412.2008年6月29日(日) 「威風堂々」赤松さんのチェロ

 ゼミの1年後輩、赤松晋さんの3度目のオーケストラ・チェロ演奏で、例によってゼミの仲間が夫婦連れも合わせて20人ほどが浅草公会堂へ駆けつけた。

 その前に、つい最近大日本印刷㈱の要職を退いた同期の池田博充くん、後輩のOG遠藤靖子さんと雷門前大提灯前で待ち合わせて、池田くん推薦のお蕎麦屋で腹ごしらえすることにした。浅草の「並木藪」という古いお店で、時間的に混みあうときだったが、何とか席を確保できた。聞けば、作家・池波正太郎が生前ご贔屓にしていたお蕎麦屋だそうで、池田くんの注文に合せて「天抜き」と「もり蕎麦」を注文した。この「天抜き」というのが珍しい。どんぶりに海老天ひとつと天汁が入っている。蕎麦はない。それで別にもり蕎麦を注文したわけである。天麩羅も旨いが、天汁の味が何とも言えずいい。添え物になったもり蕎麦も中々いける。これで一人前2,400円なり。美味しいが、ちょっと高いかなという感じ。浅草老舗の味を堪能した後雨が降り続く中を公会堂へ向かった。

 今日の曲目は、①歌劇「ヘンゼルとグレーテル」序曲(フンパーリング作曲)、②交響曲第3番ヘ長調作品90(ブラームス作曲)、③エニグマ変奏曲作品36(エルガー作曲)の3曲だった。赤松さんには申し訳ないが、最初にプログラムを見たとき、知らない曲目ばかりで、実のところ些かがっかりしていた。実際聞いてみてもやはり馴染みのない曲ばかりだったが、アンコール2曲の2曲目に、エルガーと言えば「威風堂々」と言われる、その名曲を演奏してくれ、やっと溜飲が下がった。

 尋ねてみると毎日の練習も厳しいようで、今日本番が終わってほっとしたと言っていた。それにしても普通の楽器ではない、チェロを元来素養があるとはいえ、定年後本格的に練習し、アマチュア・オーケストラの中で、定期演奏会にまで出演するようになったのだからすごい。こんな離れ業はとても真似できるものではない。敬服するばかりである。

 終わって「神谷バー」で赤松さん夫婦を交えて打ち上げを兼ねたお祝いの夕食会。いつもながら「電気ブラン」を味わい愉しく盛り上がったディナーとなった。

2008年6月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

411.2008年6月28日(土) 3時間の「図解」講師

 こんなに朝早いのは久しぶりである。5時起床、6時妻に車で自由が丘駅へ送ってもらい、東横線、JR山手線を乗り継ぎ新宿駅へ出て、7時のロマンスカーで小田原へ向かう。小田原では駅前で「さがみ信用金庫」の石川均さんが車で出迎えてくれて、9時から「図解」の講義を行った。受講者は同金庫職員12名だった。

 3時間で「図解」の基本を受講者が理解できるよに教え込むことができるか。テストケースである。加えてここではPCを使用しない。福島県で毎年講義している2日間の研修とは、時間的に、かつPC不使用の点でかなり不利である。しかし、逆に言えば3時間でどの程度受講者に分かってもらえるか、ある程度感触をつかめると思う。昨年講演した「夢ネット99」からも、2時間ぐらいで教えることができないかと言われて、それはとても無理だとお断りした例もある。今日の結果次第では2時間講座の可能性も出てくる。

 4つの演習問題はほとんど全員が回答を作り持ってこられた。中には、パワーポイントやエクセルで作った受講者もいて、中々素晴らしい図を作られた。しかし、実習は考えていた通り「私の仕事図」を演習するだけで時間切れである。本当はもうひとつぐらい課題を与えて実習をすると技量は向上する。多少消化不良の感じはするが、当初与えられた時間の中で一応の講義をすると、まあ一応いいかということになる。それより、綺麗な図、美的な図、見映えの良い図、ということになるとやはり手書きより、PCで仕上げた方がずっと良い。今日の感想としては、できるだけPCを使い、ある程度時間を与えないとバランスの取れた「一覧性」の図を作図するのは難しい。最後の挨拶で、できるだけPCを使って綺麗な図を描いて欲しいということを付け加えた。受講者は僅か3時間の講習の中でどの程度理解されただろうか。

 12名という少人数の講習だったので、落ち着いて講義することができたし、受講者は真剣に聞いてくれたので、ある程度の目的は達成できたと思う。まだ、2時間講座へは研究する必要があるが、少人数で全員がPCを使用するなら、それなりに研修は可能だと思う。今日の受講者は、本店の課長を含め新入職員、3名の女子職員もおられたが、静かで真面目な方々ばかりだったので、気持ちよく講師を務めることができた。

2008年6月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

410.2008年6月27日(金) また出た!社保庁のさぼり年金ミス

 夕べ遅く探し物が見つかった。プリンターのソフトのCDである。PC本体とプリンターの接続がうまく行かなくなり、書類が印刷できず、解決のためにはソフトのアンストールとインストールをやらなければ使えないと言われたままにしていた。アンストールの方法がよく分からず、エプソンの相談口へ電話で問い合わせたところ、親切に教えてくれ、その指示に従ってPCを作動し、問題は解決した。明日「さがみ信用金庫」の講義を控えてまだ資料のコピーが必要なので、ちょっと困ったと思っていたが、何とか処理できてすべてクリアとなった。ほっとした。

 「JAPAN NOW観光情報協会」定例の観光立国セミナーが開催された。イギリス政府観光庁に長年勤務されていた長谷川洋子氏が、イギリスに関する薀蓄を開陳された。イギリスについて普通知らないことを、イギリス人の立場になって解説してくれて分かりやすかった。

 7月に福岡でJN協会九州支部大会が開催されるが、それに参加する意向を伝えた。ちょうど博多祇園山笠祭に当っているので、ホテルが相当混んでいると聞き、帰りに往復航空券とホテルの予約を取った。

 4年前に博多で大会が開催されたときは、鹿児島から九州新幹線の就航記念列車に乗車した。今回は特別な催しはないが、日本三大祇園祭の博多山笠にぶつかったのはもっけの幸いである。暑苦しいが博多の男たちの見せ場のひとつがこのお祭だ。熱気に触れられればありがたい。

 今日劇団「四季」によるミュージカル「CATS」の公演が7,000回になったという。すごい公演回数だと思う。さらに日本でこれを観た人が720万人というのだから驚きを通り越している。日本ではミュージカルはとても根付かないと言われていたが、劇団「四季」が浅利慶太氏のプロデュースによって成功し、どうしてどうして本家ブロードウェイもびっくりするほどの人気と繁盛ぶりである。「CATS」が初めてブロードウェイで上演され評判になったとき、猫の顔を描いた変な宣伝バスがニューヨーク市内を走り回っていた。そのうち、ニューヨークでも評判になり、つい観てみたくなり何度かウィンターシアターへ行った。その後、東京でも、パリでも見てすっかりテーマソングにも馴染んだ。「オペラ座の怪人」や、「ミス・サイゴン」なんかも観てすっかりミュージカル・ファンになってしまった。最近では残念ながらニューヨークに行く機会がなくなったので、ミュージカルから遠のいてしまったが、多少レベル的には及ばないかも知れないが、来週月曜日に池袋・東京芸術劇場で知り合いの国友よしひろさんが出演するミュージカル「マリオネット」を観劇することになっている。

 さて、もうこれ以上はないだろうと思っていた社会保険庁の年金入力ミスが、また新たに560万件見つかった。舛添厚生労働大臣は、もうかばいきれないのかふてくされて、記者会見における記者との質疑でもまるでけんか腰である。社保庁役人のたるみ、さぼり、無責任、税金泥棒、背任行為等々言い出したらきりがない。でも、財務省以下の官僚のタクシー利用のあくどさや、税金を食い荒らしている天下りぶりを見ていると、どうもこの国の役人は、不正、金儲けのために役人になったとしか思えない。酷い連中である。

2008年6月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

409.2008年6月26日(木) アメリカ、ついに北朝鮮テロ支援国家指定解除

 今日多摩大学の公開講座で講師を務められたのは、前学長・中谷巌氏である。多摩大学長就任以前から一橋大学教授として、また経済学者としても著名な方である。受付で日本文明の将来」と題したレジュメをいただいたが、専門の経済学とは直接関係のないテーマなので、どんな話をされるのか興味を持って登壇を待っていた。

 さすがに長年のキャリアがあり話すことに馴れておられ、パワーポイントを使用しながら、キリスト教を信じる西欧社会と柔軟な宗教観を持つ日本の差、戦後経済の復興を成し遂げた日本の力、日本人の能力に対する最近の自信喪失、日本の伝統を否定した明治維新と終戦、ギリシャ神話と日本神話の比較、等々に触れながら、西欧人と日本人の特性の違いについて分かりやすく説明された。その中で日本は伝統的に「権威」と「権力」が分離しているという話が面白く感銘を受けた。天皇家の権威と政治的権力が常に、分離していたことは世界の歴史上他に例がない。明治維新で天皇が軍部の統帥権を治めたことから、権威と権力が融合した。それが軍部の独走につながり、戦争へ走り日本を破滅させた。戦争の原因となった「権威」と「権力」の一体化は、本来日本的なビヘイビアではなかった。

 近年日本人は自らの能力や優秀性を忘れて、自虐的になっている。いつの間に日本人は歌を忘れたカナリア(漢字で「金糸雀」と書くらしい)になったのかというのが中谷先生の仰りたいことだと思う。

 さて、今日アメリカは北朝鮮のテロ支援国家指定解除を発表した。日本の拉致問題解決のためには明らかにマイナスである。日米同盟とか、日米友好と言っていても、アメリカには自国の利益追求のためには、実はしたたかな計算がある。拉致問題は6ヶ国協議の中では、異質な議題だった。韓国も日本以上の拉致被害者を抱えながら、日本との間には温度差がある。結局日本だけが核より拉致だけを優先して問題にしていたキライがある。北朝鮮の不誠実な対応もあって、6ヶ国協議は思うように進展しない。任期が残り少なくなって焦ったブッシュ大統領が、北朝鮮に譲歩してでも事態の打開を図ったのも、史上最低の大統領との汚名を残したくなかったからでもある。

 しかし、所詮日本とアメリカは6ヶ国協議に関する限り、同床異夢であることは間違いない。アメリカや他の4ヶ国にとっては、核問題が一番大切であり、日本とはミスマッチだった。日米同盟と言いながら、両国の考えや立場はまったく異なる。当然分かっていることだろうが、世論を気にし過ぎるからだろうか。自国の言い分や利益を主張できないのが、いつもながらわが日本である。中谷先生に自虐的だと言われそうだが、政治、外交、行政に関してはどうあろうと自虐的にならざるを得ない。

2008年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

408.2008年6月25日(水) 「停年オヤジの海外武者修行」ようやく脱稿!

 昨日ドキュメント作品「停年オヤジの海外武者修行」を漸く脱稿し、PC上で推敲をしてこれから印字した原稿を推敲しようとしたが、どうもプリンターが思うように機能しない。何度もトライしたが、結局どうにも思うように動いてくれず、覚悟を決めて駒沢大公開講座受講の後にプリンターをヤマダ電機へ持っていって修理を頼んだ。

 2年ほど前同じような症状で持参したら、外注するので時間がかかると言われ、実際2週間近くかかったように思う。今日の診断の結果は、プリンター自体に問題はなく、PCとプリンターの連携機能に問題があるので、プリンターの操作機能をPCから一旦アンストールして、その後に改めてインストールすると直るとの話だった。持参したプリンターをまた持って帰り、明日見よう見真似でアンストールとインストールをやってみようと思う。それにしても面倒なことだ。やっと書き終えた作品をすぐプリントして読むことができない。

 さて、次作品は、前著「現代・海外武者修行のすすめ」の後編版ドキュメントであるが、海外武者修行と銘打ちながら個人旅行でなく、パッケージ・ツアーで出かけることを薦める点では多少異色かも知れない。もっとも本音は個人旅行を薦めているのだが、60歳を超えると一人旅の機会はないと諦め、それならパッケージ・ツアーの中で工夫してみてはどうかと初志不貫徹というのが主旨である。

 この中で自分自身の停年オヤジの旅を3つ紹介している。一つは1999年夏トルコ旅行で偶々20世紀最後の大地震に遭った経験を書いた。この時は、かねてより「イリアス」のトロイア遺跡の信憑性を糾したいと考えていたので出かけた。2つ目は、2000年3月カイバル峠へ出かけ、それとなく大きな反米テロ勃発を予感したことを主観的な観点で書いた。3つ目は、2003年雪の中をシベリア鉄道でロシア大陸を横断したときのロシアとロシア人に関する独断と偏見の感想である。全部で原稿はA4判にして130枚である。

 ネタは珍しい話が多いので、前著同様にある程度読んでもらえるのではないかと「取らぬ狸の皮算用」を考えている。出版社もほぼ㈱早稲田出版に決めたので、早く推敲を済ませ、推薦文を書いていただく予定の、日本旅行業協会会長の新町光示さんにも原稿を届けて読んでいただき「売れる」推薦文を書いていただかなければいけない。可能な限り年内早めに上梓できるよう手を打とうと考えている。こうなると当分の間忙しい。大変だぁ。大変だぁ。

2008年6月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

407.2008年6月24日(火) 愉しい酒のペンクラブ

 駒沢大で2時限受講した。報道メディア論の菱山講師から最終講座の前に昼食をともにしながら懇親会を持ちたいと提案があった。大賛成である。学生は別の日に講師の自宅で昼食をともにするという。中々洒落た提案を素直に受け入れ、授業のほかに地元の他の受講者から話を聞けることを楽しみにしている。こういうアト・ホームなコミュニケーションの場は大歓迎である。

 2時限を終了するとほぼ6時、酒のペンクラブ例会の開始が6時である。駒沢大から歩いて東急線駒澤大学前駅へ行き、そこから渋谷駅、表参道駅、赤坂見附駅へ出たら目の前に目指す「海千」があった。よくこんないい店を見つけるなあというのが、本音である。洒落た和食の店である。いつもの酒好きな人が集っている。今日は私なりの挨拶でビルマ人の人柄の良さをPRした。小中陽太郎さんが帰りに一緒に都立大学駅へ寄って、行きつけの「ポケットコーナー」へ寄ろうというので、そこでゆっくり話をした。小中さんの挨拶の中で「平賀源内」について書いているというので、あれっ?小田実さんはどうなったのかと気になり、地下鉄の中で小中さんに尋ねてみると、どうも小田実と平賀源内を平行して書いているようなことを仰っていた。小田さんについては、女優岸恵子との関係についても話してくれた。小中さんとタクシーで帰ってきたが、どうもゾルゲは本当にスパイだったのだろうかと仰っていた。

 前回初めてお会いした近藤さんと仰るご年配の方には、同姓の誼で弟分として親しくお話させていただいた。なかなかインテリの方で話好きであるが、話が長すぎるからといって中途半端に話を切って逃げるというわけにはいかない。「海千」では酒ペンの最後の客になりそうだというのに、もう少し飲んでいこうと誘われ、困ったと思っていた矢先に、小中さんがうまい具合に声をかけてくれ逃げ出す?ことができた。ただ、気にかかったのは、近藤さんのお持ちの小冊子の表紙に山崎洋さんの異母兄、ポール・ブーケリッチ氏の写真があったからである。そのままにして立ち去ったが、どうも気になる。ゾルゲ事件、或いは尾崎秀実と多少関係があるのではないかと思っている。

2008年6月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

406.2008年6月23日(月) 海外団体旅行の事故補償

 2006年10月トルコで日本人観光客の乗ったバスが事故を起した。深夜降雨の中でスピードを出しすぎたバスがスリップして横転したのだ。無理な旅程で先を急いでもいた。その後主催旅行会社と被害者との賠償交渉が未解決のまま暗礁に乗り上げている。同年12月中国で起きたバス事故も解決していない。日本国内なら当事者であるバス会社と被害者、遺族が直接話し合うことはできるが、外国のバス会社だと中々直接交渉ができず、とりあえず主催旅行会社が交渉を代行せざるを得なくなる。旅行会社に直接の賠償責任はないが、被害者側にとっては心情的に旅行会社とバス会社をひとくくりに考えがちなので、不満の矛先はどうしても旅行を主催した旅行会社に向けられる。補償交渉の不調を心配して、以前から国土交通省も海外旅行傷害保険の加入を積極的に勧めている。

 7年前、同じような安値販売会社がエジプトのアレキサンドリアで、1ヶ月以内に2度も同じ場所で同じようなバスのスリップ事故を起した。その翌月この会社は性懲りもなくペルーのマチュピチュで同じようなバス事故を引き起こした。原因はいくつかある。その最たるものは、安値販売、安値仕入れによる旅行商品の質の低下の問題である。一例を挙げれば、現地安値販売会社から安く仕入れるため、ハードスケジュールになり、そのうえ長距離走行に危険なオンボロバスを使用する。タイヤが磨り減ったバスがスピードを出し、雨でも降ればスリップ事故の可能性は限りなく高まる。

 いまもめている旅行会社の事故も同じような条件だったのではないか。つまり、目先の儲けのために安全を忘れていた。旅行業界も相変わらず懲りない。

 因みに、7年前のバス事故については、添乗員が事故防止のためにタイヤのチェックなどをやっていなかったのではないかということを付け加えて、旅行業界紙にツアーの問題点について寄稿したところ、批判されたと思い込んだ旅行会社から業界紙へ私の素性を教えろとクレームがつけたという。そんな料簡だから、事故が減らないし、その後の補償交渉もまとめられないのではないか。旅行会社は、もう少し安全を担保する旅行会社としてのプライドと責任感を持ってもらいたいと思う。

2008年6月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

405.2008年6月22日(日) 中国の悪評がヒートアップ

 「NATIONAL GEOGRAPHIC」日本語版が1995年に発刊されて以来ずっと購読している。黄色い表紙のこの月刊誌がアメリカの学校図書館には必ず備えられていて、アメリカの学校訪問のたびに生徒たちが教材の一部として参考にしているのを目の当たりにして、日本にもこんな雑誌があればいいなと思っていた。日本語版が発刊されたのを機会にすぐ購読申し込みをした。以来熱烈な愛読者である。文章も分かりやすく、写真がきれいで、紙質もいい。毎月のように付録としてついてくる地図がとりわけ役に立つ。これまでに私自身拙い意見を投稿して、3度ばかり採り上げられた。

 月刊誌で中々のボリュームもあり、すべての記事を読むことはあまりないが、5月号は表紙に「中国-崩れ出した神話」と書かれ、全文を「まるごと1冊中国大特集」と名づけ、すべて中国関連記事で埋められている。遠慮なく言えば、大体中国に対するストレートな非難記事である。

 時も時、中国があらゆる分野で話題になっているが、四川大地震のような不幸な出来事もあった。だが、チベット騒乱事件や、自由抑圧、貧富格差、環境汚染、食品偽装、スーダン・ダルフール問題、少数民族問題、等々はすべて中国自身が招いた問題である。

 昨日の朝日「天声人語」によれば、世界のホテル界で一番評判の良い旅行者は、日本人旅行者で、文句を言わず、おとなしく、部屋を汚さず、お金を落とすということらしい。その反対に、ワースト3は、中国人、インド人、フランス人の順だという。ここでも中国人は評判が悪い。

 「NATIONAL GEOGRAPHIC」5月号では、幾人かの外国人記者が中国のやや暗い側面に目を向け恥部を赤裸々に描いている。その中のひとつに、中国式資本主義の下ではどうして民主主義が育たないのかと疑問を投げかける。中国共産党がいろいろな角度から監視し、制限を加えているからである。特に、マス・メディアに対しては制約が多いという。そして、「国境なき記者団」が判定する民主化度が、何と169カ国中163位だという。どうもあまり好意的に見られていない。

 中国経済は近年急成長を遂げ、過去30年間のGDPの年平均伸び率がほぼ10%で他国にはこんな経済成長を遂げた例はない。経済的に、しかも一部の人間に恩恵を与えた形で潤ったが、教育面、モラル、格差是正、農村過疎化、少数民族問題等に多くの問題点を抱えたまま露呈した。

 偶々夜の民間テレビに桜井よし子氏、小池百合子氏らが出演して中国環境汚染の最悪のケース、癌村が話題になっていたが、「NATIONAL GEOGRAPHIC」にも癌村は大きく取り上げられている。黄河、長江の河川汚染と水量不足も相当深刻な状態である。中国も国際的にこれだけ世界の秩序を乱す元凶呼ばわりされるようになっては、誇り高い国民性ゆえ黙って引っ込んではいられまい。ならば、一度国家として国際社会へ向かって、しっかりした国家戦略と理念を打ち出し、世界の厄介者にはならないということを言動で示すべきときであろう。

2008年6月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

404.2008年6月21日(土) あの地震から1週間

 岩手・宮城内陸地震が発生して1週間が経った。現在までに死者12名、行方不明者10名の惨禍を残している。東北地方山間部を襲い、山は崩れ、道路は寸断され、川は形を変え、地形が変わってしまった。いろいろな損害も発生している。過去の地震とは少し趣きの異なるタイプの地震だった。いまも行方不明者の救出に自衛隊や警察、消防が懸命の努力を傾注している。生憎梅雨期で降雨が予想されるため、川を堰き止めて出来上がった堰止湖が溢れる恐れありと水抜きを始めた。

 いまやあの四川省大地震も日本国内では影が薄くなった。マス・メディアから現地の報告がほとんどなくなった。それどころではなくなったというのが、本音であろう。

 ところが北京オリンピックの聖火リレーは規模を縮小して細々と行われている。オリンピック開会式まで50日を切った。今日は、あのラサ(チベット省都)でチベット族と漢民族からほぼ同数の人手を使って聖火リレーを行った。中国政府も大分気を遣っているのだろうか。

 中国国内では再びオリンピック・ムードが高まっているようだが、日本国内の水泳のパンツ騒動ほど馬鹿馬鹿しい話はない。確かに結果的に英国スピード社製パンツをはいた選手は記録を伸ばし、優勝している。だが、このパンツ騒ぎは少しおかしくはないだろうか。選手よりもパンツが主役になっている。本末転倒である。確かにスピード社製のパンツには霊験新たかの一面はあるかも知れないが、報道はまるでパンツが泳いでいるような印象を受ける。いくら用具が良くてもそれを使うのはあくまで人間であり、選手である。北島選手はパンツをスピード社製に代えた途端世界記録を更新したが、その北島選手ですら腑に落ちないように「泳いでいるのはわれわれ選手」と子気味良く、パンツ騒動にうつつを抜かしているマス・メディアに皮肉なコメントを残している。

 大体近頃のマス・メディアの報道は少々無神経で、ピントもずれている。昨日付朝日夕刊の‘素粒子’は、このところ死刑執行のペースが上がったことを捉え、鳩山邦夫法相を‘死に神’と皮肉り、粛々と職務を実行していると述べていた法相を怒らせた。さすがに朝日へ抗議のメールが殺到したという。朝日も素粒子氏も不本意であり、そうと決め付けているわけではないと謝罪ともいいわけともつかぬことを言っているが、少々配慮が足りなさ過ぎるのではないか。ジャーナリストの中にも政治家や、高級官僚と同様、現場の苦労知らずが多いから、つい他人の気持ちを斟酌する思いやりが失われるのだ。

 これに関わらず、何事ももう少しよく調査、分析し確認して、信念や相手の気持ちを慮ったうえで伝えるべき正しいことを報道する気持ちになれないものだろうか。

2008年6月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

403.2008年6月20日(金) HP送信でトラブル

 一昨日福島市内に前泊していたホテルからこのブログを更新して、送信したところ画面が消えてしまった。HPに記載している項目の中でこのブログだけが消えてしまった。心配して福島から帰宅次第すぐ改めて送信したところ復活した。送信したホテルのケーブルラインが送信用ではなかったようだ。心配して高校時代の友人2人から画面が消えているのでチェックするように、丁重なアドバイスをもらった。よく見てくれているようで嬉しくなる。

 今日の図解研修は、昨日図全体を明るい配色にした方がよいとアドバイスしたが、全般的にはまずまずの作品を描いてくれた。その都度発表者にコメントを行ったが、各人が発表した「私の仕事図」は、率直に言えば評価としてはマチマチという感じである。秀作もある一方で、残念ながらひとりだけどうしても図解に対して拘りを持っている受講者がいた。自分では久恒流図解より、頑固にも自分なりに「マインドマップ」方式を信じて実践していて、「私の仕事図」もマインドマップを下敷きに描いている。従って他の受講者とはまったく異なる図が描かれる。いわゆる図解とはほど遠いものになってしまう。作品に強いこだわりを持って描くのだが、図が全般的に暗くなり、このままだといまひとつ説得力がないので、本人に敢えて欠点も指摘した。こういう素直でない?受講者が参加したのも初めてだった。

 解説時間を多くしたが、やはり演習のための時間は足りない。「私の仕事図」を制限時間内に完成できなかった人もいた。8月に今年度の2回目研修があるので、スケジュールをもう少し調整してみたい。

2008年6月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com