239.2008年1月8日(火) 法の目をかいくぐる政治家の錬金術

 長い間お世話になった方がまた亡くなられた。北九州市小倉にお住まいの折田夫實子さまのご遺族から、昨年12月にお亡くなりになったとのご挨拶状をいただいた。旧蝋いつも通りお歳暮をお贈りしたところ、折田さまからもお返しをいただいた。しかし、いつも手紙のやりとりがあったのに、今回はそれがなかった。それからまもなくして亡くなられたことになる。今年確か米寿ではないかと思う。このところややお疲れ気味で文通も途絶え、いただいた手紙の文面も乱れがちだったので、もしかしたらと健康状態を心配していた矢先だった。

 折田さまは日赤病院のご出身で、大東亜戦争下にビルマへ従軍看護婦として派遣され、厳しい戦地の体験をお持ちである。戦時中折田さまが勤務しておられた、ラングーンの元兵站病院(現ヤンゴン大学)、同じくモールメンの兵站病院跡へも戦没者の慰霊でご一緒したことがある。何度も一緒にビルマへ行ったが、もう慰霊巡拝の役目は充分果たしたのでこれ以上は結構というところで、お気持ちを切り替えられ欧米への観光旅行へ行かれるようになった。折田さまの海外旅行にはいつもご一緒させていただいた。多分20回ほどお供したと思う。国立東京第2病院(現国立東京医療センター)看護部長のころにも、顧客の救急関係でしばしば助けていただいて、ご恩は尽きない。存じ上げている方々が段々亡くなって寂しくなるが、いままた一番親しくしていただいた折田さまも他界されて、一段と寂しさがこみ上げてくる。折田さまのご冥福を心よりお祈り致したい。

 さて、国から補助金を受けた企業・団体が、自民党の政治資金団体「国民政治協会」に巨額の献金をしている。どうしてこういうふざけたことが出来るのだろうか。政治家の腹黒さが見え見えではないか。勘ぐれば、自民党は企業にキックバック織り込み済みで関係省庁へ圧力をかけ補助金を出させ、一部を自らに還流させていることになる。

 政治資金規正法では、国から補助金交付決定通知を受けた法人が一年以内に政治献金することを「原則」禁止している。これは、献金は基本的に認めないということだ。政治家の悪賢いのは、これをどうやってカムフラージュしながら法律の網をかいくぐるかということに注力している。法律に「原則」条項を書き込み、原則外で法律をごまかそうとしている。さらに、「例外」規定を設け、常識的には当たり前のことを「例外」と見做そうとしている。もっと悪質なのは、期限付きのものに期限が過ぎたうえで運用しようとする巧妙な手口である。かくして、資金が枯渇すると与党自民党は、法律を作り、「原則」でごまかし、「例外」で処理し、「期限内」を期限外で運用して、法人経由で国民の税金を吸い取る。これに、政治家べったりの官僚が、規制を甘くして適法と言い、監督官庁の総務省は「例外の解釈が難しい」と逃げる。かくして、税金はどんどこどんどこ政治家へ還流されていく。

 これは何も与党自民党だけに留まらない。野党民主党だって12社から計1,039万円の献金を受けている。民主党は法律違反なら返金するなどとたわけたことを抜かしているが、所詮自民党と同じ穴のムジナであることを露呈したに過ぎない。どいつもこいつも根性が腐りきっている。

 6日付朝日朝刊によれば、抜け道はいくらでもあるようで、現金の献金に制約のあるJAのような団体のごときは、「寄付出来ないのでパーティ券を購入した」と広言している。06年には、補助金を受けた109の団体・企業から合計8億円近い献金があった。専門家は、強制力を持つ法整備やチェック機関の設置が必要とか、補助金を受けた企業は団体に対し、例外を設けず政治献金を禁止すべきだと述べているが、一の矢がダメなら二の矢を放つ、転んでもタダでは起きない政治家がこの程度の抵抗でおとなしくなるとも思えない。そもそも政治家なんて、もともと人間離れしているのだから。

2008年1月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

238.2008年1月7日(月) 新風舎民事再生法申請報道にギョッ!

 今朝の朝日を見てびっくりした。一面に4段抜きで「自費出版大手『新風舎』きょう再生法申請」とある。一瞬本当かな?との疑問が湧いた。しかし、日経夕刊でも、今日東京地裁に民事再生法の適用を申請したとある。確かに、昨夏「夕刊フジ」紙に自費出版した一部の著者が契約違反だとして新風舎を訴えて一部に波紋が広がった。信用を重視する出版業界にあって大きなイメージダウンである。にもかかわらず、その際も同社はきちんと訴訟の原因と経緯、そして経過を書面で連絡してくれた。対応は誠実で割合しっかりしていると思っていた。最大手とはいいながら、好い加減な対応しか出来ない講談社とは大違いである。実際、新風舎自体は、講談社を抑え2年続けて出版業界内で取扱高トップを維持し、評論家・江川詔子氏らはあまり問題視していなかった。強いて原因を探れば、この新興出版社の社長は作家であるだけに、あるいは経営全般を見る目に欠けていたか、目に見えないところで経理面にずさんな点があったのだろうか。負債総額は関連会社分を合せて25億円だそうだ。私自身は担当者とのコンタクトは切らさず、彼らもいろいろ情報を流してくれた。よいコミュニケーションを築いていたのに残念である。気になり午後になって新風舎へ電話したところ、明日債権者宛に説明会の案内状を郵送する手はずになっているとのことであった。ここはぜひ説明を聞いてみたいものである。

 それより何より、いま書き続けている「停年オヤジの海外武者修行」もまもなく脱稿して、近々前著「現代・海外武者修行のすすめ」に続いて、新風舎から上梓しようと思っていただけにショックだ。こればかりは、前著が正編、次回作品が続編となったセット書であり同一出版社でないと宣伝上もメリットが減殺される。幸い、印刷会社2社から支援を得たようでもあり、再生法は受理されるだろう。しかし、倒産企業と受け取られかねない民事再生法を申請したので、世間一般のイメージはあまり良くないと思う。すでに、今年上梓を予定している拙著の推薦文は旅行業界の大物氏にお願いしてご快諾をいただいている。知人の紹介で新風舎へ接触するようになったが、すっきりするためにも、ここは次の手を考えた方がよいのかも知れない。暫時思案のしどころである。

2008年1月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

237.2008年1月6日(日) 国会議員削減と世襲議員について提言

 今年は、少し政治的な意見を提言しようと考えている。取り敢えず、提言したいことは2点ある。ひとつは、制度として国会議員の数を減らすことである。これによって付帯経費、特に衆参両議院事務局の経費を大幅に節減することが出来る。数字はまだ検討段階だが、国会議員数を半分に減らすことを目標にすればよいと思う。無駄な経費の節約というより、国会議員が真剣に国民のために働いてもらうよう国民が監視するためには、少数の方が細かく目が行き届く。また、議員削減のような荒療治も必要であり、国民の理解も得やすいのではないか。実際、現状の国会議員数は多すぎる。いまの不真面目な議員たちの奪税ぶりには、もう国民はうんざりしている。

 第2点として、現行制度を大きくいじるのではないが、問題の「世襲議員」を失くすことを制度上考えるべきではないかということである。見渡してみると、近年の総理大臣はほとんど「世襲議員」であり、国会議員も半数が「世襲議員」である。「大臣」と呼ばれる閣僚もほとんど「世襲議員」である。世襲でなければ国会議員にはなれないくらいである。大臣、また首相になるためにも、早く箔をつける意味で大臣を経験することが重要であり、そのためにはより早く議員になる必要がある。それには、「世襲議員」になることが早道である。一方で、こういう反対意見もある。たとえ「世襲議員」であっても有権者が自分の意志で投票し、結果的に当選することが出来るなら、順法精神に適っているし、法的に「世襲議員」を止めることは、逆に「自由」「平等」であるべき憲法の精神に反するとの至極当然の反論である。

 わたしはこの反論に対して敢えて反論したい。まず、「世襲議員」、それ自体は法の精神に反したり、矛盾するものではない。ただし、法はあくまで、自由と平等の上に成り立っている。その自由と平等という名の下に保護された「世襲議員」には、自由と平等を他人から奪う自由が無条件に担保されているのである。「世襲議員」がなぜ選挙に強く、当選することが出来るのか。これがこの問題の根源である。「世襲議員」には通常の選挙で勝てるような仕組みが付与され、すでに完成されているからである。はっきり言って、政治のために大切な人物本位とか、資質、政策、理念や哲学、志等は2の次である。選挙に勝つためには3つの必要条件があると言われている。曰く「地盤」「看板」「カバン」である。この中で最も強力なものが、「地盤」なのである。この地盤こそが、候補者にとって最も重要であり、これなしには現行体制で勝つのは中々難しい。この「地盤」を先代からすんなり継承することが出来るかどうかが、今後政治家としてやっていけるかどうかを決めるのである。すでに、獲得票数まで予測できる強力なシステムを引き継いだ時、政治家として、ひょっとすると一国の総理大臣となる幻想と可能性も得ることになる。

 この仕組みはどこかおかしくないだろうか。あまりにも理不尽だと思ったことはないだろうか。親が政治家なら容易に総理大臣へのパスポートが得られる。一般の有権者ではとても考えられないことである。どうして政治家の家に生まれた人間と普通の家庭に育った人間との間に、こんなに不平等で大きな格差があるのだろうか。

 ここでは、持論を提起しておきたい。政治家の家庭に生まれた場合は、そのまま「地盤」を継承して立候補すれば、並外れた「有利性」を享受出来る恩恵に浴している。これは、完全に憲法が保証する「自由」と「平等」に反している。端的に言えば、「世襲議員」制度?は、憲法の精神に反しているのである。では、どうすればこれを防止出来るか。国民一律に平等に取り扱えばよいのである。世襲を継承する立候補者から、一定期間有利な「地盤」を預かればよい。つまり、肉親からそっくり「選挙地盤」を引き継ぐやり方から、「地盤」における立候補、被選挙権行使を一時封印し、その代わり「地盤」を行使出来ない他の選挙区から、自由に立候補を認める制度に法改正することが望ましいと考えるがいかがだろうか。

2008年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

236.2008年1月5日(土) アメリカ大統領選挙とパリ・ダカ中止

 一日明けて今朝の新聞は、米大統領選挙党員集会の結果を大々的に報じている。大統領選指名争いにおける緒戦で、ヒラリー・クリントンが敗れた衝撃はかなり大きいようだ。キーワードは「変化」「希望」「脱ブッシュ」「統合」であり、そこに見られるのはブッシュ政治に対する批判、新しい風への期待と流れ、そして実行力への信頼ではないだろうか。日本と異なるリーダー選出の過程で、市民が意見を戦わせ合意を形成していく流れは、談合と投票だけの日本のそれとは確かに違う。若いオバマ氏の考え、人柄、行動、弁舌等が徐々に受け入れられ、支持者の間に彼の考えが浸透していく。一方で、日本スタイルは本日付「天声人語」氏によれば、「福田首相の口ぶりは評論家を思わせ、『ひとごと感』さえ漂う」。アメリカは原色の自己主張を塗り重ねた油絵だが、日本の政治風景は水墨画的であるとまでいう。日米の政治風土やメディア観は違うが、少なくとも弁論で切り結ぶ覚悟がなければ、どの国の有権者もついて来ないと厳しく断じている。

 まだ、先行きは不透明だが、オバマ氏が一気に活路を開くのか、はたまたヒラリーが巻き返すのか予断を許さない。3日後にニューハンプシャー州予備選挙があり、これでオバマ氏が勝ちを制するようだとオバマ・ブームを巻き起こし、一気に突っ走るかもしれない。現在60歳のヒラリーはすでに既成候補者と見られ、NYタイムズ紙は「指名獲得は既定の流れだと示そうとする(クリントン陣営の)戦略はズタズタになった」とまで指摘している。失地回復を目指し、劇的な戦略の変更を考えざるを得ないヒラリー陣営にとっては、小さなつまずきであったかも知れないが、負けゲームへの大きな落とし穴になる可能性がある。

 60年代初めに若き無名?のJ・Fケネディが瞬く間に躍り出て指名を獲得し、そのまま米大統領まで上り詰めていったドラマが思い出されてくる。ニューハンプシャー州の予備選に続く、ニューヨーク州、カリフォルニア州など22州で予備選と党員集会が開催される、来月5日(火)の「スーパー・チューズデー」で、ある程度方向が決まるのではないか。世界の指導者を決めるイベントだけに、こればかりは単に他国の選挙と言って指をくわえて見ているわけにはいかない。当分の間、気がもめることである。

 さて、今日から開催の予定だった「パリ・ダカ」ラリーが昨日になって主催者側が急遽中止と発表した。だいぶ前からこんな環境破壊、住民虐待ラリーは中止すべきだと考えていたので当然だと納得したが、その中止の理由は「競技に対する直接的な危険がある」とテロを警戒するものだと苦渋を匂わせた。先月モーリタニア旅行中のフランス人家族4人が殺害され、容疑者がイスラム過激派と見られ、組織がラリーを妨害する恐れがあるからと初めて世界的ラリーの中止に踏み切った。

 日本人の間にも人気のあるラリーで、過去にも日本人レーサーが優勝し、そのひとりである増岡浩選手のごときは「残念でならない」と嘆いているが、自宅前でこんな埃っぽいラリーをやられる住民の気持ちを考えたことがあるだろうか。この凄まじいラリーの乱暴な走行ぶりを見て呆気にとられたことがある。言ってみれば、自動車の耐久レースであり、車メーカーの宣伝の場と化している。車を製造するメーカーの国で堂々とやるならともかく、貧しいアフリカにつけこんで大金をばらまき、特に今回問題になったモーリタニアを中心に何百台の車がガソリンを撒き散らし、埃を巻き上げ、砂塵をあげて、草木をなぎ倒し、道なき道を走りまわり、砂漠を壊し、住民を騒音と埃まみれ追いまくっている。ついに、パリで走れず、今年はリスボンからダカールまで走行する「リス・ダカ」計画だった。こんな気狂いじみた環境破壊で住民いじめのイベントは、「地球温暖化防止」、「地球環境保全」の今日、時代のテーマにそぐわない。もう止めるべきである。これを中止に追い込んだ「イスラム・マグレブ諸国のあるかいだ組織」(AQIM)に対して拍手、ハクシュ~、改めて拍手である。

2008年1月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

235.2008年1月4日(土) 東京証券市場は大波乱で今年の幕開け

 今日1月4日は、ビルマ(ミャンマー)の独立記念日である。1948年にイギリスから独立したが、その過程で大東亜戦争戦禍や、南機関による独立への支援活動を無視することは出来ない。もう大分前になるが、毎年のように、この日駐日ビルマ大使館で開催されるお祝いに招かれ楽しみに出かけた。1970年代には、南機関でアウン・サン将軍の同志として活躍された高橋八郎さんや、川島威伸さんもおられ、それにウ・チ・コー・コー大使やサン・テンさんのような親しいビルマ人もおられたので、ビルマの民族舞踏を楽しみ、ビルマ料理をご馳走になり、楽しい思い出を沢山もらった。

 そのビルマが、昨秋軍政の市民デモ鎮圧によって、世界中から非難を浴びていることが残念でならない。

 軍政はアメリカにおけるビルマ政府要人の資産凍結や、入国制限に対する対抗措置として、ビルマへの入国に際し空港でアメリカ人入国者全員にデポジットとして、約33万円を納めさせるとか、また国内向けには衛星テレビ視聴許可料を、一気に170倍に引き上げた(1月3日付朝日)。年間525円だった視聴料を9万円に値上げするもので、まずほとんどの契約者が支払えない桁外れの高額である。これは、衛星テレビを通して反政府的なニュースに国民が接するのを抑制しようとの明白な意図がありありで、あこぎなやり方はあの穏健で常識的なビルマ人のやることとは到底思えない。明らかに軍政による報道の自由の締め付けである。

 ところで、今日が仕事始めということであるが、早速ドカンと大砲を打ち込まれた。東京株式市場の大発会で、東証平均株価が一時765円の大幅な下げ幅となり、終値は616.37円安で東証平均株価14,691.41円で取引を終えた。大発会一日の値下がり幅としては過去最大だった。昨日アメリカで原油価格が[1バレル>100$]を超えたことがすぐ効いた。昨年の今ごろは確か[1バレル>50$]に値上がりして大騒ぎしていたが、早くもその高値の2倍となった。石油消費国日本としては、今後とも頭の痛いところだ。明日は少し反発すると思うが、このままの状態では、日本の株式市場はまったくお先真っ暗だ。

 いよいよアメリカ大統領選挙戦が火蓋を切った。大統領選挙最初の民主、共和党の党員集会がアイオワ州で行われ、民主党では序盤やや有利と見られていたヒラリー・クリントンがバラク・オバマ氏に敗れた。大きな差ではないが、ヒラリーはエドワーズ元上院議員にも敗れた。かなり接線が予想されてはいたが、実のところヒラリーが負けるとは意外だった。これで、この先の各州党員大会・予備選が面白くなってきた。特に、来月のスーパー・チューズデイの結果次第では、これまでと攻守ところを変えるターニング・ポイントになる可能性がある。共和党は、マイク・ハッカビー前アーカンソー州知事が勝った。新聞評によれば、オバマ氏はジリ貧のブッシュ政権からの「変化」を強調して、若者を中心に支持層を集めた。保守とリベラルに分裂したアメリカの「統合」を訴えたことも、9・11後の閉塞感にあえぐアメリカ国民にアッピールした。いずれにせよ、これから秋本番までに各陣営がどういう戦略で、流れを取り込んでいくのか、興味は尽きない。

2008年1月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

234.2008年1月3日(木) 箱根駅伝で3大学も途中棄権

 さいたま市に住む長男が、嫁と3人の孫が年末から里帰りしている嫁の実家へ迎えに行くと言って昨晩泊って、今朝車で奈良へ向かった。

 昨日から2日間、楽しみにしていた関東大学対抗箱根駅伝をたっぷり楽しんだ。この駅伝には教えられることも多いが、今どきのスポーツ選手の考え方や実態を知って、切歯扼腕することもある。レースは予想通り駒沢大が逆転して「総合優勝」を飾った。「往路優勝」の早稲田、「復路優勝」の駒沢大、そして本当の実力証明の「総合優勝」は、駒沢大という順当な結果に収まった。意外だったのは、昨日往路最終区間で棄権した昨年の優勝チーム・順天堂大、今日途中で棄権した大東文化大、そして最終区間のゴール手前で棄権してしまった優勝候補・東海大と、3つものチームが中途でレースを棄権したことだった。こんなことは今までなかったのではないか。精神論を説くつもりはないが、練習環境、待遇、コーチング、情報等すべての面で恵まれ、たとえ練習量が豊富で、充分体調管理に留意していても、当日になってコンディションが狂うということはあり得ることである。しかし、これだけ揃いも揃って強豪校が討ち死にするとなると、その裏には現代っ子の精神面の弱さとか、根性の欠如のような表に出ない弱さのほかに、指導法の間違いも隠されているのではないかとつい考えてしまう。スポーツ選手に限らず、政治家にしたって苦労知らずの人が多くなった。取り巻きがすべてお膳立てしてくれ、本人は言われるままに動く。まるでリモコン操作で動くロボットである。こういう人間は一旦艱難に出会うと自分で処理出来ずに、その場から逃げ出す傾向が強い。つい最近だって一国の総理大臣が自分でどうしてよいか分からなくなり、無責任にも職を投げ出してしまった例もある。まあケースは違うが、棄権したチームにも似たような内情があったのではないか。今年棄権した駅伝常連3チームの来年度の捲土重来を期して待つとでもするか。

 さて、2008年の国際的な大きな動向が予想しにくい。国内でも総選挙が予想される以外に、政治、経済の動きが読めない。世界経済もサブ・プライム・ローンの影響や、原油価格高騰の余波を受け、日本経済は停滞したままで、株価もあまりぱっとしないのではないかと考えると憂鬱になる。因みに、今日の日経紙上の大企業社長・会長21人による経済・株価予想をみると、全般的に春先は安く、年末に高くなると予想している。日経平均株価でも、春先は、14,000~15,000円だが、夏以降は17,000~19,000円を考えている人が多い。いま持っている株式はこのまま当分持ち続けるしかないようだ。

 今日もいろいろな方から年賀状をいただいた。年々可笑しな現象を見る。同じ人から複数の年賀状をいただき、その文面や、内容が異なっていることである。書かれた方は、同じ年賀状を2通も同じ人に差し出していることに気づいていないのだろう。中には高齢になったので来年以後は年賀状の交換を遠慮したいと書かれている例もある。また、ご高齢で健康を心配していた方から、今年はとうとう年賀状をいただかなかった。あんなに筆まめな方だったのに、やはり健康が優れないのだろうと心配である。これも時の流れというのだろうか。かつては、あんなに元気だったのにお年を召されて、やはり世間から身を引くような心境になるのだろうか。いずれ自分もそうなるのだが、その時自分はどういう心境になるだろうか。加齢と老いは間違いなくやってくる。

2008年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

233.2008年1月2日(水) 箱根駅伝の「往路優勝」って何だ?

 正月の風物詩は、今や箱根駅伝になった。かつてはこれに大学ラグビーがあった。それがラグビーの人気低迷につれ、ラグビーのTV中継も少なくなった。今日はその箱根駅伝で早稲田のまさかの「往路優勝」となった。最後の山登りで、昨年優勝の順天堂大選手がブレーキを起こし棄権となったが、実力があってもその日の選手の体調次第でどうなるか分からないところに、駅伝の妙味と面白さがある。

 ところで、「往路優勝」って何だろう? 話は分からないでもないが、片道ゴールはあくまで優勝のための最終ゴールへの一里塚に過ぎない。駅伝は片道で勝っても復路で敗れ、トータルで負けたのでは何にもならない。一日天下のぬか喜びである。以前は、片道1位をそんなに評価していなかったように思う。もし、「往路優勝」なんて制度を作るなら、二日目は時差をつけずに、全校一斉にスタートさせ「復路優勝」を設定し、2日間で最も早く走った大学に「総合優勝」という本当の優勝の栄誉を授与すべきだと思う。

 それにしても、全体に世の評価が甘くなったのではないか。最終結果は良くなくても途中まで頑張れば誉めましょうという姿勢である。優勝というのは、あくまで「総合優勝」しかない。そして各校ともそれを目指している。それが往路1位になったからと言って、カップまで授与するのは行き過ぎではないか。こんな評価をしていると「総合優勝」の価値も低下してしまうことが主催者には分からないのかなあ。

 NHK・BSの新春スペシャル対談で、昨年まで日本ハムの監督をしていたヒルマン氏と千葉ロッテ・マリーンズ監督ボビー・ヴァレンタイン氏のトーク番組があったが、実に2人の個性が表れていて面白かった。2人は、日本の野球のレベルを高く評価していて、起用法は異なるが、まず日本プロ野球のレギュラー選手はほとんどメジャーでも通用すると語っていた。2人が指摘したのは、野球ビジネスが日米でまったく異なり、日本の野球機構は野球界全体が活性化し、潤うビジネスを考えず、各球団が自由勝手に営業していると主張していた。興味があったのは、昨年引退した日本ハムの新庄剛志選手を、各チームでイベントに呼んで「新庄デー」と銘打ち、新庄のパフォーマンスを採り入れたショーをファンを交えてやって、利益を各チームで分配するようなことを考えたらどうかとの提案だった。すでに、ヒルマン監督もフロントに提案したらしいが、断られたと言っていた。

 また、ヴァレンタイン監督は、来年のパ・リーグ公式戦開幕試合に、ワールドチャンピョン・レッドソックスの公式戦開幕試合を日本でぶつけるナンセンスを非難していた。日本の野球ファンの目をメジャーに向ける愚策と言っていたが、確かにその通りで、2人のずばり物申す直言はすっきりしていた。

2008年1月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

232.2008年1月1日(火) 年の肇に高校ラグビー部OB会総会

 寒いと予想された年の肇の元旦だが、幸い快晴に恵まれ、それほど寒いというほどのことはない。日本海側では、ほとんど雪が降っている。平成も20年目に入った。今から19年前の1月7日昭和天皇が崩御され、戦争で血塗られた昭和時代は幕を下ろした。そして、小渕官房長官が「平成」の墨書を掲げて、年号を「平成」に決定したとテレビで発表したことが、随分印象に残っている。偶々7日は高校ラグビー決勝戦が行われる当日だった。結局天皇に弔意を表して決勝戦は行わないことになり、大阪工大高と茗渓学園、両校ともに優勝となった。

 恒例の湘南高ラグビー部OB会(SRC)総会が母校で開催され、現役、OBが多数集合して盛会裡に行われた。昨年会長職を辞したが、一会員としてどうしても縁は切れない。総会後にグランドで現役、OBが一体となって、練習、練習試合をやって汗を流す。14日に新人戦3回戦を控えているので、怪我を心配してOBとの練習試合は行わないことになった。OBチームの中では、同期の大島泰毅君や、1年先輩の武智昭さんが黄色いパンツをはいて若い連中と一緒になってやっているのには、いつもながら感心する。普段から鍛えているせいかも知れないが、69歳と70歳のおじんプレーヤーが大学生とともにプレイするのだからすごいと思わざるを得ない。武智さんのご家族は、奥さんをはじめ、娘さん3人、婿さん1人、お孫さん5人がおじいさんの活躍ぶりを見物しようとグランドまでやって来られた。その後は、現役とOBが一緒の懇親会を行う。昨年に続いて保護者が食事の準備をしてくれる。ありがたいことである。門田会長の挨拶の中で、顔を合わせたらお互いに挨拶を交わそうと現役諸君に呼びかけた。どうも近頃の子どもは、挨拶が満足に出来ないので、年の初めに一発かましたわけである。

 さて、今年はどんな年になるだろう。国際的には、相変わらず戦争、テロが勃発して多くの犠牲者が出るに違いない。外交も力を失い、アメリカは11月の大統領選挙を意識して国内向きの政治力を示すだろうが、紛争解決のための世界戦略は打ち出せないだろう。実質的なプーチン体制継続による、ロシアの政治的及び経済的戦略による西欧圏への影響、北京五輪を意識した中国の世界戦略、北朝鮮の核問題、等々難問山積である。経済は、サブ・プライム・ローン、原油価格の高騰、等により景気は一部を除き停滞するだろう。特に、日本は、政治・経済ともに停滞、外交は対米・対アジア、対テロに理念と展望がなく、防衛は安保、沖縄問題ですべて対米従属的である。日本経済は一向に上昇の気配が見えず、円高の影響がじわじわ出てくるのではないか。これで失業者が増え、消費税値上げでは堪らない。

2008年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

231.2007年12月31日(月) TVから除夜の鐘が聞こえる。

 いろいろあった今年も今日は、大晦日、大つごもりとなった。外へ出かけることもなく、家でテレビを見ていると、今年1年間を振り返る番組が多い。年金問題を話し合った、政治家と政治記者のガチンコ勝負が面白かった。しかし、官僚から政治家になった人たちの言い草は、官僚制度を何としても擁護する発言だし、政治家の立場に立つと言い訳と逃げ口上ばかりである。まるで国民を嘗めている言動と、その態度がどうも気になって許せない。そのうえ、記者が徹底的に怠け体質とか、不充分な調査のやり方等を追求すると本気になって怒っている。いまの政治家は、自分の意見をはっきり言わず、常に逃げ道を用意しているのが透けて見える。その挙句勝ち馬に乗り、烏合の衆となって世論を都合良く構築しようとの思惑が見え見えである。官僚上がりの政治家と世襲政治家は、強い志や固い信念がほとんどなく、国民に訴えるものが何もない。単に自分たちの都合だけで、行きがかり上政治家になった人がほとんどだ。こういうのは政治家ではなく、政治屋である。こういう連中を社会の中心から少しでも排除することを考えないといけないと思う。

 NHK教育番組が、今年亡くなった人々をクローズアップした番組を流していて、中でも城山三郎、小田実の二人について、それぞれ30分以上の時間をかけて放映していた。2人とも気骨のある作家だったし、偉大な業績を残されたが、城山三郎が個人情報に関する法案の際、徹底的に戦った経緯を紹介していた。また、小田に関しては、ゲストの佐高信、吉岡忍が性格とか、市民運動との関連について話していたが、小田の29歳のころのフィルムが珍しかった。この二人もとうとう物故者となり、これから純粋な市民運動の凋落、また正論を伝える声が弱まることが心配である。

 例年通り妻とNHK紅白歌合戦を見た後、「ゆく年くる年」を見る。今年の歌手の中では、紅組の平原綾香の「Jupiter」が良かった。昔と違って舞台装置、歌手の顔ぶれ、進行のやり方等は、少々仰々しく、悪く言えばけばけばしい。出演する歌手は、みんな歌は上手でリズム感に富んでいるのだろうが、歌手の名前、歌詞、衣装等少々どうかと感じることが多くなった。年代の差だろうか。

 「ゆく年くる年」で写される白川郷に降り積もる雪景色が神秘的だった。私が訪れたのは夏だった。TVを通してではあるが、除夜の鐘が一年が過ぎ去ることを叙情的に伝えてくれる。

 今年は特別に意識したわけではなかったが、飲酒の機会が減った。家ではまったく飲まなくなったし、定期的に調べてもらっている最近の血液検査の結果は、膝の炎症に関係するCRPが標準に対してプラス1で、まだ完治には開きがあるほかに、γーGTが、基準値より高いが、コレステロール、中性脂肪、尿酸値、血液一般はまず問題ない。医師によれば、これは酒を止めた効果が出ているそうなので、これからも飲酒はセーブしていきたい。因みに今年の飲酒日は59日だったから、これをもう少し減らせば、週1回ペースになる。

 明日元旦から平成20年に入るが、これまでと大きく異なるのは、11月に個人事業主の届けを玉川税務署に提出したので、毎日きちんと金銭出納帳に収入、経費を遺漏ないように記帳することである。ではいろいろあったが、平成19年よ、さようなら。

2007年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

230.2007年12月30日(日) 今年1年を振り返って

 とうとう今年もあと2日となった。ありきたりだが、あっという間の1年だった。来年はいよいよ「古希」を迎えることになる。幼いころや、若いときにはとても老いた自画像なんて想像もしなかったが、現実にそれに近い年齢になってみると、何だか寂しいような気がする。振り返ってこれまで自分がやってきたことについて、特別悔いが残ることはないが、これから先新たに、大きな目標を持ち先頭に立って動ける可能性がないことが残念で寂しい。ちまちまとのんびり生きていくことは、まず大丈夫だが、やはりこれまでガツガツとやってきただけに、大勢の先頭に立ち、身体を使って動く機会がないことは、人生において画竜点晴を欠くような気持ちに捉われないこともない。人生というのは、自分が主体的に動かなければ成長もしないし、やりがいも生きがいもない。

 人並みに今年を振り返ってみると、健康面でドック検査を2度も受け、内臓疾患のないことが確認出来た。また、通院しながらも両膝の炎症が若干回復しつつあるが、まだ完治に至っていない。後は風邪をひいたことと、ひょうそうをやってしまったことぐらいか。血圧もやや高くなってきたので、内科で血圧降下剤をもらい、毎日数値を測定し経過観察している。幸い、一時は上が160ぐらいあったものが、最近では120前後にまで下がってきた。充実した生活を送るためにも、年齢的には来年も健康管理が最大の目標である。

 執筆関係では、ある程度自由に書くことが出来たが、肝心要の次回作品「停年オヤジの海外武者修行」を上梓出来なかったことが情けない。今年の年賀状では年内に上梓すると宣言しておきながら実現出来なかった。大体大筋は書き上げたのだが、構成上どうも気になって文章の入れ替えをやったり、書き換えたり気持ちが定まらないまま遅れている。日本旅行業協会会長・新町光示先輩(㈱ジャルパック会長)に推薦文をお願いしたのは、昨年のことである。お詫び状は差し上げてご了解はいただいたが、期待していただいている新町さんには申し訳ないと思っている。

 特記事項は、①元旦早々高校ラグビー部OB会長を辞したことだ。7年間会長職を務めたが、やはり心身ともに解放された感じである。これからはOBのひとりとして側面的に協力していきたい。②4年ぶりに海外へ出かけたことである。それも念願としていたチベットへ行き、ポタラ宮殿を見学したことと、青海チベット鉄道に乗車して海抜5千mを越えたことである。③自分の墓石を近藤家の墓地内へ建てたことも大きい。

 長い間気がかりだった、湘南高ラグビー部の1年先輩である、清水丈夫さんが元気でどこかにおられるということが分かったことは嬉しかった。前進社へ連絡すれば、メッセージは届けてくれるようだ。清水丈夫選集を1冊入手しただけでも清水さんの息吹を感じられるようで安心出来る。失礼ではあるが、一時はもう亡くなられているのではないかと心配していただけに、直接コンタクト出来なくてもどこかに元気でおられるということだけでも、ほっとしている。清水さんは学生時代に六〇年安保闘争へ導いてくれた人でもある。

 来年の目標としては、①健康管理にもう少し気を配って、血圧を安定させ、風邪をひかないよう注意する。②前記拙著を上梓する。③気の利いた自信作エッセイを書きたい。④この「ご意見番の意見」を軽装丁の自費出版物として記録に残したい。⑤海外へ1~2回は出かけたい。等々挙げることが出来るが、どの程度実現出来るだろうか。健康状態は今年よりは良くなると思うので、何とか大(中)願成就してみたい。

 ところで、現在「世界遺産」としてユネスコから承認されているのは、851箇所である。そのうち、134箇所を訪れたつもりで、チベットのポタラ宮殿と大昭寺を加えて136箇所と計算したら、ポタラ宮殿も、大昭寺もラサ市内の施設ということで一括承認されている。ということは、1箇所追加するだけだ。京都市内の寺院が一括して京都歴史地区として指定されているのと同じである。そこで、改めて私自身が訪れた世界遺産を正確にチェックしてみた。新たに登録された場所も付け加えたりして増減を調整したところ、その数は138箇所だった。昨日訪中している福田首相が、世界遺産である孔子の故郷・曲阜を訪れたそうだが、もう20年以上も前に列車で北京から上海へ向かう途中で曲阜を通過した時に孔子に思いを馳せたことがある。その福田首相が今日中国から帰国した。人気が低迷して自民党としても悩んでいたようだが、薬害肝炎一律救済を議員立法化で解決しようとの意気込みと、中国内における首相への好評価によって点数を稼ぎたいようだ。就任以来、3ヶ月余で福田色も充分な結果も出せず、真の評価は来年が正念場だろう。

2007年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com