4389.2019年5月20日(月) 消費増税に説得力はあるか?

 政府内や経済界には安倍首相が提唱したアベノミクスによって好景気とのムードがある。今年10月に消費税が2%アップされるのも国内総生産(GDP)が堅調に推移していたからこそ説得力がある。ところが昨今景気が下降気味で消費税値上げに関して、その根拠に一部に疑問が出されていた。日銀短観でGDPが下がれば考えなければならないと陰では心配していた。荻生田光一・自民党幹事長代行が消費増税を延期することも考えられると勇み足発言したほどである。仮にそうなると消費増税を実施し難くなると懸念されていた。

 今日内閣府は今年1~3月期のGDPを発表した。前期(昨年10~12月)に比べて、0.5%増えた。このままのペースで推移すると年率換算では、2.1%増となる。財務省はホッとしたことだろう。これで消費増税の裏付けが取れた。ただ、今回のプラス成長の要因は、大幅な輸入の減少によるものであり、手放しでは喜べない。それは、輸入の減少は、設備投資や消費など国内消費が落ち込んだことによるからである。

 政治家というのは、ずる賢いところがある。実質経済は決して明るいものではないが、この一時的なGDPプラスを消費増税の理由にこじつけたりするからである。

 米中貿易摩擦が大きくなり、今後GDPを押し下げる原因になりかねない。一方で、10月には消費税は間違いなく上がりそうだ。そうなると庶民の暮らしは益々厳しくなるだろう。

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4388.2019年5月19日(日) 自然は怖い!屋久島で豪雨、箱根で噴火の兆候

 昨日から屋久島に50年に1度と言われるほどの大雨が降り、山中に避難していた300人余りの登山者が今日無事保護された。1993年に世界自然遺産に登録された直後に現地を訪れ登録の対象となった「縄文杉」に触れたことを懐かしく想い出した。自然は怖いと思っていた矢先に今日は箱根で噴火の兆候があるとのニュースを知った。箱根は4年前に噴火して、しばらく観光客が減少した。特に大涌谷周辺は立ち入り禁止となり、箱根ロープウェイも運転休止となった。箱根地区は小田急の施設が大分あるので、それらの施設に被害が及ばないことを祈るばかりである。

 さて、米中貿易摩擦が白熱化して、米中両国からの相互反撃が激しくなってきた。そのとばっちりが日本にも降りかかりそうで、少々心配している。元々アメリカの対中貿易赤字額が恒常的にマイナスだったことに加えて、世界最大の通信機器メーカーのファーウェイ(HUAWEI)がアメリカの国家機関に対してサイバー攻撃を仕掛けたとしてサイバー・セキュリティ上の懸念があるとされていた。アメリカは、ファーウェイへの部品提供を禁止する行動に出た。

 日本でもファーウェイとの取引を行っている企業がかなりある。彼らはこの米中貿易戦争により製造していた機器部品を中国工場からアジアの工場に切り替えようとしている。安倍首相は来週来日するトランプ大統領にすがって、日米交渉の場では懸念されながらも当面は厳しい対応を迫られないだろうと平静を装っている。

 こんな時に先般アメリカから地対空ミサイル「イージス・アショア」などを購入させられたうえに、何と今度は高性能の空対空ミサイル160発と関連部品を合計約350億円も買うことになったようだ。1発約2.2億円もする高価な買い物である。防衛予算として計上していたのかどうか定かではないが、こんな高価な防衛備品を買わされて安倍首相は、トランプ大統領のご機嫌を取っているのだろうか。これらのミサイルは先月三沢基地周辺で墜落事故を起こした最新鋭ステルス戦闘機F35に搭載されると見られている。この取引についてアメリカ国防総省が日本への売却が議会で承認されたと公表したが、日本では朝日新聞にちょっと載っただけである。こんな爆買いを問題視しないようでは、国家財政も細るばかりである。

 たまたま最近白血病の治療薬「キムリア」が健康保険に適用されるとのホット・ニュースがあったが、1患者に対して3,349万円の高額である。こんなに大判振る舞いをして健康保険組合の財布は大丈夫だろうか。

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4387.2019年5月18日(土) 慶應義塾「卒業51年以上塾員招待会」に出席

 毎年恒例の母校慶應義塾の「卒業51年以上塾員招待会」が、パシフィコ横浜展示ホールで開催され、最年少73歳以上の高齢卒業生が「みなとみらい」駅からぞろぞろ列をなして会場へ向かった。実は、昨日から右ひざが痛み出し、患部に湿布を貼っていたが、最悪の場合は出かけるのを止めようと考えていた。時間の経過とともに痛みが治まってきたので、予定通り出かけた。今日で6回目である。

 毎年母校がこれほど大きな規模で卒業生にこれだけ盛大なパーティを開いて歓迎してくれることは有難い。これこそ外ならぬ慶應ならではの心遣いではないかと思う。今日の参加者は5,900名だそうだ。長谷山塾長の話によると今年の公認会計士の合格者数は全国大学の中で、44年連続トップだったという。法学部1年生が司法試験に合格したり、慶應高校3年生が公認会計士試験に合格したなど驚くようなことも話された。

 100歳を超えた OBが2人も出席されたが、その内102歳の大先輩は、ステージでインタビューされた際母校の思い出を聞かれ、あまり多すぎて話し出すと1日かかるので、遠慮したいなどとユーモア溢れる元気な挨拶をされた。

 会場では、鵠沼の実家の近所に住んでいた高校時代の親しい友人・轟貞雄くんと帰る途次横浜駅まで一緒だった。よく存じ上げていたお母さんが数年前100歳を超えて他界されたが、そんな事情もあり広大な自宅を処分して、いずれ都内洗足に住んでいる娘さん家族と同居するような話をしていた。他の高校の同級生、ゼミの友人、山の先輩にも会ったが、皆こういう機会を大学が与えてくれることに感謝していた。本当に有難いことだと思っている。

 ステージでは、応援指導部男女部員やチア・リーダーらによる塾歌、応援歌など慶應ソングが終始賑やかに演奏されていて明るく楽しい雰囲気が溢れていた。来年もぜひ出席したいと思っている。

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4386.2019年5月17日(金) HPを開設して13年目に入った。

 一昨日このHPを立ち上げてから13年目に入った。同時にこのブログを書き出して連続4385回になった。当初は無我夢中でいつまでブログを書き続けられるか分からなかったが、12年間1度も途切れることなく続けられたのは、基本的に書くことが好きだという気持ちがあったからである。中学3年生時に書き始めて高校3年間、2年間の浪人時代、大学1年時まで6年余り毎日日記を書き続けた実績があった。大学で登山クラブに入り、年中山に入っていたので、残念ながら書く時間が取れなくなって止めてしまった。そんなことから文章を書くことにあまり抵抗がない。それが今の仕事にも生きている。幸い友人、知人の間にもアクセスして読んでくれる有難いファンがいるので、これから何年続けられるか分からないが、出来るだけ長く書き続けたいと思っている。

 さて、今日は昨年に続いて「熊本城復興支援チャリティ・コンサート」が吉祥寺の武蔵野公会堂で開かれたので、妻と鑑賞に出かけた。お誘いをいただいた建築家の山本富士雄さんは、長年アマチュア・テノール歌手として仕事の合間に歌い続けておられる。今年も主催者として冒頭に挨拶された後、84歳の高齢にも拘らず、プロ歌手に伍して4曲も歌われた。会場も満席で最後まで拍手喝采だった。頭が下がる思いである。

 出がけに東横線に乗車して立っていると前の座席で読書していた若者が、どうぞと席を譲ってくれた。席を譲られたのは、今年初めてである。それも若い男性というのはこれまでにないことだった。その青年を見ていると一心に読書にのめり込んでいる。スマホではない。実はスマホ熱中派より読書家の方が、遥かに常識人であると思っていたが、渋谷駅で下車する時、改めて席を譲ってくれて助かったとお礼を言ったところにっこりしてどういたしましてと言っていた。彼も2度まで礼を言われて好い気分になったのではないかと思う。きっとこれからも高齢者やハンディキャップのある乗客には見て見ぬフリをせず、席を譲ってくれるのではないかと思っている。この件で今日は爽やかな気分になれた。それにしてもどうして若者、特にスマホに夢中の若い女性はシルバー・シートを占領して高齢者に席を譲ろうとしないのだろう。これでオリンピックを前に日本人の「おもてなし」「おもいやり」は大丈夫だろうか。

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4385.2019年5月16日(木) 初めてのいとこ会をエンジョイ

 初めての父方いとこ会をいつも利用する新宿のホテルで行った。必ずしも正確ではないが、いとこは23名くらいいると思う。父が7人兄姉妹で兄弟が多かったせいもあり、いとこは多い方だと思う。しかし、その内もう大分冥界へ旅立ってしまった。年齢的にも80歳前後なので致し方ない。もっと若い時分にいとこ会をやっていれば大勢のいとこたちと一堂に会えたとの思いはあるが、その当時は皆現役として第一線で働いていたので、時間的な都合がなかなかつかなかったこともある。今では皆フリーとなったので、こういう時間を作ることが出来たわけである。今日集まったのは7名だった。最年長は91歳で父の姉の長女である。大分腰が曲がっていて耳も遠い。それでも血を分けたいとこ同士であり、思い出話が尽きないほど後から後から聞かされる。この次の機会があるかどうかは分からないが、その折はまた出かけて思い切り子どものころに帰ってみたい。天候も良く楽しい一日だった。

 今年初め韓国の文喜相・国会議長が天皇さえ従軍慰安婦に謝罪すれば、この問題はすぐにも解決すると軽薄、かつ天皇に対して非礼な発言をした。日本から反論が出ると平素からの持論だと開き直る始末である。この発言を捉えて河野太郎外相が「韓日議員連盟の会長まで務めた人間がこのようなことを言うのは、極めて深刻だ」と述べた。これに対して韓国外交省が遺憾だと抗議の意を表明した。これには相互に誤解があったようだ。その誤解とは河野外相が述べた「人間」という言葉について、韓国では「人」ではなく、「輩」というように侮蔑的な意味に受け止められているという。これに韓国世論が反発したらしい。

 日本語とハングル・韓国語は、素は同じ漢字から発展したにも拘わらず、似て非なる意味や使い方があるようだ。例えば、日本語で「親日」「愛人」「病身」「内外」は、ハングルではそれぞれ「日本統治時代の対日協力者」「恋人」「間の抜けた人」「夫妻」と解釈するそうだ。これでは誤解もやむを得ないのかもしれない。外国に対しては、言葉の意味と用法を十分考えたうえで話さないとこのように誤解される恐れがある。

 それはそれとして、政治家として国の最高に近いポジションにいる韓国国会議長の発言は非常識であり、あまりにも度を超していてとても教養ある人とは思えない。

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4384.2019年5月15日(水) NPOの観光シリーズ出版

 午前中共著「令和の観光」出版に関する打ち合わせを麹町の海事センターで行った。出版社の交通新聞社顧問と執筆担当者併せて7名が出席され、今後の予定が凡そ理解出来た。今月末までに初稿を提出し8月末ごろの出版のスケジュールを確認したところである。その席上中心となっている須田博JR東海相談役から新たな提案がなされた。須田さんが中心となって出版された「産業観光100選」が発行以来10年になるが、同書では主に国内の産業観光を取り扱った。来年は海外の産業観光を中心として同じシリーズとして発行してはどうかとのお話しである。大いに結構なことであり、今取り掛かった「令和の観光」に続いて来年もNPO法人JAPAN NOW観桜情報協会の出版として世に出せれば、観光NPOとしての活動を一層アピール出来ると思う。須田さんには頭が上がらない。

 午後3時に開催の日本ペンクラブ理事会に出席した。質疑が行われたが、問題になったのは、先の理事選挙執行部による理不尽な行為があったことである。3月開催の理事会で問題を提起したが、今日の理事会でも解決に至っていない。問題は会長以下執行部役員が先の理事選挙で選挙妨害行為を行ったことである。これに対して執行部の回答は相変わらず問題の本質をよく理解していない。現状では大山鳴動ネズミ一匹になりかねない。今後総会の場で会員へ現状を訴え、何らかの責任を取ってもらいたいと考えている。

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4383.2019年5月14日(火) 米中貿易戦争が火花を

 米中貿易戦争は今や本格的になった。制裁第3弾として中国からの輸入品2千億㌦に対して25%の高関税を課すとトランプ大統領は10日制裁措置を公表していた。これに対して中国は報復としてアメリカからの中国への輸入品6百億㌦に対して、同じく25%の関税をかけると応戦した。そこへ昨日アメリカ通商代表部は第4弾として6月下旬以降にこれまでで最大の3千億㌦分に同じく25%の関税をかけると発表した。これで中国からの対米輸出品のほとんどがその対象となった。これで米中貿易摩擦は全面的に発展する。

 この煽りを受けてニューヨーク株式市場を中心に世界各地で株価が続落している。日本市場にも大きな影響を与えて今日一時日経平均株価は400円割れになったが、終値は124円の下落で、1か月半ぶりの安値を付けた。連続7日間の株価下落は3年1か月ぶりだという。

 米中ともにメンツばかり言い立てて一歩も引こうとはしない。これから世界経済は一体どうなるだろうか。

 さて、愚かな政治家にはうんざりするが、またひとりおかしな政治家が暗い脚光を浴びている。大阪選出の日本維新の会所属の丸山穂高・衆議院議員が、北方4島ビザなし交流の一員として国後島を訪れた際、元島民の団長に対して「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」と尋ねて団長から戦争という言葉は聞きたくないと言われた。この議員の発言に批判が浴びせられ、本人はすぐ離党届を出した。意外にも日本維新の会は素早く対応し、国会議員らしくないとして党として謝罪するとともに元島民と国民に不快な思いをさせたとして議員本人を即刻除名処分にした。

 元島民の心象を害し、軽薄に好戦的な発言をするとは恐れ入る。とても国会議員の資格はない。どうして政治家というのは、常識的な行動を取れないのか理解出来ない。思い上がっているのだろう。まあ呆れるばかりである。

 ついては、日米でそれぞれ一世を風靡した女優が亡くなった。京マチ子と女優で歌手のドリス・デイである。京は95歳、ドリス・デイは97歳だったので、天寿を全うしたと言えると思う。京はベネチア映画祭でグランプリを受賞した「羅生門」で主演を務め、その後もカンヌ国際映画祭で主演した「地獄門」がグランプリを受賞している。京の映画は残念ながら観たことはなかったが、ドリス・デイの♪ケ・セラ・セラ♪は一時大いに流行って、随分口ずさんだものだった。時が流れ行くことを痛感する。

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4382.2019年5月13日(月) 日本ペンクラブが抱える問題

 日本ペンクラブ財務委員会が開かれた。ほぼ2か月に1回開かれるが、今日は欠席者が多かったせいもあり事務局長を交えてフリートーキングのような時間を取った。近年会員が減りつつあるのが、財政面からも大きな問題となっている。何とかしなければならないと現在「ひとりが一人を」のキャンペーンを実施している。現在会員の平均年齢も70歳を超えており、彼らはペンクラブの催しにはあまり顔を見せてくれない。どうしたら会員同士の交流も深めたら良いかこれまでも話が出ていたが、基本的で大きな問題である。これという妙案がなかなか見つからない。執行部内にもいろいろ問題が発生している。執行部の活動を一般会員はあまり理解していない。これから議論を戦わせて少しでも前向きに進まなければいけないと思っている。「言論の自由」を主唱するペンクラブには、意外に保守的な体質が蔓延っている。特に経理面で首を傾げるような記帳が見られる。民間企業の経理経験から言えば、疑問を感じることも多い。顧問税理士に尋ねてみると経理上問題はないと言う。どうも分かり難い。何とかしないといけないと思っている。

 閉会してから近くで一杯やって帰宅途上電車で同じ委員のひとりから珍しい記録を見せてもらった。ノートにびっしり書き込まれた行動記録である。それも分単位で事細かに書かれている。仕事中トイレに行った時間からトイレを出た時間まであまりにも詳細にメモされているのには、ただ驚くばかりだった。これほど几帳面な記録はとても真似出来ない。私も日常の行動を分かる範囲で書くことはしばしばあるが、それも毎日というわけではない。こういう人もいるのだと感心するばかりである。ブログを書くうえで参考になる。

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4381.2019年5月12日(日) 大阪都構想に対する自民・公明党の対応

 先月21日行われた衆議院議員補欠選挙大阪12区で大阪維新の会推薦候補が自民、公明党推薦候補に勝利した。同月7日の大阪知事選、市長選でも大阪維新の会の前市長と前知事がそれぞれダブル勝利を収めた。この折知事、市長両候補の最大のアピールは2度目の大阪都構想だった。これに反対していた自民、公明両党は大阪維新の会に対決する候補者を立てた。結果的に自民、公明党はともに大阪維新の会に敗北した。しかし、もやもやした憲法改定議論を前に改定に賛成する大阪維新の会とこのまま対立したままでは、自民党にとっては改定に支障を来す。

 昨日になって自民党大阪府連と公明党大阪府本部は、大阪都構想の是非を問う住民投票の実施を容認すると表明した。これにより2020年には憲法改定に一歩踏み出したい自民党は、公明党とともに改憲勢力として大阪維新の会、日本維新の会を味方に引き入れたいと考えたのだ。何のことはない。大阪維新の会の前に兜を脱いだのである。いつもながらの腰砕けである。戦略上自己主張するより相手に合わせる作戦を取った方が大阪の政治戦略としては有利と見たのだろう。都構想反対の看板を賛成に塗り替えたわけである。節操のないこと夥しい。

 自民党はこれまでの例から考えて場当たり的にやりかねないことである。しかし、宗教政党である公明党は目先の誘惑に目がくらみ自らのテーゼを簡単に引っ込めるなんてありえないと思ったが、そうではないのである。簡単に妥協した。今度の例も自民党に歩み寄り政府与党として足並みを揃えているのも、つまるところ大臣ポストが欲しいだけで、党としての主義主張は霞んで見える。

 主体性がない政党では、存在する意味がない。公明党は宗教団体・創価学会が生んだ政治団体であり、政治活動の場で得たパワーを親元へ還元しようとしているのかも知れないが、とても国政に貢献しているようには思えない。もう少し、主体性を表に出す活動をしなければ存在感は益々薄れるだろう。

 さもなければ、政治活動から足を洗って宗教活動に専念、注力する方が、創価学会会員にとっても、また一般国民にとっても有難いことだと思う。

  こんな犬も食わないようなニュースに引き比べ、やはりスポーツは好い。今日アメリカの学生大会でフロリダ大学留学中の日本人短距離選手のサニブラウン・ハキーム選手が9.99秒で優勝し、100m10秒の壁を破った2人目の日本人選手となったことだ。

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4380.2019年5月11日(土) 東洋英和女学院理事長、論文捏造で懲戒解職

 8日に定期的な検診のため、近くの森内科に伺った際、その数日前の夜中に胸が圧迫されるような小さな痛みがあったとお話しした。その後も胸に気になるような圧迫感があったので、その点についてもお話ししたところ血液を検査しましょうということになり、その場で血液検査をして今日その結果を教えていただいた。「案ずるより生むが易し」の言葉通り、先生が心臓周辺と肝臓周辺の筋肉が硬くなっているのではないかと心配されていたが、検査の結果、数値的にはまったく問題がないと分かってホッとした。8月に慶応病院で人間ドックを受診するが、それ以前に心臓は問題ないと分かって一安心である。

 さて、先月末に共同出版書「令和の観光」(仮題)の担当執筆を依頼されて以来、ほぼ毎日担当項目の「観光のあゆみ」について取り組んでいるが、担当分30枚の原稿をざっと書き上げてみた。これから何度も見直して内容、表現ともにチェックして恥ずかしくない原稿に仕上げて提出したい。

 われわれの書く原稿ならともかく、今朝の朝日一面のみならず社会面にも大学理事長の学術論文に捏造があったと大きく取り上げられていたことに驚いた。神学会を代表する論客として知られ、昨年読売・吉野作造賞を受賞した深井智朗・東洋英和女学院理事長が論文捏造と盗用が認定されたとして女学院から懲戒解雇の処分を受けた。これほどプロテスタンティズムについて精通した神学者で、功成り名遂げた学園理事長が何故にこのような下劣な行為に走るのか、まったく理解出来ない。特に神学者・カール・レーフラー氏の保守的な論理を厳しく非難したが、実は氏は実在しないのではないかと疑問が出されたという馬鹿々々しい話が表沙汰になっている。

 政治家のウソには馴れっこになっているが、大学教授の悪質なウソにはただ呆れるばかりで言うべき言葉もない。

2019年5月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com