3406.2016年9月9日(金) ならずもの国家・北朝鮮が核実験を強行

 今日は重陽の節句に当たる。重陽とは、陽(奇数)の一番大きい数字「9」が重なり、同時に古くから菊に長寿を祈る日とされている。昭和9年9月9日生まれの小中陽太郎さんも重陽の節句からお名前を取られた。毛沢東が83歳で亡くなったのもちょうど40年前の今日である。旧文部省教員海外視察団のお供でアメリカへ出発する直前羽田空港でその重大ニュースを聞いて、団員が驚いていたことが昨日のことのように思い出される。義母も15年前の今日他界した。

 一方で、毛沢東の死に遡ること28年前の1948年9月9日「駄々っ子王国」北朝鮮は独立した。つまり今日は問題国家・北朝鮮の建国記念日でもある。何かやらかすのかと思っていたら案の定とんでもないことをやってくれた。北朝鮮北東部で5度目にして過去最大級の核実験を行ったとの情報が入った。先日弾道ミサイルを打ち上げたばかりである。明らかに国連憲章違反であり、当然国連からその旨厳しい警告を受けるだろうが、これまで再三に亘って同種の警告を無視している対応から察すると、恐らく北朝鮮は今回も馬耳東風と聞き流すのではないだろうか。何を考えているのか、まったく分からない国である。

 安倍首相はもちろん北東アジアの脅威が現実化してとして怒りを表し、早速米韓大統領と電話会談して対応を協議した。まったく非常識な酷い国である。この蛮行を許している大きな原因は、中国の対応にある。最近では北朝鮮のミサイル発射の度に制裁を与えると厳しい発言をしていたが、実際には強い態度に出られず、その辺りを北朝鮮に見透かされている感じである。対北朝鮮制裁はどうなるのか。いつになったら北朝鮮の非常識なパフォーマンスは止まるのか。

 さて、恒例のJAPAN NOW観光情報協会主催の観光セミナーは、正午から麹町の海事センタービルで駒沢大学講座でお世話になった菱山郁朗・日大文理学部客員教授の「日本の政治・不可解な真実~記者が見てきた永田町~」と題するテーマで行われた。一般的に聞ける内容ではなく、長年現場で取材して、個人的にも政治家とのおつきあいのある取材体験だからこそ臨場感のある話として伺える講演で、受講者にとってはメディア関係者が多いせいもあって、興味深く聴講してくれたのではないかと思っている。特にほんの数分間ではあったが、とっておきのリクルート関係のビデオを放映してくれたことが大受けだった。中身が豊富だったので、食事時間と質問を交えて2時間ではやや不足だったかも知れない。

 駒沢大講座の受講者仲間が参加してくれ、講義終了後近くのカフェで久しぶりに菱山講師を交えて有意義なひとときを過ごすことができた。

2016年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com