234.2008年1月3日(木) 箱根駅伝で3大学も途中棄権

 さいたま市に住む長男が、嫁と3人の孫が年末から里帰りしている嫁の実家へ迎えに行くと言って昨晩泊って、今朝車で奈良へ向かった。

 昨日から2日間、楽しみにしていた関東大学対抗箱根駅伝をたっぷり楽しんだ。この駅伝には教えられることも多いが、今どきのスポーツ選手の考え方や実態を知って、切歯扼腕することもある。レースは予想通り駒沢大が逆転して「総合優勝」を飾った。「往路優勝」の早稲田、「復路優勝」の駒沢大、そして本当の実力証明の「総合優勝」は、駒沢大という順当な結果に収まった。意外だったのは、昨日往路最終区間で棄権した昨年の優勝チーム・順天堂大、今日途中で棄権した大東文化大、そして最終区間のゴール手前で棄権してしまった優勝候補・東海大と、3つものチームが中途でレースを棄権したことだった。こんなことは今までなかったのではないか。精神論を説くつもりはないが、練習環境、待遇、コーチング、情報等すべての面で恵まれ、たとえ練習量が豊富で、充分体調管理に留意していても、当日になってコンディションが狂うということはあり得ることである。しかし、これだけ揃いも揃って強豪校が討ち死にするとなると、その裏には現代っ子の精神面の弱さとか、根性の欠如のような表に出ない弱さのほかに、指導法の間違いも隠されているのではないかとつい考えてしまう。スポーツ選手に限らず、政治家にしたって苦労知らずの人が多くなった。取り巻きがすべてお膳立てしてくれ、本人は言われるままに動く。まるでリモコン操作で動くロボットである。こういう人間は一旦艱難に出会うと自分で処理出来ずに、その場から逃げ出す傾向が強い。つい最近だって一国の総理大臣が自分でどうしてよいか分からなくなり、無責任にも職を投げ出してしまった例もある。まあケースは違うが、棄権したチームにも似たような内情があったのではないか。今年棄権した駅伝常連3チームの来年度の捲土重来を期して待つとでもするか。

 さて、2008年の国際的な大きな動向が予想しにくい。国内でも総選挙が予想される以外に、政治、経済の動きが読めない。世界経済もサブ・プライム・ローンの影響や、原油価格高騰の余波を受け、日本経済は停滞したままで、株価もあまりぱっとしないのではないかと考えると憂鬱になる。因みに、今日の日経紙上の大企業社長・会長21人による経済・株価予想をみると、全般的に春先は安く、年末に高くなると予想している。日経平均株価でも、春先は、14,000~15,000円だが、夏以降は17,000~19,000円を考えている人が多い。いま持っている株式はこのまま当分持ち続けるしかないようだ。

 今日もいろいろな方から年賀状をいただいた。年々可笑しな現象を見る。同じ人から複数の年賀状をいただき、その文面や、内容が異なっていることである。書かれた方は、同じ年賀状を2通も同じ人に差し出していることに気づいていないのだろう。中には高齢になったので来年以後は年賀状の交換を遠慮したいと書かれている例もある。また、ご高齢で健康を心配していた方から、今年はとうとう年賀状をいただかなかった。あんなに筆まめな方だったのに、やはり健康が優れないのだろうと心配である。これも時の流れというのだろうか。かつては、あんなに元気だったのにお年を召されて、やはり世間から身を引くような心境になるのだろうか。いずれ自分もそうなるのだが、その時自分はどういう心境になるだろうか。加齢と老いは間違いなくやってくる。

2008年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com