962.2009年12月31日(水) 紅白歌合戦を見られず。

 ついに今年も大晦日を迎えることになった。大晦日と言えば、樋口一葉の作品「大つごもり」が有名であるが、高校入学前に渋谷で従姉夫妻に誘われて一葉のオムニバス映画を見たことがある。あれは随分印象に残っている。

 ありきたりだが、1年の過ぎ去るのが年年歳歳早まっている。来年は寅年の年男となり、72歳である。母が割合早く亡くなったが、やはり羊年の72歳だった。とりあえず72歳をクリアして、次の目標は父の93歳である。しかし、その年齢まで生きられるだろうか。多分10年以内にお迎えが来るような予感がする。来世には格別な個人的な望みを持っていて、私の「自己紹介図」の一番下欄に「夢」という項目があるが、そこに「安楽死」「アメリカで教育を受けたい」「考古学者になりたい」と書いている。生まれ変わったら考古学者になりたい。実現出来るかどうか、秘かな願望である。

 思い返せば、今年は鳩山政権誕生という画期的な政治変革があった。3月には野球のWBC で日本が2連覇を飾った。個人的には、「停年オヤジの海外武者修行」の出版記念会を開いたり、偶然ではあるが、代々木で皆既日食を観る機会に恵まれたり、11月にはインドを36年ぶりに訪れ、世界遺産訪問を150箇所に増やしたり、12月には懸案の知研プロジェクトで「知の現場」を世に送りだすことができた。身体も取り立てて悪くなったりしていない。

 大晦日と言えば、ここ数日NHK「紅白歌合戦」の前宣伝で大騒ぎである。ここまでやるかというほど新手で冴えないCMを放映している。かつてこんな低次元なことはあまり記憶にない。出場歌手が歌う曲目だって昔に比べてがなり立てるような騒がしい曲目が増え、私の年齢層にとっては少々つまらなくなった。年々視聴率が下がり、ついには興味本位としか思えない、奇異を衒ったようなゲスト、スーザン・ボイルさんをわざわざイギリスから招くようなことまでやっている。私はかなり前からこの番組にそれほど興味がない。NHKも何とか紅白の体制維持を図ってあの手この手を考えている。1年に1回のお祭と考えれば、あまり目くじらを立てることもないが、どうも陳腐な発想がいただけない。

 それはそれとして、午前中からどうも体調が優れない。明日は恒例の高校ラグビー部の定期総会があるが出席できるかどうか分からない。会計の和田さんにひょっとすると出席出来ないかも知れないと連絡した。毎年必ず出席していたので、当然みんなは私が出席すると思っているかも知れないが、今晩の体調次第である。熱は38.6℃で血圧を計ったら上が174で、脈拍も109と俄然高くなっている。早めに床について睡眠を取ろうと思い、20:30前にこのブログを書き込んで就寝した。ちょっと身体がだるい。

 1年の最後になってこの健康状態はどうしてだろう。原因がよく分からない。

 おやすみなさい。

2009年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

961.2009年12月30日(水) 在日朝鮮人の年金記録確認される。

 年末でもあり久しぶりに書斎兼寝室の大掃除をした。なくしたと諦めていたものが思いがけず出てきたり、必ずあると信じ込んでいたものが見つからなかったり、自分自身に愛想が尽きることがある。それでも時間をかけて、片付けると部屋も小奇麗になって気持ちのいいものだ。お正月を迎える擬似門松やお飾りは昨日手伝いに来てくれた長男が取り付けてくれた。

 さて、昔机を並べて仕事をしていた大学の後輩でもある元同僚・小沢英信さんが、1冊の書を送ってくれた。会社を辞めてから時節の手紙のやりとりだけは欠かさなかったが、少し遠いところに住んでいるので、普段は疎遠になっている。時々拙稿を載せた小冊子「知研フォーラム」などを送っていたので、わざわざ書物を送ってくれたのだと思う。彼もいよいよ本を出版したのかと思って小包を開けてみると、彼の著書ではなく、何と「平和を愛する世界人として」と題する統一教会の文鮮明の自叙伝である。日本語版が発行されて2ヶ月足らずで6刷を重ねたというから凄い。手紙が添えられていたので、拝読すると脳梗塞で倒れてリハビリ中で、思うように文字が書けないと書かれてあるが、言葉は少なくとも漢字も交えてそこそこ書けている。今年受け取った年賀状にはそんなことは書いてなかったので、いつ倒れたのだろう。それにしても、不自由ではあろうことは想像がつく。今まで彼が統一教会に絡んだ話は耳にしていなかったので、或いは脳梗塞になったことが、統一教会へ入信(多分)するきっかけになったのではないかと想像する。

 しかし、手紙を添えて本を贈ってくれた点から考えても、頭もしっかりしているようだから、最悪ということではないと思う。それにしても些かショックではある。彼と同期生だった原田弘造さんは今年8月に亡くなった。われわれももうそんな年齢なんだと言い聞かせる。私より2歳若く昭和15年生まれだから、来年古希を迎えるところである。お礼を兼ねて「知の現場」を送り、激励してあげようと思う。それにしてもかつての仲間が元気を失くしたり、表舞台から姿を消していくのは寂しいものである。

 今朝の朝日新聞のトップ記事を見て驚いた。韓国人4,727人に戦時中の日本国内における年金記録が確認されたという。日本の戦前の年金記録自体があやふやだったのに、在日朝鮮人の労働と年金記録が確認されたのは、ずさんな社会保険庁としては珍しい。これまで朝鮮半島出身の軍人・軍属に関する資料は韓国政府に開示したことはあるが、今度の年金記録は民間人の年金記録である。日本の工場や鉱山などに強制動員されたと申請した韓国人は16万人にも上るという。このうち9割はまったく裏づけがないということから認定作業は滞っている。

 戦時動員された外国人の厚生年金については、同じ主旨の労働者年金保険が生まれ、1942年から国籍の区別なく、炭鉱や軍需工場などの国内の事業所で働いていた労働者に給料の天引きという形で加入させていた。

 帰国の際脱退手当金でことを処する人もいたが、依然として一定期間掛け金を支払いながら、脱退手当て金を受け取っていない人も多く、その資格者が相当数いると考えられ、日本側の対応次第では韓国内の反発が強まる恐れもあると懸念されている。

 しかし、それより朝鮮を植民地化していた時代でも、大日本帝国政府が労働者に年金制度を導入していたことに驚いている。その旧制度が表面化したのも、例の年金疑惑で加入履歴を調べた結果だそうだから、ひょうたんから駒という感じである。契約であるからきちんと調べて支払うべきものは支払わなければならないが、数年来問題視されているようにわれわれ日本人の年金記録もしっかり調べて欲しいものである。

2009年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

960.2009年12月29日(火) 図解塾講座打ち合わせ

 1月から3月まで開催されるセミナー「図解塾」の打ち合わせをするべく、浜松町の企画会社㈱TEIへ出かけ、担当取締役中村伊三雄氏と担当者此上真己課長にお会いして、当図解塾の講義内容について打ち合わせをした。

 TEIというセミナー会社についてはまったく知らなかったが、先日小田急トラベルの安倍マネージャーと雑談をした時、TEIの社員と話をしたことがあると言っていたから業界ではそれなりに知名度はあるのではないかと思う。

 旅行業界内教育、通訳斡旋、添乗員派遣、空港送迎業務等を生業にしているようで、社長が以前「添乗員サービス協会?」を起業した、業界でも知られた三橋女史だと聞いて、何となく分かるものがあった。

 中村氏の話では、「図解」のセミナーは初めてということだったので、今まで私が受け持った自治体の経験等の内輪話をした。中村氏がJAL、そしてJALPAKに勤務しておられたので、旅行業界の内部情報に通じておられる。私の実績もかなり評価していただいたので、講師としては非常にやりやすいと感じた。セミナー計画としては、まだ完全とはいえないようで、こちらからもアイディアを提案して、双方にとってプラスになるようなセミナーにしたいと思っている。テキストも先日の打ち合わせでは、改めて講師仲間の中村茂昭さんから送ってもらった資料用紙から適材のものを抽出して、毎回配布するということで事前に形のあるテキストブックは使用しないということで進めていく。一番の問題点は、一般募集のセミナーでもあり、受講生をどれだけ集められるかということである。最初のセミナーである1月下旬まであまり時間がないが、此上課長が年明け早々に企業、役所へアプローチすると言っておられた。

 その後、下北沢へ周り飯田ゼミの忘年会を生牡蠣料理店「JACKPOT」で行った。ここがえらくお気に入りの島田国生先輩のお手配で、11名が集まった。ひとり連絡なしのノーショーがあって、周囲に迷惑をかけた。こういうのは本当に困る。

 ゼミの集まりは理由をつけては頻繁に開かれるが、この店は生牡蠣を美味しく食べさせてくれる場所として知られ、多くのチェーン店を持っている。生牡蠣と言えば、ニューヨークのグランド・セントラル駅の地下にあるオイスター・バーや、ニューオーリンズ市内のレストランでいただいたのが、印象に残っているが、ここの牡蠣も中々いける。今日も長崎や、広島の上等な牡蠣を美味しくいただいた。生牡蠣を食して、イタリア・ワインを飲みたいだけ飲むという忘年会らしい趣向だった。40数席ある店だが、満席だった。出版したばかりの「知の現場」を1人ひとりに差し上げた。さらっと見てゼミの仲間の感触も悪くないようだ。いずれ彼らの読後感を聞いてみたいと思っている。

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959.2009年12月28日(月) いつも楽しいヨタロウ会

 JN協会で白澤事務局長と観光の出版物について、簡単な打ち合わせをした。どんな風に書き出していくのか、まだはっきりしたイメージが湧かない。あまり大きなテーマで取り組むと茫洋としたものになって焦点が絞れず、手に取った読者に気に入ってもらえるかどうか。多少雑でもターゲットをいくつかに絞って、具体例を挙げてコメントするという型式にした方が書物としては受け入れられると思っている。まだ展望が開けない。

 さて、今日は小中陽太郎さんのファンクラブ「ヨタロウ会」の忘年会である。場所は小中さんご夫妻お薦めの自由が丘・ヤマダ電機LABI前の中華料理「麦府」である。20人ほどが参加された。タイミングよく「知の現場」が発行されたばかりなので、PRを兼ねて1冊とチラシを30枚ばかり持参し、瀧澤陽子幹事に了解をいただいたうえで宣伝した。取材相手に本日主役の小中さんがあり、取材者が私なので、「ヨタロウ会」で宣伝するにはぴったりの書だと思っている。皆さん関心を持っていただいたようだ。北岡和義さんからは面白いと言っていただいた。いつもながら楽しい会になるというのは、小中さんのお人柄によるものだと思う。

 竹中労について話が持ち上がり、喧々諤々のバトルとなった。良きにつけ悪しきにつけ、話題のの人柄によるものだと思う。それぞれにご自分の考えがあるので、ある程度聞かねばならないが、どうしても個人的な主張になる。

 終ってから須藤甚一郎さんのご案内で自由が丘駅近くの「カスタネット」で2次会を開く。この店のマスターが、昨年亡くなったタレント、ポール牧の弟さんで井上計二さんといい、お兄さんによく似ておられる。歩いている私を見たことがあり、妻と店の前を通ったことを覚えているという。ついお世辞に乗って手持ちの「知の現場」にサインして差しあげてしまった。

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958.2009年12月27日(日) 「坂の上の雲」第1部終わり

 11月下旬から始まったNHK長編ドラマ「坂の上の雲」第1部が今日最終回を迎えた。毎回1時間半という長い時間設定のドラマで、広い舞台にスケールの大きい話に、どういう結末へ持っていくのか興味があったが、取りあえずストーリーは20世紀へ入ったところで一時休憩ということになった。具体的にはアメリカ駐在中の秋山真之がイギリス転勤のため大西洋の船上に立っているシーンで幕となった。いよいよ日英同盟である。そしてその後に日露戦争が待っている。

 今日のタイトルは「留学生」とあって、舞台は東京、松山、ワシントン、ロンドン、サンクト・ペテルスブルグと目まぐるしい。しかし、幕末から明治維新、更に日清・日露戦争を史実に則り特定の人物に照準を合わせて大河小説を書き上げた司馬遼太郎の好奇心、探究心、歴史好き、日本人好きには、まったく脱帽である。この続きである第2部は、何と来年の12月だというから気の長い話だが、待ち遠しい。そして、第3部は再来年だという。恐らくこんな長いスパンで演じられたテレビ・ドラマは空前絶後だろう。それだけにこれまでの大河ドラマのような演出では、とても仕上げることは出来なかったに違いない。外国のロケも大変である。もう一度「坂の上の雲」を読んでみたくなった。

 さあ、これで気持ちを切り替えて来年1月から始まる日曜夜の大河ドラマ「竜馬伝」を見ようと思う。

 「知の現場」を出版社からまとめて購入して今日兄弟や親戚、親しい友人ら32人に郵送したが、玉川郵便局では日曜、しかも夕方5時過ぎに訪れたこともあり、長い行列である。皆さん小荷物を送るために並んでいる。因みに20分も並んで待った。やはり暮になると郵便局はてんてこ舞いをしているようだ。

 この「知の現場」については、かなり反響が良いのではないかと思っているが、知研のホームページに本書の広報ページを設けることになって、執筆者がそれぞれのエピソード、自己紹介、写真を掲載することになった。何とか書いて写真と一緒に秋田プロジェクト・マネージャーに送ったが、北康利氏のインタビューのエピソードを書くに当り、本音をずばりと書けば読んだ北氏が心象を悪くするのは分かりきっていたので、遠慮しながら多少本音も書いた。ほかの3氏はまったく気持ち良く取材させていただいたが、「白洲次郎」で株を上げた評伝作家・北氏は、エリート意識紛々で些か鼻についた。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」とは北氏とは縁遠かった。出版後にイチャモンをつける北氏の人間性に疑問を感じさせるような、ちょっとしたトラブルもあり、「知の現場」の有終の美を飾ることが出来なかった点に、些か悔いが残った。

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957.2009年12月26日(土) 国家財政は大丈夫か?

 すったもんだしていた来年度予算案が漸く(閣議)決定された。景気が悪く税収が減る一方で、マニフェスト上ある程度ばらまきは容認されるし、景気刺激策も多少認められるし、国債発行もありで、歳出ばかり突出して増える一方である。歳出額は過去最大の92兆円強である。前年度に比して4兆円弱も増えている。これに対して歳入はまったく不足して、税収は37兆4千億円である。これを補うのは、国債が44兆円、更に足りない分を埋蔵金と称される特別会計の剰余金で補った。悩ましいのは、一般会計92兆円、税外収入10兆円、国債発行額44兆円のすべてが、過去最大であることである。加えて国債発行額が税収を上回ったのが戦後初だそうだから、いよいよ日本丸は沈没の危機に瀕していると言ってもいい。

 毎度言われていることであるが、政治家を始め国民の間で、喉元過ぎれば熱さを忘れる傾向があり、一般的に国の財政危機に対する認識が希薄過ぎるようだ。今回も事業仕分けとか、各省庁の虚虚実実の駆け引きがあって目先の問題解決に対する目はかなり真剣である。問題は、この後である。昨日閣議決定した予算案を見てこの赤字経営状態をいつまで続けていくのか、まず政治家は考えてもらいたい。

 景気が悪く現時点で税収が少ないのはある程度已むを得ない。しかし、財政の立て直しより税収が少ないことを言い訳にして、収入を増やし、支出を減らす努力を怠っているのではないか。赤字予算を策定した今の時点で、来年度はもう少し健全財政に近づくように、有効な次の手を打つことを真剣に考えなければならない。将来的にこの異常な財政状態を一歩でも解決する策を早く打たなければ、このまま赤字を流し続けて、最後には財政破綻という最悪の事態へ落ち込んでしまう。今の状態が続くようだと、国債発行額は益々増え、後世に大きなツケを残すことになる。

 これまでにもその点を指摘する声は多かった。しかし、手を打たずにその悪循環を止められない。どうして、社会を壊す動きを止められないのだろう。来年度予算は今年だけのレアケースにして、もう過去最悪というようなことは止めてほしい。

 私が大学生になった昭和34年度の一般会計予算の歳出総額は、1兆4千億円だった。来年度予算の僅か70分の1である。あまりにも遠い数字になった。

2009年12月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

956.2009年12月25日(金) 来年の図解塾セミナーの打ち合わせ

 来年1月から3月まで毎月1回、民間セミナー会社・㈱TEIの図解塾が知研・久恒理事長の流儀により開講される。今日2度目の事前打ち合わせに関して、講師担当の久恒理事長、八木会長、中村茂昭さんと私の4人が集まった。受講生を一般募集するこの種のセミナーは初めての経験なので、まずはカリキュラム作成とテキスト作成は最初に行うべきことだ。毎回6日間で1セットとなるセミナーで、1日目を理事長、2日目は会長、3~4日目を私が、5~6日目を中村さんが担当することになった。私の担当講義は、「時事問題を図解する」である。最近発行された理事長の著書「図解の極意」をベースに、新聞の社説から的確でアップ・トゥー・デートな話題を拾い上げ、テーマを設定しそれを図解することが狙いである。会場の施設、設備等についてもよく知りたいので、明日にでも担当者に連絡をとってTEI社へ伺おうと考えている。

 さて、予定通り今朝の朝日新聞に広告が掲載された「知の現場」は、見たところ新宿・三省堂書店にも置いてなかった。打ち合わせ場所へ急いでいたので、店員に聞くことはしなかった。ところが、打ち合わせの際中村さんが、新宿・紀伊国屋で尋ねたら早くも売り切れたと言われたという。それが事実なら出足は思った以上に良いようだ。この後どれだけ販売実績が伸びるか楽しみである。

 今朝の朝日、日経ともにトップ記事は鳩山首相の国民に対するお詫びメッセージである。あくまでしらばっくれて「知らなかった」として首相の職に留まると謝罪会見をした。弟の邦夫・元総務相も同じ嫌疑がかかっている。母親から資金提供を受けたことは、明らかに贈与に当るにも拘わらず、兄弟揃ってとぼけていたわけだ。

 さらに問題を難しくしているのは、首相のケースで重加算税を含めて約6億円と推定される贈与税が、国税当局の判断では果たして贈与にあたるかどうか、現時点では断定出来ないときた。何を遠慮しているのか分からないが、あまりの鳩山びいきにはうんざりである。

 アホらしくてもう鳩山首相の言動なんて信用出来ない。

2009年12月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

955.2009年12月24日(水) 秘書は起訴、鳩山首相は不起訴処分

 6月以来燻っていた鳩山首相の偽装献金問題の内、虚偽記載などの政治資金規正法違反について、今日東京地検特捜部は虚偽記載罪で公設秘書と会計責任者の政策秘書を略式起訴したが、親分の首相は嫌疑不十分で不起訴処分となった。

 以前から話題になっていたが、こういうケースで張本人の政治家が起訴されることは極めて稀である。今回首相が過去10年間に実母から提供を受けていた資金は11億5千万円である。この巨額の資金提供について首相自身はまったく知らなかったと言い、すべての責任を秘書と提供者である母親に被せている。常識的に考えて、こんな馬鹿なことが考えられるだろうか。首相自身かつて野党時代に秘書と政治家は同罪と述べていた。7年前には、不正に関連して自民党代議士の秘書が逮捕された時、代議士の責任は免れない、潔く議員の職を辞すべきであるとも主張した。それが、自分自身がその立場に追い込まれるや徹底して白を切り、知らぬ存ぜぬを押し通している。

 二枚舌というか、何という鉄面皮だろうか。恥を知れと言いたい。そのうえ総理大臣は辞めないと聞かれないことまで答えている。でもよくよく考えてみるとこれは政治家の本質なのではあるまいか。いつも自分に都合良く合わせるのが、政治家の世渡りテクニックではないか。

 それにしても、かつては不正の絶えなかった自民党が、正義感溢れるコメントを発表していたのは、対照的で笑っちゃう。お互いにどっちもどっちではないか。

 しかし、鳩山首相の金銭感覚はおかし過ぎる。自分の母親から10年間に亘って毎月1,500万円もの現金をもらっていて、まったく知らなかったというのは庶民感覚としては絶対変だ。検察ももっと核心を突いて実態を曝け出すべきである。どうも後味が悪い。

 いずれにしろこんな好い加減な捜査をしているから、後から後から政治家の不正が絶えないのだと思う。

 ところで、今日発売予定の「知の現場」が書店においてあるかどうか、近所の2つの書店へ偵察に行ったが、残念なことにいずれの店頭でも見ることはなかった。尋ねれば、あるいは置いてあったのかも知れないが、いずれにせよ平積みのように目立つ場所にはなかった。まあ明日の朝日朝刊に広告が掲載されるそうだから、そうなれば置かれることになるだろう。明日来年1月から始まる「図解」講師の打ち合わせで新宿に出るので、新宿三省堂と紀伊国屋書店を覗いてみようと思う。

2009年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

954.2009年12月23日(水) 密約外交文書発見される。

 今日は天皇誕生日。今年76歳になられたという。今年は今上天皇在位20周年、そしてご成婚50周年と重ね重ねのおめでたである。最近は前立腺の早期治療等で以前ほどご健康ではないようだが、相変わらず国璽行事が数多く中々ご多忙の様子である。それが、先日の習近平・中国国家副主席との会見などでも、その会見実現の経緯に問題ありと指摘されるなど、周辺は中々喧しかった。

 さて、今日の仰天ニュースは日米間の核の密約文書が現存していたことが分かったことである。最早その文書の存在は疑う余地がなかったが、外務省にも文書は見当たらず、すでに廃棄処分されていたと考えられていた。それが、驚いたことに佐藤栄作・元首相の子息・信二元通産相が父から受け継いだ遺品の中から発見されたのである。密約文書を交わしたニクソン米大統領と佐藤栄作首相、両首脳の一方の当事者である。決定的な証拠である。

 これには両首脳のフルネームのサインがなされている。先日公開された吉野文六・元外務省アメリカ局長のイニシアルだけのコピー文書とは違って正式合意書である。こうなっては、これまで密約の存在を否定し続けていた歴代の首相、外相、自民党幹部、外務省幹部はどう弁解するのか。つい最近でも吉野証言がなされた後でさえ、外相、官房長官は相も変わらず、核密約を否定した。

 この事実を一体どう説明するのだろうか。これまで核密約を否定してきた人たちは、この点について何らの発言もしていない。こういう国民を騙し続けた人には、今後外部に向かって発言して欲しくはない。

 ところで、もたもた鳩山政権が漸く2010年度の税制改正大綱を決定した。マニフェストも税収の極端な落ち込みからかなり修正せざるを得なくなった。われわれ夫婦にとって直接関係のある項目では、配偶者控除(38万円)の廃止が先送りされることになり、とりあえず現状通りとなった。従って増税負担はない。

 しかし、国の財政事情は益々悪化している。税収が見込みより9兆円も減って37兆円で新規国債発行は53兆円にまで膨らむ。税収より借金が多いという終戦直後以来の異常事態である。いくら事業仕分けで経費を削減しても、数億円の目標が結果的には6,800億円程度の削減にしかならなかった。これから小泉内閣時に目指した財政改革を、国民に大きな負担をかけることなしにどう実現するのか、目標をはっきり国民に示して欲しい。

2009年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

953.2009年12月22日(火) 年賀状を書き終えて

 手紙を書くことで私なりに決め事というか、信念にしていることがある。基本的に万年筆による手書きである。そして宛名書きは必ず手書きである。現代の一般的な風潮としては、少しずつPCによる宛名印刷に変わりつつあり、特に大量の手紙、ハガキを扱う場合は宛名印刷になる傾向がある。だが、これは最も嫌いなことである。

 使用する万年筆については今までいろいろなメーカー品を使用してきたが、現在はパイロット製を使っている。しかし、これもキャップ部分が壊れて、予備のペリカン製にいつ替えようかと考えているところだ。

 割合まめに手紙を書くので、ある程度書き慣れていることもあるが、かつて会社勤めをしていたころは、若い社員が顧客へお願いする旅行のお誘いや、案内を当然のようにボールペンで乱暴に書いていたのを見て、怒ったこともある。万年筆を使うように言ったところ、自分は万年筆を持っていないと言った社員もいた。唖然とした。その時は言い聞かせ、万年筆は商売道具だがらすぐ買うようアドバイスした。

 現在の若手社員はどうだろうか。宛名もPCで、内容は見本文章を使い、相手の名前もPCで書いているのではないかと些か気になる。時代の流れもあるが、手紙を書くときはそれなりの心構えと作法があると思う。目の前に相手の顔を思い浮かべながら、よくよく考えてその人に合った文章を書く。それは手間がかかろうとも、相手に対する礼儀であると思っている。そして気持ちはボールペンより筆か万年筆の方がこちらの気持ちが伝わると思う。

 さて、数日前から年賀状を作成し、1人ひとりの宛名書きをやっている。年賀状だけのお付き合いになってしまった人もいる。元気でやっているだろうか。自分より若い友人が亡くなったのは寂しい。例によって万年筆で書いて、今日漸く600余枚を書き上げた。年賀状はPCで「WORD」を使って3種類作成した。このほか3人の孫に宛てた別様の年賀状に、それぞれ手を加えて作成した。これでひとまず安心である。

 さて、昨日の朝日新聞の全国世論調査によると、鳩山内閣の支持率は先月の62%から、大きく下がって48%にまで下がった。総選挙直後の9月には、71%もあった支持率が右肩下がりで転げ落ちている。逆に不支持率は、前月の21%から34%に上がった。首相官邸高官が「政権全体が最終的にものを決められない不安感」、「普天間も予算も財源も難しい話だが、首相がこうすると言えば済む話なのに言わないので、『大丈夫かこの人は』と思われている」と言っている。つまり首相の指導力に疑問府がついているのだ。

 総理大臣たるもの、もう少しすっきりと決断力と存在感を示して欲しい。

2009年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com