3205.2016年2月21日(日) 白熱の米大統領予備選を横目に劣化した日本の政局

 アメリカ大統領選サウス・カロライナ州予備選で、共和党は毒舌家のドナルド・トランプ氏が勝利を収めた。一方ネバダ州で行われた民主党党員集会では、クリントン前国務長官がサンダース上院議員を抑えて、トランプ、クリントン両氏とも2勝1敗となり選挙戦を一歩リードした。

 それにしても当初は泡沫候補と考えられていたトランプ氏が3戦2勝とは、聊か意外である。普通は駆け引きするとか、言ってはいけないことを巧みにはぐらかす戦術を練るものだが、トランプ氏の場合はストレートに言いたい放題で、それが支持層に受けるというのが理解しにくい。その根っこには、口先だけではなく実行力があるという評価と、支持層の間に不法移民に対する不満があるということのようだ。加えて多くの党内立候補者が林立していてトランプ氏以外の立候補者に対する支持がまとまりきれていないことが効いているようだ。今日その一人であるブッシュ家のジェブ・ブッシュ前フロリダ州知事が選挙戦から撤退を表明した。

 これからどういう道筋を辿って最終的にアメリカ大統領を選出することになるのか、極めて不透明であるが、あくの強さとアメリカ人らしからぬ差別を主張するトランプ氏には、大統領になってもらいたくないものである。

 一方国内に目を向ければ、政局は大臣や議員の脱線発言や、議員の不倫等、政治家にとって芳しくない事象ばかり目につくが、それでも呑気なものである。

 今日突然のように話題となったのは、プロ野球チーム数を4球団増やしてセ・パ両リーグとも8球団ずつに増やす案である。これを政府としても後押しするという。その発想の源は、地方創生について捗々しいアイディアが思うように生まれず、プロ野球本拠地がない北陸、四国、沖縄辺りにフランチャイズを置く球団が誕生すれば、地方の活性化につながるという声を受けたようである。

 どこまで実現性があるのか分からないが、政治家がこんなことを本気で考えること自体おかしいと思う。

 先日も老人ホームの上層階からホームの職員が3人の高齢者を投げ落とし死亡させた容疑で逮捕されたが、職員は給料も安く仕事もきつくストレスも溜まり、全体的に待遇を良くする必要は依然から言われていたことである。この根本的解決のためには、国がもっと福祉のための予算を増額しないといけない。こんな中で出来の悪い国会議員の数が多過ぎる。議員を減らし議員歳費を削減すれば、福祉予算へ回すことが出来る。

 2012年国会で、当時の野田首相と自民党総裁だった安倍現首相との間で交わされた議員定数削減の約束はどうなったのか。2人は一昨日も同じ論争を交わしていたが、本気で議員数を減らす気持ちはあるのだろうか。

2016年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3204.2016年2月20日(土) トランプ氏、ローマ教皇とも衝突

 アメリカ大統領予備選で過激発言を繰り返している共和党候補者ドナルド・トランプ氏が、こともあろうにカトリック教会総本山ヴァチカンの最高指導者ローマ教皇の言葉にイチャモンをつけた。きっかけはトランプ氏がメキシコからの移民防止のためにアメリカ・メキシコ国境に、メキシコの費用で塀を作ると言ったことに対して、教皇が橋を架けるのではなく、塀を作って交流を断ち切るというのはキリスト教徒ではないと、クリスチャンであるトランプ氏をやんわりと非難したことである。普段宗教界の大立者が、俗界の出来事に首を突っ込んで他人をとやかく非難することはあまりない。よほどトランプ氏のイスラム系難民受け入れ拒否の発言に腹を据えかねたかのような警告である。だが、常人とはかけ離れた常識を有するトランプ氏は即座に反応した。トランプ氏も只者ではない。「もしヴァチカンがISに攻撃されれば、トランプがアメリカ大統領になっていれば良かったと言うだろう」と言葉を返した。

 それが予備選指名争いの第3戦を迎えた今日になって一気にトーンダウンした。「教皇と争いたくない」と釈明したのである。そのうえ教皇を尊敬しているとまで話した。カトリック教徒を敵に回すことは自らの陣営にとって明らかに不利だと考え教皇との論争を避けようと考えたのであろう。

 それにしてもトランプ氏はいつまで過激な発言を繰り返すつもりだろう。

 冷静に考えてこれだけ過激というより、非常識な発言をする候補者が、依然として共和党内で最有力候補者の道を歩んでいることは不思議なくらいである。なぜ非常識候補者がトップランナーになり得るのか。アメリカ人は民主主義国家の一員として、多くの意見を広範に取り入れ、フェアに事を決する人たちである。それが、今回の共和党の予備選挙の様子を仄聞するに、必ずしもそうとは考えられない。はしなくもアメリカ人の知られざる一面を知ったとの思いとともに、それはアメリカ国内なら他国民にとっては、さほど気にすることではないかも知れないが、国際社会で強引なトランプ的思考と手段がトラブルの火種になるのではないかと心配になる。

2016年2月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3203.2016年2月19日(金) 論理性に欠ける弁護士議員

 2日ばかり前から、夜中に喉の渇きを覚えたり、鼻を頻繁にかむようになった。熱はないが、ちょっと気になったのでかかりつけの森内科で診てもらった。喉が少し腫れているが心配するほどのことはないとのことで風邪薬をいただいて来た。今年の正月以来、2度目の風邪である。年齢を重ねて来ているとは言え、随分身体の抵抗力が落ちてきたなと情けなく思っている。

 まだまだこれからやるべきことは沢山ある。結局健康の自己管理をきちんとやったうえでマイペースを貫くことだろう。

 さて、一昨日参議院憲法委員会で呆れた暴論を述べた自民党・丸山和也議員が、野党の厳しい批判に晒され,更に議員辞職勧告決議案が出されたことに対して、「看過出来ない」「人種差別の意図はない」「正直言って呆れている。人種差別を乗り越えたアメリカは素晴らしいということが批判されるのは不条理」と一部表現を削除し謝罪しながらも、辞職の気持ちは毛頭なく、却って開き直っている。丸山議員の発言には、自民党内でも「どう考えても正当化出来ない」と批判的な声が多い。野田毅・前税調会長は「党の除名処分に値する。日本の政治家にあるまじき発言だ」と手厳しい。漆原良夫・公明党中央幹事会長も「綸言汗のごとし。撤回すれば良いという問題ではない」と苦言を呈している。

 丸山議員が発言した論旨は、「アメリカは奴隷だった黒人が大統領になっている」ということである。これはどうあっても人種差別であり、どうして人権を擁護すべき弁護士ともあろうものが、このような軽薄な発言をするのか。議員辞職は否定したようだが、このまま議員を続けられたのでは、いつまた同じような差別発言、行動に走るのか分からない。

 アメリカ国内は今大統領予備選の最中で、日本の非常識議員を攻撃する余裕はないが、この発言を知ったら怒りはヒートアップすることだろう。どうして人種差別を乗り越えたアメリカは素晴らしいというアピールが、黒人大統領は奴隷だという短絡的な発想から生まれるのか。こんな論理の構築も出来ない人物が、果たして今後国政を担っていけるのだろうか。相変わらず程度の低い国会議員が目についてしょうがない。

2016年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3202.2016年2月18日(木) 中東のテロ化と南シナ海軍事化の行方

 昨日、今日と寒い中でもちょっと寒さが和らいだ瞬間があったせいだろうか、庭の梅が開花した。急に白梅が花盛りとなったが、不思議にも紅梅は蕾のままである。これも花鳥風月をテーマとする日本文化の美と思い、紅白梅が揃い踏みするのをしばし待つとしよう。

 さて、またまたトルコの首都アンカラで爆発があった。アンカラでは、昨年10月にも連続爆発事件があり、100名以上が死亡した。クルド人系非合法組織のテロ行為と見られている。クルド人に対するトルコの仕打ちへの報復と見られているが、近日はっきりするだろう。中東においてはISや難民問題が過熱しているが、アジアでも火がつきそうな状況になって油断ならない事態を招来する恐れがある。

 南シナ海の西沙諸島と南沙諸島が少しずつ難しい事態になりかけている。最近中国が南シナ海の南沙諸島に、地上から航空機を狙う複数の対空機関砲を配備していることが分かった。西沙諸島にも地対空ミサイルを配備したことも判明した。それらの島々はベトナムやフィリピン、台湾との間で領有権争いの最中にある。中国によるこれらの島々における軍事拠点化には、日米をはじめ関係諸国から強い非難を浴びている。しかし、中国は王毅外相が、ミサイル配備については直接の言及を避けながらも、「必要な防衛施設を配備したことは自衛権の行使だ」といつもと同じ身勝手な言い分を述べた。毎度中国の主張を聞いていると、何と身勝手な言い分かと思う。資源豊富な海底に近い公海に勝手に埋め立て工事で人工島を造営し、古来よりわが国の領土だったと繰り返し公言する図太さには呆れるばかりである。

 中国お得意の「古来からわが国の領土・領海」との妄言は、どうして生まれてくるのか。こうして周辺諸国とトラブルを引き起こし、恫喝して自己主張を押し通す。アジアの平和を壊しているのは、この中国の覇権主義と身勝手ではないだろうか。

2016年2月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3201.2016年2月17日(水) 確定申告を済ませる。

 勇ましく育児休暇を取ると言って周囲を驚かせた若手衆議院議員・宮崎謙介氏が、一夜明ければ国会議員を辞めることになった。国会議員の育児休暇には自民党内でもいろいろ異論があったほどその言動はユニークだった。その一方で、少子化社会の今日、女性の負担を軽減するとして評価する声も強かった。それが、こともあろうに夫人が出産で入院中に他の女性と不倫行為をしていたことが明らかになり、真面目な話が一転して下衆っぽい話題になってしまった。それをテレビでは各局とも微に入り細に入って経緯と事実関係を伝えていた。宮崎前議員には身から出た錆とは申せ、強い逆風が吹いている。自民党の公募制によって国会議員になった人であるが、派手なスタンドプレイと華やかな女性関係が、公募制への疑問まで呈する結果となった。党本部としてもまさか女性関係のプライバシーまでは予測出来なかっただろうが、偶々この議員は本質的に少々常軌を逸するような人物だったということだろう。

 それにしてもお粗末の限りである。最近でも失言で発言を撤回したり、地名を読めなかったり、レベルの低い大臣がうようよいる。今日も丸山和也・参議院議員が憲法審査会でアメリカでは黒人が大統領になっており、奴隷である黒人が大統領になるなんて考えもしないなどとオバマ大統領とアメリカ人を侮蔑するような軽薄な発言をした。これでも人権を擁護すべき弁護士である。これだから、政治家には高度で常識的なことはとても期待出来ない。まあ政治家なんて真面目に国家、国民のことを考えている誠実な人物は少ないことは分かり切ってはいるが、それにしても酷いものである。

 さて、今日やっと昨年分の確定申告書を税務署へ提出してホッとしたところである。必要な資料を揃えて、指定の申告書の書き込みを手伝ってもらうために玉川青色申告会事務所へ出かけた。2時間待って漸く相談に乗ってもらい、30分間でチェックと書類書き込み作業をやってくれた。その後事務所の裏の玉川税務署へ書類を提出して、1年間でも煩わしい作業のひとつである確定申告手続きを済ますことが出来た。まずは、自分自身にご苦労さまと言ってやりたい。

2016年2月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3200.2016年2月16日(火) テレビ東京と日経新聞社に書状送付

 東京湘南有志会という会がある。湘南高校卒業生で基本的に都内に居住するか、勤務していることが条件である。会社の先輩役員に誘われ、20年ばかり昔に会員になって以来毎年出席している。元々発起人が森ビルのオーナーで、名経営者として3年ほど前他界された森稔氏だったので、毎度会場は都心の最高級ビル、アーク森ビル・イーストウィング37階展望テラスである。ここから眺める東京の夜景が素晴らしい。夜空に塵やごみがまったく見られない。これが大都会の望ましい夜景だと思う。今日の出席者は30名で例年に比べてやや少ない。

 同期生は女性の林さんだけだった。彼女は合唱部に属していたが、今では絵本を描いている。一度お会いしたことがあるご主人が亡くなられて7年になるという。しかし、他の出席者はものすごい経歴の方ばかりである。弁護士が4人、元事務次官が2人、医師が2人、その他財界の役員ら錚々たる人たちである。年齢の壁を乗り越えて同窓生と親しく話し合えるのが、この会のメリットである。来年の再会も楽しみにしている。

 さて、相変わらずバトル中のテレビ東京から先月末以来一向に連絡がない。私が社長宛に質問した回答は未だに無視されたまま返って来ない。昨夜ペンクラブ例会、2次会、3次会を終えて遅くなった帰りのタクシー内で、NHKでもディレクターとして活躍された小中陽太郎さんから、テレビ局はまず回答を寄こさないよと言っておられたが、テレビ東京のスタンスはそうかも知れないが、親会社の日経新聞にその理不尽を訴えるとお話しした。それなら対応は変わるかも知れないと小中さんが言われたので、今日テレビ東京社長、及びプロデューサーに加えて、日経新聞社長と11名の役員にテレビ東京が質問にまったく応えない理不尽さを書き綴った手紙を送ったところである。果たして不遜なテレビ東京はどういう対応を示すだろうか。

2016年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3199.2016年2月15日(月) 日本ペンクラブの今後が気がかり

 一昨日、昨日とは打って変わって冬の寒さに逆戻りした。庭の梅も蕾がほころび、今朝は鶯もやって来た。2月らしい風情ある日本の景色だと思う。

 寒い中を日本ペンクラブ例会出席のため神田神保町の如水会館へ出かけた。浅田次郎会長がインフルエンザに罹って冒頭の挨拶は代わりに下重暁子副会長が行った。ご自分の近著「家族という病」が好評のせいか、著書の宣伝がてら家族間のいさかい、特に近年増えてきた家族間の殺人事件などについて話された。久しぶりに顔を合わせた会員もいて話が弾んだ。副会長の西木正明さんから、元鎌倉市長の故竹内謙さんの墓参りに行きたいと相談を受けたので、湘南ラグビー部で竹内さんと同期生の入野さんと連絡を取り、それを西木さんへ連絡することにした。上智大名誉教授でもあるディーケン先生には久しぶりにお会いしたので、様子を尋ねてみると心臓発作でしばら休んでいたという。スリランカのお坊さん、ソーマシリさんもしばらくぶりだった。母国に帰郷していたという。

 終えてから予定通り、近くの学士会館で小中グループの2次会を行い、理事4名を含めて20数名が報告と自己紹介を行った。理事の話を聞いているとどうもペンの今後が心配になってくる。事務局が偏に組織、団体の運営方法知らなさ過ぎるように思える。国際ペンとの関係についても少々相手のペースに合わせ過ぎているように思える。これでは財政的に厳しくなるのではないかと思う。

 その後神保町駅周辺の「なにわ」で3次会を済ませて解散。帰宅したら真夜中に近かった。

2016年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3198.2016年2月14日(日) 財政再建中に特例で減税

 立春が過ぎ、昨日の都内の気温は21.8℃まで上がって4月並みの暖かさだった。暑いなと思っていたところ今日は更に上昇し、23℃を記録した。久しぶりに駒沢公園までウォーキングしたが、シャツ1枚でジョギングしている人や半袖姿の人も多かった。しかし、どうも陽気が不安定である。明日からは再び冷え込むようだ。

 ところで、今鎌倉大仏が修理中というより大掃除中のようだが、大仏内部の積年の汚れを除去している。作業に携わった人の話では、改めて鎌倉時代の鋳造師の技術力の高さが垣間見られるという。その中でチューインガムがこすりつけられていたことが気になったという。その他には落書きが多く見られたというのはありそうな話だが、仏さまである大仏の身体内部に異物をこすりつけたり、落書きをするとは罰当たりも甚だしい。半世紀前のような本格的な解体修理工事ではなく、垢落としの清掃なので、3か月程度の閉鎖であるが、いずれ内部を見学出来るようになったら、高校時代に覗いたことがあるが、もう一度覗いてみたいと思っている。

 さて、企業に対する租税特別措置に基づく政策減税という特例にそれほど注意を払うことがなかったが、今朝の朝日新聞によるとその減税額は年々増えて、実にその減税額は2014年度で1兆2千億円だというから驚く。これはあくまで特例であり、それが1兆円超というから今後はしかと監視する必要がありそうだ。

 そもそも研究開発投資に対する減税で、中小企業にはまず恩恵は考えられない。実際その恩恵を受けた企業の6割が資本金100億円以上の企業だったことからも窺うことが出来る。これにより国が得るべき税収が減ることになる。その一方で政府は安定的にこれら企業から資金の提供を受ける機会が増えるわけであり、政府と財界の結びつきは一層強まると考えられる。

 少々気がかりなのは、いつも歳出が増えるたびに緊張感がなく、何とかなるとあまり深刻に考えることをしない人が増えることであり、以前から心配されている財政再建が一向に進まないことである。先に決まった貧しいお年寄りに一人3万円のバラマキ支給がいい例である。この政策減税にしても財政再建のアイディアとして還流することが考えられなら、ツケを将来世代に残すことにならないのだが、政治家と彼らとグルになっている官僚がこの国を牛耳っている限り所詮財政再建は夢物語だろうか。

2016年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3197.2016年2月13日(土) カトリック教会とロシア正教会が仲直りか。

 先日話題にはなっていたが、俄かには信じがたかったのは、フランシスコ・ローマ法王とロシア正教最高位のキリル総主教が、昨日キューバの首都ハバナで会談したことである。カトリックが東方正教会のトップ同士が会って話し合うのは、実に分裂した1054年以来の大事件である。我が国では平安時代のことである。

 イスラム過激派が台頭する中東でのキリスト教徒の保護で結束するため、対立から融和へ一歩踏み出すため会談が行われたと言われているが、額面通りに受け取れない側面もある。1千年以上の対立と空白を経て両首脳が顔を合わせたというには、どのくらいの会談時間だったのか明らかにされていないうえに、会った場所がキリル総主教のキューバ訪問とローマ法王のメキシコ訪問の合間にハバナ国際空港という場違いな場所だったというのが少々異常である。国賓級の大物同士の会談には事前に綿密な計画を立て、じっくり時間を取るのが通常だと思う。どうもそこにはシリア内戦問題で、欧米諸国の不興を買っているロシアのプーチン大統領の差し金があるとの影の声もある。憶測すると、千年の空白を経て大事な課題について話し合うには聊か片手間でこっそりとの印象が拭えない。

 今や世界でイスラム教のシーア派とスンニ派の激しい抗争が世界中から危険視されているが、キリスト教内には武力で対立するような事態は、現時点ではあまり考えられない。しかし、表面的には表れなくても日常生活や実際の宗教活動において微妙な違いがあることは、海外でしばしば行き当たる。その点では、日本人のほとんどが仏教徒で大きな宗教対立が見られないことは、日本人としてホッとするところだ。

2016年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3196.2016年2月12日(金) 世界的経済不況の前触れか。

 世界的に景気が悪いのだろうか、各国の株式市場は軒並み下落している。東京証券市場の株価は今日も下がり、日経平均株価は何と760円も下がった。実にこの営業3日間で2千円を超える日経平均株価が下落した。ある一部上場企業の少額の保有株式も、この3日間で1株当たり130円も下落して、落胆するやら呆気にとられている。

 株式市況が振るわないのは、いくつかの原因があるようだが、①アメリカ連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が追加利上げを見送ると示唆し、アメリカの景気がまだ回復しないだろうとの観測が流れ、②アメリカ、及び中国の景気回復が遠のくと見られ、③ドル安円高傾向により日本の輸出にブレーキがかかり、④世界的な原油価格の値下がりで産油国の経済停滞が続く、等々が影響しているようだ。

 それにしても年明け早々から不景気風が吹き出し、それは一時的に回復したが、中々思うように行かず、先日は日銀がマイナス金利という奥の手を出したがマイナスのリアクションもあり、今まで得意満面だったアベノミクスもひとつの壁にぶち当たっているのではないだろうか。

 世界的な経済不況を前にして、各国で政策協調を行うべきだと述べる専門家もいる。つまり日欧が金利緩和路線を継続し、アメリカが利上げを諦め、中国が景気対策を打つ、などである。

 さて、今日国会内でお粗末な国会議員の私的記者会見が行われた。その主役は自民党若手の宮崎謙介・衆議院議員である。昨年12月に国会議員として初めて国会開会中に1か月の育児休暇を取ると公表し世間を驚かせた。今や夫が育児休暇を取ることは「イクメン」として社会的に認知されつつある。だが、これはあくまで民間企業のケースが多く、国民の税金から給与をいただいている議員としてどうなのかとの議論がある。一方でその志を評価する考えもある。問題になったのは、それとは別の背反的な問題だった。イクメンを言い張っていた宮崎議員が、同じ国会議員の妻が出産中にも拘わらず、その間に不倫行為をしていたことを週刊誌が取り上げ、本人もそれを認めて謝罪し議員を辞職すると語ったのである。

 何とまあ次元の低い話であろうか。テレビ各局の エンタメ番組を観ると、まったく同情の声はなく、人間として、また国会議員としての資質に欠けるという声が多かった。まるで話にならない。元々政治家として資質もなく、器としても適性がなく、志もない人物を国会議員の中に数多く見受けるが、それにしてもこんな好い加減な若造が国会議員だったとは、国会議員も落ちたものである。あまりにも情けない。

2016年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com