3034.2015年9月3日(木) 今日はマヤ暦「地球滅亡の日」

 今日は陰陽道でいう「先負」であり、今年は訴訟とか、揉めごとに悪い日とされている。昭和20年の昨9月2日はミズーリー号艦上で日本の重光葵外相が降伏文書に署名して、日本の敗戦が諸外国から受け入れられた画期的な日である。爾来この3日を終戦記念日と捉えている国が多い。その中で中国は今日記念式典と、毎年10月1日の国慶節に行っていた抗日戦争勝利の軍事パレードを今年は過去最大規模で行った。

 記念式典には、欧米先進諸国の首脳が揃って欠席した中で、ロシア、韓国など23カ国の首脳が出席した。早くから今日のパレードのため厳重な警戒態勢が取られ、天安門広場周辺の企業は一時的に業務停止状態を余儀なくされた。かつての権力者で今や牙を抜かれた江沢民・元国家主席、胡錦濤・前国家主席を従えたような配置で演説した習近平・国家主席は、自信たっぷりに侵略を受けた歴史からの決別と、平和的な台頭を目指す中国の立場を強調し、兵力を30万人削減すると述べた。ただ昨今の中国は口で平和を叫ぶより、南シナ海の海洋進出を止めるべきだし、今日のパレードでも空母を目標とする弾道ミサイルや最新兵器などの軍事力をこれ見よがしに見せつけるようでは、どこまで信用出来るだろうか。兵力の削減にしても期限を公表すべきで現状では説得力がない。

 私も今年に限って今日9月3日に格別の拘りがある。実は「JAPAN NOW観光情報協会」定期機関誌5月号コラム蘭に古代マヤ文明の予言にあやかって9月3日を「地球滅亡の日」と書いたコラムを寄稿した。私が思いついた地球滅亡の日ではなく、あくまでマヤ暦に基づいたひとつの仮説である。マヤ暦によると、現代の第5太陽期は紀元前3113年に始まり、終末はその5135年後に訪れ、本年9月3日とされた。だが、当初は2012年12月21日が「地球滅亡の日」とされ、当時科学雑誌などでも話題となり、関心を呼んでいたが、何事も起こらなかった。そんな筈はないと意気込んだマヤ文明研究者が精査したところ、その5000年間の閏日が落ちていたことが判明し、改めて閏日を加えて計算し直した結果、地球滅亡は3年後の今日9月3日に修正されたのである。しかし、メディアでは3年前にあれほど熱気があった「地球滅亡の日」が今年はメディアでまるで話題になることもない。メディア側にはもう騙されないぞとの意趣返しのような気持ちがあるのだろうか。

 いずれにせよ世間は平静であるが、それでも今晩0時まではマヤ暦による地球滅亡の可能性を秘めている。明朝このまま地球が破壊され、私も目を覚ますことがなければマヤの神の予言通り終末を迎えたということになる。明日私はこの世に存在しているだろうか。

2015年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com