係なんてまるで知らずに、改憲政治家に丸め込まれて現行憲法はアメリカの押し付けで制定されたと信じ込み、現行憲法を改正して日本独自の憲法を作ろうと画策している。安倍首相の右傾化傾向は益々ヒートアップして、今では「文化の日」を、昔の明治節、「明治の日」に変えようとまで考えているらしい。

 偶々午後久しぶりに近くの駒沢公園にウォーキングに出かけたところ、広場で毎年恒例のラーメンショーをやっていて多くのラーメン屋台前には若者が列を作っていたが、ひとつだけ気になることがあった。それはいくつかの店舗のひとつが、自衛隊のテントになっていて、その前に大型のジープを展示し、説明役だろうか1人の自衛隊員が立っているのを見たことである。こんな光景は初めて見た。これも今国会で問題となっている南スーダンへのかけつけ警護の広報宣伝活動の一端ではないかと考えると恐ろしくなってくる。次第に保守化の傾向が強まり、自衛隊海外派遣の空気が高まっているような気がしてならない。恐ろしいことである。

2016年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3460.2016年11月2日(水) ミクロネシア連邦独立30周年記念パーティ

 拙著「南太平洋の剛腕投手」30冊を手にミクロネシア連邦独立30周年記念会場のホテル・ニューオータニへ妻ともども車で出かけた。このホテルは、私たちが47年前に「芙蓉の間」で結婚式を挙げてからあまり訪れる機会はなかった。でも、考えてみれば私たち夫婦にとってはスタート地点であり、思い出の場所でもある。あの翌日車で羽田空港へ送ってもらいタイへハネームーンに旅立って新婚生活が始まった。

 今夕は車が混んでいたこともありホテルまで1時間近くもかかってしまった。時間前ではあったが、受付で拙著を係員に手渡したところ直ぐに入口前のテーブルに置いてくれた。ジョン・フリッツ大使とは今春妻もお会いしているが、ここではお祝いの言葉を申し上げた。お贈りしたお花は「日本ペンクラブ 近藤節夫」と墨書され中々立派に飾りつけられていた。壇上には、独立30周年と同時に、日本との国交締結28周年、そして国連加盟25周年とのボードが掲げてあった。会場「鳳凰の間」には、ぎっしりと5~600名ほどの参会者がおられ、高校同級生の鈴木健三さんや、茅ケ崎ラグビー協会の高橋要之助氏、アイザワ大酋長ご親戚の相澤重男さんらともしばらくぶりに会い話をすることができて楽しい宴となった。

 さて、お隣の韓国では、朴槿恵大統領の一民間人への機密文書流出事件が日に日に大きな問題となり、大統領がいくら謝罪会見をしようともそう簡単には収まりそうもない。今日になって電撃的に大統領は首席秘書官を解雇し、首相を更迭し内閣改造を行った。大統領が自身の支持率低下に苦慮した末に、その打開策としてこういう大胆な人事を行った。だが、野党は逆に反発しており、いつになったら韓国政界が落ち着きを取り戻すのか見当もつかない。年内に日中韓首脳会談が予定されているが、韓国政界が落ち着かない以上3者会談が行えるか予断を許さない。

 朴大統領の身から出た錆とは申せ、上に立つ者は須らく言動を律しなければいけないということを改めて教えてくれる。

2016年11月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3459.2016年11月1日(火) 東京都に難問2つ。全職員に責任を

 明後日11月3日の「文化の日」に私は78歳の誕生日を迎えることになる。偶然にも所縁のあるミクロネシア連邦の30回目の独立記念日でもある。2011年にミクロネシア連邦の旧トラック島についてエッセイ「トラック島の日系大酋長が見せた大和魂と謎」を書き、一昨年それを膨らませてノンフィクションに仕上げ「南太平洋の剛腕投手」として上梓した。森喜朗元総理や高校・大学の先輩でもあるスポーツ・キャスター佐々木信也さん、ミクロネシア連邦のジョン・フリッツ駐日大使ともそれがご縁でお近づきになることができた。

 その時の再縁で独立記念日前日の明日、ホテル・ニューオータニで独立記念祝賀記念パーティに妻ともども招待されている。これも偶然であるが、我々夫婦が結婚式を挙げたのもこのホテルの「芙蓉の間」だった。それら諸々のプライバシーを草柳大使秘書に伝え、独立記念日のお祝いにお花と上記拙著30冊を贈ることを決めたところである。

 さて、小池東京都知事は今日2つの難題の説明で忙しかった。ひとつは、2020年東京オリンピック会場問題の候補地に関する調査最終報告書を発表したことである。今競技会場が宙ぶらりんの状態の競技団体は3つある。一番問題になっているのは、ボート・カヌー会場の「海の森」、そしてバレーボールと水泳の会場である。いずれもオリンピック用の新設の会場である。要は会場建設に金がかかり過ぎるということが、そもそも問題の発端である。今ごろになって東京近郊の既存施設を候補地に挙げるなら、どうしてそれらを最初から会場の候補地にしなかったのか、理解に苦しむ。どうもお役人か政治家が組織の上部にいるとこういう問題に鈍感で、粗雑な考えにさせるように思えて仕方がない。

 2つ目の問題は、豊洲市場移設について新建物の床下を当初の盛り土案から、盛り土にせず空間にした手抜き案に変わってしまったことである。これで安全上の問題が生じてしまった。この変更問題を承知のうえで揃ってゴーサインした都庁関係者8人を懲戒処分とする旨発表した。ここにもオリンピック会場問題と同様役人の無責任体質が表れている。東京都職員は真面目に職務にまい進していないのではないかと思わざるを得ない。

 まだ、都庁内には他にも隠された問題があるのではないかとつい疑心暗鬼になる。私も都民税を納めている立場から言わせてもらえば、全職員が共同責任として1ヶ月分でも好いから手当てを半額返上することを要求したい。

2016年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3458.2016年10月31日(月) 外国人訪日客の増加で国家財政潤う。

 3日前の本ブログで取り上げたように、朴槿恵・韓国大統領が、友人で実業家の崔順実氏へ流した国家機密流出事件が大きなスキャンダルになりつつある。今日当の崔氏がソウル中央地検に出頭して記者団の前で国民に謝罪の言葉を述べた。一昨日ソウル市内では朴大統領の辞職を求める2万人のデモ隊がシュプレヒコールを繰り返していた。大統領は10名のスタッフの内8名を更迭して国民に詫びたが、大統領の辞職を求める声は当分収まらないようだ。

 さて、今夕の朝日、日経両紙とも1面に大きく今年の外国人訪日客が、昨日で2000万人になり年内には2400万人に達する見込みという記事を載せている。今や外国人旅行者を取り扱うインバウンド業が大きく国家財政に寄与している現状に、かつて国家のお金を無駄使いすると言っては外貨を消費する海外旅行業(アウトバウンド)を扱う海外旅行会社をクソミソのように貶していた旧運輸省(現観光庁)が、今では手のひらを返して外国人旅行者のお陰で国庫が潤っていると旅行会社を持ち上げるようなことを言うようになった。

 手元にある日本旅行業協会(JATA)発行の古い資料「21世紀新たなるツーリズムの創造へ 2001年」とネットで数字を拾ってみると、1998年の海外旅行者は1580万人だったのに比べて、外国人訪日客は443万人にしか過ぎなかった。それが今年の海外旅行者数予測1700万人に対して、外国人訪日客は前記の通り2400万人に達すると見られ、完全に日本人海外旅行者と外国人訪日客が数において逆転した。

 現役時代にアウトバウンドとインバウンドで集客に努めていたが、アウトバウンドに偏っていたせいか、旅行会社が低く見られていたことは、いつも頭の片隅にあり、悔しい思いを抱えたこともしばしばあった。しかし、今ではアウトバウンドを含めて旅行業界の地位が向上し、役所から軽視されることも少なくなったと思う。今日も菅義偉・官房長官が外国人訪日客の増加現象について嬉しそうに語っていたが、我々旅行会社の屈辱的な苦労がどれほど分かっているのか。耐えて努力した苦労が会社を辞めた今になって、その鬱憤を吐き出せるとは「遅かりし内蔵助」ではあるが、やれやれ漸く認めてもらえたかという思いである。恵まれなかった初期の海外旅行業界で苦労したことが、今では形こそ変わっているが、御国のために些かなりとも貢献することに繋がっていることで自らに納得させて、満足すべきだろうか。

2016年10月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3457.2016年10月30日(日) ハロウィーンの季節がやってきた。

 明日31日はハロウィーンだそうだが、古代ケルト人にとって10月31日は夏の終わりで冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。一昨日辺りから都内歓楽街では奇怪な衣装を身に着け、仮面を被ったた若者が徘徊しているようで、特に渋谷駅前の人出の多いスクランブル交差点では多数の警官が出動して事故の未然の防止に備えている。

 ハロウィーンなんて古代ケルト人の習慣がいつごろから日本でも意味もなく流行りだしたのか、後期高齢者である我々老人は唖然としている。今朝の新聞読者欄に、正しい知識もなく行き過ぎたコスプレをして意味もなく騒ぐのは軽薄だし、本末転倒だと女子高校生の手厳しい投書が載っていたほどだ。

 私個人の記憶から思い返しても、こういう非日本的なお祭り騒ぎがあるとは寡聞にして37歳になるまで知らなかった。偶々40年前旧文部省の教員海外派遣団のお供をしてアメリカ東海岸のマサチューセッツ州ニュー・ベッドフォードで学校訪問をした時、学校内に奇妙な格好をした子供たちの姿が目立ったので、学校の先生に尋ねてハロウィーンの何たるかを初めて教えてもらった。爾来多少この奇妙な風習に興味を抱くようになったが、所詮日本人にはあまり馴染むものではないと思う。アメリカのハロウィーンは今の日本人の仮装ほど派手ではないし、大人が主になって喜ぶものでもないと思っている。それが日本では、好い若者が仮面を着け、仮装をして我が物顔に盛り場に集まり中にはゴミを捨てたり、うっかりすると一般人に迷惑行為を行っているという有様である。

 近年はクリスマス、バレンタイン・デイ、そしてハロウィーンと、かつてはあまり日本人の間であまり騒がなかった行事が多くの若者の間で好まれている。適度に遊び心を楽しむのも好いが、節度を心得て公衆の前に出て欲しい。

 そんな若者気質に眉を顰めたくもなるが、本を読まない現代若者教育像について意外な一面を昨日プロ野球日本一になった北海道日本ハム・ファイターズの選手教育システムから知った。ファイターズでは入団から一定の育成期間中はしきたりがあり、入寮して最初の休日に本を買いに行く。寮では毎日朝食後10分間が読書時間となり、読書の習慣をつけることを選手に求めているそうだ。選手は毎日日誌を書くことも義務付けられるというから、プロ野球選手の育成らしくないが、もちろん並行して本来の技術の向上のためのトレーニングは当然行う。このチームの教育ディレクターという指導者は元高校教師だそうである。野球漬けでないところが良い。

 ハロウィーンからプロ野球新人選手の読書へ話題が飛んでしまったが、大事なことは何かをやる場合にはその意味をよく知ったうえでそれに向かって努力するということだと思う。

2016年10月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3456.2016年10月29日(土) ドゥテルテ・フィリピン大統領の不穏当な発言

 一昨日フィリピンのドゥテルテ大統領が2泊3日のスケジュールを終えて帰国した。残念ながら三笠宮殿下薨去により喪に服した天皇・皇后両陛下との会見はならなかった。帰国後ダバオ空港での記者会見で国際的に物議を醸している暴言について今後はやめると述べた。暴言が過ぎるが、これがこの人のこの人らしいところでもある。果たして二枚舌の大統領が約束通り今後暴言を吐くことをやめることができるだろうか。

 大統領は今まで過激な発言を繰り返してきたが、機中で眠っている時に突然神からお告げがあって、「口汚い言葉をやめないと飛行機を落とすぞ」と聞こえ、「今後悪態はつかないと約束した。神への誓いはフィリピン国民への誓いだ」と神妙に述べた。この冗談っぽい話もしたたかな暴言将軍らしい。とにかくこれほど派手な話題をまき散らす大統領は古今東西世界でも珍しい。

 訪日前に中国を訪れた大統領は、習近平・国家主席ら中国首脳を前に、「アメリカとは別れた。軍事的にも、経済的にも」と述べて、アメリカ国務省を驚かせて、担当官が大統領発言の真意について説明を求めると、アメリカとの関係を絶つつもりはなく、交渉の仕方を変えるという意味だと詭弁を弄した。これまでアメリカへの悪口とオバマ大統領を侮辱するような発言が繰り返され、アメリカ国務省も相当不愉快に感じている筈である。特にオバマ大統領に対して「売春婦の息子」とか、「オバマは地獄へ行け」とか、およそ国を代表する大統領が他国の大統領に向かって言ってはならないことを平気で言い、習主席との会談ではチューインガムを口にしながらしゃべるような不作法な人物である。

 それにしても人騒がせな御仁で、前キリノ政権時代の閣僚も大統領の発言は理解に苦しむとその言動に呆れている。実際前政権時代にアメリカ軍のフィリピン駐留について合意したばかりなのに、2年以内にアメリカ軍は撤退せよと益々反米トーンは高まるばかりである。

 今後このドゥテルテ大統領と付き合っていくのは、容易なことではないと思う。その点では、日本に滞在中大統領が親日的であることもあって日比関係に支障が生じるような発言はなかった。今回の訪日を通して今後も引き続き友好的な外交関係を維持していくことが確認されたように思う。それでいながらアメリカとの関係が冷え込むことを心配して、昨朝の日経紙社説では日米・米比両同盟の重要性を再認識したことを踏まえて、日本はアメリカとフィリピンの間合いを狭めるよう努めるべきだと提言している。どうも現時点では、大統領の発言にどうコメントしようにも腫物に触るようで、真の外交交渉ができるかどうか、先行きが心配である。

 さて、プロ野球今シーズン最後の試合、日本シリーズ第6戦が広島マツダスタジアムで行われ、北海道日本ハム・ファイターズが広島カープを破り、4勝2敗で今年のチャンピオン・チームとなった。2連敗の後、4連勝して見事敵地広島でセ・リーグの覇者広島を降した。ファイターズの日本一は10年ぶり3度目のことである。

 あまり面白くなかった今年のプロ野球はこれですべて終わった。今日を最後にファイターズの武田勝投手とカープの黒田博樹投手が現役引退することになった。日米プロ野球界で200勝を挙げた黒田投手としては最後に勝って球界を去りたかったことだろう。2人の元エースにご苦労さまと言ってあげたい。

2016年10月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3455.2016年10月28日(金) 韓国大統領の大チョンボと日本のピンボケ外交

 お隣の韓国で朴槿恵大統領の大統領らしからぬ私的で異常な行動が話題になり、韓国紙がその事実を挙げて追及している。どこまで真実なのかはっきり分からないが、昨日大統領が謝罪会見をしたことから推すと指摘されたことはほぼ事実のようだ。大統領は国家の秘密文書を親友の民間人・崔順実さんに横流ししていた。40年以上に亘る親友のようだが、設立を主導した財団の不祥事を追及されている。大統領のスピーチ原稿までその女性がアイディアやポイントを提供したり、大統領の外国訪問の日程まで事前に外部へ伝えていたというから、外交儀礼上はもちろん、安全面でも問題があると評論家から批判され朴大統領は益々窮地に立たされている。

 大統領の人気がこのところ10%台と下がり続け、求心力を失いつつある。これによって野党からの攻勢が強まるだろうが、今日は出身大学内で大統領を糾弾する集会まで開かれた。残る大統領の任期は2018年2月までの1年4ヶ月であるが、それまで持ちこたえることができるだろうか。対する日本の安倍晋三首相の人気は、50%前後で推移している。しかし、自分の出身地、山口でプーチン・ロシア大統領と会見を行うことだってその腹の内は同じようなものではないかと言いたくもなる。

 さて、今日国連で核兵器禁止条約について来年から交渉を始めるとの決議を賛成多数で採択した。ところが、その内容と今後の行方は中々複雑のようだ。特に世界で唯一の被爆国日本が期待を裏切るように反対票を投じたのである。どうにも分かり難いのは、この日の会議では日本が提出した核兵器廃絶を求める決議案は賛成多数で採択された。その違いが分かり難いが、日本の立場は核兵器の廃絶を求めるが、核兵器の禁止は求めないということである。それでも前者の核兵器禁止条約は、核保有国のうち、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアが反対し、中国とインドが棄権した。被爆国・日本が反対票を投じたことは当然提案国のオーストリアを始め、多くの核兵器反対国から期待を裏切ったと受け取られ、大きな失望感を生んだようだ。当然国内の被爆者からも落胆の声が聞こえる。

 穿った見方だが、日本が反対票を投じたのは、日本が提案国となった後者案にこれまで反対していたアメリカが賛成票を投じるので、その見返りに前者案に反対するようアメリカから持ち掛けられたからだと見られている。アメリカの核の傘に入っている立場からアメリカの言い分を鵜呑みにしているのだが、その辺りの日本政府の考え方がどうもよく分からない。日本政府は被爆者を裏切るような態度を取り、日本の評価が下がる行動をしておいて、しかも大きく信頼を失って恥ずかしくないのだろうか。岸田外務大臣は「核保有国と非核保有国の間の地率をいっそう助長し、亀裂を深めるから」と言っているが、言い訳も白々しい。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は政府に抗議文を送り、被爆者らは一斉に反発している。沖縄基地、核兵器禁止条約反対など、日本政府は道義的に一層弱者を痛めつけている。

2016年10月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3454.2016年10月27日(木) 母33回忌、祖父50回忌の日に三笠宮殿下薨去

 32年前の今日母幸子は急性心不全で亡くなった。今日菩提寺である中野の宝仙寺で母の33回忌、並びに祖父の50回忌を併せて執り行った。それにしても時の経つのは早いものだとつくづく思う。亡くなった時母はまだ73歳だったので、それ以降父は鵠沼の割合広い自宅で93歳まで17年間やもめ暮らしだった。その父も15年前に逝った。人間の運命は誰も予測することはできない。だが、死はいつか自分自身の身にも訪れる。母は父に先立って旅立ったことを泉下で悔やんでいるかもしれない。今日弟が母の中野・桃園尋常高等小学校の卒業アルバムを持ってきてくれた。アルバムの表紙、校門風景、教職員の集合写真、母の同級生の集合写真を見ていると時代の空気が伝わってくるようだ。大正13年3月卒業だから、正に関東大震災の半年後のことである。優しい母だった。戦中、戦後の苦しい時期に度々転居を重ねながらも男4人女1人の我々兄妹5人の子どもを育て上げ、我々が孝行する間もなく突然逝ってしまった。最初の発作で倒れて藤沢市民病院へ入院中の母を見舞った時、スペインの学校訪問から帰った直後で私の写真が現地新聞に大きく掲載されたのを見て、母は嬉しそうに語りかけてくれたことが強く印象に残っている。懐かしい思い出である。

 お寺の本堂で僧侶の読経中に「光明真言」という言葉を子・孫11名揃って唱和した。

 「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどま じんばら はらばりたや うん」

 翻訳すると「心からお願いいたします。(宇宙)に遍満し、常住であられる大日如来よ、その偉大なちかいを示すさとりよ、智慧と慈悲のすくいと光明をさしのべて下さい。ぜひともお願いします」 ということを表している。所詮他力本願であるが、この気持ちは皆変わらない。

 いずれ私も後を追うことになる。せめて今生の行いで母から叱られることのないようにしたい。

 さて、法事を終えて帰って来たら、何と三笠宮崇仁殿下が薨去されたとの衝撃的なニュースを耳にした。100歳というご高齢で皇室では最高齢でもある。三笠宮は日本オリエント学会の初代会長であり、古代オリエント史の研究で実績を積まれご著書もある。このため天皇は今日午後予定されていた来日中のフィリピンの暴れん坊将軍、ドゥテルテ大統領との会見を急遽キャンセルされ、秋の園遊会も中止されることが決まった。天皇・皇后両陛下は向こう1週間喪に服されるという。これで昭和天皇に次いで3人の弟殿下も全員が他界された。昭和は完全に過ぎ去ったということになるのだろうか。

2016年10月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3453.2016年10月26日(水) 2020年東京五輪会場問題のゴタゴタ

 このところ気象状態が不安定で気温のアップ・ダウンも激しい。20日は27.7℃と夏日だったが、昨日の都内は最高気温が17.2℃だった。今日は一転して温かいが、それでも富士山には初冠雪があった。アメリカ大統領選挙の予想と同じで、先行きの見通しが分からない。

 さて、ゴタゴタ続きの2020年東京オリンピック・パラリンピック競技施設・会場選定について、外国の競技関係者が次々にやってきては小池百合子・東京都知事と会見して考えや希望を述べている。

 ロラン国際ボート連盟会長が来日して「海の森水上競技場」予定地視察後に小池都知事と会談して、「海の森」を最高の会場と評価していただけに落胆していた。続いて、バッハIOC会長が訪日して小池都知事や森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長や、竹田恒和・JOC会長ら関係者と会って五輪会場問題を話し合っているが、バッハ会長としてはすでに決定した会場を今になって変更することにあまり賛成しているわけではないようだ。更に昨日マルクレスク国際水泳連盟事務総長は小池知事が当初予定のオリンピック・アクアティクス・センターから東京辰巳国際水泳場への変更を検討していることについて、観客収容数から考えて当初の計画による整備を求めた。

 この水泳会場については、今日のテレビで元組織委員会事務局員からこんなアイディアが示された。それは1964年東京大会の際水泳会場として使用された国立代々木競技場(旧第1室内競技場)を再び使用することである。面白いことに現在表面的にはプールがないが、床面の下にプールが隠された状態になっているという。この床面を取り外せば元のプールが表れ、以前には8コースだけしかなかったプールを10コースに広げれば使えると意外な提案である。確かにこれなら改修費用だけで経費をセーブすることができる。ところが、ここはすでにハンドボールの会場として予定されている。だが、ハンドボール会場には、1964年大会で東洋の魔女が活躍したバレーボール会場だった駒沢屋内体育館を使用してはどうかとの提案である。確かにこれなら可能性がある。しかし、こんなことは今ごろになって苦し紛れに重箱の隅を突っついて出て来るアイディアではなく、最初からレガシーとして考えられる案ではないか。

 あれもこれも最近になって表出しているオリンピック会場選定の混乱は、金に糸目をつけない世間知らずのお大尽気質と、既存の施設の有効活用を考慮しなかった手抜かりこそが依って来る大きな原因である。それらはいずれも役人の疎い金銭感覚と関係者の無責任から来ている。一体全体どうなることやら、まったく前途多難である。

2016年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3452.2016年10月25日(火) 安倍首相の私利私欲と名誉欲

 自民党総裁任期が「連続2期6年」から「連続3期9年」に延長されることが来年3月の自民党大会でほぼ決まりそうである。これにより自民党総裁の安倍晋三首相は、2021年まで総理大臣の座に留まることが可能となる。1強多弱状態のまま今や安定政権となった安倍政権をこのまま続けさせたいという自民党の考えである。思惑通りなら、安倍政権は近年異例の長期政権となる。自民党内に大きな失点がない現状であまり波風を立てず、現体制でことを進めようとの消極的な姿勢がミエミエである。その他にも安倍首相自身も安定政権にどっぷり浸かって、権力志向が強くなり、自身の意思が反映されるよう努めているように見える。このまま安倍首相の総裁任期が延期されて期限いっぱい総理大臣を務めることになれば、2020年東京オリンピック・パラリンピックの主催国首相として世界へアピールすることもできる。

 他にも安倍首相には、もっと大きな夢があるようで、明治150年の節目を迎える来年2017年には、明治維新のために活躍した長州藩士を輩出した長州出身の首相はその主役として、またご当地総理として一際脚光を浴びる心づもりのようである。それには仕掛けがある。明治維新が成りわが国最初の宰相に就いたのが長州藩士の伊藤博文だった。明治50年(1917年)には同じ長州出身だった寺内正毅が総理大臣を務めた。そして明治100年(1967年)には安倍首相の大叔父・佐藤栄作が首相だった。日本の歴史上長州藩、山口県出身の人材が国を背負い、わが国家国民を引っ張って来たことをアピールする絶好の機会と捉えているようだ。そこに安倍首相の最大の出番があるわけである。それ故安倍首相は節目の明治150年(2017年)には総理大臣の座に留まって、大袈裟なパフォーマンスを演じたいのだ。売名行為と名誉欲も好い加減にしてもらいたいものだ。

 更に「日本の歴史=山口県人」をアピールするために、安倍首相はこんな身勝手な舞台演出まで考え、実行しようとしている。それは今年12月に予定されているプーチン・ロシア大統領との会談の場を、首都・東京や迎賓館のある古都・京都ではなく、幕末の政変の舞台である自らの故郷・長州山口で行おうとしているというから、私を公に利用しようとする安倍首相の名誉欲には呆れるばかりである。それにしてもかつては健康上の理由として泣きべそをかきながら総理大臣の職を退いた安倍首相も太々しくなったものである。そして、この目に余るプライベートなパフォーマンスを止められない自民党も末期症状と言える。こんな身勝手なことをやっておきながら、どうして1強多弱の安定政権を維持できるのか理解に苦しむ。これが魑魅魍魎の政界の現実であり、世にも不思議な物語である。

2016年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com