3196.2016年2月12日(金) 世界的経済不況の前触れか。

 世界的に景気が悪いのだろうか、各国の株式市場は軒並み下落している。東京証券市場の株価は今日も下がり、日経平均株価は何と760円も下がった。実にこの営業3日間で2千円を超える日経平均株価が下落した。ある一部上場企業の少額の保有株式も、この3日間で1株当たり130円も下落して、落胆するやら呆気にとられている。

 株式市況が振るわないのは、いくつかの原因があるようだが、①アメリカ連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が追加利上げを見送ると示唆し、アメリカの景気がまだ回復しないだろうとの観測が流れ、②アメリカ、及び中国の景気回復が遠のくと見られ、③ドル安円高傾向により日本の輸出にブレーキがかかり、④世界的な原油価格の値下がりで産油国の経済停滞が続く、等々が影響しているようだ。

 それにしても年明け早々から不景気風が吹き出し、それは一時的に回復したが、中々思うように行かず、先日は日銀がマイナス金利という奥の手を出したがマイナスのリアクションもあり、今まで得意満面だったアベノミクスもひとつの壁にぶち当たっているのではないだろうか。

 世界的な経済不況を前にして、各国で政策協調を行うべきだと述べる専門家もいる。つまり日欧が金利緩和路線を継続し、アメリカが利上げを諦め、中国が景気対策を打つ、などである。

 さて、今日国会内でお粗末な国会議員の私的記者会見が行われた。その主役は自民党若手の宮崎謙介・衆議院議員である。昨年12月に国会議員として初めて国会開会中に1か月の育児休暇を取ると公表し世間を驚かせた。今や夫が育児休暇を取ることは「イクメン」として社会的に認知されつつある。だが、これはあくまで民間企業のケースが多く、国民の税金から給与をいただいている議員としてどうなのかとの議論がある。一方でその志を評価する考えもある。問題になったのは、それとは別の背反的な問題だった。イクメンを言い張っていた宮崎議員が、同じ国会議員の妻が出産中にも拘わらず、その間に不倫行為をしていたことを週刊誌が取り上げ、本人もそれを認めて謝罪し議員を辞職すると語ったのである。

 何とまあ次元の低い話であろうか。テレビ各局の エンタメ番組を観ると、まったく同情の声はなく、人間として、また国会議員としての資質に欠けるという声が多かった。まるで話にならない。元々政治家として資質もなく、器としても適性がなく、志もない人物を国会議員の中に数多く見受けるが、それにしてもこんな好い加減な若造が国会議員だったとは、国会議員も落ちたものである。あまりにも情けない。

2016年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com