3666.2017年5月27日(土) 心に染み透る尺八の音色

 毎年今ごろになると尺八の都山流師匠の鯉江丈山さんから、主宰する尺八丈清会の定期演奏会ご案内をいただく。今年もご案内頂いたので、今日午後鯉江さんが主役として吹奏する時間に合わせて会場の「なかのZERO小ホール」へ出かけた。観客席は比較的空いているが、皆熱心に耳を傾けている。いつも鯉江さんが独奏する「岩清水」を楽しみにしている。この曲名「岩清水」は、京都府下の石清水八幡宮(イワシミズハチマングウ)に因み「岩清水」ではなく、「石清水」が正しいのではないかと一度鯉江さんに尋ねたことがある。だが、これは石清水八幡宮に日ロ戦争戦勝祈願にお参りした中尾都山師が、岩から滴る清水が流れとなり川となって海に注ぐまでの情景を意識して作曲した曲であるので、「石清水」ではなく敢えて「岩清水」と音読みして名付けたということらしい。

 鯉江さんとは同じ会社の旅行部門でともに働いていたことがあり、添乗員として大阪万博や四国にも一緒に行ったことがある。最も印象深く思い出すのは、今から40年ほど前に、旧第5飛行師団ビルマ慰霊団を案内してビルマを訪れた時、現地の慰霊祭で鯉江さんに尺八を吹奏してもらった時の原風景である。戦時中旧日本陸軍の飛行場があった、だだっ広いビルマの草原で、鈴木崇司・元第5飛行師団参謀長の言葉に続き、元慰霊団参加者がお参りし、一同で般若心経を読経した後に鯉江さんの尺八の音色に参加者が涙を流していたことが、昨日のことのように思い出される。帰ってから多くの参加者の方々から、あの尺八の音色はしみじみとした気持ちにさせてくれて、戦時を思い亡き戦友を供養することが出来たような気がすると感謝の気持ちをいただいた。これも鯉江さんの尺八が奏でる音色が素晴らしかったからである。

 元会社のよく知る同僚が、退職後も人生から引退することなく、別の分野で自らの能力を生かして個性的に活動しているのは、嬉しいことであり、頼もしいことでもある。

 2009年に「停年オヤジの海外武者修行」出版記念会を開いた時には、鯉江さんに会場でその名曲「岩清水」を演奏していただいた。3年前の「南太平洋の剛腕投手」出版記念会では会場内で突然倒れられて少々心配した。大震災に遭った福島県相馬市出身の鯉江さんも現在80歳台の半ばであるが、これからも健康には充分留意され、いつまでも丈清会演奏会で楽しませて欲しいと願っている。

 さて、奈良県生駒市にいる長男の中三の孫娘が、このところハンドボールで活躍してジュニア・オリンピック候補選手に指名されたと聞いている。3月に富山県氷見市で行われた春の全国中学生ハンドボール大会に奈良県代表として出場し、残念ながら2回戦で敗れたが、その試合で孫娘が3得点した記録とともに、彼女の写真が月刊誌「HANDBALL」6月号に掲載されたと言って嫁から同雑誌を送ってきた。中一の妹の方が、活発でサッカーなどでも頑張っていたようだったが、割合大人しい上の娘がハンドボールで頑張るとは意外だったが、嬉しいことである。

 これから中々大変だとは思うが、このまま健康で学校生活を楽しんで素直に育って欲しいと思っている。

2017年5月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3665.2017年5月26日(金) 改憲論と自衛隊トップ・統合幕僚長の軽口

 5月3日の憲法記念日に、安倍首相が「日本会議」の会合で憲法改正への強い思いと行程をビデオで訴え、首相の唯我独尊的で強引なやり方に批判の声が上がっている。その中で首相は現行憲法を2020年に改正するメドをつけることと、憲法第9条の1、2項に加えて自衛隊の存在を1、2項と矛盾する3項として明記することをアピールした。

 それに有頂天になった自衛隊制服組のトップの河野克俊・統合幕僚長が、こともあろうに首相の改憲発言は非常にありがたいと高く評価する発言を行った。一自衛官としての発言だと前置きしてはいたが、自衛隊法では政治的行為を制限している。それにも拘わらず、制服を着用した記者会見の場で改憲発言を評価したことは、憲法順守に背き、政治活動には関与しないと服務宣言している以上トップの発言としては明らかに行き過ぎである。

 統合幕僚長の発言の背後には、一強多弱の安倍内閣の強力な後ろ盾があるとの自惚れと過信があったようだ。実際この御仁は、現在62歳で自衛官の60歳定年を過ぎている。日頃から首相官邸サイドの覚えが良く、昨年現職のまま定年を1年延長されたほどであるが、昨日更に1年延長された。防衛省背広組の間では、その発言はあまりにも軽率と思われているようだが、これも官邸と自衛隊制服組との出来レースの結果と思われても仕方がないのではないだろうか。

 今や改憲へ向けてまっしぐらの安倍政権は、なりふり構わずである。これからどんな奇策を考え出して来るのだろうか。どうも首相自身悪知恵のある取り巻きに囲まれて、前後の見境がつかなくなって今や歯止めが効かなくなっているようだ。

 ところで、憲法改正推進者でもあるその安倍首相は、主要7カ国(G7)首脳会議出席のため、森友学園問題で疑念を抱かれた昭恵夫人ともどもイタリアのシチリア島を訪れている。今日と明日の2日間G7が開かれるが、論点は盛りだくさんである。自由貿易や経済のグローバル化、地球温暖化など地球規模の課題、テロ防止対策、北朝鮮及びシリア問題などであるが、アメリカ第一主義を唱えるトランプ大統領と国際協調主義を守りたいドイツとフランスなどとの関係をどう維持するかが、抜き差しならぬ課題である。

 以前から注目されていたのは、ドイツとフランスが重視している地球温暖化対策である。パリ協定の精神を持ち続けなければいけないと主張するドイツのメルケル首相と同調するフランスの若いマクロン大統領が、地球温暖化に積極的な役割を果たして、中国まで協定に同意させたオバマ前大統領の対応を批判して、協定無視、環境に関する協定からの脱退まで仄めかすトランプ氏を説き伏せることが出来るだろうか。

2017年5月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3664.2017年5月25日(木) 加計学園獣医学部新設に絡むスキャンダル

 今朝の朝日新聞一面トップ記事には、前川喜平・前文部科学事務次官の思わざる発言の内容がかなり詳しく掲載され、流石図太い安倍首相以下取り巻きも驚いたであろう。今問題になっている加計学園獣医学部新設に関して疑惑を呼ぶ不毛の議論の中で、内情を知る文科省の前事務方トップが、安倍首相サイドの不信を買うコメントを朝日の取材で明かしたからである。記事は安倍首相らに対して「忖度」するような文書が文科省内に存在したと証言している。今日発行の「週刊文春」にも同じ内容の取材記事が掲載されているらしい。

 そもそも52年間もの長きに亘って獣医学部新設許可は認められていなかった。それが一転して国家戦略特区の事業として、加計学園に土地の無償譲渡、補助金支出というお土産まで付けて認められたのは、加計学園理事長が安倍首相との親しい友人関係から、首相の取り巻きサイドが文科省に圧力をかけ、それを事務方が「総理のご意向」とか、「官邸の最高レベルの話」として受け止めて何らかの忖度をしたからではないかと疑われている。実際文科省内部書類にそのような動きがあったと書類を持っている民進党ら野党の追及を受けて、今その書類の存在が問題視されている最中である。それが、文科省前事務方トップから、内閣府から「総理のご意向」と伝えられた書類の存在が明らかにされたのだから首相官邸としてはびっくりしたに違いない。

 この騒ぎの火消しに懸命の政府は、今月17日に菅義偉・官房長官が出所不明の怪文書として無視し、松野博一・文科相は文書の存在は確認出来なかったと述べ、臭いものに蓋をしようとした。ところが、文科省内部事情を知る前川氏がその文書を部下から示されたと語ったのである。前川氏の言を信じるなら、文科省職員の間で「忖度」を意図したと見られる文書の存在が明かされたことになる。そのうえ、前川氏は獣医学部新設については、加計学園を前提に検討が進められたとして「行政が歪められた」とまで述べているのである。

 これまで政府及び首相官邸サイドは獣医学部新設の過程で一切の圧力を否定してきた。だが、学園理事長と安倍首相の親友関係、文科省内の首相への忖度、それを裏付ける文書の存在、その否定、と情報の湧出が目まぐるしい。それが一転して文書の存在を証言した事務方トップの発言などを考えてみれば、いくら政府が白を切ろうと学部新設に監督官庁である文科省の手加減があったことは明白ではないだろうか。野党は前川氏の国会証人喚問を要請している。後ろめたい与党はこれを認めようとしない。だが、それでは益々疑念は深まるばかりではないだろうか。

 これらの報道につき、今日の記者会見では菅官房長官は、依然として前川氏のコメントを受け止めようとはしない。一方の前川氏は、夕方の記者会見で改めて文書の存在はあったとはっきり認めた。これに伴い、前川氏辞職の原因とその経緯について官房長官は嫌がらせ発言をしている。大学学部の新設問題が、政府首脳の腹黒いイジメのレベルにまで落ちてきた。

2017年5月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3663.2017年5月24日(水) 10年目の駒澤大学講座始まる。

 昨日イギリスのマンチェスター市内でテロ騒ぎがあり、22名の市民が亡くなった。大分経ってからISが犯行声明を出したようだが、どうもISの組織がやったというより、ISに共鳴する一匹狼的な若者らが事件を起こしたらしい。ヨーロッパでは、フランス、ドイツに次いで、イギリスもテロの標的になり、メイ首相もショックを隠し切れない。イギリスは直ちに最高警戒体制に入った。

 一方、わが国では昨日共謀罪法案が衆議院を通過して、法案はこの後参議院で審議されることになった。これだけ反対の強い法案を強引に成立させようとする政府与党には、一強多弱を背に多数決で決めれば何でも出来るとの思い上がりと、自民党に同調する軟弱な公明党、及び極右的な日本維新の会の談合的協力があるからである。

 それにしてもこの共謀罪法案は、理解するのが中々難しい。世論調査でもほぼ半数の人がよく分からないと応えている。国民が理解出来ない法律を充分な審議も尽くさず、国民にも説明せずに、数の力だけで押し切ってしまおうとの横暴な手法は絶対止めなければいけない。条文だけ見ただけでは、その裏に隠れている警察の強権的な取り調べ手口は、とても見抜けるものではない。政府自民党はどうしてじっくり時間をかけて国民に説明する気持ちになれないのだろうか。

 さて、今日から本年度の駒沢大学公開講座が始まった。2008年開講と同時に学び始めたので、今年が10年目に当たる。キャンパスが自宅から割合近いので、通うのに好都合であることと、メディアに的を絞った講座なので興味もある。受講者数も各講座とも大体10名台であるので、打ち解けた雰囲気で講座を離れてもお付き合い出来るし、講師もジャーナリズムで鳴らした人が多いので、大変勉強になる。昨年も受講した山田克・共同通信東京支社長から「共同通信社」という一般社団法人の通信社についての分かり易い解説は、大変参考になった。2011年3月11日の大震災が「東日本大震災」と名付けられたのは、山田講師が編集局ニュースセンター副センター長当時そう呼んだことに由来していると自慢話も伺った。

 去年までは、「駒澤大学マス・コミュニケーション研究所」が主催していたが、今年から名称が「駒沢大学ジャーナリズム・政策研究所」と変わった。1万円の受講料でこれまでは何科目も受講出来たが、今年から3科目までと制限されるようになった。

 これまでより受講し難くなったうえに、新鮮さも薄れてきたので、この10年を契機に、今年を最後にしようかと考えている。それだけに今年は、貪欲に学びたいと考えている。

 ところで、外遊中のトランプ・アメリカ大統領は昨日パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談して、ローマ入りした。今日はバチカンでローマ法王と会談した。昨年大統領選中にメキシコとの国境に壁を作ると言ってローマ法王から、壁ではなく橋を作るべきだと批判され、爾来2人の仲は好ましいものではなかった。今日の会談では、トランプ大統領は遠慮がちで喚くようなことはなかった。いつまでも三文役者が、本音を隠して田舎芝居を続けられるだろうか。

2017年5月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3662.2017年5月23日(火) 4年前の今日、どんなニュースがあった?

 2013年5月23日は、世界的な登山家でプロスキーヤーの三浦雄一郎さんが、80歳にして世界最高峰のエベレストへ登頂した日である。今もってこのエベレスト最高齢登山記録は破られていない。

 実は、その三浦さんのお話しを伺う集いを、ペンクラブで懇意の税理士・柏木隆雄さんが企画し、ご案内いただいたのである。数々の経験を積まれた話の内容がユニークで実に興味深い。それでいて大変謙虚な方であると感じた。一芸に秀でている人は、やはり違うなぁと感心した。三浦さんは率直に語ってくれた。

 驚いたのは、慎重164㎝で、体重が80㎏台でメタボだと仰っていたが、確かに下腹部はやや肥満気味で、それはステーキが好きなので500~1000gのボリュームをよく食べると仰っていた。更に度肝を抜かれたのは、三浦さんの普段の血圧である。高い方が180台、低い方で105、脈拍は100だそうだから、常人より大分高い。私よりかなり高く、脈拍なんか私の2倍である。それでもあまり気にされておらず、(年齢+90)が普通だと思っていると涼しい顔である。印象的だったのは、守る健康も大事だが、攻める健康を心がけることを勧めておられた。普段から背に20㎏の錘を背負い、足にはそれぞれ5㎏の錘を付けた靴を履いてトレーニングに励んでおられる。今日も重い靴を履いておられたので、お願いしたら気軽に貸してくれた。試しに履いてみると確かにずっしりとした感じで足の筋肉が鍛えられるように感じた。

 とにかく、タフで前向き思考の方である。今秋ヒマラヤからスキーで滑り下りると何気なく言われたが、何とそれが世界第6位の高山、チョオユー8201mの頂上から直滑降をしようというのだから驚きである。来年85歳でエベレストへ再挑戦するということは明言されなかったが、意欲満々とみた。三浦さんのお話を伺っていると、何となく力が湧いてくるような気分になる。アメリカのカーター・元大統領にお会いした時、大統領がテレビで観てエベレスト滑降に随分感銘を受けて大統領から敬意を表されたそうである。素晴らしい人にお会い出来て本当に良かったと思っている。とにかくすごい人である。

 さて、イスラエルを訪れたトランプ大統領は、テルアビブからエルサレム入りして、最初に訪れたのが東エルサレム市内のユダヤ教の聖地「嘆きの壁」だった。しかもユダヤ教徒が頭上に付けるキッパーまで被り、壁に手をつき頭を下げていた。

 5年前に初めてこのエルサレムとパレスチナ自治区を訪れたが、外見上少々異様な印象を持った。「嘆きの壁」へ近づくためのセキュリティ・チェックが厳しいことや、そのスポットが男女別々に分けられ、相手スポットを覗いているのは女性サイドからだったことである。

 大統領の「イスラエルの首都はエルサレム」の注目発言はなく、アメリカ大使館のエルサレム移転についても言及しなかった。イスラエルにしては不満だろうが、現在ともすると衝突事件の起きる可能性のある地域で要らぬトラブル発生は避けるに越したことはない。ネタニエフ首相との会談を終えて、一方のパレスチナ代表のアッバス議長とも会談するという前向きな行動を見守りたいと思う。

2017年5月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3661.2017年5月22日(月) トランプ大統領のアラブ行脚

 昨日弾道ミサイルを発射して、また国際社会に過激な緊張状態を強いた北朝鮮の周辺では大分苛立ちが目立っている。中でも日本にとって衝撃的なのは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙ジェラルド・ベーカー編集局長が、北朝鮮が開発中の大陸間弾道弾(ICBM)を保有するようになれば、日米同盟の力が弱まると語ったことである。それは、ICBMの射程内に入るサンフランシスコが核兵器で壊滅させられるかもしれないのに、アメリカが自国防衛を放置して日本や韓国を防衛する見込みはないので、日米同盟の力は弱まるということを指摘しているのだ。結局これまで米軍が極東海域を中心に広く軍事力を展開していられたのは、アメリカ本土が同地域から離れていて敵国の攻撃が及ばず安全だと認識していたからである。それが自らの尻に火がつくようになれば、まず自国を防衛しなければならず、他国の防衛どころではないという本音である。

 かつての第1次、第2次世界大戦のように旧式の戦法、戦略で戦うならともかく、今では飛び道具、しかも最新の技術を駆使した精密なミサイルのような兵器を使用するようになれば、北朝鮮のように国民を巻き添えに国家破滅を覚悟してでも世界中で受け入れられない身勝手な自己主張をアピールしようという、愚かな国家が現出した以上共倒れのような事態を招来する可能性が見えた。実に恐ろしく陰険な時代になったものである。

 さて、トランプ大統領は昨日から初の外遊先としてサウジアラビアを訪れているが、一部のアメリカ・メディアはこれをロシア疑惑から逃れるための逃避行と批判的に取り上げている。かつて、ウォーターゲート事件で孤立無援の中を同じようにサウジアラビアを訪問したニクソン元大統領のケースに例えているのである。

 今年1月大統領就任早々アラブ諸国からの入国者を制限していながら、アラブの50ヶ国もの首脳を集めて、対ISのために結束を強めるようスピーチしたようだが、この身勝手さは二枚舌外交も極まれりではないか。

 それにしても、日に日に反トランプ・ムードは高まり、就任時に46%だった支持率が、今では38%まで下がり、逆に不支持率は1月には44%だったが、現在では56%にまで跳ね上がってしまった。モロー特別検察官任命を機に、トランプ大統領に対する弾劾の動きも見えて来た。

 大統領はこれからイスラエルに向かうようだが、ロシアへの機密情報疑惑がクローズアップされている折、漏らしたとされる情報はイスラエルから得たものである。大統領選中、自らが大統領に選任されたら、アメリカ大使館を現在のテルアビブからエルサレムへ移転すると公言していた。トランプ大統領の弱みを握ったネタニエフ首相は、これらの点を考えたのかどうか、イスラエルの首都はエルサレムだとトランプ氏入国前に早々とアドバルーンを上げ、トランプ氏がイスラエルのご機嫌を伺う発言をすることを期待しているように思える。

 エルサレムは隣国ヨルダンや、パレスチナ自治区との境界線の問題が絡んで、首都は国際的にはテルアビブとされている。エルサレム東半分を占領されて奪われたヨルダンなどが認めていないからだ。それを軽薄で無分別なトランプ氏の放言を逆手に取って、首都として認めさせようというのは、ネタニエフ流儀なのだろうか。それに応えれば、迂闊なトランプ氏の罪滅ぼしでもある。イスラエル国民を前にして、トランプ大統領はエルサレムをイスラエルの首都であると言い切ることが出来るだろうか。

2017年5月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3660.2017年5月21日(日) イランはこれからどこへ向かうのか?

 一昨日行われたイラン大統領選挙で、保守穏健派と言われるロハニ氏が再選された。この国はよく分からないところがある。この国を統治するその最高職位は大統領であるが、ややこしいのはそのうえに最高指導者とされるハメネイ師という存在があって、大統領は何かとハメネイ師と相談しながら政界をリードしていくようだ。考え方によっては2頭政治と誤解されかねない行政組織である。ロハニ大統領は、反米的だったアフマディネジャド前大統領に比べれば、遥かにアメリカとの融和外交を心がけ演出している。かつて厳しい経済制裁により国民生活が苦しかった2015年7月、ロハニ大統領は核兵器開発につながるウラン濃縮活動を制限する見返りに、国際社会が制裁を解除する核合意を米ロら核大国6カ国と締結し、一歩アメリカ寄りの姿勢を見せた。

 ところが、オバマ前大統領の対イラン政策に不満を抱くトランプ大統領は、イランへの警戒を緩めようとしない。選りによってイラン大統領選が行われたこの時期に、イランと対立的立場にあるサウジアラビアを初の外遊先に選び、あまつさえアメリカ史上最大規模とされる12兆円の武器輸出で合意するなど、イランから反発を買いそうな露骨な経済外交をスタートさせた。

 私が初めてイランを訪れたのは、ちょうど半世紀前の1967年だった。まだ、ペルシャ王朝3千年に亘る栄光の伝統を継いでいた華やかなパーレビ国王時代だった。紙幣、貨幣にはパーレビ国王の顔が刻まれ、空港、バス・センターや、市内の目立つ場所には悉く国王の肖像画が描かれて飾ってあった。その当時は、まだ蜜月関係にあったアメリカとイランだったが、1979年ホメイニ師によるイラン革命によって富、贅沢という媚薬に浸っていた親米派のパーレビ国王は国を追われ、両国は冷たい外交関係に変わって行った。革命後20年を経た1999年イランを再訪した時、そこにはパーレビ国王の残像はまったくなかった。悪化したアメリカ・イランの外交関係が、漸くオバマ時代になってロハニ師の歩み寄りもあって徐々に縒りを戻しつつあった。

 それがトランプ大統領の登場により先行きが怪しくなって、アメリカとイランの間は再び離反しそうな雲行きになってきた。アメリカとイランの関係がこじれると、イランが再び核開発に取り組むようになり、それは第2の北朝鮮問題になりかねない。

 と思っていたら、問題児・北朝鮮が今日午後5時ごろ何とまたまた弾道ミサイルを発射したのだ。1週間前に発射したばかりである。米中の圧力がまったく効いていない。北朝鮮を懲らしめるためにはどうすれば良いのか。異端児・北朝鮮の世界中に迷惑をかける我儘ぶり、身の程知らずとおバカさんを担ぎ上げる政治体制には呆れる。いずれ近い将来自らを破滅に追い込むことに気づかないのだろうか。

2017年5月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3659.2017年5月20日(土) 昨夜酩酊したままご帰館

 昨晩は銀座の名店ワインバーで幾種類もの美味しい高級ワインをつい飲み過ぎて、帰路は足元が覚束なくなり、都営地下鉄車内で転倒し、座っていた乗客に席を譲られる無様な姿を曝け出してしまった。これほど酩酊したのは、過去にまったく覚えがない。ほとんど前後不覚の体たらくである。ところどころ記憶があるが、かなり抜け落ちている。泉岳寺駅から自宅までタクシーで日にちが変わってから帰ってきたが、自宅周辺で路地を間違えて運転手を迷わせる有様だった。

 実は今日は、母校慶應義塾から卒業生を毎年招待してくれる「卒業後51年以上塾員招待会」なるパーティが、横浜みなとみらい駅近くの「パシフィコ横浜」で開催されることになっていて、出席することを心待ちにしていた。友人たちにも会える。それが昨晩の二日酔いのせいか、気分的にどうも思わしくなく欠席することになってしまった。間もなく退任する清家篤塾長の最後の話を聞きたかったし、紹介されるであろう次期塾長の長谷山昭・文学部長の顔も見てみたかったが、残念な結果になってしまった。今後は健康のためにもアルコール量に注意して、ほどほどに楽しむようにしなければいけないと強く反省した次第である。

 さて、このところ日本音楽著作権協会(JASRAC)の思いも寄らない強気の行動が目立っている。今月に入ってから、ヤマハ音楽振興会が、音楽教室で演奏する曲目に対してJASRACが著作権料を徴収する方針に対して、教室内の演奏には著作権は及ばないとして、JASRACへの支払い義務がないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こすと公表した。その著作権料は、実に受講料の2.5%だそうだから、ヤマハとしてはとても受け入れられる要求ではない。

 そこへ先月京都大学入学式で山際壽一学長が新入生に向けた歓迎スピーチの中で、昨年のノーベル文学賞受賞者ボブ・ディランの「風に吹かれて」を採り上げて紹介した。歌詞の原文と日本語文を紹介し、スピーチ全文が京大のHPにも掲載された。それが、今月になってJASRACから京大に著作権料の手続きを求められたというものである。

 今ではJASRACは大きな組織に発展した。著作権の大切さも分かる。だが、今のやり方を見ていると曲を流したら、何が何でも著作権料をいただこうとの気持ちが強く、ディスク販売のために尽くしてきたレコード販売店などの努力が報いられていないように思う。レコード店では曲を店内に流すべきかどうかと悩んでいる店もあると聞く。特にディランのケースでは、曲を使用したのではなく、歌詞を紹介したので、これが果たして著作権法に違反するのか、疑問に思える。

 この限りではJASRACは、自らの販促活動を怠って他人のふんどしで相撲を取ることに執着し過ぎてはいないだろうか。

2017年5月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3658.2017年5月19日(金) 人間ドック検査の効用

 昨日歌舞伎役者・中村獅童が人間ドック検査の結果肺腺がんであると公表し、しばらく舞台を休むことになった。獅童によれば初期のがんで、手術をすれば完治すると医師は言っているようだ。今朝のエンタメ番組はほとんどこのニュースを膨らませて報道している。早期発見につながったのは、人間ドックを受診したからであり、わが国では人間ドック受診の比率が低いとも伝えられた。医師の話では、獅童のがんは人間ドックだからこそ早期発見につながったと機会があれば、極力受診することを勧めていた。ただ、受診するには費用と時間の問題があり、特に普通の診断とは異なり、人間ドックは特別な検査をやってくれるので、時間もかかり、費用もかなり高い。

 私もかなり無理して慶応病院で毎年8月1日に受診しているが、確かに費用は高額である。加えて、再検査を行わない限りかかった費用は税法上経費として認められない。

 しかし、慶応病院クラスの検査報告書になると、数値を始めかなり細かい点まで検査、報告してくれるので、これが普段通っている医院にとっても参考になるようだ。後になって悔やむのは馬鹿らしいので、自分自身の健康を守るためにも、人間ドックは受診し続けていきたいと思っている。

 さて、昨日会社の同期生と新宿で会食して別れた時、曇天ではあったが、雨模様ではなかった。それが東横線渋谷駅で乗車した電車がトンネルを出ると激しい雨にやられ、自由が丘駅に到着した折には、激しい雷雨となった。小止みになってバスを降り、家まで走って駆け込んだ。全国的に天候が荒れ模様だったようだが、今日は一転して青空である。特に全国的にすべて晴れのマークが付いているのは、珍しいらしい。皐月となり、爽やかな気候を迎えた筈だが、どうも今年は陽気も不順である。

 それと歩調を合わせたのか、今日衆議院法務委員会で「テロ等準備罪」、つまりあれほど反対が強い「共謀罪」法案が、賛成多数で可決した。いよいよ実施に入ろうとしている。自民党、公明党、そして日本維新の会は23日の衆議院本会議で可決を目指す。

2017年5月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3657.2017年5月18日(木) 日米政局はスキャンダルだらけ

 1963年小田急電鉄に入社した同期生が新宿のハイアット・リージェンシー東京に集まった。近年この時期になると、時間的に都合のつく仲間に昔話をして旧交を温めながら会食をしようと声をかけている。我々学卒同期生は文系・理系合せて13名だったが、すでに鬼籍に入った仲間が4人もいる。2人が辞め、そのうち1人は不明だが、植木職を継いだ本橋くんは毎年来てくれる。故郷、別府市でボランティア・ガイドをやっている古庄くんは今年も来られなかった。結局来られそうな8人のうち、7人が来てくれた。すでに入社してから54年が経ち、今では小田急グループ企業に奉職している者は1人もいないが、小田急へのノスタルジアは皆人一倍強いように思う。

 幸い会社は順調な経営を続けている。今朝の日経紙にも、高架複々線工事も来年3月の東北沢~世田谷代田駅間の完成を以って終わり、今後の課題である駅舎の改修や沿線の再開発について取り扱っている。我々同期生もそれぞれ最後まで鉄道会社に勤めた者、関係会社へ出向した者など歩んだ道は異なれども、グループ企業全体のためと精一杯力を尽くしたとの自負と気持ちは皆同じである。揃った7人で乾杯し、これまで辿ってきた過去を振り返り、願うのは健康で元気よく余生を暮らしたいということである。一度脳梗塞で倒れた青山くんが足を引きずりながらも毎年来てくれるのは、嬉しいことである。来年の再会を期して元気よく別れた。

 さて、政治的に内外ともに大きな問題に発展しつつある事象がある。

 国内では、森友問題に続いて同じような学園認可問題が新たに発生している。安倍政権の「国家戦略特区」事業として、岡山理科大を経営する加計学園が愛媛県今治市内に獣医学部を設置することが認可されたが、その過程に疑念が抱かれている。52年ぶりの獣医学部新設で、今治市が土地の建設用地を無償譲渡し、そのうえ96億円の建設費用を学園に補助する予定で、2018年4月に開学の予定である。

 未だに不透明な森友学園と似たような経緯を辿っているが、正にその点に疑念を持たれた大きな理由がある。それは、加計学園理事長が安倍晋三首相の長年の友人という何やら怪しい関係にあり、加えて内閣府が文科省に出した文書に「これは官邸の最高レベルが言っている」と書かれたことが公になり、疑惑を増大させている。このままだと森友問題を追うような形で問題が広がるのではないだろうか。それにしても、安倍首相の行動には、首相としての節度と威厳が感じられず、軽率さばかりが目立つ。共謀罪やら、憲法改正やら大きな問題を抱えながら、一強多弱に安心してことの是非が分からなくなっているのではないだろうか。

 一方海外では、トランプ大統領がFBIにロシアとの関係をめぐる元側近への捜査を打ち切るよう求めていた疑惑が持ち上がった。更に、トランプ大統領がロシアのラブロフ外相と会談した際に機密情報を漏らした問題も浮上した。イスラエルから得たISに関する情報をイスラエルの許可なくロシアに伝えたというものである。

 どうもトランプ政権内の意思の疎通が欠けていることと、大統領の脇の甘さがこのようなトラブルを引き起こしているようだ。公聴会を開くことやら、真相究明を求める声が与党共和党内でも高まっている。

 そして今日司法省は、疑惑の捜査を指揮する特別検察官にマラー元FBI長官を任命した。ニクソン大統領辞任に発展したウォーターゲート事件と同じ軌跡を辿りそうだ。

 疑惑の影響を受け、ダウ平均株価がトランプ大統領就任以来最大の下げ幅$372を記録した。その影響で、日経平均株価も1~3月GDPが5期連続でプラスの実質+2.2%、更に4月の訪日外国人数が単月で過去最高+23%の257万人の好材料にも拘わらす、対前日261円の大幅の下落を記録した。

2017年5月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com