3203.2016年2月19日(金) 論理性に欠ける弁護士議員

 2日ばかり前から、夜中に喉の渇きを覚えたり、鼻を頻繁にかむようになった。熱はないが、ちょっと気になったのでかかりつけの森内科で診てもらった。喉が少し腫れているが心配するほどのことはないとのことで風邪薬をいただいて来た。今年の正月以来、2度目の風邪である。年齢を重ねて来ているとは言え、随分身体の抵抗力が落ちてきたなと情けなく思っている。

 まだまだこれからやるべきことは沢山ある。結局健康の自己管理をきちんとやったうえでマイペースを貫くことだろう。

 さて、一昨日参議院憲法委員会で呆れた暴論を述べた自民党・丸山和也議員が、野党の厳しい批判に晒され,更に議員辞職勧告決議案が出されたことに対して、「看過出来ない」「人種差別の意図はない」「正直言って呆れている。人種差別を乗り越えたアメリカは素晴らしいということが批判されるのは不条理」と一部表現を削除し謝罪しながらも、辞職の気持ちは毛頭なく、却って開き直っている。丸山議員の発言には、自民党内でも「どう考えても正当化出来ない」と批判的な声が多い。野田毅・前税調会長は「党の除名処分に値する。日本の政治家にあるまじき発言だ」と手厳しい。漆原良夫・公明党中央幹事会長も「綸言汗のごとし。撤回すれば良いという問題ではない」と苦言を呈している。

 丸山議員が発言した論旨は、「アメリカは奴隷だった黒人が大統領になっている」ということである。これはどうあっても人種差別であり、どうして人権を擁護すべき弁護士ともあろうものが、このような軽薄な発言をするのか。議員辞職は否定したようだが、このまま議員を続けられたのでは、いつまた同じような差別発言、行動に走るのか分からない。

 アメリカ国内は今大統領予備選の最中で、日本の非常識議員を攻撃する余裕はないが、この発言を知ったら怒りはヒートアップすることだろう。どうして人種差別を乗り越えたアメリカは素晴らしいというアピールが、黒人大統領は奴隷だという短絡的な発想から生まれるのか。こんな論理の構築も出来ない人物が、果たして今後国政を担っていけるのだろうか。相変わらず程度の低い国会議員が目についてしょうがない。

2016年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com