今日は暦の上では「処暑」といい、そろそろ暑さが治まる時節だという。ところが、関東地方ではこの夏最高の暑さで、館林37.5℃、熊谷37.2℃、東京34.2℃だったそうだから、当分の間涼風は期待できそうもない。その暑い中で、ロンドン・オリンピックに続いて連日野球ファンを熱狂させていた甲子園の高校野球も、今日決勝戦が行われた。昨年の決勝戦とまったく同じ顔合わせである。つまり学校ごとに強弱がはっきりしてきたのだ。公立高校はほとんど甲子園への出場すら難しくなった。大阪代表の大阪桐蔭学園と青森代表の光星学院という春のセンバツと同じカードで争われ、大阪桐蔭学園が勝って3度目の優勝をした。両校とも他府県出身の選手が多くなった。これでは地元高校として応援する気持ちにはなれないのではないか。どちらが勝ってもそれほど力が入るわけではないが、一種の夏の風物詩となっている。
かつては母校・湘南高校も優勝したし、中学時代に一時学んでいた平安中学の同級生が平安高3年生になった夏には、岐阜商を倒し全国優勝した。かつての同級生が優勝旗を持って誇らしげにグランドを行進する姿がいつまでも脳裏に残っていた。例え1回戦で敗れても、この大舞台でプレーできた経験はきっと将来に役立つものと信じている。
さて、日韓の外交関係がまた荒れてきた。李明博大統領の国家を代表するトップとして儀礼と常識を欠く言動に対して、野田首相は李大統領に宛てて抗議と謝罪を求める親書を送った。ところが、韓国側はその親書を受け取らず、そのまま返すと公表した。今日駐日韓国大使館員が外務省へその親書をアナンでいた届けに来た。しかし、件の大使館員は外務省の建物内へ入ることができず、結局親書を持ち帰った。その後韓国側は親書を書留郵便で外務省へ送り返したというからどうしようもない。
この鞘当と批難の応酬合戦はいつまで続くのだろうか。わが国はもうひとつの領有権問題である、尖閣列島も抱えている。普段から外交に理念のないわが国が、これだけ外交問題をこじらせてしまって、今後果たして対応していけるのだろうか。
今日は朝っぱらから恩師の追悼文集の原稿のチェックと印刷会社とのやり取りに忙殺された一日だった。ある程度PCで作文、編集、組版などを行うことは問題ないが、それでも新たな問題が後から後から生じて、その意味では今日はその処理に追われていたと言ったら良い。
友人には「世界一の暇人」と嘯いているが、これでは看板を下ろさなければなるまい。