3233.2016年3月20日(日) 中国が「1人っ子」政策を中止

 中国の「1人っ子」政策、いわゆる人口抑制策が壁に突き当たった。実施37年で制度疲労し崩壊した。その制度を強行した1979年当時、1家庭の出生率は5人以上だった。それまで高い出生率のため、中国は人口が爆発的に増え続け、当分貧困から抜け出せないと考えた中国政府は人口抑制策を検討し始めた。それが「1人っ子」政策である。その制度のお陰で徐々に出生率が下がり始め1995年以降はついに出生率は2人を割ってしまい、人口鈍化傾向に拍車がかかったのである。こうなると「1人っ子」政策は完全に行き詰まってしまった。

 一方、わが国の人口は自然現象的に減り続けて少子高齢化社会へ突入し、昨年初めて人口総数が減少し始めて今や日本の将来像にも暗い影を投げかけている。

 「1人っ子」政策が始まって以降中国では、子どもが欲しくても生活に余裕のない夫婦が、無理してでも高い税金を支払って2人目を育てるか、出生届を出さずに闇に葬るか、選択せざるを得なかった。

 その中国政府は今年1月「1人っ子」政策を撤廃したが、その間国内では子どもを闇に葬る暗黒の影を残していた。それは2人目出産以降には罰金を科するという厳しい縛りのために、2人目以降の誕生児に科せられた罰金を支払えず、出生届けが提出されず戸籍がない「闇の子」が国内に数多く存在していた。いま制度は廃止したが、この「闇の子」をどう復活させるのかという新しい宿題を課せられることになった。

 2011年の発表では中国国内の無戸籍者は途方もない数の約1,300万人もいて、学校に通えず、医療保険などの社会保障も受けられない差別的待遇を受けている。その存在が、国内外から厳しく批判されているのが現実である。だが、一部の大都市は国の政策とは必ずしも相容れず、戸籍登録に慎重な姿勢を崩しておらず、「1人っ子」政策のひずみ解消にはまだ一定の時間がかかりそうだ。

 「1人っ子」政策を導入した中国は、2人目、3人目の子を出産した親に、年収をはるかに超える多額の罰金支払いを科してきた。地方政府は罰金と引き換えでしか戸籍を与えず、無戸籍状態の子供が大量に発生した。問題視した国は80年代から繰り返し、地方政府に「戸籍登録と罰金を関連づけるべきではない」と指示してきたが、現実には放置され、人口抑制の目標達成を重視する現場では無視され続けてきた。

 中国政府は昨年10月、「1人っ子」政策を撤廃し「2人っ子」政策に変更すると発表した。関係部局は「闇の子」の解消についても検討し、昨年12月になって共産党主要会議で、「闇の子」の戸籍登録を徹底する提言を承認した。ところが、人口が集中する北京や上海など都市部では、今も戸籍登録を求める声に当局担当者が「まだ細則が決まっていない」などと対応を拒否する事例が相次いでいるという。また、いずれ問題となるであろう3人目以降の罰金制度は存続しており、「闇の子」を生む構造は温存されている。中央政府の意向に反して、地方レベルでは相変わらず「1人っ子」意識が根強くはびこっているのである。

 しかし人口減少の実情を考えるなら金満国家・中国にとっては人口減少よりお金を注ぎ込んでも人口増加策へ軌道修正した方が長期的に見て遥かにプラスである。やはり自然に逆らった無理な法律は、いずれマイナスとなって還って来るということを、中国政府も漸く悟ったのではないだろうか。

2016年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3232.2016年3月19日(土) 心配の種、北朝鮮とブラジル

 昨日今月に入ってから北朝鮮が3度目の弾道ミサイルを日本海へ向けて発射した。国連安保理事会が厳しい制裁決議を出したばかりである。北はアメリカと韓国が合同軍事演習を行っていることに反発を強めている。アメリカ軍が特殊部隊を参加させて金正恩第1書記を狙った「斬首作戦」を試みていることに、とりわけ神経を尖らせているようだ。それにしてもいつも幼稚な威嚇で、相手を従わせようとする北の作戦はこれまでも通用していない。むしろ、国連制裁で各国からも厳しい対応を求められ、自らの首を絞めるばかりである。所詮出来損ないの世襲の頭領ではやること、なすことすべて思うように行かず、地団太を踏んでいるだけだ。こんな好い加減な国に毎度近くにドカンとミサイルを打ち込まれたのでは日本も堪ったものではない。

 さて、今年8月にはブラジルでリオ・オリンピックが開催される。オリンピック開催には巨額の投資が必要であり、発展途上国では開催する余裕なぞない。当然ブラジルはこれまで高い成長率を背景に開催するに必要な準備を備えてきた。加えて、昨年はオリンピック以上に世界中の目を奪うサッカー・ワールドカップがブラジル各地で開催された。南米初のオリンピックには、南米各国からも期待され、羨ましがれている。それが最近になって様子がおかしくなりオリンピックに黄信号が灯り始めた。その最大の要因は急激に悪化した国家経済であり、2番目には政権の汚職疑惑であり、3番目はジカ熱の大流行である。

 経済成長を成し遂げたルラ前大統領が2期8年の任期を終え、現在のルセフ大統領に政権移譲してから経済が下降し始めた。前政権末期にはアップダウンしながらも国内総生産(GDP) が爆発的に40%台の伸びを示した年もあった。それがルセラ大統領になってから景気は下る一方で、2014年にはマイナス成長となる有様でオリンピック開催が懸念されている。

 ブラジル経済は2000年以降世界的な資源ブームに乗って資源の輸出により高成長を記録したが、中国など世界経済の景気減速により資源価値も下落して、国内で高インフレ、雇用条件悪化などにより増税や社会保障削減が進められ市民生活を直撃した。その最中に大規模な汚職が露見して国民を怒らせることになった。今月13日にはブラジル全土で350万人以上が繰り出す過去最大の反政権デモが行われるほど国内は荒れた状態になっている。

 南米最大の経済大国を作り上げたルラ大統領政権支持率は、実に80%超えていたが、今やルセフ大統領への支持率は10%程度にまで下がった。

 そこへルセフ政権が火に油を注ぐ事態を招いてしまった。現状打開のためにルセフ大統領はカリスマ的人気のあるルラ前大統領を新官房長官に招き入れた。ところが、当てにしていたルラ氏が汚職事件に関与したとして家宅捜査が行われたばかりだったため、入閣は捜査逃れと見られ、裁判所はルラ氏の入閣に待ったをかける始末である。ブラジルではいま日系企業まで影響を受けて国中が混乱の最中にある。オリンピック開催まで残りあと5ヶ月である。はてさてこれからどうなることやら。北朝鮮とは別の意味でブラジルの先行きが心配である。

2016年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3231.2016年3月18日(金) 親しかった元同僚の死を惜しむ。

 一昨日元会社の同僚だった八木卯さんから、同じく同僚だった隅野成一さんが今月5日に大腸がんで亡くなられたと知らせてくれた。ショックである。

 隅野さんと八木さんの2人とはほとんど同じ時期に同じような業務に携わっていた。3人で営業と企画を代わる代わる分担していたような時期もあった。年齢もほぼ同じだったし、考え方が割合似通っていたので、何かにつけ助け合って会社を支えてきた。

 お互いに会社を辞めても1年に2度ほど食事をともにしながら気ままに話をして気持ちをリフレッシュしていた。最近は昨年8月に食事をしたが、今年1月にまた3人で食事をすることになっていた。1月に入ってから八木さんが隅野さんに連絡したところ、いま取り込んでいるのでもう少し待ってほしいという話が、そのままになっていた。そしてある若手社員から八木さんは突然訃報を受け取ったわけである。慌てて八木さんから私へ連絡があった。

 在職中隅野さんとは大きな国内請負団体の下見旅行や、団体役員さんのお付き合いで一緒に何度となく旅行した。公私とも随分深いお付き合いをしてもらった。その点では何といっても残念であるし、寂しい。

 ついては、今日会社の山岳部OB会が社員クラブで開かれ、27名ものOBとOGが出席した。今年は米寿の人が2人、喜寿が3人いてそのお祝い会の場ともなった。私も昨年喜寿に達したので祝っていただいた。最近は登山から足が遠のいてしまったが、これは左膝が支障を来したからで残念だが止むを得ない。同じく喜寿になった荒木さんは、元部員の奥さんともども来られたが、今年の年賀状に体調が良くないと書いていたように、腰と背が良くないらしく腰が曲がり両手に杖を持って何ともお気の毒な様子だった。それでも腰をかけて昔の山仲間と話し合うようになると昔の姿を彷彿させる。やはり山仲間とのざっくばらんな話し合いは、心が寛ぐのだろう。

 隅野さんが亡くなったのは、何としても寂しいことである。それだけにいつまで元気で生きられるかは分からない中で、健康管理に留意して好きなことを気ままにやってみることが、幸せなのではないかと自分自身を顧みて密かに思っている。

 隅野成一さんのご冥福を心よりお祈りしたい。      合掌

2016年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3230.2016年3月17日(木) 優勢な共和党トランプ候補を警戒

 昨日アメリカ大統領選のミニ・スーパーチューズディと呼ばれる予備選が、民主党、共和党ともに5州で行われ、これまでの優勢を民主党クリントン氏、共和党トランプ氏が更に伸ばし、このままの勢いだと両氏の優勢は揺るがずゴールへ飛び込みそうだ。

 民主党はサンダース氏がクリントン氏を追い上げているが、その差は縮まらず、4州をクリントン氏が制した。トランプ氏にしてもすでに予備選から宿敵ルビオ氏が降り、当面のライバルはクルーズ氏となっている。先週暴力騒ぎまで引き起こす事態があって悪い印象を与えたトランプ氏にとって、このミニ・スーパーチューズディは幾分不利と見られていたが、むしろ他候補を圧倒してこのまま予備選を制しそうな勢いである。

 そろそろ諸外国でも、もしこのままの戦況が続き、仮にトランプ氏が次期大統領になった場合の対策を考え出したところもある。日本政府でもどれほどの可能性と真剣味を考えたのか分からないが、対トランプ作戦を密かに検討し始めたそうだ。トランプ氏は、安保条約は日本が他国から攻撃されれば、アメリカは支援するが、仮にアメリカが攻撃されても日本は助けてくれない不平等であると日本を批判しているが、実態を知らないようだ。安保条約条文はほとんどアメリカの要請で文章化され、航空自衛隊の装備や航空機はアメリカの戦略により整備されている。加えて在日米軍の経費は日本がほとんど拠出している。日本国憲法が海外派兵を禁じていることもまったく配慮していない。そんなことも知らないで、一方的にただ日本は狡いとの日本憎し一辺倒の人物を、同盟国アメリカの大統領だからと言って彼の考え方や意見をそのまま受け入れるわけにはいかない。警戒しなければならない要注意人物である。

 実際トランプ氏が大統領に当選したら、世界中が対米政策を仕切り直しするのではないだろうか。昨日閉幕した中国全国人民代表大会(全人代)で挨拶した李克強首相は、本心はともかく誰がアメリカ大統領になっても対米政策は変わらないと述べていたが、ヨーロッパ諸国は確実にアプローチを変えてくるものと思う。

 さて、またおぞましい事件を思い出すように、シリアで行方不明のフリージャーナリスト・安田純平氏の笑顔のないネット動画像がテレビで放映された。まだ忘れもしない昨年1月に誘拐され人質として公開処刑された後藤健二さんと湯川遥菜さん事件以来まだ日も浅い。

 今また同じような残虐な事件へ発展するのだろうか。安田さんの動画公開には、イスラム教スンニ派過激派組織「ヌスラ戦線」が関与していると見られ、狙いは日本政府への身代金要求のようだ。もう救い出すことは出来ないのだろうか。心配である。

2016年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3229.2016年3月16日(水) ラグビー部後輩諸君にちょっぴり不満

 民主党と維新の会の合流に伴い、両党は新しい党名を決めるため新党名を募集していた。「民進党」と「立憲民主党」の2つの名前が挙がったが、最終的に「民進党」に決まった。「名前倒れ」とか、「名は体を表す」と言われるが、両党が「民進党」に決めたならそれで佳しとすべきだろう。

 しかし、どうも引っかかるのは新党名が台湾の「民進党」と同じだからである。尤も台湾の場合、正式名「民主進歩党」を簡略化したそうだが、それでも何となく似ていてどうもすっきりしない。しかも、今年1月の総統選挙と立法委員選挙の結果、新総統には蔡英文主席、そして蔡主席が党首を務める民進党が勝ち、政権交代によって女性党首の蔡主席と民進党が台湾の政権を担うことに決まった。今や追い風に乗った「民進党」である。その党名を拝借するような感じの新党名に思えてしようがない。

 いつももたもたしている印象の日本の民主党だが、せめて党名変更を機に政府・自民党にひと泡吹かせるくらいの行動を示してほしいものである。

 さて、今日は元旦の母校ラグビー祭から2カ月ぶりに母校を訪れ、ラグビー部顧問教師に少々お小言を言って来た。

 実は、昨年卒業したラグビー部員の些か礼儀知らずな今風の作法について注意を促してきたのである。

 率直に言えば、昨年の卒業部員、女子マネを含めて全部員22名に対して、僭越だが拙著「南太平洋の剛腕投手」を卒業のお祝いと激励の気持ちを込めて先輩の善意で贈ったつもりだった。拙著に「冒険心と行動力」という言葉をそれぞれ書き添えて、更にメッセージ用紙を添えて大封筒に収めて顧問を通して各部員の名前を記して署名して贈った。それから1年が経つが、残念ながら22名の内誰1人として受け取ったとの連絡をくれない。お礼の言葉を待っているわけではないが、22名もの若者が巣立ちに当たり先輩から好意の品を受け取っていながら、まったく連絡もしてこないことに流石に腹が立ったのだ。余計な贈答品とでも受け取られたのではないかと少々がっかりした。こんなことなら、贈ることはなかったのかも知れないと思わず考えてしまう。

 彼らに与えたA4版いっぱいのメッセージには、「本、特に大河小説を読め!」「手紙を書くくせをつけよ!」「若いうちに1人で海外へ出ろ!」「群れを組まず、1人で行動せよ!」「臨場感を養え!」「スマイルを心がけよ!」のような自分がこれまで海外で体験上会得した言葉を書き、それらが少しは彼らの成長に糧となって欲しいと願った言葉を書いたのだ。封筒には私の名前と住所も書いてある。贈った拙著には母校の特異な校史や甲子園優勝のエピソード、国体でサッカー部が優勝、ラグビー部のエピソードなども書いてあるので、興味を持ってもらえるはずだ。しかも、現校長が朝礼で拙著を推薦・紹介してくれているし、図書館には10冊程度贈呈した。

 彼らの父母も自分たちの子どもがもらった贈り物に気づかなかったのだろうか。物をもらったら、どんな物であれ、ありがとうというのがごく普通の礼儀であり、常識だと思うが、彼らはどうもそんなことは考えてもいないようだ。それでも、キャプテンか、代わりの誰かが全員に成り代わって、せめて1人でもいただいたとの連絡を寄こすくらいの配慮はして欲しかったというのが率直な気持ちである。

 1月に食事をした1年先輩で南極研究の第一人者の国立極地研究所・神沼克伊名誉博士にお話ししたら、顧問教師に事情を話すべきだと言っておられた。そんなことからわざわざ車でラグビー部の後輩でもある顧問を訪ねることになった。これは決して私の本意ではない。ただそれにしても寂しいような気持で何ともやり切れないようなすっきりしない1日だった。顧問は彼らにどういう伝え方をするだろうか。そして顧問と部員たちはどんな対応をしてくるだろうか。しばし待ちたいと思っている。

 それにしても普段から普通にお礼を言うことも、手紙を書くこともないのだろうかと考えると、彼らがこれから厳しい世の中を真っ当に渡って行けるのかどうか、考えると些か憂鬱になる。

2016年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3228.2016年3月15日(火) 北岡和義氏の新たな出発

 昨夕出席した北岡和義さんのパーティについて書いてみたい。

 正義感が強く硬骨漢の北岡さんは、これまで一筋縄では行かない多難の道を歩んできた。元読売記者、横路孝弘・元衆議院議長秘書の後、ロスアンゼルスで日本語TVを起ち上げ、帰国後は日大三島で教職に携わる傍ら、同じ記者仲間の毎日新聞西山太吉さんの外務省機密漏えい事件の支援者として小中陽太郎さんらとともに西山さんを支えて、見事西山さんの無念を晴らし勝訴を勝ち得た。

 実は先月案内状をいただいた時は、そこに「現役引退記念激励パーティ」と書いてあった。普通はジャーナリストに引退なんてあるわけがないし、北岡さんの性格を知っているだけにそんな筈はないと思っていた私は、返信に「本当に引退ですか?~都合により一時引退と考えている」と書いた。それに昨年日本ペンクラブ理事に推薦されたばかりで、これからペンの改革のためにひと踏ん張りしてもらわなければならず、やるべき仕事はたっぷりある。

 会場受付で北岡さんと顔を合わせた瞬間、本当に引退するのかと彼にぶつけてみた。すると北岡さんは行灯の文字を指差した。そこには何と「日大教員退職記念パーティ」と書いてあった。いつの間にか会の名前と主旨が変わっていた。やはりそうだったのだ。そうだろうとは思っていた。彼がジャーナリストから身を引く筈はなく、日大三島にある国際関係学部特任教授の職を辞めるのだ。取り敢えずホットした。かつて1度だけ彼の依頼により三島で講義をしたことがある。

 しかし、少々悪気が過ぎる。それにしても北岡さんの広い人脈には驚いた。今日はメディア関係者を主に約150名の人々が彼を激励に駆け付けた。

 田原総一朗氏のショートスピーチを皮切りに、横路元衆院議長、江田五月氏、内田忠男氏、小中陽太郎氏ら多士済々だった。その中で私にとって若い頃から憧れだった元朝日の冒険ライター・本多勝一氏にお会い出来て話をすることが出来たことは感激だった。本多氏の書を何冊読んだか。エスキモー、ニューギニア、アラビアの未開地への紀行書、特に「戦場の村」などのベトナム関連書には強い影響を受けた。そしてどれほど未知の土地への好奇心を呼び起こされたか。今年84歳の氏に会えていろいろな思いが込み上げてきた。でもあの会場に正ちゃん帽、セーター、長靴スタイルはいかにも不似合で、それでいていかにも個性的な本多さんらしい。

 他にも軍事評論家の小川和久さんとは出版記念会にご出席していただいて以来の再会だった。いま小川さんが著した文春新書「日本人が知らない集団的自衛権」を読んでいるが、感想を語り合いながら、自衛隊の海外における行動について専門家の立場から話を伺った。そこには同じ軍事評論家の前田哲男氏もおられたが、小川さんのロジカルな持論は他の追随を許さないほどだ。

 ともかく北岡和義氏のこれからの活躍を心より祈念して止まない。

2016年3月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3227.2016年3月14日(月) 難しいマラソン選手の選考

 昨日リオ・オリンピック女子マラソンの日本代表選手を選考するレースのひとつである、名古屋ウィメンズマラソンが行われ、日本選手でトップだったレース2位の田中智美選手が有力となった。すでに昨年の世界選手権で日本人選手トップとなり大会7位入賞の伊藤舞選手はルールにより決定しており、残り2人の候補に先月開催の大阪国際女子マラソンで優勝した福士加代子選手と昨日活躍した田中選手が有望と見られている。

 今回の選手選考は当初から選考基準が分かりにくくいくつか問題点が指摘されていた。オリンピック開催前年の世界選手権で日本人トップにして、8位以内入賞の条件の他に、国内3つの選考レースがあり、それぞれ季節や天候などの条件が異なるレースの走行記録を同条件に計算して最も優れた選手を選ぶのだから難しい。

 中でも大阪国際で福士選手が走った優勝記録が最高だったが、陸連はすぐに内定を出さず、当初福士は昨日の名古屋にもエントリーする予定だった。流石に健康上の問題が指摘され、陸連が福士に辞退を促すほどだった。今朝の新聞によれば、すでに決定した伊藤選手はともかく、選考レースの実績から見て福士と田中選手に決まるだろうとのコメントが載っていた。

 他の一発勝負のレースに比べてマラソンの選手選出は中々難しい。アメリカのように選手決定レースと銘打ち、一発で決めればことは簡単であるが、マラソンばかりはひとつのレースに集中してかける時間は並のものではないようだ。自然条件に合わせて自分の体調をそれにフィットするように仕上げていくとすると、機会を失しるし、敗者復活のチャンスもない。

 漸くこれで17日に代表3選手が決定するようだが、これに懲りて4年後の東京大会では誰もが納得の行く選考は出来るだろうか。

 さて、9日付本稿9日に取り上げた「皇室典範は女性蔑視か」について、今日の参院予算委員会で、安倍首相が国連の女性差別撤廃委員会の最終見解案に、男系男子の皇位継承を定めた皇室典範が「女性差別に当たる」と見直しを求める記述があった問題について「委員会が皇室典範を取り上げることは全く適当ではない」と述べ、同委を強く非難した。そのうえで対外的な情報発信を強化する考えを示した。

 皇室典範についての記述は、政府の抗議で最終見解では削除されたが、首相は「国民の支持を得て今日に至っており、女性に対する差別を目的としていないのは明らかだ」と指摘。「今回のような事案が2度と発生しないよう、また我が国の歴史や文化について正しい認識を持つよう、国連及び各種委員会にあらゆる機会を捉えて働きかけたい」と述べた。

 この国連女子差別撤廃委員会の指摘は、疑問だと思っていたが、やはり保守主義者の安倍首相にとっては、皇室典範の実態をよく知らない外国人委員がやり玉に挙げたことに憤懣やるかたなかったのではないかと思う。 

 今夕ジャーナリスト・北岡和義さんの「現役引退記念激励パーティ」が神保町の学士会館で開かれた。激励に出かけたが、パーティ、そして2次会でも盛り上がって帰りが遅くなったので、報告は明日書くことにする。

2016年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3226.2016年3月13日(日) 天皇・皇后両陛下ご臨席のクラシック鑑賞へ

 一昨日は東日本大震災発生5年目の1日だった。震災発生後の5月に初めて震災地の復興と被災者を支援するクラシック・チャリティコンサートが新宿の東京オペラシティで行われた。爾来毎年3月11日前後にこのチャリティコンサートが開催されている。第6回目の今年は、今日午後同じ東京オペラシティで開催された。

今日のコンサートに当たっては、予め事前に妻が入場券を予約していたので、車で会場のコンサートホールへ出かけた。コンサートの正式名は「東日本大震災復興支援 チャリティ コンサート」と名付けられ「クラシック・エイドVol.6」と副題が掲げられていた。

プログラムを見て著名なオペラ歌手や楽器演奏者に胸の高まるような期待をしていた。幸い前から2列目の座席に妻と並んで座っていた。1部と2部に分かれていたが、驚いたことに2部開演の直前になって後部座席の方からざわざわした物音がして、聴衆が立ち上がったので振り向いたところ2階中央最前部席に、何と天皇・皇后両陛下が着席されようとしておられた。両陛下とも手を挙げ聴衆の拍手にお応えになっておられた。場内放送は特になく、出演者も特別両陛下に対する言葉もなく、ごく自然に次々とパフォーマンスは続けられた。

第1部は渡辺一正(以下敬称略)のチェンバロによる指揮、とヴァイオリンのアンサンブルによるバッハの協奏曲、金子三勇士と中野翔太のピアノ合奏による「ジュピター」演奏、そして第1部の終わりに昨年総理大臣賞を受賞した県立郡山高校合唱部が混声合唱を披露してくれた。

  第2部では、ソプラノの森麻季、メゾ・ソプラノの林美智子、テノールの錦織健が迫力満点に自慢ののどを聞かせてくれた。もうひとり期待していたのは、「左手のピアニスト」館野泉のピアノ独奏だった。残念だったのは、座席が正面に向かって右側だったので、左手で鍵盤を叩くシーンを見ることが出来なかったことだ。他にピアニストとして著名な横山幸雄、山岸茂人ら多彩な音楽家が名曲を奏でてくれ2時間半に亘ってたっぷり一流のパフォーマンスを楽しませてもらった。最後に森麻季と郡山高校生が震災支援歌「花は咲く」を唄った後、アンコールに応えるように出演者全員と会場が一体となって「故郷」の大合唱となり幕を下ろした。

 天皇・皇后両陛下も堅苦しい公式行事とは異なり、お好きなクラシックを幾分かはエンジョイされたのではないかと思う。終演後聴衆の拍手の中を手を挙げて会場を立ち去られた。

 楽しいコンサートだった。光栄にも両陛下と同じホールで同じクラシックを耳にすることが出来たことは良い思い出になった。

 偶々今月のNPO法人「JAPAN NOW観光情報協会」紙のコラム欄に、1964年1月箱根スケート国体開会式にご出席されるため当時皇太子・同妃殿下であった両陛下がロマンスカーで箱根へ向かわれたが、その時玉川学園前駅1号踏切で周辺警戒のため臨時に踏切番に狩り出された思い出話を寄稿したところだが、両陛下に格別身近な印象を持ったのはそれ以来である。

 妻ともどもすっかり好い気分になって、そのまま近くのハイアット・リージェンシー東京で贅沢なディナーを済ませて鼻歌混じりでご帰還となった。今日は久しぶりにクラシック音楽を両陛下とともに素晴らしい雰囲気の中で堪能する幸運に恵まれた。今夜はきっと良い夢を見られるだろう。

2016年3月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3225.2016年3月12日(土) スポーツ界の無秩序と闇

 つい先日プロ野球・読売巨人軍の高木京介投手が野球賭博を行っていた容疑で、昨日巨人軍は高木投手をプロ野球コミッショナーに告発した。またかというのが率直な気持ちである。昨年10月3人の投手が野球賭博をやっていたことを告白して無期限出場禁止になり、球界から去って行ったばかりである。これで、球団のボス、渡辺恒雄最高顧問と球団オーナー、球団社長ら3人が責任を取って辞任することになった。友人の滝鼻くんは数年前に球団オーナーを辞めていたので、良かったと思う。それにしてもどうしてこのようなスキャンダルが球界の盟主とされる巨人軍だけに起こるのか。

 これはロシア陸上界の禁止薬物使用のドーピングに似ているところもある。まだ、最終的な結論は出ていないが、下手をするとロシア陸上チームは、今夏開催されるリオ・オリンピックに出場出来なくなる可能性がある。かねてよりロシアでは陸上界ぐるみの薬物使用が噂に上っていたが、内部では薬物使用を止めるべきコーチまでが強制的に選手に使用を勧めていたというから国ぐるみ、陸上チームぐるみで確信的にドーピングを行っていたと見られても抗弁出来まい。リオ・オリンピック出場の可否は今月中にはっきりする。

 他にもロシアのスポーツ界の病根とも言える事象が明らかにされた。世界反ドーピング機関(WADA)からテニス界の女王マリア・シャラポワ選手が1月の全豪オープン後のドーピング検査で陽性反応が出たと発表された。現在シャラポワ選手は暫定的に出場停止処分を受けているが、彼女が過去10年間服用していた薬物「メルドニウム」が今年1月からWADAの禁止薬品にリスト・アップされた。彼女はそれに気づかなかったと言っている。軽率ではあるが、それほど悪意のあるものではなかったように思え、同情の声も聞かれる。しかし、考えてみれば薬を服用するのは選手個人の判断であり、責任である。いくら医者が調合し大丈夫だと言っても、国際テニス連盟から危険薬物のリストが公表されたにも拘わらず、それに目もくれなかったというのは、選手としてはちょっと無神経で、軽率だったと言わざるを得ない。

 今やシャラポワ選手は世界女子スポーツ界では、最も賞金を稼ぐ選手と言われ、美人でCMにも引っ張りだこだったために甘やかされ、つい油断があったのかも知れない。それにしても家族やマネージャーら周囲が誰も彼女が服用する薬物に注意を払わなかったのだろうか。この辺りはロシア・スポーツ界の無秩序な空気と闇のせいであろうか。

 読売巨人軍にしても、シャラポワ選手にしても無警戒であり、お粗末である。スキャンダルが明らかになった以上しっかり再調査、身辺整理をして、正すべきは正した後堂々と太陽の下でプレイして欲しいものである。

2016年3月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3224.2016年3月11日(金) 東日本大震災から5年

 あの惨い東日本大震災から今日でちょうど5年が経過した。各地で犠牲者を悼む追悼式が行われた。都内で開かれた政府主催の追悼式典では、天皇、安倍首相が追悼の式辞を述べられた。死者、行方不明者合わせて2万人を超える犠牲者である。このところ連日のように、各被災地の当日の様子や、その後の復興具合、家族を失った悲しみの遺族の様子、街の現状、等々についていろいろな角度からドキュメント風に伝えている。今日は朝から夜遅くまでスタジオから、現地から生放送で生々しい当時の様子を伝えている。改めて震災の恐ろしさ、自然の驚異を思い知らされる。

 5年前までわれわれは地震、津波の恐ろしさについて、あまり真剣に考えていなかったのではないかと思う。そのため地震への備えが、必ずしも充分ではなかったのではないだろうか。被災者は口を揃えて、日頃から地震が起きたらどうすべきかということを常に考えておくべきだと言っている。確かにそうだと思うが、そうは思えども恐怖を身近に感じないと備えをするという心境には中々ならないものだ。

 気の毒なのは、まだ遺体が見つからず行方不明になっている人たちの家族である。再起への力が湧いてこないと半分諦め、その一方で、今もなお、もしやどこかに生きているのではないかと一縷の望みをかけている遺族もいる。行方不明者の数は、3千名近い。

被災地はどこもまだまだ復興途上にある。1日も早く街が復興し、遺族の人たちが立ち直られるよう願っている。

 さて、今日は麹町の日本海事センタービルで、NPO法人JAPAN NOW観光情報協会の観光セミナーに出席した後、理事会に出席した。観光セミナーは副理事長・JR東海相談役の須田寛氏が講師を務め、「『駅名』と『列車名』を考える」と題して、専門的な立場からユーモア溢れる話をされた。

 その後理事会が開かれ、5月の総会に向けて、今年度の決算案と来年度予算案について議論した。その後にJN協会の今後の行き方が話し合われた中で、「城と観光」をテーマにフォーラムの開催について提案と検討がなされた。今や歴史ものブームが地域に観光客を呼び込むひとつの流れになりつつある。幸い大河ドラマ「真田丸」高視聴率の影響を受けて戦国武士が注目されている。そこで、JN協会員である長宗我部家17代目当主・長宗我部友親氏と甲斐武田家16代目当主・武田邦信氏に対談してもらい、それにオプションを付けて浅井長政が城主だった滋賀県長浜市フォーラムを開催してみてはどうだろうかと提案が出され、前向きに検討することになった。

2016年3月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com